JPS6220502Y2 - - Google Patents

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JPS6220502Y2
JPS6220502Y2 JP5753082U JP5753082U JPS6220502Y2 JP S6220502 Y2 JPS6220502 Y2 JP S6220502Y2 JP 5753082 U JP5753082 U JP 5753082U JP 5753082 U JP5753082 U JP 5753082U JP S6220502 Y2 JPS6220502 Y2 JP S6220502Y2
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JP
Japan
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water passage
drain material
plastic sheet
independent
sheets
Prior art date
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JP5753082U
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English (en)
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JPS58160931U (ja
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Publication of JPS6220502Y2 publication Critical patent/JPS6220502Y2/ja
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、暗渠排水、法面排水、圃場排水、擁
壁裏込更には水平ドレン、垂直ドレンなどの土木
工事に使用されるドレン材に関する。
従来、暗渠排水などに使用されるドレンパイプ
には多数の孔を壁面に有する土管やプラスチツク
パイプ等の有孔パイプが使用されてきた。しかし
ながら、これらの有孔パイプは目詰りし易く比較
的早期に性能が低下してしまうという欠点があつ
た。
本考案者は昭和57年2月10日出願の実願昭57−
17880号により、比較的目詰りがしにくく、しか
も施工性のよい暗渠排水工等に使用されるドレン
材を提案した。その考案は表裏に窪ませ両面に多
数の独立突起を形成してなるプラスチツクシート
の細長い片をフイルターにて包んでなるドレン材
である。こゝで、プラスチツクシートの両面に形
成された多数の独立突起はそのシートに嵩高性を
付与し、この嵩高シートはフイルターに包まれて
ドレン材の通水部を形成する。こゝで通水部の単
位長当りの体積はこのドレン材の理論排水量に比
例する。しかしながら、プラスチツクシートに付
与される嵩高さ、即ち嵩高シートの厚みにはその
成形面から己ずと限度があり、これに応じて理論
排水量値にも限界が生ずる。そこで、通水部に厚
みを与えて排水量を増やすには、前記の嵩高シー
トを2枚あるいは3枚と複数枚重ね合わせて通水
部となしたものをフイルターに包むことによつて
達成されることが容易に思いつかれた。しかしな
がら、実際には、同じ形状、同じピツチで形成さ
れた多数の独立突起を有するプラスチツクシート
は、これを複数枚重ね合わせても互いに突部と窪
部とが嵌合しあつて期待した厚みが得られないこ
とが判明した。
第1図は、上記のことを説明するための通水部
の断面の略図で、同一ピツチaで形成された独立
突起3を有する同一厚みの嵩高シート1,1を2
枚重ね合わせた場合であり、夫々の突部と窪部が
嵌合しあつて全体の厚みは2bより遥かに小さく
なる。第2図は相互に違なるピツチa,a′で形成
された独立突起3を有する同一厚みbの嵩高シー
ト1,1を2枚重ね合わせた場合であり、この場
合には夫々の突部と窪部は嵌合しあうことはない
ので全体の厚みは2bとなる。
なお、上記のピツチとは、1つの独立突起3の
中心点から隣りの独立突起3の中心点までの距離
をいう。
本願考案は、前記の問題を解決したものであ
り、複数枚の孔穿き嵩高シートを重ね合わせて通
水部の体積を予期通りに増し、よつて理論排水量
を増加させたドレン材である。すなわち、本考案
によつて、表裏に窪ませて両面に多数の独立突起
を形成して成るプラスチツクシートの芯材を、複
数枚重ね合わせて通水部となし、この通水部の周
囲をまたは紙等のフイルターで包んで構成し、し
かも前記の独立突起間のピツチが重ね合わされた
複数枚の細長い芯材相互間で違なり、このことに
よつて嵩高さを保持したドレン材が提供される。
以下図面によつて本考案の内容を詳細に説明す
る。
第3図は本考案のドレン材の一例の一部を示す
立体図であり、表裏交互に窪ませて両面に多数の
独立突起3を形成してなる多数の貫通孔4を有す
るプラスチツクシート1,1の細長い芯材を2枚
重ね合わせて通水部となし、この通水部の周囲を
フイルター2で包んで構成されている。こゝで上
部のプラスチツクシート1に形成された独立突起
3,3間のピツチは下部のプラスチツクシート1
に形成された独立突起間のピツチよりは小さい。
このことによつて2枚のプラスチツクシート1,
1の芯材は互いに嵌合し合うことはない。従つ
て、通水部の全厚みは、2枚のプラスチツクシー
ト1,1のそれぞれの厚みを合計したものにあ
る。
独立突起3はプラスチツクシート1の一方の側
に窪むことによつて他の側には逆に突起し、この
ことによつてプラスチツクシート1の厚み方向に
嵩高性が与えられる。この窪みと突起の交互の繰
り返しはほぼ規則的であることが好ましい。多数
の独立突起3の高さは均一であり、高さと底部の
最大寸法径との比が2対1よりも小であるのがよ
い。更に、独立突起3の頂部が平担であることが
好ましい。これらのことは独立突起3にその厚み
方向の圧縮力に対して耐性を与える。
上記のように形成したプラスチツクシート1の
厚みは薄い場合で3mm位、厚い場合で50mm位であ
るが例えば3cmの場合、これを2枚重ね合わせる
と、全厚み6cmの通水部が形成される。勿論、3
枚、4枚と重ね合わせることは可能であり、相互
に嵌合しないようなピツチで形成された独立突起
を有するシートの組合せによつてそれぞれの厚み
を足し算した厚みの通水部が得られる。
貫通孔4は、プラスチツクシート1の全面にあ
つてプラスチツクシート1に上下左右及び前後の
全方向に通水性を与える。
上記のように形成してなるプラスチツクシート
1の芯材はドレン材において通水部となる。フイ
ルター2を通つて通水部に侵入した水は独立突起
3の間及び貫通孔4をぬつて流れる。
フイルター2等は、通水部を包み土中から水が
上記の通水部に移行するときに土や砂を持ち込ま
せない役割をする。フイルター2を構成する材料
としては、織布、編布もしくは不織布または折紙
した紙が使用されるが、長期間土中で崩壊しない
素材でつくられたものが良く、例えば、ナイロ
ン、ポリエステル、ポリプロピレンあるいはポリ
塩化ビニリデンなどの合成繊維が好ましい。フイ
ルター2等の重合部分2′は、縫い合わせるか接
着剤で接着してもよいが、素材によつてはヒート
シールするのがよい。
フイルター2等はプラスチツクシート1に対し
て接着剤でもしくはヒートシールで独立突起の頂
上部で接着してもよい。
また、プラスチツクシート1の素材としては、
硬質で熱成形可能なプラスチツクであれば何でも
よいが、例えば、硬質ポリ塩化ビニル、ポリスチ
レン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニリデン、ナイロン、ポリエステルなどが使用
される。具体的には、これらの素材のプラスチツ
ク孔穿きシート、プラスチツクネツト、剛性のあ
る不織布などが使用される。
本考案のドレン材の使用の一例を暗渠排水の場
合について説明する。第4図において、水位など
を考慮して適当な深さに床掘りし、本考案のドレ
ン材を砕石5で埋設する。このとき、ドレン材は
図のように断面が縦長になるように配置してもよ
いし、場合によつては横長になるように配置して
もよい。この上に更に砂層6を設けてフイルター
層を形成し、次に土7を埋戻す。なお、本考案の
ドレン材は従来の有孔土管や有孔プラスチツクパ
イプに比べ目詰りがしにくいので砕石5を省略す
ることもできる。
本考案のドレン材は上記のように通水部が多数
の独立突起によつて嵩高性があるので十分量の通
水性と適度の剛性および可撓性を有する。また、
独立突起間のピツチの異なる複数枚のプラスチツ
クシートを重ね合わせることによつて通水部の体
積を増やし理論排水量を増やすことができる。
通水部の周囲は布、紙等のフイルターで包んで
あるので通水部に土砂が搬入されることはなく、
ドレン材の全面から水を侵入させることができ
る。従つて、比較的目詰りがしにくく、排水量が
十分に確保され、しかも施工が簡素化される経済
的なドレン材が提供される。
本考案のドレンボードは上記のような特長を有
するので、比較的通水部の単位長体積の大きいも
の、すなわち部厚いものは暗渠排水工、法面排水
工、圃場排水工などに使用され、比較的単位長体
積の小さいもの、即ち薄いものは、擁壁裏込工、
水平ドレン工、垂直ドレン工などに使用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案でないドレン材の、また第2図
は本考案のドレン材の通水部の断面を示す略図、
第3図は本考案のドレン材の一例の一部を示す立
体図、第4図は本考案のドレン材を暗渠排水に施
工した状態を示す断面図である。 1……プラスチツクシート、2……フイルタ
ー、3……独立突起、4……貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表裏に窪ませて両面に多数の独立突起を形成
    してなるプラスチツクシートの細長い芯材を、
    独立突起間のピツチが相互に違なる複数枚重ね
    合わせて通水部となし、この通水部を布または
    紙等からなるフイルターにて包んで構成したド
    レン材。 (2) プラスチツクシートに多数の貫通孔が形成し
    てある実用新案登録請求の範囲第1項記載のド
    レン材。 (3) 独立突起の頂部が平担である実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項に記載のドレン
    材。
JP5753082U 1982-04-20 1982-04-20 ドレン材 Granted JPS58160931U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5753082U JPS58160931U (ja) 1982-04-20 1982-04-20 ドレン材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5753082U JPS58160931U (ja) 1982-04-20 1982-04-20 ドレン材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58160931U JPS58160931U (ja) 1983-10-26
JPS6220502Y2 true JPS6220502Y2 (ja) 1987-05-25

Family

ID=30067974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5753082U Granted JPS58160931U (ja) 1982-04-20 1982-04-20 ドレン材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1819880B1 (en) * 2004-11-26 2008-03-26 Colbond B.V. Structured plates comprising waste polymers and a process for producing such plates

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Publication number Publication date
JPS58160931U (ja) 1983-10-26

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