JP2578632B2 - 土木用平面排水材 - Google Patents

土木用平面排水材

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JP2578632B2 JP3368388A JP3368388A JP2578632B2 JP 2578632 B2 JP2578632 B2 JP 2578632B2 JP 3368388 A JP3368388 A JP 3368388A JP 3368388 A JP3368388 A JP 3368388A JP 2578632 B2 JP2578632 B2 JP 2578632B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、軟弱地盤の地盤改良等に使用される土木用
平面排水材に関し、更に詳細には高い排水能力を有する
とともに、打設時に加わる力や埋設後地盤の土圧や地盤
の変動等により生ずる圧力に対する抵抗力が高く、更に
打設時に不織布を芯材から剥れにくくした土木用平面排
水材に関する。
(従来の技術) 従来、土木用平面排水材としては、実公昭62−20499
号公報に記載されたものが提案されている。
この土木用平面排水材(51)は、第9図に示すよう
に、表裏を窪ませて両面に多数の独立突起(55)を形成
してなるプラスチックシートよりなる芯材(42)を不織
布(53)にて包んでなるものである。この土木用平面排
水材(51)にあっては、表裏に窪ませた多数の独立突起
(55)と不織布(53)とにより、縦、横、斜め方向に水
が通過する通水路が形成されて高い排水能力を発揮でき
るようになっている。しかし、このものはプラスチック
シートを貫通して厚み方向に水が通過することができな
い。このためプラスチックシートを貫通して厚み方向に
も水が貫通できるものとして同公報には、多数の貫通孔
(図示しない)を形成したプラスチックシートを表裏に
窪ませて両面に多数の独立突起(55)を形成してなる芯
材(42)を不織布(53)にて包んでなるものが記載され
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この土木用平面排水材にあって、芯材
の貫通孔が切欠されて形成されているため、その分打設
時に加わる力や埋設後地盤の土圧や地盤の変動等により
生ずる圧力に対する抵抗力が低下していた。又、芯材の
独立突起頂部の不織布を張り付ける部分にも貫通孔が形
成されているため、不織布の接着される接着面積が小さ
くなり、打設時等に不織布が芯材から剥れ易くなってい
た。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、
高い排水能力を有するとともに、打設時に加わる力や埋
設後地盤の土圧や地盤の変動等により生ずる圧力に対す
る抵抗力が高く、更に打設時等に不織布を芯材から剥れ
にくくした土木用平面排水材を提供しようとするもので
ある。
(課題を解決するための手段) すなわち、この出願の請求項1に記載の発明は、プラ
スチックシート材の少なくとも一面に透水性シートを貼
り合わせてなる土木用平面排水材において、 前記プラスチックシート材の幅方向に所定の間隔をお
いて破線状のスリット線を設けると共に、前記幅方向に
対向するスリットで挟まれた部分を表方向または裏方向
に押し出すことで凸部及び凹部が形成され、かつ前記幅
方向に対向するスリットで挟まれた部分が表方向または
裏方向に押し出されて開口が形成されていることを特徴
とする土木用平面排水材である。
この出願の請求項2に記載の発明は、プラスチックシ
ート材の少なくとも一面に透水性シートを貼り合わせて
なる土木用平面排水材において、 前記プラスチックシート材の幅方向に所定の間隔をお
いて破線状のスリット線を設けると共に、前記幅方向に
対向するスリットで挟まれた部分を一つおきに表方向に
押し出すことで凸部及び平坦部が形成され、かつ前記幅
方向に対向するスリットで挟まれた部分が一つおきに表
方向に押し出されて開口が形成されていることを特徴と
する土木用平面排水材である。
この出願の請求項3に記載の発明は、プラスチックシ
ート材の少なくとも一面に透水性シートを貼り合わせて
なる土木用平面排水材において、 前記プラスチックシート材の幅方向に所定の間隔をお
いて破線状のスリット線を設けると共に、前記幅方向に
対向するスリットで挟まれた部分を表方向または裏方向
に押し出すことで形成した凸部及び凹部と、前記幅方向
に対向するスリットで挟まれた部分が表方向または裏方
向に押し出されて形成された開口とから通水帯を構成す
ると共に、 前記プラスチックシート材のスリットが設けられてい
ない部分により補強帯を構成したことを特徴とする土木
用平面排水材である。
この出願の請求項4に記載の発明は、プラスチックシ
ート材の少なくとも一面に透水性シートを貼り合わせて
なる土木用平面排水材において、 前記プラスチックシート材の幅方向に所定の間隔をお
いて破線状のスリット線を設けると共に、前記幅方向に
対向するスリットで挟まれた部分を一つおきに表方向に
押し出すことで形成した凸部及び平坦部と、前記幅方向
に対向するスリットで挟まれた部分が一つおきに表方向
に押し出されて形成されている開口とから通水帯を構成
すると共に、 前記プラスチックシート材のスリットが設けられてい
ない部分により補強帯を構成したことを特徴とする土木
用平面排水材である。
この出願の請求項5に記載の発明は、請求項3または
4記載の補強帯をプラスチックシート材の幅方向両端に
設けたことを特徴とする土木用平面排水材である。
(発明の作用) 従って、この出願の請求項1に記載の発明の土木用平
面排水材にあっては、プラスチックシート材に透水シー
トを貼り合わせたとき、プラスチックシート材の幅方向
に所定の間隔をおいて破線状のスリット線を設けると共
に、前記幅方向に対向するスリットで挟まれた部分を表
方向または裏方向に押し出すことで凸部及び凹部が形成
され、かつ前記幅方向に対向するスリットで挟まれた部
分が表方向または裏方向に押し出されて開口が形成され
ているプラスチックシート材の内部及び同プラスチック
シート材と透水シートの間に排水構造が形成されて、軟
弱地盤中の過剰間隙水が地上に排出されるようになって
いる。
また、この出願の請求項2に記載の発明の土木用平面
排水材にあっては、プラスチックシート材に透水シート
を貼り合わせたとき、プラスチックシート材の幅方向に
所定の間隔をおいて破線状のスリット線を設けると共
に、前記幅方向に対向するスリットで挟まれた部分を一
つおきに表方向に押し出すことで凸部及び平坦部が形成
され、かつ前記幅方向に対向するスリットで挟まれた部
分が一つおきに表方向に押し出されて開口が形成されて
いるプラスチックシート材の内部及び同プラスチックシ
ート材と透水シートの間に排水構造が形成されて、軟弱
地盤中の過剰間隙水が地上に排出されるようになってい
る。
また、この出願の請求項3に記載の発明の土木用平面
排水材にあっては、請求項1に記載の発明の土木用平面
排水材と同様の排水構造が形成されて、軟弱地盤中の過
剰間隙水が地上に排出されるようになっているととも
に、打設時或いは埋設時において該土木用平面排水材に
圧力が加わったとき、プラスチックシート材のスリット
が設けられていない部分に設けた補強帯が、プラスチッ
クシート材のスリットを設けた通水帯の部分を補強し
て、該土木用平面排水材の圧力による変形を防止するよ
うになっている。
また、この出願の請求項4に記載の発明の土木用平面
排水材にあっては、請求項2に記載の発明の土木用平面
排水材と同様の排水構造が形成されて、軟弱地盤中の過
剰間隙水が地上に排出されるようになっているととも
に、打設時或いは埋設時において該土木用平面排水材に
圧力が加わったとき、プラスチックシート材のスリット
が設けられていない部分に設けた補強帯が、プラスチッ
クシート材のスリットを設けた通水帯の部分を補強し
て、該土木用平面排水材の圧力による変形を防止するよ
うになっている。
また、この出願の請求項5に記載の発明の土木用平面
排水材にあっては、請求項3または4記載の土木用平面
排水材のプラスチックシート材における通水帯を、プラ
スチックシート材の幅方向両端に設けた補強帯が補強し
て、該土木用平面排水材の圧力による変形を防止するよ
うになっている。
(実施例) 以下本発明の土木用平面排水材を図面に示した一実施
例に従って詳細に説明する。
第1図はこの出願の請求項1に記載の発明の土木用平
面排水材を示す正面図、第2図は第1図のAB線より切断
した拡大断面図、第3図は第1図のCD線より切断した拡
大断面図、第4図はこの出願の請求項1に記載の発明の
土木用平面排水材を示す拡大斜視図である。
第1図、第2図、第3図及び、第4図に示すように、
この出願の請求項1に記載の発明の土木用平面排水材
(11)は、プラスチックシート材(12)の少なくとも一
面に透水シート(13)を貼り合わせてなるものである。
プラスチックシート材(12)は、第1図、第2図、第
3図及び、第4図に示すように、例えば、高密度ポリエ
チレン、硬質ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポリエステル
等の耐水性に優れた硬質で熱成型可能なプラスチックシ
ートを素材とする通水帯である。
このプラスチックシート材12は、第1図示すように、
前記プラスチックシート材12の幅方向に所定の間隔に破
線状にスリット線を設けると共に、前記幅方向に対向す
るスリット14により挟まれた部分を表方向または裏方向
に押し出すことにより凸部12a及び凹部12bが形成された
ものである。
例えば第1図及び第4図に示すものは、プラスチック
シート材12の幅方向に所定の間隔に破線状にスリット線
を設けると共に、前記幅方向に対向するスリット14によ
り挟まれた部分を表方向に波形、三角形、台形、半円形
などの形状に押し出して凸部12aを形成し、同じく幅方
向に対向するスリット14により挟まれた部分であって、
前記凸部12aの上下左右に隣接する部分を裏方向に波
形、三角形、台形、半円形などの形状に押し出して凹部
12bを形成するといった具合に凸部12a及び凹部12bを形
成することにより、当該プラスチックシート材12に互い
に隣り合わせ状態に凸部12a及び凹部12bを配列したもの
である。
同時に幅方向に対向するスリット14により挟まれた部
分を表方向または裏方向に押し出すことにより開口15が
形成されているのである。このため、凸部12a及び凹部1
2bと開口15とによって当該プラスチックシート材12に排
水構造が形成され、このプラスチックシート材12内を軟
弱地盤中の過剰間隙水が通過するようになっている。
又、プラスチックシートの一部を切欠して開口を形成す
る従来例のものに比べて、極めて高い強度を得ることが
できる。又、プラスチックシート材(12)は、プラスチ
ックシート上に複数のスリット(14)を形成したため撓
み易くなっている。なお、スリット(14)の大きさや数
は該土木用平面排水材(11)が打設される軟弱地盤や埋
設期間等を考慮して決定する。つまり、スリット(14)
を長く大きなものとした場合、これにより形成される凸
部12a及び凹部12bや開口(15)も大きくなり空隙率が高
くなり、通水性は一層向上するものの、プラスチックシ
ート材(12)はかさばり厚くなり強度が低下することに
なる。一方、スリット(14)を短く小さくした場合、こ
れにより形成される凸部12a及び凹部12bや開口(15)は
小さくなり、プラスチックシート材(12)はかさばらず
薄くなり強度が向上することになるものの、空隙率が低
くなり通水性が低下するのである。
なお、プラスチックシート材12は、該プラスチックシ
ート材の幅方向に所定の間隔をおいて破線状のスリット
線を設けると共に、前記幅方向に対向するスリットで挟
まれた部分を一つおきに表方向に押し出すことで凸部及
び平坦部が形成され、かつ前記幅方向に対向するスリッ
トで挟まれた部分が一つおきに表方向に押し出されて開
口が形成されているものであってもよく、この場合、凸
部と凹部を有するものに比して、得られる土木用平面排
水材の排水構造の容積は減少するが、より薄い排水材が
作成できる。
また、プラスチックシート材(12)の材料となるプラ
スチックシートの厚さは0.3〜2.0mmであることが望まし
く、これより薄いと土木用平面排水材に必要な耐圧性が
得られず、これより厚いと排水構造の容積が減少すると
ともに排水材の厚みが増大しやすく、コスト的にも高い
ものとなってしまう。
以上述べたプラスチックシート材(12)の少なくとも
一面に透水シート(13)が貼り合わされている。
透水シート(13)は、第1図、第2図、第3図及び、
第4図に示すように、通水性を有するとともに長時間地
盤中に置かれても崩壊したり変形したりすることがない
シート材である。透水シート(13)としては、例えば、
ナイロン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリプロピレン
或いはポリ塩化ビニリデン等を素材とする熱接着性繊維
を使用した不織布が好ましい。この透水シート(13)を
前記プラスチックシート材(12)の凸部(12a)及び凹
部(12b)に加熱溶着して透水シート(13)とプラスチ
ックシート材(12)とを貼り合わせるのである。本実施
例においては、ポリプロピレンとポリエチレンとから構
成される太さが3d、繊維長が51mmの複合繊維からなるウ
ェブをニードリングにて得られた目付90g/m2、厚さ1.8m
mのフェルト状不織布を使用し、このフェルト状不織布
をプラスチックシート材(12)に添わせながら、ステン
レスロール間に150℃の温度で通過させ、プラスチック
シート材(12)の凸部(12a)及び凹部(12b)と透水シ
ート(13)とを共に軟化させて接着させ、同時に不織布
の両表面部の繊維も軟化させてその繊維間を接着により
緻密化させた。このため、プラスチックシート材(12)
の凸部(12a)及び凹部(12b)と透水シート(13)とを
連続的にスピーディーに貼り合わせることができ、同時
に不織布の緻密化を図ることができる。
なお、土木用平面排水材(11)の一面に透水シート
(13)を貼り合わせた場合、他面には透水シートまたは
ポリエチレンやポリプロピレン等のプラスチックシート
を貼り合わせる。
次に、この出願の請求項5に記載の発明の土木用平面
排水材を図面に従って詳細に説明する。
第5図はこの出願の請求項5に記載の発明の土木用平
面排水材を示す正面図、第6図は第5図のEF線より切断
した拡大断面図、第7図は第5図のGH線より切断した拡
大断面図、第8図はこの出願の請求項5に記載の発明の
土木用平面排水材を示す拡大斜視図である。
第5図、第6図、第7図及び、第8図に示すように、
この出願の請求項5に記載の発明の土木用平面排水材
(21)は、プラスチックシート材(22)に補強帯(28)
を設けた点以外は前述したこの出願の請求項1に記載の
発明の土木用平面排水材(21)と同じ構造を有してい
る。
プラスチックシート材(22)は、プラスチックシート
の一部に設けた凸部(22a)及び凹部(22b)とこれら凸
部22a及び凹部22bと開口25とからなり軟弱地盤中の過剰
間隙水が通過する通水帯(29)と、同じくプラスチック
シートの一部に設けた補強帯(28)とから構成されてい
る。
補強帯(28)はプラスチックシートの平板部であり、
複数のスリット(24)を形成して撓み易くなった通水帯
(29)を補強するようになっている。補強帯(28)は土
木用平面排水材(21)の長さ方向、つまり、該土木用平
面排水材(21)が打設される方向に沿って設けることが
好ましく、この場合、打設時に加わる力を縦方向に支持
することができる。そして、第6図に示すように、プラ
スチックシート材(22)に前記透水シート(23)を貼り
合わせる際、透水シート(23)がプラスチックシート材
(22)の両端の補強帯(28)全体で貼り合わされてプラ
スチックシート材(22)全体が透水シート(23)により
被覆されるようになる。このため、該土木用平面排水材
(21)を地盤中に打設するとき、透水シート(23)が剥
離することがなく該土木用平面排水材(21)の機械的強
度を一層高めることができる。なお、本実施例において
補強帯28はプラスチックシート材22の幅方向両端に設け
たが、これに限らずプラスチックシート材22の両端及び
中央等、複数箇所に設けても良く、場合によっては排水
材の幅方向に設けても良い。
なお、本実施例では、いずれも土木用平面排水材を軟
弱地盤中に垂直方向に打設する例を示したが、これに限
らず水平方向に埋設しても良い。
(発明の効果) 以上詳述した如く、この出願の請求項1に記載の発明
の土木用平面排水材にあっては、プラスチックシート材
の凸部及び凹部と開口とによって排水構造が構成されて
いるため、プラスチックシート材全体で軟弱地盤中の過
剰間隙水を通水することができ、極めて高い効率で過剰
間隙水を地上へと排出することができる。
又、この出願の請求項1に記載の発明の土木用平面排
水材にあっては、打設時に加わる力や埋設後地盤の土圧
や地盤の変動等により生ずる圧力に対する抵抗力が高
い。更に従来の土木用平面排水材に比べて、芯材と不織
布との接着面積が多く取ってあるため、打設時等に不織
布が芯材から剥れにくくなっている。
又、プラスチックシート材には多数のスリットが設け
られていて撓み易いため、丸めて保管したり運搬したり
することができる。又、この出願の請求項2に記載の土
木用平面排水材にあっては、凸部及び平坦部と開口とに
よって排水構造が構成されているため、凸部及び凹部と
開口とによって排水構造が構成されている請求項1に記
載の排水材に比して、排水構造の容積は小さくなるけれ
ども、より薄い排水材となる。
又、この出願の請求項3、4、5に記載の発明の土木
用平面排水材にあっては、プラスチックシート材の凸部
及び凹部と開口を有する通水帯、または凸部及び平坦部
と開口を有する通水帯によって排水構造が形成されてい
るため、プラスチックシート材の通水帯全体で軟弱地盤
中の過剰間隙水を通水することができ、極めて高い効率
で過剰間隙水を地上へと排出することができる。
又、この出願の請求項3、4、5に記載の発明の土木
用平面排水材にあっては、打設時に加わる力や埋設後地
盤の土圧や地盤の変動等により生ずる圧力に対する抵抗
力が高い。更に従来の土木用平面排水材に比べて、芯材
と不織布との接着面積が多く取ってあるため、打設時等
に不織布が芯材から剥れにくくなっている。
又、この出願の請求項3、4、5に記載の発明の土木
用平面排水材にあっては、プラスチックシートのスリッ
トを設けていない部分に設けた補強帯がプラスチックシ
ート材を補強するようになっているため、該土木用平面
排水材の打設時或いは埋設時において加わる圧力によっ
て該土木用平面排水材が変形するのを防止することがで
きる。
又、この出願の請求項3、4、5に記載の発明の土木
用平面排水材にあっては、プラスチックシート材には多
数のスリットが設けられていて撓み易いため、丸めて保
管したり保護したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの出願の請求項1に記載の発明の土木用平面
排水材を示す正面図、第2図は第1図のAB線より切断し
た拡大断面図、第3図は第1図のCD線より切断した拡大
断面図、第4図はこの出願の請求項1に記載の発明の土
木用平面排水材を示す拡大斜視図、第5図はこの出願の
請求項5に記載の発明の土木用平面排水材を示す正面
図、第6図は第5図のEF線より切断した拡大断面図、第
7図は第5図のGH線より切断した拡大断面図、第8図は
この出願の請求項5に記載の発明の土木用平面排水材を
示す拡大斜視図、第9図は従来の土木用平面排水材を示
す斜視図である。 符号の説明 12、22……プラスチックシート材、 13、23……透水シート、15、25……開口、 28……補強帯、29……通水帯。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックシート材の少なくとも一面に
    透水性シートを貼り合わせてなる土木用平面排水材にお
    いて、 前記プラスチックシート材の幅方向に所定の間隔をおい
    て破線状のスリット線を設けると共に、前記幅方向に対
    向するスリットで挟まれた部分を表方向または裏方向に
    押し出すことで凸部及び凹部が形成され、かつ前記幅方
    向に対向するスリットで挟まれた部分が表方向または裏
    方向に押し出されて開口が形成されていることを特徴と
    する土木用平面排水材。
  2. 【請求項2】プラスチックシート材の少なくとも一面に
    透水性シートを貼り合わせてなる土木用平面排水材にお
    いて、 前記プラスチックシート材の幅方向に所定の間隔をおい
    て破線状のスリット線を設けると共に、前記幅方向に対
    向するスリットで挟まれた部分を一つおきに表方向に押
    し出すことで凸部及び平坦部が形成され、かつ前記幅方
    向に対向するスリットで挟まれた部分が一つおきに表方
    向に押し出されて開口が形成されていることを特徴とす
    る土木用平面排水材。
  3. 【請求項3】プラスチックシート材の少なくとも一面に
    透水性シートを貼り合わせてなる土木用平面排水材にお
    いて、 前記プラスチックシート材の幅方向に所定の間隔をおい
    て破線状のスリット線を設けると共に、前記幅方向に対
    向するスリットで挟まれた部分を表方向または裏方向に
    押し出すことで形成した凸部及び凹部と、前記幅方向に
    対向するスリットで挟まれた部分が表方向または裏方向
    に押し出されて形成された開口とから通水帯を構成する
    と共に、 前記プラスチックシート材のスリットが設けられていな
    い部分により補強帯を構成したことを特徴とする土木用
    平面排水材。
  4. 【請求項4】プラスチックシート材の少なくとも一面に
    透水性シートを貼り合わせてなる土木用平面排水材にお
    いて、 前記プラスチックシート材の幅方向に所定の間隔をおい
    て破線状のスリット線を設けると共に、前記幅方向に対
    向するスリットで挟まれた部分を一つおきに表方向に押
    し出すことで形成した凸部及び平坦部と、前記幅方向に
    対向するスリットで挟まれた部分が一つおきに表方向に
    押し出されて形成されている開口とから通水帯を構成す
    ると共に、 前記プラスチックシート材のスリットが設けられていな
    い部分により補強帯を構成したことを特徴とする土木用
    平面排水材。
  5. 【請求項5】前記補強帯をプラスチックシート材の幅方
    向両端に設けたことを特徴とする請求項3または4記載
    の土木用平面排水材。
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