JPH0629211Y2 - 土木用排水材 - Google Patents
土木用排水材Info
- Publication number
- JPH0629211Y2 JPH0629211Y2 JP5769888U JP5769888U JPH0629211Y2 JP H0629211 Y2 JPH0629211 Y2 JP H0629211Y2 JP 5769888 U JP5769888 U JP 5769888U JP 5769888 U JP5769888 U JP 5769888U JP H0629211 Y2 JPH0629211 Y2 JP H0629211Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drainage
- strand
- civil engineering
- water
- drainage material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は土木用排水材に関する。さらに詳しくは、機械
的強度および排水性にすぐれた土木用排水材に関する。
的強度および排水性にすぐれた土木用排水材に関する。
従来より土木用排水材に用いられる芯材としては、主と
して直線状ストランドを立体的に交叉融着したもの
（実公昭52-23850号公報、実開昭57-193726号公報）、
網状ボード中芯を用いたもの（実公昭52-20885号公
報）、ラスシートを用いたもの（実開昭59-1800号公
報、実開昭60-45737号公報）、コップ状凸部を有する硬
質合成樹脂製ネットからなるもの（実開昭58-156739号
公報）が提案されている。
して直線状ストランドを立体的に交叉融着したもの
（実公昭52-23850号公報、実開昭57-193726号公報）、
網状ボード中芯を用いたもの（実公昭52-20885号公
報）、ラスシートを用いたもの（実開昭59-1800号公
報、実開昭60-45737号公報）、コップ状凸部を有する硬
質合成樹脂製ネットからなるもの（実開昭58-156739号
公報）が提案されている。
しかしながら、前記〜に記載された芯材のばあい、
芯材によって支持される透水シート間の空間、すなわち
通水路において、排水方向に垂直な断面で見ると、いず
れの芯材も空間の半分以上を塞いでおり、排水を妨げる
とともに通水路を狭くしている。このため前記〜に
記載された芯材を用いた排水材では、排水性が充分でな
いという欠点がある。通水路を大きくするためには、通
常、透水シート間の間隔を広げればよいが、前記〜
の芯材でこれを行なうには、芯材の厚さを大きくしなけ
ればならず、結局、芯材によって塞がれる部分の割合は
変わらないので、改良が望まれている。また、前記に
記載された芯材は強度が小さいため、排水材に施工時に
加わる張力や土中に埋設されたあとに加わる土圧によっ
て変形や破壊を起こしやすいという欠点がある。
芯材によって支持される透水シート間の空間、すなわち
通水路において、排水方向に垂直な断面で見ると、いず
れの芯材も空間の半分以上を塞いでおり、排水を妨げる
とともに通水路を狭くしている。このため前記〜に
記載された芯材を用いた排水材では、排水性が充分でな
いという欠点がある。通水路を大きくするためには、通
常、透水シート間の間隔を広げればよいが、前記〜
の芯材でこれを行なうには、芯材の厚さを大きくしなけ
ればならず、結局、芯材によって塞がれる部分の割合は
変わらないので、改良が望まれている。また、前記に
記載された芯材は強度が小さいため、排水材に施工時に
加わる張力や土中に埋設されたあとに加わる土圧によっ
て変形や破壊を起こしやすいという欠点がある。
芯材として前記に記載された硬質合成樹脂製ネットを
用いたばあいには、形状が複雑であるため加工が難し
く、耐圧性および屈曲性が小さく、しかもコップ状凸部
と透水シートとの接合部では水が通らず通水性がわる
い、取扱い性がわるいなどの欠点がある。
用いたばあいには、形状が複雑であるため加工が難し
く、耐圧性および屈曲性が小さく、しかもコップ状凸部
と透水シートとの接合部では水が通らず通水性がわる
い、取扱い性がわるいなどの欠点がある。
そこで本考案者らは、前記従来技術に鑑みて充分な機械
的強度を有し、しかも排水性にすぐれた土木用排水材を
うることを目的として鋭意研究を重ねた結果、かかる諸
要件を具備した土木用排水材を見出し、本考案を完了す
るにいたった。
的強度を有し、しかも排水性にすぐれた土木用排水材を
うることを目的として鋭意研究を重ねた結果、かかる諸
要件を具備した土木用排水材を見出し、本考案を完了す
るにいたった。
すなわち、本考案は直線状ストランドが立体的に交叉一
体化された芯材上に透水シートを形成してなる排水材で
あって、少なくとも一方の直線状のストランドに針状突
起が設けられたことを特徴とする土木用排水材に関す
る。
体化された芯材上に透水シートを形成してなる排水材で
あって、少なくとも一方の直線状のストランドに針状突
起が設けられたことを特徴とする土木用排水材に関す
る。
本考案の土木用排水材に用いられる芯材は、直線状スト
ランドが立体的に交叉し、一体化されたものであり、少
なくとも一方のストランドには針状突起が設けられてい
る。
ランドが立体的に交叉し、一体化されたものであり、少
なくとも一方のストランドには針状突起が設けられてい
る。
以下に本考案の土木用排水材の構成を図面に基づいて説
明する。
明する。
第１図は本考案の土木用排水材に用いられる芯材の一実
施例を示す斜視図である。
施例を示す斜視図である。
第１図において、(1)は直線状ストランドａ、(2)は直線
状ストランドｂを示す。
状ストランドｂを示す。
ストランドａ(1)およびストランドｂ(2)の素材には、た
とえば高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹
脂、ポリスチレン、硬質ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリアミド、ポリエステルなどの耐水性にすぐ
れ、硬質で熱成形可能な合成樹脂が用いられる。
とえば高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹
脂、ポリスチレン、硬質ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリアミド、ポリエステルなどの耐水性にすぐ
れ、硬質で熱成形可能な合成樹脂が用いられる。
ストランドａ(1)およびストランドｂ(2)の太さ、高さお
よび幅は任意であり、通常本考案の排水材の用途、スト
ランドの素材の種類に応じて適宜調整される。また、各
ストランドａ(1)間の間隔および各ストランドｂ(2)間の
間隔も任意であり、本考案の排水材の目的および用途に
応じて適宜調整されるのが好ましい。
よび幅は任意であり、通常本考案の排水材の用途、スト
ランドの素材の種類に応じて適宜調整される。また、各
ストランドａ(1)間の間隔および各ストランドｂ(2)間の
間隔も任意であり、本考案の排水材の目的および用途に
応じて適宜調整されるのが好ましい。
ストランドａ(1)の上面には、先端がとがった針状突起
(1a)が設けられているが、かかる針状突起(1a)の形状、
高さ、針状突起(1a)の間隔は任意である。なお、使用
時、針状突起(1a)間の空間は通水路となるが、その通水
性を良好なものとするために、前記針状突起(1a)の高さ
およびその間隔は、外圧が加わったときであっても該針
状突起(1a)が折れ曲がったり、変化しないかぎり大きい
ことが望ましい。
(1a)が設けられているが、かかる針状突起(1a)の形状、
高さ、針状突起(1a)の間隔は任意である。なお、使用
時、針状突起(1a)間の空間は通水路となるが、その通水
性を良好なものとするために、前記針状突起(1a)の高さ
およびその間隔は、外圧が加わったときであっても該針
状突起(1a)が折れ曲がったり、変化しないかぎり大きい
ことが望ましい。
ストランドｂ(2)は、主としてストランドａ(1)を接続す
る役割を有するものであるが、各ストランドｂ(2)間に
おいても通水路が形成されるので、充分な機械的強度が
付与されるかぎり、広いことが望ましい。
る役割を有するものであるが、各ストランドｂ(2)間に
おいても通水路が形成されるので、充分な機械的強度が
付与されるかぎり、広いことが望ましい。
第１図においては、ストランドａ(1)およびストランド
ｂ(2)はたがいに直交しているが、ストランドａ(1)とス
トランドｂ(2)とが交叉する角度についてはとくに限定
はなく、本考案においては任意である。
ｂ(2)はたがいに直交しているが、ストランドａ(1)とス
トランドｂ(2)とが交叉する角度についてはとくに限定
はなく、本考案においては任意である。
ストランドａ(1)およびストランドｂ(2)は、たとえば射
出成形によって一体に成形されてもよく、またウェルダ
ーを用いて融着一体化されてもよく、さらには接着剤を
用いて一体化されてもよく、本発明はかかる一体化の方
法によって限定されるものではない。
出成形によって一体に成形されてもよく、またウェルダ
ーを用いて融着一体化されてもよく、さらには接着剤を
用いて一体化されてもよく、本発明はかかる一体化の方
法によって限定されるものではない。
前記ストランドａ(1)およびストランドｂ(2)からなる芯
材上に透水シートを形成することにより、本考案の排水
材がえられる。
材上に透水シートを形成することにより、本考案の排水
材がえられる。
前記透水シートは、透水性を有し、長時間地盤中に埋設
されていても崩壊や変形などを生じないものであればい
かなるものであってもよい。かかる透水シートの具体例
としては、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リアミド、ポリ塩化ビニリデンなどを素材とする熱接着
性繊維を使用した不織布などがあげられる。
されていても崩壊や変形などを生じないものであればい
かなるものであってもよい。かかる透水シートの具体例
としては、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リアミド、ポリ塩化ビニリデンなどを素材とする熱接着
性繊維を使用した不織布などがあげられる。
前記芯材と透水シートの一体化は、たとえば芯材を透水
シートで覆ったのち、両者の接点を加熱し、透水シート
に含まれた熱接着性繊維を融着する方法などによってす
ることができる。
シートで覆ったのち、両者の接点を加熱し、透水シート
に含まれた熱接着性繊維を融着する方法などによってす
ることができる。
なお、本考案においては、第２図に示されるように、前
記芯材として針状突起(1a)が設けられていない面同志を
重ね合せたものを用い、第３図に示されるように透水シ
ート(3)を形成した排水材を用いてもよい。このばあ
い、第３図のＡ−Ａ部における第４図に示された断面図
のごとく、針状突起(1a)が設けられた面には、透水シー
トとのあいだに通水路が形成されるので好ましい。
記芯材として針状突起(1a)が設けられていない面同志を
重ね合せたものを用い、第３図に示されるように透水シ
ート(3)を形成した排水材を用いてもよい。このばあ
い、第３図のＡ−Ａ部における第４図に示された断面図
のごとく、針状突起(1a)が設けられた面には、透水シー
トとのあいだに通水路が形成されるので好ましい。
本考案の土木用排水材の芯材は、ストランド上に針状突
起を設けたものであるため、芯材自体によって透水や排
水が妨げられることがなく、針状突起間に大きな通水路
が形成されるので、排水効率を向上させることができ
る。また、針状突起はストランド上に形成されているた
め、充分な構造強度を有しており、土木用排水材として
必要な耐圧性を備えている。さらには、交叉する直線状
のストランドどうしは、一体成形または融着により一体
化されているため、えられる排水材はすぐれた引張り強
度を有し、施工時に破断などの問題も生じないというす
ぐれた効果を奏する。
起を設けたものであるため、芯材自体によって透水や排
水が妨げられることがなく、針状突起間に大きな通水路
が形成されるので、排水効率を向上させることができ
る。また、針状突起はストランド上に形成されているた
め、充分な構造強度を有しており、土木用排水材として
必要な耐圧性を備えている。さらには、交叉する直線状
のストランドどうしは、一体成形または融着により一体
化されているため、えられる排水材はすぐれた引張り強
度を有し、施工時に破断などの問題も生じないというす
ぐれた効果を奏する。
第１図は本考案の土木用排水材に用いられる芯材の一実
施態様を示す斜視図、第２図は本考案の土木用排水材に
用いられる、２枚の針状突起が設けられていない面が重
ね合せられた芯材の一実施態様を示す斜視図、第３図は
第２図に示された芯材に透水シートが形成された本考案
の排水材、第４図は第３図のＡ−Ａ部における断面図を
示す。 （図面の主要符号） (1)：直線状ストランドａ (1a)：針状突起 (2)：直線状ストランドｂ (3)：透水シート
施態様を示す斜視図、第２図は本考案の土木用排水材に
用いられる、２枚の針状突起が設けられていない面が重
ね合せられた芯材の一実施態様を示す斜視図、第３図は
第２図に示された芯材に透水シートが形成された本考案
の排水材、第４図は第３図のＡ−Ａ部における断面図を
示す。 （図面の主要符号） (1)：直線状ストランドａ (1a)：針状突起 (2)：直線状ストランドｂ (3)：透水シート
Claims (1)
- 【請求項１】直線状ストランドが立体的に交叉一体化さ
れた芯材上に透水シートを形成してなる排水材であっ
て、少なくとも一方の直線状のストランドに針状突起が
設けられたことを特徴とする土木用排水材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5769888U JPH0629211Y2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 土木用排水材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5769888U JPH0629211Y2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 土木用排水材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01164317U JPH01164317U (ja) | 1989-11-16 |
| JPH0629211Y2 true JPH0629211Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=31283541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5769888U Expired - Lifetime JPH0629211Y2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 土木用排水材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0629211Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP5769888U patent/JPH0629211Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01164317U (ja) | 1989-11-16 |
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