JPH059056Y2 - - Google Patents

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JPH059056Y2
JPH059056Y2 JP1987119718U JP11971887U JPH059056Y2 JP H059056 Y2 JPH059056 Y2 JP H059056Y2 JP 1987119718 U JP1987119718 U JP 1987119718U JP 11971887 U JP11971887 U JP 11971887U JP H059056 Y2 JPH059056 Y2 JP H059056Y2
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synthetic resin
fibers
heat
net
air filter
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JP1987119718U
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クーラー、エアーコンデイシヨナ
ー、換気扇、空気清浄器等に使用されているエア
ーフイルターに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、クーラー、エアーコンデイシヨナー、等
に使用されているエアーフイルターとしてはサラ
ンネツト及び不織布フイルターが一般的に用いら
れているが、近年合成樹脂製ネツトの溶融と共に
不織布フイルターを一体に加圧して貼合せた構成
のエアーフイルターも見られる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに上記の機器に用いられるサランネツト
フイルターは、厚みが薄く、編目も粗いため効率
が低く、目詰りし易く寿命が短かいという欠点が
ある。また不織布のみよりなるエアーフイルター
は端部補強の為、アルミ枠や合成樹脂枠等を取付
ける必要があり、コスト高となるという欠点があ
る。更には上記合成樹脂ネツトと不織布との貼り
合わせフイルターは、不織布とネツトの接着部分
が繊維よりも硬い樹脂ネツト凸部表面の溶融によ
り部分的に固着されているため、成形加工時に剥
離し易く、剥離した部分の濾材フイルターに穴が
あくという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決せんとするものであ
り、エアーフイルターを構成する不織布構成繊維
のうち、少なくとも20%を熱融着繊維を含んで形
成してなる不織布濾材の一面に、該熱融着繊維よ
りも軟化点又は融点が20℃以上高い合成樹脂製ネ
ツトを重ね、上記熱融着性繊維のみの軟化溶融に
より、該合成樹脂製ネツト表面全面に不織布濾材
を固着せしめてなるエアーフイルターを提供す
る。
〔作用〕
上記の如く構成された本考案のエアーフイルタ
ーは端部の補強を必要とせず、また保形性を有す
る為、プリーツ加工が可能となり、長寿命とな
る。更に不織布濾材と合成樹脂ネツトとの接着面
が、含有せしめた熱融着繊維の融着によりネツト
全面にわたり固着されており、接着効果にすぐ
れ、プリーツ加工時に剥離が発生しにくいなどの
特徴を示す。
〔実施例〕
以下本考案の1実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図イ,ロは本考案の1実施例であるエアー
フイルターの平面図及び正面図であり、1は熱融
着性繊維を少なくとも20%以上含有してなる不織
布濾材であり、一面に上記熱融着繊維よりも高融
点である合成樹脂製ネツト2が該熱融着性繊維の
融着により合成樹脂製ネツト2の全面に一体に固
着3し、本考案のエアーフイルターを構成する。
尚、上記不織布濾材を構成する繊維はポリエス
テル、ポリアミド、ポリプロピレン、モダアクリ
ル、アセテート、レーヨン、ポリビニールアルコ
ール等の化学繊維又は天然繊維を夫々単独又は複
数種混合して用いることができ、又これらの繊維
に少なくとも20%混合する熱融着性繊維としては
上記繊維及び合成樹脂製ネツトよりも低融点であ
る、例えば低融点ポリエステル繊維、ポリプロピ
レン―ポリエチレン複合繊維、ポリビニルアセテ
ート、ポリエチレン、コポリアミド、EVA等の
繊維が用いられるが、合成樹脂製ネツトの材質に
より上記主構成繊維及び熱融着性繊維の組合せが
決定される。例えば合成樹脂製ネツトに融点が
165℃のポリプロピレン樹脂ネツトを用いる場合
は不織布濾材のウエブ構成繊維としてはポリエス
テル繊維70%と融点110℃の低融点ポリエステル
繊維30%の組み合わせにより形成する。
又、上記熱融着性繊維の配合は濾材を多層構造
とし、合成樹脂製ネツトとの融着面に配合割合を
多くして融着を完全なものとなし、対向する上流
側の層の配合量を少なくなした配合量が異なる複
合多層構造に繊維ウエブを構成してもよい。ま
た、熱融着性繊維の配合量が20%(重量)未満と
なると充分なる合成樹脂ネツトとの接着強度が得
られないので好ましくない。上記繊維ウエブはニ
ードルパンチ又は結合剤の散布により一体に結合
し不織布濾材を形成する。
また第2図は他の実施例に用いる合成樹脂製ネ
ツトの平面図、第3図は第2図のA−A′断面図
であり、合成樹脂製ネツト2に溝4を設け、不織
布濾材との熱圧着時、溶融した熱融着繊維が溝内
にはまり込み、接着強度が更に向上したエアーフ
イルターが得られる。
〔考案の効果〕
本考案は上記の如く構成したから、濾材端部の
補強材を必要とせず経済的であり、保形性である
ためジグザグのプリーツ加工が可能となり、長寿
命のエアーフイルターが得られる。また不織布濾
材と合成樹脂製ネツトとの接着強度が高められた
ことにより、プリーツ加工時に不織布濾材と合成
樹脂ネツトとの剥離、破れが生じず加工が容易で
ある等の実用効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは夫々本考案の1実施例であるエ
アーフイルターの平面図及び正面図、第2図は同
他の実施例に用いる合成樹脂製ネツトの平面図、
第3図は同第2図のA−A′断面図である。 1……不織布濾材、2……合成樹脂製ネツト、
3……固着部、4……溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 熱融着性繊維を少なくとも20%以上含んで構
    成された不織布濾材の一面に該熱融着性繊維の
    融点より高い軟化点又は溶融点を有する合成樹
    脂製ネツトを重ね、上記熱融着性繊維のみの軟
    化溶融により上記合成樹脂製のネツト表面全体
    に不織布濾材を一体に固着せしめてなるエアー
    フイルター。 (2) 合成樹脂製ネツトがネツト構成線状体表面に
    凹溝を有して形成されてなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のエアーフイルター。
JP1987119718U 1987-08-04 1987-08-04 Expired - Lifetime JPH059056Y2 (ja)

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JPS6425311U JPS6425311U (ja) 1989-02-13
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