JPS6044004B2 - 不織布製フイルタ− - Google Patents
不織布製フイルタ−Info
- Publication number
- JPS6044004B2 JPS6044004B2 JP5241377A JP5241377A JPS6044004B2 JP S6044004 B2 JPS6044004 B2 JP S6044004B2 JP 5241377 A JP5241377 A JP 5241377A JP 5241377 A JP5241377 A JP 5241377A JP S6044004 B2 JPS6044004 B2 JP S6044004B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- fibers
- fiber
- nonwoven fabric
- web
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Filtering Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は複合繊維含有量の異なる同一デニールの混合繊
維ウェブ又は不織布を複数枚積層し一体に接着して一面
が緻密で毛羽立ちがなく且つ密度勾配をする不織布製フ
ィルターに関するものである。
維ウェブ又は不織布を複数枚積層し一体に接着して一面
が緻密で毛羽立ちがなく且つ密度勾配をする不織布製フ
ィルターに関するものである。
一般に不織布製フィルターに密度勾配を与える方法とし
ては、繊維のデニールの異なるウェブを複数枚積層し接
着剤により結合する方法がある。
ては、繊維のデニールの異なるウェブを複数枚積層し接
着剤により結合する方法がある。
しかしながらこの方方法によつて得られる密度勾配は使
用デニールの差による構成本数の差にすぎないのでろ過
に際してはデニールを異にする2つの層の境界面で粉塵
が集中的に捕集される傾向にあり短期間で目詰まりを起
こす欠点がある。また上記フィルターでは毛羽立ちが生
じるので、従来は結合剤をスプレーすることにより毛羽
立ちをおさえており、余分なる結合剤を表面部に有して
いるため圧力損失を増大させる要因となつている。本)
゛△’1、’1、■まーヒ記従来欠点を解消すべくなし
たもので、目づまりによる圧力損失の上昇もなく、粉塵
負荷量、捕集効率にすぐれたエアーフィルターを提供す
るものである。即ち芯成分に同種又は異種の高融点成分
の樹脂を用い鞘成分に同種又は異種の低融点成分樹脂で
被覆した繊維、或は上記低融点成分と高融点成分が相互
に隣接して結合し、1本の繊維を形成しているサイドバ
イサイド型等の複合繊維と天然又は合成繊維との略同一
デニールの混合繊維を使用し、前記複合繊維の混合割合
が15〜30%の繊維ウェブと、混合割合が40〜60
%の繊維ウェブと、混合割合が70〜80%の繊維ウェ
ブを積層するか又は前記各ウェブに結合剤を含浸付着さ
せた不織布を積層するに当り厚さの方向に段階的に、上
記複合繊維の混合割合を増加させて積層し、一対の加熱
ロールで熱圧するに際し、一方のロールを上記複合繊維
の低融点成分よりも高い温度に調整し、且つ他方のロー
ルを低い温度に維持した上下一対のロール間で熱圧処理
することによつて厚さ方向に・漸次密度勾配を有し、一
面が緻密で毛羽立ちのない平滑な表面を有するフィルタ
ーを得るものである。
用デニールの差による構成本数の差にすぎないのでろ過
に際してはデニールを異にする2つの層の境界面で粉塵
が集中的に捕集される傾向にあり短期間で目詰まりを起
こす欠点がある。また上記フィルターでは毛羽立ちが生
じるので、従来は結合剤をスプレーすることにより毛羽
立ちをおさえており、余分なる結合剤を表面部に有して
いるため圧力損失を増大させる要因となつている。本)
゛△’1、’1、■まーヒ記従来欠点を解消すべくなし
たもので、目づまりによる圧力損失の上昇もなく、粉塵
負荷量、捕集効率にすぐれたエアーフィルターを提供す
るものである。即ち芯成分に同種又は異種の高融点成分
の樹脂を用い鞘成分に同種又は異種の低融点成分樹脂で
被覆した繊維、或は上記低融点成分と高融点成分が相互
に隣接して結合し、1本の繊維を形成しているサイドバ
イサイド型等の複合繊維と天然又は合成繊維との略同一
デニールの混合繊維を使用し、前記複合繊維の混合割合
が15〜30%の繊維ウェブと、混合割合が40〜60
%の繊維ウェブと、混合割合が70〜80%の繊維ウェ
ブを積層するか又は前記各ウェブに結合剤を含浸付着さ
せた不織布を積層するに当り厚さの方向に段階的に、上
記複合繊維の混合割合を増加させて積層し、一対の加熱
ロールで熱圧するに際し、一方のロールを上記複合繊維
の低融点成分よりも高い温度に調整し、且つ他方のロー
ルを低い温度に維持した上下一対のロール間で熱圧処理
することによつて厚さ方向に・漸次密度勾配を有し、一
面が緻密で毛羽立ちのない平滑な表面を有するフィルタ
ーを得るものである。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例 1
芯成分がポリプロピレン、鞘成分がポリエチレンからな
る複合繊維:3デニール、カット長64−、20%テト
ロン(商品名):3デニール、カット長51Twt)8
0%よりなる混合繊維ウェブを形成しこれを上層ウェブ
1とする。
る複合繊維:3デニール、カット長64−、20%テト
ロン(商品名):3デニール、カット長51Twt)8
0%よりなる混合繊維ウェブを形成しこれを上層ウェブ
1とする。
同じく上記複合繊維50%、テトロン(商品名):3デ
ニール、カット長51wL、50%よりなる混合ウェブ
を形成し中間層ウェブ2とする。同様に上記複合繊維8
0%、テトロン(商品名):3デニール、カット長51
TSn120%よりなる混合繊維ウェブを形成し下層ウ
ェブ3とする。次に下記配合の熱硬化樹脂を主成分とす
る結合剤液により上記各ウェブをそれぞれ含浸処理を行
つて、各混合繊維ウェブに対し乾燥樹脂付着量が20%
となるよう付着せしめた。
ニール、カット長51wL、50%よりなる混合ウェブ
を形成し中間層ウェブ2とする。同様に上記複合繊維8
0%、テトロン(商品名):3デニール、カット長51
TSn120%よりなる混合繊維ウェブを形成し下層ウ
ェブ3とする。次に下記配合の熱硬化樹脂を主成分とす
る結合剤液により上記各ウェブをそれぞれ含浸処理を行
つて、各混合繊維ウェブに対し乾燥樹脂付着量が20%
となるよう付着せしめた。
種 類 固型重量部ジグリシジ
ルビスフエノールA型エマルジョン
100変性ポリアミドアミン 20ブ
タジエンアクリルニトリル 共重合体ラテックス
10水溶性メラミンホルム アルデヒド樹脂
1硬化触媒
0.1水 11
79.9全固形分濃度 10%次に
で150′Cで3吟程度十分に乾燥処理を行つて繊維相
互の交叉、接触点を自着及び結合剤による接着を行ない
各々厚さ5?、重さ120y/d1見掛密度0.024
(1/Crlの嵩高で柔軟な不織布を得た。
ルビスフエノールA型エマルジョン
100変性ポリアミドアミン 20ブ
タジエンアクリルニトリル 共重合体ラテックス
10水溶性メラミンホルム アルデヒド樹脂
1硬化触媒
0.1水 11
79.9全固形分濃度 10%次に
で150′Cで3吟程度十分に乾燥処理を行つて繊維相
互の交叉、接触点を自着及び結合剤による接着を行ない
各々厚さ5?、重さ120y/d1見掛密度0.024
(1/Crlの嵩高で柔軟な不織布を得た。
この不織布をそれぞれ上層1″、中間層2″、下層3″
として複合繊維の混合割合の高いものから低いものえと
順次積層した積層不織布4を、エンドレス金鋼ベルト5
に載置し搬送速度1TL/Minで150℃の熱風循還
室6を通過させ20分間加熱した後、ただちにロール間
隙15Wf11ロール表面速度1m/Minlロール表
面温度が上部ロール7、20゜C下部ロール8、150
′Cに保たれた一対の加圧ロールにより加圧し一体に成
形し、接着を行.なつた。得られた不織布フィルター9
は全体の厚さが5Tm1n1見掛密度0.072y/C
Tlで、上層10、表面がいく分か毛羽立ち下面11平
滑な表面を有し全体として厚さ方向に漸次密度勾配を形
成したものである。このような製品は空調用フィルター
・特に微塵用フィルターとして好適である。実施例2 実施例1で調製した複合繊維混合ウェブ1,2,3をそ
れぞれ上.中.下層ウェブとして積層し直ちにエンドレ
ス金鋼ベルト5に乗せ搬送速度1m/Minで熱風循還
室6に導き、150速C1的・間加熱処理を行なつて複
合繊維の低融点成分の溶融により予め積層ウェブの層間
とウェブのム維交叉接触点を結合し直ちにロール間隙1
.5w0n、ロール表面速度17Tt./Minlロー
ル表面温度が上部ロール720℃下部 ロール8を15
0℃に調整した一)対の加圧ロールで加圧した。
として複合繊維の混合割合の高いものから低いものえと
順次積層した積層不織布4を、エンドレス金鋼ベルト5
に載置し搬送速度1TL/Minで150℃の熱風循還
室6を通過させ20分間加熱した後、ただちにロール間
隙15Wf11ロール表面速度1m/Minlロール表
面温度が上部ロール7、20゜C下部ロール8、150
′Cに保たれた一対の加圧ロールにより加圧し一体に成
形し、接着を行.なつた。得られた不織布フィルター9
は全体の厚さが5Tm1n1見掛密度0.072y/C
Tlで、上層10、表面がいく分か毛羽立ち下面11平
滑な表面を有し全体として厚さ方向に漸次密度勾配を形
成したものである。このような製品は空調用フィルター
・特に微塵用フィルターとして好適である。実施例2 実施例1で調製した複合繊維混合ウェブ1,2,3をそ
れぞれ上.中.下層ウェブとして積層し直ちにエンドレ
ス金鋼ベルト5に乗せ搬送速度1m/Minで熱風循還
室6に導き、150速C1的・間加熱処理を行なつて複
合繊維の低融点成分の溶融により予め積層ウェブの層間
とウェブのム維交叉接触点を結合し直ちにロール間隙1
.5w0n、ロール表面速度17Tt./Minlロー
ル表面温度が上部ロール720℃下部 ロール8を15
0℃に調整した一)対の加圧ロールで加圧した。
得られた不織布フィルター9は厚ま10wgn1全体の
見掛密度0.03y/dの上層10の表面がいく分毛羽
立つた繊維ウェブに近いもので、下層11の表面は平滑
であり全体としてゆるやかな密度勾配を有したフィルタ
ーが・得られた。このような製品は、空調用フィルター
特に微塵用フィルターとして好適である。本発明は上記
の如く複合繊維の混合割合を変化させてなる複数層の繊
維ウェブに熱硬化性の結合剤を少量使用するかもしく使
用せずに加熱、加圧L処理を施すことによつて従来の多
量の樹脂結合剤を使用するランダムな部分接着とは異な
り繊維交叉点における点接着であり全ての交叉点に於て
接着されているための強度、弾撥性等も従来の部分接着
の不織布フィルターより増加する。
見掛密度0.03y/dの上層10の表面がいく分毛羽
立つた繊維ウェブに近いもので、下層11の表面は平滑
であり全体としてゆるやかな密度勾配を有したフィルタ
ーが・得られた。このような製品は、空調用フィルター
特に微塵用フィルターとして好適である。本発明は上記
の如く複合繊維の混合割合を変化させてなる複数層の繊
維ウェブに熱硬化性の結合剤を少量使用するかもしく使
用せずに加熱、加圧L処理を施すことによつて従来の多
量の樹脂結合剤を使用するランダムな部分接着とは異な
り繊維交叉点における点接着であり全ての交叉点に於て
接着されているための強度、弾撥性等も従来の部分接着
の不織布フィルターより増加する。
更に本発明による不織布製フィルターは、同一デニール
の繊維を使用しているためろ過に際してはデニールの異
なる境界面で集中的に粉塵が捕集されることがないため
、フィルターライフが延長され、安定した捕集効率と粉
塵保有能力が得られるなど数々の秀れた効果を有する有
益な発明である。
の繊維を使用しているためろ過に際してはデニールの異
なる境界面で集中的に粉塵が捕集されることがないため
、フィルターライフが延長され、安定した捕集効率と粉
塵保有能力が得られるなど数々の秀れた効果を有する有
益な発明である。
第1図は本発明のフィルターに使用する繊維ウェブ又は
不織布の側面図、第2図は同製造工程を示す概略図、第
3図は本発明の1実施を示すフィルターの側面図である
。 1・・・・・・上層ウェブ、2・・・・・・中間層ウェ
ブ、3・・・・・・下層ウェブ、1″・・・・・・上層
不織布、2″ ・・中間不織布、3″・・・・・・下層
不織布、4・・・積層不織布、5・・・・・・エンドレ
ス金網ベルト、6・・・・・・熱風循還室、7・・・・
・・上部ロール、8・・・・・・下部ロール、9・・・
・・フィルター。
不織布の側面図、第2図は同製造工程を示す概略図、第
3図は本発明の1実施を示すフィルターの側面図である
。 1・・・・・・上層ウェブ、2・・・・・・中間層ウェ
ブ、3・・・・・・下層ウェブ、1″・・・・・・上層
不織布、2″ ・・中間不織布、3″・・・・・・下層
不織布、4・・・積層不織布、5・・・・・・エンドレ
ス金網ベルト、6・・・・・・熱風循還室、7・・・・
・・上部ロール、8・・・・・・下部ロール、9・・・
・・フィルター。
Claims (1)
- 1 鞘、サイドバイサイド、ブロック型等複合繊維の少
くとも一種と合成繊維との同一デニールの混合繊維から
なる繊維ウェブ又は不織布を複数枚積層して構成され、
該積層体の各層に於ける複合繊維の混合割合が順次異な
り実質的に複合繊維の低融点成分の熱融着によつて一体
に結合され、一面が平滑で厚さ方向に漸次密度勾配を有
することを特徴とする不織布製フィルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5241377A JPS6044004B2 (ja) | 1977-05-06 | 1977-05-06 | 不織布製フイルタ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5241377A JPS6044004B2 (ja) | 1977-05-06 | 1977-05-06 | 不織布製フイルタ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53137477A JPS53137477A (en) | 1978-11-30 |
JPS6044004B2 true JPS6044004B2 (ja) | 1985-10-01 |
Family
ID=12914090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5241377A Expired JPS6044004B2 (ja) | 1977-05-06 | 1977-05-06 | 不織布製フイルタ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6044004B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57117317A (en) * | 1981-01-12 | 1982-07-21 | Kuraray Co Ltd | Synthetic fiber filter |
JPS6025521A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-08 | Teijin Ltd | 高性能「ろ」過材 |
JPS6056787U (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-20 | 大和紡績株式会社 | 交差接着布 |
JPS60144922U (ja) * | 1984-03-06 | 1985-09-26 | 日本バイリ−ン株式会社 | 液体用濾材 |
JPS60155920U (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-17 | 芦森工業株式会社 | フイルタ− |
JPH0317933Y2 (ja) * | 1984-10-17 | 1991-04-16 | ||
JPH0340335Y2 (ja) * | 1985-07-29 | 1991-08-26 | ||
JPS62155912A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-10 | Toyo Roshi Kk | 精密濾過用フイルタ−エレメント |
JPS6443324A (en) * | 1987-08-12 | 1989-02-15 | Toyo Roki Seizo Kk | Filter medium |
-
1977
- 1977-05-06 JP JP5241377A patent/JPS6044004B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53137477A (en) | 1978-11-30 |
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