JPH0340335Y2 - - Google Patents

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JPH0340335Y2
JPH0340335Y2 JP1985116899U JP11689985U JPH0340335Y2 JP H0340335 Y2 JPH0340335 Y2 JP H0340335Y2 JP 1985116899 U JP1985116899 U JP 1985116899U JP 11689985 U JP11689985 U JP 11689985U JP H0340335 Y2 JPH0340335 Y2 JP H0340335Y2
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JP
Japan
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nonwoven fiber
fiber aggregate
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nonwoven
aggregate
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JP1985116899U
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JPS6224922U (ja
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  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は空調用のエアーフイルター、自動車の
エアーフイルター等に好適な濾過材料に関するも
のである。
(ロ) 従来の技術 従来から不織繊維集合体は濾過材料として汎用
され、濾過面積を大きくして粉塵保持量を増大す
るため不織繊維集合体をプリーツ状に屈折し使用
する方法も例えば特公昭57−51328号公報にみら
れるように一般に広く用いられている。そしてか
かるプリーツは機械的な圧力で筋を付け、その部
分を折り目とする方法によつて形成される。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら従来のプリーツ状不織繊維集合体
に付与された折り目は、その形状安定性が必ずし
も良好ではなく、エアーフイルター用濾過材料と
して用いた場合には、風圧によつて折り目の形状
が変化しやすく、ときには空気流入側の谷部の間
隙に著しい不同が生じて濾過面の有効確保が困難
となり、その機能を充分発揮することができなく
なる。この難点はプリーツ状の不織繊維集合体を
そのプリーツの折り目の角部において他の薄い通
気性のシートに接着剤でもつて接着した状態で使
用することによつて改善されるが、接着剤を塗布
しながら両者を接着する作業が煩雑であり、また
接着強度も満足すべきものではない。
本考案はプリーツ状不織繊維集合体の折り目の
形態が安定化され、繊維密度の異なる少なくとも
2枚の不織繊維集合体が接着剤を用いることなく
熱接着によつて強固に接着された濾過作用の持続
性に優れた濾過材料を提供するものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、濾過材料の通気性を損なうことなく
形態を安定して耐風圧性を向上させるべく、濾過
材料を低融点重合体成分と高融点重合成分とから
なる熱接着複合繊維が含有されてその低融点重合
体成分の溶融によつて繊維間を接着したところの
繊維密度の異なる少なくとも2枚の不織繊維集合
体でもつて構成し、その一方の繊維密度の大きい
不織繊維集合体をプリーツ状に折り曲げ成形して
濾過面積を拡大し、他方の繊維密度の小さい不織
繊維集合体を平面状もしくは僅かにプリーツ状折
り目を形成したシート状となしてこの繊維密度の
小さい不織繊維集合体と前者の不織繊維集合体と
を、前者の不織繊維集合体のプリーツ状折り目の
角部において熱接着してなるものである。
(ホ) 作用 本考案の濾過材料を例えばエアーフイルターと
して用いる場合には、繊維密度の小さい不織繊維
集合体側から被処理空気を流入させると、空気中
の粗塵は繊維密度の小さい不織繊維集合体に捕促
され、該不織繊維集合体を通過した微塵は繊維密
度の大きい不織繊維集合体に捕促される。そして
両不織繊維集合体は熱接着性繊維の低融点重合体
の溶融により繊維間が接着されているため、適度
な硬さを有し、かつ両者は熱接着により強固に一
体化されているため、初期の形態を長期に亘つて
接続し、繊維密度は大きい不織繊維集合体のプリ
ーツによる正常な濾過面を確保する。
(ヘ) 実施例 以下本考案の実施例を示した図面について説明
すると、第1図はプリーツ状に折曲された不織繊
維集合体1と平面状の不織繊維集合体2とを不織
繊維集合体1の折り目の角部において熱接着して
なる濾過材料を示している。プリーツ状に折曲さ
れた不織繊維集合体1は、例えば低融点重合体成
分がポリエチレン(融点134℃)であり高融点重
合体成分がポリプロピレン(融点167℃)であつ
て、前者を鞘成分とし後者を芯成分とする芯鞘型
の熱接着性繊維を約50重量%以上含有し、全体と
しての繊維の平均太さは、2デニール以下、好ま
しくは1デニール以下であつて、見掛けの繊維密
度が0.1g/cm3以上を有し、低融点重合体成分の
溶融によつて繊維間が接着結合され併せてプリー
ツ状に折曲成形されている。一方、平面状の不織
繊維集合体2は上記熱接着性複合繊維を約50重量
%以上含有し、全体としての繊維の平均太さは上
記不織繊維集合体1と同程度かもしくは1デニー
ル以上大きく、見掛けの繊維密度は例えば0.05〜
0.01g/cm3程度であつて、該不織繊維集合体2上
にプリーツ状に折曲成形された上記不織繊維集合
体1を載置し、双方を低融点重合体成分の高融点
重合体成分との融点間の温温度で加熱しながら該
不織繊維集合体1のプリーツ状折り目の角部3を
該不織繊維集合体2上に熱圧着し、双方の不織繊
維集合体1,2に含有している熱接着性複合繊維
の熱接着作用によつて両者を接着一体化し、同時
に両者の繊維間を接着結合して濾過材料4となし
た。
第2図は繊維密度の小さい不織繊維集合体2に
上記不織繊維集合体1のプリーツ状折り目の開角
度よりも大なる開角度のプリーツ状の折り目を形
成し、両プリーツのそれぞれの谷部において両者
を熱接着した態様を示している。この実施例によ
れば濾過材料4はそのプリーツを横切る方向に多
少の伸縮性が付与され、長さ寸法の過不足の調整
に役立つ。
第3図に示した実施例は、前記第1図の濾過材
料4のプリーツ状折目を有した不織繊維集合体1
の表面側に、熱接着性複合繊維が50重量%以上含
有し、該不織繊維集合体1よりも更に繊維密度の
大きい不織繊維集合体5を小ピツチのプリーツ状
となして熱接着してなる三層構造の濾過材料4を
示しているものである。この態様によれば更に高
精度な空気の濾過作用を奏することができる。
(ト) 考案の効果 このように本考案による濾過材料は、低融点重
合体成分と高融点重合体成分とからなる熱接着性
複合繊維を含有し、該低融点重合体成分の溶融に
よつて繊維間が接着された少なくとも2枚の不織
繊維集合体によつて構成され、一方の不織繊維集
合体は繊維密度が大きくかつプリーツ状に折曲さ
れ、他方の不織繊維集合体は繊維密度が小さく平
面状もしくは前者の不織繊維集合体のプリーツ状
折り目の開角度よりも大きな開角度のプリーツ状
の折り目を有し、双方の不織繊維集合体は前者の
不織繊維集合体のプリーツ状折り目の角部におい
て上記低融点重合体成分の溶融によつて熱接着さ
れてなるものであるから、次の効果が達成され
る。
(1) プリーツ状不織繊維集合体は他方の不織繊維
集合体に熱接着により支持されまた繊維間が接
着されているので、プリーツ状折り目の形状安
定性は極めて良好で、濾枠への取り付け等の作
業が容易であると共に、フイルターとして使用
中にも風圧等でプリーツ状折り目の変形をきた
さず、濾過面の確保ができる。
(2) 繊維密度の大きい不織繊維集合体は一般に粉
塵保持量が小さいが、これをプリーツ状に賦型
することにより濾過面積が大となり、また該不
織繊維集合体の前方に繊維密度の小さい不織繊
維集合体を設けることにより、粗塵は後者に捕
促されるので前者即ち繊維密度の大きい不織繊
維集合体への粉塵の負荷が小さくなり、全体と
しての粉塵保持量が大きく従がつて濾過寿命が
長く且つ圧力損失は小さい。
(3) 熱接着性複合繊維を含有せしめることによ
り、不織繊維集合体のプリーツ状賦型が容易で
あり、2つの不織繊維集合体の熱接着が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示しているものであ
り、第1図は斜視図、第2図は繊維密度の小さい
不織繊維集合体にゆるやかなプリーツを形成した
態様を示した側面図、そして第3図は他の実施例
を示した側面図である。 1は繊維密度の大きい不織繊維集合体、2は繊
維密度の小さい不織繊維集合体、3はプリーツ状
折り目の角部、4は濾過材料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 低融点重合体成分と高融点重合体成分とからな
    る熱接着性複合繊維を含有し、該低融点重合体成
    分の溶融によつて繊維間が接着された少なくとも
    2枚の不織繊維集合体よりなり、一方の不織繊維
    集合体は繊維密度が大きくかつプリーツ状の折り
    目を有し、他方の不織繊維集合体は繊維密度が小
    さく平面状もしくは前者の不織繊維集合体の折り
    目の開角度よりも大きな開角度のプリーツ状の折
    り目を有し、双方の不織繊維集合体は前者の不織
    繊維集合体のプリーツ状折り目の角部において上
    記低融点重合体成分の溶融によつて熱接着されて
    いることを特徴とする濾過材料。
JP1985116899U 1985-07-29 1985-07-29 Expired JPH0340335Y2 (ja)

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JPS6224922U JPS6224922U (ja) 1987-02-16
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JPS6224922U (ja) 1987-02-16

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