JPH018542Y2 - - Google Patents

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JPH018542Y2
JPH018542Y2 JP1984066022U JP6602284U JPH018542Y2 JP H018542 Y2 JPH018542 Y2 JP H018542Y2 JP 1984066022 U JP1984066022 U JP 1984066022U JP 6602284 U JP6602284 U JP 6602284U JP H018542 Y2 JPH018542 Y2 JP H018542Y2
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JP
Japan
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nonwoven fabric
fibers
porous
adhesive
tea pack
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JP1984066022U
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English (en)
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JPS60177058U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、通液性の改善されたテイーパツクに
関する。
〈従来の技術〉 従来のテイーパツクは、一般にセルロースの短
繊維からなる紙および不織布が用いられ、セルロ
ース繊維単独で形成して接着剤を含浸させたも
の、またその表面に接着剤を塗布したもの、セル
ロース繊維に少量の合成繊維をブレンドしてなる
もの(例えば、実開昭57−99475号公報)、紙叉は
不織布の片面の表層部の繊維部に接着剤の大部分
をフイルム化して付着させたもの(例えば、特開
昭57−149598号公報)等があるが、これらはいづ
れも繊維積層間隙の目がつまりすぎて通液性の悪
いものが多い。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案の目的は、通液性が改善され、かつ、袋
の縁が接着性良好なテイーパツクを提供するにあ
る。
〈問題点を解決するための手段〉 上記、本考案の目的を達成するための本考案の
要旨は、単糸1.0〜1.8デニールの銅アンモニアセ
ルロース繊維の連続フイラメントからなり、多孔
性で、かつ目付量10〜50g/m2に形成されてなる
不織布と、熱接着性繊維からなる不織布とを重ね
合わせてなることを特徴とするテイーパツクにあ
る。
第1図は、本考案のテイーパツクの一実施例を
示す平面図であり、一部を切欠いて示している。
第1図において1はテイーパツクであり、不織布
を袋状にして三方を熱接着している。2は熱接着
部分である。3は前記袋状物の片側、すなわち、
第1図では上面を示しているが、この部分は、単
糸1.0〜1.8デニールの銅アンモニアセルロース繊
維の連続フイラメントからなる多孔性の不織布
(以下、多孔性不織布という)である。4は該袋
状物の片側3の一部切欠部を示し、この部分は熱
接着性繊維からなる不織布である。
多孔性不織布は、例えば、特公昭50−988号公
報に開示の不織布の製造法により製造されたもの
が用いられる。
すなわち、多数の紡糸孔を設けた長方形の紡糸
口金板と長方形の紡糸濾斗を組合わせて、紡糸濾
斗に凝固液を満たしながら、紡糸孔より銅アンモ
ニアセルロース繊維の紡糸原液を連続的に押出し
流下させ、凝固作用を与えながら紡糸濾斗の下部
スリツトより、液膜と共に多数のフイラメント群
を流下させ、これを下方に設けて進行しているネ
ツトコンベア上に載置して、酸洗、水洗、乾燥し
て多孔性の不織布を得る。
この不織布は接着剤なしで構成され、フイラメ
ントが一部互いに付着して構成されている。
また顕微鏡で20〜30倍に拡大してみると、フイ
ラメント間に多数の貫通孔がみられる。
多孔性不織布を構成する単糸は1.0〜1.8デニー
ルが好ましい。1.0デニール以下は不織布が緻密
に構成されて通液性が悪くなる。また1.8デニー
ル以上では不織布が粗になることと、お茶の葉等
内容物とフイラメントとの絡みが悪くなり、その
内容物が出易くなる。より好ましい範囲は、1.2
〜1.6デニールである。そして構成繊維が連続フ
イラメントであることが、上記お茶の葉等との絡
みをよくしている。
また、多孔性不織布の目付量は、10〜50g/m2
の範囲とする。10g/m2以下では薄すぎて多孔性
にすぎ、内容物が出易く、50g/m2以上では厚す
ぎて目が詰りすぎ通液性が改善されない。より好
ましい範囲は15〜40g/m2である。
本考案でいう多孔性とは、不織布を顕微鏡で20
〜30倍に拡大して観察して、貫通孔が多数みられ
る程度に小孔が形成されている構成である。小孔
は直径1〜100μmのものが分布しているのが望
ましい。1μm以下では通液性が改善されず、
100μm以上では通液性が過剰にすぎる。より好
ましい範囲は5〜80μmである。
本考案のテイーパツクは、湿潤時ただちに膨潤
する。この膨潤性と多孔性に基づく特性と考えら
れるが、通液性が従来のものよりも約1.5倍も改
善される。
熱接着性繊維からなる不織布は、可塑剤等溶出
物を全く含まないポリプロピレン繊維、ポリエチ
レン繊維からなる不織布が用いられる。これらの
不織布は繊維の自己融着により構成されている。
この不織布の役割は熱接着により袋状物を形成
することにあり、薄手で通液性の良いものが用い
られる。例えば、大和紡績〓製「NBF」繊維か
らなる不織布(目付量5〜15g/m2)が用いられ
る。
〈実施例〉 前記、銅アンモニアセルロース繊維の連続フイ
ラメントからなる目付量15〜20g/m2の多孔性不
織布と前記「NBF」繊維からなる目付量5〜10
g/m2の不織布とを重ね合わせ一体化し、テイー
パツクを形成するために、前記重ね合わせた不織
布で封筒状に形成し、一方の縁を熱ローラー接着
法で熱接着し、これを1/2に折り曲げて開口より、
茶の葉等を投入しその後、開口縁を熱接着して、
テイーパツクを形成した。
〈考案の効果〉 本考案のテイーパツクは、その素材が銅アンモ
ニアセルロース繊維の連続フイラメントからなる
多孔性の不織布と熱接着性繊維からなる不織布と
を重ね合わせて構成されているために、テイーパ
ツクの袋状物を形成して袋の縁を熱接着すれば、
熱接着性繊維が溶融固化されて簡単に接着され、
袋の縁全面に充分な熱接着を行うことができる。
このように本考案のテイーパツクは、本考案の
目的とする通液性が良く、かつ袋の縁が接着性良
好なテイーパツクであり、消費者のニーズを満足
する製品を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のテイーパツクの一例を示す平
面図であり、一部を切欠いて示している。 1……テイーパツク、2……熱接着部分、3…
…銅アンモニアセルロース繊維の連続フイラメン
トからなる多孔性の不織布、4……熱接着性繊維
からなる不織布。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 単糸1.0〜1.8デニールの銅アンモニアセルロー
    ス繊維の連続フイラメントからなり、多孔性で、
    かつ目付量10〜50g/m2に形成されてなる不織布
    と、熱接着性繊維からなる不織布とを重ね合わせ
    てなることを特徴とするテイーパツク。
JP6602284U 1984-05-02 1984-05-02 テイ−パツク Granted JPS60177058U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6602284U JPS60177058U (ja) 1984-05-02 1984-05-02 テイ−パツク

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JP6602284U JPS60177058U (ja) 1984-05-02 1984-05-02 テイ−パツク

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Publication Number Publication Date
JPS60177058U JPS60177058U (ja) 1985-11-25
JPH018542Y2 true JPH018542Y2 (ja) 1989-03-07

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ID=30598537

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JP6602284U Granted JPS60177058U (ja) 1984-05-02 1984-05-02 テイ−パツク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0522318Y2 (ja) * 1988-09-08 1993-06-08

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512069U (ja) * 1974-06-19 1976-01-08

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JPS53161881U (ja) * 1977-05-25 1978-12-18

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JPS512069U (ja) * 1974-06-19 1976-01-08

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JPS60177058U (ja) 1985-11-25

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