JP4201131B2 - 吸水能力に優れた食品用吸水マット - Google Patents

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Description

本発明は、肉や魚などの切り身を樹脂製の皿(トレイ)に入れてポリマーフィルムなどで包装する場合に、敷物として用いる吸水能力に優れた食品用の吸水マットに関するものである。
従来、百貨店やスーパーマーケットなどの量販店において、生肉のブロックや生魚の切り身などを発泡質の合成樹脂製の皿に入れ、ラップをかけて販売しているが、滲み出た血液や肉汁が皿底に溜まって顧客に不潔感、不快感を与えるばかりか、持ち運んでいる間にラップが破れて衣服を汚したり、あるいは混載した手提げ袋内の他の商品に付着するなどの不具合を生ずることがあった。
そこで最近では、皿底面に吸水マットを敷き、血液などを吸着することにより上記不都合の解消に努めている。この吸水マットとしては、様々な形状、材質のものがある。例えば、マットサイズが必要以上に大きい場合は、予め開けられたミシン目の位置で切り離して使用できるように工夫された商品も売られている。また、ミシン目より大きい5〜20mmのスリットを設けたものも開発されている(特許文献1)。しかしながら、このようなスリットが設けられたものでも、簡単に素早く切ることが難しいという問題があった。
また、吸水マットの材質として、不透明または半透明の合成樹脂フィルムに吸水シートを貼付けたものに多数の小孔を穿って形成されているものがある。このような吸水マットは、フィルムの表面から吸水シートの裏面に貫通する小孔が穿設されているので、生肉や生魚の血液などのドリップがこの小孔を通過して裏面の吸水シートに吸収される。ところが、穿設されている孔が、非常に小さいと、ドリップの通過に時間がかかり、すぐに吸収されず、吸水マットの表面に残り、見苦しいという問題があった。上記のように縦スリットが設けられたものでは、いくらかは吸収速度は向上すると考えられるが、充分ではなかった。特に食品類の置かれている場所が必ずしも水平とは限らず、斜めに傾斜している場合には、トレイも斜めになるため、吸水シート表面のフィルム面をドリップ液が流動、移動していくので、タテスリットのみでは液を捕捉し難い。
登録実用新案第3084962号公報
解決しようとする課題は、従来の食品用の吸水マットは、簡単に素早く切ることのできる切り取り線が設けられておらず、また、ドリップの吸収速度が遅かったり十分では無かった点にある。
本発明は、向かい合った2つの辺を結んだ縦断線上に、複数の縦ジョイント部および縦スリット部が設けられ、さらに、該縦断線に交叉して、または該縦断線を挟んで、横スリットが設けられてなる吸水能力に優れた食品用吸水マットに関する。
そして第1の発明(請求項1に係る発明)は、このような食品用吸水マットにおいて、向かい合った2つの辺に切欠き部、ならびに、これらの切欠き部を結んだ縦断線上に、これらの切欠き部それぞれに続く、複数の縦ジョイント部および縦スリット部が設けられ、さらに、該縦断線に交叉して、または該縦断線を挟んで、横スリットが設けられてなり、かつ、縦断線上に、切欠き部それぞれに続く少なくとも1組の縦ジョイント部とミシン目状の縦スリット部と縦ジョイント部、ならびに縦中央スリット部が設けられ、この縦中央スリット部に交叉して、横スリットが設けられたことを特徴とする吸水能力に優れた食品用吸水マットである。
また、第2の発明(請求項2に係る発明)は、上記の食品用吸水マットにおいて向かい合った2つの辺に切欠き部、ならびに、これらの切欠き部を結んだ縦断線上に、これらの切欠き部それぞれに続く、複数の縦ジョイント部および縦スリット部が設けられ、さらに、該縦断線に交叉して、または該縦断線を挟んで、横スリットが設けられてなり、縦断線上に、切欠き部それぞれに続く少なくとも1組の縦ジョイント部とミシン目状の縦スリット部と縦ジョイント部、ならびに縦中央スリット部が設けられ、この縦中央スリット部を挟んで、横スリットが設けられたことを特徴とする吸水能力に優れた食品用吸水マットである。
さらに、第3の発明(請求項3に係る発明)は、上記の食品用吸水マットにおいて向かい合った2つの辺に切欠き部、ならびに、これらの切欠き部を結んだ縦断線上に、これらの切欠き部それぞれに続く、複数の縦ジョイント部および縦スリット部が設けられ、さらに、該縦断線に交叉して、または該縦断線を挟んで、横スリットが設けられてなり、縦断線上に、切欠き部それぞれに続く少なくとも1組の縦ジョイント部と縦スリット部、ならびに縦中央ジョイント部が設けられており、これらの2つの縦スリット部を挟んで横スリットが設けられた上記の吸水能力に優れた食品用吸水マットことを特徴とする吸水能力に優れた食品用吸水マットである。
また、第4の発明(請求項4に係る発明)は、上記の食品用吸水マットにおいて、縦断線上に、向かい合った2つの辺それぞれから内部へ入ったところから、少なくとも1組の縦スリット部と縦ジョイントが設けられ、これに続き縦中央スリット部が設けられ、この縦中央スリットを挟んで、横スリットが設けられたことを特徴とする吸水能力に優れた食品用吸水マットである。
これらの、食品用吸水マットでは、縦断線上に、切欠き部それぞれに続く少なくとも1組の縦ジョイント部と縦スリット部、ならびに縦中央ジョイント部が設けられ、該縦中央ジョイント部に交叉して、横スリットが設けられているのが好ましく、縦断線上に、切欠き部それぞれに続く少なくとも1組の縦ジョイント部と縦スリット部、ならびに縦中央ジョイント部が設けられ、該縦中央ジョイント部を挟んで横スリットが設けられているのが好ましい。
また、上記の吸水能力に優れた食品用吸水マットにおいて、切欠き部の長さは1〜5mm、ジョイントの長さは1〜2mm、スリットの長さは20mmを超えて40mmであることが好ましい。
本発明の吸水能力に優れた食品用吸水マット(以下、吸水マットともいう)は、縦断線上のスリットにより、簡単に切り離して小さいサイズの吸水マットとすることができる。また、縦だけでなく、横にもスリットを設けたことにより、従来の食品用の吸水マットに比べ、ドリップの吸収速度が速く、吸水マット表面にドリップが残らない。特にトレイが傾斜されて置かれている場合に、その効果が大きい。さらに、縦にして置いても、横にして置いてもドリップの吸収速度が速い。また、切り離しても、端部に横スリットがあるので、吸水速度が大きい。。
本発明の吸水マットは、吸水マットの向かい合う2つの辺の、通常、ほぼ中央の向かい合ったつの辺を結んだ縦断線上に、複数の縦スリット部、縦ジョイント部が設けられている。また、向かい合う2つの辺に1組の切り欠き部を設け、これらの切欠き部を結ぶ縦断線上に複数の縦スリット部、縦ジョイント部が設けられている。そして、さらに、この縦断線に交叉する横断線上に横スリットが設けられたものである。ここにおいて、横スリットは、縦スリット部や縦ジョイント部と交叉していてもよいし、これらを挟んで、両側に設けてもよい。このように、本発明の吸水マットは、縦だけでなく、横にもスリットが設けられており、ドリップなどの水分の吸収速度が非常に速い。これは、縦スリットのみしか設けられていなかった従来の吸水マットでは得られなかった効果である。
本発明の吸水マットは、複数の長い縦スリットが設けられているので、吸水マットを使用する際に、マットサイズが必要以上に大きい場合は、簡単に切り離して使用できる。また、このように切り離しても、横スリットがあるので、吸収速度が速い。本発明の吸水マットは、さらに、縦断線上に、切欠き部それぞれに続く少なくとも1組の縦ジョイント部とミシン目状の縦スリット部と縦ジョイント部、ならびに縦中央スリット部が設けられ、この縦中央スリット部に交叉して、横スリットが設けられているか、または、この縦中央スリット部を挟んで、横スリットが設けられている。
以下に、図を用い、具体例を挙げて本発明の吸水マットについて説明する。
図1に示す吸水マットの例では、吸水マットの向かいあった2つの辺には切欠き部11、11’が設けられている。これらの両端の切欠き部11、11’を結んだ縦断線a上に、切欠き部11に続く1組の縦ジョイント部12と縦スリット部13、切欠き部11’に続く1組の縦ジョイント部12’と縦スリット部13’が設けられ、これらの間に縦中央ジョイント部14が設けられている。ここでは、縦断線aの位置は、ほぼ中央であるが、これに限定されるものではなく、用途に応じ選択することができる。
さらに、この縦断線a上の縦中央ジョイント部12に交叉して、横スリット101が設けられている。
横スリット101はこのように縦ジョイント部を横切って、交叉していなくてもよい。例えば、
図2のように、縦中央ジョイント部24を挟んで、縦中央ジョイント部の両側に、横スリット201、201’が2本設けられていてもよい。この場合、縦中央ジョイント部の部分が残るので、十文字の切れ込みが入らず、吸水マットがめくれることがない。なお、図2において、縦ジョイント、縦スリットの位置は図1と同様である。
本発明では、上記の如き吸水マットにおいて、図3(請求項に係る吸水マットの1例を示す。)のように、縦スリット部はミシン目状としてもよい。ここでは、吸水マットに切欠き部31、31’が設けられ、これらの切欠き部を結んだ縦断線a上に、切欠き部31に続く1組の縦ジョイント部32とミシン目状の縦スリット部33と縦ジョイント部34、切欠き部31’に続く1組の縦ジョイント部32’とミシン目状の縦スリット部33’と縦ジョイント部34’が設けられ、これらの間に、縦中央スリット部35が設けられている。そして、この縦中央スリット部35に交叉して、横スリット301が設けられている。ここでは、縦スリット部と横スリットが交叉しているので、スリットはつながっており、十文字に切れている。
また、図4(請求項に係る吸水マットの1例を示す。)に示すように、横スリットが縦中央スリット部45とつながらないように、縦中央スリット部45を挟んで、縦中央スリット部45の左右両側に、401、401’の2本の横スリットが設けられていてもよい。なお、図4において、縦ジョイント、縦スリットの位置は図3と同様である。
また、図5(請求項に係る吸水マットの1例を示す。)の例は、図1と同様に縦断線a上に縦スリット部と縦ジョイント部が設けられているが、横スリットの位置が異なるものである。ここでは、横スリット(501、501’、502、502’)は、2つの縦スリット部53、53’それぞれを挟んで設けられている。
また、図6(請求項に係る吸水マットの1例を示す。)の例は、向かい合った辺に切欠き部がない例である。縦断線a上に、端から1〜3mm入ったところから1組の縦スリット部61、61’、縦ジョイント部62、62’が設けられ、これに続き縦中央スリット部63が設けられている。縦スリット部61、61’の始まる位置は、端から1mm未満では、必要のない時に切れやすく、一方、3mmを超えると切り離しにくい。好ましくは、1〜2mmである。横スリットは、縦中央スリット部63を挟んで、縦中央スリット部63の左右両側に、601、601’の2本の横スリットが設けられている。ここでは、1組の縦スリット部と縦ジョイント部が設けられたているが、本発明はこれらに限定されるものではない。吸水マットが大きい場合などには、複数組の縦スリット部と縦ジョイント部を設けることができる。
本発明において、縦断線aに交叉する横スリットは直交していることが好ましい。また、横スリットが縦断線aを挟んでいる場合も、横スリットと縦断線aのなす角度は直角であることが好ましい。
また、以上の例はいずれも、各切り欠き部に続き1組の縦スリット部と縦ジョイント部が設けられた例であるが、本発明はこれらに限定されるものではない。吸水マットが大きい場合などには、複数組の縦スリット部と縦ジョイント部を設けることができる。
さらに、横スリットの本数、位置なども、上記の例に限定されるものではない。また、縦断線aも、長辺を縦断するものでも、短辺を縦断するものでもよい。
本発明において、切欠き部の長さは1〜5mmであり、好ましくは、2〜5mm、さらに好ましくは、3〜5mmである。この長さが1mm未満では切り離しにくく、一方、5mmを超えるとPSP容器へ吸水マットをセットする際の作業性が悪くなる。
また、ジョイントの長さは1〜3mmであり、好ましくは、1〜2mmである。この長さが1mm未満ではスリットから切れ目が入り、必要のない時にも切れやすくなり、一方、3mmを超えると切り離しにくい。この範囲が、バランスのよい範囲である。
スリットの長さは20mmを超えて40mmであり、好ましくは、20〜30mm、さらに好ましくは、20〜25mmである。この長さが20mm以下では切り離しにくく、また、吸収速度が上がらない。一方、40mmを超えると必要のない時にも切れやすくなり、また、切り離して使用しない場合には、使いにくい。この範囲が、バランスのよい範囲である。
ミシン目は、長さ20mmのスリットが長さ2mmのジョイントを介して連続して設けられているものが好ましい。
本発明の吸水マットの材質としては、例えば、ケミカルボンド不織布、乾式パルプ不織布、これらとプラスチックフィルムと積層したものなど、通常、吸水マットに用いられる、どのようなものでもよいが、以下に示すようなものが好適に用いられる。
すなわち、片面が不透明なポリオレフィンフィルム、逆側の片面が熱接着性合成繊維を含有する乾式不織布からなる2層構造の積層一体化されたものである。ここで、乾式不織布としては、熱接着性合成繊維どうしが熱接着され目付が5g/m2を超えて12g/m2以下である両面の表層部と、熱接着性合成繊維とパルプ繊維とが20/80〜90/10重量%の割合で混合されていて、該熱接着性合成繊維どうしおよび/または熱接着性合成繊維とパルプ繊維とが熱接着されたものからなり、目付が8〜60g/m2である内層部とからなり、全体として、表層部と内層部の間も、該接着性合成繊維どうしの熱接着により一体化されており、タテとヨコの引っ張り強力の比率が、乾燥時および湿潤時共に、0.7〜1.1であり、乾燥時と湿潤時における引張り強力の比率が、0.6〜1.1であり、水分の吸収性が5〜20g/gであり、かつ総目付が20〜80g/m2である、層状の構造が一体化された乾式パルプ不織布が好ましい。
ここで、熱針により、上記ポリオレフィンフィルムおよび乾式パルプ不織布を溶融させて熱接着し積層一体化させながら、フィルムへの孔開けも行い得られたものが好ましい。
上記の、ポリオレフィンフィルムと一体化される乾式不織布は、熱接着性合成繊維とパルプ繊維からなる内層と、これを挟む熱接着性合成繊維を含む表層とで、3層構造となって、熱接着により一体化されている。
このような不織布おいて、表層を形成する主成分である、あるいは、パルプと混合される熱接着性合成繊維としては、熱で溶融し相互に結合するものであればどのようなものでもよく、この繊維間結合による網目状構造でパルプが固定されるが、パルプ繊維との親和性が大きいポリマーを使った繊維が特に好ましい。例えば、ポリオレフィン類、不飽和カルボン酸類でグラフト化されたポリオレフィン類や、ポリエステル類、ポリビニルアルコールなどが挙げられる。
このうち、ポリオレフィン系熱接着性合成繊維としては、芯鞘型や偏芯サイドバイサイド型の複合繊維が好適である。鞘あるいは繊維外周部を構成するポリオレフィンとしては、ポリエチレンやポリプロピレンが挙げられる。芯成分あるいは繊維内層部を構成するポリマーとしては、鞘より高融点であり、加熱接着処理温度で変化しないポリマーが好ましい。このような組み合わせとして、例えば、ポリエチレン/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリエステル、ポリプロピレン/ポリエステルなどが挙げられる。これらのポリマーは、変性されていても差し支えがない。さらに、フィブリル状繊維であっても良い。例えば、三井化学株式会社のSWPなどが挙げられる。
熱接着性合成繊維は、細いと構成繊維の本数が多くなるので、脱落繊維が少なくなり、太い場合は、繊維間の空隙が大きくなり、嵩高い不織布となる。好ましい繊度は、0.5dt〜50dtであり、さらに好ましくは、0.8dt〜30dtである。50dtを超えるとパルプの脱落が抑え切れず好ましくない。一方、0.5dt未満では不織布の生産性に欠けるので実用的でない。
また、熱接着性合成繊維の長さは、1〜15mmが好ましい。繊維が短いとパルプとの混合性がよくなり、より均一な不織布となりやすいが、1mm未満になると粉末状に近づき、繊維間結合による網目構造が作りにくくパルプの脱落を抑えきれなくなるばかりか、不織布としての強力が低くなり、実用性に欠けるので好ましくない。一方、15mmより長くなると不織布の強力は上がるが、不織布製造時の繊維の空気輸送において繊維どうしが絡まりやすくなり、繊維塊状欠点を増大させるので好ましくない。特に、好ましいのは、3〜10mmである。
表層には、上記の熱接着性合成繊維のほかに、レーヨンなどの再生繊維、アセテートなどの半合成繊維、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ビニロンなどの合成繊維や、パルプ、コットン、麻などの天然繊維などの他の繊維を含んでいてもよい。この場合、表層における熱接着性合成繊維の割合は70〜100重量%が好ましく、さらに好ましくは85〜100重量%である。70重量%未満の場合は上記の他の繊維の脱落が生じる可能性が多くなるうえ、内層部のパルプの脱落を押さえる効果も少なくなるばかりか、湿潤強力も低くなり、実用上の問題を生じる。
乾式不織布の表層を形成するこれらの繊維は熱接着されており、この繊維間結合による網目状構造でパルプが固定される。目付は5g/m2を超えて12g/m2以下でなければならない。5g/m2以下では、耐水性を有する合成繊維の量、および繊維間の結合点数が少ないので、十分な湿潤強度を確保できないばかりか、接着不良となったり、脱落繊維の増大を招きやすい。一方、12g/m2を超えると、耐水性のある熱接着の層が厚くなりすぎ、内層への水分の吸収が不十分となり、また、コスト的に不経済となる。
目付けが大きくなると、強度は大きくなるが吸水性は低下する。しかしながら、上記の範囲であれば、吸水性が十分でかつ湿潤時でも強度があり、繊維の脱落もない吸水マットを得ることができる。
乾式不織布の内層部は、熱接着性合成繊維とパルプ繊維が熱接着により一体化されている。熱接着性合成繊維は、表層と同じものを用いても異なったものを用いてもよい。パルプ繊維としては、長さが0.2mm〜5mmの粉砕パルプが好ましい。
内層部の熱接着性合成繊維とパルプ繊維の混合比率は、熱接着性合成繊維/パルプ繊維が20/80〜90/10重量%の割合である。パルプの比率が80重量%を超えると強度が弱くなり層間剥離を起こし、湿潤時の強度が低下する。一方、10重量%未満ではドリップの吸収性が悪くなる。好ましくは、40/60〜85/15重量%、さらに好ましくは60/40〜85/15重量%である。
熱接着性合成繊維の比率が大きくなると強度は大きくなるが吸水性は低下する。そこで、十分な強度、特に湿潤時における強度と、吸水性の両立は難しかった。食品用の吸水マットにとって、これらの両立は非常に重要である。上記の比率の範囲であれば、充分な吸水性を保ち、かつ、湿潤時でも十分な強度のある食品用吸水マットが得られる。また、熱合成繊維の比率が大きいので、嵩が小さく、薄くすることもできる。
内層において、熱接着性合成繊維どうし、また、熱接着性合成繊維とパルプ繊維とは、熱接着されている。この内層の目付は、8〜60g/m2である。8g/m2未満ではパルプの量が少な過ぎて吸水性が不十分であり、一方、60g/m2を超えると本用途には過剰の吸収量となって適さない。好ましくは、25〜50g/m2、さらに好ましくは30〜45g/m2である。
また、乾式不織布全体として表裏面と内層部の間も熱接着性合成繊維どうしの熱接着により一体化されている。さらに、十分なヒートシール性を有する。
このような乾式不織布は、どのような方法で製造されていてもよいが、エアレイド法による不織布が好ましい。エアレイド法で製造された不織布は、不織布を形成している繊維が、不織布の長手方向、幅方向および厚み方向にランダムに3次元配向されているので好ましい。
ここで、エアレイド法による不織布は、以下のようにして得ることができる。
所定量の解繊された熱接着性合成繊維を主体とする繊維を空気流に均一分散させながら搬送し、吐出部に設けた細孔を有するスクリーンから吹き出した該繊維を、下部に設置された金属またはプラスチックのネットに落としネット下部で空気をサクションしながら、上記繊維をネット上に堆積させる。次に、熱接着性合成繊維とパルプ繊維の混合物を同様にして、上記堆積シートの上に堆積させる。さらに、熱接着性合成繊維を主体とする繊維をこのこれらシート上に堆積させる。
次に、この熱接着性合成繊維が充分その接着効果を発揮する温度に全体を加熱処理して、上記の乾式パルプ不織布を得ることができる。接着効果を十分発揮させるには、熱接着性合成繊維の接着成分の融点より15〜40℃高い温度での加熱処理が必要である。
このように、エアレイド法で製造された不織布は、不織布の流れ方向、幅方向および厚み方向へ繊維をランダムに3次元配向させることが可能である。そして、これらが熱接着するので、層間剥離を起こすことがない。また、エアレイド法で製造した不織布は、均一性が良好なので、性能のバラツキも少なくなる。
必要であれば、さらにカレンダー処理やエンボス処理を施すこともできる。
このような乾式不織布は、タテとヨコの強力の比率が、乾燥時および湿潤時ともに0.7〜1.1であり、好ましくは0.75〜1.05、さらに好ましくは0.8〜1.0である。どちらか一方の強度が低ければ実用上の支障を生じ易い。
また、乾燥時と湿潤時における引っ張り強力の比率は、0.6〜1.1であり、好ましくは0.7〜1.1、さらに好ましくは0.8〜1.1である。0.6未満のものは、乾燥時に比べて湿潤時の強力が大きく低下する、すなわち、濡れると弱くなる不織布であり、本発明の意図するところから外れ、実用上問題が生じる。また、湿潤時には水分の存在による繊維間の表面張力で強力が上昇し、1を超える場合があるが、なんらかの水分の存在で結合する別の手段が存在しない限り1.1を超えることは通常はない。
乾式不織布は、適度な水分吸収性が必要であり、水分の吸収性は、通常、5〜20g/gである。好ましくは6〜18g/g、さらに好ましくは7〜15g/gである。5g/g未満では、吸収性が不充分であり、一方、20g/gを超えることは実用上過剰性能と言える。
乾式不織布全体の目付としては、通常、20〜80g/m2である。好ましくは40〜70g/m2、さらに好ましくは50〜60g/m2である。20g/m2未満では、保持する水分量が不十分であり、一方、80g/m2を超えると保持する水分量が食品用吸水マットとしては過剰である。
乾式パルプ不織布の両面の表層部を上記のように熱接着性合成繊維としたものは、ポリオレフィンフィルム貼り付け面においてはフィルムと熱接着する際の接着性を向上させ、逆側の面においては、脱落繊維の発生を防止する。
上記のような乾式不織布と積層一体化されるポリオレフィンフィルムとしては、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムなどが挙げられ、好ましくは剛性に優れるポリプロピレンフィルムである。
また、このようなポリオレフィンフィルムとしては不透明なものが好ましい。不透明化の手段としては、酸化チタン、炭酸カルシウムなどの無機充填剤を1〜30重量%程度配合する方法や、発泡剤を配合して製膜し、微細発泡セルにより不透明化する方法などを適用することができる。ポリオレフィンフィルムを不透明にすることにより、乾式不織布側に移行する魚肉類の血糊などを隠蔽することができる。ポリオレフィンフィルムの厚さは、15〜40μmが好ましく、さらに好ましくは25〜35μmである。15μm未満では不透明性が不十分であり、一方、40μmを超えると食品用の吸水マットに使用するフィルムの厚さとしては過剰である。
上記のポリオレフィンフィルムと乾式不織布を2層構造に積層一体化するには、熱針により行うことができる。熱針が接触した部分のポリオレフィンフィルムおよび熱接着性合成繊維が溶融して接着して一体化されるものであるが、この熱針により熱接着だけでなく、フィルムへの孔開けも同時に行うことができる。
孔開けおよび熱接着は、ポリオレフィンフィルムと乾式パルプ不織布を熱針ロール、受けロール間に通すことで加工できる。熱針ロールの温度は、180〜350℃が好ましい。熱針ロールの温度が、180℃未満では孔開け不良や接着不良が発生し、一方、350℃を超えると熱ロールへの融着取られなどのトラブルの原因となる。さらに好ましくは、250〜330℃である。
熱針ロールと受けロールの隙間は0.1〜2mmが好適である。この間隔が0.1mm未満では嵩が潰れて保水性能が低下し、一方、2mmを超えると孔開け不良や接着不良の発生原因となる。好ましくは0.2〜1.5mmである。
また、溶融孔は、通常の場合、形状が円形で、孔径φが0.1〜2.0mm、マット面積に占める全溶融孔トータルの開孔率としては3〜30%が好ましい。溶融孔の孔径は、0.1mm未満では吸水性が悪くなり、一方、2.0mmを超えると隠蔽性などの外観上の見栄えが悪くなる。また、開孔率が3%未満では吸水性が不十分であり、一方、30%を超えると隠蔽性が悪くなり商品の見栄えが悪くなる。
このようにして得られた吸水マット基材は、熱接着しているだけで、乾燥時の強度だけでなく、湿潤時の強度にも優れている。また、吸水性もよい。
従って、本発明の吸水マットにこのような基材を用いれば、吸水速度が大きく、しかも吸水性、強度にも優れた吸水マットを得ることができるうえ、不織布の繊維間接着や、フィルムと不織布との接着にポリアクリル酸エステル系、ポリ酢酸ビニル系、あるいは合成ゴム系等のケミカルバインダー(樹脂状接着剤)を使用していないので、食品用吸収シートとしては極めて安全性が高いという大きな特徴も有するものである。これらのケミカルバインダーは、架橋剤によるホルマリン発生や、残存モノマーの可能性が必ずしも皆無とはいえないからである。
また、本発明の吸水マットは、トレイが傾斜されて置かれている場合に、縦に置いても横に置いても、ドリップの吸収速度が速く、吸水能力に優れている。
また、本発明の吸水マットは、縦および/または横に連続したシートとなり、切り離して使用する形態となっていてもよい。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこの実施例に必ずしも限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲での設計変更があっても本発明に含まれる。
実施例1、比較例1、2の吸水マットに用いられる吸水マット基材の、ポリオレフィンフィルムと乾式不織布の2層構造のマットは以下のようにして作製した。
乾式不織布の作製
表裏層部の熱接着性繊維として、芯がポリエチレンテレフタレートで鞘がポリエチレンの芯鞘型複合繊維(帝人ファイバー株式会社製、F6。2.2dt、長さ5mm)とパルプ(Weyerhaeuser社製・NB416Kraft)をそれぞれ90重量%、10重量%の割合で混合したものを用い、内層部としては、芯がポリプロピレンで鞘が共重合ポリエチレンの複合繊維(チッソポリプロ繊維株式会社製、インタック。1.7dt、長さ5mm)と、パルプ(Weyerhaeuser社製・NB416Kraft)をそれぞれ80重量%、20重量%の割合で混合したものを用い、加熱温度を150℃としてエアレイド法で不織布を製造した。
表裏層の目付は11g/m2、内層の目付は38g/m2とした。厚さは0.89mmであった。得られた不織布の目付は60g/m2であった。
タテ、ヨコのドライ強力はそれぞれ3.24N/mm、3.19N/mm,その比率(ヨコ/タテ)は0.98、また、タテ、ヨコのウエット強力はそれぞれ3.25N/mm、3.17N/mm,その比率(ヨコ/タテ)は0.98であった。その乾燥時と湿潤時のタテの強力比率(ウエット/ドライ)は、1.00であり、吸水性は、10.9g/g、590g/m2であった。
なお、引っ張り強力,吸水性は以下の方法により測定した。
(1)引っ張り強力:JIS L−1913による。ただし、試験片の幅は25mm、つかみ間隔は100mmとした。
(2)吸水性(g/g、g/m2):あらかじめ重さを測った100mm×100mmの試験片を20℃の水に1分間浸漬してから、45度に傾けたガラス板の上に1分間置いて、その後再度重さを測り、吸水した水の重さを、試験片の重さで割り、g/gとして表示する。又これに目付けを掛けてg/m2として表示する。
吸水マット基材の作製
上記のようにして得られた乾式不織布とポリプロピレンフィルム(SUTTONG社製STCパールフィルム)から図6に示す吸水マット基材60を作製した。この吸水マット基材は、ポリプロピレンフィルム61と乾式パルプ不織布62を熱針により接着させたものである。熱針によりポリプロピレンフィルム61および乾式パルプ不織布62を溶融して溶融孔63を開けると同時に、この溶融によりポリプロピレンフィルム61と乾式パルプ不織布62を熱接着させたものである。
熱針による熱接着と孔開けは、ポリプロピレンフィルム61と乾式パルプ不織布62を熱針ロール、受けロール間に通すことで行った。熱針ロールの温度は300℃、熱針ロールと受けロールの隙間は0.4mm、加工速度は20m/分で加工した。また、溶融孔は形状は円形で、配列は千鳥とし、孔径は0.6mmφ、ピッチは1.8mmで、開孔率は約17%である。
このようにして得られた吸水マットの、上記のように評価した吸水性は5.8g/g、480g/m2であった。
実施例1
上記のようにして得られた吸水マット基材を用い、図6に示す本発明の吸水マットを作製した。すなわち、吸水マット基材を65×160mmに切断し、この吸水マットの向かい合った長辺それぞれを2分割する縦断線上に、端から2mm内側に入ったところから始まり長さ19mmの縦スリット部61、61’を設けた。また、長さ2mmの縦ジョイント62、62’に続き中央には長さ19mmの縦中央スリット部63を形成した。上記の縦中央スリット部63の中央部に、上記の縦断線を挟んで長さ20mmの横スリット601、601’を設けた。
このようにして得られた吸水マットを縦断線a上のスリットに沿って2つに手で切り離したところ、スリットが大きいので簡単に切り離すことができた。
また、シート中央部に、縦断線aに直交する横スリットを設けることで吸水速度にどう影響するかを以下の方法で測定した。結果を表1に示す。
<測定方法>
水平に置いた吸水マットの中央部の上部1cmからスポイトにて水を1ml滴下して、水がすべて吸収するまでの時間を測定し、吸水速度を測定した。次に、吸水マットを取り替えて、図9(イ)に示すように、傾斜角30度の斜面上に160mmの長辺が斜めとなるような向きに置いた。前記と同様な方法で水を滴下して測定した。結果を表1に示す。
比較例1
実施例1と同様の吸水マット基材を用い、スリット部を全く設けない吸水マットを作製し、図9(ロ)に示すように置いて、実施例1と同様に吸水速度を測定した。結果を表1に示す。
比較例2
横スリットを設けない以外は実施例1と同様にして、吸水マットを作製し、図9(ハ)に示すように置いて、実施例1と同様に吸水速度を測定した。結果を表1に示す。
Figure 0004201131
本発明の縦、横スリットを設けた吸水マットは、スリットの全くないもの、縦スリット部のみ設けたものに比べ、吸水能力に優れていることがわかる。
図9(イ)に示すように、実施例1では、斜面上の矢印の方向にドリップがスリットに沿って流れるので、ドリップが素早く吸収されやすい。一方、比較例1では、図9(ロ)のようにさえぎるスリットがないので、ドリップが吸収されない。また、比較例2では、図9(ハ)のように斜面上の矢印の方向に流れるドリップをさえぎるスリットが横のみなので、ドリップが流下しやすい。
本発明の吸水マットは、ドリップ吸収のための食品用の吸水マットとして用いることができる。
本発明の吸水マットの1例を示す平面図である。 本発明の吸水マットの他の1例を示す平面図である。 本発明の吸水マットの他の1例を示す平面図である。 本発明の吸水マットの他の1例を示す平面図である。 本発明の吸水マットの他の1例を示す平面図である。 本発明の吸水マットの他の1例を示す平面図である。 実施例1に用いた吸水マット基材を示す斜視図である。 実施例1に用いた吸水マット基材の要部拡大図である。 (イ)は実施例1、(ロ)は比較例1、(ハ)は比較例2における吸水速度の測定方法を示す図である。
符号の説明
a 縦断線
11、11’、31、31’ 切り欠き部
12、12’、32、32’62、62’ 縦ジョイント部
13、13’53、53’61、61’ 縦スリット部
14、24 縦中央ジョイント部
33、33’ ミシン目状の縦スリット部
35、45、63 縦中央スリット部
70 吸水マット基材
71 ポリプロピレンフィルム
72 乾式パルプ不織布
73 溶融孔
101、201、201'、301、401、401'、501、501'、502、502'、601、601' 横スリット

Claims (5)

  1. 向かい合った2つの辺を結んだ縦断線上に、複数の縦ジョイント部および縦スリット部が設けられ、さらに、該縦断線に交叉して、または該縦断線を挟んで、横スリットが設けられてなる食品用吸水マットにおいて、
    向かい合った2つの辺に切欠き部、ならびに、これらの切欠き部を結んだ縦断線上に、これらの切欠き部それぞれに続く、複数の縦ジョイント部および縦スリット部が設けられ、さらに、該縦断線に交叉して、または該縦断線を挟んで、横スリットが設けられており、
    かつ、縦断線上に、切欠き部それぞれに続く少なくとも1組の縦ジョイント部とミシン目状の縦スリット部と縦ジョイント部、ならびに縦中央スリット部が設けられ、この縦中央スリット部に交叉して、横スリットが設けられたことを特徴とする吸水能力に優れた食品用吸水マット。
  2. 向かい合った2つの辺を結んだ縦断線上に、複数の縦ジョイント部および縦スリット部が設けられ、さらに、該縦断線に交叉して、または該縦断線を挟んで、横スリットが設けられてなる食品用吸水マットにおいて、
    向かい合った2つの辺に切欠き部、ならびに、これらの切欠き部を結んだ縦断線上に、これらの切欠き部それぞれに続く、複数の縦ジョイント部および縦スリット部が設けられ、さらに、該縦断線に交叉して、または該縦断線を挟んで、横スリットが設けられており、
    かつ、縦断線上に、切欠き部それぞれに続く少なくとも1組の縦ジョイント部とミシン目状の縦スリット部と縦ジョイント部、ならびに縦中央スリット部が設けられ、この縦中央スリット部を挟んで、横スリットが設けられたことを特徴とする吸水能力に優れた食品用吸水マット。
  3. 向かい合った2つの辺を結んだ縦断線上に、複数の縦ジョイント部および縦スリット部が設けられ、さらに、該縦断線に交叉して、または該縦断線を挟んで、横スリットが設けられてなる食品用吸水マットにおいて、
    向かい合った2つの辺に切欠き部、ならびに、これらの切欠き部を結んだ縦断線上に、これらの切欠き部それぞれに続く、複数の縦ジョイント部および縦スリット部が設けられ、さらに、該縦断線に交叉して、または該縦断線を挟んで、横スリットが設けられており、
    かつ、縦断線上に、切欠き部それぞれに続く少なくとも1組の縦ジョイント部と縦スリット部、ならびに縦中央ジョイント部が設けられており、これらの2つの縦スリット部を挟んで横スリットが設けられたことを特徴とする吸水能力に優れた食品用吸水マット。
  4. 向かい合った2つの辺を結んだ縦断線上に、複数の縦ジョイント部および縦スリット部が設けられ、さらに、該縦断線に交叉して、または該縦断線を挟んで、横スリットが設けられてなる食品用吸水マットにおいて、
    縦断線上に、向かい合った2つの辺それぞれから内部へ入ったところから、少なくとも1組の縦スリット部と縦ジョイントが設けられ、これに続き縦中央スリット部が設けられ、この縦中央スリットを挟んで、横スリットが設けられたことを特徴とする吸水能力に優れた食品用吸水マット。
  5. 切欠き部の長さが1〜5mm、ジョイントの長さが1〜2mm、スリットの長さが20mmを超えて40mmである請求項1〜のいずれかに記載の吸水能力に優れた食品用吸水マット。
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