JP2525347Y2 - 自動車用ダブル・ウィッシュボ−ン型空気ばねサスペンション - Google Patents

自動車用ダブル・ウィッシュボ−ン型空気ばねサスペンション

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JP2525347Y2
JP2525347Y2 JP1987155591U JP15559187U JP2525347Y2 JP 2525347 Y2 JP2525347 Y2 JP 2525347Y2 JP 1987155591 U JP1987155591 U JP 1987155591U JP 15559187 U JP15559187 U JP 15559187U JP 2525347 Y2 JP2525347 Y2 JP 2525347Y2
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JP
Japan
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air spring
chassis frame
arm
wishbone type
upper arm
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JP1987155591U
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JPH0159715U (ja
Inventor
徹郎 本多
豊男 板垣
Original Assignee
三菱製鋼 株式会社
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【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、自動車用ダブル・ウィッシュボーン型空気
ばねサスペンションに関するものである。
b.従来の技術 従来、自動車用サスペンションの1種として知られて
いるダブル・ウィッシュボーン型サスペンションに空気
ばねを組み込む場合に、その方式として、次のような方
式が考えられている。例えば、添付図面の第4〜第6図
に示すような方式が、考えられている。すなわち 1)ロアーアーム3と、シャシーフレーム1との間に、
空気ばね10を配置する方式(第4図) 2)アッパーアーム2と、シャシーフレーム1に固着さ
れた空気ばね取り付けブラケット11との間に空気ばね10
を配置する方式(第5図) 3)ハブキャリヤ4に取り付けたコラムポスト12と、シ
ャシーフレーム1に固着された空気ばね取り付けブラケ
ット11との間に空気ばね10を配置する方式(第6図) などである。
しかしながら、これらの各方式には、それぞれ、次の
ような欠点がある。すなわち 1)及び2)の方式は、共に、空気ばね10のピストン
が、ロアーアーム3及びアッパーアーム2の動きにつれ
て円弧運動(アコーデオン・モーション)を行うため
に、空気ばね10を構成しているゴムベローズと、ピスト
ンとの間に摩擦を生じ、振動特性的及び耐久的に不具合
を生ずること 3)の方式は、の不具合を解決はしているが、ナッ
クルアーム4と、コラムポスト12とを別々とするため
に、小型車においては十分な取り付け空間を取ることが
できないこと などである。
c.考案が解決しようとする問題点 そこで、本考案は、従来考えられている方式における
各種の不具合を解消することができる自動車用ダブル・
ウィッシュボーン型空気ばねサスペンションを得ること
を、その目的とするものである。
d.問題点を解決するための手段 本考案による自動車用ダブル・ウィッシュボーン型空
気ばねサスペンションは、シャシーフレームに1端部を
旋回自在に連結すると共に他端部をナックルアームに旋
回自在に連結したロアーアームと、シャシーフレームに
1端部を旋回自在に連結すると共に他端部を前記ナック
ルアームに旋回自在に連結したアッパーアームとから成
り立っている自動車用ダブル・ウィッシュボーン型空気
ばねサスペンションにおいて、前記シャシーフレームに
設けられた空気ばね取り付けブラケットの空気ばねと前
記ロアーアームとの間に設けられたコラムポストと、前
記アッパーアームの上方に位置し前記シャシーフレーム
と前記コラムポストとの間に設けられ平面輪郭がほぼ三
角形状を有する制御リンクとを備え、前記コラムポスト
は前記アッパーアームの貫通穴を緩く貫通して設けられ
ている構成である。
e.作用 本考案による自動車用ダブル・ウィッシュボーン型空
気ばねサスペンションにおいて、自動車の走行に伴って
シャシーフレーム1と、車輪5との間に相対的移動が生
じ、これに従って、アッパーアーム2及びロアーアーム
3と、シャシーフレーム1との間に相対移動が生じた場
合に、この相対移動は、その上端部が制御リンクにより
支持され、ロアーアーム3にその下端部を旋回自在に連
結されたコラムポスト6を介して、空気ばね取り付けブ
ラケット8を介してシャシーフレーム1に固定された空
気ばね7のピストンに伝達されるが、この場合、コラム
ポスト6と、空気ばね7との間の制御リンク10の特殊な
配置により、空気ばね7のピストンの動きの方向を、シ
ャシーフレーム1と、車輪5との間における相対移動の
方向にほぼ平行とさせ、空気ばねの7作用により、この
相対移動を制御することが可能となる。
f.実施例 以下、本考案をその1実施例を示す添付図面の第1,2
及び3図に基づいて詳細に説明をする。
第1〜3図に示すように、本考案においては、シャシ
ーフレーム1に、その側壁の外面に、それと直角にアッ
パーアーム2及びロアーアーム3が、上下方向に間隔を
置かれてほぼ平行に、それぞれ、それらの基端部におい
て、適宜にブラケットを介して、旋回自在に取り付けら
れており、それらの他端部は、それぞれ、ナックルアー
ム4を介して旋回自在に連結されており、このナックル
アーム4には、車輪5が車軸(図示されていない)を介
して取り付けられている。
このようにして、アッパーアーム2、ロアーアーム3
及びナックルアーム4は、ダブル・ウィッシュボーン型
サスペンションを形成しているが、これは周知の形式の
ものであるので、ここでは、その詳細についての説明は
省略する。
本考案においては、このようなダブル・ウィッシュボ
ーン型サスペンションにおいてシャシーフレーム1とロ
アーアーム3との間に、アッパーアーム2を緩く貫通し
たコラムポスト6及び空気ばね7をロアーアーム3か
ら、この順序に直列に配置すると共にアッパーアーム2
と空気ばね7との間に制御リンク10を備えたことを特徴
とするものであるが、このために、シャシーフレーム1
の側面の外面に、アッパーアーム2の上方において、空
気ばね取り付けブラケット8を固着するが、このブラケ
ット8は、シャシーフレーム1に、その側面から直角に
斜め上方に突出するように、基部において取り付けられ
た1対の、相互に前後に間隔を置かれた側壁81と、その
自由端部を相互に連結している水平な上壁82とから構成
されており、この空気ばね取り付けブラケット8の内部
には、その上壁82により空気ばね7が取り付けられてい
る。また、ロアーアーム3には、適宜なブラケットを介
してコラムポスト6をその下端部において旋回自在に取
り付けると共にその円筒状の本体をアッパーアーム2の
中心部にあけられた貫通穴9を緩く貫通させ、その上端
部を、空気ばね7のピストンに連結する。更に、このコ
ラムポスト6は、アッパーアーム2の上方において、シ
ャシーフレーム1にその側面から突出するように、その
底辺の角部において旋回自在に取り付けられた、平面輪
郭がほぼ三角形状を有する制御リンク10に、その頂部に
おいて旋回自在に取り付け、コラムポスト6の振れ回り
を制御するようにしている。
本考案は、上記のような構成を有しており、ダブル・
ウィッシュボーン型サスペンションにおいて、空気ばね
7を、その基端部においてシャシーフレーム1に取り付
けられた空気ばね取り付けブラケット8に取り付け、空
気ばね7の他端部のピストンを、ロアーアーム3に下端
部を旋回自在に取り付けられ、本体をアッパーアーム2
にあけられた貫通穴9を貫通されたコラムポスト6の上
端部に連結すると共にアッパーアーム2の上方でシャシ
ーフレーム1とコラムポスト6間を制御リンク10で連結
してあるので、自動車の走行に伴ってシャシーフレーム
1と車輪5との間に相対的移動が生じた場合に、これに
従って、アッパーアーム2及びロアーアーム3とシャシ
ーフレーム1との間に相対移動が生じ、この相対移動
は、ロアーアーム3に下端部を旋回自在に連結されたコ
ラムポスト6を介して、空気ばね取り付けブラケット8
を介してシャシーフレーム1に固定された空気ばね7の
ピストンに伝達されるが、この場合、コラムポスト6
と、空気ばね7との間の制御リンク10の特殊な配置によ
り、空気ばね7のピストンの動きの方向を、シャシーフ
レーム1と、車輪5との間における相対移動の方向にほ
ぼ平行とさせ、空気ばねの7作用により、この相対移動
を制御することが可能となる。
g.考案の効果 本考案は、上記のような構成及び作用を有しているの
で、空気ばね7を組み込んだダブル・ウィッシュボーン
型サスペンションにおいて、シャシーフレーム1と、車
輪5との間に相対移動が生じた場合に、空気ばね7のピ
ストンの動きの方向を、その相対移動とほぼ平行とさせ
ることができるので、空気ばね7を構成しているゴムベ
ローズと、ピストンとの間における摩擦を減少させるこ
とができ、また、その構成が比較的簡単であるので、小
型車のような取り付け空間が狭い場合にも、容易に取り
付けることが可能となり、ダブル・ウィッシュボーン型
サスペンションを採用している小型自動車に、そのサス
ペンションに空気ばねを容易に組み込むことにより、空
気ばねの走行性能と寿命を一層向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の1実施例の要部を示す略正面図、第
2図は、その正面図、第3図は、第2図のIII-III線に
よる切断面図、第4〜6図は、それぞれ、従来考えられ
ているダブル・ウィッシュボーン型サスペンションにお
ける空気ばねの取り付け方式の例を示す略図である。 1‥シャシー、2‥アッパーアーム、3‥ロアーアー
ム、4‥ナックルアーム、5‥車輪、6‥コラムポス
ト、7‥空気ばね、8‥空気ばね取り付けブラケット、
9‥アッパーアームにあけられた貫通穴、10‥制御リン
ク。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャシーフレーム(1)に1端部を旋回自
    在に連結すると共に他端部をナックルアーム(4)に旋
    回自在に連結したロアーアーム(3)と、シャシーフレ
    ーム(1)に1端部を旋回自在に連結すると共に他端部
    を前記ナックルアーム(4)に旋回自在に連結したアッ
    パーアーム(2)とから成り立っている自動車用ダブル
    ・ウィッシュボーン型空気ばねサスペンションにおい
    て、前記シャシーフレーム(1)に設けられた空気ばね
    取り付けブラケット(8)の空気ばね(7)と前記ロア
    ーアーム(3)との間に設けられたコラムポスト(6)
    と、前記アッパーアーム(2)の上方に位置し前記シャ
    シーフレーム(1)と前記コラムポスト(6)との間に
    設けられ平面輪郭がほぼ三角形状を有する制御リンク
    (10)とを備え、前記コラムポスト(6)は前記アッパ
    ーアーム(2)の貫通穴(9)を緩く貫通して設けられ
    ている構成よりなることを特徴とする自動車用ダブル・
    ウィッシュボーン型空気ばねサスペンション。
JP1987155591U 1987-10-13 1987-10-13 自動車用ダブル・ウィッシュボ−ン型空気ばねサスペンション Expired - Lifetime JP2525347Y2 (ja)

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