JP2525325Y2 - 画像形成装置における給紙ローラ軸の軸支構造 - Google Patents

画像形成装置における給紙ローラ軸の軸支構造

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JP2525325Y2 JP1989083190U JP8319089U JP2525325Y2 JP 2525325 Y2 JP2525325 Y2 JP 2525325Y2 JP 1989083190 U JP1989083190 U JP 1989083190U JP 8319089 U JP8319089 U JP 8319089U JP 2525325 Y2 JP2525325 Y2 JP 2525325Y2
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孝和 森田
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、静電写真複写機やファクシミリ等の画像形
成装置における給紙ローラ軸の軸支構造に関し、詳しく
は、着脱自在に給紙ローラを備えた給紙ローラ軸の両側
を、それぞれ軸受を介して一対の支持部材に軸支させた
画像形成装置における給紙ローラ軸の軸支構造に関す
る。
〔従来の技術〕
上記の給紙ローラ軸は、1個乃至は複数個の給紙ロー
ラを備えており、この給紙ローラが摩耗したときの交換
やその他のメンテナンス等に際して、当該給紙ローラを
備えた給紙ローラ軸を装置本体から取り出しているが、
これには、給紙ローラ軸に対する駆動手段の連結を解除
した上で、当該給紙ローラ軸を軸支する軸受を取り外
し、給紙ローラ軸を装置本体から抜き出しているが、こ
の給紙ローラ取り外しの作業は極めて煩わしく、かつ、
その後の組み付け作業も同様に困難であった。
かゝる実情に鑑みて本出願人は、第8図に示され、ま
た、実開昭63−90646号公報にも見られるように、給紙
ローラ61を備えた給紙ローラ軸62を給紙ローラ61の両側
近傍で分割すると共に、その分割ローラ軸62a,62bの軸
端を互いに重合させ、かつ、該重合部において分割ロー
ラ軸62a,62bどうしをビス63で連結させるようにし、も
って、上記のビス63を取り外し又はセットするだけの簡
易な操作で、給紙ローラ61を備えた分割軸62aの着脱を
誰にでも簡易に行える装置を提案している。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前記給紙ローラ61の回転振れを生じさせな
いように、分割ローラ軸62a,62bの回転軸線を一致させ
る上で高精度の加工技術を必要とし、かつ、部品点数が
多くなることでコスト的に高くなる点において改善の余
地が見られたのである。
本考案は、上記の実情に鑑みて案出されたものであっ
て、極めて簡単な改良によって、上記の不都合、すなわ
ち、給紙ローラ軸に対する駆動手段の連結解除による給
紙ローラ取り外し作業の煩わしさ及びその後の組み付け
作業の困難さや、給紙ローラ軸の分割により発生する給
紙ローラの回転振れ防止のための加工技術の難しさを一
切伴うことなく、給紙ローラ軸に対する給紙ローラの着
脱を容易に行える給紙ローラ軸の軸支構造を提供するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、着脱自在に給
紙ローラを備えた給紙ローラ軸の駆動手段に連結された
側及び自由端側を一対の支持部材に軸支させ、この一対
の支持部材にそれぞれ設けられた駆動手段側及び自由端
側の軸受によって給紙ローラ軸を回転可能に支持するよ
うに構成した画像形成装置における給紙ローラ軸の軸支
構造において、前記駆動手段側の支持部材の内面から給
紙ローラ軸の自由端までの寸法を、前記一対の支持部材
の内面間寸法よりも小に設定し、前記給紙ローラ軸の自
由端を支持する前記自由端側の軸受を、前記給紙ローラ
軸の自由端から支持部材の外方に抜き取り可能に構成す
ると共に、前記給紙ローラを給紙ローラ軸に対して軸線
方向に移動自在に設け、且つこの給紙ローラを、前記給
紙ローラ軸に対して固定するよう前記給紙ローラ軸に取
外し自在に装着される固定部材を備え、更に、前記給紙
ローラ軸は、前記自由端側の軸受を抜き取ったときに、
前記駆動手段側の軸受を中心にして前記給紙ローラ軸の
自由端側を下方に垂れ下がり可能とし、前記給紙ローラ
を前記給紙ローラ軸の自由端側に移動させて抜き出すよ
う構成した点に特徴を有する。
また、本考案は、別の観点から、着脱自在に給紙ロー
ラを備えた給紙ローラ軸の駆動手段に連結された側及び
自由端側を一対の支持部材に軸支させ、この一対の支持
部材にそれぞれ設けられた駆動手段側及び自由端側の軸
受によって給紙ローラ軸を回転可能に支持するように構
成した画像形成装置における給紙ローラ軸の軸支構造に
おいて、前記駆動手段側の支持部材の内面から給紙ロー
ラ軸の自由端までの寸法を、前記一対の支持部材の内面
間寸法よりも小に設定し、前記給紙ローラ軸の自由端を
支持する前記自由端側の軸受を、前記給紙ローラ軸の自
由端から支持部材の外方に抜き取り可能に構成すると共
に、前記給紙ローラを給紙ローラ軸に対して軸線方向に
移動自在に設け、且つこの給紙ローラを、前記給紙ロー
ラ軸に対して固定するよう前記給紙ローラ軸に取外し自
在に装着される固定部材を備え、更に、前記給紙ローラ
軸の自由端から前記自由端側の支持部材の内面までの寸
法を、前記給紙ローラの軸線方向長さよりも大に設定し
てあることを特徴とする画像形成装置における給紙ロー
ラ軸の軸支構造を提供する。
〔作用〕
上記の特徴構成によれば、着脱自在に給紙ローラを備
えた給紙ローラ軸の駆動手段に連結された側及び自由端
側を一対の支持部材に軸支させ、駆動手段側の支持部材
の内面から給紙ローラ軸の自由端までの寸法を、一対の
支持部材の内面間寸法よりも小に設定し、給紙ローラ軸
の自由端を支持する自由端側の軸受を、給紙ローラ軸の
自由端から支持部材の外方に抜き取り可能に構成すると
共に、給紙ローラを給紙ローラ軸に対して軸線方向に移
動自在に設け、且つこの給紙ローラを、給紙ローラ軸に
対して固定するよう給紙ローラ軸に取外し自在に装着さ
れる固定部材を設けたので、自由端側の軸受を給紙ロー
ラ軸の自由端から支持部材の外方に抜き取ることで、給
紙ローラ軸の自由端側が、駆動手段側の軸受を中心にし
て下方に垂れ下がり勝手となり、この状態で固定部材を
給紙ローラ軸から取外すことにより、給紙ローラを給紙
ローラ軸の自由端側に移動させて抜き出せる。
あるいは、給紙ローラ軸の自由端から自由端側の支持
部材の内面までの寸法を、給紙ローラの軸線方向長さよ
りも大に設定しておけば、給紙ローラ軸の自由端側を下
方に垂れ下がらすことなく、給紙ローラを給紙ローラ軸
の自由端側に移動させて抜き出せる。
また、上記の操作とは逆の手順をとることで給紙ロー
ラ軸が組み付けられる。
このように、本考案では、給紙ローラ軸に対する駆動
手段の連結解除による給紙ローラ取り外し作業の煩わし
さ及びその後の組み付け作業の困難さや、給紙ローラ軸
の分割により発生する給紙ローラの回転振れ防止のため
加工技術の難しさを一切伴うことなく、給紙ローラ軸に
対する給紙ローラの着脱を容易に行える。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は静電写真複写機を一例とした画像形成装置を
示し、給紙デスク1に画像形成装置本体2を搭載して成
る。
前記給紙デスク1は、夫々が給紙ローラ3を有する上
下複数段の給紙部4を移動ラック5の内部に設けると共
に、各給紙部4からの給紙路6を合流させてその合流給
紙路7の排紙口8を移動ラック5の上部一側に開設して
成る。
前記画像形成装置本体2は、前記給紙デスク1への搭
載下において当該給紙デスク1の排紙口8に連なる給紙
路6を本体ケース10の下部一側に設け、この本体ケース
10に感光体11を横架すると共に、当該感光体11のまわり
に、帯電装置12、現像装置13、転写装置14、用紙分離装
置15、及び、クリーニング装置16を配設し、かつ、前記
給紙路9から転写装置14にわたって給紙搬送路17を配設
すると共に、転写・分離後の用紙を定着装置18に給紙す
る排紙口搬送路19と、定着後の用紙を排紙トレイ20に排
紙する排紙ローラ21を設け、更に、前記本体ケース10の
上部空間に光学系移動式の露光装置22を配設して成る。
第2図乃至第5図に示すように、前記給紙デスク1の
複数段の各給紙部4には、前記給紙ローラ3の回転軸線
方向Pに挿抜自在に給紙カセット23が装填されるように
構成されている。
この給紙カセット23は、カセット挿入方向の軸線まわ
りで揺動自在な乗載板24をカセットケース本体25の内部
に設けると共に、この乗載板24の給紙方向上流部と側部
に夫々紙端規正板26を設け、かつ、前記乗載板24上に積
層収納される用紙の給紙方向下流部両隅を押さえる用紙
分離爪27と、前記乗載板24を用紙分離爪27側に持ち上げ
付勢する付勢手段28を設け、更に、前記乗載板24には、
用紙が消費し尽くされたときに紙無し検出センサー29が
落ち込む開口aを形成して成るもので、当該給紙カセッ
ト23の給紙部4に対する挿入方向下流部両側には転動コ
ロ30が枢着され、かつ、カセット挿入方向上流部両側に
は後方斜め下方に傾斜するカム部材31が設けられてい
る。
一方、前記給紙ローラ3は、長手中間部が小径に形成
されたローラ本体3aの両側にゴム製のコロ部材3bを設け
て成るもので、前記ローラ本体3aの一端側には係止凹部
bが形成されている。
かゝる給紙ローラ3を着脱自在に支持する給紙ローラ
軸32は、前記給紙ローラ3の係止凹部bを係入して当該
給紙ローラ3を一体化保持するスプリングピンcと、前
記給紙ローラ3の抜け止め具dと、後述する受座i,iと
を備えている。そして、これら係止凹部b、スプリング
ピンc、抜け止め具d及び受座i,iとで給紙ローラ3を
給紙ローラ軸32に対して固定する固定部材が構成されて
いる。
33,34は、本体ケース10側に設けられた一対の支持部
材で、給紙ローラ3を備えた給紙ローラ軸32の駆動手段
(後述する)に連結された側及び自由端側を軸支すると
共に、この一対の支持部材33,34にそれぞれ設けられた
駆動手段側及び自由端側の軸受35,36によって給紙ロー
ラ軸32が回転可能に支持されており、また、給紙ローラ
3が給紙ローラ軸32に対して軸線方向に移動自在に設け
られている。
さて、第2図乃至第5図において、図中の37は前記給
紙カセット23の転動コロ30を案内支持するリブ付きのコ
の字状ガイド部材で、給紙方向に所定間隔を隔てて給紙
部4に立設されたブラケット部材38にビスeを介して取
り付けられている。
このガイド部材37のカセット挿入方向下流部には、前
記給紙カセット23の装填移動に伴って当該給紙カセット
23の転動コロ30を斜め上方に持ち上げ移動させるカム部
材39が設けられ、かつ、カセット挿入方向上流部に垂下
連設された舌片には、給紙カセット23の給紙方向両側下
面ならびに前記カム部材39を転動支持する転動コロ40が
設けられ、前記給紙カセット23側の転動コロ30とガイド
部材37側のカム部材39、及び、給紙カセット23側のカム
部材31とガイド部材37側の転動コロ40により、前記給紙
部4への挿入終端近くにおいて前記給紙カセット23を4
点支持の状態で斜め上方に持ち上げ移動させる移動手段
41が構成されている。
尚、上記移動手段41による給紙カセット23の持ち上げ
初期までのカセット挿抜範囲において、当該給紙カセッ
ト23内の用紙が前記給紙ローラ3ならびにセンサー29に
当接しないように、前記ガイド部材37の高さ位置が設定
されている。
42は前記一対の支持部材33,34にわたって前記給紙ロ
ーラ3の上部側に設けられた板状部材であって、前記給
紙ローラ3の回転軸線方向に延びる長孔fが形成されて
いる。
43は前記長孔fに沿って移動自在なビスgが当該長孔
fを通して螺着された被動部材であって、カセット挿入
方向両側の下方への折曲部分43a,43bには、夫々給紙ロ
ーラ軸32を下方から係入する係入部hが形成され、か
つ、この折曲部分43a,43bの両外面部に当接させる状態
で固定部材としての受座i,iが給紙ローラ軸32に取り付
けられ、もって、前記給紙ローラ3を一体に保持した給
紙ローラ軸32と被動部材43が一体的に、前記長孔fの範
囲内で回転軸線方向Pに移動自在に構成されている。
そして、この被動部材43のカセット挿入方向下流部側
の折曲部分43aは、前記給紙カセット23が斜め上方に移
動するときを含み前記用紙上面がセンサー29に当接する
前に、当該給紙カセット23の挿入方向下流部側に当接す
るように長さ設定が成され、かつ、給紙カセット23の挿
入方向下流部側が当該折曲部分43aに当接した状態で、
カセット挿入方向Pの用紙巾中心と給紙ローラ3の長手
中心とがほゞ一致するように構成されている。
44は前記一体化された給紙ローラ軸32と給紙ローラ3
を被動部材43を介してカセット抜き出し方向に付勢移動
させ、これらを初期位置に復帰させる位置復帰手段であ
って、当該位置復帰手段44によって前記ビスgが長孔f
の端部に付勢当接された状態が、後述するところの給紙
ローラ軸32ならびに給紙ローラ3の初期位置である。
45はソリ形状の紙押えガイドで、前記給紙ローラ3の
中間部と両側に対応させて前記被動部材43に設けられて
いる。
更に、第4,6図において、G1は、後述する駆動手段に
含まれる入力ギヤで、前記給紙ローラ軸32の駆動手段側
の軸端を駆動手段側の軸受35から突出させて当該軸部分
32aを所謂Dカットし、この軸部分32aに前記入力ギヤG1
が相対摺動のみ自在に設けられている。
G2は前記入力ギヤG1に対する出力ギヤで、このギヤG2
の上部側に前記入力ギヤG1を噛合させてある。46はクラ
ッチ、47は駆動側入力手段で、これらは支持部材33に連
設されたブラケット48の支軸49に軸支され、これら入力
ギヤG1、出力ギヤG2、クラッチ46、ブラケット48及び支
軸49から給紙ローラ軸32の駆動手段が構成されている。
そして、前記軸部分32aの上方への逃げ出しを許容する
状態で、前記ブラケット48の一部が入力ギヤG1の一方の
端面部に対応位置し、かつ、前記クラッチ46の一部が入
力ギヤG1の他方の端面部に対応位置するように構成され
ている。
即ち、前記給紙ローラ軸32が軸線方向に往復移動して
も、前記入力ギヤG1は殆ど位置不変の状態にあって、当
該給紙ローラ軸32が常にギヤ伝動下に置かれるように構
成されているのである。
上記の構成によれば、前記給紙部4への給紙カセット
23の装填に際して、第3図に示すように、前記給紙カセ
ット23の転動コロ30を前記ガイド部材37上に位置させる
と共に、当該給紙カセット23の両側下面部をガイド部材
37側の転動コロ40で支持させ、この4点支持の状態で給
紙カセット23を給紙部4に押し込むのであるが、当該給
紙カセット23の挿入方向下流部側が被動部材43の折曲部
分43aに当接するまでは、当該給紙カセット23内の用紙
は給紙ローラ3ならびにセンサー29の下方を移動する。
給紙カセット23の挿入方向下流部側が前記折曲部分43
aに当接した後は、当該折曲部分43aに対して相対回転自
在に一体化されている給紙ローラ軸32と給紙ローラ3
が、前記給紙カセット23と一体になってカセット挿入方
向Pに移動すると共に、前記移動手段41の作用で給紙カ
セット23が斜め上方に持ち上げられ、第4図および第5
図に示すように、当該給紙カセット23内の用紙上面がセ
ンサー29に当接し且つ給紙ローラ3に押圧される。
そして、図示しないが、前記給紙カセット23の用紙が
消費し尽くされると、用紙による開口aの閉塞が解かれ
て当該開口aにセンサー29が落ち込み、図外の紙無し報
知ランプ等が作動される。
前記給紙部4からの給紙カセット23に抜き出しは給紙
カセット装填動作と逆の動作で行われるのであり、即
ち、給紙カセット23の抜き出しに伴って、当該給紙カセ
ット23が斜め下方に移動すると共に、前記位置復帰手段
44に作用で前記給紙ローラ3と給紙ローラ軸32および被
動部材43が、前記給紙カセット23と一体になって初期位
置にまで移動し、かつ、その間に用紙上面が給紙ローラ
3とセンサー29から離間する。あるいは、前記紙無し状
態であれば、前記乗載板24が給紙ローラ3とセンサー29
から離間する。
上記の構成において、前記給紙ローラ3を備えた給紙
ローラ軸32が位置復帰手段44の付勢力によって初期位置
に復帰された状態で、駆動手段側の支持部材33の内面か
ら給紙ローラ軸32の自由端までの寸法lが、前記一対の
支持部材33,34の内面間寸法Lよりもやゝ小になるよう
に構成し、換言すれば、前記給紙ローラ軸32の自由端と
この自由端側の支持部材34の内面との間に寸法(L−
l)なる隙間が形成されるように構成し、かつ、当該給
紙ローラ軸32の自由端を支持する軸受36を自由端側の支
持部材34の外方に抜き取り可能に構成してある。
かゝる構成によれば、第6図に示すように、前記自由
端側の軸受36を抜き取ることで、前記給紙ローラ軸32に
自由端側が前記駆動手段側の軸受35部分を中心にして下
方に垂れ下がり勝手となり、かつ、前記抜け止め具dと
受座iとを取り外すことで、前記給紙ローラ3を給紙ロ
ーラ軸32の自由端側に移動させて給紙ローラ軸32から抜
き取ることができる。
第7図に本考案の別実施例による給紙ローラ軸32の軸
支構造を示す。このものは、前記給紙ローラ軸32の自由
端から前記自由端側の支持部材34の内面までの寸法(L
−l)を、前記給紙ローラ3の軸線方向長さよりも大に
設定した点に特徴を有する。
かゝる構成によれば、給紙ローラ軸32の自由端とこの
自由端側の支持部材34の内面との隙間を通して給紙ロー
ラ3を抜き取ることができ、而して、前記給紙ローラ軸
32の下方への垂れ下がりを防止すべく、ブラケット48に
軸受50を設けて、軸端部の二点を支持させるようにした
軸支構造を対象にする上で好適である。
〔考案の効果〕
以上説明したように請求項(1),(2)に記載され
た考案によれば、給紙ローラ軸の自由端とこの自由端側
の支持部材との間に隙間が形成されるように当該給紙ロ
ーラ軸の軸長を設定し、かつ、当該給紙ローラ軸の自由
端を支持する前記自由端側の軸受を支持部材に外方に抜
き取り可能に構成すると共に、前記給紙ローラを給紙ロ
ーラ軸に対して軸線方向に移動自在とし、かつ、前記給
紙ローラを給紙ローラ軸に対して固定するよう前記給紙
ローラ軸に取外し自在に装着される固定部材を設けると
いう簡単な技術によって、前記給紙ローラ軸からの給紙
ローラの抜き出しを簡易に行えると共に、給紙ローラ軸
に対する給紙ローラに組み付けも同様に簡易に行え、全
体として、簡単かつ合理的な改良によって、本出願人が
提案している給紙ローラ軸の軸支構造における課題を解
決できるに至った。
すなわち、請求項(1)に記載された考案では、自由
端側の軸受を給紙ローラ軸の自由端から支持部材の外方
に抜き取ることで、給紙ローラ軸の自由端側が、駆動手
段側の軸受を中心にして下方に垂れ下がり勝手となり、
この状態で固定部材を給紙ローラ軸から取外すことによ
り、給紙ローラを給紙ローラ軸の自由端側に移動させて
抜き出せる。また、請求項(2)に記載された考案で
は、給紙ローラ軸の自由端側を下方に垂れ下がらすこと
なく、給紙ローラを給紙ローラ軸の自由端側に移動させ
て抜き出せる。このように、本考案は、給紙ローラ軸に
対する駆動手段の連結を解除したり給紙ローラ軸を分割
したりすることなく、簡易な取り外し及び組み付け作業
で磨耗したときの給紙ローラの交換やその他のメンテナ
ンス等を行える。
要するに、本考案は、給紙ローラ軸に対する駆動手段
の連結解除による給紙ローラ取り外し作業の煩わしさ及
びその後の組み付け作業の困難さや、給紙ローラ軸の分
割により発生する給紙ローラの回転振れ防止のための加
工技術の難しさを一切伴うことなく、給紙ローラ軸に対
する給紙ローラの着脱を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は画像形成装置の概略縦断側面図、第2図は給紙
装置を分解して給紙カセットと共に示す斜視図、第3図
は給紙カセットの挿入途中の状態を示す説明図、第4図
は用紙上面を給紙ローラに押圧させた状態の断面図、第
5図は給紙部への給紙カセットの装填状態を示す説明
図、第6図は給紙ローラ軸からの給紙ローラの抜き出し
説明図、第7図は別実施例の給紙ローラ軸の軸支構造に
おける給紙ローラの抜き出し説明図、第8図は本出願人
が提案している給紙ローラ軸の要部を破断した軸支構造
の説明図である。 3…給紙ローラ、32…給紙ローラ軸、33…駆動手段側の
支持部材、34…自由端側の支持部材、35…駆動手段側の
軸受、36…自由端側の軸受、46…クラッチ、48…ブラケ
ット、49…支軸、G1…入力ギヤ、G2…出力ギヤ、b…係
止凹部、c…スプリングピン、d…抜け止め具、i…受
座、l,L…寸法。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】着脱自在に給紙ローラを備えた給紙ローラ
    軸の駆動手段に連結された側及び自由端側を一対の支持
    部材に軸支させ、この一対の支持部材にそれぞれ設けら
    れた駆動手段側及び自由端側の軸受によって給紙ローラ
    軸を回転可能に支持するように構成した画像形成装置に
    おける給紙ローラ軸の軸支構造において、前記駆動手段
    側の支持部材の内面から給紙ローラ軸の自由端までの寸
    法を、前記一対の支持部材の内面間寸法よりも小に設定
    し、前記給紙ローラ軸の自由端を支持する前記自由端側
    の軸受を、前記給紙ローラ軸の自由端から支持部材の外
    方に抜き取り可能に構成すると共に、前記給紙ローラを
    給紙ローラ軸に対して軸線方向に移動自在に設け、且つ
    この給紙ローラを、前記給紙ローラ軸に対して固定する
    よう前記給紙ローラ軸に取外し自在に装着される固定部
    材を備え、更に、前記給紙ローラ軸は、前記自由端側の
    軸受を抜き取ったときに、前記駆動手段側の軸受を中心
    にして前記給紙ローラ軸の自由端側を下方に垂れ下がり
    可能とし、前記給紙ローラを前記給紙ローラ軸の自由端
    側に移動させて抜き出すよう構成してあることを特徴と
    する画像形成装置における給紙ローラ軸の軸支構造。
  2. 【請求項2】着脱自在に給紙ローラを備えた給紙ローラ
    軸の駆動手段に連結された側及び自由端側を一対の支持
    部材に軸支させ、この一対の支持部材にそれぞれ設けら
    れた駆動手段側及び自由端側の軸受によって給紙ローラ
    軸を回転可能に支持するように構成した画像形成装置に
    おける給紙ローラ軸の軸支構造において、前記駆動手段
    側の支持部材の内面から給紙ローラ軸の自由端までの寸
    法を、前記一対の支持部材の内面間寸法よりも小に設定
    し、前記給紙ローラ軸の自由端を支持する前記自由端側
    の軸受を、前記給紙ローラ軸の自由端から支持部材の外
    方に抜き取り可能に構成すると共に、前記給紙ローラを
    給紙ローラ軸に対して軸線方向に移動自在に設け、且つ
    この給紙ローラを、前記給紙ローラ軸に対して固定する
    よう前記給紙ローラ軸に取外し自在に装着される固定部
    材を備え、更に、前記給紙ローラ軸の自由端から前記自
    由端側の支持部材の内面までの寸法を、前記給紙ローラ
    の軸線方向長さよりも大に設定してあることを特徴とす
    る画像形成装置における給紙ローラ軸の軸支構造。
JP1989083190U 1989-07-16 1989-07-16 画像形成装置における給紙ローラ軸の軸支構造 Expired - Lifetime JP2525325Y2 (ja)

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