JP3275703B2 - 画像形成装置の用紙搬送装置 - Google Patents

画像形成装置の用紙搬送装置

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JP3275703B2
JP3275703B2 JP12477996A JP12477996A JP3275703B2 JP 3275703 B2 JP3275703 B2 JP 3275703B2 JP 12477996 A JP12477996 A JP 12477996A JP 12477996 A JP12477996 A JP 12477996A JP 3275703 B2 JP3275703 B2 JP 3275703B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、ファク
シミリ、あるいはレーザプリンタなどの画像形成装置に
適用される用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7で示すように、小型レーザプ
リンタ等の画像形成装置50では、装置本体を構成する
筐体51内に配設される用紙搬送装置52を、用紙搬送
ロール53と用紙搬送ロール軸54からなる用紙搬送ロ
ールユニット55と、この用紙搬送ロールユニット55
を駆動する別体のロール駆動ユニット56とにより構成
している。
【0003】そして、このような用紙搬送装置52で
は、用紙搬送ロールユニット55の用紙搬送ロール軸5
4を筐体51内に配設された一対の軸受57、58内に
装着した後、筐体51の側方51aにロール駆動ユニッ
ト56をねじ等の締着手段により締着させるようにして
いる。
【0004】一方、従来では、筐体51の構造の複雑
化、および用紙搬送ロールユニット55の一層の低価格
化に対応するため、図8で示すように、用紙搬送ロール
ユニット55とロール駆動ユニット56とをさらに一体
にユニット化して、部品点数を削減する工夫がなされて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8で示す
従来の用紙搬送装置52によると、ロール駆動ユニット
56から用紙搬送ロール53までの距離Lが十分短けれ
ば、用紙搬送ロール軸54の撓み、および軸受60、6
1での片あたり等の問題は発生しないが、そのかわり用
紙を用紙搬送ロール53により用紙案内シュート62の
側方で搬送するため、用紙の搬送姿勢が不安定となって
用紙のスキュー、あるいは紙ジャムを発生させる要因と
なる虞があった。
【0006】このような虞を防止するためには、ロール
駆動ユニット56から用紙搬送ロール53までの距離L
を十分長く設定し、用紙案内シュート62の略中央に近
い部分で用紙を搬送すれば良いが、そうすると用紙搬送
ロール軸54が長くなって、当該用紙搬送ロール軸54
の撓み、および軸受60、61での片あたり等の問題が
発生し、このため用紙搬送装置52の耐久性、及び用紙
搬送性が著しく低下してしまう難点がある。
【0007】この発明は、上述した事情に鑑み、部品点
数が少なく、しかも装置の耐久性及び用紙の搬送性を向
上させるようにした画像形成装置の用紙搬送装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明の画像形成装置の用紙搬送装置では、用
紙搬送ロールユニットとロール駆動ユニットとを一体に
ユニット化して用紙搬送ユニットとし、これにより用紙
搬送ロール軸の基端部を前記ロール駆動ユニットに軸支
させるとともに、画像形成装置の装置本体を構成する筐
体の内部に用紙搬送ロール軸の先端を軸支する軸受部を
形成し、もって用紙搬送ユニットを装置本体の筐体に装
着した際に、用紙搬送ロール軸の先端部を筐体の軸受部
に嵌挿させて軸支させるようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる用紙搬送
装置の一実施例を説明するが、その前に、この発明に係
わる用紙搬送装置が適用される画像形成装置1の構成に
ついて説明する。
【0010】図1は、この発明に係わる用紙搬送装置が
適用される画像形成装置1の概念断面図である。
【0011】この画像形成装置1は大別すると、装置本
体を構成する筐体2と、この筐体2の右側方に着脱自在
に装着された用紙排出部3と、前記筐体2の底部に着脱
自在に装着され用紙の進行方向を逆転させてその上下面
を反転させるスイッチバック部4と、このスイッチバッ
ク部4の底面に着脱自在に装着され、通常の用紙カセッ
トよりも多数枚(例えば500枚程度)の用紙を収容す
る第2の用紙カセット5とから構成されている。
【0012】なお、上述した用紙排出部3、スイッチバ
ック部4、および第2の用紙カセット5は筐体2の外部
に増設できるオプションユニットとして用意されるもの
であり、そのうち用紙排出部3とスイッチバック部4は
筐体2のみで通常行われる画像形成プロセス、即ちシー
ト状記録用紙(以下、用紙)の一側面にのみ画像を形成
する場合は使用されない。
【0013】一方、前記筐体2内には、画情報を含んだ
レーザビームを出力する光学ユニット6、感光体7等か
ら構成された静電記録式の画像形成手段8、定着ロール
9等から構成された定着手段10、および静電記録方式
を構成する各主要構成要素等が配設され、その底部には
用紙11を積載収容した第1の用紙カセット12が矢印
A方向へ向け着脱自在に装着されている。
【0014】なお、図1で符号13は手差しモードの際
に使用される折り畳み式の手差しトレー、14はこの手
差しトレー13の収納時に、当該手差しトレー13を覆
って収納する手差しトレー収納カバー、15は筐体2の
上面に形成されたメイントレー16を覆うメイントレー
カバー、17は用紙排出部3の側方に配設されたサブト
レーである。
【0015】次に上述した画像形成装置1の動作を簡単
に説明する。
【0016】まず、用紙の一側面にのみに画像を形成す
る片面記録モードの画像形成工程を説明する。
【0017】第1の用紙カセット12の最上面からフイ
ードロール20により用紙11が一枚フィードされる
と、その用紙11は第1および第2の用紙案内シュート
21、22に沿い画像形成手段8へ搬送され、この画像
形成手段8により用紙の一側面に画像が形成される。な
お、上述した第1および第2の用紙案内シュート21、
22の途中には用紙搬送ロール23、24および手差し
モードの際に手差しトレー13から一枚ずつ分離された
用紙の搬送タイミングをとるレジロール25が介在され
ている。
【0018】第1の用紙カセット12からフイードロー
ル20によりフィードされた用紙11は、用紙搬送ロー
ル23、24により速度切り換え位置Cまでは高速で搬
送され、その先端がレジロール25に取り込まれた後は
低速で駆動される。すなわち、レジロール25以降は図
示せぬ一定速制御モータにより一定速で駆動されている
ため、用紙11がレジロール25に達したときには、レ
ジロール25の速度に合わせて低速で搬送を行う。そし
て、用紙11が低速で搬送されながらレジロール25を
通過すると、フィードロール20、搬送ロール23およ
び24は再び高速で駆動される。
【0019】一方、前記画像形成手段8により一側面に
画像が形成された用紙は、次に第3の用紙案内シュート
26を介し定着手段10へ搬送され、そこで未定着の画
像が定着される。画像が定着された後、一側面に画像が
形成された用紙は次に排出ロール27を介し、第4ある
いは第5の用紙案内シュート28、29うちいずれか一
方の用紙案内シュートへ排出される。
【0020】この第4あるいは第5の用紙案内シュート
28、29の基端には排出ロール27から排出された記
録紙を第4あるいは第5の用紙案内シュート28、29
のうちいずれか一方へ案内する第1の切替爪30が配設
されており、この第1の切替爪30が反時計方向へ回転
し、その位置に位置決め停止されると、排出ロール27
から排出された記録紙は第4の用紙案内シュート28へ
案内される。そしてこの第4の用紙案内シュート28へ
案内された記録紙は排出ロール31を介しメイントレー
16上に排出される。
【0021】一方、上述した第1の切替爪30が時計方
向へ回転し、その位置に位置決めされると、排出ロール
27から排出された記録紙は第5の用紙案内シュート2
9へ案内される。この第5の用紙案内シュート29へ案
内された用紙は、次に第2の切替爪30aを介し第6あ
るいは第7の用紙案内シュート32、33へ案内される
が、片面記録モードの場合、第2の切替爪30aは常に
反時計方向へ回転し、その位置に位置決めされているの
で一側面に画像が形成された用紙は排出ロール34を介
しサブトレー17上に排出され、そこに積載収容され
る。
【0022】同様に片面記録モードの画像形成工程にお
いて、第2の用紙カセット5の最上面からフイードロー
ル35により用紙11が一枚フィードされると、その用
紙は次に第8の用紙案内シュート36、この第8の用紙
案内シュート36に連設された第9の用紙案内シュート
37、この第9の用紙案内シュート37に連設した第1
0の用紙案内シュート38、およびこの第10の用紙案
内シュート38に連設した第1および第2の用紙案内シ
ュート21、22に沿い画像形成手段8へ搬送され、こ
の画像形成手段8により用紙の一側面に画像が形成され
る。
【0023】なお、一側面に画像が形成された用紙は、
以降は上述した片面記録モードにおける記録紙と同様に
メイントレー16あるいは、サブトレー17のいずれか
一方に排出される。なお、上述した第8と第9の各用紙
案内シュート36、37の途中にも用紙搬送ロール3
9、40が介在されている。
【0024】また、片面記録モードにおける手差しモー
ドにおいても、手差しトレー13上に積載収容された記
録紙は、図示せぬ分離ロールにより一枚ずつ分離されて
第11の用紙案内シュート13aへ案内され、その後、
レジロール25により搬送タイミングが図られて、第2
の用紙案内シュート22へ搬送され、その後は上述した
片面記録モードにおける記録紙と同様にメイントレー1
6あるいは、サブトレー17のいずれか一方に排出され
る。
【0025】次に、用紙の両面にそれぞれ画像を形成す
る両面記録モードの画像形成工程を説明する。
【0026】第1の用紙カセット12からフイードロー
ル20によりフィードされ、画像形成手段8により一側
面に画像が形成され、さらに定着手段10により画像が
定着された用紙が排出ロール27を介し用紙排出部3内
へ案内されると、今度は、第2の切替爪30aが所定の
角度時計方向へ回転し、その位置に停止することにより
一側面にのみに画像が形成された用紙を第7の用紙案内
シュート33へ案内する。
【0027】この第7の用紙排出シュート33内に案内
された用紙は当該第7の用紙排出シュート33の下流端
からスイッチバック部4へ案内される。
【0028】一方、このスイッチバック部4は、一側面
に画像が形成され用紙を一時保留する第1の保留シュー
ト41と、この一時保留された用紙の進行方向を逆転さ
せる正逆回転可能なスイッチバックロール42とから構
成されており、進行方向が逆転して反転した用紙は第1
の保留シュート41の下面側に配設された第2の保留シ
ュート43を介し再び筐体2の画像形成手段8へ案内さ
れる。
【0029】一方、前記第7の用紙排出シュート33の
終端部には第3の切替爪44が配設されている。この第
3の切替爪44は反時計方向へ所定角度回転して、その
位置に停止すると、前記第7の用紙排出シュート33を
介して案内された用紙を第1の保留シュート41へ案内
し、また時計方向へ所定角度回転して、その位置に停止
すると、第1の保留シュート41に案内された用紙をス
イッチバック後、第12の用紙案内シュート45を介し
第2の保留シュート43へ案内する。
【0030】なお、第12の用紙案内シュート45と第
2の保留シュート43にも用紙を搬送する用紙搬送ロー
ル46、47、48が介在されている。
【0031】したがって、第7の用紙案内シュート33
によりスイッチバック部4へ案内された用紙は第3の切
替爪44により一時第1の保留シュート41側に案内さ
れ、さらに正転するスイッチバックロール42によりそ
の全体が一時第1の保留シュート41内に収容される。
なお、このスイッチバックロール42は用紙の一時保留
状態においても、第1の保留シュート41内に案内され
た用紙の後端を把持する態勢を維持している。
【0032】次に、用紙が第1の保留シュート41内に
一時保留されたことが検知されると、第3の切替爪44
が時計方向へ所定の回転角度回転して停止し、第12の
用紙案内シュート45の上流を拡開する。するとスイッ
チバックロール42は逆転し、今度は第1の保留シュー
ト41内に一時保留された用紙の後端を先頭にして搬送
し、第12の用紙案内シュート45を介して第2の保留
シュート43へ用紙を案内する。
【0033】この第2の保留シュート43内に案内され
た用紙は湾曲した第13の用紙案内シュート49を介し
て、第9の用紙案内シュート37へ搬送され、さらに第
10の用紙案内シュート38を介し、再び筐体2内の第
1の用紙案内シュート21へ案内される。
【0034】このように、スイッチバック部4の第2の
保留シュート43を介し再び画像形成手段8へ搬送され
た用紙はその上下が反転されているので、今度は画像形
成手段8により用紙の他側面に画像が形成され、さらに
定着手段10へ搬送され、そこで他側面の画像が定着さ
れる。その後、両面に画像が形成された用紙は排出ロー
ル27、および第1の切替爪30を介してメイントレー
16とサブトレー17のいずれか一方に排出される。
【0035】なお両面記録モードでは、手差しモードの
際に手差しトレー13から一枚ずつ分離された用紙も、
また第2の用紙トレー5から一枚ずつ分離搬送される用
紙も、上述した工程と同一の工程をへて用紙の両面に画
像が形成される。
【0036】一方、本願発明に係わる用紙搬送装置10
0は、図1の要部破断斜視図で示す図2のように、筐体
2の左側方に配設されている。
【0037】この用紙搬送装置100は、図1に示すフ
イードロール20、用紙搬送ロール23、24をそれぞ
れ回転駆動する装置で、当該用紙搬送装置100は、こ
れらの各ロール20、23、24と該ロール20、2
3、24をそれぞれ支承する用紙搬送ロール軸101、
102、103とからなる用紙搬送ロールユニット10
4と、前記各ロール20、23、24を回転駆動するロ
ール駆動ユニット105とにより構成され、特にこの用
紙搬送装置100では、ロール駆動ユニット105と用
紙搬送ロールユニット104とをさらに一体にユニット
化し、全体として一個の用紙搬送ユニット110として
いる。
【0038】上述した用紙搬送装置100うち、ロール
駆動ユニット105は、図2の要部拡大斜視図で示す図
3のように、所定間隔を設け配設された一対の金属製の
側板111、112からなり、この一対の側板111、
112間には、駆動モータ113の回転速度を減速し前
記各用紙搬送ロール軸101、102、103へ伝達す
る歯車減速装置114が介在されている。
【0039】上述した一対の金属製の側板111、11
2のうち、筐体2の一側面2a側(図2)に最も接近し
て取り付けられる側板112には、ポリアセタール樹脂
等の合成樹脂によるアウトサート成形により、減速装置
114の一部を構成する歯車の軸115、用紙搬送ロー
ル軸101、102、103を回動自在に支承する軸受
116、117、118、一対の側板111、112間
の間隔を規定するスペーサ118、及び一対の側板11
1、112間を仮止め係止する図示せぬスナップフィッ
ト等の各部材が一体形成されている。
【0040】なお、他方の側板111にはアウトサート
成形は施されていないが、この側板111には、前記用
紙搬送ロール軸101、102、103の各基端(側板
111に最も近い側の一端)と対向する位置に、ポリア
セタール樹脂等の合成樹脂により形成された軸受120
が嵌着支承されている。
【0041】一方、上述した用紙搬送ロールユニット1
04(図2)のうち、用紙搬送ロール軸101、10
2、103は、ポリアセタール樹脂等の合成樹脂により
一体形成されている。
【0042】上述した各用紙搬送ロール軸101、10
2、103は、その基本構造が略同一なので用紙搬送ロ
ール軸102を例に上げてその構造を詳細に説明する。
【0043】図3の要部拡大断面図で示す図4のよう
に、用紙搬送ロール軸102は、側板111に一時支承
される円筒形の基端102aと、それに連続して一体形
成されたボス部102bと、このボス部102bに連続
して一体形成されたギャ部102cと、該ギャ部102
cに連続して一体形成され、用紙搬送ロール軸102の
抜け止めを図る大径部102dと、該大径部102dに
連続して一体形成され、アウトサート形成された軸受1
17内に回動自在に支承された基端部である軸受部10
2eと、該軸受部102eに連続して一体形成された距
離の長い軸部102fと、該軸部102fに連続して一
体形成され、用紙搬送ロール23の抜け止めを図る大径
部102gと、該大径部102gに連続して一体形成さ
れ、用紙搬送ロール23を当該軸102に対して回動不
可能に支承するキー部102hと、このキー部102h
の上端に一体形成され用紙搬送ロール23の抜け止めを
図るスナップフィット部102iと、前記キー部102
hと一体に形成され、後述する筐体2内に形成された軸
受部内に嵌挿する円筒形の先端部102jとにより構成
されている。
【0044】なお、図4のAA拡大断面で示す図5のよ
うに、ボス部102bは樹脂による軸102の一体形成
の際の抜きを考慮して断面十字形に形成され、また図4
のBB拡大断面で示す図6のように、キー部102hに
は用紙搬送ロール23の内周面に形成されたキー溝23
aに係合する断面矩形状のキー102h´が一体に形成
されている。
【0045】一方、上述した用紙搬送装置100による
と、図2で示すように、筐体2内には、各用紙搬送ロー
ル軸101、102、103の各先端部101j、10
2j、103jと対向する位置に、当該各先端部101
j、102j、103jを回動自在に支承する軸受部1
20、121、122が一体形成されている。
【0046】なお、軸受部121、122の上方に位置
する用紙案内シュート21にはローラ22、24を露出
させるための孔124、125が形成されている。
【0047】このような軸受部120、121、122
によると、図2の矢印C、D、Eで示すように用紙搬送
ユニット110を筐体2の一側面2aに装着すると、こ
の用紙搬送ユニット110を構成する各用紙搬送ロール
軸101、102、103の各先端部101j、102
j、103jが対向する各軸受部120、121、12
2内に嵌挿し、そこに軸支されることとなる。
【0048】このように、各用紙搬送ロール軸101、
102、103の各先端部101j、102j、103
jが軸受部120、121、122に軸支されると、図
4の用紙搬送ロール軸102のように、当該軸102が
軸受部121と軸受117の2点で回動自在に支承され
ることとなる。
【0049】同様に、図示はしないが軸101は、軸受
部120と軸受116の2点で回動自在に支承され、ま
た軸103は軸受部122と軸受118の2点で回動自
在に支承されることとなる。
【0050】なお、図4に示すように、各用紙搬送ロー
ル軸101、102、103の基端を一時支承する軸受
120は、各用紙搬送ロール軸101、102、103
の基端よりも径の大きい軸受孔120aを有しており、
このため図2で示すように用紙搬送ユニット110を筐
体2の一側面2aに装着し、さらにネジ130によりス
ぺーサ118を介しロール駆動ユニット105を筐体2
の一側面2aに固定すると、各軸受120は各用紙搬送
ロール軸101、102、103の基端を、当該各用紙
搬送ロール軸101、102、103の基端に接触しな
いクリアランスをもって支承することとなる。
【0051】従って、上述した用紙搬送装置100によ
ると、用紙搬送ユニット110を装置本体1の筐体2に
装着する際に、用紙搬送ロール軸101、102、10
3の各先端部101j、102j、103jを筐体2の
軸受部120、121、122に嵌挿させて軸支し、こ
れにより用紙搬送ロール軸101、102、103を軸
受120と軸受部120、121、122の2点で回動
自在に支承させるようにしたから、各ロール20、2
3、24の位置がロール駆動ユニット105から遠い位
置にあっても、言い換えれば用紙搬送ロール軸101、
102、103が長くても、各用紙搬送ロール軸10
1、102、103の撓み、および軸受での片あたり等
の問題は発生せず、このため用紙搬送装置100の耐久
性、及び用紙搬送性を著しく向上させることができるこ
ととなる。
【0052】また、上述した実施例では、図3に示すよ
うに一方の側板112にアウトサート成形を施し、これ
により減速装置114の一部を構成する歯車の軸11
5、軸受116、117、118、一対の側板111、
112間の間隔を規定するスペーサ118、及び一対の
側板111、112間を仮止め係止する図示せぬスナッ
プフィット等の各部材を一体形成するようにしたから、
各部材は低コストで強度が高く、しかも高精度に位置決
されて取り付けられることとなる。
【0053】なお、上述した他方の側板111に配設さ
れた軸受120は、各用紙搬送ロール軸101、10
2、103の抜け止めを図るとともに、筐体2への装着
作業の際の各用紙搬送ロール軸101、102、103
の倒れを防止している。
【0054】また上述した用紙搬送装置100による
と、各用紙搬送ロール軸101、102、103はロー
ル駆動ユニット105内で、軸受120により抜け及び
倒れが防止されているので、組み立て時に各用紙搬送ロ
ール軸101、102、103が倒れることもないの
で、組立て作業も簡単となる。
【0055】また、実際に各用紙搬送ロール軸101、
102、103を回転駆動する際は、当該各用紙搬送ロ
ール軸101、102、103は、軸受120と軸受部
120、121、122の各2点でそれぞれ軸支される
から、回転負荷が大きくなったり軸がかじるといった駆
動損失を可及的に低減させることができる。
【0056】なお、上記実施例では、筐体2に近い一方
の側板112にアウトサート形成を施して、上述した各
部材を形成するようにしたが、この発明は上記実施例に
限定されることなく、筐体2から遠い他方の側板111
にアウトサート成形を施して、上述した各部材を形成す
るようにしてもよい。なお、その際は一方の側板112
に軸受120を装着することは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の用紙搬
送装置では、用紙搬送ロールユニットとロール駆動ユニ
ットとを一体にユニット化して用紙搬送ユニットとし、
これにより用紙搬送ロール軸の基端部を前記ロール駆動
ユニットに軸支させるとともに、画像形成装置の装置本
体を構成する筐体の内部に用紙搬送ロール軸の先端を軸
支する軸受部を形成し、これにより用紙搬送ユニットを
装置本体の筐体に装着する際に、用紙搬送ロール軸の先
端部を筐体の軸受部に嵌挿させて軸支させるようにした
から、用紙搬送ロール軸を長く設定しても、用紙搬送ロ
ール軸の撓み、あるいは軸受に対する片あたり等の問題
が発生せず、このため画像形成装置本体への取付精度の
向上及び取付工程の削減がなされるとともに、部品点数
を少なくし、しかも装置の耐久性及び用紙の搬送性を一
層向上させた画像形成装置の用紙搬送装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の用紙搬送装置を適用した画像
形成装置の概念図。
【図2】図2は図1の要部拡大破断斜視図。
【図3】図3は図2の要部拡大斜視図。
【図4】図4は図3の要部拡大断面図。
【図5】図5は図4のAA拡大断面図。
【図6】図6は図4のBB拡大断面図。
【図7】図7は従来の用紙搬送装置を示す概念斜視図。
【図8】図8は従来の用紙搬送装置を示す概念斜視図で
ある。
【符号の説明】
2…筐体 20、23、24…用紙搬送ロール 100…用紙搬送装置、 101、102、103…用紙搬送ロール軸 104…用紙搬送ロールユニット 105…ロール駆動ユニット 111、112…板材 110…用紙搬送ユニット 120、121、122…軸受部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/06 B65H 29/20 G03G 15/00 514 G03G 15/00 550

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙搬送ロールと該用紙搬送ロールを支承
    する用紙搬送ロール軸とを有する用紙搬送ロールユニッ
    トと、前記用紙搬送ロール軸を介し前記用紙搬送ロール
    を回転駆動するロール駆動ユニットとを有する画像形成
    装置の用紙搬送装置において、 前記用紙搬送ロールユニットと前記ロール駆動ユニット
    とを一体にユニット化して用紙搬送ユニットとし、これ
    により用紙搬送ロール軸の基端部を前記ロール駆動ユニ
    ットに軸支させるとともに、 前記画像形成装置の装置本体を構成する筐体の内部に前
    記用紙搬送ロール軸の先端を軸支する軸受部を形成し、 もって、前記用紙搬送ユニットを前記装置本体の筐体に
    装着した際に、前記用紙搬送ロール軸の先端部を前記筐
    体の軸受部に嵌挿させて軸支させるようにしたことを特
    徴とする画像形成装置の用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】前記ロール駆動ユニットは所定間隔を設け
    相対向するように配設された一対の板材からなり、該一
    対の板材のうちいずれか一方の板材で前記用紙搬送ロー
    ル軸の基端部を回動自在に支承するとともに、他方の板
    材は、前記用紙搬送ロール軸の駆動時に該用紙搬送ロー
    ル軸の基端部に接触しないクリアランスをもって支承す
    ることを特徴とする請求項(1)記載の画像形成装置の用
    紙搬送装置。
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