JP2003246488A - ロールユニット支持構造 - Google Patents

ロールユニット支持構造

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JP2003246488A
JP2003246488A JP2002242556A JP2002242556A JP2003246488A JP 2003246488 A JP2003246488 A JP 2003246488A JP 2002242556 A JP2002242556 A JP 2002242556A JP 2002242556 A JP2002242556 A JP 2002242556A JP 2003246488 A JP2003246488 A JP 2003246488A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール体とシャフトとを一体化したロールユ
ニット全体を画像形成装置から脱着する態様において、
ロールユニットの脱着容易化及びこれに伴う脱着作業時
間の短縮化を図ると共に、用紙の搬送性が安定したロー
ルユニット支持構造を提供する。 【解決課題】 シャフト1aにロール1bが具備された
ロールユニット1の両端を一対の軸受2を介して支持フ
レーム3に回転支持し、各々の支持フレーム3には軸受
2を支持する軸受支持開口5を開設し、脱着側支持フレ
ーム3aの脱着側軸受支持開口5aには脱着側軸受2a
を脱着自在に取付け、脱着側支持フレーム3aの脱着側
軸受支持開口5aを作業用開口として、この作業用開口
を通じてロールユニット1を軸方向外側に向かって取出
すようにしたロールユニット支持構造を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機やプ
リンタなどの画像形成装置に用いられるロールユニット
支持構造に係り、特に、ロールユニットの脱着作業性を
改善したロールユニット支持構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機やプリンタなどの画像形
成装置においては、用紙を搬送するために一若しくは複
数個の搬送ロールが備えられており、この搬送ロールの
交換やその他のメンテナンス等に際しては、当該搬送ロ
ールを装置本体から取出す必要がある。この種の搬送ロ
ールは、通常、シャフトに一若しくは複数のロール体が
具備されたロールユニットからなり、シャフト両端を軸
受を介して支持フレームに回転自在に支持するようにし
たものである。ところで、この種の搬送ロール支持構造
としては、ロールユニットのロール体とシャフトとを分
離自在に連結し、両者の連結状態を解除することでロー
ル体を分離可能としたものが既に知られている(例えば
実開昭63―90646号公報,実公平6―43071
号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このとき、シャフトに
対してロール体を径方向に脱着する方式にあっては、通
常、搬送ロール近傍には用紙を案内するためのシュート
が設けられていることから、このシュートが搬送ロール
の脱着の障害になる。そこで、搬送ロールの脱着作業と
しては、搬送ロールが組付けられている搬送ユニットを
装置本体から取外した状態でシュート裏側から搬送ロー
ルの脱着を行うか、あるいは、シュートを取外した後に
搬送ロールの脱着を行わなければならない。このため、
搬送ロールの脱着作業のみならず、搬送ユニットやシュ
ートの取外し作業にも多くの時間を要する。また、シュ
ートを取外すことなくシュート側から搬送ロールの脱着
を行うためには、シュートに作業用の大きな開口が必要
となり、この開口が紙詰まりや紙折れ等の原因につなが
る虞れがある。更に、ロール体とシャフトとが分離自在
に連結されるため、搬送ロールの回転が不安定となり、
用紙の斜め送り、搬送不良、紙詰まり等が引き起こされ
るだけでなく、搬送ロールへの用紙搬送に必要な圧力の
負荷により、連結部に応力集中が生じ、搬送ロール全体
の寿命を縮ませるという不都合が生ずる。この点、シャ
フトに対してロール体を軸方向に脱着する方式にあって
は、前記ロール体を径方向に脱着する方式に比べて搬送
ロールの脱着作業性は改善されるが、軸方向での脱着を
可能とするためのジョイント機構が複雑であるばかり
か、ロール体とシャフトとの間を分離自在に連結してい
る構造からして、回転動作が不安定となり易いという技
術的課題は依然として残存する。このような不都合を解
決するには、ロール体とシャフトとを一体化してロール
ユニットとし、このロールユニット全体を脱着すること
が考えられるが、ロールユニット全体をいかに脱着する
かが大きな技術的課題となっている。特に、駆動力によ
り搬送ロールを回転させる態様にあっては、ロールユニ
ットを脱着する際に、駆動伝達部との切り分けが困難に
なるという技術的課題もある。
【0004】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、ロールユニット全体を画像
形成装置から脱着する態様において、ロールユニットの
脱着容易化及びこれに伴う脱着作業時間の短縮化を図る
と共に、用紙の搬送性が安定したロールユニット支持構
造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は図1
に示すように、シャフト1aにロール1bが具備された
ロールユニット1の両端を一対の軸受2(脱着側軸受2
a及び反脱着側軸受2b)を介して支持フレーム3(脱
着側支持フレーム3a及び反脱着側支持フレーム3b)
に回転支持するロールユニット支持構造において、各々
の支持フレーム3には軸受2が支持される軸受支持開口
5を開設し、少なくとも脱着側支持フレーム3aの脱着
側軸受支持開口5aには脱着側軸受2aを脱着自在に取
付け、脱着側支持フレーム3aの脱着側軸受支持開口5
aを作業用開口として、この作業用開口を通じてロール
ユニット1を軸方向外側に向かって取出すようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0006】このような技術的手段において、ロールユ
ニット1は駆動、従動いずれをも含み、ロールユニット
1を構成するシャフト1aに対するロール1bの個数
は、一でもよいし、複数でもよい。また、脱着側支持フ
レーム3aとは、支持フレーム3のうち、ロールユニッ
ト1の脱着作業を行う側にある支持フレーム3を意味
し、反脱着側支持フレーム3bとは、その反対側にある
支持フレーム3を意味する。更に、軸受2についても同
様に、脱着側軸受2aとは、ロールユニット1の脱着作
業を行う側の軸受2を意味し、反脱着側軸受2bとは、
その反対側の軸受2を意味する。ここで、少なくとも脱
着側軸受2aは、脱着側軸受2aを支持するために脱着
側支持フレーム3aに開設された脱着側軸受支持開口5
aに脱着自在に取付けることが可能であり、脱着側軸受
2aを脱着側軸受支持開口5aに固定したままロールユ
ニット1を脱着してもよいし、脱着側軸受2aを脱着側
軸受支持開口5aから取外した後にロールユニット1の
脱着をしてもよい。また、脱着側支持フレーム3aに開
設した脱着側軸受支持開口5aは、作業用開口としてロ
ールユニット1が取出し可能に設けられているのに対
し、反脱着側支持フレーム3bに開設した反脱着側軸受
支持開口5bは、ロールユニット1の反脱着側端部が挿
入可能に設けられている。
【0007】また、本発明において、軸受2は、少なく
とも脱着側軸受2aがロールユニット1のシャフト1a
に組付けられている態様が好ましい。この態様によれ
ば、ロールユニット1と脱着側軸受2aとを一体化して
脱着できるため、脱着側軸受2aの脱着側軸受支持開口
5aからの取外し作業が不要となり、ロールユニット1
の脱着操作が容易になる。
【0008】更に、反脱着側軸受2bは、反脱着側支持
フレーム3bの反脱着側軸受支持開口5bに取付けられ
ている態様が好ましい。この態様によれば、手の届きに
くい反脱着側における軸受2bの脱着作業が不要とな
り、ロールユニット1の脱着時の操作性が向上する。
【0009】また、本発明において、ロールユニット1
のいずれか一方端には駆動伝達機構4が具備され、駆動
伝達機構4は、装置本体側パーツ4aとシャフト側パー
ツ4bとに分離可能に設けられており、シャフト側パー
ツ4bについては、脱着側軸受支持開口5aを通過可能
となっている。このため、駆動伝達機構4の一部、すな
わちシャフト側パーツ4bをロールユニット1と一体化
して脱着側軸受支持開口5aから出入することができ、
ロールユニット1と駆動伝達機構4との連結、解除が容
易になる。ここで、装置本体側パーツ4aとシャフト側
パーツ4bとの組合せとしては、両者を共に駆動ギアと
して、ロールユニット1の取付時に係合し、図示外の駆
動源からの駆動力により駆動ギアを介して回転をシャフ
ト1aに伝達する態様が挙げられる。また、前者をタイ
ミングベルト、プーリー、駆動軸で構成し、この駆動軸
の先端をロールユニット1のシャフト1aと連結するた
めに中空に設け且つすり割の溝を切る一方、後者を当該
すり割に係合するピンとして、ロールユニット1の取付
時に駆動軸とシャフト1aが嵌合し、タイミングベル
ト、プーリーを介して伝達された図示外の駆動源からの
駆動力により回転する態様が挙げられる。また、図示の
例では、駆動伝達機構4により図示外の駆動源から駆動
力を与えてロールユニット1を回転させる態様である
が、付勢スプリングでロールユニット1を付勢し、従動
回転させる態様でもよい。
【0010】更に、本発明において、駆動伝達機構4が
反脱着側支持フレーム3bの外側に設けられる場合に
は、駆動伝達機構4のシャフト側パーツ4bをロールユ
ニット1と一体化して脱着する際に、シャフト側パーツ
4bが反脱着側軸受支持開口5bを通過可能となること
が必要となるため、シャフト側パーツ4b外径が反脱着
側軸受支持開口5b径以下となることが好ましい。ま
た、ロールユニット1と、軸受2と駆動伝達機構4のシ
ャフト側パーツ4bの一方若しくは両方とを一体化して
脱着する際には、一体化した形態において作業用開口す
なわち脱着側軸受支持開口5aから取出可能となること
が必要となるため、ロールユニット1外径、軸受2外
径、シャフト側パーツ4b外径のうち最大径が少なくと
も作業用開口径以下となることが好ましい。
【0011】このような技術的手段において、脱着側支
持フレーム3aの作業用開口は、脱着側軸受2aが取付
自在な小径開口と、ロールユニット1が取出自在なロー
ルユニット1外径以上の大径開口と、シャフト1aがこ
の小径開口と大径開口との間を移動自在なシャフト1a
外径以上の連通開口とを備え、脱着側支持フレーム3a
の脱着対象となるロール1b側且つシュートと離反する
方向に設けることが好ましい。この作業用開口により、
脱着側軸受2a外径がロールユニット1外径よりも小さ
い場合やシュートが邪魔になって脱着側軸受支持開口5
aからロールユニット1を直接取出し難い場合にも極め
て容易にロールユニット1の脱着を行うことができる。
【0012】また、シュートのロールユニット1挿入方
向途中位置に、ロールユニット1の反脱着側端部が反脱
着側軸受2b中心に向かって案内されるガイド部材を設
ければよい。ロールユニット1の反脱着側端部がこのガ
イド部材に沿って案内されるため、ロールユニット1の
反脱着側端部を奥側の見え難い位置にある反脱着側軸受
支持開口5bに挿入する際の操作性が向上する。
【0013】更に、本発明において、ロールユニット1
に対する駆動伝達機構4の配設位置により、ロールユニ
ット1外径、軸受2外径、駆動伝達機構4のシャフト側
パーツ4b外径との大小関係に関する好ましい態様が定
まるが、具体的な態様については実施の形態に委ねる。
【0014】また、このような技術的手段において、ロ
ールユニット1及び駆動伝達機構4の装置本体側パーツ
4aに取付けられる軸受2のうち、少なくとも一つの軸
受2の取付位置を調整可能に設けることが好ましい。こ
こで、駆動伝達機構4の装置本体側パーツ4aとして
は、例えばロールユニット1と嵌合可能な駆動軸が挙げ
られ、ロールユニット1及び駆動軸に取付けられる軸受
2のうち、少なくとも一つの軸受2の取付位置を調整可
能に設けることにより、シャフト1aと駆動軸との軸心
を一致させることができ、軸心のずれに起因する振動、
騒音を防止すると共に、用紙の搬送性を安定させること
ができる。また、軸受2の取付位置を調整する際のシャ
フト1aと駆動軸の軸心を一致させる方法としては、例
えば計測による方法、ダミーシャフトを挿入して取付位
置を決定する方法、回転負荷を測定する方法等が挙げら
れ、これらの方法により軸心を出し、軸受2を固定する
ものであるが、その詳細な説明については実施の形態に
委ねる。
【0015】更に、本発明において、特に、駆動伝達機
構4の装置本体側パーツ4aに取付けられる軸受2の取
付位置を調整可能に設けることが好ましい。ここで、基
本的には、取付位置が調整される軸受2は、ロールユニ
ット1に取付けられる軸受2又は例えば駆動伝達機構4
の装置本体側パーツ4aとしての駆動軸に取付けられる
軸受2のどちらでもよいが、以下の理由から駆動軸に取
付けられる軸受2を調整することが、より好ましいとい
える。すなわち、駆動軸の位置を基準にロールユニット
1側の軸受2を調整すると、シャフト1aの一端に対し
て他端の位置を大幅に移動させることとなるため、軸心
の決定が困難となる。また、ロールユニット1側の軸受
2を調整する場合には、その調整はロールユニット1の
脱着側で行われることとなるが、シャフト1aと駆動軸
の軸心を一致させると共に、ロールユニット1側の軸受
2位置を調整する部材と、ロールユニット1の抜止部材
とを脱着側支持フレーム3aに取付けなければならない
ため、その構成が複雑化し、ロールユニット1の脱着作
業が困難となる虞れがある。
【0016】また、取付位置調整が施される軸受2は、
正規位置にて位置調整部材を介して支持フレーム3に固
定されることが好ましい。ここで、正規位置とは、シャ
フト1aと装置本体側パーツ4aの駆動軸の軸心を一致
させた状態における軸受2の位置を意味し、位置調整部
材とは、支持フレーム3とは別部品であって、軸受2の
取付位置に応じて移動可能に支持フレーム3に固定され
る部材をいう。取付位置調整が施される軸受2の固定方
法として位置調整部材を使用すれば、部品精度が低くて
も組み立て可能となり、部品コストの低減を図ることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は本発明が適用されたロールユニット支持構造を組
み込んだ画像形成装置の概略図である。同図において、
画像形成装置本体10は所謂タンデム型の中間転写方式
を採用した画像形成装置であり、作像モジュール20が
収容された画像形成ユニット11と、この画像形成ユニ
ット11に並列配置されて用紙(図示せず)を画像形成
ユニット11に供給する用紙供給ユニット12と、前記
画像形成ユニット11に並列配置されて画像形成ユニッ
ト11にて画像形成された用紙に対して後処理を施す後
処理ユニット13とを備えたものである。
【0018】本画像形成装置本体10において、画像形
成ユニット11は、例えば電子写真方式にて各色成分ト
ナー像(例えばイエロ(Y),マゼンタ(M),シアン
(C),ブラック(K))が形成される作像モジュール
20を収容したものであり、この作像モジュール20
は、各色成分トナー像を形成担持する感光体ドラム21
を並列配置し、各感光体ドラム21で形成した各色成分
トナー像を中間転写ベルト22に順次一次転写させ、二
次転写ロール23にて用紙供給ユニット12から供給さ
れる記録用紙に中間転写ベルト22上の各色成分トナー
像を二次転写させ、定着器24に導くようにしたもので
ある。また、各感光体ドラム21の周囲には、感光体ド
ラム21を帯電する一様帯電器(図示せず)、感光体ド
ラム21上に静電潜像を書込むレーザ露光器25、各色
成分トナーが収容されて感光体ドラム21上の静電潜像
を可視像化する現像器26、感光体ドラム21上の各色
成分トナー像を中間転写ベルト22に転写せしめる一次
転写ロール27及び感光体ドラム21上の残留トナーな
どを除去するクリーナ28などの電子写真用デバイスが
順次配設されている。更に、中間転写ベルト22は複数
(本例では5つ)の張架ロール111〜115に張架さ
れて循環搬送されるものであり、例えば張架ロール11
1を駆動ロールとすると共に、他の張架ロール112〜
115を従動ロールとし、更に張架ロール112〜11
5のうちの任意の張架ロール、例えば張架ロール113
を中間転写ベルト22に張力が付与せしめられるテンシ
ョンロールとして機能させるようにしたものである。そ
して、中間転写ベルト22の張架ロール114に対向す
る部位が二次転写部位として設定されており、この中間
転写ベルト22の二次転写部位表面側には二次転写ロー
ル23が接触配置され、この二次転写ロール23とこれ
に対向する張架ロール114(バックアップロールとし
て機能)との間に転写バイアスが印加されるようになっ
ている。
【0019】また、用紙供給ユニット12は、図2に示
すように、多段(本例では3段)の用紙供給トレイ12
1〜123を有し、用紙供給トレイ121,122には
サイズの異なる普通紙を収容する一方、最下段の大容量
用紙供給トレイ123には、塗工紙、厚紙等の曲げ剛性
の高い用紙を収容するようにしたものである。そして、
用紙供給トレイ121,122は、画像形成ユニット1
1の反対側にフィードロール124,125を有し、用
紙供給トレイ123は画像形成ユニット11側にフィー
ドロール126を有している。更に、用紙供給トレイ1
21,122からの用紙搬送路は、用紙供給ユニット1
2の画像形成ユニット11の反対側側方から上方へ向か
い、上方スペースを利用して画像形成ユニット11側へ
と向かった後、下方へと向かう迂回搬送路127として
構成されている。一方、用紙供給トレイ123からの用
紙搬送路は、画像形成ユニット11側へ略直線状に延び
る直結搬送路128として構成されており、この直結搬
送路128及び前記迂回搬送路127は合流搬送路12
9に連通接続され、記録用紙を送出口130から画像形
成ユニット11側へ送出するようになっている。
【0020】また、用紙供給ユニット12の迂回搬送路
127、直結搬送路128及び合流搬送路129には対
構成の複数の搬送ロール131が所定間隔毎に設けられ
ている。更に、本画像形成装置本体10では、用紙供給
ユニット12の上方に、画像読取ユニット14及びユー
ザー操作部15が配設されている。尚、画像読取ユニッ
ト14は、原稿台に置かれた原稿の画像を光学的に読み
取るものであり、例えば光源、反射ミラー、結像レン
ズ、CCDセンサ等から構成される。
【0021】また、後処理ユニット13は、図2に示す
ように、画像形成ユニット11のユニットケース110
に開設された記録用紙の排出口211に対応したユニッ
トケース230位置に入口開口231を有し、一方、画
像形成ユニット11の反対側のユニットケース230位
置に出口開口232を開設し、この出口開口232に対
応したユニットケース230には用紙排出トレイ233
が取付けられている。更に、入口開口231と出口開口
232との間には斜め方向に向かう傾斜搬送路234が
設けられており、この傾斜搬送路234には排出用デカ
ーラ235が設けられている。
【0022】また、画像形成ユニット11内の用紙搬送
路は、用紙供給ユニット12から供給された用紙を二次
転写部位に導いた後に、定着器24を通過させて後処理
ユニット13側へ排出する経路以外に、定着器24から
送出された用紙を反転して再度二次転写部位に戻す経路
を備えている。特に、本画像形成装置本体10において
は、二次転写部位の上流側には複数(本例では3つ)の
対構成からなる複方向搬送ロール132が配設されると
共に、この複方向搬送ロール132と二次転写部位との
間には対構成からなるレジストレーションロール(レジ
ストロール)133が配設されている。このような用紙
搬送装置は、複方向搬送ロール132にてサイド初期位
置に用紙の側端を位置合わせした後、二次転写部位の手
前に配置されたレジストロール133の回転速度を制御
することで、位置合わせした状態の用紙を二次転写部位
へ搬送し、二次転写部位通過後の用紙を例えば搬送ベル
ト134にて定着器24へと搬送するようになってい
る。更に、本画像形成装置本体10で用いられる用紙戻
し機構としては、定着器24から送出された形成用紙を
ループ状の戻し経路135に沿って適宜数の搬送ロール
136にて搬送するものであるが、戻し経路135の途
中に反転部(本例では後処理ユニット13内の下部スペ
ースを利用して構成)137を設け、この反転部137
を介して用紙を反転させるようにしたものである。尚、
戻し経路135の一部は用紙供給ユニット12内のスペ
ースを利用し、Uターン搬送路138を通じて合流搬送
路129に連通接続されるようになっている。
【0023】また、本実施の形態において、各種搬送ロ
ールのうち、駆動搬送ロールは、図3(a)(b)に示
すようにロールユニット30を備えている。本実施の形
態では、ロールユニットの支持構造は、ロールユニット
30が画像形成装置本体10の脱着側支持フレーム31
に開設された脱着側軸受支持開口32から取出自在であ
るように設けられている。より具体的には、ロールユニ
ット支持構造は、画像形成装置本体10に設けられた支
持フレームのうち、ロールユニット30の脱着動作を行
う側(図3では左側)の支持フレームを脱着側支持フレ
ーム31、他方を反脱着側支持フレーム33とし、脱着
側支持フレーム31には脱着側軸受35を支持する脱着
側軸受支持開口32を開設し、反脱着側支持フレーム3
3には反脱着側軸受36を支持する反脱着側軸受支持開
口34を開設したものである。更に、反脱着側支持フレ
ーム33の外側には、図示外の駆動源からの駆動力を伝
達する駆動伝達機構37を備えている。そして、この駆
動伝達機構37は、分離可能に設けられ、装置本体側駆
動ギア371とシャフト側駆動ギア372とで構成さ
れ、ロールユニット30の取付時に両者が係合し、駆動
力による回転をシャフト301に伝達するようになって
いる。一方、ロールユニット30は反脱着側端部303
がテーパー形状に設けられ、奥側への挿入が容易になっ
ているシャフト301と、このシャフト301の中央や
や左寄りにロール302とを備え、図示外の駆動源から
の駆動力により回転し、ロール302が用紙と接触して
用紙を搬送する。尚、ロール302の個数は、一でもよ
いし、複数でもよい。そして、このロールユニット30
におけるシャフト301には、脱着側から順に、脱着側
軸受35、ロール302、反脱着側軸受36、シャフト
側駆動ギア372が組付けられており、ロールユニット
30取付時において、脱着側軸受35は脱着側軸受支持
開口32に支持される位置に、反脱着側軸受36は反脱
着側軸受支持開口34に支持される位置に、また、シャ
フト側駆動ギア372は装置本体側駆動ギア371と係
合する位置に配置するようになっており、脱着側軸受支
持開口32を作業用開口として、これらとロールユニッ
ト30は一体化した状態で作業用開口から軸方向外側
(図3では左側)に取出可能且つ反脱着側軸受支持開口
34を挿入可能に設けられている。更にまた、ロールユ
ニット30の取付時において、シャフト301端が脱着
側軸受支持開口32若しくは反脱着側軸受支持開口34
から抜け出ることを防止するために、脱着自在なクラン
ク状の脱着側抜け止部材38の一端381をシャフト3
01の脱着側端に当接し、他端382を脱着側支持フレ
ーム31にねじ止するようになっている一方、シャフト
301の反脱着側端については、クランク状の反脱着側
抜け止部材39の一端391を当接し、他端392を反
脱着側支持フレーム33にねじ止固定したものである。
また、図3、図4に示すように、画像形成装置本体10
に設けられた用紙を案内するためのシュート41のロー
ルユニット30挿入方向途中位置には、シャフト301
の反脱着側端部303を反脱着側軸受36中心へ案内す
るためのガイド部材40が設けられている。
【0024】また、本実施の形態では、駆動伝達機構3
7が反脱着側支持フレーム33の外側にあるため、シャ
フト側駆動ギア372が反脱着側軸受支持開口34に挿
入可能となることが必要であり、更に、ロールユニット
30及びこれに組付けたパーツを一体化した状態で作業
用開口から取出可能とする必要がある。そこで、シャフ
ト側駆動ギア372外径は反脱着側軸受36外径よりも
小さく、反脱着側軸受36外径及びロールユニット30
外径は脱着側軸受35外径よりも小さく設けられてい
る。
【0025】次に、本実施の形態に係るロールユニット
支持構造の作動を説明する。ロールユニット30を画像
形成装置本体10から取出す際には、脱着側支持フレー
ム31から脱着側抜け止部材38を取外し、図3(b)
に示すように、ロールユニット30を脱着側軸受35、
反脱着側軸受36及びシャフト側駆動ギア372を一体
として作業用開口から軸方向外側(図3では左側)に向
かって取出し、ロール302の交換や、その他のメンテ
ナンスを行えばよい。一方、ロールユニット30を画像
形成装置本体10に装着する際には、ロールユニット3
0と脱着側軸受35、反脱着側軸受36及びシャフト側
駆動ギア372を一体として作業用開口から挿入する。
このとき、ロールユニット30の挿入途中に位置するガ
イド部材40にシャフト301の反脱着側端部303が
案内され、シャフト301に組付けられた反脱着側軸受
36を容易に反脱着側軸受支持開口34に挿入すること
が可能となる。そして、最後に脱着側抜け止部材38を
脱着側支持フレーム31に取付ければよい。この状態に
おいて、図3(a)に示すように、各軸受35,36は
各支持フレーム31,33に支持され、また、シャフト
側駆動ギア372は装置本体側駆動ギア371と係合
し、図示外の駆動源からの駆動力により回転する。更
に、この回転がシャフト301に伝達され、ロール30
2が回転し、用紙を搬送するようになっている。
【0026】◎実施の形態2 図5(a)(b)は、本発明が適用されたロールユニッ
ト支持構造の実施の形態2を示す。同図において、本実
施の形態に係るロールユニット支持構造は、実施の形態
1に係るロールユニット支持構造と略同様に、ロールユ
ニット30が画像形成装置本体10の脱着側支持フレー
ム31に開設された脱着側軸受支持開口32から取出自
在に設けられているが、実施の形態1と異なり、駆動伝
達機構45が脱着側支持フレーム31の外側に配設され
ている。
【0027】本実施の形態では、図5(a)に示すよう
に、脱着側支持フレーム31の外側には、図示外の駆動
源からの駆動力を伝達する駆動伝達機構45を備えてい
る。そして、この駆動伝達機構45は、分離可能に設け
られ、装置本体側駆動ギア451とシャフト側駆動ギア
452とで構成され、ロールユニット30の取付時に両
者が係合し、駆動力による回転をシャフト301に伝達
するようになっている。また、ロールユニット30にお
けるシャフト301には、脱着側から順に、シャフト側
駆動ギア452、脱着側軸受35、ロール302、反脱
着側軸受36が組付けられ、ロールユニット30取付時
において、シャフト側駆動ギア452は装置本体側駆動
ギア451と係合する位置に、脱着側軸受35は脱着側
軸受支持開口32に支持される位置に、反脱着側軸受3
6は反脱着側軸受支持開口34に支持される位置に配置
するようになっており、脱着側軸受支持開口32を作業
用開口として、これらとロールユニット30は一体化し
た状態で作業用開口から軸方向外側(図5では左側)に
取出可能且つ反脱着側軸受支持開口34を挿入可能に設
けられている。更に、ロールユニット30の取付時にお
いて、シャフト301端が脱着側軸受支持開口32若し
くは反脱着側軸受支持開口34から抜け出ることを防止
するために、脱着自在なクランク状の脱着側抜け止部材
46の一端461をシャフト301の脱着側端に当接
し、他端462を脱着側支持フレーム31にねじ止する
ようになっている一方、シャフト301の反脱着側端に
ついては、クランク状の反脱着側抜け止部材47の一端
471を当接し、他端472を反脱着側支持フレーム3
3にねじ止固定したものである。尚、実施の形態1と同
様な構成要素については、実施の形態1と同様な符号を
付して、ここではその詳細な説明を省略する。
【0028】また、本実施の形態では、ロールユニット
30及びこれに組付けたパーツを一体化した状態で作業
用開口から取出可能とする必要がある。そこで、反脱着
側軸受36外径及びロールユニット30外径は脱着側軸
受35外径よりも小さく設けられている。
【0029】◎実施の形態3 図6(a)(b)は、本発明が適用されたロールユニッ
ト支持構造の実施の形態3を示す。同図において、本実
施の形態に係るロールユニット支持構造は、実施の形態
2に係るロールユニット支持構造と略同様に、ロールユ
ニット30が画像形成装置本体10の脱着側支持フレー
ム31に開設された脱着側軸受支持開口32から取出自
在に設けられているが、実施の形態2と異なり、駆動伝
達機構50が脱着側支持フレーム31の内側に配設され
ている。
【0030】本実施の形態では、図6(a)に示すよう
に、脱着側支持フレーム31の内側には、図示外の駆動
源からの駆動力を伝達する駆動伝達機構50を備えてい
る。そして、この駆動伝達機構50は、分離可能に設け
られ、装置本体側駆動ギア501とシャフト側駆動ギア
502とで構成され、ロールユニット30の取付時に両
者が係合し、駆動力による回転をシャフト301に伝達
するようになっている。また、ロールユニット30にお
けるシャフト301には、脱着側から順に、脱着側軸受
35、シャフト側駆動ギア502、ロール302、反脱
着側軸受36が組付けられ、ロールユニット30取付時
において、脱着側軸受35は脱着側軸受支持開口32に
支持される位置に、シャフト側駆動ギア502は装置本
体側駆動ギア501と係合する位置に、反脱着側軸受3
6は反脱着側軸受支持開口34に支持される位置に配置
するようになっており、脱着側軸受支持開口32を作業
用開口として、これらとロールユニット30は一体化し
た状態で作業用開口から軸方向外側(図6では左側)に
取出可能且つ反脱着側軸受支持開口34に挿入可能に設
けられている。更に、ロールユニット30の取付時にお
いて、シャフト301端が脱着側軸受支持開口32若し
くは反脱着側軸受支持開口34から抜け出ることを防止
するために、脱着自在なクランク状の脱着側抜け止部材
51の一端511をシャフト301の脱着側端に当接
し、他端512を脱着側支持フレーム31にねじ止する
ようになっている一方、シャフト301の反脱着側端に
ついては、クランク状の反脱着側抜け止部材47の一端
471を当接し、他端472を反脱着側支持フレーム3
3にねじ止固定したものである。尚、実施の形態2と同
様な構成要素については、実施の形態2と同様な符号を
付して、ここではその詳細な説明を省略する。
【0031】また、本実施の形態では、ロールユニット
30及びこれに組付けたパーツを一体化した状態で作業
用開口から取出可能とする必要がある。そこで、脱着側
軸受35外径よりもシャフト側駆動ギア502及びロー
ルユニット30外径は小さく、また、反脱着側軸受36
外径はロールユニット30外径よりも小さく設けられて
いる。更に、駆動伝達機構50が反脱着側支持フレーム
33の内側に配設される場合にも、各パーツは本実施の
形態と同様な寸法条件を満たすことが必要である。
【0032】◎実施の形態4 図7(a)(b)は、本発明が適用されたロールユニッ
ト支持構造の実施の形態4を示す。同図において、本実
施の形態に係るロールユニット支持構造は、実施の形態
3に係るロールユニット支持構造と略同様に、ロールユ
ニット30が画像形成装置本体10の脱着側支持フレー
ム31に開設された脱着側軸受支持開口32から取出自
在に設けられており、駆動伝達機構50が脱着側支持フ
レーム31の内側に配設されているが、実施の形態3と
異なり、脱着側軸受60が軸受支持部材61に支持さ
れ、この軸受支持部材61を脱着側支持フレーム31に
取付けるようになっている。
【0033】本実施の形態では、図7(a)(b)に示
すように、ロールユニット30におけるシャフト301
には、脱着側から順に、軸受支持部材61に支持された
脱着側軸受60、シャフト側駆動ギア502、ロール3
02、反脱着側軸受36が組付けられ、ロールユニット
30取付時において、脱着側軸受60は脱着側支持フレ
ーム31外側の軸受支持部材61により脱着側支持フレ
ーム31に取付けられる位置に、シャフト側駆動ギア5
02は装置本体側駆動ギア501と係合する位置に、反
脱着側軸受36は反脱着側軸受支持開口34に支持され
る位置に配置するようになっており、脱着側軸受支持開
口32を作業用開口として、これらとロールユニット3
0は一体化した状態で作業用開口から軸方向外側(図7
では左側)に取出可能且つ反脱着側軸受支持開口34に
挿入可能に設けられている。また、ロールユニット30
の取付時において、シャフト301端が脱着側軸受支持
開口32若しくは反脱着側軸受支持開口34から抜け出
ることを防止するために、脱着自在なクランク状の脱着
側抜け止部材62の一端621をシャフト301の脱着
側端に当接し、他端622を脱着側支持フレーム31に
ねじ止するようになっている一方、シャフト301の反
脱着側端については、クランク状の反脱着側抜け止部材
47の一端471を当接し、他端472を反脱着側支持
フレーム33にねじ止固定したものである。尚、実施の
形態3と同様な構成要素については、実施の形態3と同
様な符号を付して、ここではその詳細な説明を省略す
る。
【0034】また、本実施の形態では、ロールユニット
30及びこれに組付けたパーツを一体化した状態で作業
用開口から取出可能とする必要がある。そこで、作業用
開口径よりもシャフト側駆動ギア502外径は小さく、
また、ロールユニット30外径及び反脱着側軸受36外
径はシャフト側駆動ギア502外径よりも小さく設けら
れている。尚、脱着側軸受60は、軸受支持部材61に
支持された態様において、脱着側支持フレーム31の外
側の面に取付けられるため、作業用開口の外側に位置す
ることとなる。従って、図7(a)に示すように、軸受
支持部材61がロールユニット30取付時に作業用開口
を塞ぐことが可能な寸法であれば、脱着側軸受60は作
業用開口に比べて小さい寸法に設けてもよい。
【0035】◎実施の形態5 図8(a)(b)は、本発明が適用されたロールユニッ
ト支持構造の実施の形態5を示す。同図において、本実
施の形態に係るロールユニット支持構造は、実施の形態
1に係るロールユニット支持構造と略同様に、ロールユ
ニット30が画像形成装置本体10の脱着側支持フレー
ム31に開設された脱着側軸受支持開口32から取出自
在に設けられており、駆動伝達機構70が反脱着側に配
設されているが、実施の形態1と異なり、駆動伝達機構
70が駆動軸71、プーリー72及びタイミングベルト
73から構成され、また、ロールユニット30と駆動軸
71及びプーリー72が分離可能に設けられている。
尚、実施の形態1と同様な構成要素については、実施の
形態1と同様な符号を付して、ここではその詳細な説明
を省略する。
【0036】本実施の形態に係るロールユニット支持構
造は、図8(a)(b)に示すように、駆動伝達機構7
0が反脱着側に配設され、この駆動伝達機構70は、駆
動軸71、プーリー72及びタイミングベルト73を備
えている。ここで、駆動軸71は、脱着側端(図8では
左側)が中空になっており、シャフト301が差込可能
なシャフト受部74を有する。また、シャフト受部74
にはすり割の溝75を設ける一方、シャフト301には
ピン76を設け、ロールユニット30の取付時に、ピン
76がすり割の溝75と係合し、シャフト301と駆動
軸71とが一体となって回転可能に嵌合するようになっ
ている。尚、駆動軸71先端は鳥の嘴のような形状を有
しており、挿入されてきたピン76とすり割の溝75と
に相対角度がある場合でも、挿入を続けることによって
スムーズにピン76とすり割の溝75が係合するように
設けられている。更に、駆動軸71には反脱着側軸受3
6が組付けられ、回転可能に保たれており、この反脱着
側軸受36は反脱着側軸受支持開口34に取付けられて
いる。また、駆動軸71の反脱着側端(図8では右側)
には軸受77が組付けられており、この軸受77は反脱
着側支持フレーム33に取付けられた駆動軸支持部材7
8により支持されるようになっている。そして、駆動軸
71のシャフト受部74と軸受77との間にプーリー7
2を組付け、このプーリー72にタイミングベルト73
を掛け渡し、図示外の駆動源からの駆動力を伝達するよ
うにしたものである。また、ロールユニット30の脱着
を可能とするために、作業用開口径すなわち脱着側軸受
支持開口32径は、ロールユニット30外径よりも大き
く設けられている。
【0037】次に、本実施の形態に係るロールユニット
支持構造の作動を説明する。ロールユニット30を画像
形成装置本体10から取出す際には、脱着側支持フレー
ム31から脱着側抜け止部材38を取外し、更に脱着側
軸受35を取外した後、図8(b)に示すように、ロー
ルユニット30を作業用開口から軸方向外側に向かって
取出し、ロール302の交換や、その他のメンテナンス
を行えばよい。一方、ロールユニット30を画像形成装
置本体10に装着する際には、ロールユニット30を作
業用開口から挿入すればよい。このとき、ロールユニッ
ト30の挿入途中に位置するガイド部材40にシャフト
301の反脱着側端部303が案内される。また、この
シャフト301の反脱着側端部303はテーパー形状に
設けられているため、容易に駆動軸71のシャフト受部
74に挿入することができ、ロールユニット30のピン
76と駆動軸71のすり割の溝75とが係合し、シャフ
ト301と駆動軸71とが嵌合する。そして、脱着側軸
受35を脱着側軸受支持開口32に取付け、最後に脱着
側抜け止部材38を脱着側支持フレーム31に取付けれ
ばよい。この状態において、図8(a)に示すように、
シャフト301と駆動軸71が一体となり、タイミング
ベルト73、プーリー72を介して伝達された図示外の
駆動源からの駆動力により回転する。そして、ロール3
02が回転し、用紙を搬送するようになっている。この
態様によれば、シャフト301の反脱着側端部303近
傍が駆動軸71のシャフト受部74まで挿入されている
ため、ロールユニット30両端が確実に支持され、用紙
搬送のために必要な圧力がロールユニット30に加わっ
ても、ロールユニット30の回転が安定する。
【0038】◎実施の形態6 図9は、本発明が適用されたロールユニット支持構造の
実施の形態6を示す。同図において、本実施の形態に係
るロールユニット支持構造の基本的構成は、実施の形態
5に係るロールユニット支持構造と略同様であるが、実
施の形態5と異なり、シャフト301と駆動軸71の軸
心を一致させた状態にて、駆動軸71に組付けられた軸
受77が位置調整部材としてのブラケット400を介し
て反脱着側支持フレーム33に固定されている。尚、実
施の形態5と同様な構成要素については、実施の形態5
と同様な符号を付して、ここではその詳細な説明を省略
する。
【0039】本実施の形態に係るロールユニット支持構
造は、図9に示すように、駆動伝達機構70が反脱着側
に配設され、この駆動伝達機構70は、駆動軸71、プ
ーリー72及びタイミングベルト73を備えている。こ
こで、駆動軸71には、反脱着側軸受36が組付けら
れ、回転可能に保たれており、この反脱着側軸受36は
反脱着側軸受支持開口34に取付けられている。また、
駆動軸71の反脱着側端(図9では右側)には軸受77
が組付けられている。一方、駆動軸71と嵌合するシャ
フト301の脱着側端(図9では左側)には脱着側軸受
35が組付けられており、駆動軸71とシャフト301
は嵌合した状態において、これら軸受35,36及び7
7により支持されるようになっている。
【0040】また、本実施の形態において、軸受77は
ブラケット400を介して反脱着側支持フレーム33に
固定されている。すなわち、クランク状のブラケット4
00の一端401には、軸受支持開口410が設けら
れ、軸受77が支持されるようになっている一方、ブラ
ケット400の他端402には、ねじ420の径よりも
大きな径を有する開口430が設けられ、この開口43
0を通じて、ねじ420によりブラケット400が反脱
着側支持フレーム33に固定されるようになっている。
ここで、ブラケット400は、駆動軸71とシャフト3
01の軸心が一致するように調整された状態において、
軸受77を固定するものである。
【0041】次に、本実施の形態に係るロールユニット
支持構造の作動について、説明する。まず、シャフト3
01と駆動軸71の軸心を一致させるためには、シャフ
ト301をシャフト受部74に挿入することにより、シ
ャフト301と駆動軸71とを嵌合させればよい。この
状態において、シャフト301及び駆動軸71は、軸受
35,36,77にて支持されることとなる。そして、
タイミングベルト73、プーリー72を介して伝達され
た図示外の駆動源からの駆動力により、シャフト301
と駆動軸71とを一体として回転させ、図10(a)に
示すように、トルクメータ450によりその回転負荷を
測定し、回転負荷が最低となるときの位置において、軸
受77を固定する。ここで、軸受77の固定は、前記回
転負荷が最低となるときの位置に軸受77を合わせた状
態で、ブラケット400の一端401の軸受支持開口4
10に軸受77を支持すると共に、軸受77の位置を基
準にブラケット400を上下方向に移動させて調節し、
ブラケット400の他端402の開口430を通じてね
じ420により、反脱着側支持フレーム33にブラケッ
ト400を固定することにより行う。また、このように
シャフト301と駆動軸71の軸心を一致させ、ブラケ
ット400を介して反脱着側支持フレーム33に軸受7
7を固定した後は、実施の形態6と同様な作動により、
画像形成装置本体10に対するロールユニット30の脱
着作業を行えばよい。
【0042】また、本実施の形態において、シャフト3
01と駆動軸71の軸心を一致させる別の方法として
は、図10(b)に示すように、シャフト301及び駆
動軸71の数箇所(本例では3箇所)において変位計4
60(例えばダイアルゲージ等)により軸の振れを計測
し、シャフト301及び駆動軸71を一回転させたとき
の各箇所における振れが一定範囲内に収まるような状態
にて軸受77を固定する方法でもよい。
【0043】更に、シャフト301と駆動軸71の軸心
を一致させる他の方法としては、図10(c)に示すよ
うに、本実施の形態におけるロールユニット支持構造に
おいて、脱着側軸受35が組付け可能に設けられたダミ
ーロールユニット500を用意し、ダミーシャフト51
0を駆動軸71に嵌合させた状態において、ダミーシャ
フト510と駆動軸71の軸心を一致させ、ブラケット
400により軸受77を固定してもよい。
【0044】本実施の形態によれば、シャフト301と
駆動軸71の軸心を一致させた状態において、駆動軸7
1を支持する軸受77をブラケット400を介して反脱
着側支持フレーム33に固定したので、シャフト301
と駆動軸71の軸心のずれに起因する振動、騒音を防止
することができる。また、軸受77の固定には、位置調
整を容易に可能としたブラケット400を使用したの
で、部品精度が低くても安定したロールユニット支持構
造を提供することができ、部品コストの低減を図ること
ができる。
【0045】◎実施の形態7 図11は、本発明が適用されたロールユニット支持構造
の実施の形態7を示す。同図において、本実施の形態に
係るロールユニット支持構造の基本的構成は、実施の形
態6に係るロールユニット支持構造と略同様であるが、
実施の形態6と異なり、シャフト301と駆動軸71の
軸心を一致させた状態にて、駆動軸71に組付けられた
反脱着側軸受36が位置調整部材としてのブラケット6
00を介して反脱着側支持フレーム33に固定されてい
る。尚、実施の形態6と同様な構成要素については、実
施の形態6と同様な符号を付して、ここではその詳細な
説明を省略する。
【0046】本実施の形態では、図11に示すように、
ブラケット600には反脱着側軸受36を支持する軸受
支持開口610と、ねじ620の径よりも大きな径を有
する開口630とが設けられている。そして、実施の形
態6と同様な方法により、シャフト301と駆動軸71
の軸心を一致させた状態において、反脱着側軸受36は
軸受支持開口610に支持される。また、ブラケット6
00は、上下方向に移動可能に設けられ、開口630を
通じてねじ620により反脱着側支持フレーム33に取
付けられるようになっている。
【0047】本実施の形態によっても、シャフト301
と駆動軸71の軸心を一致させた状態において、位置調
整可能なブラケット600を介して反脱着側支持フレー
ム33に反脱着側軸受36を固定するため、実施の形態
6と略同様な作用、効果を奏するものである。
【0048】◎実施の形態8 図12(a)(b)は、本発明が適用されたロールユニ
ット支持構造の実施の形態8を示す。同図において、本
実施の形態に係るロールユニット支持構造は、実施の形
態5に係るロールユニット支持構造と略同様に、ロール
ユニット30が画像形成装置本体10の脱着側支持フレ
ーム31に開設された脱着側軸受支持開口32から取出
自在に設けられており、駆動伝達機構80が反脱着側に
配設されているが、実施の形態5と異なり、駆動伝達機
構80がガイド部材付プーリー81及びタイミングベル
ト73から構成され、また、ロールユニット30とガイ
ド部材付プーリー81とが分離可能に設けられている。
尚、実施の形態5と同様な構成要素については、実施の
形態5と同様な符号を付して、ここではその詳細な説明
を省略する。
【0049】本実施の形態に係るロールユニット支持構
造は、図12(a)(b)に示すように、駆動伝達機構
80が反脱着側に配設され、この駆動伝達機構80は、
ガイド部材付プーリー81及びタイミングベルト73を
備えている。ここで、ガイド部材付プーリー81は、プ
ーリーにガイド部材を設けたものであり、反脱着側支持
フレーム33に取付けられたプーリー抑え部材84によ
り、ロールユニット30脱着時にプーリーが略軸心に保
たれるようになっている。また、ガイド部材付プーリー
81は、脱着側端(図12では左側)が中空になってお
り、シャフト301が差込可能なシャフト受部82を有
する。更に、シャフト受部82にはすり割の溝83を設
け、ロールユニット30の取付時に、シャフト301の
ピン76がすり割の溝83と係合し、シャフト301と
ガイド部材付プーリー81とが一体となって回転可能に
嵌合するようになっている。尚、ガイド部材付プーリー
81先端は鳥の嘴のような形状を有しており、挿入され
てきたピン76とすり割の溝83とに相対角度がある場
合でも、挿入を続けることによってスムーズにピン76
とすり割の溝83が係合するように設けられている。ま
た、反脱着側軸受36は反脱着側軸受支持開口34に取
付けられており、ロールユニット30は取付時に回転可
能に保たれる。そして、ガイド部材付プーリー81にタ
イミングベルト73を掛け渡し、図示外の駆動源からの
駆動力を伝達するようにしたものである。
【0050】◎実施の形態9 図13(a)(b)は、本発明が適用されたロールユニ
ット支持構造における作業用開口すなわち脱着側軸受支
持開口の実施の形態9を示す。図13(a)に示すよう
に、脱着側軸受外径90がロールユニット30外径より
も大きい場合(図3、図5、図6、図8参照)には、脱
着側軸受支持開口91から直接ロールユニット30の脱
着操作を行えばよい。一方、脱着側軸受92外径がロー
ルユニット30外径よりも小さい場合には、脱着側軸受
支持開口93から直接脱着操作を行うことができない。
そこで、図13(b)に示すように、脱着側軸受92が
取付自在な小径開口(脱着側軸受支持開口)93と、ロ
ールユニット30が取出自在なロールユニット30外径
以上の大径開口94と、シャフト301がこの小径開口
93と大径開口94との間を移動自在となるシャフト3
01外径以上の連通開口95とで作業用開口96を構成
し、脱着側支持フレーム31の脱着対象となるロール3
02側且つシュート41と離反する方向(図13(b)
では左側)に設けたものである。そして、ロールユニッ
ト30の脱着操作の際には、まず、ロールユニット30
のシャフト301を小径開口93から連通開口95を通
じて平行移動させ、大径開口94においてロールユニッ
ト30を脱着すればよい。この作業用開口96により、
脱着側軸受92外径がロールユニット30外径よりも小
さい場合やシュート41が邪魔になって脱着側軸受支持
開口93からロールユニット30を直接取出し難い場合
にも極めて容易にロールユニット30の脱着を行うこと
ができる。
【0051】◎実施例 図14、図15は、本発明が適用されたロールユニット
支持構造の実施の形態5、実施の形態8及び実施の形態
9の実施例を示す。図14は、実施の形態5及び実施の
形態8に示すロールユニット(搬送ロール)支持構造を
実施の形態9が適用されたUターン搬送路138(図2
参照)に取付けたものである。同図において、Uターン
搬送路138は円弧状に設けられ、脱着側支持フレーム
31には、作業用開口96が一若しくは複数(本例では
3個)開設されると共に、ロールユニット支持構造が組
込まれている。ここで、作業用開口96は、脱着側軸受
92が取付自在な小径開口(脱着側軸受支持開口)93
と、ロールユニット30が取出自在なロールユニット3
0外径以上の大径開口94と、シャフト301がこの小
径開口93と大径開口94との間を移動自在となるシャ
フト301外径以上の連通開口95とで構成され、脱着
側支持フレーム31の脱着対象となるロール302側且
つシュート41と離反する方向(図14では下側)に設
けたものである。
【0052】次に、本実施例に係るロールユニット支持
構造の作動を説明する。ロールユニット30を取出す場
合には、図13(b)に示す脱着側軸受92を小径開口
すなわち脱着側軸受支持開口93から取外し、図15に
示すように、ロールユニット30のシャフト301を持
ち、小径開口93から連通開口95を通じて大径開口9
4へロールユニット30を平行移動すればよい。そし
て、ロールユニット30を大径開口94から直接軸方向
外側へ取出し、ロール302の交換やその他のメンテナ
ンスを行えばよい。一方、ロールユニット30をUター
ン搬送路138に取付ける場合には、ロールユニット3
0を大径開口94から軸方向中側に挿入し、シャフト3
01を持ち、連通開口95を通じて小径開口93に平行
移動させればよい。このとき、ロールユニット30の挿
入途中に位置するガイド部材40にシャフト301の反
脱着側端部303が案内される。また、このシャフト3
01の反脱着側端部303はテーパー形状に設けられて
いるため、容易に駆動軸71のシャフト受部74に挿入
することができ、ロールユニット30のピン76と駆動
軸71のすり割の溝75とが係合し、シャフト301と
駆動軸71とが回転自在に嵌合する(図8参照)若しく
は、ガイド部材付プーリー81のシャフト受部82に挿
入することができ、ロールユニット30のピン76とガ
イド部材付プーリー81のすり割の溝83とが係合し、
シャフト301とガイド部材付プーリー81とが回転自
在に嵌合する(図12参照)。そして、最後に脱着側軸
受支持開口すなわち小径開口93に脱着側軸受92を取
付け、図示外の駆動源からの駆動力を伝達させることに
より、シャフト301が回転し、ロール302が回転し
て用紙を搬送することとなる。
【0053】◎比較例 本比較例は、搬送ユニットを取外した後、更に軸受等を
取外し、続いて、ロールユニットのシャフトの一端を軸
受支持開口から搬送ユニット内側へ抜出し、最後に、ロ
ールユニット全体を径方向にずらしながら抜出す態様で
ある。図16は、実施例と比較例とに対してロールユニ
ット(搬送ロール)交換の作業時間を測定した結果を示
す。図16によれば、本実施例が比較例に比べて、搬送
ロールの交換作業時間が大幅に短縮されていることが理
解される。
【0054】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、ロールユニットあるいはロールユニットとそれに付
随したパーツとを一体として、支持フレームに設けられ
た作業用開口からロールユニットの軸方向に脱着自在と
したので、ロールユニットが組付けられた搬送ユニット
の取外しが不要となり、ロールユニットの脱着操作が容
易となるばかりか、ロールユニットの脱着にかかる全工
程の作業時間の短縮を図ることが可能となる。また、ロ
ール体とシャフトとを一体化して脱着する態様であるの
で、シャフトとロール体とを分離自在に連結した態様に
比べて、ロール連結部の不安定化による用紙の斜め送
り、搬送不良、紙詰まり等を防止して用紙搬送性を安定
させることができる。更に、前記ロール体とシャフトと
を連結した態様において、ロール連結部に生ずる応力集
中によりロールユニットの寿命が短縮化するという弊害
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)は本発明に係るロールユニット
支持構造の概要を示す説明図である。
【図2】 本発明に係るロールユニット支持構造を備え
た画像記録装置の全体構成を示す説明図である。
【図3】 (a)は実施の形態1に係るロールユニット
支持構造のロールユニット取付時の状態を示す説明図、
(b)は同ロールユニット支持構造のロールユニット取
出時の状態を示す説明図である。
【図4】 本発明が適用されたロールユニット支持構造
に用いられるガイド部材を示す説明図である。
【図5】 (a)は実施の形態2に係るロールユニット
支持構造のロールユニット取付時の状態を示す説明図、
(b)は同ロールユニット支持構造のロールユニット取
出時の状態を示す説明図である。
【図6】 (a)は実施の形態3に係るロールユニット
支持構造のロールユニット取付時の状態を示す説明図、
(b)は同ロールユニット支持構造のロールユニット取
出時の状態を示す説明図である。
【図7】 (a)は実施の形態4に係るロールユニット
支持構造のロールユニット取付時の状態を示す説明図、
(b)は同ロールユニット支持構造のロールユニット取
出時の状態を示す説明図である。
【図8】 (a)は実施の形態5に係るロールユニット
支持構造のロールユニット取付時の状態を示す説明図、
(b)は同ロールユニット支持構造のロールユニット取
出時の状態を示す説明図である。
【図9】 実施の形態6に係るロールユニット支持構造
の軸受取付位置調整を示す説明図である。
【図10】 (a)(b)(c)は実施の形態6に係る
ロールユニット支持構造のシャフトと駆動軸の軸心を一
致させる方法を示す説明図である。
【図11】 実施の形態7に係るロールユニット支持構
造の軸受取付位置調整を示す説明図である。
【図12】 (a)は実施の形態6に係るロールユニッ
ト支持構造のロールユニット取付時の状態を示す説明
図、(b)は同ロールユニット支持構造のロールユニッ
ト取出時の状態を示す説明図である。
【図13】 (a)は実施の形態7に係るロールユニッ
ト支持構造の脱着側軸受外径がロールユニット外径より
も大きい場合の作業用開口を示す説明図、(b)は同ロ
ールユニット支持構造の脱着側軸受外径がロールユニッ
ト外径よりも小さい場合の作業用開口を示す説明図であ
る。
【図14】 本発明が適用されたロールユニット支持構
造の実施の形態5、実施の形態8及び実施の形態9の実
施例のロールユニット取付時の状態を示す説明図であ
る。
【図15】 本発明が適用されたロールユニット支持構
造の実施の形態5、実施の形態6及び実施の形態7に関
する実施例のロールユニット取出時の状態を示す説明図
である。
【図16】 本発明が適用されたロールユニット支持構
造の実施例と比較例とに対するロールユニット(搬送ロ
ール)交換作業時間の測定結果を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ロールユニット,1a…シャフト,1b…ロール,
2…軸受,2a…脱着側軸受,2b…反脱着側軸受,3
…支持フレーム,3a…脱着側支持フレーム,3b…反
脱着側支持フレーム,4…駆動伝達機構,4a…装置本
体側パーツ,4b…シャフト側パーツ,5…軸受支持開
口,5a…脱着側軸受支持開口(作業用開口),5b…
反脱着側軸受支持開口

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトに一若しくは複数のロール体が
    具備されたロールユニットの両端を一対の軸受を介して
    支持フレームに回転支持するロールユニット支持構造に
    おいて、 支持フレームには、軸受が支持される軸受支持開口を開
    設し、少なくとも脱着側支持フレームの軸受支持開口に
    は脱着側軸受を脱着自在に取付け、脱着側支持フレーム
    の軸受支持開口を作業用開口として、この作業用開口を
    通じてロールユニットを軸方向外側に向かって取出すよ
    うにしたことを特徴とするロールユニット支持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロールユニット支持構造
    において、 少なくとも脱着側軸受がロールユニットのシャフトに組
    付けられていることを特徴とするロールユニット支持構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のロールユニット支持構造
    において、 反脱着側軸受が反脱着側支持フレームの反脱着側軸受支
    持開口に取付けられていることを特徴とするロールユニ
    ット支持構造。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれかに記載のロール
    ユニット支持構造において、 ロールユニットのいずれか一方端に駆動伝達機構を具備
    させたことを特徴とするロールユニット支持構造。
  5. 【請求項5】 装置本体に配設される請求項4記載のロ
    ールユニット支持構造において、 駆動伝達機構を装置本体側パーツとシャフト側パーツと
    に分離可能に設け、シャフト側パーツを作業用開口を通
    過可能に設けたことを特徴とするロールユニット支持構
    造。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のロールユニット支持構造
    において、 駆動伝達機構が反脱着側支持フレームの外側に設けら
    れ、駆動伝達機構のシャフト側パーツ外径が反脱着側軸
    受支持開口径以下となることを特徴とするロールユニッ
    ト支持構造。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のロールユニット支持構造
    において、 ロールユニット外径、軸受外径若しくは駆動伝達機構の
    シャフト側パーツ外径のうち最大径が少なくとも作業用
    開口径以下となることを特徴とするロールユニット支持
    構造。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7いずれかに記載のロール
    ユニット支持構造において、 脱着側支持フレームの作業用開口は、軸受が取付自在な
    小径開口と、ロールユニットが取出自在なロールユニッ
    ト外径以上の大径開口と、小径開口と大径開口とを繋
    ぎ、シャフトが小径開口と大径開口との間を移動自在な
    シャフト外径以上の連通開口とを備えたことを特徴とす
    るロールユニット支持構造。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8いずれかに記載のロール
    ユニット支持構造において、 ロールユニットの反脱着側端部が反脱着側軸受中心に向
    かって案内されるガイド部材を設けたことを特徴とする
    ロールユニット支持構造。
  10. 【請求項10】 請求項6記載のロールユニット支持構
    造において、 A1を脱着側軸受外径とし、A2をロールユニット外径
    若しくは反脱着側軸受外径のうち大きい方の径とし、A
    3を駆動伝達機構のシャフト側パーツ外径とすると、以
    下の式を満たすことを特徴とするロールユニット支持構
    造。 A1≧A2≧A3
  11. 【請求項11】 請求項5記載のロールユニット支持構
    造において、 駆動伝達機構が脱着側支持フレームの外側に設けられ、
    B1を脱着側軸受外径とし、B2をロールユニット外径
    若しくは反脱着側軸受外径のうち大きい方の径とする
    と、以下の式を満たすことを特徴とするロールユニット
    支持構造。 B1≧B2
  12. 【請求項12】 請求項5記載のロールユニット支持構
    造において、 駆動伝達機構が脱着側支持フレームの内側又は反脱着側
    支持フレームの内側に設けられ、C1を脱着側軸受外径
    とし、C2をロールユニット外径若しくは駆動伝達機構
    のシャフト側パーツ外径のうち大きい方の径とし、C3
    を反脱着側軸受外径とすると、以下の式を満たすことを
    特徴とするロールユニット支持構造。 C1≧C2≧C3
  13. 【請求項13】 請求項5記載のロールユニット支持構
    造において、 ロールユニット及び駆動伝達機構の装置本体側パーツに
    取付けられる軸受のうち、少なくとも一つの軸受の取付
    位置を調整可能に設けたことを特徴とするロールユニッ
    ト支持構造。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のロールユニット支持
    構造において、 駆動伝達機構の装置本体側パーツに取付けられる軸受の
    取付位置を調整可能に設けたことを特徴とするロールユ
    ニット支持構造。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14記載のロールユニ
    ット支持構造において、 取付位置調整が施される軸受は、正規位置にて位置調整
    部材を介して支持フレームに固定されることを特徴とす
    るロールユニット支持構造。
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