JP2007140328A - 駆動カップリング機構及びそれを用いた画像形成装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数ユニットに設けられた駆動伝達部を一度に連結する場合において、各ユニットの位置決め及び回転部材の軸心決めを正確に行うことができる駆動カップリング機構及びそれを用いた画像形成装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 感光体ドラム19の回転軸19aに取り付けられたカップリング部材35は位置決めをされていないため、駆動ユニット側のカップリング部材41に合わせて移動することができ、カップリング部材41の係合部41bに嵌合することができる。そして、回転軸19aがピンボス部41cに嵌着することにより、感光体ドラム19の軸心決めが正確に行われる。軸心が決まると回転軸19aを軸支するブッシュ34の位置決めがなされ、ドラムユニット18の全体的な位置決めがなされることとなる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、被回転部材と駆動伝達部材とを連結する駆動カップリング機構及びそれを利用した画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置には、画像形成処理のために種々の回転部材が備えられている。例えば、電子写真プロセスを利用した画像形成部では、感光体ドラムが装置本体内に回転自在に支持され、感光体ドラムの周囲にはその表面に接触して転写ローラやクリーニングローラ等の被回転部材が設けられており、これらの被回転部材が一定速度で回転駆動せしめられることにより、帯電、露光、トナー画像形成、トナー画像の用紙への転写及び感光体ドラム表面のクリーニング等のプロセスを経て画像形成が行われる。
一般的に、このような被回転部材の端部には、圧入固定されたフランジ部に形成された高精度ギア又はカップリング部材等の駆動伝達部が設けられており、この駆動伝達部を介して装置本体に設けられたモータ等の駆動源から、駆動力が伝達される構成となっている。特に、被回転部材の交換やメンテナンスの際に駆動力の伝達を解除する必要がある場合には、装置本体の駆動源から被回転部材の駆動伝達部までの間にカップリング機構が設けられており、駆動カップリング機構の連結及び解除により駆動力の伝達及び解除が行われる。
ところで、上記のような種々の被回転部材は、それぞれの間隔等を予め規定された位置に精度よく維持する必要があるため、ドラムユニットや転写ベルトユニット等のようにユニット化されていることが多く、また、これらのユニットを装置本体に設けられたガイドレールに沿って、着脱自在に装着することにより、ユーザ自身が容易にユニットの交換やメンテナンスを行うことができるように構成されている。
ここで、これらのユニットが被回転部材の回転軸方向に挿入できない場合、特に回転軸に対し垂直方向からしか装着できない場合には、カップリング部材にはユニットの着脱方向の力が作用することとなり、カップリング部材の破損の原因となっていた。そのため、装置の組み立てやユニットの交換のためにカップリング部材に退避機構を設けておく必要がある。
このようにカップリング部材を回転軸方向に退避させる方法としては、例えば特許文献1には、ユニットを装置本体から取り外す際、装置本体のカバーを開ける動作に連動して複数の駆動伝達部の連結を同時に解除し、カバーを閉める動作に連動して複数の駆動伝達部を同時に連結することができる駆動カップリング機構を備えた画像形成装置が開示されている。
特開2003−280489号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているカップリング機構は、一つのユニットに設けられた複数箇所の駆動伝達部を同時に解除及び連結する方法が記載されているが、連結時において、正確に軸心を決める方法がないため、画像形成に重要となる被回転部材の軸心が正確に決まらない場合には、回転ムラが発生しジッタと呼ばれる画像上の不具合を生じてしまうという問題があった。また、特許文献1では一つのユニットに設けられた複数箇所の駆動伝達部を一度に解除及び連結する方法は記載されているが、複数のユニットに設けられた駆動伝達部を一度に解除及び連結する方法については提案されていなかった。
本発明においては上述の事情を鑑み、複数ユニットに設けられた駆動伝達部を同時に連結する場合には、優先度の高いユニットから順にユニットの全体的な位置決めを行い、そして、駆動伝達部の嵌合によって回転部材の軸心を決める構成とし、各ユニットの位置決め及び回転部材の軸心決めを正確に行うことができる駆動カップリング機構及びそれを備えた画像形成装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、装置本体に着脱自在に装着される複数のユニットに回転自在に支持された被回転部材の回転軸に固定された第1カップリング部材と、装置本体駆動ユニットに備えられた駆動入力軸に摺動自在に外挿され、前記駆動入力軸と共に回転して前記第1カップリング部材に駆動力を伝達する複数の第2カップリング部材と、前記複数の第2カップリング部材を同時に、前記第1カップリング部材と連結する第1の位置と、前記第1カップリング部材との連結を解除して前記駆動入力軸方向に退避した第2の位置とに選択配置するカップリング切換手段と、を備えた駆動カップリング機構を用いて、前記被回転部材を備えた複数のユニットの位置決めを同時に行う駆動カップリング機構の位置決め方法であって、前記複数のユニットは所定の遊びをもって相互に連結されており、いずれか1つのユニットの前記第1カップリング部材を位置決めすることにより、他のユニットの前記第1カップリング部材を所定範囲内に仮位置決めした後、前記カップリング切換手段により複数の前記第2カップリング部材を同時に前記第1の位置に配置して各ユニット内の前記第1カップリング部材と嵌合させることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の駆動カップリング機構の位置決め方法において、前記第1又は第2カップリング部材のうちいずれか一方の回転中心にはピンが設けられ、他方の回転中心には前記ピンが嵌着するピンボス部が設けられており、前記ピンの先端角部、及び前記ピンボス部の開口端縁部にはテーパ部が形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の駆動カップリング機構の位置決め方法において、前記複数のユニットのうち、高い位置決め精度が要求されるユニットを最初に位置決めすることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の駆動カップリング機構の位置決め方法を用いた画像形成装置の製造方法である。
本発明の第1の構成によれば、複数のユニットの位置決めを同時に行う駆動カップリング機構の位置決め方法であって、複数のユニットを所定の遊びをもって相互に連結し、いずれか1つのユニットの第1カップリング部材を位置決めすることにより、他のユニットの第1カップリング部材を所定範囲内に仮位置決めした後、カップリング切換手段により複数の第2カップリング部材を同時に各ユニット内の第1カップリング部材と嵌合させることにより、仮位置決めされた第1カップリング部材は第2カップリング部材に合わせて移動することができ、装置の組み立てや各ユニットの連結時に生じてしまう、第1カップリング部材と第2カップリング部材との誤差を修正して嵌合することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の駆動カップリング機構の位置決め方法において、第1及び第2のカップリング部材に設けられたピン及びピンボス部を嵌着することによって、被回転部材の軸心を正確に決めることができ、また、ピンの先端角部及びピンボス部の開口端縁部にテーパ部を形成することにより、ピンとピンボス部に若干の誤差が生じても、嵌着することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の駆動カップリング機構の位置決め方法において、複数のユニットのうち、高い位置決め精度が要求されるユニットを最初に位置決めすることにより、該ユニットについては装置本体内において正確な位置に配置することができ、その他のユニットについては上記のカップリング機構の嵌合によって、最初に位置決めされたユニットの周囲の所定の位置へ配置することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の駆動カップリング機構の位置決め方法を用いることにより、複数のユニットを同時に装着する際に、これらのユニットに備えられた被回転部材の正確な軸心決め及び各ユニットの正確な位置決めを容易に行うことができる画像形成装置の製造方法を提供できる。
図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の概略構成図である。装置本体1の下部には、積載された用紙束を収容する給紙カセット等の給紙部2が設けられている。この給紙部2の一端部には、積載された用紙Pを最上位紙から1枚ずつ給紙するための分離給送手段3が設けられている。給紙部2の上方には、本体右側面部から本体左側面部へ略水平に延び、さらに上方へ延びて本体上面に形成された排紙トレイ4に至る搬送路5が形成されている。この搬送路5に沿って上流側から順に上記分離給送手段3、搬送ローラ対6、二次転写ローラ7、定着ローラ対8、搬送ローラ対9,10及び排紙ローラ対11が配置されている。
水平方向の搬送路5の上方には中間転写ベルトユニット12が配置されている。中間転写ベルトユニット12は、駆動ローラ13、従動ローラ14、テンションローラ15及び一次転写ローラ16と、これらのローラに懸架された無端状の中間転写ベルト17から構成されており、駆動ローラ13が回転駆動されることにより、上記のローラとともに中間転写ベルト17が矢印Aのように時計方向に回転されるようになっている。
中間転写ベルトユニット12の上方にはドラムユニット18が配置されている。ドラムユニット18は、図示しない駆動装置によって反時計方向に回転駆動される感光体ドラム19と、その回転方向に沿って上方から順に配設される接触型帯電器である帯電ローラ20、クリーニングローラ22及びクリーニングブレード23から構成されている。また、感光体ドラム19の左方には現像ユニット21が接触配置されており、下方には中間転写ベルト17を介して上記一次転写ローラ16が接触配置されている。現像ユニット21の上方には、既知の光学系を利用したレーザー光学ユニット24が配置されている。
現像ユニット21は、全体が略円筒形状であり、その両端部で回転自在に支持されている。この現像ユニット21の内部は、十字型の仕切り壁21aにより4つの部屋に区切られ、ここにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各色のトナーに対応して4つの現像器25Y,25M,25C,25Kがそれぞれ構成されている。なお、図示する現像器の配置は一例であって、これには限定されない。
各現像器25Y,25M,25C,25Kは、個別に回転駆動される現像ローラ26,27,28,29をそれぞれ備えている。また、現像ユニット21には、図示しない駆動部が図示しないクラッチを介して接続されており、この駆動部を駆動することで現像ユニット21が回転して、いずれかの現像器の現像ローラを選択的に感光体ドラム19に対向配置させ、現像動作が行われるようになっている。
次に、上記のように構成された画像形成装置による画像形成動作について説明する。まず、感光体ドラム19が回転駆動されることにより、帯電ローラ20が従動回転し、感光体ドラム19の表面が一様に帯電される。そして、入力された画像信号に基づいて、レーザー光学ユニット24が動作し、帯電後の感光体ドラム19上にレーザー光が照射され、感光体ドラム19の表面に静電潜像が形成される。こうして形成された静電潜像は現像ユニット21によって上記のようにして現像される。
すなわち、モノクロ画像形成の場合には、現像器25Kの現像ローラ26のみを静電潜像の形成された感光体ドラム19に対向配置させてブラックのトナー像を感光体ドラム19の表面に形成し、カラー画像形成の場合には、駆動部を駆動することで現像ユニット21を回転させ、4つの現像器25Y,25M,25C,25Kの各現像ローラ26,27,28,29を順次選択的に感光体ドラム19に対向配置させ、各色のトナー像を感光体ドラム19の表面に形成する。
このようにして感光体ドラム19の表面に形成されたトナー像は、一次転写ローラ16によって、時計方向に回転する中間転写ベルト17上に一次転写される。モノクロ画像形成の場合には、感光体ドラム19の表面に形成されたブラックのトナー像を一次転写ローラ16によって回転する中間転写ベルト17上に転写してモノクロ画像を形成し、カラー画像形成の場合には、感光体ドラム19の表面に形成された各色のトナー画像を一次転写ローラ16によって順次回転する中間転写ベルト17上に転写し、これらを重ね合わせてカラー画像を形成する。
そして、所定の二次転写領域において、分離給送手段3によって給紙部2から給紙されてきた用紙P上に、二次転写ローラ7によって中間転写ベルト17上のモノクロ又はカラー画像が一括で二次転写され、画像が転写された用紙Pは、搬送路5を搬送され、定着ローラ対8により用紙P上のトナー像が加熱されて定着される。定着後、用紙Pは搬送ローラ対9の下流部で搬送方向を上方に変えられ、搬送ローラ対10によりさらに搬送され、最終的に排紙ローラ対11により排紙トレイ4上に排紙される。なお、一次転写されずに感光体ドラム19上に残ってしまう未転写トナーは、クリーニングローラ22及びクリーニングブレード23で除去される。除去されたトナーは回収スクリューなどのトナー回収装置によって図示しない廃棄ボトルへと搬送される。
以下、図2〜図7を参照して、本発明の駆動カップリング機構について説明する。図2は中間転写ベルトユニット12及びドラムユニット18を示す斜視図である。図3は中間転写ベルトユニット12及びドラムユニット18を取り外した装置本体1を示す斜視図である。図4,5は装置本体1の内部フレームの側壁37を示す斜視図であり、図4は内面側を示す斜視図、図5は外面側を示す斜視図である。図6,7は駆動カップリング機構に用いられるカップリング切換手段を示す斜視図であり、図7は図6の紙面裏側から見た斜視図である。
中間転写ベルトユニット12の両端には支持部材30がそれぞれ配設されており、この支持部材30に駆動ローラ13、従動ローラ14、テンションローラ15及び一次転写ローラ16が回転自在に支持され、これらのローラに無端状の中間転写ベルト17が懸架されている。両支持部材30の外側面上部には、後述するドラムユニット18との係合に使用される係合孔30aがそれぞれ設けられている。
装置本体1への装着方向(図2において矢印B方向)右側に位置する支持部材30には嵌合孔が設けられており、この嵌合孔にはブッシュ31が挿嵌されている。そして、駆動ローラ13の回転軸13aがブッシュ31を貫通せしめられており、この回転軸13aの先端にはカップリング部材32が取り付けられており、カップリング部材32の回転中心にはピン32aが設けられている。また、装着方向左側に位置する支持部材30には図示しない案内突起が形成されている。
ドラムユニット18は直方体状のハウジング33の内部に感光体ドラム19、帯電ローラ20、クリーニングローラ22がそれぞれ回転自在に支持され、感光体ドラム19に当接するようにクリーニングブレード23が配設されている。ハウジング33の底面両端には矩形状の小片33aが一体形成されており、これらの小片33aの内側面には内面方向に延びる円柱状の係合ピン33bが成形されている。
ハウジング33の装着方向右側面には嵌合孔が設けられており、この嵌合孔にはブッシュ34が挿嵌されている。そして、感光体ドラム19の回転軸19aがブッシュ34を貫通せしめられており、この回転軸19aの先端にはカップリング部材35が取り付けられており、カップリング部材35の回転中心にはピン35aが設けられている。また、装着方向左側面には図示しない案内突起が形成されている。
そして、中間転写ベルトユニット12の支持部材30に設けられた係合孔30aに、ドラムユニット18のハウジング33に一体形成された係合ピン33bをそれぞれ挿入することによって、中間転写ベルトユニット12とドラムユニット18が一体化される。ここで、係合孔30aは挿入される係合ピン33bよりも若干大きく形成されており、中間転写ベルトユニット12に対してドラムユニット18は完全に固定されておらず、若干の遊びを持たして連結されている。
図3に示すように、装置本体1の内部フレームの両側壁36,37の内面側には案内溝38,39がそれぞれ設けられており、側壁37に設けられた案内溝38,39の奥端部には挿通孔38a,39aが形成されている。更に、図4,5に示すように、側壁37の外面には種々の駆動モータ等(図示しない)が装着された駆動ユニット側板40が取り付けられており、駆動ユニット側板40に装着されたカップリング部材41,42及び摺動軸受43,44が、側壁37に設けられた挿通孔38a,39aに嵌挿されている。
図6,7を参照して、駆動ユニット側のカップリング部材41,42、カップリング切換手段である摺動軸受43,44及びアーム部材45についてさらに説明する。カップリング部材41,42は円筒状部材を基本とし、一方の端部の外周面から突出する鍔状の第1リブ41a,42aが設けられ、他端部には被回転部材のカップリング部材32,35に嵌合する係合部41b,42bが形成されている。また、係合部41b,42bの内側のカップリング部材41,42の回転中心には、ピンボス部41c,42cが形成されている。そして、カップリング部材41,42の軸心部にはセンター穴41d,42dが設けられている。
アーム部材45には摺動穴45a,45bが設けられている。これらの摺動穴45a,45bの幅はカップリング部材41,42の外径よりも若干大きく、カップリング部材41,42に設けられた第1リブ41a,42aの直径よりも小さく形成されている。また、摺動穴45a,45bの両脇には、カップリング部材41,42の第1リブ41a,42aに当接する第2リブ46が設けられ、この第2リブ46には傾斜面46aが形成されている。
摺動軸受43,44にはカップリング部材41,42の外径より若干大きく成形されたガイド穴43a,44aが設けられており、ガイド穴43a,44aに沿って支持部43b,44bが一体成形されている。また、支持部43b,44bの形成された裏面の両側端部にはガイドリブ43c,44cが一体成形されている。更に、ガイドリブ43c,44cの先端にはそれぞれ係止爪47が設けられている。
これらを駆動ユニット側板40に取り付けるには、まず摺動軸受43,44のガイドリブ43c,44cを駆動ユニット側板40に設けられた挿入孔40aに挿嵌することによって、摺動軸受43,44が駆動ユニット側板40に装着される。次に駆動ユニット側板40を貫通したガイドリブ43c,44cにアーム部材45を係合させる、この時、ガイドリブ43c,44cの先端の係止爪47によって、駆動ユニット側板40を挟んでアーム部材45が摺動可能に支持される。
そして、センター穴41d,42dに図示しない駆動入力軸が嵌挿されたカップリング部材41,42がガイド穴43a,44aに遊挿される。これにより、カップリング機構の離間及び圧接時における軸心のずれが防止される。また、前述したようにガイド穴43a,44aはカップリング部材41,42の外径よりも大きく形成されているため、カップリング部材41,42は図示しない駆動入力軸による片持ちの構成となっている。
そして、カップリング部材等を取り付けた駆動ユニット側板40を側壁37の外面側に取り付け、側壁37に設けられた挿通孔38a,39aに摺動軸受43,44の支持部43b,44bを嵌挿する。ここで、挿通孔39aは支持部44bの外径に合わせて形成されており、摺動軸受44は支持部44bを挿通孔39aに嵌挿することによって、側壁37に固定され、挿通孔38aは支持部43bの外径よりも若干大きく形成されており、摺動軸受43は支持部43bを挿通孔38aに嵌挿しても完全には固定されない。
上記のように構成された中間転写ベルトユニット12、ドラムユニット18及び駆動カップリング機構について、図8〜11に基づき、各ユニットの位置決め及びカップリング部材の連結について説明する。図8はアーム部材45の動作説明のための断面図である。図9,10は駆動カップリング機構を説明するための分解図である。図11は回転軸の軸芯決めを説明する斜視図である。
カップリング部材41,42は、図示しない付勢バネにより側壁37の内面方向に付勢されており、図8(a)に示すように駆動ユニット側板40に固定された摺動軸受け43,44のガイド穴43a,44aを貫通し、側壁37の内面側に突出し回転部材と連結する位置(以下、第1の位置という)にある。ここで、アーム部材45を矢印C方向に引き上げると、図8(b)に示すように、傾斜面46aに沿って第1リブ41a,42aが第2リブ46に乗り上げ、カップリング部材41,42は付勢バネの付勢力に抗して側壁37の外面方向に移動し、連結を解除する位置(以下、第2の位置という)へと退避する。
カップリング部材41,42を第2位置へと退避させた後、前述のように一体化された中間転写ベルトユニット12及びドラムユニット18を装置本体1へと装着するが、この時、装置本体1の内部フレームの側壁37に設けられた案内溝38,39に各ユニットに挿嵌されたブッシュ31,34を嵌合させ、側壁36に設けられた案内溝38,39に案内突起を嵌合させて押し入れることによって、各ユニットが所定の位置へと案内される。
各ユニットが所定の位置に達すると、中間転写ベルトユニット12の支持部材30に挿嵌されたブッシュ31は摺動軸受44に、ドラムユニット18に挿嵌されたブッシュ34は摺動軸受44にそれぞれ嵌合する。ここで、前述したように摺動軸受44は側壁37へと固定されているため、摺動軸受44に勘合したブッシュ31はこの位置に固定されることとなる。ブッシュ31は支持部材30へと挿嵌され固定されているため、ブッシュ31によって支持部材30もこの位置に固定されることとなり、従って、中間転写ベルトユニット12の全体的な位置決めが行われることとなる。
摺動軸受43は側壁37に対して若干の遊びを持たしているため、摺動軸受43に勘合したブッシュ34も側壁37に固定されることはない。また、前述のようにドラムユニット18は中間転写ベルトユニット12に対して固定されていないため、この時点ではドラムユニット18の全体的な位置決めは行われない。
次に、引き上げられているアーム部材45を押し下げることによって、第1リブ41a,42aが傾斜面46aに沿って滑り落ち、第2の位置へ退避していたカップリング部材41,42は再び第1の位置に移動し、駆動ローラ13のカップリング部材32及び感光体ドラム19のカップリング部材35に連結する。
まず駆動ローラ13の連結であるが、上記のように側壁37に固定された摺動軸受44にブッシュ31が勘合することにより、中間転写ベルトユニット12の全体的な位置決めがされている。そして、駆動ローラ13の回転軸13aはブッシュ31に軸支されることにより位置決めされており、この回転軸13aの先端に取り付けられたカップリング部材32も位置決めされている。このようにカップリング部材32が位置決めされているため、駆動ユニット側のカップリング部材42と容易に嵌合することができる。
なお、カップリング部材42の係合部42bと駆動ローラ13側のカップリング部材32との位置関係によってはカップリング機構が直ちに嵌合しない場合もあるが、そのまま駆動を開始してカップリング部材42を所定量回転させることにより、係合部42bが駆動ローラ13側のカップリング部材32と嵌合する位置に到達し、図示しない付勢バネの付勢力によってカップリング機構が自動的に嵌合する。
そして、駆動ローラ13側のカップリング部材32と駆動ユニット側のカップリング部材42が嵌合する際に、駆動ローラ13側のカップリング部材32の中心部に設けられたピン32aがカップリング部材42のピンボス部42cに嵌着することによって、駆動ローラ13の回転軸13aの軸心決めが正確に行われる。ここで、ピン32aとピンボス部42cに若干の誤差が生じることがあるが、図11に示すようにピン32aの先端角部及びピンボス部42cの開口端縁部にはテーパ部が形成されており、若干の誤差があっても嵌着されるようになっている。
次に感光体ドラム19の連結であるが、前述のようにドラムユニット18の位置決めはなされていないため、感光体ドラム19の回転軸19a及びその先端に取り付けられたカップリング部材35も位置決めをされていない状態(仮位置決め状態)である。ここに、駆動ユニット側のカップリング部材41が連結することとなるが、カップリング部材35が位置決めをされていないため、駆動ユニット側のカップリング部材41に合わせて感光体ドラム19側のカップリング部材35が移動することができ、カップリング部材41の係合部41bに嵌合することができる。
カップリング部材35に設けられたピン35aがピンボス部41cに嵌着することにより、感光体ドラム19の回転軸19aの軸心決めが正確に行われる。なお、ピン35aの先端角部及びピンボス部41cの開口端縁部にも、前記ピン32a及びピンボス部42cと同様にテーパ部が形成されており、若干の誤差があっても嵌着されるようになっている。そして、軸心が決まると回転軸19aを軸支するブッシュ34の位置決めがされることとなり、ドラムユニット18の全体的な位置決めがなされることとなる。
以上のようにカップリング部材にピン及びピンボス部を設け、これらを嵌着することにより、正確な軸心決めが行える。また、二つのユニットを同時に装着し、それぞれに備えられた被回転部材の駆動カップリング機構の連結を同時に行う場合、一方のユニットの位置決めを優先的に行い、他方の位置決めをしていない状態で連結を行うことにより、両方の回転部材について正確な軸心決めが行え、両ユニットの全体的な位置決めも正確に行うことができる。
その他本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態では、本発明の駆動カップリング機構を感光体ドラム及び駆動ローラの二つの被回転部材と駆動入力軸との連結に適用した例について説明したが、さらにこれら以外の他の回転部材の連結に適用することもできる。また、カップリングの解除及び連結にはアーム部材を用いたが、これは他の方法でもよい。さらに、本実施形態では駆動ユニット側のカップリング部材にピンボス部を設けたが、これは駆動ユニット側のカップリング部材にピンを設け、被回転部材側のカップリング部材にピンボス部を設けてもよい。
また、本発明の駆動カップリング機構を備えた画像形成装置として、中間転写方式のカラー複写機を例に挙げて説明したが、本発明はデジタル複合機やタンデム式のカラー複写機、アナログ方式のモノクロ複写機等の複写機、或いはファクシミリやレーザプリンタ等、種々の画像形成装置に用いられるカップリング機構に適用可能である。
本発明は、被回転部材と駆動伝達部材とを連結する駆動カップリング機構及びそれを利用した画像形成装置に利用することができる。
は、本発明に係る画像形成装置の概略構成図である。 は、中間転写ベルトユニット及びドラムユニットを示す斜視図である。 は、中間転写ベルトユニット及びドラムユニットを取り外した装置本体を示す斜視図である。 は、装置本体の内部フレームの側壁の内面側を示す斜視図である。 は、装置本体の内部フレームの側壁の外面側を示す斜視図である。 は、駆動カップリング機構に用いられるカップリング部材等を示す斜視図である。 は、図6の紙面裏側から見た斜視図である。 は、アーム部材の動作説明のための断面図である。 は、駆動ローラのカップリング機構を説明するための分解図である。 は、感光体ドラムのカップリング機構を説明するための分解図である。 は、回転軸の軸芯決めを説明する斜視図である。
符号の説明
1 装置本体
12 中間転写ベルトユニット
13 駆動ローラ(被回転部材)
13a 回転軸(駆動ローラ)
18 ドラムユニット
19 感光体ドラム(被回転部材)
19a 回転軸(感光体ドラム)
30 支持部材
30a 係合孔
31,34 ブッシュ
32,35 カップリング部材(第1のカップリング部材)
32a,35a ピン
33 ハウジング
33a 小片
33b 係合ピン
36,37 側壁
38,39 案内溝
38a,39a 挿通孔
40 駆動ユニット側板
40a 挿入孔
41,42 カップリング部材(第2のカップリング部材)
41a,42a 第1リブ
41b,42b 係合部
41c,42c ピンボス部
41d,42d センター穴
43,44 摺動軸受(カップリング切換手段)
43a,44a ガイド穴
43b,44b 支持部
43c,44c ガイドリブ
45 アーム部材(カップリング切換手段)
45a,45b 摺動穴
46 第2リブ
46a 傾斜面
47 係止爪

Claims (4)

  1. 装置本体に着脱自在に装着される複数のユニットに回転自在に支持された被回転部材の回転軸に固定された第1カップリング部材と、
    装置本体駆動ユニットに備えられた駆動入力軸に摺動自在に外挿され、前記駆動入力軸と共に回転して前記第1カップリング部材に駆動力を伝達する複数の第2カップリング部材と、
    前記複数の第2カップリング部材を同時に、前記第1カップリング部材と連結する第1の位置と、前記第1カップリング部材との連結を解除して前記駆動入力軸方向に退避した第2の位置とに選択配置するカップリング切換手段と、
    を備えた駆動カップリング機構を用いて、前記被回転部材を備えた複数のユニットの位置決めを同時に行う駆動カップリング機構の位置決め方法であって、
    前記複数のユニットは所定の遊びをもって相互に連結されており、いずれか1つのユニットの前記第1カップリング部材を位置決めすることにより、他のユニットの前記第1カップリング部材を所定範囲内に仮位置決めした後、前記カップリング切換手段により複数の前記第2カップリング部材を同時に前記第1の位置に配置して各ユニット内の前記第1カップリング部材と嵌合させることを特徴とする駆動カップリング機構の位置決め方法。
  2. 前記第1又は第2カップリング部材のうちいずれか一方の回転中心にはピンが設けられ、他方の回転中心には前記ピンが嵌着するピンボス部が設けられており、前記ピンの先端角部、及び前記ピンボス部の開口端縁部にはテーパ部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の駆動カップリング機構の位置決め方法。
  3. 前記複数のユニットのうち、高い位置決め精度が要求されるユニットを最初に位置決めすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動カップリング機構の位置決め方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の駆動カップリング機構の位置決め方法を用いて各ユニットの位置決めを行うことを特徴とする画像形成装置の製造方法。
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