JP2005300846A - 像形成ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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雄一郎 稲葉
Yukihiro Okada
幸宏 岡田
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Abstract

【課題】 部品点数の減少及び生産性の向上を目的とする。
【解決手段】 ベアリング132の円筒部300の直径は支持孔部134bの直径と略同一であるので、サイドフレーム100bにガタなく固定される。切欠部134の挿入部134aより円筒部300の直径は大きいので、ベアリング132が挿入部134a方向に抜け出ることはない。鍔部304によって軸方向にベアリング132が抜け出ることもない。したがって、ベアリング132をする固定部材が必要ない。更に、ボス204が切欠部134の挿入部134aの溝側面134cに当たり、感光体ユニット98が、回転支軸49を中心に回転するのを防止している。よって、回転防止のための固定部材も必要ない。このように、部品点数が少ないので低コストである。また、組立工数も少なくて済むので、生産性も良い。
【選択図】 図15

Description

本発明は、像形成ユニット及び画像形成装置に関する。
カラー画像を形成する画像形成装置として、以下のような、公知の電子写真プロセスを用いた画像形成装置が知られている。
感光体に形成された潜像を1回転毎に各色の現像器で現像してトナー像を形成し、中間転写体に転写する。そして、各色のトナー像を順次、中間転写体上に重ね合わせてカラー像を形成する。このカラー像を中間転写体から一括して記録用紙Pに転写し、そして、転写されたカラー像を記録用紙Pに定着することで、記録用紙Pに画像を記録する
さて、このような画像形成装置において、感光体と中間転写体とを一体的に支持した像形成ユニットを構成し、この像形成ユニットを着脱可能とした画像形成装置が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−195729号公報
しかしながら、特開2003−195729号公報に記載の構成では、中間転写ユニットと感光体ユニットとの結合剛性を高めるため、中間転写ユニットと感光体ユニットとを多数の結合箇所で組み付けている。このため、像形成ユニットの部品点数が多く、また、生産性も悪い。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、部品点数の減少及び生産性の向上を目的とする。
請求項1に記載の像形成ユニットは、中間転写体と、前記中間転写体の両端を支持するサイドフレームと、前記サイドフレームに取り付けられ、前記中間転写体と当接する感光体を回転自在に支持する感光体フレームと、前記感光体フレームの両側面から突出する前記感光体の回転軸と、前記回転軸を軸支する軸受けと、前記感光体フレームの側面に設けられ、立設するボスと、前記サイドフレームに形成され、前記軸受けと前記ボスとが係合する切欠部と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の像形成ユニットは、中間転写体の両端がサイドフレームに支持されている。中間転写体に当接する感光体は感光体フレームに回転自在に支持され、感光体フレームの両側面から感光体の回転軸が突出し、この回転軸を軸受けが軸支している。また、少なくとも感光体フレームの側面に設けられたボスが立接している。
サイドフレームには切欠部が形成されている。そして、切欠部に軸受けとボスとを係合し、サイドフレームに感光体フレームが取り付けられる。
このように、切欠部には軸受けとのボスと二つが係合しているので、サイドフレームに対し感光体フレームが回転しない。よって、例えば、別途、回転止め等を取り付ける必要がない。したがって、部品点数が少なく、また、組立工数が少ないので生産性が良い。
請求項2に記載の像形成ユニットは、中間転写体と、前記中間転写体の両端を支持するサイドフレームと、前記サイドフレームに取り付けられ、前記中間転写体と当接する感光体を回転自在に支持する感光体フレームと、前記感光体フレームの両側面から突出する前記感光体の回転軸と、前記回転軸を軸支する軸受けと、前記サイドフレームに形成され、前記軸受けが係合する切欠部と、を備え、前記軸受けは、外周面に平坦部が形成された円筒部と、前記円筒部の端部に形成され、該円筒部の直径より大きな鍔部と、で構成され、前記サイドフレームの切欠部は、前記円筒部の外径より狭く、前記平坦部によって短くなった最小径部が通過する挿入部と、前記挿入部の奥部に形成され、前記円筒部の直径と略同径の支持孔部と、で構成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の像形成ユニットは、中間転写体の両端がサイドフレームに支持されている。中間転写体に当接する感光体は感光体フレームに回転自在に支持され、感光体フレームの両側面から感光体の回転軸が突出し、この回転軸を軸受けが軸支している。また、サイドフレームには切欠部が形成されている。そして、切欠部に軸受けを係合させ、サイドフレームに感光体フレームが取り付けられる。
軸受けは、外周面に平坦部が形成された円筒部と、円筒部の端部に形成され円筒部の直径より大きな鍔(つば)部と、で構成されている。また、サイドフレームの切欠部は、円筒部の外径より狭く平坦部によって短くなった最小径部が通過する挿入部と、挿入部の奥部に円筒部の直径と略同径の支持孔部と、で構成されている。
さて、切欠部に軸受けを係合させサイドフレームに感光体フレームを取り付ける際、まず、挿入部に軸受けの平坦部を通す。なお、このとき鍔部は、サイドフレームの内面に位置するようにする。そして、軸受けを支持孔部にまで通し、軸受けを挿入方向に対して抜け出ない角度まで回転する。(例えば、平坦部を挿入方向に対して90°とする)。
軸受けの円筒部の直径は支持孔部の直径と略同一であるので、サイドフレームにガタなく固定されると共に、鍔部によって軸方向に軸受けが抜け出ることもない。また、円筒部の外径は挿入部より大きいので、挿入方向に抜け出ることもない。
したがって、軸受けがサイドフレームから抜け出ないように、例えば、別途、固定部材を取り付ける必要がない。したがって、部品点数が少なく、また、組立工数が少ないので生産性が良い。
請求項3に記載の像形成ユニットは、請求項1又は請求項2に記載の構成において、一方の前記サイドフレームにのみ前記切欠部が形成され、他方のサイドフレームには前記感光体フレームの他方の軸受けが挿入される挿入孔が形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の像形成ユニットは、一方のサイドフレームにのみ切欠部が形成され、他方のサイドフレームには感光体フレームの他方の軸受けが挿入される挿入孔が形成されている。
他方の軸受けを最初に他方のサイドフレームに形成された挿入孔に挿入し、次に他方の軸受けを一方のサイドフレームに形成された切欠部に通して係合させて取り付ける。したがって、作業者は、他方のサイドフレームの挿入孔に取り付けられた軸受けを支点にして、感光体を旋回させて、一方のサイドフレームの切欠部に感光体の他端を通して係合することができるので、感光体を容易に組み付けることができる。また、片方は切り欠かれていない挿入孔であるので、組立後の精度が良い。
請求項4に記載の像形成ユニットは、請求項3に記載の構成において、前記感光体の回転軸には動力伝達部材が備えられ、前記動力伝達部材側の前記軸受けが前記挿入孔に挿入されることを特徴としている。
請求項4に記載の像形成ユニットは、感光体の回転軸には動力伝達部材が備えられている。動力伝達部材に駆動力が伝達されると、サイドフレームを変形する力が加わる。しかし、動力伝達部材側の軸受けは、切り欠かれていない挿入孔に挿入されているので、切欠部と比べに変形しくいので好適である。
請求項5に記載の像形成ユニットは、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の構成において、画像形成装置本体に着脱可能に装着されることを特徴としている。
請求項5に記載の像形成ユニットは、画像形成装置本体に着脱可能に装着される。したがって、中間転写体と感光体とを一括して交換できるので、メンテンナンスが容易である。
請求項6に記載の像形成ユニットは、請求項5項に記載の構成において、前記サイドフレームは、前記画像形成装置本体へ装着するガイド部が側面に突接され、少なくとも一方の前記回転軸又は前記軸受けは、前記ガイド部より外側へ張り出さないことを特徴としている。
請求項6に記載の像形成ユニットは、サイドフレームは、画像形成装置本体へ装着するガイド部が側面に突接されている。また、少なくとも一方の回転軸又は軸受けは、ガイド部より外側へ張り出していないので、像形成ユニット全体の幅としては、幅広となっていない。よって、省スペースである。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の像形成ユニットを備えることを特徴としている。
請求項7に記載の画像形成装置は、部品点数が少なく、また、組立工数も少ない生産性も良い像形成ユニットを備えているので、低コストである。
以上説明したように本発明によれば、部品点数が少なく、また、生産性が良い。
以下、本発明にかかる像形成ユニット及び画像形成装置を適用した一例として、公知の電子写真プロセスを適用したカラープリンタについて図面を参照して説明する。また、本発明が適用される画像形成装置は、以下で説明するカラープリンタに限らず、複写機、ファクシミリ、あるいは、複合機等の画像形成装置であってもよい。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、本発明の本質とは直接関係しないものについては、詳細な説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る像形成ユニット96(詳細は後述する)とこの像形成ユニット96がカラープリンタ本体12に着脱可能に装着されるカラープリンタ10の概要が示されている。
カラープリンタ10は、カラープリンタ本体12を有し、このカラープリンタ本体12の上部に回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16が設けられている。また、カラープリンタ本体12の下部に給紙ユニット18が配置されている。
給紙ユニット18は、給紙ユニット本体20と、記録用紙Pが収納される給紙カセット22とを有する。給紙カセット22の奥端近傍上部には、給紙カセット22から記録用紙Pを供給するフィードロール24、及び、供給される記録用紙Pを1枚ずつ捌くリタードロール26が配置されている。
搬送路28は、フィードロール24から排出口30までの記録用紙Pの通路である。搬送路28は、カラープリンタ本体12の裏側(図1の右側)近傍にあって、給紙ユニット18から定着装置90まで略垂直に形成されている。この搬送路28の定着装置90の上流側に二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とが配置され、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72の上流側にレジストロール32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ロール34が配置されている。
したがって、給紙ユニット18の給紙カセット22からフィードロール24により送り出された記録用紙Pは、リタードロール26により捌かれて最上部の記録用紙Pのみ搬送路28に導かれ、レジストロール32によりー時停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と中間転写ベルト64(二次転写バックアップロール72)との間を通ってトナー像が転写され、この転写されたトナー像が定着装置90により定着され、排出ロール34により排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ排出される。この排出部36は、排出口部分が低く、正面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜している。
カラープリンタ本体12には、略中央部にロータリ現像装置38が配置されている。ロータリ現像装置38は、現像器本体40内にイエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)及び黒(Black)の4色のトナー像をそれぞれ形成する現像器42a〜42dを有し、ロータリ現像装置中心44を中心として左回り(図1において反時計回り)に回転する。現像器42a〜42dそれぞれは、現像ロール46a〜46dを有し、コイルスプリングなどの弾性体48a〜48dにより、現像器本体40の法線方向に押圧されている。
ロータリ現像装置38には、回転支軸49を軸として回転する感光体ドラム50が当接するように配置されており、現像ロール46a〜46dは、感光体ドラム50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が現像器本体40の外周から半径方向に、約2mm突出している。また、現像ロール46a〜46dそれぞれの両端には、現像ロール46a〜46dの直径よりもわずかに大きい直径のトラッキングロール(図示せず)が現像ロール46a〜46dと同軸で回転するように設けられている。つまり、現像器42a〜42dは、ロータリ現像装置中心44を中心として、それぞれ90°の間隔で現像器本体40の外周に配置され、現像ロール46a〜46dのトラッキングロールが感光体ドラム50の両端に設けられたフランジ(図示省略)に当接し、現像ロール46a〜46dと感光体ドラム50との間に所定の隙間を形成しつつ、感光体ドラム50上の潜像をそれぞれの色のトナーで現像する。
感光体ドラム50の下方には、帯電ロール52が設けられ、帯電ロール52に帯電バイアスを印加し、感光体ドラム50を一様に帯電する。感光体ドラム50の回転支軸49にぶら下がるように感光体ドラム用クリーナ54が設けられており、感光体ドラム50と感光体ドラム用クリーナ54とは一体化されている。感光体ドラム用クリーナ54は、一次転写後に感光体ドラム50に残留する廃トナーを掻き取るクリーニングブレード56と、クリーニングブレード54が掻き取った廃トナーを回収するトナー回収ケース58とから構成される。
なお、トナー回収ケース58の背面側(図1において右側)は、リブなどが形成され、記録用紙Pが滑らかに搬送されるように曲面にされて搬送路28の一部を形成している。
ロータリ現像装置38の下方背面側には、帯電ロール52により帯電された感光体ドラム50に、レーザ光などの光線により潜像を書き込む露光装置60が配置されている。また、ロータリ現像装置38の上方には、ロータリ現像装置38によって可視化されたトナー像を一次転写位置で一次転写され、二次転写位置(二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とのニップ部)まで搬送する中間転写装置62が設けられている。
中間転写装置62は、中間転写ベルト64、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、スクレーパーバックアップロール74及びブラシバックアップロール76等を有する。
中間転写ベルト64は、弾性を有し、ロータリ現像装置38の上方で長辺と短辺とを有するように略扁平に張られている。中間転写ベルト64の上両側の長辺は、カラープリンタ本体12の上部に設けられた排出部36に対して略平行となるように張られている。
また、中間転写ベルト64は、中間転写ベルト64の長辺下方で一次転写ロール66の上流に配置されたラップインロール68と、一次転写ロール66の下流に配置されたラップアウトロール70との間で感光体ドラム50にラップ状に接触する一次転写部(感光体ドラムラップ領域)を有し、感光体ドラム50に所定の範囲だけ巻きついて、感光体ドラム50の回転に従動する。このように、中間転写ベルト64は、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像を、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に重ねて一次転写され、この一次転写されたトナー像を二次転写ロール80に向けて搬送する。なお、ラップインロール68及びラップアウトロール70は、感光体ドラム50から離間している。
このように、中間転写ベルト64は、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、スクレーパーバックアップロール74及びブラシバックアップロール76の5つのロールにより張架されており、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像が転写される。
更に、中間転写ベルト64の裏側(図1の右側面)には、ラップアウトロール70及び二次転写バックアップロール72により平面部(短辺)が形成されており、この平面部が二次転写部となって搬送部28に臨むようにされている。
なお、二次転写部において、中間転写ベルト64と搬送路28との間が、約12°の角度になるように、ラップアウトロール70は配置されている。
スクレーパーバックアップロール74は、二次転写後に中間転写ベルト64に残留する廃トナーをスクレーパ84が掻き取ることを補助し、ブラシバックアップロール76は、二次転写後に中間転写ベルト64に残留する廃トナーをブラシロール86が掻き取ることを補助する。
中間転写ベルト64の長辺上方には、反射型フォトセンサ78が開閉カバー16の裏面(内側)に固定されることによって設けられている。反射型フォトセンサ78は、中間転写ベルト64上に形成されたトナーのパッチを読み取り、中間転写ベルト64の回転方向における位置を検出するとともに、トナー像の濃度検知を行う。
中間転写装置62の二次転写バックアップロール72には、搬送路28を挟んで二次転写ロール80が対峙している。つまり、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間が二次転写部における二次転写位置となっており、二次転写ロール80は、二次転写バックアップロール72の補助により、中間転写ベルト64に一次転写されたトナー像を二次転写位置で記録用紙Pに二次転写する。ここで、二次転写ロール80は、中間転写ベルト64が3回転する間、すなわちイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナー像を中間転写ベルト上に重ねて一次転写され、搬送されている間は中間転写ベルト64から離間しており、黒のトナー像が転写されると中間転写ベルト64に当接するようにされている。
なお、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間には、所定の電位差が生じるようにされており、二次転写ロール80を高電圧にした場合には、二次転写バックアップロール72はグランド(GND)に接続される。
中間転写ベルト64の反感光体ドラム50側端には、中間転写ベルト用クリーナ82が設けられている。中間転写ベルト用クリーナ82は、スクレーパ84、ブラシロール86、トナー回収ケース88及び回転支軸89を有し、回転支軸89を軸として揺動する。スクレーパ84は、二次転写後に中間転写ベルト64に残留する廃トナーを掻き取ってクリーニングする。ブラシロール86は、スクレーパ84によるクリーニング後に残った廃トナーをさらに掻き取る。トナー回収ケース88は、スクレーパ84及びブラシロール86でクリニーングした廃トナーを回収する。スクレーパ84は、ステンレスの薄板からなり、トナーとは逆極性の電圧がかけられている。
ブラシロール86は、導電性の処理がなされたアクリルなどのブラシからなる。そして、中間転写ベルト64がトナー像を搬送する間には、スクレーパ84及びブラシロール86が中間転写ベルト64から離間しており、所定のタイミングでこれらが一体となって中間転写ベルト64に当接するようにされている。
なお、中間転写装置62、感光体ドラム50、帯電ロール52、感光体ドラム用クリーナ54及び中間転写ベルト用クリーナ82は、一体化され、像形成ユニット96(詳細については後述する)の一部を構成する。
二次転写位置の上方には、定着装置90が配置されている。定着装置90は、加熱ロール92と加圧ロール94とを有し、二次転写ロール80及び二次転写バックアップロール72により記録用紙Pに二次転写されたトナー像を記録用紙Pに定着させ、排出ロール34に向けて搬送する。排出ロール34は、排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ記録用紙Pを排出する。
図2〜図7に、像形成ユニット96の詳細を示す。
像形成ユニット96は、左右(図4において左右)に設けられた一対のサイドフレーム100a、100b、上下(図3において上下)に設けられた一対の保護カバー102a、102b、中間転写装置62、感光体ドラム50、帯電ロール52、感光体ドラム用クリーナ54及び中間転写ベルト用クリーナ82を一体化したものである。また、サイドフレーム100a、100b、保護カバー102a、102b、中間転写装置62及び中間転写ベルト用クリーナ82は、一体化されて中間転写組立体97を構成する。また、感光体ドラム50、帯電ロール52及び感光体ドラム用クリーナ54は、一体化されて感光体ユニット98を構成する。つまり、図3にも示すように、ベアリング111及びベアリング132を介し、感光体ユニット98が中間転写組立体97に組み付けられることにより、像形成ユニット96が形成されている。また、感光体ユニット98は中間転写組立体97に対して着脱自在にされており、中間転写組立体97は、感光体ユニット98が装着されることにより、中間転写ベルト64に所定の張力が与えられ、感光体ドラム50との間に一次転写部が形成される。
中間転写ベルト64は、二次転写バックアップロール72、ラップインロール68、ラップアウトロール70、スクレーパーバックアップロール74及びブラシバックアップロール76の5つのロールにより回転するように支持され、一次転写ロール66により感光体ドラム50に形成されたトナー像を転写される。一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、スクレーパーバックアップロール74及びブラシバックアップロール76それぞれは、両端にベアリング104(図5参照)が設けられており、ベアリング104を介してサイドフレーム100a、100bに支持される。二次転写バックアップロール72は、軸部106と、この軸部106を軸として回転する回転部108とを有し、軸部106の両端がネジなどの固定部材110、110によりサイドフレーム100a、100bにそれぞれ固定されている。
サイドフレーム100aは、感光体ドラム50の回転支軸49を貫通させると共に、ベアリング111を介して回転支軸49の一端を支持する挿入孔112と、中間転写ベルト用クリーナ82の回転支軸89を貫通させる孔114とを有し、回転支軸49及び回転支軸89が側方に突出するようにされている。
また、感光体ドラム50の挿入孔112側の端部には駆動ギア250が取り付けられている。(図5参照)。駆動ギア250は、カラープリンタ本体12の駆動機構(図示省略)から駆動力が伝達され、感光体ドラム50を回転させる。
サイドフレーム100aの感光体ドラム50側上部には、保護カバー102aの突起140が係合する凹部116(図7参照)が設けられ、中間転写ベルト用クリーナ82側上部には、保護カバー102aの固定部142が固定部材110により固定される孔120が設けらている。サイドフレーム100aの中間転写ベルト用クリーナ82側下部には、保護カバー102bの突起144が係合する凹部122が設けられ、感光体ドラム50側下部には、保護カバー102bにより固定される孔126が設けられている。
また、サイドフレーム100aには、二次転写バックアップロール72の軸部106の一端を固定部材110により固定する固定部128が設けられている。また、サイドフレーム100aの内側には、ラップインロール68、ラップアウトロール70、スクレーパーバックアップロール74及びブラシバックアップロール76の一端を、ベアリング104を介して側方から支持する受け部130(図5のサイドフレーム100b参照)がそれぞれ設けられている。なお、一次転写ロール66の一端は、ベアリング104及び図示しない保持具を介してサイドフレーム100aに支持されている。
サイドフレーム100bは、感光体ドラム50の回転支軸49を通過させると共に、ベアリング132を介して回転支軸49の一端を支持する切欠部134と、中間転写ベルト用クリーナ82の回転支軸89を貫通させる孔114とを有し、回転支軸49及び回転支軸89が側方に突出するようにされている。
図12に示すように、感光体ユニット98のトナー回収ケース58の側面フレーム58aに軸止め202が固定されている。また、軸止め202を固定するビス孔は立設し、立方体形状のボス204を形成している。
図10と図11とに示すように、ベアリング132は、円筒の中央部の円周の両端が切り取られた形状をしている(左右Dカットされている)。具体的には、円筒部300の円周に平坦部302a,302bが形成されている。そして、図11(c)に示すように、平坦部302aと平坦部302bとによって短くなったの最小径部D1は円筒の直径D2より狭い構成となっている。また、端部には円筒部300の直径より大きな鍔(つば)部304が形成されている。
図12に示すように、切欠部134は、ベアリング132の平坦部302a、302bによって短くなった最小径部D1(図11(c)参照))より広く、円筒部300の直径D1(図11(c)参照)より狭い挿入部134aと、挿入部134aの奥部に形成され挿入部134aより幅広で円筒部300の直径と略同径の内径の支持孔部134bと、から構成されている。なお、ボス204の幅は、挿入部134aより若干狭い。
図13と図15とにも示すように、ベアリング132を、鍔部304がサイドフレーム100bの内側面となるように、平坦部302a、302bによって短くなった最小径部D1を挿入部134aに通して支持孔部134bまで挿入し、挿入後、約90°回転させることで、サイドフレーム100bに固定されるようになっている。
なお、挿入部134aの幅より円筒部300の外径(直径D2)は大きいので、挿入部134a方向にベアリング132は抜け出ない。
また、図14に示すように、鍔部304はサイドフレーム100bの内側面にあるので、ベアリング132が軸方向に抜けない。
更に、図15に示すように、ボス204は、切欠部134の挿入部134aの溝側面134cに当たり、感光体ユニット98が回転支軸49を中心に回転するのを防止する。
また、サイドフレーム100bには、側方に突設したガイド部260が形成されている。なお、回転支軸49の張り出し幅L2は、ガイド部260の張り出し幅L1以下となっている。つまり、最も張り出しているのは、ガイド部260である。
サイドフレーム100bの感光体ドラム50側上部には、保護カバー102aの突起140が係合する凹部116(図7参照)が設けられ、中間転写ベルト用クリーナ82側上部には、保護カバー102aの固定部142が固定部材110により固定される孔120が設けられている。サイドフレーム100bの中間転写ベルト用クリーナ82側下部には、保護カバー102bの突起144が係合する凹部122が設けられ、感光体ドラム50側下部には、保護カバー102bの固定部146が固定部材110により固定される孔126が設けられている。
また、サイドフレーム100bには、二次転写バックアップロール72の軸部106の一端を固定部材110により固定する固定部128が設けられている。また、サイドフレーム100bの内側には、ラップインロール68、ラップアウトロール70、スクレーパーバックアップロール74及びブラシバックアップロール76の一端を、ベアリング104を介して側方から支持する受け部130(図5)が、それぞれ設けられている。なお、一次転写ロール66の一端は、ベアリング104及び図示しない保持具を介してサイドフレーム100bに支持されている。
保護カバー102aは、カバー本体135a、把持部136、凸部138、突起140、140及び固定部142、142を有する。カバー本体135aは、ABS樹脂などからなり、弾性を有して中間転写ベルト64及び中間転写ベルト用クリーナ82の上方を覆う。把持部136は、可撓性を有する部材からなり、作業者が像形成ユニット96を把持することができるようにカバー本体135aの上面に設けられている。
突起140、140は、サイドフレーム100a、100bの凹部116、116にそれぞれ係合し、固定部142は、固定部材110により、サイドフレーム100a、100bの孔120にそれぞれ固定される。
保護カバー102bは、カバー本体135b、突起144及び固定部146を有する。カバー本体135bは、ABS樹脂などからなり、弾性を有して中間転写ベルト64及び中間転写ベルト用クリーナ82の下方を覆うように湾曲している。突起144は、サイドフレーム100a、100bの凹部122にそれぞれ係合し、固定部146は、固定部材110によりサイドフレーム100a、100bの孔126にそれぞれ固定される。
即ち、サイドフレーム100a、100bは感光体ドラム50及び中間転写ベルト64の回転方向に対して略平行に配置され、中間転写ベルト64の上部及び下部をそれぞれ覆う保護カバー102a、102b並びに二次転写バックアップロール72の軸部106を介し、互いに3ヶ所で連結されて、像形成ユニット96を構成する各部の相対位置を決めると共に、感光体ドラム50、中間転写装置62及び中間転写ベルト用クリーナ82の側方を覆う。また、像形成ユニット96は、二次転写バックアップロール72の軸部106両端がサイドフレーム100a、100bに固定されているので、中間転写ベルト64の二次転写位置近傍が安定した状態で露出している。
一方、保護カバー102a、102bは、上述したように弾性を有し、互い違いに一端がサイドフレーム100a、100bに固定されている。また、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、スクレーパーバックアップロール74及びブラシバックアップロール76は、それぞれベアリング104を介してサイドフレーム100a、100bに支持されており、サイドフレーム100a、100bに対して遊びを有する。このように、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、スクレーパーバックアップロール74及びブラシバックアップロール76は、それぞれの一端を中心に、サイドフレーム100a、100bに対して旋回する遊びを有し、この遊びの範囲を保護カバー102a、102bによって制限されている。
つまり、像形成ユニット96は、中間転写ベルト64の二次転写位置近傍を安定した状態で露出させつつ、捩れが生じる自由度を有する。
つぎに、上記実施形態の作用について説明する。
図1に示すように、画像形成信号が送られると、図示しない駆動機構によって感光体ドラム50の駆動ギア250(図5参照)に駆動力が伝達され、感光体ドラム50が回転する。なお、駆動ギア250に駆動が伝達されるとサイドフレーム100aを変形する力が加わる。しかし、上述したように、駆動ギア250側のサイドフレーム100aは、切り欠かれていない挿入孔112であり、反対側の切欠部134と比べ変形しにくいので好適である。(図6参照)。
感光体ドラム50が帯電ロール52により一様に帯電され、この帯電された感光体ドラム50に、画像信号に基づいて露光装置60から光線が出射される。露光装置60からの光線は、感光体ドラム50の表面を露光し、潜像が形成される。露光装置60により形成された感光体ドラム50の潜像は、ロータリ現像装置38によってイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー像が現像され、中間転写ベルト64に重ねて一次転写される。一次転写において、感光体ドラム50に残留する廃トナーは、感光体ドラム用クリーナ54によって掻き取られ、回収される。
一方、給紙信号等により、給紙カセット22に収納された記録用紙Pは、フィードロール24により送り出され、リタードロール26により捌かれて搬送路28に導かれ、レジストロール32により一時停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間に導かれる。記録用紙Pが二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間に導かれると、中間転写ベルト64に一次転写されているトナー像が二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とによって記録用紙Pに二次転写される。二次転写後に、中間転写ベルト64に残留する廃トナーは、中間転写ベルト用クリーナ82によって掻き取られ、回収される。
トナー像を転写された記録用紙Pは、定着装置90に導かれ、加熱ロール92とによる熱圧力によって、トナー像が定着される。トナー像が定着した記録用紙Pは、排出ロール34により排出口30から排出部36へ排出される。
図8に示すように、像形成ユニット96は、カラープリンタ本体12に対して着脱自在となっており、開閉カバー16を開くことにより、カラープリンタ本体12に装着される。したがって、像形成ユニット96の各構成部品(中間転写装置62、感光体ドラム50、帯電ロール52、感光体ドラム用クリーナ54、中間転写ベルト用クリーナ82)を一括して交換できるので、メンテンナンスが容易である。
また、感光体ユニット98は、像形成ユニット96がカラープリンタ本体12から取外された状態で、中間転写組立体97に対して着脱されるようになっている。したがって、感光体ユニット98と中間転写組立体97とを各々の寿命に応じて、別々に交換できる。
つぎに、上記実施形態の像形成ユニット96の着脱方法について説明する。
図8は、像形成ユニット96をカラープリンタ本体12から取り外した状態を示している。像形成ユニット96をカラープリンタ本体12から取り外す場合、カラープリンタ10は、カラープリンタ本体12の開閉カバー16が回動支点14を中心に回動されることにより、カラープリンタ本体12の上部を開放する。像形成ユニット96は、中間転写装置62及び感光体ドラム50が定着装置90とロータリ現像装置38との間に位置するように配置されており、定着装置90とロータリ現像装置38との間の空間を通じて、カラープリンタ本体12から斜め前方(図8において左斜め上方)に取り外される。このように、像形成ユニット96は、搬送路28を開放することなく取り外される。
図9には、像形成ユニット96をカラープリンタ本体12に装着する様子が模式的に示されている。像形成ユニット96は、把持部186を把持されることにより、主位置決め手段148及び補助位置決め手段150に案内され、カラープリンタ本体12に対して所定の方向に着脱される。把持部136は、上方から保持された場合に、像形成ユニット96がカラープリンタ本体12への挿入姿勢(図9に示す姿勢)になるようにされている。つまり、把持部136を把持することにより、像形成ユニット96を上方に持上げると、像形成ユニット96は、感光体ドラム用クリーナ54が下方に位置するように傾斜して保持されるようになっている。
なお、このような姿勢で像形成ユニット96を挿入しても、カバー本体135aの上面に載った異物は、凸部138で引っかかって止まり、カラープリンター本体12内への混入が防止される。
主位置決め手段148は、カラープリンタ本体12側に設けられた案内溝152、及び像形成ユニット96の側方に突出した感光体ドラム50の回転支軸49から構成される。回転支軸49は、案内溝152に係合する円柱状に形成され、案内溝152に沿って移動するようにされている。
更に、ガイド部260も案内溝152に沿って移動する。
補助位置決め手段150は、カラープリンタ本体12側に設けられた補助溝154、及び、像形成ユニット96の側方に突出した中間転写ベルト用クリーナ82の回転支軸89から構成される。回転支軸89は、補助溝154に係合する円柱状に形成され、補助溝154に沿って移動するようにされている。
案内溝152は、下部に接離案内溝156が水平線に対する角度Aで形成され、上部に移動案内溝158が水平線に対する角度Bで形成されている。また、補助溝154は、下部に接離補助案内溝160が水平線に対する角度Aで形成され、上部に移動補助案内溝162が水平線に対する角度Bで形成されている。角度Aは約70°であり、角度Bは約55°である。よって、回転支軸49及び回転支軸89をそれぞれ接離案内溝156及び接離補助案内満160に沿って移動させると、像形成ユニット96は、ロータリ現像装置38の略接線方向より接離する方向に移動する。
なお、ガイド部260も案内溝152沿って移動することで、角度A(70°)方向が、装着持にぶれないので、スムーズに装着できる。なお、回転支軸49の張り出し幅L2は、ガイド部260の張り出し幅L1以下(図15参照)となっているので、像形成ユニット96の全体としての幅は広くなっていない。よって、省スペースである。
回転支軸49及び回転支軸89をそれぞれ移動動案内溝158及び移動補助案内満162に沿って移動させると、像形成ユニット96は、ロータリ現像装置38の現像位置を通る略接線方向に移動する。
像形成ユニット96は、上述したようにサイドフレーム100a、100bより像形成ユニット96を構成する各部の相対位置が決められており、捩れが生じる自由度を有する。よって、回転支軸49及び回転支軸89が、それぞれ案内溝152及び補助溝154に沿って移動することにより、像形成ユニット96を構成する各部は、カラープリンタ本体12に対し、所定の位置に位置決めされる。つまり、像形成ユニット96単体での中間転写ベルト64及び感光体ドラム50などの位置決め調整を行わなくても、像形成ユニット96をカラープリンタ本体12に装着することにより、二次転写ロール80に対する二次転写バックアップロール72及びロータリ現像装置38に対する感光体ドラム50の位置などの位置決めをすることができると共に、中間転写ベルト64の蛇行などを防止することができる。
また、上述したように、中間転写ベルト用クリーナ82は、回転支軸89を軸として揺動し、感光体ドラム50は、回転支軸49を軸として回転して中間転写ベルト64を従動させる。つまり、カラープリンタ本体12側から駆動される軸がカラープリンタ本体12に対して直接位置決めされているので、像形成ユニット96を駆動する駆動力によって像形成ユニット96が変形することを防止することができる。
つぎに、像形成ユニット96の製造方法について説明する。
図2から図6に示すように、
(1) サイドフレーム100a、100b、保護カバー102a、102b、中間転写装置62及び中間転写ベルト用クリーナ82から中間転写組立体97を組立てる。
(2) 感光体ドラム50、帯電ロール52及び感光体ドラム用クリーナ54から感光体ユニット98を組み立てる。
(3) サイドフレーム100aの挿入孔112にベアリング111を取り付ける。
(4) 挿入孔112に取り付けられたベアリング111に感光体ドラム50の回転支軸49の一端を挿入し、取り付ける。
(5) 回転支軸49の他端に鍔部304が内側となるようにベアリング132を嵌める。
図12から図15に示すように、
(6)ベアリング111に取り付けられた回転支軸49の一端を支点にして、回転支軸49を旋回させ、中間転写ベルト64からの反発力に抗して、ベアリング132の平坦部300a,300bをサイドフレーム100bの切欠部134の挿入部134aに通す。なお、鍔部304はサイドフレーム100bの内側となるようにする。
(7) ベアリング132を、切欠部134の支持孔部134bまで通し、ベアリング132を約90°回転させる。(図13(d)、図15参照)
以上で、組立てが完了する。
なお、ベアリング132の円筒部300の直径は支持孔部134bの直径と略同一であるので、サイドフレーム100bにガタなく固定される。また、切欠部134の挿入部134aより円筒部300の直径(D2)は大きいので、ベアリング132が挿入部134a方向に抜け出ることはない。また、図14に示すように、鍔部304によって軸方向にベアリング132が抜け出ることもない。したがって、ベアリング132を固定する固定部材が必要ない。
更に、図15に示すように、ボス204が切欠部134の挿入部134aの溝側面134cに当り、感光体ユニット98が、回転支軸49を中心に回転するのを防止している。よって、回転防止のための固定部材も必要ない。
このように、部品点数が少ないので低コストである。また、組立工数も少なくて済むので、生産性も良い。
また、感光体ユニット98は、中間転写組立体97の中間転写ベルト64からの反発力に抗して組み付けられることにより、中間転写ベルト64に張力を与える。つまり、中間転写組立体97が組立てられる際には、中間転写ベルト64に張力がなく、中間転写組立体97を容易に組立てることができる。
なお、中間転写組立体97の組立て及び感光体ユニット98の組み立ては、独立して行うことができるので、順序が逆であってもよい。また、ベアリング111は、回転支軸49の一端に取り付けられた後に、回転支軸49と共に挿入孔112に取り付けられてもよい。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、切欠部134は、一方のサイドフレーム100bにのみ形成されていたが、両方のサイドフレーム100a,100bに切欠部を形成し、左右の回転支軸49にベアリング132を嵌める構成であっても良い。
また、例えば、記録用紙P以外の記録媒体であっても良い。例えば、OHPシートなどであっても良い。
本発明の実施形態に係る像形成ユニット及びこの像形成ユニットを用いたカラープリンタの内部を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る像形成ユニットを示す斜視図である。 図2に示した像形成ユニットを中間転写組立体と感光体ユニットとに分解した状態を示す斜視図である。 図2に示した像形成ユニットの分解斜視図である。 図2に示した像形成ユニットの保護カバーを除いて下方から見た分解斜視図である。 図2に示した像形成ユニットの下側の保護カバーとサイドフレームとの接続を示す分解斜視図である。 図2に示した像形成ユニットの上側の保護カバーとサイドフレームとの係合を示す拡大図である。 本発明の実施形態に係る像形成ユニットをカラープリンタ本体から取り外した状態を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態に係る像形成ユニットをカラープリンタ本体に装着する様子を模式的に示す側面図である。 ベアリングを示す斜視図である。 (a)から(c)はベアリングを示す図である。 サイドフレームの切欠部にベアリングを通し固定する前の斜視図である。 (a)から(d)は、サイドフレームの切欠部にベアリングを通して固定する様子を示す図である。 サイドフレームの切欠部にベアリングを通し固定した後の断面図である。 サイドフレームの切欠部にベアリングを通し固定した後の斜視図である。
符号の説明
10 カラープリンタ
12 カラープリンタ本体
49 回転支軸(回転軸)
50 感光体ドラム(感光体)
58 トナー回収ケース
64 中間転写ベルト(中間転写体)
96 像形成ユニット。
100a サイドフレーム
100b サイドフレーム
112 挿入孔
132 ベアリング(軸受け)
134 切欠部
134a 挿入部
134b 支持孔部
204 ボス
250 駆動ギア(動力伝達部材)
260 ガイド部
300 円筒部
302a 平坦部
302b 平坦部
304 鍔部
D1 最小径部
P 記録媒体(記録紙)

Claims (7)

  1. 中間転写体と、
    前記中間転写体の両端を支持するサイドフレームと、
    前記サイドフレームに取り付けられ、前記中間転写体と当接する感光体を回転自在に支持する感光体フレームと、
    前記感光体フレームの両側面から突出する前記感光体の回転軸と、
    前記回転軸を軸支する軸受けと、
    前記感光体フレームの側面に設けられ、立設するボスと、
    前記サイドフレームに形成され、前記軸受けと前記ボスとが係合する切欠部と、
    を備えることを特徴とする像形成ユニット。
  2. 中間転写体と、
    前記中間転写体の両端を支持するサイドフレームと、
    前記サイドフレームに取り付けられ、前記中間転写体と当接する感光体を回転自在に支持する感光体フレームと、
    前記感光体フレームの両側面から突出する前記感光体の回転軸と、
    前記回転軸を軸支する軸受けと、
    前記サイドフレームに形成され、前記軸受けが係合する切欠部と、
    を備え、
    前記軸受けは、
    外周面に平坦部が形成された円筒部と、
    前記円筒部の端部に形成され、該円筒部の直径より大きな鍔部と、
    で構成され、
    前記サイドフレームの切欠部は、
    前記円筒部の外径より狭く、前記平坦部によって短くなった最小径部が通過する挿入部と、
    前記挿入部の奥部に形成され、前記円筒部の直径と略同径の支持孔部と、
    で構成されていることを特徴とする像形成ユニット。
  3. 一方の前記サイドフレームにのみ前記切欠部が形成され、他方のサイドフレーム部には前記感光体フレームの他方の軸受けが挿入される挿入孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の像形成ユニット。
  4. 前記感光体の回転軸には動力伝達部材が備えられ、
    前記動力伝達部材側の前記軸受けが前記挿入孔に挿入されることを特徴とする請求項3に記載の像形成ユニット。
  5. 画像形成装置本体に着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の像形成ユニット。
  6. 前記サイドフレームは、前記画像形成装置本体へ案内するガイド部が側面に突設され、
    少なくとも一方の前記回転軸又は前記軸受けは、前記ガイド部より外側へ張り出さないことを特徴とする請求項5に記載の像形成ユニット。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の像形成ユニットを備えることを特徴とする画像形成装置。
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