JP2518955Y2 - 円筒ころ軸受の潤滑装置 - Google Patents

円筒ころ軸受の潤滑装置

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JP2518955Y2
JP2518955Y2 JP1990130278U JP13027890U JP2518955Y2 JP 2518955 Y2 JP2518955 Y2 JP 2518955Y2 JP 1990130278 U JP1990130278 U JP 1990130278U JP 13027890 U JP13027890 U JP 13027890U JP 2518955 Y2 JP2518955 Y2 JP 2518955Y2
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正継 森
藤井  健次
建治 日比
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エヌテイエヌ株式会社
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/66Special parts or details in view of lubrication
    • F16C33/6637Special parts or details in view of lubrication with liquid lubricant
    • F16C33/6659Details of supply of the liquid to the bearing, e.g. passages or nozzles

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、たとえば工作機械の主軸のような高速回
転軸に使用される円筒ころ軸受の潤滑装置に関する。
[従来の技術] 従来の円筒ころ軸受は、第4図に示されるように、回
転軸(1)に固定された内輪(2)と、軸受箱ないしは
ハウジング(3)に固定された外輪(4)と、内・外輪
(2、4)の間に介在して転動する複数の円筒ころ
(5)と、ころ(5)を円周等間隔に保つ保持器(6)
とを主要な構成要素とし、潤滑ノズル(7)の噴射孔
(8)から潤滑油を噴射して潤滑を行なっている。
ところで、高速回転する円筒ころ軸受の高速性を阻害
しているのはころ端面と内輪のつば面との滑り接触部の
潤滑不足による発熱に起因していることが多い。特に第
4図に示されるような内輪両つば付きで外輪つばなしの
軸受形式すなわちN型円筒ころ軸受の場合、内輪(2)
のころ案内つば(9)は回転側であるため良好な潤滑状
態を得ることが困難であった。
[考案が解決しようとする課題] この考案の課題は、したがって、円筒ころ軸受の内輪
のつば面ところ端面との間に最適油量を供給して、高速
性能の確保と軸受温度上昇の低減を図ることにある。
[課題を解決するための手段] この考案は、回転軸に固定された内輪と、静止部材に
固定された外輪と、内・外輪間に転動可能に介在する円
筒ころを有する円筒ころ軸受に、潤滑用ノズルの噴射孔
から所定量の潤滑油を給油するようにした、高速回転軸
に使用される円筒ころ軸受の潤滑装置であって、潤滑ノ
ズルより供給された潤滑油をスクープで受け止めて内輪
の回転に伴う遠心力の作用で円筒ころの端面とつば面と
の滑り接触部に導くため、前記内輪に、円筒ころが転動
する軌道面の軸方向端部に位置し円筒ころの端面と接触
するころ案内つばと、前記潤滑ノズル側に開口した環状
の空所を内径側に形成したスクープと、スクープの前記
空所とつば面の内径側とを連通させる油通路とを設けた
ものである。内輪、つば面を提供するころ案内つば(ま
たはつば輪)、スクープは、互いに一体であってもよい
し、別体とすることもできる。
前記潤滑用ノズルに、スクープの空所に向けて給油す
る第一の噴射孔に加えて、内輪軌道面へ向けて給油する
第二の噴射孔を設けることができる。その場合、第一の
噴射孔と第二の噴射孔は同一給油経路から分岐してもよ
いし、互いに独立した給油経路をもつものであってもよ
い。
[作用] 潤滑ノズルの噴射孔から噴射された所定量の潤滑油が
スクープの空所に受け止められ、内輪の回転に伴う遠心
力の作用で、円筒ころの端面とつば面との間に供給され
る。このようにして、円筒ころ端面とつば面の滑り接触
部に常に潤滑油膜が形成され、良好な潤滑状態が維持さ
れる。
[実施例] 以下、図面に従ってこの考案の実施例を説明する。
まず、第1図は内輪とスクープが一体となった実施例
を示している。すなわち、内輪(10)は軌道面(10a)
の両側にころ案内つば(12)を持った両つば付きであっ
て、この内輪(10)の両端を軸方向に延長してスクープ
(13)を一体的に形成させる。そして、スクープ(13)
の内径側に形成される空所(14)から内輪(10)の軌道
面(10a)のぬすみ部(15)へ至る油通路として貫通孔
(16)を円周上複数箇所に設ける。これによりスクープ
(13)の内径側の空所(14)とつば面(12a)の内径側
とが連通する。
次に、第2図に示す実施例は内輪とスクープを別体と
したものである。換言すれば、これは内輪を3体とした
実施例ということができる。すなわち、この場合の内輪
(20)は、つばなしの軌道輪(21)と、軌道輪(21)の
軸方向両側に位置する一対のつば輪(22)とで構成され
る。各つば輪(22)にはスクープ(23)と軸方向の貫通
孔(26)を設ける。この貫通孔(26)の一端はスクープ
(23)の内径側の空所(24)に開口させ、他端はつば輪
(22)の端面に形成した円周溝(25)に開口させる。軌
道輪(21)の両端面には外周部に複数のスリット(27)
を設け、つば輪(22)の貫通孔(26)からの潤滑油をこ
ろ(5)の端面(5a)とつば輪(22)のつば面(22a)
との滑り接触部に導かせる。この場合、貫通孔(26)、
円周溝(25)、スリット(27)で油通路を構成する。
第3図に示す実施例は内輪とスクープを別体とし、さ
らに両者間に別体のつば輪を介在させたものである。こ
れは内輪を5体にした実施例ということがでいる。すな
わち、この場合の内輪(30)は、一つの軌道輪(31)
と、一対のつば輪(32)と、一対のスクープ(33)の計
5体で構成される。軌道輪(31)は第2図の実施例と同
様に両端面の外周部にスリット(37)を形成する。各つ
ば輪(32)はころ(5)の端面(5a)と接するつば面
(32a)を有し、軌道輪(31)のスリット(37)と対応
する位置に環状溝(35)を形成し、この環状溝(35)に
開口する軸方向の貫通孔(36a)を円周上の複数箇所に
設ける。各スクープ(33)は第2図の実施例におけるス
クープ(23)と同様の形状で、内径側の空所(34)とつ
ば輪(32)の貫通孔(36a)とを連通させる軸方向の貫
通孔(36b)を持っており、貫通孔(36b,36a)、円周溝
(35)、スリット(37)で油通路を構成する。軌道輪
(31)とつば輪(32)とスクープ(33)を図示のように
組み合わせた状態では、スクープ(33)の内径側の空所
(34)とつば輪(32)のつば面(32a)の内径側とが連
通する。
以上の実施例において、潤滑用ノズル(40)は、ハウ
ジング(3)側から供給される潤滑油を内輪(10、20、
30)のスクープ(13、23、33)の内径側の空所(14、2
4、34)に向けて噴射する第一の噴射孔(41)を有す
る。第一の噴射孔(41)から噴射された潤滑油は内輪
(10、20、30)の回転に伴う遠心力によってスクープ
(13、23、33)の内径側の空所(14、24、34)から貫通
孔(16、26、36a、36b)を通ってころ(5)の端面(5
a)と内輪(10、20、30)のつば面(12a、22a、32a)と
の間に導かれる。第2図に示すように潤滑ノズル(40)
に第一の噴射孔(41)と第二の噴射孔(42)を設け、ハ
ウジング(3)側から供給された潤滑油をスクープ(1
3、23、33)の内径側の空所(14、24、34)と軌道面(1
0a、21a、31a)との2系統に分配して給油するようにし
てもよい。また、第3図に想像線で示すように、潤滑ノ
ズル(40)は第一の噴射孔(41)だけを持ったものでも
よい。さらに、第1図に示すように、第一の噴射孔(4
1)を持ったノズル(40)と第一および第二の噴射孔(4
1、42)を持ったノズル(40)とを併用することもでき
る。潤滑ノズル(40)の第二の噴射孔(42)は内輪の軌
道面(10a、21a、31a)を潤滑した後ころ(5)および
外輪(4)を潤滑、冷却するので、内・外輪の温度差を
小さく抑えるのに役立つ。
なお、図示した実施例ではいずれも第一および第二の
噴射孔は共通の供給経路から分配するように示してある
が、第一の噴射孔(41)からのスクープ(13、23、33)
への給油と第二の噴射孔(42)からの内輪の軌道面(10
a、21a、31a)への給油を別回路として給油量をそれぞ
れ最適値にすることも可能である。
[考案の効果] この考案によれば、潤滑ノズルの噴射孔から噴射され
た所定量の潤滑油がスクープの空所に受け止められ、内
輪の回転に伴う遠心力の作用で、円筒ころの端面とつば
面との間に供給される。このようにして、円筒ころ軸受
で最も高速性を阻害している円筒ころ端面とつば面との
滑り接触部の潤滑を確実に安定して行なえるため、円筒
ころ軸受の高速化と、温度上昇の低減が図れる。したが
って、この考案の装置は高速性に有利とされているN型
円筒ころ軸受の高速用高機能潤滑装置としてとくに有効
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一つの実施例を示す主要部の断面
図、 第2図は別の実施例を示す断面図、 第3図はさらに別の実施例を示す断面図、 第4図は従来例を示す断面図である。 10、20、30……内輪 10a、21a、31a……軌道面 12……ころ案内つば 22、32……つば輪 12a、22a、32a……つば面 13、23、33……スクープ 14、24、34……空所 15……ぬすみ部 25、35……円周溝 16、26、36a、36b……貫通孔 27、37……スリット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に固定された内輪と、静止部材に固
    定された外輪と、内・外輪間に転動可能に介在する円筒
    ころを有する円筒ころ軸受に、潤滑用ノズルの噴射孔か
    ら所定量の潤滑油を給油するようにした、高速回転軸に
    使用される円筒ころ軸受の潤滑装置であって、潤滑ノズ
    ルより供給された潤滑油をスクープで受け止めて内輪の
    回転に伴う遠心力の作用で円筒ころの端面とつば面との
    滑り接触部に導くため、前記内輪に、円筒ころが転動す
    る軌道面の軸方向端部に位置し円筒ころの端面と接触す
    るころ案内つばと、前記潤滑ノズル側に開口した環状の
    空所を内径側に形成したスクープと、スクープの前記空
    所とつば面の内径側とを連通させる油通路とを設けたこ
    とを特徴とする円筒ころ軸受の潤滑装置。
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