JPH11336767A - 円筒ころ軸受 - Google Patents

円筒ころ軸受

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JPH11336767A
JPH11336767A JP14133198A JP14133198A JPH11336767A JP H11336767 A JPH11336767 A JP H11336767A JP 14133198 A JP14133198 A JP 14133198A JP 14133198 A JP14133198 A JP 14133198A JP H11336767 A JPH11336767 A JP H11336767A
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JP
Japan
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bearing
lubricating oil
outer ring
retainer
cylindrical roller
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JP14133198A
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English (en)
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Yoshiaki Katsuno
美昭 勝野
Naoki Matsuyama
直樹 松山
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NSK Ltd
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NSK Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/66Special parts or details in view of lubrication
    • F16C33/6637Special parts or details in view of lubrication with liquid lubricant
    • F16C33/6681Details of distribution or circulation inside the bearing, e.g. grooves on the cage or passages in the rolling elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/46Cages for rollers or needles
    • F16C33/4617Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages
    • F16C33/4623Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/46Cages for rollers or needles
    • F16C33/467Details of individual pockets, e.g. shape or roller retaining means

Abstract

(57)【要約】 【課題】潤滑油を軸受内に確実に給油でき、且つ、高速
回転時に潤滑油を軸受内部に停滞させることなく、速や
かに排出できる軸受内部構造を備えた円筒ころ軸受を提
供することを課題としている。 【解決手段】内輪つば付・外輪つば無しの円筒ころ軸受
を対象とする。保持器3を外輪2の軌道面に案内させ
る。保持器3の各ポケット5の4つの角部を切り欠くこ
とで半径方向に貫通する切欠き部9を設ける。ポケット
5を構成する一対のリブ部7,8のうちの一方のリブ部
8と外輪2との間に潤滑油が流通可能な隙間を設ける。
これによって、潤滑油は、内輪1のつば外径面と保持器
3の内径面間の隙間から確実に軸受内部に導入される。
さらに、内輪1の側に給油された潤滑油は、軸受回転速
度に応じて、切欠き部9を通って速やかに、外輪側に移
動し、外輪2と一方のリブ部8との間から軸受外部へ排
出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械(マシニ
ングセンタ、旋盤、研削盤等)の主軸等に使用される円
筒ころ軸受に係り、特に高速運転時の性能の向上に好適
な円筒ころ軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械の主軸は、高い回転精度と剛性
が必要である。このため、主軸を支承する円筒ころ軸受
については、通常、軸及びハウジングに組み込まれた状
態で、軸受内部隙間が、5μm程度の小さな隙間となる
ように調整される。
【0003】こういった組み込み条件において、最近の
動向として、加工効率の向上のために主軸の高速回転の
要求が多くなって、軸受の潤滑方法も、グリース潤滑か
ら高速低発熱の耐焼付性向上を狙った微量給油方式のオ
イルエア潤滑、オイルミスト潤滑が使用される。
【0004】また、軸受形式としては、外輪つば付・内
輪つば無し(NU型)円筒ころ軸受よりも、図6に示す
ような、給油した潤滑油が容易に軸受外部に排出できる
内輪つば付・外輪つば無し(N型)円筒ころ軸受が広く
採用される。
【0005】このN型円筒ころ軸受においては、通常、
内輪50のつば外径面で保持器51を案内する、いわゆ
る内輪案内型保持器が採用される。そして、この形態に
あっては、軸受が高速回転すると、軸受内部の潤滑油は
遠心力により内輪50側から外輪52側に飛ばされるこ
とを考慮して、オイルエアやオイルミスト等を供給する
潤滑油供給装置の給油ノズルの吹出し口を、内輪50の
つば外径面と保持器51の内径面との間の隙間(保持器
案内面)に向けて位置決めし、本隙間から軸受内部へ潤
滑油を供給する方法が取られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記円
筒ころ軸受にあっては、保持器51が内輪50に案内さ
れる構成であることから、上記潤滑油の供給が、保持器
51の案内面側である隙間が小さな部分を通じて行われ
る結果、ノズルから噴射した潤滑油の一部しか軸受内部
まで到達できないという問題がある。
【0007】ここで、軸受が高速回転すると、遠心力に
よる内輪50のみぞ部の膨張や軸受の発熱増加に伴う内
外輪50,52の温度差増加のため、運転中の内部隙間
が負となり、転がり接触部の面圧が上昇して、潤滑油膜
切れから焼付に至るケースが増加している。
【0008】この対応策として、従来にあっては、転動
体(ころ53)を線膨張係数の小さいセラミック(窒化
ケイ素)として、軸受が温度上昇した際、内外輪50,
52(軸受鋼)とセラミック転動体53との線膨張係数
の差を利用し、運転中の軸受の内部隙間の減少を抑制す
る方法もとられている。
【0009】また、高速回転中は、給油量を低速回転時
に比べて増加させることで、潤滑油膜切れを生じにくく
する方法もとられているが、従来にあっては、逆に給油
量の増加で、前述のN型円筒ころ軸受を使用しても、軸
受内部の潤滑油が速やかに軸受外に排出されない給油過
多の状態が生じ、潤滑油の攪拌熱により温度上昇が不安
定となり異常昇温して焼付に至る事例も増加している。
【0010】本発明は、このような背景からなされたも
ので、潤滑油を軸受内に確実に給油でき、且つ、高速回
転時に潤滑油を軸受内部に停滞させることなく、速やか
に排出できる軸受内部構造を備えた円筒ころ軸受を提供
することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、内輪つば付・外輪つば無しの円筒ころ軸
受であって、保持器を外輪軌道面に案内させると共に、
当該保持器の各ポケットについて、4つの角部の少なく
とも1つを切り欠くことで半径方向に貫通する切欠き部
を設けると共に軸方向で対向する一対のリブ部の少なく
とも一方について、そのリブ部外径面と外輪軌道面との
間に潤滑油が流通可能な隙間を設けたことを特徴とする
円筒ころ軸受を提供するものである。
【0012】本発明によれば、保持器を外輪案内形式と
し、すなわち、保持器の案内面を外輪軌道面と対向する
保持器外径面側としているので、内輪のつば外径面と保
持器の内径面との間の隙間を大きく設計することが可能
となる。
【0013】この結果、ノズルから噴射された潤滑油
は、この広い開口部から確実に軸受内部に導入される。
また、ころを保持するポケットにおける4つの角部の少
なくとも一つに切欠き部を設けることで、内輪の軌道面
やつば部に給油された潤滑油は、軸受回転速度に応じ
て、切欠き部を通って速やかに、外輪軌道面側に移動す
ることが可能となる。すなわち、高速回転時には、内輪
側の潤滑油は、速やかに外輪側に移動可能となる。
【0014】ここで、上記切欠き部の輪郭は、半径方向
からみて円弧状に設定することで切欠き感度が下がり、
切欠き部を設けても強度有利である。さらに、柱部間を
接続するリブ部の少なくとも一方には、外輪軌道面と保
持器外径面との間に潤滑油を流通可能な隙間が設けられ
ているので、外輪軌道面に到達した潤滑油は、その隙間
を通じて軸受外部へ排出される。
【0015】ここで、上記ポケット角部に設ける切欠き
の断面は、大きく設定することが望ましい。切欠きの断
面を大きく設定すると、ころとポケットとの接触面積
(ころ端面及びころ転動面共)が小さくなり、かつ、こ
ろ端面においての保持器ポケットとの接触は、すべり速
度の小さい、ころ中心部に限定されるため、すべりPV
値が小さくなる。これによって、軸受の発熱が軽減し、
高速回転時の耐焼付性を高めることにも寄与できる。
【0016】なお、接触部の幅は、ころ転動面及びころ
端面のいずれの場合もころ長さ及びころ径の1/2以下
にするのが望ましい(図2のL1 ,L2 を参照)。ま
た、保持器材料としては、ポリアミドやポリイミドポリ
エーテルエーテルケトン(PEEK)等の合成樹脂材料
を使用すれば、金属材料保持器に比べて耐摩耗性の向上
を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。図1は、本実施形態の円筒ころ軸
受を示す断面図である。この図1に示されるように、本
実施形態の円筒ころ軸受は、内輪つば付・外輪つば無し
(N型)であって、その内外輪1,2間に従来と同様
に、保持器3が配置されている。
【0018】この保持器3は、円周方向に沿って、ころ
4(転動体)を保持するポケット5が複数,設けられて
いる。ポケット5は、図2に示すように、円周方向に並
ぶ柱6の周方向を向いた面6a(ころ4の転動面と接触
可能な面)と、その柱6を連結して軸方向で対向する一
対のリブ部7,8における上記柱6間の面7a,8a
(ころ4の端面に接触可能な面)とによって形成され
る。
【0019】本実施形態のリブ部7,8にあっては、一
方のリブ部8の外径面8bの径よりも他方のリブ部7の
外径面7bの径が大きく設定され、その他方のリブ部7
の外径面7bが外輪2の軌道面に接触する(図1参
照)。
【0020】この構成によって、保持器3は外輪2に案
内される。但し、柱6の外径面及び一方のリブ部8の外
径面8bと外輪2の軌道面との間には、半径方向に隙間
が形成され、潤滑油が流通可能となっている(図1参
照)。
【0021】また、本実施形態では、保持器3は内輪1
に案内されないので従来よりも保持器3の内径面7c,
8cの形状の自由度が大きくなることから、保持器3の
内径面7c,8cについては、軸方向に沿って外側から
中心側(ころ4側)に向けて小径化するテーパ形状に成
形されて、潤滑油が外部から軸受内部に導入し易いよう
にしている(図1参照)。
【0022】また、上記各ポケット5の4つの角部はそ
れぞれ、上記図2に示すように、半径方向からみて大き
く円弧状に切り欠かれて、切欠き部9が設けられてい
る。各切欠き部9は、図1に示すように、半径方向に貫
通している。
【0023】上記切欠き部9の円弧の大きさについて
は、柱6の面6aにおける切欠き部9で切り欠かれない
幅L1 が、ころ長さの半分以下であり、かつ、上記リブ
部7,8の面7a,8aにおける切欠き部9で切り欠か
れない幅L2 が、ころ径の半分以下となるように、円弧
の半径を設定することが望ましい。
【0024】次に、上記軸受の作用等について説明す
る。上記構成の円筒ころ軸受にあっては、図3に示すよ
うに、潤滑油給油装置10のノズル10aから噴射され
た潤滑油は、保持器3の内径面7cと内輪1のつば外径
部間の広い開口部から軸受内部へ容易に流入する(図3
中矢印a参照)。特に、本実施形態では、保持器3の内
径面7cは外側が大径となるテーパ状に設定されている
ので、確実にノズル10aからの潤滑油を内部に誘導で
きるようになっている。
【0025】内輪1の軌道面及びつば面に到達した潤滑
油は、回転による遠心力によって、外輪2の軌道面側に
移動しようとする。このとき、本実施形態では、ポケッ
ト5の4つの角部に対し円弧状の大きな切欠き部9を成
形することで、潤滑油が外径側に移動できる大きな空間
が形成されている結果、内輪1の軌道面側の潤滑油は、
矢印b,cのごとく本切欠き部9を通って外輪2の軌道
面側へ移動する。この移動は、高速回転時ほど速やかに
行われる。
【0026】外輪2側に移動した潤滑油は、柱6の外径
面及び一方のリブ部8の外径面8bと外輪2の軌道面と
の間の隙間から、矢印dのように軸受外部へ排出され
る。このとき、上記一方のリブ部8外径面と対向する外
輪2の軌道面端部2aを、軸方向内部から外部に向けて
大径化するようなテーパ状に成形しておくことで、外輪
2側に移動した潤滑油を更に速やかに排出することがで
きる。
【0027】また、本実施形態のポケット5では、切欠
き部9を大きくとることで、上記柱6の面6aについて
は、ころ4の転動面の軸方向中央部のみが接触し、リブ
部7,8の面7a,8aについては、円周方向でころ4
端面の中央部でのみが接触して、当該ころ4を保持する
構成となる。
【0028】これにより、リブ部7,8の面7a,8a
ところ4の端面との接触部(図4中ハッチング部分)
は、滑り速度の小さい,ころ4の径方向中心部に限定さ
れるため、PV値が小さくなり、すべり摩擦による発熱
をより小さくすることが可能となる。
【0029】また、上記角部の切欠き9を大きくして、
ころ4とポケット5との接触部の幅を小さくすること
で、図2及び図4に示すように、ころ面取り部と転動面
及び端面部との交点エッジ部とポケット面との接触が防
止でき、エッジ当たりによる偏摩耗を防ぐことができ
る。軸受が高速運転されると、ころとポケット面間の滑
り速度も速く、従来にあっては本部分で偏摩耗が生じる
ことがしばしばあったが、これが、本実施形態では回避
される。特に、潤滑剤がオイルエアやオイルミストのよ
うな微量消費条件下で、上記偏摩耗が生じ得るので、こ
のような潤滑環境化で有効である。
【0030】ここで、上述のように、柱6の面6aにお
ける切欠き部9で切り欠かれない幅L1 (ころ転動面側
接触幅)を、ころ長さの半分以下とし、かつ、上記リブ
部7,8の面7a,8aにおける切欠き部9で切り欠か
れない幅L2 (ころ端面接触幅)を、ころ径の半分以下
としたのは、このような寸法に設定することで、ころ面
取り寸法加工誤差、ポケットところ間の隙間加工誤差、
保持器の接触部の加工誤差、及び保持器外径寸法誤差や
案内隙間による保持器の半径方向・軸方向移動量を考慮
して、最悪でも上記干渉(偏摩耗)を確実の防止するた
めである。すなわち、L1 (ころ転動面側接触幅)を、
ころ長さの半分以下とし、かつ、L2 (ころ端面接触
幅)を、ころ径の半分以下とすることで、確実に上記偏
摩耗を回避できるようになる。
【0031】ここで、上記実施形態においては、ポケッ
ト5の角部に設ける切欠き部9について半径方向からみ
た輪郭を円弧形状としているが、楕円形状や四角形状そ
の他の輪郭に切り欠いてもよい。要は、潤滑油が内輪1
側から外輪2側に移動できる広さの空間が形成されれば
よい。但し、切欠きの断面を大きくした方が、より速や
かに潤滑油が外輪2側に移動し易くなる。
【0032】また、切欠きの断面の断面積が同じ場合で
あっても、柱6側よりもリブ部7,8側を大きく切り欠
くことで、上述のようにリブ部7,8の面7a,8aと
ころ4の端面中心部との接触部を小さく設定すると共
に、柱6側の面6aで確実にころ4の姿勢を保持可能と
してもよい。
【0033】また、上記実施形態では、一方のリブ部8
の外径面8a全面を他方のリブ部7の外径面7bよりも
小径に設定しているが、一方のリブ部8の外径面8aの
うちポケット位置だけを他方のリブ部7の外径面7bよ
りも小径に設定してもよい。この場合には、他方のリブ
部7の外径面7bについてもポケット5位置の外径面だ
けを小径化して、他方のリブ部7についても外輪2の軌
道面との間に潤滑油を外部に排出可能な隙間を形成する
ようにしてもよい。
【0034】また、本実施形態ではポケット5の4つの
角部の全てに切欠き部9を形成しているが、一部の角部
だけに切欠き部9を形成するようにしてもよい。また、
各角部に形成する切欠き部の輪郭を必ずしも同じ形状と
する必要はない。
【0035】また、上記実施形態では、ポケット5の柱
6の面の半径方向に沿った輪郭を直線状としているが、
これに限定されるものではなく、例えば、図5に示すよ
うな輪郭としてもよい。この図5では、ポケット5の柱
6の面6aにおける半径方向に沿った輪郭にアールを付
け、外径側口元径(ΔD)をころ径より僅かに小さく設
定して、ポケット5からのころの脱落を防止した実施例
である。なお、切欠き部9における半径方向に沿った輪
郭についても多少のアールを付けてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の内輪
つば付・外輪つば無しの円筒ころ軸受においては、保持
器の内径面と内輪のつば外径間との間の隙間を大きく設
定でき、ノズルから噴射した潤滑油を確実に軸受内部に
供給することができる。
【0037】しかも、軸受の回転速度に応じて、軸受内
部に供給された潤滑油は、切欠き部を通じて外輪側に移
動し、続けてリブ部と外輪内径面との間の隙間から軸受
外部に排出される。この結果、軸受内部の潤滑油の停滞
による温度上昇の不安定や異常昇温による焼付を防止す
ることができ、軸受の安定した高速回転を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る円筒ころ軸受を説明
する図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る保持器のポケットを
示す半径方向からみた部分拡大図である。
【図3】本実施形態における給油された潤滑油の流れを
説明する図である。
【図4】ころ端面とリブ部の面との接触を説明する図で
ある。
【図5】別の例の保持器のポケットを示す図である。
【図6】従来の円筒ころ軸受を示す図である。
【符号の説明】
1 内輪 2 外輪 3 保持器 4 ころ(転動体) 5 ポケット 6 柱 6a 柱の面 7 他方のリブ部 7a リブ部の面 7b 外径面 8 一方のリブ部 8a リブ部の面 8b 外径面 9 切欠き部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪つば付・外輪つば無しの円筒ころ軸
    受であって、保持器を外輪軌道面に案内させると共に、
    当該保持器の各ポケットについて、4つの角部の少なく
    とも1つを切り欠くことで半径方向に貫通する切欠き部
    を設けると共に軸方向で対向する一対のリブ部の少なく
    とも一方について、そのリブ部外径面と外輪軌道面との
    間に潤滑油が流通可能な隙間を設けたことを特徴とする
    円筒ころ軸受。
JP14133198A 1998-05-22 1998-05-22 円筒ころ軸受 Pending JPH11336767A (ja)

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