JP2506541Y2 - 軸受の潤滑装置 - Google Patents
軸受の潤滑装置Info
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- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
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- F16C19/163—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls with angular contact
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、高速回転軸に使用される軸受の潤滑装置
に関するものである。
に関するものである。
[従来の技術] 航空機のジェットエンジンや工作機械等における高速
回転軸にはアンギュラ玉軸受等が使用される場合が多い
が、このような高速回転軸に用いる軸受では発熱による
軸受損失を少なくするため、十分な潤滑が必要である。
回転軸にはアンギュラ玉軸受等が使用される場合が多い
が、このような高速回転軸に用いる軸受では発熱による
軸受損失を少なくするため、十分な潤滑が必要である。
従来、高速回転軸に用いる軸受の潤滑方法の一つとし
てジェット潤滑法が知られている。これは、第5図にお
いて破線矢印で示されるように、外輪間座(1)に形成
されたノズル(2)で潤滑油を内輪(3)の外径面と保
持器(4)の内径面との間に向けて供給するようにして
いる。
てジェット潤滑法が知られている。これは、第5図にお
いて破線矢印で示されるように、外輪間座(1)に形成
されたノズル(2)で潤滑油を内輪(3)の外径面と保
持器(4)の内径面との間に向けて供給するようにして
いる。
また、特に内輪の温度上昇を抑えるため、第6図に示
されるように、内輪(5)の転走面下を走る軸方向の貫
通孔(6)に潤滑油を供給して内輪(5)を冷却すると
同時に、半径方向の孔(7)から遠心力で軸受内に潤滑
油を注ぎ込むようにしたアンダーレース潤滑法もある。
されるように、内輪(5)の転走面下を走る軸方向の貫
通孔(6)に潤滑油を供給して内輪(5)を冷却すると
同時に、半径方向の孔(7)から遠心力で軸受内に潤滑
油を注ぎ込むようにしたアンダーレース潤滑法もある。
さらに、近時、軸受の温度上昇をより低く抑えるため
に、ジェット潤滑法とアンダーレース潤滑法とを併用し
た潤滑装置が本出願人によって提案されている。
に、ジェット潤滑法とアンダーレース潤滑法とを併用し
た潤滑装置が本出願人によって提案されている。
これは、第7図に示す様に、外輪間座(8)のノズル
(9)に形成された第1噴射孔(10)から内輪(11)の
貫通孔(12)へ潤滑油を供給して内輪(11)を冷却し、
ノズル(9)に形成された第2噴射孔(13)から内輪
(11)と外輪(14)との間へ潤滑油を供給するようにし
たものである。
(9)に形成された第1噴射孔(10)から内輪(11)の
貫通孔(12)へ潤滑油を供給して内輪(11)を冷却し、
ノズル(9)に形成された第2噴射孔(13)から内輪
(11)と外輪(14)との間へ潤滑油を供給するようにし
たものである。
このようなジェット潤滑法とアンダーレース潤滑法と
を併用した潤滑装置は、冷却効果が高く、運転中の軸受
温度の上昇が低く抑えられ、しかも、内輪(11)と外輪
(14)との温度差もほとんど無くなるのでアンギュラ玉
軸受等の高速回転軸受の潤滑に適している。
を併用した潤滑装置は、冷却効果が高く、運転中の軸受
温度の上昇が低く抑えられ、しかも、内輪(11)と外輪
(14)との温度差もほとんど無くなるのでアンギュラ玉
軸受等の高速回転軸受の潤滑に適している。
[考案が解決しようとする課題] 高速回転軸受では、高速回転時の転動体(15)遠心力
・内、外輪温度差、および、内輪(11)の膨張に伴なっ
て予圧が増大するため、軸受の温度上昇が避けられない
(第8図参照)。
・内、外輪温度差、および、内輪(11)の膨張に伴なっ
て予圧が増大するため、軸受の温度上昇が避けられない
(第8図参照)。
また、外輪間座(8)の熱膨張により軸受の予圧増大
が助長される。
が助長される。
従って、高速回転をより円滑にするためには、軸受自
体の冷却と合わせて、軸受の予圧増大を軽減させる必要
がある。特にアンギュラ玉軸受のようにアキシャル荷重
とラジアル荷重とを負荷する軸受では、外輪間座(8)
の熱膨張による影響が大きく、その改善が必要となって
いる。
体の冷却と合わせて、軸受の予圧増大を軽減させる必要
がある。特にアンギュラ玉軸受のようにアキシャル荷重
とラジアル荷重とを負荷する軸受では、外輪間座(8)
の熱膨張による影響が大きく、その改善が必要となって
いる。
この考案は、軸受自体を効果的に冷却すると共に、外
輪間座の熱膨張による予圧増を抑え得る潤滑装置を提供
しようとするものである。
輪間座の熱膨張による予圧増を抑え得る潤滑装置を提供
しようとするものである。
[課題を解決するための手段] この考案は、軸受の内輪にスクープとスクープの内周
側に連通する軸方向の貫通孔を設け、軸受の外輪に予圧
を与える外輪間座に、内輪のスクープに向けて給油する
第1の噴射孔と軸受転走面に向けて給油する第2の噴射
孔とを形成した潤滑装置において、前記外輪間座を軸受
および軸受周辺部材の構成材料よりも線膨張係数の低い
材質で形成したものである。
側に連通する軸方向の貫通孔を設け、軸受の外輪に予圧
を与える外輪間座に、内輪のスクープに向けて給油する
第1の噴射孔と軸受転走面に向けて給油する第2の噴射
孔とを形成した潤滑装置において、前記外輪間座を軸受
および軸受周辺部材の構成材料よりも線膨張係数の低い
材質で形成したものである。
また、この考案は、外輪間座の外径面に、ハウジング
の給油孔と間座の第1の噴射孔及び第2の噴射孔とを連
通する周方向の溝を形成したものである。
の給油孔と間座の第1の噴射孔及び第2の噴射孔とを連
通する周方向の溝を形成したものである。
[作用] 上記構成の潤滑装置は、第1の噴射孔からスクープに
向けて噴出される潤滑油が内輪を冷却し、第2の噴射孔
から軸受転走面に向けて噴出される潤滑油が軸受内部の
潤滑と内外輪の冷却を行い、軸受自体を冷却する。また
外輪間座は軸受に比べて熱膨張量が少なく、外輪に対す
る押圧力が相対的に小さくなって、予圧増大を抑える。
向けて噴出される潤滑油が内輪を冷却し、第2の噴射孔
から軸受転走面に向けて噴出される潤滑油が軸受内部の
潤滑と内外輪の冷却を行い、軸受自体を冷却する。また
外輪間座は軸受に比べて熱膨張量が少なく、外輪に対す
る押圧力が相対的に小さくなって、予圧増大を抑える。
また、外輪間座の外径面に形成された溝内を流れる潤
滑油が間座全体を冷却するので、外輪間座全体の膨張が
さらに低く抑えられ、軸受の予圧増大を大幅に軽減す
る。
滑油が間座全体を冷却するので、外輪間座全体の膨張が
さらに低く抑えられ、軸受の予圧増大を大幅に軽減す
る。
さらに、前記溝は外輪間座の外径面に周方向に形成さ
れるため、外輪間座が全周にわたって均一に冷却され
る。したがって、周方向の冷却状態のばらつきによって
外輪間座の軸方向膨張にばらつきが生じ、予圧が周方向
に不均一になるといった現象が回避される。
れるため、外輪間座が全周にわたって均一に冷却され
る。したがって、周方向の冷却状態のばらつきによって
外輪間座の軸方向膨張にばらつきが生じ、予圧が周方向
に不均一になるといった現象が回避される。
[実施例] この考案の実施例をアンギュラ玉軸受に適用した場合
について、第1図乃至第4図を参照して説明する。
について、第1図乃至第4図を参照して説明する。
アンギュラ玉軸受(20)は、第1図に示す様に、回転
軸(21)に固定された内輪(22)と、ハウジング(23)
に固定された外輪(24)と、内輪(22)と外輪(24)と
の間に転動自在に介在する複数のボール(25)と、ボー
ル(25)を円周等間隔に保持する保持器(26)とで構成
され、外輪間座(27)と内輪間座(28)とで位置決めさ
れ、一定の予圧が与えられている。
軸(21)に固定された内輪(22)と、ハウジング(23)
に固定された外輪(24)と、内輪(22)と外輪(24)と
の間に転動自在に介在する複数のボール(25)と、ボー
ル(25)を円周等間隔に保持する保持器(26)とで構成
され、外輪間座(27)と内輪間座(28)とで位置決めさ
れ、一定の予圧が与えられている。
内輪(22)は一方の端面に軸方向に延びるスクープ
(29)を一体に形成して、このスクープ(29)の内側空
間(30)と連通する貫通孔(31)を内輪(22)の軌道面
(32)下に軸方向に形成してある。この貫通孔(31)は
内輪(22)の周方向に複数個形成してある。
(29)を一体に形成して、このスクープ(29)の内側空
間(30)と連通する貫通孔(31)を内輪(22)の軌道面
(32)下に軸方向に形成してある。この貫通孔(31)は
内輪(22)の周方向に複数個形成してある。
外輪間座(27)は、外輪(24)に近い端部に外径面側
から径方向にノズル(33)を形成し、このノズル(33)
に第1の噴射孔(34)と第2の噴射孔(35)を形成して
ある。第1の噴射孔(34)はスクープ(29)の内側空間
(30)に向けて給油し、第2の噴射孔(35)は内輪(2
2)の転走面(32)に向けて給油するようになってい
る。この外輪間座(27)は内輪(22)と接している内輪
間座(28)や内・外輪(22)・(24)を構成している素
材よりも線膨張係数が低い素材で形成する。その素材と
しては、例えば大同特殊鋼株式会社製の加工硬化型高強
度インバー(RDM465)や析出硬化型高強度インバー(RD
M522)等を用いる。この素材は線膨張係数が約3.5×10
-6と一般の軸受鋼の膨張係数(12.5×10-6)の約1/3と
なっている。尚、内輪間座(28)は、通常、内・外輪
(22)・(24)と同じ素材で構成する。また外輪間座
(27)の外径面には第2図に示す様に、潤滑油を案内す
る螺旋溝(37)を全長に亘って形成し、この螺旋溝(3
7)の終端部をノズル(33)に連通させ、始端部をハウ
ジング(23)に形成された給油孔(38)に連通させてい
る。
から径方向にノズル(33)を形成し、このノズル(33)
に第1の噴射孔(34)と第2の噴射孔(35)を形成して
ある。第1の噴射孔(34)はスクープ(29)の内側空間
(30)に向けて給油し、第2の噴射孔(35)は内輪(2
2)の転走面(32)に向けて給油するようになってい
る。この外輪間座(27)は内輪(22)と接している内輪
間座(28)や内・外輪(22)・(24)を構成している素
材よりも線膨張係数が低い素材で形成する。その素材と
しては、例えば大同特殊鋼株式会社製の加工硬化型高強
度インバー(RDM465)や析出硬化型高強度インバー(RD
M522)等を用いる。この素材は線膨張係数が約3.5×10
-6と一般の軸受鋼の膨張係数(12.5×10-6)の約1/3と
なっている。尚、内輪間座(28)は、通常、内・外輪
(22)・(24)と同じ素材で構成する。また外輪間座
(27)の外径面には第2図に示す様に、潤滑油を案内す
る螺旋溝(37)を全長に亘って形成し、この螺旋溝(3
7)の終端部をノズル(33)に連通させ、始端部をハウ
ジング(23)に形成された給油孔(38)に連通させてい
る。
上記潤滑装置は、ハウジング(23)に形成された給油
孔(38)から外輪間座(27)に形成された螺旋溝(37)
を通ってノズル(33)へ潤滑油が供給され、外輪間座
(27)が全域に亘って冷却される。またノズル(33)か
ら第1噴射孔(34)にて内輪(22)を冷却し、第2の噴
射孔(35)にて内輪(22)の転走面(32)に向けて給油
して内輪(22)と外輪(24)とを冷却する。従って、ア
ンギュラ玉軸受(20)そのものが十分に冷却されると共
に、外輪間座(27)と内輪間座(28)とで軸方向に熱膨
張差を生じ、その差分外輪(24)を軸方向に逃がすこと
ができ、予圧の増大を低く抑える。
孔(38)から外輪間座(27)に形成された螺旋溝(37)
を通ってノズル(33)へ潤滑油が供給され、外輪間座
(27)が全域に亘って冷却される。またノズル(33)か
ら第1噴射孔(34)にて内輪(22)を冷却し、第2の噴
射孔(35)にて内輪(22)の転走面(32)に向けて給油
して内輪(22)と外輪(24)とを冷却する。従って、ア
ンギュラ玉軸受(20)そのものが十分に冷却されると共
に、外輪間座(27)と内輪間座(28)とで軸方向に熱膨
張差を生じ、その差分外輪(24)を軸方向に逃がすこと
ができ、予圧の増大を低く抑える。
上記外輪間座(27)のノズルは、第3図に示す様に、
第1の噴射孔(34)及び第2の噴射孔(35)へ独立して
給油できるように互いに独立した第1のノズル(40)と
第2のノズル(41)に分けてもよい。この場合、給油系
路を独立させるため、第4図に示す様に外径面に2本の
溝(42)(43)を周方向に形成し、一方の溝(42)の終
端部を第1のノズル(40)に連通させ、他方の溝(43)
の終端部を第2のノズル(40)に連通させ、各溝(42)
(43)の始端部をハウジング(23)に互い独立して形成
された2系統の給油孔(44)(45)に夫々連通させる。
第1の噴射孔(34)及び第2の噴射孔(35)へ独立して
給油できるように互いに独立した第1のノズル(40)と
第2のノズル(41)に分けてもよい。この場合、給油系
路を独立させるため、第4図に示す様に外径面に2本の
溝(42)(43)を周方向に形成し、一方の溝(42)の終
端部を第1のノズル(40)に連通させ、他方の溝(43)
の終端部を第2のノズル(40)に連通させ、各溝(42)
(43)の始端部をハウジング(23)に互い独立して形成
された2系統の給油孔(44)(45)に夫々連通させる。
尚、この考案は、アンギュラ玉軸受だけでなく、他の
転がり軸受にも適用できる。
転がり軸受にも適用できる。
[考案の効果] この考案によれば、軸受そのものを潤滑油にて効果的
に冷却して温度上昇を低く抑え、しかも外輪間座と内輪
間座との熱膨張差によって外輪を予圧減少方向に相対的
に逃がして予圧増加を抑えることができ、高速回転軸受
の寿命を大幅に向上できる。また外輪間座の外周面全域
に溝を形成して潤滑油を流すことにより、外輪間座も全
域に亘って冷却され、より高速回転が可能になる。さら
に、外輪間座が周方向に均一に冷却されるため、軸受に
負荷される予圧が周方向に均一になる。
に冷却して温度上昇を低く抑え、しかも外輪間座と内輪
間座との熱膨張差によって外輪を予圧減少方向に相対的
に逃がして予圧増加を抑えることができ、高速回転軸受
の寿命を大幅に向上できる。また外輪間座の外周面全域
に溝を形成して潤滑油を流すことにより、外輪間座も全
域に亘って冷却され、より高速回転が可能になる。さら
に、外輪間座が周方向に均一に冷却されるため、軸受に
負荷される予圧が周方向に均一になる。
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、: 第2図は外輪間座の斜視図、 第3図は他の実施例を示す断面図、 第4図はその実施例で使用する外輪間座の斜視図、 第5図はジェット潤滑法を示す断面図、 第6図はアンダーレース潤滑法を示す断面図、 第7図はジェット潤滑法とアンダーレース潤滑法とを併
用させた潤滑法を示す断面図、 第8図は回転数による予圧増加の関係を示すグラフであ
る。 (22)…内輪、(23)…ハウジング、(24)…外輪、
(29)…スクープ、(33)…ノズル、(34)…第1の噴
射孔、(35)…第2の噴射孔、(37)…螺旋溝。
用させた潤滑法を示す断面図、 第8図は回転数による予圧増加の関係を示すグラフであ
る。 (22)…内輪、(23)…ハウジング、(24)…外輪、
(29)…スクープ、(33)…ノズル、(34)…第1の噴
射孔、(35)…第2の噴射孔、(37)…螺旋溝。
Claims (2)
- 【請求項1】軸受の内輪にスクープとスクープの内周側
に連通する軸方向の貫通孔を設け、軸受の外輪に予圧を
与える外輪間座に、内輪のスクープに向けて給油する第
1の噴射孔と軸受転走面に向けて給油する第2の噴射孔
とを形成した潤滑装置において、前記外輪間座を軸受お
よび軸受周辺部材の構成材料よりも線膨張係数の低い材
質で形成したことを特徴とする軸受の潤滑装置。 - 【請求項2】外輪間座の外径面に、ハウジングの給油孔
と間座の第1の噴射孔及び第2の噴射孔とを連通する周
方向の溝を形成したことを特徴とする請求項1記載の潤
滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990115167U JP2506541Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 軸受の潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990115167U JP2506541Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 軸受の潤滑装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0474733U JPH0474733U (ja) | 1992-06-30 |
JP2506541Y2 true JP2506541Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31862907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990115167U Expired - Fee Related JP2506541Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 軸受の潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506541Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10828296B2 (en) | 2003-05-15 | 2020-11-10 | Ampio Pharmaceuticals, Inc. | Treatment of T-cell mediated diseases |
US10881710B2 (en) | 2011-10-28 | 2021-01-05 | Ampio Pharmaceuticals, Inc. | Treatment of rhinitis |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010156367A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Ihi Corp | 転がり軸受の潤滑冷却構造 |
CN117588496B (zh) * | 2023-11-29 | 2024-06-25 | 盐城万士达重型轴承座有限公司 | 一种自适应散热轴承座 |
-
1990
- 1990-10-31 JP JP1990115167U patent/JP2506541Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10828296B2 (en) | 2003-05-15 | 2020-11-10 | Ampio Pharmaceuticals, Inc. | Treatment of T-cell mediated diseases |
US11369598B2 (en) | 2003-05-15 | 2022-06-28 | Ampio Pharmaceuticals, Inc. | Treatment of T-cell mediated diseases |
US10881710B2 (en) | 2011-10-28 | 2021-01-05 | Ampio Pharmaceuticals, Inc. | Treatment of rhinitis |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0474733U (ja) | 1992-06-30 |
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