JPH0221615Y2 - - Google Patents
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- JPH0221615Y2 JPH0221615Y2 JP1984197739U JP19773984U JPH0221615Y2 JP H0221615 Y2 JPH0221615 Y2 JP H0221615Y2 JP 1984197739 U JP1984197739 U JP 1984197739U JP 19773984 U JP19773984 U JP 19773984U JP H0221615 Y2 JPH0221615 Y2 JP H0221615Y2
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/38—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
- F16C19/383—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
- F16C19/388—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with four rows, i.e. four row tapered roller bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2322/00—Apparatus used in shaping articles
- F16C2322/12—Rolling apparatus, e.g. rolling stands, rolls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、多列円錐ころ軸受のオイルミスト
潤滑装置、更に詳しくは、圧延機におけるロール
ネツク軸受として用いる、中央に複列外輪をもつ
4列円錐ころ軸受のオイルミスト潤滑装置に関す
るものである。
潤滑装置、更に詳しくは、圧延機におけるロール
ネツク軸受として用いる、中央に複列外輪をもつ
4列円錐ころ軸受のオイルミスト潤滑装置に関す
るものである。
一般に、圧延機は高速化の傾向にあり、このよ
うな圧延機のロールネツク用多列円錐ころ軸受に
は、オイルミスト潤滑が使用されている。
うな圧延機のロールネツク用多列円錐ころ軸受に
は、オイルミスト潤滑が使用されている。
オイルミスト潤滑は、よく知られているよう
に、オイルミスト発生装置から供給されるドライ
オイルミストを、軸受に達する前に油粒子が空気
と分離しやすくかつ液体になりやすい状態のウエ
ツトオイルミストに変化させ、このウエツトオイ
ルミストを軸受内に噴射するものである。
に、オイルミスト発生装置から供給されるドライ
オイルミストを、軸受に達する前に油粒子が空気
と分離しやすくかつ液体になりやすい状態のウエ
ツトオイルミストに変化させ、このウエツトオイ
ルミストを軸受内に噴射するものである。
ところで、オイルミスト潤滑は軸受内に供給さ
れる油が小量のため、軸受の動力損失が小さく、
圧延機の軸受に適しているという利点がある反
面、軸受の転走面や摺動面に対して油を確実に供
給しないと少量の油で潤滑するために、軸受焼損
の危険性が常に存在する。
れる油が小量のため、軸受の動力損失が小さく、
圧延機の軸受に適しているという利点がある反
面、軸受の転走面や摺動面に対して油を確実に供
給しないと少量の油で潤滑するために、軸受焼損
の危険性が常に存在する。
第6図と第7図は、中央に複列外輪をもつ4列
円錐ころ軸受をそのオイルミスト潤滑装置の従来
の構造を示している。
円錐ころ軸受をそのオイルミスト潤滑装置の従来
の構造を示している。
同図において軸箱1内に挿入された中央の複列
外輪2と、その両側に位置する単列外輪3,3の
間に別体の外輪間座4,4が各々配置され、複列
外輪2と単列外輪3,3の内側に4列の円錐ころ
5を介して内輪6,6が組込まれている。
外輪2と、その両側に位置する単列外輪3,3の
間に別体の外輪間座4,4が各々配置され、複列
外輪2と単列外輪3,3の内側に4列の円錐ころ
5を介して内輪6,6が組込まれている。
外輪間座4,4にオイルミストの給油孔7が、
また複列外輪2の中央部にオイルミストの排油孔
8とが各々円周方向に沿つて複数個が設けられ、
軸箱1には、オイルミスト発生装置からのオイル
ミストを給油孔7に導くための給油通路9と排油
孔8からのオイルミストを外部に取出すための排
油通路10とが設けられ、給油孔7から軸受内に
噴射されたウエツトオイルミストが、円錐ころ
5、内輪6、外輪2,3、保持器11の表面に付
着し、内輪6、外輪2,3の転走面及び、円錐こ
ろ5の大端面5aと内輪6の鍔6aの案内面を
夫々潤滑する。
また複列外輪2の中央部にオイルミストの排油孔
8とが各々円周方向に沿つて複数個が設けられ、
軸箱1には、オイルミスト発生装置からのオイル
ミストを給油孔7に導くための給油通路9と排油
孔8からのオイルミストを外部に取出すための排
油通路10とが設けられ、給油孔7から軸受内に
噴射されたウエツトオイルミストが、円錐ころ
5、内輪6、外輪2,3、保持器11の表面に付
着し、内輪6、外輪2,3の転走面及び、円錐こ
ろ5の大端面5aと内輪6の鍔6aの案内面を
夫々潤滑する。
ところで、外輪間座4,4は、外輪2,3に対
して別体で相対的位置関係が固定されていないた
め、外輪間座4,4と外輪2,3とは円周方向に
位置ずれが生じ、第7図に示すように、給油孔7
と排油孔8が外輪2の軸方向に平行して一直線に
並ぶ場合や円周方向にずれる場合がある。
して別体で相対的位置関係が固定されていないた
め、外輪間座4,4と外輪2,3とは円周方向に
位置ずれが生じ、第7図に示すように、給油孔7
と排油孔8が外輪2の軸方向に平行して一直線に
並ぶ場合や円周方向にずれる場合がある。
上記のように給油孔7と排油孔8が一直線に並
ぶと、給油孔7から軸受内に噴射されたウエツト
オイルミストは、排油孔8へ最短距離をとつて流
れるため、転走面や摺動面に対し、十分供給され
る機会が少なくなり、その分だけ潤滑効果が低下
することになる。
ぶと、給油孔7から軸受内に噴射されたウエツト
オイルミストは、排油孔8へ最短距離をとつて流
れるため、転走面や摺動面に対し、十分供給され
る機会が少なくなり、その分だけ潤滑効果が低下
することになる。
また、間座4,4と複列外輪2とは別体になつ
ているため、給油孔7と排油孔8は接近したり離
れたりその位置関係が常に変化し、軸受内でのウ
エツトオイルミストの流れが不定になり、これが
原因で軸受の温度上昇が不均一化し、焼付が生じ
やすくなる。
ているため、給油孔7と排油孔8は接近したり離
れたりその位置関係が常に変化し、軸受内でのウ
エツトオイルミストの流れが不定になり、これが
原因で軸受の温度上昇が不均一化し、焼付が生じ
やすくなる。
更に、オイルミスト潤滑の場合、給油孔7に到
達するまでの給油通路9内におけるドライオイル
ミストの流速が重要である。
達するまでの給油通路9内におけるドライオイル
ミストの流速が重要である。
即ち、ドライオイルミストの流速が速くなりす
ぎると、給油通路9内でウエツトオイルミストに
なつてしまい、潤滑性能が低下する。
ぎると、給油通路9内でウエツトオイルミストに
なつてしまい、潤滑性能が低下する。
このため、給油孔7までの給油通路9はオイル
ミスト流速が速くなりすぎないよう所定の断面積
が必要であり、給油通路9と給油孔7をつなぐた
め、軸箱1の内周に設けた油溝12と、間座4,
4の外周に設けた油溝13の断面積もある程度大
きくする必要がある。
ミスト流速が速くなりすぎないよう所定の断面積
が必要であり、給油通路9と給油孔7をつなぐた
め、軸箱1の内周に設けた油溝12と、間座4,
4の外周に設けた油溝13の断面積もある程度大
きくする必要がある。
また、ドライオイルミストのウエツトオイルミ
スト化には、上記のような条件のほかに給油孔7
の長さも関係し、給油孔7が短かすぎるとウエツ
トオイルミストにりにくいので、油溝12と13
に必要な断面積を得るには、軸箱1側でかせがな
ければならない。
スト化には、上記のような条件のほかに給油孔7
の長さも関係し、給油孔7が短かすぎるとウエツ
トオイルミストにりにくいので、油溝12と13
に必要な断面積を得るには、軸箱1側でかせがな
ければならない。
一方圧延機における軸箱1の肉厚は部分的に非
常に薄い箇所があるため、軸箱1に形成する油溝
12の深さには限度があり、このため断面積をか
せぐには幅を広げればよいことになる。
常に薄い箇所があるため、軸箱1に形成する油溝
12の深さには限度があり、このため断面積をか
せぐには幅を広げればよいことになる。
しかしながら、外輪間座4が外輪2,3と別体
構造であるため、軸箱1の内周油溝12を外輪間
座4よりも広くすると、外輪間座がこの油溝に落
ち込み、保持器11と接触する危険があり、しか
も軸受の軸箱に対する組込や分解時に油溝部分へ
外輪間座4が落ち込んで傾き、作業性を悪化させ
るという問題が生じ、軸箱油溝の断面積を大きく
するにも限度があり、これらの理由により、ドラ
イオイルミストをウエツトオイルミストに変化さ
せるには、構造上困難性がある。
構造であるため、軸箱1の内周油溝12を外輪間
座4よりも広くすると、外輪間座がこの油溝に落
ち込み、保持器11と接触する危険があり、しか
も軸受の軸箱に対する組込や分解時に油溝部分へ
外輪間座4が落ち込んで傾き、作業性を悪化させ
るという問題が生じ、軸箱油溝の断面積を大きく
するにも限度があり、これらの理由により、ドラ
イオイルミストをウエツトオイルミストに変化さ
せるには、構造上困難性がある。
この考案は、上記のような各種問題点を解決す
るためになされたものであり、軸受に対するオイ
ルミスト潤滑が常に一定の条件下で行なえ、しか
もドライオイルミストを確実にウエツトオイルミ
ストに変化させて軸受に供給することができる多
列円錐ころ軸受のオイルミスト潤滑装置を提供す
るのが目的である。
るためになされたものであり、軸受に対するオイ
ルミスト潤滑が常に一定の条件下で行なえ、しか
もドライオイルミストを確実にウエツトオイルミ
ストに変化させて軸受に供給することができる多
列円錐ころ軸受のオイルミスト潤滑装置を提供す
るのが目的である。
上記のような問題点を解決するため、この考案
は、複列外輪を両端部に単列外輪に達する長さに
形成し、この両端部にオイルミストの給油孔と、
複列外輪の中央部に排油孔とを各々円周方向に複
数個を設け、前記給油孔と排油孔を円周方向へ千
鳥状に配置したものである。
は、複列外輪を両端部に単列外輪に達する長さに
形成し、この両端部にオイルミストの給油孔と、
複列外輪の中央部に排油孔とを各々円周方向に複
数個を設け、前記給油孔と排油孔を円周方向へ千
鳥状に配置したものである。
軸箱の給油通路から軸受に向けて供給されたド
ライオイルミストは、給油孔から軸受内にウエツ
トオイルミストとなつて供給され、軸受内を給油
孔から排油孔に流れる。
ライオイルミストは、給油孔から軸受内にウエツ
トオイルミストとなつて供給され、軸受内を給油
孔から排油孔に流れる。
給油孔は中央の複列外輪の両端部に設けられ、
しかも給油孔と排油孔は円周方向へ千鳥状に配置
されているので、ウエツトオイルミストの軸受内
を流れる距離が長くなり、転走面や摺動面に対し
てより確実に供給されると同時に給油孔と排油孔
の位相が一定の関係にあり、常に固定された方向
性をもつた流れとなつて、軸受の温度上昇の均一
化を図る。
しかも給油孔と排油孔は円周方向へ千鳥状に配置
されているので、ウエツトオイルミストの軸受内
を流れる距離が長くなり、転走面や摺動面に対し
てより確実に供給されると同時に給油孔と排油孔
の位相が一定の関係にあり、常に固定された方向
性をもつた流れとなつて、軸受の温度上昇の均一
化を図る。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面の第1図乃
至第5図に基づいて説明する。
至第5図に基づいて説明する。
第1図と第2図は、圧延ロール21のロールネ
ツク22を支持する軸受構造を示している。
ツク22を支持する軸受構造を示している。
軸受23には中央に複列外輪をもつ4列円錐こ
ろ軸受が用いられ、中央の複列外輪24とその両
側に単列外輪25,25とが軸箱26内に納ま
り、外輪24,25,25の内側に円錐ころ27
を介して位置する内輪28,28でロールネツク
22を支持している。
ろ軸受が用いられ、中央の複列外輪24とその両
側に単列外輪25,25とが軸箱26内に納ま
り、外輪24,25,25の内側に円錐ころ27
を介して位置する内輪28,28でロールネツク
22を支持している。
前記複列外輪24は、第3図に示す如く、両側
の端部29が単列外輪25の端面に達するように
形成され、この端部29にノズルとなる給油孔3
0と、複列外輪24の中央部に排油孔31とが
各々円周方向に沿つて複数個が設けられている。
の端部29が単列外輪25の端面に達するように
形成され、この端部29にノズルとなる給油孔3
0と、複列外輪24の中央部に排油孔31とが
各々円周方向に沿つて複数個が設けられている。
上記給油孔30は、軸受23内における円錐こ
ろ27の大端面側空間に臨み、排油孔31は円錐
ころの小端面側空間と連通していると共に、軸箱
23に設けた給油通路32が給油孔30に、また
排油通路33が排油孔31と各々連通している。
ろ27の大端面側空間に臨み、排油孔31は円錐
ころの小端面側空間と連通していると共に、軸箱
23に設けた給油通路32が給油孔30に、また
排油通路33が排油孔31と各々連通している。
前記端部29の外周面に環状小径部34と軸箱
26の内周面に油溝35が、給油通路32と給油
孔30の間に位置するように設けられている。
26の内周面に油溝35が、給油通路32と給油
孔30の間に位置するように設けられている。
端部29は複列外輪24の一部であるため、軸
箱26の内周油溝35の幅をこの端部29の環状
小径部34より広くしても、複列外輪24が落ち
込んだり傾むくような不都合の発生がなく、環状
小径部34と油溝35の合計断面積を広くするこ
とにより、ドライオイルミストを給油孔30の部
分で確実にウエツトオイルミストに変化させるこ
とができる。
箱26の内周油溝35の幅をこの端部29の環状
小径部34より広くしても、複列外輪24が落ち
込んだり傾むくような不都合の発生がなく、環状
小径部34と油溝35の合計断面積を広くするこ
とにより、ドライオイルミストを給油孔30の部
分で確実にウエツトオイルミストに変化させるこ
とができる。
なお、軸箱26の油溝35を広くできるため、
必要に応じて端部29の環状小径部34は省くこ
ともできる。
必要に応じて端部29の環状小径部34は省くこ
ともできる。
前記端部29の給油孔30と中央の排油孔31
とは、複列外輪24の円周方向に沿つて第4図の
如く千鳥状に配置されている。
とは、複列外輪24の円周方向に沿つて第4図の
如く千鳥状に配置されている。
なお、給油孔30と排油孔31の千鳥状の配置
は、第5図のように、排油孔31を一つとばした
位相でもよく、この考案の千鳥状の配置とは、給
油孔30と排油孔31が複列外輪24の軸方向に
揃わないことである。
は、第5図のように、排油孔31を一つとばした
位相でもよく、この考案の千鳥状の配置とは、給
油孔30と排油孔31が複列外輪24の軸方向に
揃わないことである。
上記のように、給油孔30は、複列外輪24の
端部29に設けられているため、給油孔30と排
油孔31の位置関係は一定の位相のずれに設定さ
れ、軸受23内を給油孔30から排油孔31に向
かうウエツトオイルミストに、常に固定された方
向性をもつた流れが保たれる。
端部29に設けられているため、給油孔30と排
油孔31の位置関係は一定の位相のずれに設定さ
れ、軸受23内を給油孔30から排油孔31に向
かうウエツトオイルミストに、常に固定された方
向性をもつた流れが保たれる。
これと同時に、給油孔30と排油孔31が複列
外輪24の円周方向に位置がずれているため、給
油孔30と排油孔31間のウエツトオイルミスト
が流れる距離が長くなり、ウエツトオイルミスト
の軸受23内における滞留時間が増え、転走面や
摺動面への供給効率が向上することになる。
外輪24の円周方向に位置がずれているため、給
油孔30と排油孔31間のウエツトオイルミスト
が流れる距離が長くなり、ウエツトオイルミスト
の軸受23内における滞留時間が増え、転走面や
摺動面への供給効率が向上することになる。
なお単列外輪25,25側へ流れるオイルミス
トは、蓋36の内面に設けた環状溝37から排油
通路38で外部に排出される。
トは、蓋36の内面に設けた環状溝37から排油
通路38で外部に排出される。
この考案の潤滑装置は上記のような構成であ
り、オイルミスト発生装置から供給されたドライ
オイルミストは給油通路32を通り、環状小径部
34と油溝35内空間から給油孔30を高速で通
過するときにウエツトオイルミストとなつて軸受
23の内部に噴射され、近接位置の排油孔31及
び蓋36の環状溝37に向けて流れるとき、円錐
ころ27、外輪24,25、内輪28、保持器3
9の表面に油が付着し、夫々の転走面及び摺動面
を潤滑する。
り、オイルミスト発生装置から供給されたドライ
オイルミストは給油通路32を通り、環状小径部
34と油溝35内空間から給油孔30を高速で通
過するときにウエツトオイルミストとなつて軸受
23の内部に噴射され、近接位置の排油孔31及
び蓋36の環状溝37に向けて流れるとき、円錐
ころ27、外輪24,25、内輪28、保持器3
9の表面に油が付着し、夫々の転走面及び摺動面
を潤滑する。
このとき、給油孔30と排油孔31は固定的な
配置になつており、しかも円周方向に位置がずれ
ているため、上記転走面及び摺動面に対して、ウ
エツトオイルミストは、接触が十分に発生して潤
滑を行なつた後、軸箱26に設けた排油通路3
3,38を経て軸箱外に排出される。
配置になつており、しかも円周方向に位置がずれ
ているため、上記転走面及び摺動面に対して、ウ
エツトオイルミストは、接触が十分に発生して潤
滑を行なつた後、軸箱26に設けた排油通路3
3,38を経て軸箱外に排出される。
以上のようにこの考案によると、上記のような
構成であるので以下に示す効果がある。
構成であるので以下に示す効果がある。
() 中央に複列外輪ももつ多列円錐ころ軸受
において複列外輪を両側端部が単列外輪に達す
るように形成し、この両端部にオイルミスト噴
射用の給油孔と複列外輪の中央部に排油孔を設
け、給油孔と排油孔を複列外輪の円周方向へ千
鳥状に配置したので、給油孔と排油孔の位置関
係が一定の位相のずれ固定化され、軸受内を流
れるオイルミストが常に固定された方向性を保
ち、潤滑が一定の条件で行なえ、軸受の温度上
昇の均一化を図ることができる。
において複列外輪を両側端部が単列外輪に達す
るように形成し、この両端部にオイルミスト噴
射用の給油孔と複列外輪の中央部に排油孔を設
け、給油孔と排油孔を複列外輪の円周方向へ千
鳥状に配置したので、給油孔と排油孔の位置関
係が一定の位相のずれ固定化され、軸受内を流
れるオイルミストが常に固定された方向性を保
ち、潤滑が一定の条件で行なえ、軸受の温度上
昇の均一化を図ることができる。
() 給油孔と排油孔を複列外輪の円周方向へ
千鳥状に位相をずらして設けたので、給油孔か
ら排油孔へのオイルミストの流動距離が長くな
り、軸受内における転走面や摺動面に対してオ
イルミストが確実に接触し、潤滑効果の向上を
図ることができる。
千鳥状に位相をずらして設けたので、給油孔か
ら排油孔へのオイルミストの流動距離が長くな
り、軸受内における転走面や摺動面に対してオ
イルミストが確実に接触し、潤滑効果の向上を
図ることができる。
() 軸受の転走面や摺動面に対する潤滑効果
の向上により焼付きの発生がなく、高速回転が
可能になる。
の向上により焼付きの発生がなく、高速回転が
可能になる。
() 複列外輪を両端部が単列外輪の端部に達
する長さに形成し、この端部にオイルミストの
給溝孔を設けたので、軸箱の内周面に形成する
油溝の幅を広くしても、従来のような外輪間座
の落ち込みや傾斜の発生がなく軸箱に対する軸
受の組込みや分解のための作業が容易に行なえ
る。
する長さに形成し、この端部にオイルミストの
給溝孔を設けたので、軸箱の内周面に形成する
油溝の幅を広くしても、従来のような外輪間座
の落ち込みや傾斜の発生がなく軸箱に対する軸
受の組込みや分解のための作業が容易に行なえ
る。
() 複列外輪を両端部が単列外輪に達する長
さに形成したので、軸箱の内周油溝を広くして
その断面積を大きくすることができ、給油孔の
部分でドライオイルミストをウエツトオイルミ
ストに確実に変化させることが可能になる。
さに形成したので、軸箱の内周油溝を広くして
その断面積を大きくすることができ、給油孔の
部分でドライオイルミストをウエツトオイルミ
ストに確実に変化させることが可能になる。
第1図はこの考案に係る潤滑装置を使用した円
錐ころ軸受の縦断正面図、第2図は同側面図、第
3図は同上要部の拡大断面図、第4図と第5図は
複列外輪に設けた給油孔と排油孔の異なつた位相
パターンを示す平面図、第6図は従来の潤滑装置
を示す円錐ころ軸受の縦断正面図、第7図は同上
における給油孔と排油孔の位相パターンを示す平
面図である。 23は軸受、24は複列外輪、25は単列外
軸、26は軸箱、27は円錐ころ、28は内輪、
29は端部、30は給油孔、31は排油孔、32
は給油通路、33は排油通路、34は環状小径
部、35は油溝。
錐ころ軸受の縦断正面図、第2図は同側面図、第
3図は同上要部の拡大断面図、第4図と第5図は
複列外輪に設けた給油孔と排油孔の異なつた位相
パターンを示す平面図、第6図は従来の潤滑装置
を示す円錐ころ軸受の縦断正面図、第7図は同上
における給油孔と排油孔の位相パターンを示す平
面図である。 23は軸受、24は複列外輪、25は単列外
軸、26は軸箱、27は円錐ころ、28は内輪、
29は端部、30は給油孔、31は排油孔、32
は給油通路、33は排油通路、34は環状小径
部、35は油溝。
Claims (1)
- 中央に複列外輪をもつ多列円錐ころ軸受に、軸
箱の給油通路から円錐ころの大端面側へオイルミ
ストの供給を行ない、円錐ころの小端面側から軸
箱の排油通路にオイルミストを排出するようにし
た多列円錐ころ軸受のオイルミスト潤滑装置にお
いて、複列外輪を両端部が単列外輪の端面に達す
る長さに形成し、この両端部にオイルミストの給
油孔と、複列外輪の中央部に排油孔とを各々円周
方向に複数個を設け、前記給油孔と排油孔を円周
方向へ千鳥状に配置したことを特徴とする多列円
錐ころ軸受のオイルミスト潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984197739U JPH0221615Y2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984197739U JPH0221615Y2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61116294U JPS61116294U (ja) | 1986-07-22 |
JPH0221615Y2 true JPH0221615Y2 (ja) | 1990-06-11 |
Family
ID=30756195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984197739U Expired JPH0221615Y2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0221615Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05263830A (ja) * | 1992-03-23 | 1993-10-12 | Toyoda Mach Works Ltd | 主軸装置 |
-
1984
- 1984-12-29 JP JP1984197739U patent/JPH0221615Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61116294U (ja) | 1986-07-22 |
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