JP2562635B2 - 転がり軸受の潤滑装置 - Google Patents

転がり軸受の潤滑装置

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JP2562635B2
JP2562635B2 JP62331270A JP33127087A JP2562635B2 JP 2562635 B2 JP2562635 B2 JP 2562635B2 JP 62331270 A JP62331270 A JP 62331270A JP 33127087 A JP33127087 A JP 33127087A JP 2562635 B2 JP2562635 B2 JP 2562635B2
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敏雄 三木
康雄 市川
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は工作機械主軸等に用いられる転がり軸受の潤
滑装置に関するものである。
<従来技術> 従来、工作機械主軸用軸受として外輪の軌道溝の両側
内周面に保持器を案内させた転がり軸受が用いられ、こ
の軸受の潤滑には外輪の保持器間の案内隙間に潤滑油を
供給し、外輪の軌道溝に設けた排油孔から軸受外部に排
油する潤滑装置が用いられている。
例えば、特公昭52−25496号公報記載のものが知られ
ている。
<発明が解決しようとする問題点> 従来の上記潤滑装置では、軸受の両側から僅かの隙間
へ潤滑油を供給するため、相反する方向の空気圧により
前記隙間への潤滑油の流入が十分に行われにくい。ま
た、軸受の超高速回転(dn値100万以上)においては、
上記のような潤滑のみでは軸受の焼付きを生ずることが
あるという問題があった。
<問題を解決するための手段> 本発明は上記の問題点を次の構成の転がり軸受の潤滑
装置により解決するものである。
すなわち、本発明は、外輪の内周面に形成された軌道
溝の両側内周面に保持器を案内させた転がり軸受の潤滑
装置において、 転動体をセラミックス製とするとともに、前記外輪の
両側に環状部材をそれぞれ配置し、両環状部材に外輪と
保持器間の案内隙間に潤滑油を供給する給油口を円周方
向に位置をずらせてそれぞれ設け、外輪の軌道溝の底に
開口する如く外輪を貫通する複数の排油孔を設けて外輪
の外周を囲繞する排油路に前記排油孔を連通せしめたこ
とを特徴とする。
<作用> 軸受回転中、潤滑油は軸受の両端側の環状部材の給油
口から、外輪と保持器間の案内隙間に供給され、給油は
両側から相反する方向ながら円周方向に位置をずらせて
行うため潤滑油を運ぶ空気圧が衝突することなく、した
がって潤滑油は円滑にかつ十分に軸受内へ供給されると
ともに、軸受内の潤滑油は外輪の排油孔から外部に排出
される。転動体は内外輪および保持器の金属に対しセラ
ミックスのもつ優れた耐焼付き性と潤滑性を発揮し、軸
受の潤滑を一層向上させる。
<実施例> 以下図により本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明の一実施例の縦断面図であって、1
は円筒ころ軸受で、内周面に円筒状の軌道溝2を形成し
て軌道溝2の両側に鍔3をそれぞれ形成した外輪4と、
外周面に円筒状の軌道面5を形成した内輪6と、外輪4
と内輪6の軌道2、5間に配置された複数個の円筒ころ
7と、円筒ころ7を円周方向に略等間隔に保持する保持
器8とで構成されている。
そして前記円筒ころ7は、セラミックスでつくられて
おり、保持器8は外輪4の鍔3の内周円筒面9に案内さ
れる。10、11は外輪4の両側に隣接して設けられた環状
部材であって、その円周の一部には外輪鍔3の内周円筒
面9と保持器8の案内隙間Sに潤滑油を供給する給油口
12、13がそれぞれ設けられ、しかも環状部材10、11は給
油口12、13が第2図に示すように円周方向にずれた位置
になるように設けられている。
前記給油口12、13は円筒ころ軸受1が嵌合されるハウ
ジング14に形成された潤滑油供給路15に連通されてい
る。
一方、外輪4の軌道溝2には軸受1内の潤滑油を外部
に排出するための排油孔16が円周数箇所に形成されてお
り、各排油孔16は外輪4の外周面およびハウジング14に
形成された排油路17、18に連通されている。図において
19は内輪6に嵌合された軸、20、21は軸受位置決め部材
である。
第3図は本発明の他の実施例の縦断面図であって、第
1図の実施例における環状部材10、11に半径方向の排油
溝22、23を設けてハウジング14に形成された排油路18に
連通させたものである。これにより軸受内に供給された
潤滑油は外輪4の排油孔16および環状部材10、11の排油
溝22、23から外部へ効果的に排出される。この場合、給
油口12、13と排油溝22、23とのそれぞれの円周方向の位
置関係は、排油溝22、23を円周方向に同一位置とし、給
油口12、13が円周方向にずれた位置となるように環状部
材10、11を軸受1の両側に設置する。
他の構成は第1図と同様であるから、説明を省略す
る。
第4図は本発明のさらに他の実施例の縦断面図であっ
て、軸受1の両側に隣接して設けられる環状部材10、11
のうち一方の環状部材10の給油口12と円周上同一位置の
内径側に、保持器8と内輪軌道5との間の環状空所に潤
滑油を供給する給油口24を設けたものである。これによ
り保持器8と外輪鍔3との案内隙間Sおよび内輪軌道5
に十分な潤滑油を供給することができる。
なお、軸受1内に供給された潤滑油の排油を効果的に
行うため、第3図に示すように環状部材10、11に排油溝
22、23を設けてもよい。
他の構成は第1図のものと同様であるから、説明を省
略する。
以上の各実施例において、軸受1の回転中、潤滑油は
軸受1の両端側の環状部材10、11の給油口12、13から、
外輪鍔3と保持器8間の案内隙間Sに供給され、給油は
両側から相反する方向ながら円周方向に位置をずらせて
行うため潤滑油を運ぶ空気圧が衝突することなく、した
がって潤滑油は円滑にかつ十分に軸受内へ供給されると
ともに、軸受1内の潤滑油は外輪4の排油孔16から外部
に排出されるので、軸受1内の要潤滑箇所への十分な給
油が保証され、また軸受内の潤滑油による攪拌抵抗が減
少する。さらに外輪鍔3と円筒ころ7との接触案内が金
属と耐焼付き性と潤滑性に優れた材料であるセラミック
スであるため、軸受1の案内接触面での潤滑が向上す
る。
以上の各実施例は軸受が円筒ころ軸受である場合を示
したが、本発明は保持器が外輪の軌道溝の両側の内周面
で案内される形式の玉軸受にも適用することができる。
<発明の効果> 本発明は以上の構成であるから、軸受内への潤滑油の
供給が円滑かつ十分に行われ、しかもセラミックス製転
動体の潤滑性と耐焼付き性が寄与して軸受の潤滑を一層
向上し、一方軸受外部への排油を効果的に行い軸受内の
潤滑油による攪拌抵抗を減少して軸受の昇温を低下させ
ることができる結果、軸受の高速回転を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
の環状部材の正面図、第3図および第4図は本発明の他
の実施例の縦断面図である。 1……軸受、2……軌道溝、4……外輪 8……保持器、10、11……環状部材 12、13、24……給油口、16……排油孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外輪の内周面に形成された軌道溝の両側内
    周面に保持器を案内させた転がり軸受の潤滑装置におい
    て、 転動体をセラミックス製とするとともに、前記外輪の両
    側に環状部材をそれぞれ配置し、両環状部材に外輪と保
    持器間の案内隙間に潤滑油を供給する給油口を円周方向
    に位置をずらせてそれぞれ設け、外輪の軌道溝の底に開
    口する如く外輪を貫通する複数の排油孔を設けて外輪の
    外周を囲繞する排油路に前記排油孔を連通せしめたこと
    を特徴とする転がり軸受の潤滑装置。
JP62331270A 1987-12-26 1987-12-26 転がり軸受の潤滑装置 Expired - Fee Related JP2562635B2 (ja)

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