JP2008133898A - ころ軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】ころ軸受の内部に潤滑油を供給する油穴を容易に設けることができ、かつ、潤滑油を効率的に供給し、潤滑及び冷却ができるようにする。
【解決手段】軌道輪22の軌道面22aと内径面22bとの間に、径方向に貫通する油穴33を少なくとも一つ設ける。回転軸25に設けた油供給路34から、回転軸25の全周にわたる環状油溝28を伝って、油穴33を通し、軌道面22aに潤滑油を供給して、直接にころ23を潤滑、冷却させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、ころ軸受への潤滑油の供給に関する。
高速で回転するころ軸受では、温度上昇を抑えつつ効率よく潤滑を行うために、軸受内部に潤滑油を供給する場合がある。
このような潤滑方式を採用したころ軸受としては、例えば特許文献1に記載の円筒ころ軸受が挙げられる。これは図7のような構造による。
この構造では外輪1と内輪2との間に、内輪2に支持された保持器4によって複数のころ3が保持され、内輪2は回転軸5に装着されている。この内輪2と回転軸5との間に、給油管6から油路7を通って供給された潤滑油を軸方向に流通可能な油溝8が設けてある。このような軸方向の油溝8が、内輪2の内径面2aに等間隔に複数設けられており、それぞれに潤滑油が供給される。
油路7を通過した潤滑油は、油穴13を通じて、ころ3を支持するつば11と内輪の軌道面2aとの間に設けられた、研削逃げ部12に供給される。
また、潤滑油を供給する油穴13の出口は、図7に示す研削逃げ部12に設ける以外に、保持器4の内径面4aとつば11の外径面11aとの間に供給する場合もある。
このようなアンダーレース潤滑方式にすることで、油穴13の出口から供給された潤滑油が、隣接する軌道面2aに移るので、確実にころ3と接触して潤滑させることができるとともに、温度上昇しやすい内輪2を効率的に冷却することができる。
また、保持器4は高速回転するため、保持器4とその保持器4を案内する内輪2のつば11との間の摺動速度は、場合によっては100m/sを超える。この摺動摩擦による摩耗や温度上昇を抑制するために、つば11の外径面11aに油穴13の出口を形成させて、この摺動面に潤滑油を供給して潤滑、冷却している。
特開平8−4775号公報
しかしながら、内輪2の研削逃げ部12に油穴13の出口を設けるのは、高い位置決め精度が必要なため、製造上特に手間がかかってしまう。これらの原因のため、図7のような構造の円筒ころ軸受はコストが高くなってしまう。
また、つば11の外径面11aに油穴13の出口を形成させて潤滑油を供給しても、それだけでは最大の発熱源であるころに向けて潤滑油を供給できないので、潤滑、冷却が不十分となってしまう。このため、その油穴13だけでなく、別途ころに向けて潤滑油を供給する油穴を設ける必要があるので、製造上の手間がかかり、製造コストが高くなる。
そこでこの発明は、軸受内のころに向けて直接に潤滑油を供給可能な油穴を容易に設けることを目的とする。
この発明は、上記の課題を解決するため、内外の軌道輪の少なくともいずれか一方に、出口が軌道面にある油穴を少なくとも一つ設け、かつ、ころの全周に逃げ溝を形成し、ころが油穴の縁に当たらないようにしたのである。
このような油穴を内外の軌道輪のいずれか一方に設けることで、出口の開いた軌道面に直接に潤滑油を供給することができる。この油穴は、軌道面と内輪側の内径面又は外輪側の外径面とを貫通するものであるので、研削逃げ部に油穴を設ける場合よりも位置決め精度を緩和することができ、油穴の加工が容易となる。また、ころが通過する軌道面に油穴の出口が配置されるので、ころに直接潤滑油を供給することができ、ころを効率的に潤滑、冷却することが出来る。
軌道面からころに向けて直接に潤滑油を供給して冷却することにより、研削逃げ部から潤滑油を供給するよりもさらに冷却効率が高くなるので、保持器と軌道輪との間の摺動面を直接に潤滑、冷却する必要性が低下する。このため、つばの外径面又は内径面に設ける油穴を省略することができ、製造上の手間を省くことができる。また、並行する二つの研削逃げ部にそれぞれ設ける油穴を一つにまとめることができ、加工の手間を省くことができる。
さらに、軌道面に油穴の縁ができているので、仮にその縁部がころと接触するとその接触部分に応力が集中して油穴の縁部やころが損耗してしまう。そこで、その油穴に相対する位置にころの全周にわたって逃げ溝を設けることで、油穴の縁部ところとが直接接触して損耗することを避けることができる。
この発明にかかるころ軸受は、従来のアンダーレース潤滑方式の円筒ころ軸受に比べて製造が容易である。また、直接にころに潤滑油を供給できるので、効率的にころを潤滑し、冷却させる。
以下、この発明について説明する。この発明は、内外の軌道輪である外輪側の軌道輪21と内輪側の軌道輪22との間に複数のころ23を有し、それらのころ23を等間隔に保持する保持器24を有し、その保持器24を軌道輪21、22のつば31で案内するころ軸受において、内外の軌道輪のいずれか一方に、出口が軌道面にある油穴33を少なくとも一つ設け、ころ23の油穴33に相対する箇所に、全周にわたる逃げ溝を設けたころ軸受である。まず、内外の軌道輪のうち、内輪側の軌道輪22に油穴33を設けた実施形態について説明する。
図1に、この発明の円筒ころ軸受での実施形態を示す。この実施形態は、内輪側の軌道輪22がつば31を有し、保持器24が軌道輪22に支持されたN形円筒ころ軸受を、この発明の実施形態としたものである。この実施形態では、入口が内径面22bに、出口が軌道面22aにあって軌道輪22を貫通する油穴33が設けられている。油穴33は軌道面22aから内径面22bへ径方向に貫通して設けると、穴自体を開けやすい。また、従来の研削逃げ部に油穴の出口を設ける場合よりも位置が厳密でなくてよいため、より加工しやすい。
また、上記の油穴33は、軌道輪22の軌道面22aの中で、軸方向の中央に設けてある。回転軸25が横軸の場合、油穴33の位置が軸方向の中央からどちらかに偏っていると、潤滑油の供給量が一方に偏るおそれがあるためである。
上記の油穴33を通して、回転軸25に接する内径面22b側から軌道面22a上に潤滑油を供給する。供給された潤滑油は軌道面22a上を転動するころ23に接触して、ころ23の転動面及び軌道輪21の軌道面21aを潤滑させる。また、ころ23は転動しているので、油穴33の直線上にころ23が無いときに供給された潤滑油は、遠心力や送油圧によって、ころ23ところ23との間にある保持器24の柱の内径面24aに当たり、拡散するので、つば31の表面にも潤滑油が供給される。
図2に、図1に記載の実施形態にかかる円筒ころ軸受の、径方向の断面図を示す。上記の油穴33は、周方向に等間隔で複数設けてある。1つでも潤滑油の供給は可能であるが、複数設けてあると1つのみ設けてある場合よりも潤滑油をより確実に供給することができる。また、複数設ける箇所を等間隔にすることで、潤滑油をより均一に供給することが出来る。
上記の油穴33に供給される潤滑油は、回転軸25の内部から回転軸25の外周面25aへと通じる油供給路34を通して供給される。この油供給路34は、複数設けてあっても良いが、図1の実施形態のように1本でもよい。
油供給路34は、回転軸25の外周面25aの全周にわたって設けられた、環状油溝28と繋がっている。この環状油溝28は、軌道輪22の内径面22bに開いた、油穴33の入口と相対する箇所にある。この油供給路34を通して回転軸25内から供給された潤滑油は、この環状油溝28を伝って全周に行き渡り、環状油溝28に相対する箇所にある、複数設けられた油穴33の全てに供給される。
また、ころ23は、転動面の全周にわたって縮径させた溝である逃げ溝36が設けてある。この逃げ溝36は、軌道面22aに開いた油穴33の出口に対向する箇所に設けてあり、その溝幅は油穴33の孔径よりも広く、その溝の中央部分が油穴33と対向する位置にある。すなわち、油穴33の縁部33aは、ころ23と直接接触はしない。ころ23と軌道面22aとの接触部分には応力が集中するため、油穴33の出口の縁部33aところ23とが接触すると、油穴33の縁部33aが破損するおそれがあるが、この逃げ溝36により接触をさけて破損を防ぐことができる。また、この逃げ溝36があることで、供給された潤滑油がこの逃げ溝36を伝って軸受内で拡散しやすくなる。
次に、別の実施形態の例を図3に示す。これは図1の実施形態と同様に、N型円筒ころ軸受において、軌道輪22の軌道面22aと内径面22bとの間を径方向に貫通する油穴33を設けたものであるが、環状油溝28を、回転軸25上ではなく、軌道輪22の内径面22b上に、油穴33に繋がるように設けた点が異なるものである。軸受内部への潤滑油の供給の仕方は図1の実施形態と同じく、回転軸25の内部から油供給路34を通じて環状油溝28をつたって、周方向に複数設けられた油穴33のそれぞれに供給されて、軌道輪22の軌道面22aに供給されるものである。この実施形態では、回転軸25の外周面25aに施す加工が油供給路34のみとなるので、軌道輪22を加工してもよいが回転軸25への加工を最小限に留めたい場合に好適な実施形態である。
また、別の実施形態の例を図4に示す。これは図1の実施形態とは異なり、つば31が軌道輪21側に存在し、保持器24が軌道輪21に支持されたNU型円筒ころ軸受において、軌道輪の一方として軌道輪22に、穴の出口が軌道面22aにあって径方向に貫通する油穴33を設けたものである。この実施形態でも同様に、回転軸25内から油供給路34を通じて供給された潤滑油が、環状油溝28を伝ってそれぞれの油穴33に分けられ、軌道面22a上に供給され、同様にころ23を潤滑、冷却させる。ただし、油穴33の出口と保持器24の柱24aとが離れているため、供給された潤滑油が保持器24の柱の内径面24aに当たって跳ね返り、軸受全体を速やかに潤滑することは困難となる。
また、図4の実施形態において、環状油溝28を回転軸25の外周面ではなく、図3のN型円筒ころ軸受における実施形態のように軌道輪22の内径面22bに設けてもよい。
上記のように、円筒ころ軸受の種類に関わらず、油穴33を、軌道輪22の軌道面22aを貫通するように設けて回転軸25内部から軌道面22aに潤滑油を供給する場合は、全ての油穴33に潤滑油を行き渡らせるための環状油溝28は、軌道輪22と回転軸25との対向面で、いずれか一方に設けるとよい。すなわち、油穴33に繋がる軌道輪22の内径面22bか、油穴33の内周側の入口に相対し、油供給路34と繋がる回転軸25の外周面25aかのいずれかに設ける。
次に外輪側の軌道輪21に油穴33を設けた実施形態の例を図5に示す。これは上記のNU型円筒ころ軸受において、軌道輪21に、出口が軌道面21aにあって径方向に貫通する油穴33を設けたものである。油穴33の入口は外径面21bに設けてある。また、油穴33の出口を設ける軌道輪21の軌道面21a上の位置は、軌道面21aの軸方向の中央である。回転軸25が横軸の場合、図1の実施形態と同様に、中央からどちらかに偏っていると潤滑油の供給が一方に偏るおそれがあるためである。さらに、この油穴33は、図6の径方向の断面図に示すように、軌道輪21の周方向に複数設けられることで、軌道面21aに均一に潤滑油を供給することが可能となる。
上記の油穴33の外径面21b側の入口に相対する箇所の、軌道輪21に装着されたハウジング29の内周面には、環状の環状油溝28を設けてある。また、この環状油溝28に通じる油供給路34が、ハウジング29の外部から環状油溝28へと貫通している。すなわち、ハウジング29の外部から供給された潤滑油は、ハウジングを貫通する油供給路34を通じて、環状油溝28へ供給される。環状油溝28を伝って軌道輪21の全周に行き渡った潤滑油は、油穴33を通じて外径面21bから軌道面21aへ送られ、ころ23を潤滑、冷却させる。また、この実施形態では、保持器24が軌道輪21に保持されているので、ころ23ところ23との間にある保持器24の柱に潤滑油が当たって跳ね返ることで、つば31ところ23との間も潤滑させることができる。
上記の実施形態でも、ころ23の油穴33の出口と相対する箇所に、全周にわたる逃げ溝36を設けて、油穴33の角部33aと軌道輪21の軌道面21aとが接触しないようにしている。
さらにまた、別の実施形態として、図5の実施形態でハウジング29の内周面29aに設けられていた環状油溝28を、軌道輪21の外径面21bに設けたものが挙げられる。環状油溝28を、軌道輪21を貫く油穴33と通じさせれば、図5の実施形態と同様の潤滑、冷却効果を発揮させることができる。この実施形態は特に、図5の実施形態に比べて、ハウジング29に出来る限り加工を施したくない場合に有効である。
また、上記のN型円筒ころ軸受において、外輪側の軌道輪21を貫通する油穴33を設け、外径面21aのその油穴33に繋がる位置か、又はハウジング29の内周面29aのその油穴33に相対する位置に環状油溝28を設けても、同様に潤滑油を供給可能である。
上記のように、円筒ころ軸受の種類に関わらず、油穴33を軌道輪21の軌道面21aと外径面21bとを貫通するように設けて、ハウジング29の外部から潤滑油を供給する場合、全ての油穴33に潤滑油を行き渡らせるための環状油溝28は、軌道輪21とハウジング29との対向面で、いずれか一方の面に設けるとよい。すなわち、軌道輪21の外径面21aの油穴33に繋がる位置か、ハウジング29の内周面29aの油穴33に相対し、油供給路34と繋がる位置かのいずれかに設ける。
これらの、外輪側の軌道輪21に油穴33を設ける実施形態は、回転軸25側から潤滑油を供給できない場合に好適に実施できる。
上記の実施形態で挙げた円筒ころ軸受に限らず、円錐ころ軸受でも、同様に内外の軌道輪のいずれか一方に、出口が軌道面にあって貫通する油穴を少なくとも1つ設けることで、容易に軌道輪を加工でき、ころに確実に潤滑油を供給して潤滑、冷却可能なころ軸受とすることができる。
内輪側の軌道輪に油穴を設け、回転軸の外周面に環状油溝を設けたN型円筒ころ軸受の例を示す軸方向断面図 図1の実施形態のA−A断面図 内輪側の軌道輪に油穴を設け、その内径面に環状油溝を設けたN型円筒ころ軸受の例を示す軸方向断面図 内輪側の軌道輪に油穴を設け、回転軸の外周面に環状油溝を設けたNU型円筒ころ軸受の例を示す軸方向断面図 外輪側の軌道輪に油穴を設け、ハウジングの内周面に環状油溝を設けたNU型円筒ころ軸受の例を示す軸方向断面図 図5の実施形態のB−B断面図 従来の円筒ころ軸受の例を示す軸方向断面図
符号の説明
1,21 外輪側の軌道輪
21a 外輪側の軌道面
21b 外輪側の軌道輪の外径面
2,22 内輪側の軌道輪
2a,22a 内輪側の軌道面
2b,22b 内輪側の軌道輪の内径面
3 ころ
23 転動体
4、24 保持器
4a 保持器の内径面
24a 保持器の柱の内径面側
5,25 回転軸
25a 回転軸の外周面
6 給油管
7 油路
8 油溝
28 環状油溝
9,29 ハウジング
29a ハウジングの内周面
11,31 つば
11a つばの外径面
12,32 研削逃げ部
13,33 油穴
33a 縁部
34 油供給路
36 逃げ溝

Claims (1)

  1. 内外の軌道輪間に複数のころを有し、それらのころを等間隔に保持する保持器を有し、その保持器を前記軌道輪のつばで案内するころ軸受において、
    内外の軌道輪の少なくとも一方に、出口が軌道面にある油穴を少なくとも一つ形成し、前記ころの前記油穴に相対する箇所に、全周にわたる逃げ溝を形成したころ軸受。
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