JP2010090981A - アンギュラ玉軸受の潤滑構造 - Google Patents

アンギュラ玉軸受の潤滑構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 軌道面およびボールを効果的に潤滑できるアンギュラ玉軸受の潤滑剤構造を提供する。
【解決手段】 内輪2と外輪3の軌道面2a,3a間に、保持器4で保持される複数のボール5を介在させてアンギュラ玉軸受1が構成される。その固定輪である外輪3の両肩部3b,3cのうち、正面側に位置する肩部3cの周方向複数箇所に、外輪幅面3c2から前記軌道面3aにわたり軸方向に延びる潤滑剤導入孔6を設ける。潤滑剤導入孔6を設ける代わりに、外輪3の正面側肩部の内周面の周方向複数箇所に、軸方向に延びる潤滑剤導入溝を設けても良い。
【選択図】 図1

Description

この発明は、工作機械主軸用等の高速条件での軸受として用いられるアンギュラ玉軸受の潤滑構造に関する。
この種の従来のアンギュラ玉軸受の潤滑構造として、外輪の外径面から径方向に貫通してカウンタボア内径面に開口する潤滑剤導入孔を設けたものが知られている(例えば特許文献1)。
特許第3489847号公報
しかし、特許文献1に開示の潤滑構造では、潤滑剤導入孔が外輪を径方向に貫通して設けられているため、内輪の遠心力で移動する軸受内部の流体の流れの影響を受けて、潤滑剤導入孔に供給される潤滑油を外輪の内径面に十分に供給できない恐れがある。また、潤滑剤導入孔は外輪のカウンタボア内径面に開口しているため、その開口から出た潤滑油はさらに外輪の内径面を移動しないとボールまで達することができず、ボールを十分に潤滑できないおそれがある。
この発明の目的は、軌道面およびボールを効果的に潤滑できるアンギュラ玉軸受の潤滑剤構造を提供することである。
この発明の第1のアンギュラ玉軸受の潤滑構造は、保持器で保持される複数のボールを回転輪と固定輪の軌道面間に介在させたアンギュラ玉軸受において、前記固定輪の軌道面の両側の肩部のうち、正面側に位置する肩部の周方向複数箇所に、固定輪幅面から軌道面にわたり軸方向に延びる潤滑剤導入孔を設けたことを特徴とする。
この構成によると、固定輪の正面側の肩部の周方向複数箇所に、固定輪幅面から軌道面にわたり軸方向に延びる潤滑剤導入孔を設けたため、潤滑剤導入孔からボールに潤滑油等の潤滑剤を直接供給することができ、ボールおよび固定輪の潤滑を効果的に行うことができる。また、潤滑剤導入孔が軸方向に延びていることから、潤滑剤導入孔を経て供給される潤滑潤滑剤が、回転輪の遠心力で移動する軸受内部の流体の流れの影響を受けることがなく、少ない潤滑剤で十分な潤滑を行うことができる。また、前記潤滑剤導入孔が開口する軌道面の部位は、その軌道面の全幅のうちボールが接触する半部とは反対側の半部となるので、潤滑剤導入孔の存在がボールの回転支持の妨げになることはない。
この発明の第2のアンギュラ玉軸受の潤滑構造は、保持器で保持される複数のボールを回転輪と固定輪の軌道面間に介在させたアンギュラ玉軸受において、前記固定輪の軌道面の両側の肩部のうち、正面側に位置する肩部の軸受空間側の周面の周方向複数箇所に、固定輪幅面から軌道面にわたり軸方向に延びる潤滑剤導入溝を設けたことを特徴とする。
この構成の場合も、固定輪の正面側の肩部の周方向複数箇所に、固定輪幅面から軌道面にわたり軸方向に延びる潤滑剤導入溝を設けたため、潤滑剤導入溝からボールに潤滑油等の潤滑剤を直接供給することができ、ボールおよび固定輪の潤滑を効果的に行うことができる。また、潤滑剤導入溝が軸方向に延びていることから、潤滑剤導入溝を経て供給される潤滑剤が、回転輪の遠心力で移動する軸受内部の流体の流れの影響を受けることがなく、少ない潤滑剤で十分な潤滑を行うことができる。また、前記潤滑剤導入溝の出口となる軌道面の部位は、その軌道面の全幅のうちボールが接触する半部とは反対側の半部となるので、潤滑剤導入溝の存在がボールの回転支持の妨げになることはない。
これらの発明において、前記固定輪における潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝を有する肩部側の固定輪幅面に隣接して配置した固定輪間座に、その外径面に入口が開口し固定輪幅面に対面する幅面に前記潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝に対向する出口が開口する給油路を設けても良い。この構成の場合、例えば前記固定輪および固定輪間座が内径面に嵌合するハウジングに給油路を設けることにより、外部からこの給油路および固定輪間座の給油路を経て固定輪の潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝に容易に潤滑剤を供給できる。
これらの発明において、前記保持器を固定輪案内としても良い。アンギュラ玉軸受の保持器を固定輪案内とした場合、固定輪の内径面と保持器の外径面の潤滑も効果的に行うことができる。
これらの発明において、前記固定輪の前記軌道面における前記潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝が開口する周辺に凹み部を設けても良い。この構成の場合、軌道面の加工形状に左右されることなく、潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝の出口とボールとの隙間を大きくでき、この隙間を排出経路として潤滑に使用された潤滑剤の排出が容易となる。
これらの発明において、前記複数の潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝のうち、一部の潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝を給油用とし、他の潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝を排出用としても良い。
例えば、アンギュラ玉軸受の固定輪における潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝を有する肩部側の固定輪幅面に隣接して配置した固定輪間座に、その外径面に入口が開口し固定輪幅面に対面する幅面に前記潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝に対向する出口が開口する給油路を設けた構成において、固定輪間座の前記給油路を、固定輪の複数の潤滑剤導入孔うちの一部に対して設け、残る潤滑剤導入孔に対しては、これに対面する例えば切欠部を固定輪間座に設ける。これにより、固定輪間座の給油路に連通する一部の潤滑剤導入孔を給油用とし、固定輪間座の切欠部に対面する残りの潤滑剤導入孔を潤滑剤排出用として使い分けることができる。
この発明の第1のアンギュラ玉軸受の潤滑構造は、保持器で保持される複数のボールを回転輪と固定輪の軌道面間に介在させたアンギュラ玉軸受において、前記固定輪の軌道面の両側の肩部のうち、正面側に位置する肩部の周方向複数箇所に、固定輪幅面から前記軌道面半部にわたり軸方向に延びる潤滑剤導入孔を設けたため、軌道面およびボールを効果的に潤滑できる。
この発明の第2のアンギュラ玉軸受の潤滑構造は、保持器で保持される複数のボールを回転輪と固定輪の軌道面間に介在させたアンギュラ玉軸受において、前記固定輪の軌道面の両側の肩部のうち、正面側に位置する肩部の軸受空間側の周面の周方向複数箇所に、固定輪幅面から前記軌道面半部にわたり軸方向に延びる潤滑剤導入溝を設けたため、軌道面およびボールを効果的に潤滑できる。
この発明の一実施形態を図1および図2と共に説明する。図1は、この実施形態のアンギュラ玉軸受1に内輪間座11および外輪間座12を組み合わせた断面図を示す。アンギュラ玉軸受1は、工作機械の主軸軸受として用いられるものであって、図2(A)に示すように、保持器4で保持される複数のボール5を、内輪2の軌道面2aと外輪3の軌道面3aの間に介在させてなる。この実施形態では、内輪2が回転輪、外輪3が固定輪である。固定輪である外輪3における幅方向の中間部の軌道面3aを挟む両側の肩部3b,3cのうち、正面側に位置する肩部3c、つまり内径面がカウンタボア内径面3c1とされる肩部3cの周方向複数箇所に、潤滑剤導入路である潤滑剤導入孔6が設けられている。これらの潤滑剤導入孔6は、前記肩部3cにおける外輪幅面3c2から軌道面3aにわたり軸方向に延びて形成されている。また、前記外輪3の軌道面3aにおける潤滑剤導入孔6が開口する周辺には座繰り状の凹み部7が設けられている。また、このアンギュラ玉軸受1では、保持器4が外輪案内とされている。
図1に示すように、前記内輪間座11および外輪間座12は、アンギュラ玉軸受1の正面側に配置される。内輪間座11は回転輪間座、外輪間座12は固定輪間座である。図1(A)のように、アンギュラ玉軸受1の外輪3における前記潤滑剤導入孔6を有する肩部3c側に隣接して配置される外輪間座12には、その外径面に入口8aが開口しアンギュラ玉軸受1の外輪幅面3c2に対面する幅面に前記潤滑剤導入孔6に対向する出口8bが開口するL字状の給油路8が複数設けられている。アンギュラ玉軸受1の外輪3に設けられた潤滑剤導入孔6が4つである場合、そのうちの2つの潤滑剤導入孔6に前記給油路8の出口8bが対向する。すなわち、2つの潤滑剤導入孔6は給油用とされる。アンギュラ玉軸受1の外輪3および外輪間座12は図示しないハウジングの内径面に嵌合して取付けられ、そのハウジングに設けられる給油路から前記給油路8を経て前記潤滑剤導入孔6に潤滑油等の潤滑剤が供給される。潤滑油はエアオイルやオイルミストとして供給されるものであっても良い。また、供給する潤滑剤は、潤滑油に限らず、グリース等であっても良い。
また、アンギュラ玉軸受1の外輪幅面3c2に対面する外輪間座12の幅面の、給油用とされた潤滑剤導入孔6以外の残る2つの潤滑剤導入孔6に対向する周方向の位置には、図1(B)に示すように、内径側に開口する切欠部9が設けられ、潤滑剤導入孔6から切欠部9を経てアンギュラ玉軸受1内の潤滑油を排出できるようにされている。すなわち、残る2つの潤滑剤導入孔6は排出用とされる。
このアンギュラ玉軸受1の潤滑構造によると、外輪3の両肩部3,3cのうち、正面側に位置する肩部3cの周方向複数箇所に、外輪幅面3c2から軌道面3aにわたり軸方向に延びる潤滑剤導入孔6を設けているので、この潤滑剤導入孔6からボール5に潤滑油を直接供給することができ、ボール5および外輪3の潤滑を効果的に行うことができる。また、潤滑剤導入孔6が軸方向に延びていることから、潤滑剤導入孔6を経て供給される潤滑油が、内輪2の遠心力で移動する軸受内部の流体の流れの影響を受けることがなく、少ない潤滑油で十分な潤滑を行うことができる。また、前記潤滑剤導入孔6が開口する軌道面3aの部位は、その軌道面3aの全幅のうちボール5が接触する半部とは反対側の半部となるので、潤滑剤導入孔6の存在がボール5の回転支持の妨げになることはない。
この実施形態では、アンギュラ玉軸受1の外輪3における潤滑剤導入孔6を有する肩部3c側の外輪幅面3c2に隣接して配置した外輪間座12に、その外径面に入口8aが開口し外輪幅面3c2に対面する幅面に前記潤滑剤導入孔6に対向する出口8bが開口する給油路8を設けているので、例えば前記外輪3および外輪間座12が内径面に嵌合する図示しないハウジングに給油路を設けることにより、外部からこの給油路および前記外輪間座12の給油路8を経て外輪3の潤滑剤導入孔6に容易に潤滑油を供給できる。
また、この場合に、外輪間座12の給油路8は、アンギュラ玉軸受1の外輪3の複数の潤滑剤導入孔6うちの一部に対して設け、残る潤滑剤導入孔6に対しては、これに対面する切欠部9を外輪間座12に設けているので、外輪間座12の給油路8に連通する一部の潤滑剤導入孔6を給油用とし、外輪間座12の切欠部9に対面する残りの潤滑剤導入孔6を潤滑油排出用として使い分けることができる。
また、この実施形態では、アンギュラ玉軸受1の保持器4を外輪案内としているが、外輪3の内径面と保持器4の外径面の潤滑も効果的に行うことができる。
また、この実施形態では、アンギュラ玉軸受1の外輪3の軌道面3aにおける前記潤滑剤導入孔6が開口する周辺に凹み部7を設けているので、軌道面3aの加工形状に左右されることなく、潤滑剤導入孔6の出口とボール5との隙間を大きくでき、この隙間を排出経路として潤滑に使用された潤滑油の排出が容易となる。
図3および図4は、この発明の他の実施形態を示す。このアンギュラ玉軸受1の潤滑構造は、図1および図2に示す実施形態において、外輪3の正面側に位置する肩部3cに設けた潤滑剤導入孔6を、その肩部3cの軸受空間側の周面となる内周面の周方向複数箇所に設けた潤滑剤導入溝10に置き換えたものである。潤滑剤導入溝10は、外輪幅面3c2から軌道面3aにわたり軸方向に延びて形成される。その他の構成は図1および図2に示す実施形態の場合と同様である。
このアンギュラ玉軸受1の潤滑構造によると、外輪3の両肩部3b,3cのうち、正面側に位置する肩部3cの内周面の周方向複数箇所に、外輪幅面3c2から軌道面3aにわたり軸方向に延びる潤滑剤導入溝10を設けているので、この潤滑剤導入溝10からボール5に潤滑油を直接供給することができ、ボール5および外輪3の潤滑を効果的に行うことができる。また、潤滑剤導入溝10が軸方向に延びていることから、潤滑剤導入溝10を経て供給される潤滑油が、内輪2の遠心力で移動する軸受内部の流体の流れの影響を受けることがなく、少ない潤滑油で十分な潤滑を行うことができる。また、外輪3における軌道面3aの前記潤滑剤導入溝10の出口となる部位は、その軌道面3aの全幅のうちボール5が接触する半部とは反対側の半部となるので、潤滑剤導入溝10の存在がボール5の回転支持の妨げになることはない。
この実施形態では、アンギュラ玉軸受1の外輪3における潤滑剤導入溝10を有する肩部3c側の外輪幅面3c2に隣接して配置した外輪間座12に、その外径面に入口8aが開口し外輪幅面3c2に対面する幅面に前記潤滑剤導入溝10に対向する出口8bが開口する給油路8を設けているので、例えば前記外輪3および外輪間座12が内径面に嵌合する図示しないハウジングに給油路を設けることにより、外部からこの給油路および前記外輪間座12の給油路8を経て外輪3の潤滑剤導入溝10に容易に潤滑油を供給できる。
また、この場合に、外輪間座12の給油路8は、アンギュラ玉軸受1の外輪3の複数の潤滑剤導入溝10うちの一部に対して設け、残る潤滑剤導入溝10に対しては、これに対面する切欠部9を外輪間座12に設けているので、外輪間座12の給油路8に連通する一部の潤滑剤導入溝10を給油用とし、外輪間座12の切欠部9に対面する残りの潤滑剤導入溝10を潤滑油排出用として使い分けることができる。
また、この実施形態でも、アンギュラ玉軸受1の保持器4を外輪案内としているが、外輪3の内径面と保持器4の外径面の潤滑も効果的に行うことができる。
また、この実施形態では、アンギュラ玉軸受1の外輪3の軌道面3aにおける前記潤滑剤導入溝10が出口となる部位の周辺に凹み部7を設けているので、軌道面3aの加工形状に左右されることなく、潤滑剤導入溝10の出口とボール5との隙間を大きくでき、この隙間を排出経路として潤滑に使用された潤滑油の排出が容易となる。
なお、上記各実施形態は、いずれも内輪2を回転輪、外輪3を固定輪としたが、内輪2を固定輪、外輪3を回転輪としても良い。
(A)はこの発明の第1の実施形態にかかるアンギュラ玉軸受の潤滑構造の断面図、(B)は同潤滑構造の他部の断面図である。 (A)は同アンギュラ玉軸受の断面図、(B)は同アンギュラ玉軸受の外輪幅面の部分正面図である。 (A)はこの発明の他の実施形態にかかるアンギュラ玉軸受の潤滑構造の断面図、(B)は同潤滑構造の他部の断面図である。 (A)は同アンギュラ玉軸受の断面図、(B)は同アンギュラ玉軸受の外輪幅面の部分正面図である。
符号の説明
1…アンギュラ玉軸受
2…内輪(回転輪)
3…外輪(固定輪)
2a,3a…軌道面
3b,3c…外輪肩部
3c2…外輪幅面
4…保持器
5…ボール
6…潤滑剤導入孔
7…凹み部
8…給油路
8a…給油路の入口
8b…給油路の出口
9…切欠部
10…潤滑剤導入溝
12…外輪間座(固定輪間座)

Claims (7)

  1. 保持器で保持される複数のボールを回転輪と固定輪の軌道面間に介在させたアンギュラ玉軸受において、前記固定輪の軌道面の両側の肩部のうち、正面側に位置する肩部の周方向複数箇所に、固定輪幅面から前記軌道面にわたり軸方向に延びる潤滑剤導入孔を設けたことを特徴とするアンギュラ玉軸受の潤滑構造。
  2. 保持器で保持される複数のボールを回転輪と固定輪の軌道面間に介在させたアンギュラ玉軸受において、前記固定輪の軌道面の両側の肩部のうち、正面側に位置する肩部の軸受空間側の周面の周方向複数箇所に、固定輪幅面から前記軌道面半部にわたり軸方向に延びる潤滑剤導入溝を設けたことを特徴とするアンギュラ玉軸受の潤滑構造。
  3. 請求項1または請求項2において、前記潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝に導入される潤滑剤が潤滑油であるアンギュラ玉軸受の潤滑構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記固定輪における潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝を有する肩部側の固定輪幅面に隣接して配置した固定輪間座に、その外径面に入口が開口し固定輪幅面に対面する幅面に前記潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝に対向する出口が開口する給油路を設けたアンギュラ玉軸受の潤滑構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記保持器を固定輪案内としたアンギュラ玉軸受の潤滑構造。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、前記固定輪の軌道面における前記潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝が開口する周辺に凹み部を設けたアンギュラ玉軸受の潤滑構造。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、前記複数の潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝のうち、一部の潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝を給油用とし、他の潤滑剤導入孔または潤滑剤導入溝を排出用としたアンギュラ玉軸受の潤滑構造。
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