JP5321052B2 - 転がり軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転がり軸受装置に関し、主に、オイルエア潤滑方式によって潤滑される転がり軸受装置に関する。
工作機械の主軸支持用等として高速回転にも対応可能な潤滑機能を備えた転がり軸受装置が従来知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる転がり軸受装置には、例えば図5に示すように、ハウジングに固定される外輪111、回転軸に嵌合される内輪112、および外輪111と内輪112との間を転動する複数の転動体113を備えている転がり軸受110と、外輪111に隣接して配置された外側間座115と、転がり軸受110に給脂するオイルエア潤滑方式の給脂装置(図示略)とを備えたものがある。外側間座115には、外周面から径方向内方に向けて径方向に形成された第一給脂孔131と、この第一給脂孔131の径方向内端から転動体113へ向けて軸方向に沿って延びる第二給脂孔132とが形成され、第一給脂孔131に供給されたオイルエアが第二給脂孔132を経て転がり軸受110に供給されるようになっている。
特開2004−324811号公報
図5に示す転がり軸受装置において、転動体113は、内輪112の高速回転に伴って高速で周方向に移動(公転)するため、第二給脂孔132から転動体113へ向けて吹き付けられるオイルエアを横切り、これによって「風切り音」が発生するという問題があった。このような「風切り音」は工場等の作業環境を悪化する原因となるため、できる限り小さくすることが望まれる。
そこで、本発明は、潤滑油送給用の圧縮空気を転動体が横切ることに起因する「風切り音」の発生を好適に防止することができる転がり軸受装置を提供することを目的とする。
本発明の転がり軸受装置は、内輪軌道面を有する内輪と、前記内輪軌道面に対向する外輪軌道面を有する外輪と、前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間に転動可能に配置された複数の転動体と、環状部とこの環状部から軸方向に延びる周方向に複数の柱部とを有するとともに、前記環状部と前記柱部とによって囲まれたポケット内で前記転動体を保持する保持器と、前記外輪に隣接して配置され、圧縮空気によって送給される潤滑油を流通させる給脂路が形成された環状の給脂用部材と、を備え、前記環状部の内周面に、前記給脂路から吐出された潤滑油が吹き付けられるとともにこの潤滑油を周方向に流通させる環状溝と、この環状溝と前記ポケットとを連通し、前記環状溝から前記ポケットへと前記潤滑油を流通させる連通溝とが形成され、前記給脂路が、前記給脂用部材の外周部に設けられた潤滑油の流入口と、前記環状溝よりも径方向内側から当該環状溝に向けて前記潤滑油を吐出する吐出口を有し、さらに前記給脂路は、前記給脂用部材の外周部から径方向内方かつ軸方向内方へ傾斜して延びる第一の孔部と、この第一の孔部の径方向内端から前記環状溝に向けて径方向外方かつ軸方向内方へ傾斜して延びる第二の孔部とからなり、前記給脂用部材の外周面には、前記第一の孔部に直交するとともに、当該第一の孔部の径方向外端が前記流入口として開口する側面を有するV字溝が周方向に渡って形成され、さらに前記給脂用部材には、前記第二の孔部に直交するとともに、当該第二の孔部の径方向外端が前記吐出口として開口するテーパー面が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、圧縮空気により給脂路を通って送給される潤滑油は保持器内周面の環状溝に向けて径方向内側から吹き付けられるので、従来技術のように転動体が圧縮空気を横切ることが少なくなり、「風切り音」の発生を抑制することができる。さらに、給脂路から吐出された潤滑油は環状溝で受け止められるとともに保持器の回転に伴って周方向に環状溝を流れ、さらに連通溝からポケットへと供給される。したがって、転がり軸受の潤滑も十分に行うことができる。
上記構成において、前記内輪、前記外輪、前記転動体、及び前記保持器からなる転がり軸受が、ラジアル方向に対して傾斜した接触角をもつアンギュラ玉軸受により構成され、前記保持器は、軸方向に間隔をあけて配置された2つの環状部を有し、前記2つの環状部のうち、前記外輪と前記転動体との接触部に近い一方の環状部の内周面に前記環状溝及び前記連通溝が形成され、当該一方の環状部の外周面が前記外輪の内周面に摺接可能に対向する被案内面とされており、前記連通溝が、前記環状溝と前記ポケットとが軸方向に関して最も接近する部分において軸方向に沿って形成され、前記連通溝の溝底は、前記環状溝から前記ポケットに向かう従って径方向外側へ傾斜していることが好ましい。このようにすれば、保持器の回転による遠心力を利用して、環状溝からポケットへ向けて連通溝内で潤滑油を流れやすくすることができる。
さらに、前記連通溝は、少なくとも前記環状溝との接続部分において当該環状溝よりも浅く形成されていることが好ましい。このような構成によって、環状溝内で潤滑油をある程度保持した状態で周方向に流通させることができ、周方向全体のポケットに対して潤滑油を供給することが可能となる。
本発明によれば、転動体が潤滑油送給用の圧縮空気を横切ることに起因する「風切り音」の発生を抑制することができる。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る転がり軸受10の断面図である。転がり軸受10は、環状の外輪11と、外輪11の内周側に同心状に配置された内輪12と、外輪11と内輪12との間に配置された転動体としての複数の玉13と、これら玉13を周方向に所定間隔で保持するための保持器14とを備えている。また、図示された転がり軸受10は、ラジアル方向に対して傾斜した接触角をもつアンギュラ玉軸受とされている。なお、以下の説明において、軸方向外方(軸方向外側)とは、転がり軸受10の軸方向中央から軸方向両側へ向かう方向をいい、軸方向内方(軸方向内側)とは、転がり軸受10の軸方向両側から軸方向中央へ向かう方向をいう。
外輪11は、軸受鋼等の合金鋼を用いて環状に形成された部材であり、その内周面には、玉13が転動する外輪軌道面11aが周方向に沿って形成されている。内輪12も、軸受鋼等の合金鋼を用いて環状に形成された部材であり、その外周面には、玉13が転動する内輪軌道面12aが外輪軌道面11aに対向するように形成されている。複数の玉13は、外輪軌道面11a及び内輪軌道面12a上を転動可能であり、これによって、外輪11及び内輪12は相対回転自在である。
外輪11の外周面は、ハウジング(図示略)の支持孔に嵌合・固定され、内輪12の内周面には回転軸20が嵌合される。したがって、回転軸20は、内輪12、転動体13、および外輪11を介してハウジングに回転自在に支持される。
内輪12は、外輪11よりも軸方向の長さが短く、軸方向一端(図1の左端)において外輪11と軸方向の位置が一致しているが、軸方向他端(右端)において外輪11よりも軸方向内側に後退している。外輪11の軸方向一方側(右側)には外側間座15が隣接して設けられ、外側間座15によって外輪11の軸方向位置が設定されている。また、内輪12の軸方向一方側(右側)には内側間座16が隣接して設けられ、この内側間座16によって内輪12の軸方向位置が設定されている。なお、外輪11、内輪12、及び間座15,16の配置は左右逆であってもよい。
保持器14は、フェノール樹脂等の合成樹脂を用いて形成された円筒状の部材であり、外輪11と内輪12との間に、これら両輪11,12とほぼ同心となるように配置されている。保持器14は、複数の玉13を収容し各玉13を所定間隔で保持する複数のポケット14aを周方向に所定間隔で備えている。図2は、転がり軸受装置の要部を示す拡大断面図であり、図3は、保持器14を内径側から見た概略図である。図3に示すように、保持器14は、軸方向両側に配置された2つの環状部21と、この環状部21から軸方向に延び、2つの環状部21を接続する周方向に複数の柱部22とを備え、環状部21と柱部22とによって囲まれた円筒形状の空間がポケット14aとされている。
図1及び図2に示すように、保持器14の一方(右側)の環状部21の外周面21aは、外輪11の内周面(案内面)11bに摺接可能に対向する被案内面とされ、保持器14は、その回転が外輪11の内周面11bによって案内され、径方向の振れが抑制されている。
また、右側の環状部21の内周面21bには、環状溝24と連通溝25とが形成されている。この環状溝24は、図3に示すように保持器14の右端近傍において周方向に連続するように形成されている。また、連通溝25は、各ポケット14aに対応して複数形成されており、環状溝24とポケット14aとを連通するように軸方向に沿って延びている。
また、図2において、右側の環状部21の内周面21bは、軸方向外端部(右端部)から軸方向内方(左方向)へ向かうにしたがって内径が漸次拡大する傾斜面とされている。この環状部21の内周面21bに形成された連通溝25は深さが一定であり、そのため、連通溝25の溝底は、軸方向外側(右側)から軸方向内側(左側)へ向かうにしたがって径方向外方へ向かうように傾斜している。
図1に示すように、外側間座15は、外輪11と外径が同一であり、外輪11と同様に外周面がハウジング(図示略)に嵌合固定される。また、外側間座15は外輪11よりも内径が小さく、外輪11よりも厚肉に形成されている。外側間座15の外輪11側の側面において、その径方向略中央の保持器14の軸方向外側に対応する位置には、反外輪11側に凹む凹溝27が周方向にわたって形成されている。さらにこの凹溝27よりも径方向内側には外輪11側に突出する突状部28が周方向にわたって形成されている。この突状部28は、右側の環状部21の径方向内方に配置されている。
内側間座16は、内輪12と内径が同一であり、内輪12と同様に内周面には回転軸20が嵌合される。また、内側間座16は内輪12よりも外径が小さく、内輪12よりも薄肉に形成されている。
外側間座15(本発明の給脂用部材)には、オイルエア潤滑方式の圧縮空気および潤滑油が流通する給脂孔(給脂路)30が周方向に間隔をあけて複数形成されている。図1には1つの給脂孔30のみを示す。この給脂孔30は、外側間座15の外周部に流入口30aを有し、突状部28の外周部に吐出口30bを有している。さらに給脂孔30は、流入口30aから径方向内方かつ外輪11側(図1の左側)へ傾斜して延びる第一の孔部31と、この第一の孔部31の径方向内端から径方向外方かつ外輪11側(図1の左側)へ傾斜して延びる第二の孔部32とから構成されている。
第一,第二の孔部31,32は、軸心方向に対して互いに逆向きに約45°傾斜しており、第一,第二の孔部31,32の相対角度は約90°である。外側間座15の外周面には、第一の孔部31に直交する側面を有するV字溝33が周方向に渡って形成され、流入口30aは当該側面において開口している。
また、突状部28には、第二の孔部32に直交するテーパー面34が形成され、吐出口30bはこのテーパー面34において開口している。このようなV字溝33やテーパー面34を形成することによって、外側間座15に対して第一,第二の孔部31,32を加工し易くなっている。
外側間座15のV字溝33には、オイルエア潤滑方式の給脂装置(図示略)が接続され、給脂装置から供給されるオイルエア(圧縮空気によって送給される潤滑油)は、流入口30aから流入して給脂孔30を流れ、吐出口30bから吐出される。なお、図1において、オイルエアの潤滑油(油滴)を符号Dで示す。
吐出口30bから吐出されたオイルエア(油滴D)は、保持器14の環状溝24めがけて吹き付けられ、この環状溝24において受け止められる。特に第二の孔部32は、環状溝24に対して径方向内方かつ軸方向外方からオイルエアを吹き付けるように傾斜しているので、オイルエアが直接的に玉13に吹き付けられることが少なくなり、玉13がオイルエアを横切ることに起因する「風切り音」の発生を抑制することができる。さらに、オイルエアが転がり軸受10の軸方向外側へ拡散してしまうことが少なくなり、転がり軸受10内へ潤滑油を確実に供給することができる。
環状溝24に吹き付けられたオイルエアの潤滑油Dは、内輪12の回転に伴う保持器14の回転によって環状溝24内を周方向に流れる。さらに、潤滑油Dは環状溝24から連通溝25に流入し、連通溝25を介してポケット14aへと流れ、ポケット14a内の玉13に供給される。したがって、オイルエアを直接玉13に吹き付けなくても適切に潤滑を行うことが可能である。
図1において、連通溝25は、軸方向外側から軸方向中央へ向けて径方向外方へ傾斜しているので、保持器14の回転による遠心力で潤滑油Dを傾斜に沿ってポケット14aへ積極的に導くことが可能となっている。また、連通溝25は、環状溝24よりも浅く形成されており、環状溝24から連通溝25に移行する部分には小さな堰が形成される。これによって、潤滑油をある程度環状溝24内で保持した状態で周方向に流通させることができ、周方向全体のポケット14aに対して適切に潤滑油を供給することが可能となっている。
図4は、本発明の第二の実施形態に係る転がり軸受装置の断面図である。本実施形態では、内輪12の軸方向寸法が外輪11と略同一とされ、両者の軸方向位置が略一致している。また、保持器14は、右側の環状部21が外輪11よりも軸方向外側に突出し、外側間座15の凹溝27内に侵入している。本実施形態では、内輪12の右側面の軸方向位置が外輪11の右側面の軸方向位置と略一致しているため、第一の実施形態において突状部28とされていた部分28bは実質的に突出しておらず、本実施形態では第一の実施形態と比べて給脂孔30が全体的に右側(転がり軸受10に対して軸方向外側)に配置されている。
本実施形態においても第一の実施形態と同様の作用効果を奏する。しかしながら、本実施形態では第一の実施形態と比べて給脂孔30が全体的に右側に配置され、外側間座15の軸方向寸法が大きくなっていることから、コンパクト化の観点では第一の実施形態の方が好ましい。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。例えば、上記実施形態では、外輪11がハウジングに固定され、内輪12が回転軸20とともに回転する構成であったが、内輪12を固定側とし、外輪11を回転側とすることができる。この場合、内側間座16に給脂孔30を形成するとともに保持器14の内周面に向けてオイルエアを吐出する構成とすることができる。
また、給脂孔30の第二の孔部32は、保持器14の環状溝24に向けて径方向に沿ってオイルエアを吹き付けるように構成してもよい。
上記実施形態では、外側間座15に給脂孔30を形成しているが、例えば、外輪11に、外側間座15に相当する部分を一体的に形成し、当該部分に給脂孔30を形成してもよい。また、外輪11を固定するハウジングに給脂孔30を形成してもよい。
上記実施形態では、保持器14の右側の環状部21の内周面21aを傾斜させることによって、連通溝25の溝底が軸方向外側から軸方向中央へ向けて径方向外方へ傾斜しているが、環状部21の内周面21aを軸方向に対して平行な面にし、連通溝25の溝底が軸方向外側から軸方向中央へ向けて径方向外方へ傾斜するように、連通溝25を軸方向外側から軸方向中央へ漸次深くしてもよい。
本発明は、玉軸受に限らず、ころ軸受にも適用することができる。
本発明の第一の実施形態に係る転がり軸受装置の断面図である。 転がり軸受装置の要部を示す拡大断面図である。 保持器を内径側から見た概略図である。 本発明の第二の実施形態に係る転がり軸受装置の断面図である。 従来技術に係る転がり軸受装置の断面図である。
符号の説明
10 転がり軸受
11 外輪
11a 外輪軌道面
12 内輪
12a 内輪軌道面
13 玉(転動体)
14 保持器
14a ポケット
15 外側間座(給脂用部材)
21 環状部
21b 内周面
22 柱部
24 環状溝
25 連通溝
30 給脂孔

Claims (3)

  1. 内輪軌道面を有する内輪と、
    前記内輪軌道面に対向する外輪軌道面を有する外輪と、
    前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間に転動可能に配置された複数の転動体と、
    環状部とこの環状部から軸方向に延びる周方向に複数の柱部とを有するとともに、前記環状部と前記柱部とによって囲まれたポケット内で前記転動体を保持する保持器と、
    前記外輪に隣接して配置され、圧縮空気によって送給される潤滑油を流通させる給脂路が形成された環状の給脂用部材と、を備え、
    前記環状部の内周面に、前記給脂路から吐出された潤滑油が吹き付けられるとともにこの潤滑油を周方向に流通させる環状溝と、この環状溝と前記ポケットとを連通し、前記環状溝から前記ポケットへ前記潤滑油を流通させる連通溝とが形成され、
    前記給脂路が、前記給脂用部材の外周部に設けられた潤滑油の流入口と、前記環状溝よりも径方向内側から当該環状溝に向けて前記潤滑油を吐出する吐出口を有し
    さらに前記給脂路は、前記給脂用部材の外周部から径方向内方かつ軸方向内方へ傾斜して延びる第一の孔部と、この第一の孔部の径方向内端から前記環状溝に向けて径方向外方かつ軸方向内方へ傾斜して延びる第二の孔部とからなり、
    前記給脂用部材の外周面には、前記第一の孔部に直交するとともに、当該第一の孔部の径方向外端が前記流入口として開口する側面を有するV字溝が周方向に渡って形成され、
    さらに前記給脂用部材には、前記第二の孔部に直交するとともに、当該第二の孔部の径方向外端が前記吐出口として開口するテーパー面が形成されていることを特徴とする転がり軸受装置。
  2. 前記内輪、前記外輪、前記転動体、及び前記保持器からなる転がり軸受が、ラジアル方向に対して傾斜した接触角をもつアンギュラ玉軸受により構成され、
    前記保持器は、軸方向に間隔をあけて配置された2つの環状部を有し、
    前記2つの環状部のうち、前記外輪と前記転動体との接触部に近い一方の環状部の内周面に前記環状溝及び前記連通溝が形成され、当該一方の環状部の外周面が前記外輪の内周面に摺接可能に対向する被案内面とされており、
    前記連通溝が、前記環状溝と前記ポケットとが軸方向に関して最も接近する部分において軸方向に沿って形成され、
    前記連通溝の溝底が、前記環状溝から前記ポケットに向かう従って径方向外側へ傾斜して形成されている、請求項1に記載の転がり軸受装置。
  3. 前記連通溝が、少なくとも前記環状溝との接続部分において当該環状溝よりも浅く形成されている請求項1又は2に記載の転がり軸受装置。
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