JP2518075B2 - ワイヤ放電加工装置のワイヤ電極供給装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工装置のワイヤ電極供給装置

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JP2518075B2
JP2518075B2 JP2032941A JP3294190A JP2518075B2 JP 2518075 B2 JP2518075 B2 JP 2518075B2 JP 2032941 A JP2032941 A JP 2032941A JP 3294190 A JP3294190 A JP 3294190A JP 2518075 B2 JP2518075 B2 JP 2518075B2
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wire
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feeding
feed
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    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • B23H7/102Automatic wire threading

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ワイヤ放電加工における被加工物にワイ
ヤ電極を搬送する装置、即ち、ワイヤ放電加工機のワイ
ヤ電極供給装置に関するものである。
[従来の技術] この種のワイヤ放電加工機のワイヤ電極供給装置とし
て、例えば、特公昭56−10130号公報または特公昭62−4
7135号公報に示された技術を挙げることができる。
第5図は、例えば、前者の公報に記載の技術に基く従
来のワイヤ放電加工機のワイヤ電極供給装置の構成を示
す模式断面図で、第6図は第5図に示す従来のワイヤ放
電加工機のワイヤ電極供給装置における問題点の説明図
である。
なお、この例においては、工作物を挾んで設けられた
送給側ガイド部から受容側ガイド部まで、ワイヤ電極を
ジェット水流で拘束しつつ搬送している。
図において、1は被加工物、2は被加工物1に形成さ
れた加工開始穴、3は被加工物1との間で放電するワイ
ヤ電極、4はワイヤ電極送給側ガイド部、5は支持部材
である。6は上部ワイヤガイドであり、ワイヤ電極3に
対しクリアランスの小さいダイスガイド7を尖頭部に有
している。8は案内ダイスであり、9は給電子であっ
て、この給電子9は円筒状の上部ワイヤガイド6に内装
されている。ワイヤ電極3はこれら案内ダイス8、ダイ
スガイド7により給電子9の上下両側において送給側ガ
イド部4の中心に支持される。したがって、ワイヤ電極
3、給電子9の切欠面にしごかれて接触する。10はジェ
ットノズルである。ジェットノズル10の内底面には、中
央のワイヤ電極3と同軸の小径の開口が穿設されてお
り、ジェットノズル10は支持部材5内に上下に摺動可能
に配設されている。11はジェットノズル10と支持部材5
との間に介装された圧縮ばねである。圧縮ばね11は、常
時ジェットノズル10を上限に押し付けており、このとき
ジェットノズル10の内底面と上部ワイヤガイド6の下端
面は小さな間隙で隔てられている。12は加工液噴出ノズ
ル、13,14,15は加工液導入路である。加工液導入路13か
ら加工液が流入すると、支持部材5の内壁とジェットノ
ズル10の内壁により区画された室に加工液が充満し、ジ
ェットノズル10のフランジ上面及び内底面に下向きの力
が加わる。更に、ジェットノズル10が圧縮ばね11に抗し
て降下すると、ジェットノズル10の内底面の開口からジ
ェット水流が噴出する。このジェット水流により、ワイ
ヤ電極3が拘束され、被加工物1に搬送される。
加工液導入路14から加工液が流入した場合は、加工液
は支持部材5の内壁とジェットノズル10の外壁により区
画された室に充満する。加工液は、続いて加工液導入路
15を通じて加工液噴射ノズル12内に充満し、加工液噴射
ノズル12の開口から被加工物1に向けて噴出され、ワイ
ヤ放電加工に供される。
20は受容側ガイド部、21は支持部材である。22は下部
ワイヤガイドであって、ワイヤ電極3に対しクリアラン
スの小さいダイスを尖頭部に有している。23は給電ダイ
ス、24は案内ダイス、25は加工液噴出ノズルである。30
は取り付け板、31は案内ダイス、32はキャプスタンロー
ラである。33はキャプスタンローラ32を回転駆動する送
給モータであり、この例では直流モータを使用してい
る。34はピンチローラであり、支持腕35と取り付け軸36
を介し、取り付け板30に開閉自在に取り付けられてい
る。ピンチローラ34は支持腕35と取り付け板30との間に
介装された圧縮ばね37により常時キャプスタンローラ32
に押し付けられている。40,41は案内パイプ、42は案内
パイプホルダー、43はシリンダーブロックである。案内
パイプ40は案内パイプホルダーを介しシリンダーブロッ
ク43に固定されている。案内パイプ41の上方はフランジ
となっており、案内パイプ41はこのフランジによってシ
リンダーブロック43内に上下に摺動可能に配設されてい
る。案内パイプ41には案内パイプ40が同軸状に内包され
ており、案内パイプ40,41は一定に隙間を隔てて長手方
向に重なり合っている。シリンダーブロック43はエアー
流入路44,45が設けられており、シリンダーブロック43
の内部には案内パイプ41の昇降に供せられるエアーが図
示していないエアー供給装置から送られるようになって
いる。
このような構成により、ワイヤ電極3を自動供給する
際には、エアー導入路44からエアーをシリンダーブロッ
ク43内に流し込み、案内パイプ41のフランジ上面に圧力
を加える。この圧力により、案内パイプ41が下限まで降
下すると、案内パイプ40から案内ダイス8までが外部と
空間的に遮閉され、閉塞された空間がワイヤ電極3に沿
って形成される。同時に、図示していない加工液供給装
置から加工液を加工液導入路13を介して支持部材5に流
し込むと、ジェットノズル10は加工液の液圧をフランジ
面に受け、この結果ジェットノズル10は押し下げられ
る。その結果、ジェットノズル10の内底面の開口と上部
ワイヤガイド6との間に十分な間隙が生ずる。このた
め、ジェットノズル10の内底面の開口から発射されるジ
ェット水流は、拡散することなく遠くまで直進する。こ
のようにして発射されるジェット水流により、ワイヤ電
極3は受容側ガイド部20まで拘束され、搬送される。こ
のとき、ワイヤ電極3は図示されていない、例えば、特
開昭60−80528号公報に示された公知のワイヤ電極切断
機構により既に切断されており、先端は案内ダイス8の
上方で案内パイプ41内に位置している。案内パイプ41が
降下した後、送給モータ33が起動してキャプスタンロー
ラ32とピンチローラ34が回転すると、ワイヤ電極3は送
給側ガイド部4に向けて送り出され、案内ダイス8、上
部ワイヤガイド6、ジェットノズル10の順に挿通され
る。ワイヤ電極3はジェット水流に拘束されつつ、引き
続き送り出され加工開始穴2、下部ワイヤガイド22、給
電ダイス23、案内ダイス24を順に通過していき、図示し
ていないワイヤ回収機構により流体,ベルト,ローラ等
により搬送される。更に、ワイヤ電極3は、案内ダイス
24の下方において巻取られ、または所定の容器に収納さ
れる。このような動作の結果、装置はワイヤ放電加工可
能な状態となる。
[発明が解決しようとする課題] 前述したような構成を有する従来のワイヤ放電加工機
のワイヤ電極供給装置においては、次のような問題点が
あった。
まず、第6図に示されるように、加工液が加工液導入
路44に流れ込みジェットノズル10が降下している場合に
は、ダイスガイド7とジェットノズル10の開口との距離
が大きく、また、ワイヤ電極3には曲がり癖があり、ワ
イヤ電極3の先端には自由度がある。故に、ジェットノ
ズル10による降下状態は、ワイヤ電極3の先端がダイス
ガイド7を通過すると、ジェットノズル10の開口に向か
い送り出される際に、ワイヤ電極3の先端は鉛直線から
反れ、ジェットノズル10の開口を通過できずにジェット
ノズル10の内底面に滞る。そして、送給モータ33が回り
続けると、キャプスタンローラ32及びピンチローラ34と
案内パイプ40との間に形成される隙間からワイヤ電極3
が食出し、ワイヤ電極3の正常な送り出しが不能となる
という可能性があった。
第7図は第5図に示す従来のワイヤ放電加工機のワイ
ヤ電極供給装置における他の問題点の説明図、また、第
8図は第5図に示す従来のワイヤ放電加工機のワイヤ電
極供給装置におけるさらに他の問題点の説明図である。
第7図に示すように、ワイヤ電極3がジェット水流に
拘束されずに加工液噴出ノズル12から長く送り出されて
しまうと、前述と同一の理由によりワイヤ電極3が加工
開始穴2を通過できずに大きく反れてしまう。その後に
ジェット水流が噴出されても、ワイヤ電極3の先端は、
加工開始穴への挿通が不能となる。更に、ワイヤ電極3
が上部ワイヤガイド6または下部ワイヤガイド22を通過
する際には、ワイヤ電極3の先端が進行方向からクリア
ランスの狭い上部ワイヤガイド6または下部ワイヤガイ
ド22を通過するに伴う負荷を受ける。特に、ワイヤ放電
加工の加工精度を高くするためには、ダイスガイド7の
クリアランスはできるだけ小さいことが望ましいが、そ
のクリアランスは小さいほどワイヤ電極3の通過に伴う
負荷は大きくなる。
また、ワイヤ電極3の送給速度が速いほど負荷が増大
する。ワイヤ電極3の送給方向の負荷が増大すると、第
8図に示すように、案内パイプ40,41、上部ワイヤガイ
ド6等により閉塞された空間ではそれらの内面にワイヤ
電極3が押しつけられる。更に、負荷が増大すると、ピ
ンチローラ34、キャプスタンローラ32、案内パイプ40の
間に形成される隙間からワイヤ電極3が食出し、以後の
ワイヤ電極3の正常な送給が不能となってしまう。
これに対応するため、ワイヤ電極3の送給速度をワイ
ヤ切断位置よりワイヤ回収機構に到達するまでは低速、
例えば、5mm/秒とし、ワイヤ電極3の先端が、図示して
いないワイヤ回収機構に到達し、ワイヤ回収機構により
搬送可能となってからは高速、例えば、50mm/秒に変更
するシーケンス制御の採用が案出される。ワイヤ電極3
がワイヤ回収機構に到達したことの判別は、例えば、タ
イマまたはワイヤ回収機構に設けられたセンサ等を含む
ワイヤ電極3の通過検出手段(図示せず)が信号がNC装
置54に送出されることによりなされる。このため低速の
時間は両ワイヤガイドの距離が、例えば、250mmであれ
ば、その間だけで50秒の時間を要し、ワイヤ電極3の挿
通時間が大幅に長くなり、非効率であった。
一方、他の先行技術として特開昭54−159797号公報に
掲載の技術がある。この種の技術はワイヤ電極の張力、
伸び、撓み等が常に設定した所定の値に制御され、所定
の加工を安定制御するものである。しかし、放電加工時
の回転検出手段の出力によってワイヤ電極の張力の制御
について開示しているものの、ワイヤ電極の先端を供給
するワイヤ電極供給装置については何等説明するものが
ない。
そこで、本発明は、前述した問題点を解決するために
なされたもので、ワイヤ電極の食出し、挿通不能等の障
害を防止して、ワイヤ電極の被加工物への送給を確実化
するものである。また、ワイヤ電極の送給をガイドする
送給側ガイド部からワイヤ電極の受容をガイドする受容
側ガイド部へのワイヤ電極送給時間を短縮し、もってワ
イヤ電極の送給を確率化したワイヤ放電加工機のワイヤ
電極供装置の提供を課題とするものである。
[問題点を解決するための手段] 請求項1にかかるワイヤ放電加工機のワイヤ電極供給
装置は、ワイヤ電極を送り出す送り出し部と、前記送り
出し部から送り出された前記ワイヤ電極が挿通され、前
記ワイヤ電極の移動方向を拘束する送給側ガイド部と、
前記送給側ガイド部に対向して設けられ、前記送給側ガ
イド部から送り出された前記ワイヤ電極が挿通され、前
記ワイヤ電極をガイドする受容側ガイド部と、前記ワイ
ヤ電極の送り出しを検出する送り出し検出手段と、前記
送給側ガイド部から送り出される前記ワイヤ電極の移動
方向を前記受容側ガイド部の方向に拘束するため、前記
ガイド部に向けて水流を噴射するノズルと、前記送給側
ガイド部から前記受容側ガイド部へのワイヤ電極の送給
を、前記送り出し検出手段による検出結果に応じて、前
記ノズルが噴射する水流を制御して行う制御手段とを具
備するものである。
請求項2にかかるワイヤ放電加工機のワイヤ電極供給
装置は、ワイヤ電極を送り出す送り出し部と、前記送り
出し部から送り出された前記ワイヤ電極が挿通され、前
記ワイヤ電極の移動方向を拘束する送給側ガイド部と、
前記送給側ガイド部に対向して設けられ、前記送給側ガ
イド部から送り出された前記ワイヤ電極が挿通され、前
記ワイヤ電極をガイドする受容側ガイド部と、前記ワイ
ヤ電極の送り出しを検出する送り出し検出手段と、前記
送給側ガイド部から前記受容側ガイド部へのワイヤ電極
の送給を、前記送り出し検出手段による検出結果に応じ
て、前記送り出し部からの前記ワイヤ電極の送り出し速
度を制御して行う制御手段とを具備するものである。
請求項3にかかるワイヤ放電加工機のワイヤ電極供給
装置は、ワイヤ電極を送り出す送り出し部と、前記送り
出し部から送り出された前記ワイヤ電極が挿通され、前
記ワイヤ電極の移動方向を拘束する送給側ガイド部と、
前記送給側ガイド部に対向して設けられ、前記送給側ガ
イド部から送り出された前記ワイヤ電極が挿通され、前
記ワイヤ電極をガイドする受容側ガイド部と、前記ワイ
ヤ電極の送り出しを検出する送り出し検出手段と、前記
送給側ガイド部から送り出される前記ワイヤ電極の移動
方向を前記受容側ガイド部の方向に拘束するため、前記
受容側ガイド部に向けて水流を噴射するノズルと、前記
送給側ガイド部から前記受容側ガイド部へのワイヤ電極
の送給を、前記送り出し検出手段による検出結果に応じ
て、前記送り出し部からの前記ワイヤ電極の送り出し速
度の制御及び前記ノズルが噴射する水流の制御によって
行う制御手段とを具備するものである。
[作用] 請求項1の構成においては、ワイヤ電極が送り出し部
から送り出され、送給側ガイド部にワイヤ電極が挿通さ
れると、この送給側ガイド部がワイヤ電極の移動方向を
拘束する。このようにして、送給側ガイド部から送り出
されたワイヤ電極は、ノズルから噴射される水流により
受容側ガイド部の方向に拘束されて移動する。受容側ガ
イド部に挿通されたワイヤ電極は、受容側ガイド部によ
りガイドされる。送り出し部からのワイヤ電極の送り出
しは、送り出し検出手段により検出され、制御手段は送
り出し検出手段の検出結果に応じて、ノズルへの水流の
供給を制御する。この水流によってワイヤ電極が拘束さ
れながら移動し、ワイヤ電極の食出し、挿通不能などの
障害が防止され、ワイヤ電極の送給がより確実になる。
請求項2の構成においては、ワイヤ電極が送り出し部
から送り出され、送給側ガイド部にワイヤ電極が挿通さ
れると、この送給側ガイド部がワイヤ電極の移動方向を
拘束する。このようにして送給側ガイド部から送り出さ
れたワイヤ電極は、受容側ガイド部に挿通される。受容
側ガイド部は、挿通されたワイヤ電極をガイドする。送
り出し部からのワイヤ電極の送り出しは、送り出し検出
手段により検出され、制御手段は送り出し検出手段の検
出結果に応じて、送り出し部におけるワイヤ電極の送り
出し速度を制御する。これによって、ワイヤ電極の送り
出し速度をワイヤ電極の先端部の現在位置に応じて制御
し、ワイヤ電極の送給時間を短縮し、効率的なワイヤ電
極の送給を行う。
請求項3の構成においては、ワイヤ電極が送り出し部
から送り出され、送給側ガイド部にワイヤ電極が挿通さ
れると、この送給側ガイド部がワイヤ電極の移動方向を
拘束する。このようにして送給側ガイド部から送り出さ
れたワイヤ電極は、ノズルから噴射される水流により受
容側ガイド部の方向に拘束されながら移動する。受容側
ガイド部に挿通されたワイヤ電極は、受容側ガイド部に
よりガイドされる。送り出し部からのワイヤ電極の送り
出しは、送り出し検出手段により検出され、制御手段は
送り出し検出手段の検出結果に応じて、ノズルの水流の
供給、及び送り出し部におけるワイヤ電極の送り出し速
度を制御する。したがって、前述の請求項1及び請求項
2の構成によって得られる効果が共に得られることにな
る。即ち、ワイヤ電極の食出し、挿通不能などの障害が
防止され、ワイヤ電極の送給がより確実になると共に、
ワイヤ電極の送給時間を短縮し、効率的なワイヤ電極送
給を行うことが可能になる。
[実施例] 以下、この発明の実施例に基づいて説明する。なお、
この実施例では従来例との相違点に重点を置いてのみを
説明する。また、図中、下2桁が従来例と同一符号及び
記号は従来例及び各実施例の構成部分と同一または相当
する構成部分を示すものである。
第1図は本発明の第一実施例のワイヤ放電加工機のワ
イヤ電極供給装置の構成を示す模式的な断面図、第2図
は第1図に示される実施例における制御装置の構成を示
すブロック図である。なお、図はワイヤ電極近傍の構成
を模式的な断面図として、ワイヤ電極の送り出し制御に
係る構成がブロックで、それぞれ示されている。
第1図において、150はワイヤ供給ボビン、151はブレ
ーキプーリ、152a,152b,152cはプーリ、153はプーリ152
aに固着されて回転するロータリーエンコーダ、154は公
知のNC装置である。
また、101は被加工物、102は被加工物101に形成され
た加工開始穴、103は被加工物101との間で放電するワイ
ヤ電極、104は送給側ガイド部、105は支持部材、106は
上部ワイヤガイドで、ワイヤ電極103に対しクリアラン
スの小さいダイスガイド107を尖頭部に有している。108
は案内ダイス、109は給電子であって、この給電子109は
円筒状の上部ワイヤガイド106に内装されている。110は
ジェットノズル、111はジェットノズル110と支持部材10
5との間に介装された圧縮ばね、112は加工液噴出ノズ
ル、113,114,115は加工液導入路である。
120は受容側ガイド部、121は支持部材、122は下部ワ
イヤガイド、123は給電ダイス、124は案内ダイス、125
は加工液噴出ノズルである。
130は取り付け板、131は案内ダイス、132はキャプス
タンローラ、133はキャプスタンローラ132を回転駆動す
る送給モータ、134はピンチローラであり、支持腕135と
取り付け軸136を介し、取り付け板130に開閉自在に取り
付けられ、支持腕135と取り付け板130との間に介装され
た圧縮ばね137により常時キャプスタンローラ132に押し
付けられている。140,141は案内パイプ、142は案内パイ
プホルダー、143はシリンダーブロックである。シリン
ダーブロック143にはエアー流入路144,145が設けられて
いる。これらの基本的構成は、従来例の構成と相違する
ものではない。
第2図において、161は入力ゲートで、ロータリーエ
ンコーダ153の出力を入力する。162はカウンタ回路で、
入力ゲート161を介して送られてくるロータリーエンコ
ーダ153のパルス列を計数する。163はレジスタ回路でカ
ウンタ回路162の計数結果を一時記憶する。164はコンパ
レータ回路で、カウンタ回路162の計数結果と設定値と
を比較する。ここで設定値とはワイヤ電極103の送給を
開始してからジェット水流を噴出するのに最適な位置に
先端が到達するまでのワイヤ電極103の送り出し長さに
相当する値である。コンパレータ回路164は、比較の結
果をNC装置154に送出する。165は制御回路であり、入力
ゲート161にゲート信号を送ってゲートを開く。更に、
制御回路165は、ワイヤ電極103の送給が開始されるとと
もに、カウンタ回路162にリセット信号を送って初期状
態を設定し、レジスタ回路163にラッチ信号を送ってデ
ータを一時記憶させる。
このように構成されたワイヤ放電加工機のワイヤ電極
供給装置のワイヤ電極供給動作を説明する。
ワイヤ電極103の挿通動作の開始に際し、NC装置154か
ら送給モータ133へ電圧V1の信号が送出される。電圧V1
は、ワイヤ電極103の送給速度が高速、例えば、50mm/秒
になるよう送給モータ133を回転させる電圧である。同
時に、制御回路165はカウンタ回路162を初期化する信号
を送出する。ワイヤ電極103の先端は案内パイプ140,141
内を下方に進み、案内ダイス108を通過し、上部ワイヤ
ガイド106内に導かれ、第1の速度変更点Aに到達す
る。
第1の速度変更点Aは、ワイヤ電極103の送給速度変
更に伴う送給モータ133の回転数変更に多少の時間を要
するため、この回転数変更のための時間を送り出される
ワイヤ電極103の長さ分だけ、上部ワイヤガイド106の先
端のダイスガイド107に対して上方に設定される。ワイ
ヤ電極103の先端が第1の速度変更点Aに到達したこと
を制御装置160のカウンタ回路162によって、NC装置154
に信号として送出され、NC装置154により計数値が所定
の位置からの計数値N1に一致したことを判別して検出さ
れる。第1の速度変更点Aにおいては、NC装置154は電
圧V2を送出開始し、送給モータ133の回転数は低速のワ
イヤ電極103送給速度、例えば、5mm/秒に相当する回転
数に変更される。これによって、ワイヤ電極103の先端
は送給速度が低速の状態でダイスガイド107を通過し、
その後、第2の速度変更点Bに到達する。
第2の速度変更点Bは、制御装置160のカウンタ回路1
62の最小分解能により判別可能な距離で、かつ、多少の
余裕を見込んだ距離(カウンタ回路162の設定値N2)だ
けダイスガイド107の下方に設定されている。第2の速
度変更点Bにおいては、NC装置154は電圧V1を送出し、
送給モータ133の回転数は高速に変更される。ワイヤ電
極3の先端は、ダイスガイド107を通過した後に、ジェ
ットノズル110を通過する。
これと並行してワイヤ電極103の送給に従い、ロータ
リーエンコーダ153から送られるパルス信号を、カウン
タ回路162が計数している。ワイヤ電極103の先端がジェ
ットノズル110の出口近傍に到達したことを、カウンタ
回路162の設定値N2に基づき判別される。即ち、ワイヤ
電極103の送給を開始してから、ジェットノズル110の出
口近傍に先端が到達するまでの所定のワイヤ電極3の送
り出し長さに相当する設定値N2にカウンタ回路162の計
数値が一致すると、NC装置154にこの情報を伝える信号
が送出される。NC装置154は、この信号に応じて図示し
ていない加工液供給ユニットへジェット水流を供給する
信号を送出する。すると、加工液が加工液導入路113を
通過し支持部材105に流れ込み、ジェットノズル110はフ
ランジ面にその液圧を受け、押し下げられる。その結
果、ジェットノズル110の開口と上部ワイヤガイド106と
の間に十分な間隙が生じ、ジェットノズル110の開口部
よりジェット水流が拡散することなく遠くまで直進する
よう発射され、ワイヤ電極103が受容側ガイド部120まで
拘束しつつ搬送される。
ジェット水流を噴射する際に、ワイヤ電極103の先端
はジェット水流の噴出によってジェットノズル110が到
達しうる最下位置におけるジェットノズル110の下端面
から加工液噴出ノズル112の下端面近傍までの範囲にあ
ることが最も好適である。
ワイヤ電極103が、下部ワイヤガイド122の上方に設定
されている第3の速度変更点C(カウンタ回路162の設
定値N3)に達したとき、送給速度を低速に、次に、下部
ワイヤガイド122の下方に設定されている第4の速度変
更点D(カウンタ回路162の設定値N4)に達したとき、
送給速度を高速に変更する。これらの速度変更の動作は
前述の第1の速度変更点A及び第2の速度変更点Bにお
ける動作と同様である。
また、前述のカウンタ回路162の設定値はNC装置154が
信号を加工液供給ユニットに送出してから実際にジェッ
ト水流が噴出されるまでに多少の時間遅れがあるため、
この遅れ時間においてワイヤ電極103が送給される長さ
に相当する値だけ修正される。
なお、上記構成において、ワイヤ電極103の送給に従
い、ワイヤ電極103の移動距離を検出する部位をプーリ1
52aとしたが、他のプーリ152b,152cは、勿論、ブレーキ
プーリ151,ピンチローラ134,キャプスタンローラ132、
送給モータ133、ワイヤ供給ボビン150でも良く、それぞ
れにエンコーダ(第1図におけるロータリーエンコーダ
153に相当する)を取付けることにより、第1図の構成
と同様の目的が達成できる。
次に、ワイヤ電極203をベルトで送給する実施例の構
成を示す。
第3図は本発明の第二実施例におけるワイヤ放電加工
機のワイヤ電極供給装置の構成を示す模式断面図であっ
て、この図においてはワイヤ電極近傍の構成が模式的な
断面として示されている。なお、図中、第一実施例の10
0代の符号をこの実施例では200代の符号として説明して
いるが、下2桁と同一符号及び記号は第一実施例の構成
部分と同一または相当する構成部分を示すものである。
第3図において、233はワイヤ送給モータで、駆動プ
ーリ270に固着されている。271a,271b,271cは案内プー
リ、272a,272bはテンションプーリでそれぞれ取り付け
板230に圧縮ばね273a,273bを介して取り付けられてお
り、ベルト274a,274bに適当な張力を与える。ワイヤ電
極203はこのベルト274a,274bに挾まれており、ワイヤ送
給モータ233の回転によってベルト274a,274bが回ること
によってワイヤ電極203が送給される。253はエンコーダ
で、送給モータ233に連結されている。
また、この実施例におけるワイヤ電極203の送給量を
検出する送り出し検出手段を、送給モータ233から他の
送り出し検出手段、例えば、駆動プーリ270、案内プー
リ271a,271b,271c、テンションプーリ272a,272bの何れ
を選択してもよい。この場合、エンコーダ253が選択さ
れた部材に取り付けられる。
上記実施例においては、送り出し検出手段がエンコー
ダであった。しかし、本発明を実施する場合にはレゾル
バー等でも良い。更に、エンコーダ以外の検出手段を用
いた実施例の構成を第4図に示す。
第4図は本発明の第三実施例におけるワイヤ放電加工
機のワイヤ電極供給装置の構成を示す模式断面図であ
る。なお、図中、第一実施例の100代の符号をこの実施
例では300代の符号として説明しているが、下2桁と同
一符号及び記号は第一実施例の構成部分と同一または相
当する構成部分を示すものである。
図において、370a,380bはベルト、381a,381b,381c,38
1dは案内プーリである。382a,382bはテンションプーリ
で、それぞれ取り付け板330にばね383a,383bを介して取
り付けられている。また、ワイヤ電極303が送り出され
るに従いベルト380a,380bが回るように構成されてい
る。ベルト380aには等間隔に白色塗料が塗布されてい
る。反射型光センサー385は、ベルト380aに近接して配
設されている。よってワイヤ電極303の送給に従って、
ベルト380aの白色塗料384が反射型光センサー385の近傍
を通過すると、反射型光センサー385からパルス信号が
出力される。このパルス信号が制御装置により計数され
ることによりワイヤ電極303の送給長さを検出すること
が可能となる。
白色塗料384と反射型光センサー385を用いるかわり
に、金属板と磁気センサー、または、ベルトに等間隔に
明けた小穴と光学センサー等の組合せとしても良く、ま
た、ベルト380aまたは380bが架けられたプーリ381a,381
bまたは381c,381dに回転検出器を取り付けてもよい。
上記各実施例においてワイヤ電極の送給速度を低速,
高速の2段切り替えとしたがワイヤ電極103,203,303の
送給方向の負荷の軽重により、更に多段に変更しても良
い。
例えば、第1図において、ワイヤ電極103の切断位置
から第1の送給速度変更点までの区間では、ワイヤ電極
103にはピンチローラ134とキャプスタンローラ132の押
し出し力が伝達されているに過ぎないが、第2の送給速
度変更点Bから下方にワイヤ電極103の先端があるとき
は、この先端にはジェット水流の流体せん断力が加わ
り、ワイヤ電極103は下方に引っ張られる。したがっ
て、ワイヤ電極103の先端が下部ワイヤガイド122を通過
する際は、上部ワイヤガイド106を通過する際と較べ、
通過に伴ってワイヤ電極103のかかる負荷は軽減されて
いる。
よって、ワイヤ電極103の切断位置から第1の送給速
度変更点Aまでは、ワイヤ電極103の送給速度を低速、
例えば、5mm/秒とし、第3の速度変更点Cから第4の速
度変更点Dまでは、中速、例えば、20mm/秒としてもよ
い。
一般にワイヤ放電加工に際しては、被加工物の板厚や
治工具により、上部及び下部のワイヤガイドの距離を変
更することが行われている。即ち、通常、ワイヤ放電加
工機では一方のワイヤ電極ガイドの位置は変更自在にな
っている。
第1図の実施例では、取り付け板130が図示していな
い移動軸に固設されており、移動軸は上下に摺動可能で
あるとともに任意の位置に固定される。よって第2の速
度変更点Bと第3の速度変更点Cの距離は随時変更され
うるため、ワイヤ電極103の切断位置から第3の速度変
更点C及び第4の速度変更点Dの距離も変更されうるこ
とになる。
これに対応するため、上部ワイヤガイド106及び下部
ワイヤガイド122の間の距離を予め前記NC装置154にキー
ボードまたはNCプログラム等から入力し、その入力値を
基にカウンタ回路162の設定値の変更を行う。このと
き、ワイヤ電極103の切断位置から上部ワイヤガイド106
までの距離L1は、装置固有の値で一定となり、上部ワイ
ヤガイド106から下部ワイヤガイド122までの距離L2は、
前記入力値に相当する可変値である。
第3の速度変更点C及び第4の速度変更点Dが下部ワ
イヤガイド122から一定の距離、例えば、L3だけそれぞ
れ上方または下方に設定されているものとし、また、前
記エンコーダ153から送出される単位パルス信号あたり
のワイヤ電極103の送りだし長さをLとすると、第3の
速度変更点Cに到達したことを判別するための設定値N3
はL=L1+L2−L3(但し、比例定数1)、第4の速度変
更点Dに到達したことを判別するための設定値N4はL=
L1+L2+L3(但し、比例定数1)と算出される。
また、前記移動軸にリニアスケールを付設し、リニア
スケールからの座標値出力信号を読み取り、L2を求めて
も良く、更に、移動軸がモータにより駆動可能であれ
ば、モータに付設したエンコーダ等の回転検出器からの
信号からも同様に算出可能である。
このように、上記実施例のワイヤ放電加工機のワイヤ
電極供給装置は、ワイヤ電極103,203,303を送り出すキ
ャプスタンローラ132、キャプスタンローラ132を回転駆
動する送給モータ133、ピンチローラ134からなる送り出
し部、または駆動プーリ270、案内プーリ271a,271b,271
c、テンションプーリ272a,272bからなる送り出し部、ま
たはキャプスタンローラ332、キャプスタンローラ332を
回転駆動する送給モータ333、ピンチローラ334等からな
る送り出し部と、前記送り出し部から送り出されたワイ
ヤ電極103,203,303が挿通され、ワイヤ電極103,203,303
の移動方向を拘束する送給側ガイド部104,204,304と、
送給側ガイド部104,204,304に対向して設けられ、送給
側ガイド部104,204,304から送り出されたワイヤ電極10
3,203,303が挿通され、ワイヤ電極103,203,303をガイド
する受容側ガイド部120と、ワイヤ電極103,203,303の送
り出し部からの送り出しを検出するエンコーダ153,25
3、反射型光センサー385等からなる送り出し検出手段
と、受容側ガイド部120に向けてジェット水流を噴射す
ることにより、送給側ガイド部104,204,304から送り出
されるワイヤ電極103,203,303の移動方向を受容側ガイ
ド部120の方向に拘束するジェットノズル110,210と、送
給側ガイド部104,204,304から受容側ガイド部120へのワ
イヤ電極先端の送給を、前記送り出し検出手段による検
出送り出しに応じて、ジェットノズル110,210が噴射す
るジェット水流を制御する制御装置160からなる制御手
段とを具備するものである。
このような、実施例の構成においては、ワイヤ電極10
3,203,303がキャプスタンローラ132、キャプスタンロー
ラ132を回転駆動する送給モータ133、ピンチローラ134
等からなる送り出し部、または駆動プーリ270、案内プ
ーリ271a,271b,271c、テンションプーリ272a,272bから
なる送り出し部、またはキャプスタンローラ332、キャ
プスタンローラ332を回転駆動する送給モータ333、ピン
チローラ334等からなる送り出し部から送り出され、送
給側ガイド部にワイヤ電極103,203,303が挿通される
と、この送給側ガイド部がワイヤ電極103,203,303の移
動方向を拘束する。このようにして、送給側ガイド部10
4,204,304から送り出されたワイヤ電極103,203,303は、
ジェットノズル110,210から噴射されるジェット水流に
より受容側ガイド部120の方向に拘束されながら移動す
る。受容側ガイド部120に挿通されたワイヤ電極103,20
3,303は、受容側ガイド部120によりガイドされる。送り
出し部からのワイヤ電極103,203,303の送り出しは、送
り出し検出手段により検出され、制御装置160からなる
制御手段はエンコーダ153,253、反射型光センサー385等
からなる送り出し検出手段の検出結果に応じて、ジェッ
トノズル110,210へのジェット水流の供給を制御する。
したがって、このような構成によれば、ジェット水流
によってワイヤ電極103,203,303が拘束されながら移動
するため、ワイヤ電極103,203,303の食出し、挿通不能
などの障害が防止され、ワイヤ電極103,203,303の送給
がより確実になる。
上記実施例における制御装置160からなる制御手段
は、例えば、ジェット水流の噴射開始タイミングを制御
する。
即ち、エンコーダ153、253、反射型光センサー385等
からなる送り出し検出手段がワイヤ電極の送り出しを検
出すると、制御装置160からなる制御手段はこの検出結
果によりワイヤ電極103,203,303の先端部の位置を認識
する。更に、制御装置160からなる制御手段は、この認
識結果に基づき、ワイヤ電極103,203,303の先端部がジ
ェットノズル110,210を通過した後にジェット水流の噴
射を開始させる。また、例えば、ジェットノズル110,21
0がジェット水流噴射時における水圧によりワイヤ電極1
03,203,303の送り出し方向に移動自在であるような構成
を有している場合、制御手段は、ワイヤ電極103,203,30
3の先端部が移動後のジェットノズル110,210の位置を通
過したときにジェット水流の噴射を開始させる。更に、
ジェットノズル110,210のワイヤ電極103,203,303の送り
出し方向における前方に加工液噴出ノズルが設けられて
いる場合、制御装置160からなる制御手段は、ワイヤ電
極103,203,303の先端部が水圧による移動後のジェット
ノズル110,210の位置と加工液噴出ノズルの位置との中
間に位置しているとき、ジェット水流の噴射を開始させ
る。
故に、送り出されてくるワイヤ電極103,203,303の先
端部がジェットノズル110,210の先端部を通過し、所定
の位置に到達した時点で、ジェット水流を噴出してワイ
ヤ電極103,203,303を拘束しながら搬送し、受容側ガイ
ド部120に導入するようにしたので、ワイヤ電極103,20
3,303の供給動作が確実にでき信頼性の高いものが得ら
れる。
また、ワイヤ電極103,203,303の送り出し部からの送
り出しを検出する送り出し検出手段の検出結果に応じて
ジェット水流のジェットノズル110,210への供給を制御
するので、種々のジェット水流制御、例えば、ノズル構
成のものにおいてワイヤ電極103,203,303の供給動作を
確実にしたい場合、ジェット水流制御し、また、ワイヤ
電極103,203,303のノズル通過状態、ワークへの挿通状
態等を目視で確認したい場合には、ワイヤ電極103,203,
303がジェットノズル110,210の通過後にジェット水流を
止める制御を行うことができ、汎用性のあるワイヤ電極
供給装置を得ることができる。
上記実施例のワイヤ放電加工機のワイヤ電極供給装置
は、ワイヤ電極103,203,303を送り出すキャプスタンロ
ーラ132、キャプスタンローラ132を回転駆動する送給モ
ータ133、ピンチローラ134からなる送り出し部、または
駆動プーリ270、案内プーリ271a,271b,271c、テンショ
ンプーリ272a,272bからなる送り出し部、またはキャプ
スタンローラ332、キャプスタンローラ332を回転駆動す
る送給モータ333、ピンチローラ334等からなる送り出し
部と、前記送り出し部から送り出されたワイヤ電極103,
203,303が挿通され、ワイヤ電極103,203,303の移動方向
を拘束する送給側ガイド部104,204,304と、送給側ガイ
ド部104,204,304に対向して設けられ、送給側ガイド部1
04,204,304から送り出されたワイヤ電極103,203,303が
挿通され、ワイヤ電極103,203,303をガイドする受容側
ガイド部120と、ワイヤ電極103,203,303の送り出し部か
らの送り出しを検出するエンコーダ153,253、反射型光
センサー385等からなる送り出し検出手段と、送給側ガ
イド部104,204,304から受容側ガイド部120へのワイヤ電
極先端の送給を、エンコーダ153,253、反射型光センサ
ー385等からなる送り出し検出手段による検出送り出し
に応じて、前記送り出し部からの前記ワイヤ電極103,20
3,303の送り出し速度を制御する制御装置160からなる制
御手段とを具備するものである。
この実施例の構成においては、ワイヤ電極103,203,30
3が送り出し部から送り出され、送給側ガイド部104,20
4,304にワイヤ電極103,203,303が挿通されると、この送
給側ガイド部104,204,304がワイヤ電極103,203,303の移
動方向を拘束する。このように、送給側ガイド部104,20
4,304から送り出されたワイヤ電極103,203,303は、受容
側ガイド部120に挿通される。受容側ガイド部120は、挿
通されたワイヤ電極103,203,303をガイドする。前記送
り出し部からのワイヤ電極103,203,303の送り出しは、
前記送り出し検出手段により検出され、制御装置160か
らなる制御手段は前記送り出し検出手段の検出結果に応
じて、送り出し部におけるワイヤ電極103,203,303の送
り出し速度を制御する。したがって、ワイヤ電極103,20
3,303の送り出し速度をワイヤ電極103,203,303の先端部
の現在位置に応じて制御することができる。これによ
り、ワイヤ電極103,203,303の送給時間を短縮し、効率
的なワイヤ電極103,203,303の送給を行うことが可能に
なる。
なお、送給側ガイド部104,204,304及び受容側ガイド
部120の各先端には小開口を設けてもよい。送給側ガイ
ド部104,204,304の先端に小開口を設けた場合、ワイヤ
電極103,203,303の送り出し速度の制御は次のように行
うことができる。即ち、前記送り出し検出手段によって
ワイヤ電極103,203,303の送り出しが検出されると、制
御装置160からなる制御手段はこの検出結果よりワイヤ
電極103,203,303の先端部の位置を認識し、ワイヤ電極1
03,203,303の先端部が送給側ガイド部104,204,304の小
開口に至る直前からワイヤ電極103,203,303の送り出し
速度を低下させ、ワイヤ電極103,203,303の先端部がこ
の小開口を通過した直後のワイヤ電極103,203,303の送
り出し速度を上昇させる。
また、送給側ガイド部104,204,304及び受容側ガイド
部120の各先端の両方に小開口を設けた場合には、前述
の2種類の制御をともに行えば良い。
故に、送り出されてくるワイヤ電極103,203,303の先
端部がジェットノズル110,210の先端部を通過し、所定
の位置に到達した時点で、ジェット水流を噴出してワイ
ヤ電極103,203,303を拘束しながら搬送し、受容側ガイ
ド部120に導入するようにしたので、ワイヤ電極103,20
3,303の供給動作が確実にでき信頼性の高いものが得ら
れる。
また、ワイヤ電極103,203,303の送り出し部からの送
り出しを検出する送り出し検出手段の検出結果に応じて
ジェット水流のジェットノズル110,210への供給を制御
するので、種々のジェット水流制御、例えば、ノズル構
成のものにおいてワイヤ電極103,203,303の供給動作を
確実にしたい場合、ジェット水流制御し、また、ワイヤ
電極103,203,303のノズル通過状態、ワークへの挿通状
態等を目視で確認したい場合には、ワイヤ電極103,203,
303がジェットノズル110,210の通過後にジェット水流を
止める制御を行うことができ、汎用性のあるワイヤ電極
供給装置を得ることができる。
故に、ワイヤ電極103,203,303の送り出し部からの送
り出し量を検出する送り出し検出手段の検出結果に応じ
てワイヤ送り速度を制御するので、ワイヤ電極103,203,
303が通過し難い部分において速度を低下させ、その他
の部分では速度を増加させることができ、トータル的に
ワイヤ電極103,203,303の送給時間をさほど増加させる
ことなく、ワイヤ電極103,203,303の送給動作を確実に
できる。
上記実施例のワイヤ放電加工機のワイヤ電極供給装置
は、ワイヤ電極103,203,303を送り出すキャプスタンロ
ーラ132、キャプスタンローラ132を回転駆動する送給モ
ータ133、ピンチローラ134からなる送り出し部、または
駆動プーリ270、案内プーリ271a,271b,271c、テンショ
ンプーリ272a,272bからなる送り出し部、またはキャプ
スタンローラ332、キャプスタンローラ332を回転駆動す
る送給モータ333、ピンチローラ334等からなる送り出し
部と、前記送り出し部から送り出されたワイヤ電極103,
203,303が挿通され、ワイヤ電極103,203,303の移動方向
を拘束する送給側ガイド部104,204,304と、送給側ガイ
ド部104,204,304に対向して設けられ、送給側ガイド部1
04,204,304から送り出されたワイヤ電極103,203,303が
挿通され、ワイヤ電極103,203,303をガイドする受容側
ガイド部120と、ワイヤ電極103,203,303の送り出し部か
らの送り出しを検出するエンコーダ153,253、反射型光
センサー385等からなる送り出し検出手段と、受容側ガ
イド部120に向けてジェット水流を噴射することによ
り、送給側ガイド部104,204,304から送り出されるワイ
ヤ電極103,203,303の移動方向を受容側ガイド部120の方
向に拘束するジェットノズル110,210と、送給側ガイド
部104,204,304から受容側ガイド部120へのワイヤ電極先
端の送給を、エンコーダ153,253、反射型光センサー385
等からなる送り出し検出手段による検出送り出しに応じ
て、前記送り出し部からのワイヤ電極103,203,303の送
り出し速度の制御及び前記ジェットノズル110,210が噴
射するジェット水流の制御を行う制御装置160からなる
制御手段とを具備するものである。
更に、この実施例の構成においては、ワイヤ電極103,
203,303が送り出し部から送り出され、送給側ガイド部1
04,204,304にワイヤ電極103,203,303が挿通されると、
この送給側ガイド部104,204,304がワイヤ電極103,203,3
03の移動方向を拘束する。このようにして、送給側ガイ
ド部104,204,304から送り出されたワイヤ電極103,203,3
03は、ジェットノズル110,210から噴射されるジェット
水流により受容側ガイド部120の方向に拘束されながら
移動する。受容側ガイド部120に挿通されたワイヤ電極1
03,203,303は、受容側ガイド部120によりガイドされ
る。送り出し部からのワイヤ電極103,203,303の送り出
しは、エンコーダ153,253、反射型光センサー385等から
なる送り出し検出手段により検出され、制御装置160か
らなる制御手段はエンコーダ153,253、反射型光センサ
ー385等からなる送り出し検出手段の検出結果に応じ
て、ジェットノズルのジェット水流の供給、及び送り出
し部におけるワイヤ電極103,203,303の送り出し速度を
制御する。
したがって、この実施例の構成によれば、前述の両実
施例の構成によって得られる効果が共に得られることに
なる。即ち、ワイヤ電極103,203,303の食出し、挿通不
能などの障害が防止され、ワイヤ電極103,203,303の送
給がより確実になると共に、ワイヤ電極103,203,303の
送給時間を短縮し、効率的なワイヤ電極送給を行うこと
が可能になる。
故に、送り出されてくるワイヤ電極103,203,303の先
端部がジェットノズル110,210の先端部を通過し、所定
の位置に到達した時点で、ジェット水流を噴出してワイ
ヤ電極103,203,303を拘束しつつ搬送し、受容側ガイド
部120に導入するようにしたので、ワイヤ電極103,203,3
03の供給動作が確実にでき信頼性の高いものが得られ
る。また、ワイヤ電極103,203,303の送り出し部からの
送り出し量を検出する送り出し検出手段の検出結果に応
じてジェット水流のジェットノズル110,210への供給を
制御するので、種々のジェット水流制御、例えば、ノズ
ル構成のものにおいてワイヤ電極103,203,303の供給動
作を確実にしたい場合、ジェット水流制御し、また、ワ
イヤ電極103,203,303のノズル通過状態、ワークへの挿
通状態等を目視で確認したい場合には、ワイヤ電極103,
203,303がジェットノズル110,210の通過後にジェット水
流を止める制御を行うことができ、汎用性のあるワイヤ
電極供給装置を得ることができる。更に、ワイヤ送り速
度を制御するので、ワイヤ電極103,203,303が通過し難
い部分において速度を低下され、その他の部分では速度
を増加させることができるようになり、ワイヤ電極103,
203,303の送給時間をさほど増加させることなく、ワイ
ヤ電極103,203,303の送給動作を確実にできる。
ところで、上記各実施例におけ送り出し部及び送り出
し制御手段としては、本発明を実施する場合、次のよう
な構成が好適である。
(1) ワイヤ電極に接触し回転することによってワイ
ヤ電極を送り出すローラを送り出し部に設け、ローラの
回転に応じてパルス信号を出力するロータリーエンコー
ダを送り出し検出手段に設ける。
ワイヤ電極の送り出し量は、ローラの回転に応じてロ
ータリーエンコーダから出力されるパルス信号として検
出される。更に、このようにロータリーエンコーダを含
む送り出し検出手段に、更に、ロータリーエンコーダか
ら出力されるパルスをカウントするカウンタと、カウン
タによるカウント結果を予め定められている値と比較す
るコンパレータとを設けても良い。この場合、ロータリ
ーエンコーダから出力されるパルス信号は、カウンタに
よりカウントされ、コンパレータにより予め定められて
いる値と比較される。したがって、カウンタのカウント
結果がコンパレータに予め定められている値に一致した
ときに、ワイヤ電極の先端が所定位置まで到達したと見
做すことができ、この情報を制御手段による諸制御動作
に供することができる。
(2) ワイヤ電極に接触し回転することによってワイ
ヤ電極を送り出すベルトと、ベルトを移動させるプーリ
とを送り出し部に設け、プーリの回転に応じてパルス信
号を出力するロータリーエンコーダを送り出し検出手段
に設けても良い。この場合、ワイヤ電極の送り出しが、
プーリの回転に応じたパルス信号として検出されること
になる。
(3) 所定間隔をおいて光学的に検出可能なマークが
付されワイヤ電極に接触し回転することによってワイヤ
電極を送り出すベルトを送り出し部に設け、ベルトに所
定間隔において付されたマークを光学的に検出する光セ
ンサを送り出し検出手段に設けても良い。この場合、ベ
ルトに付されたマークの移動が光センサによって光学的
に検出される。このマークの移動はワイヤ電極の送り出
しに対応するため、このようにして光センサによってワ
イヤ電極の送り出しが検出されることになる。
[発明の効果] 以上のように、請求項1のワイヤ放電加工機のワイヤ
電極供給装置においてはワイヤ電極が送り出し部から送
り出され、送給側ガイド部にワイヤ電極が挿通される
と、この送給側ガイド部がワイヤ電極の移動方向を拘束
し、送給側ガイド部から送り出されたワイヤ電極は、ノ
ズルから噴射される水流により受容側ガイド部の方向に
拘束されながら移動し、受容側ガイド部に挿通されたワ
イヤ電極は受容側ガイド部によりガイドされる。送り出
し部からのワイヤ電極の送り出しは、送り出し検出手段
により検出され、その送り出し検出手段の検出結果に応
じて、ノズルへの水流の供給を制御するものであるか
ら、水流によってワイヤ電極が拘束されながら移動する
ため、ワイヤ電極の食出し、挿通不能などの障害が防止
され、ワイヤ電極の送給がより確実になる。
請求項2のワイヤ放電加工機のワイヤ電極供給装置に
おいては、ワイヤ電極が送り出し部から送り出され、送
給側ガイド部にワイヤ電極が挿通されると、この送給側
ガイド部がワイヤ電極の移動方向を拘束し、そして、送
給側ガイド部から送り出されたワイヤ電極は受容側ガイ
ド部に挿通され、その受容側ガイド部は挿通されたワイ
ヤ電極をガイドする。前記送り出し部からのワイヤ電極
の送り出しは、前記送り出し検出手段により検出され、
前記送り出し検出手段の検出結果に応じて、送り出し部
におけるワイヤ電極の送り出し速度を制御する。
したがって、ワイヤ電極の送り出し速度をワイヤ電極
の先端部の現在位置に応じて制御することができ、ワイ
ヤ電極の送給時間を短縮し、効率的なワイヤ電極の送給
を行うことが可能になる。ワイヤ電極の送り出し部から
の送り出しを検出する送り出し検出手段の検出結果に応
じてワイヤ送り速度を制御するので、ワイヤ電極が通過
し難い部分において速度を低下させ、その他の部分では
速度を増加させることができるようになり、結果的に、
ワイヤの送給時間をさほど増加させることなく、ワイヤ
の送給動作を確実にできる。
請求項3のワイヤ放電加工機のワイヤ電極供給装置に
おいては、制御手段が送給側ガイド部から受容側ガイド
部へのワイヤ電極の送給を、送り出し検出手段による検
出結果に応じて、前記送り出し部からの前記ワイヤ電極
の送り出し速度の制御及び前記ノズルが噴射する水流の
制御によって行うものであるから、請求項1及び請求項
2の効果を合せ持つことができる。即ち、ワイヤ電極の
食出し、挿通不能などの障害が防止され、ワイヤ電極の
送給がより確実になると共に、ワイヤ電極の送給時間を
短縮し、効率的なワイヤ電極の送給を行うことが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例のワイヤ放電加工機のワイ
ヤ電極供給装置の構成を示す模式的な断面図である。 第2図は第1図に示される実施例における制御装置の構
成を示すブロック図である。 第3図は本発明の第二実施例におけるワイヤ放電加工機
のワイヤ電極供給装置の構成を示す模式断面図である。 第4図は本発明の第三実施例におけるワイヤ放電加工機
のワイヤ電極供給装置の構成を示す模式断面図である。 第5図は従来のワイヤ放電加工機のワイヤ電極供給装置
の構成を示す模式断面図である。 第6図は第5図に示す従来のワイヤ放電加工機のワイヤ
電極供給装置における問題点の説明図である。 第7図は第5図に示す従来のワイヤ放電加工機のワイヤ
電極供給装置における他の問題点の説明図である。 第8図は第5図に示す従来のワイヤ放電加工機のワイヤ
電極供給装置におけるさらに他の問題点の説明図であ
る。 図において、 103……ワイヤ電極、133……送給モータ、154……NC装
置、160……制御装置、150……ワイヤ供給ボビン、140,
141……案内パイプ、108……案内ダイス、110……ジェ
ットノズル、106,107……ダイスガイド である。 なお、図中、同一符号及び記号は同一または相当する構
成部分を示すものである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤ電極を送り出す送り出し部と、 前記送り出し部から送り出された前記ワイヤ電極が挿通
    され、前記ワイヤ電極の移動方向を拘束する送給側ガイ
    ド部と、 前記送給側ガイド部に対向して設けられ、前記送給側ガ
    イド部から送り出された前記ワイヤ電極が挿通され、前
    記ワイヤ電極をガイドする受容側ガイド部と、 前記ワイヤ電極の送り出しを検出する送り出し検出手段
    と、 前記送給側ガイド部から送り出される前記ワイヤ電極の
    移動方向を前記受容側ガイド部の方向に拘束するため、
    前記ガイド部に向けて水流を噴射するノズルと、 前記送給側ガイド部から前記受容側ガイド部へのワイヤ
    電極の送給を、前記送り出し検出手段による検出結果に
    応じて、前記ノズルが噴射する水流を制御して行う制御
    手段と を具備することを特徴とするワイヤ放電加工機のワイヤ
    電極供給装置。
  2. 【請求項2】ワイヤ電極を送り出す送り出し部と、 前記送り出し部から送り出された前記ワイヤ電極が挿通
    され、前記ワイヤ電極の移動方向を拘束する送給側ガイ
    ド部と、 前記送給側ガイド部に対向して設けられ、前記送給側ガ
    イド部から送り出された前記ワイヤ電極が挿通され、前
    記ワイヤ電極をガイドする受容側ガイド部と、 前記ワイヤ電極の送り出しを検出する送り出し検出手段
    と、 前記送給側ガイド部から前記受容側ガイド部へのワイヤ
    電極の送給を、前記送り出し検出手段による検出結果に
    応じて、前記送り出し部からの前記ワイヤ電極の送り出
    し速度を制御して行う制御手段と を具備することを特徴とするワイヤ放電加工機のワイヤ
    電極供給装置。
  3. 【請求項3】ワイヤ電極を送り出す送り出し部と、 前記送り出し部から送り出された前記ワイヤ電極が挿通
    され、前記ワイヤ電極の移動方向を拘束する送給側ガイ
    ド部と、 前記送給側ガイド部に対向して設けられ、前記送給側ガ
    イド部から送り出された前記ワイヤ電極が挿通され、前
    記ワイヤ電極をガイドする受容側ガイド部と、 前記ワイヤ電極の送り出しを検出する送り出し検出手段
    と、 前記送給側ガイド部から送り出される前記ワイヤ電極の
    移動方向を前記受容側ガイド部の方向に拘束するため、
    前記受容側ガイド部に向けて水流を噴射するノズルと、 前記送給側ガイド部から前記受容側ガイド部へのワイヤ
    電極の送給を、前記送り出し検出手段による検出結果に
    応じて、前記送り出し部からの前記ワイヤ電極の送り出
    し速度の制御及び前記ノズルが噴射する水流の制御によ
    って行う制御手段と を具備することを特徴とするワイヤ放電加工機のワイヤ
    電極供給装置。
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