JP2515185Y2 - 自動車用エアーバック - Google Patents

自動車用エアーバック

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JP2515185Y2
JP2515185Y2 JP1990006514U JP651490U JP2515185Y2 JP 2515185 Y2 JP2515185 Y2 JP 2515185Y2 JP 1990006514 U JP1990006514 U JP 1990006514U JP 651490 U JP651490 U JP 651490U JP 2515185 Y2 JP2515185 Y2 JP 2515185Y2
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JP
Japan
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fabric
line
suture line
stitching
sewn
Prior art date
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JP1990006514U
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English (en)
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JPH0396954U (ja
Inventor
治 大西
晶秀 田中
徹 尾崎
昭一 管野
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用エアーバッグに関するものであ
る。
(従来の技術) 自動車用エアーバッグは、樹脂でコーティングされ所
望の形状に裁断された2枚以上の布帛を縫合し、次いで
縫い目に目止め処理をするか、または樹脂コーティング
のされてない未処理布帛を所望の形状に裁断し、縫合
し、しかるのち樹脂コーティングおよび目止め処理を同
時に行うかして製造されている。第6図は、上記エアー
バッグの一例を示し、この例では左右の側面を形成する
2枚の台形布1、1および上面から下面にまたがってU
字形に湾曲する帯状布2の3枚の布帛によって形成され
ている。
そして、従来は、上記の台形布1および帯状布2のよ
うな2枚の布帛1、2を、第4図に示すように表同士が
接するように重ね、その縫い代部分1a、2aを縫合して1
本または2本の縫い目3を形成し、しかるのち上記2枚
の布帛1、2を開いてその表を外側に出していた。
また、第5図に示すように、2枚の布帛1、2を表同
士が接するように重ね、端縁1b、2bから縫い代分だけ離
れた位置で縫合して第1縫い目4を形成し、しかるのち
上側の布帛2を上記の第1縫い目4に沿って折り曲げ、
更に2枚の布帛1、2を上側の布帛2の折り曲げ縁部
(縫い代部分)2aと共に縫合して1本または2本の第2
縫い目5、5を形成することが知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、第4図の縫合部分は、2枚の布帛1、
2の縫い代部分1a、2aのみを重ねて縫合しているので、
使用する布帛および使用状況によっては縫製部の織り組
織がずれる可能性があった。
また、第5図の縫合部分は、2枚の布帛1、2の一方
を折り曲げているが、他方を折り曲げずに縫合している
ので、使用する布帛および使用状況によっては、この他
方の布帛の織り組織がずれる可能性があった。
この考案は、縫合部分の強度が高く、縫合位置の寸法
精度を確保することができ、縫合部分にしわが寄り難
く、かつ縫製に際して折り曲げ部分のくせ付けが不要な
自動車用エアーバッグを提供するものである。
(課題を解決するための手段) この考案の自動車用エアーバッグは、2枚の布帛1、
2の縫合部が、その一方の布帛1の端部11を裏面側に折
り曲げその折り目12に沿って縫合した第1縫合線31と、
この一方の布帛1上に他方の布帛2を裏表に、かつ一方
の布帛1の上記折り目12に他方の布帛2の端縁21を合わ
せて重ね、上記2枚の布帛1、2を一方の布帛1の折り
曲げ端部11と共にこの折り曲げ端部11の端縁13に沿って
縫合した第2縫合線32と、この第2縫合線32を覆うよう
に上記他方の布帛2を第2縫合線32に沿って折り曲げ、
さらに上記一方の布帛1および他方の布帛2を各折り曲
げ端部11、22と共に上記の第1縫合線31および第2縫合
線32の中間で縫合した第3縫合線33とを備えていること
を特徴とする。
なお、上記の第1縫合線、第2縫合線および第3縫合
線は、本縫いまたは環縫いによって形成される。
(作用) 第1縫合線31によって一方の布帛1の定寸折り曲げく
せ付けが行われ、第2縫合線32によって他方の布帛2の
折り目23が位置決めされ、これらによって布帛1、2の
縫合端に折り目12、23が形成されて、上記の縫合端にほ
つれ易い端縁13、21が出ることが防止され、上記の第1
縫合線31および第2縫合線の形成により第3縫合線33が
位置決めされ、この第3縫合線によって2枚の布帛が接
合され、エアーバッグが形成される。そして、このエア
ーバッグが発生ガスにより膨張したときは、第3縫合線
33の縫い糸を折り目12、23に寄せる方向に張力が作用す
る。
(実施例) 前記第6図のエアーバッグにおける台形布1および帯
状布2を第1図の形状に縫合した。先ず、第2図に示す
ように、台形布1の端部11を裏面側に折り曲げ、その折
り目12に沿って本縫いし、第1縫合線31を形成する。次
いで、第3図に示すように、この台形布1の上面に帯状
布2を、その表面を下にして、かつ上記台形布1の折り
目12に帯状布2の端縁21を合わせて重ね、この2枚の布
帛1、2を台形布1の折り目12および端縁13間の折り曲
げ端部11と共に、この折り曲げ端部11の端縁13に沿って
本縫いして第2縫合線32を形成する。そして、この第2
縫合線32を覆うように上記の帯状布2を第2縫合線32に
沿って折り曲げ(第1図参照)、しかるのち台形布1お
よび帯状布2を各折り曲げ縁部11、22と共に上記の第1
縫合線31および第2縫合線32の中間で本縫いして2列の
第3縫合線33、33を形成する。
上記の構造のエアーバックをナイロンフィラメント糸
製の布帛で製造した。すなわち、840デニールのナイロ
ンフィラメント糸をたて糸およびよこ糸に使用し、たて
糸密度32本/インチ、よこ糸密度32本/インチの平織物
を製織し、この平織物から上記の台形布1および帯状布
2を裁断し、1260デニールのナイロンミシン糸を使用し
て本縫いし、上記の第1縫合線31、第2縫合線32および
2列の第3縫合線33、33をそれぞれ3mmの縫い目ピッチ
で形成した。得られた縫合部の引張破断荷重は、縫製さ
れる状態にもよるが、ほぼ54kg/cmであり、第4図の比
較例の29kg/cmに比べて約1.9倍、また第5図の比較例の
42kg/cmに比べて約1.3倍であった。
(考案の効果) この考案のエアーバッグは、その縫合部において、2
枚の布帛の端部が双方共折り曲げられて重ねられ、一方
の布帛の折り目線に沿って第1縫合線が、また他方の布
帛の折り目線に沿って第2縫合線がそれぞれ形成され、
上記2枚の布帛が上記の第1縫合線および第2縫合線の
中間の第3縫合線で縫合されているので、縫合部分の強
度が向上してエアーバッグの膨張時の耐圧強度が向上
し、また縫合位置の寸法精度を確保することができ、ま
た湾曲部に沿った縫合部分にしわが寄り難く、かつ縫製
に際して折り曲げ部分のくせ付けが不要になる等の効果
を奏し、この考案のエアーバッグを自動車に取付けたと
き乗員の安全に対する信頼性が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例の断面図、第2図および第
3図は縫合順序を説明する断面図、第4図および第5図
は従来の縫合部分の断面図、第6図はエアーバッグの斜
視図である。 1:一方の布帛、2:他方の布帛、11:端部、12:折り目、1
3:端縁、21:端縁、22:端部、23:折り目、31:第1縫合
線、32:第2縫合線、33:第3縫合線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 尾崎 徹 愛知県西加茂郡三好町大字打越字生賀山 3番地 東洋ゴム工業株式会社自動車部 品技術センター内 (72)考案者 管野 昭一 福島県福島市宮代字堂前28番地 福島ゴ ム株式会社内 (56)参考文献 特公 昭51−31659(JP,B2) 実公 昭46−16442(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の布帛を縫合してなる自動車用エア
    ーバッグにおいて、2枚の布帛の縫合部が、その一方の
    布帛の端部を裏面側に折り曲げその折り目に沿って縫合
    した第1縫合線と、この一方の布帛上に他方の布帛を裏
    表に、かつ一方の布帛の上記折り目に他方の布帛の端縁
    を合わせて重ね、上記2枚の布帛を一方の布帛の折り曲
    げ端部と共にこの折り曲げ端部の端縁に沿って縫合した
    第2縫合線と、この第2縫合線を覆うように上記他方の
    布帛を第2縫合線に沿って折り曲げ、さらに上記一方の
    布帛および他方の布帛を各折り曲げ端部と共に上記の第
    1縫合線および第2縫合線の中間で縫合した第3縫合線
    とを備えていることを特徴とする自動車用エアーバッ
    グ。
JP1990006514U 1990-01-26 1990-01-26 自動車用エアーバック Expired - Lifetime JP2515185Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP6472425B2 (ja) 2016-11-14 2019-02-20 本田技研工業株式会社 エアバッグの縫製構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5131659A (en) * 1974-09-10 1976-03-17 Kobe Steel Ltd Taiban no tenshonfukasochi

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