JP2514124B2 - 香料を配合したパ―ソナルケア用品の製造方法 - Google Patents

香料を配合したパ―ソナルケア用品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーソナルケア用品に香
料を導入する方法に関する。より詳細には、本発明は、
パーソナルケア用品に香料を導入するための媒体として
組織化されたエマルジョン(structured e
mulsion)を使用することに関するが、かかる使
用によって高い香気特性を有する製品が得られる。本発
明は、また、香料を含有する組織化されたエマルジョ
ン、並びにかかる組織化エマルジョンを含んでなるパー
ソナルケア用品にも関する。
【0002】
【従来の技術】消費者用製品、特に、家庭用洗剤、洗濯
用品、並びに個人用の清浄剤及び化粧品などの製品に香
料を添加することは既に慣用化している。香料を製品の
他の成分と単に添加混合するだけで均一な製品を得るの
が一般的であるが、場合によっては、製品中への香料の
分散を容易にするために乳化剤もしくは補助溶剤などの
可溶化剤を使用することによって方法の便宜を図ること
もある。一般には、香料は製品の機能的性質には寄与せ
ず、貯蔵時並びに使用時に心地好い香りを製品に与える
ことによってその美的魅力を高める役目を担っている。
さらに、香料は製品の下地(皮膚及び髪など)にも心地
好い香りを与え得る。
【0003】香料を製品に加える場合、香料の効能が製
品の性質によって様々な影響を受けることもある。例え
ば、製品に含まれる成分が香料に化学的に作用すること
もあれば、製品に含まれる成分との相互作用によって香
料の効能が妨げられて包装時並びに使用時における香料
の知覚作用が影響を受けることもあり、香料の寿命が影
響を受けることもある。これらの問題に対処するための
様々な方法が知られている。製品中における香料の効能
を最適化するための一つの手段として、特定の製品中に
おいて良好に挙動することが知られている成分を選択す
ることによって香料を経験的に作成する方法がある。し
かしながら、この方法では、好適な香料を設計する上で
の創造性を著しく制限する場合があり、製品が十分に香
気を放つようにするには費用が増大することもあり得
る。もう一つの手段においては、香料と製品成分との間
の有害な相互作用を抑止もしくは防止するため、或いは
所望通りの放出性を与えるために(即ち、放出特性を調
節するために)、封入(encapsulation)
の技術を用いることができる。かかる封入技術もしくは
配送制御技術のよく知られた例としては、欧州特許第3
03461号(Unilever)、米国特許第3,5
16,941(Minnesota Mining &
Manufacturing Corp.)、欧州特
許第332175号(ライオン株式会社)、米国特許第
4,842,761号(IFF Inc.)、欧州特許
第332175号(Union Camp Cor
p.)、英国特許第2,141,730号(Colga
te−Palmolive Co.)、欧州特許第33
2259号及び同第332260号(共にProcte
r and Gamble Inc.)が挙げられる。
これらの方法で製品に芳香性をもたせようとすると、か
なりの間接費用を要することになる場合が多い。
【0004】スキンクリームエマルジョンを安定化する
のに液晶相が役立つことが知られており、かかる相は皮
膚の保湿に有効であると記載されている(G Dahm
s著、Cosmetics and Toiletri
es第101巻11号(1986)113−115
頁)。同様に、液晶相を用いて小胞(vesicle)
を形成させることもでき、「リポソーム」として知られ
ているかかる小胞の調製と用途に関して記述した文献は
最近非常に多い。かかるリポソームの調製に従前使用さ
れてきた材料は主にリン脂質(例えばレシチン)のよう
な生物系乳化剤であるが、かかる生物系乳化剤は様々な
パーソナルケア用品に活用されるようになってきてお
り、例えば欧州特許第120722号(Parfums
Christian Dior)、米国特許第4,5
08,703号(Parfums Christian
Dior)、米国特許第3,957,971号(Le
verBros.Co.))などに記載されているよう
に、皮膚の保湿剤としての余剰効果があるともいわれて
いる。さらに、ある種の非イオン性乳化剤もリポソーム
の作成に使用されており、同様の効果をもつといわれて
いる。米国特許第4,217,344号(L´Orea
l)、米国特許第4,670,185号(ライオン株式
会社)参照。国際公開WO88/06883(Mico
r Vesicular Systems)には、低次
ラメラ小胞(paucilamellarvesicl
e)が医薬分野に数多くの用途を有することが示唆され
ている。ある種の非イオン性乳化剤とステロールを用い
て多重ラメラ(multilamellar)脂質小胞
を調製する方法が国際公開WO88/06883に記載
されている。かかる小胞中に疎水性成分と両親媒性成分
とを封入する同様の方法が、国際公開WO88/068
81(Micor−pak Inc.)に記載されてい
る。欧州特許第347306号には、高濃度の香料を含
む組成物が記載されており、連続水性相によって取り囲
まれた非イオン性乳化剤(ポリグリセロール誘導体系)
の独立気泡と香料の液滴とを含むように見えると記載さ
れている。英国特許第1,439,244号には、両性
界面活性剤を含有する水性相を有機液体と混合すること
によって調製した液晶組成物が記載されている。この液
体は、香料を含んでいてもよいが、水性相と組合わせた
ときに所要の液晶構造を形成し得るものでなければなら
ない。しかし、この有機液体は液晶によって取り囲まれ
ておらず、従って保護されてもいないようにみえる。こ
の組成物は、皮膚や毛髪などに直接塗布した場合、該有
機液体の皮膚や毛髪などの下地に対する親和性(sub
stantivity)を高めると記載されている。下
地親和性を最大限に高めるために、好ましくは、この組
成物の水性相は両性界面活性剤の等電点付近までpHを
酸性化させる。また、この液晶組成物は、ほとんどの陰
イオン性界面活性剤と組合わせるとその下地親和性を失
ってしまう。
【0005】一方、欧州特許第217105号には、皮
膚に塗布するためのラメラ型の単一相液晶組成物が記載
されているが、これはHLBが10以上の親水性非イオ
ン性界面活性剤、水溶性基質、油状基質、及び比較的少
量(好ましくは30%未満)の水を含んでなる。この組
成物は皮膚から水で容易に洗い流すことができる利点を
有すると記載されているが、これは下地親和性と正反対
の性質である。
【0006】また、欧州特許第316728号及び欧州
特許第368146号には、陰イオン性及び非イオン性
界面活性剤、補助溶剤、香料、及び水を含んでなる透明
な微小エマルジョン清浄組成物が記載されている。この
製品は油状及びグリース状の汚れを落とすためのもので
ある。
【0007】しかしながら、パーソナルケア用品に香料
を導入するのに小胞もしくはリポソーム、或いは同様の
構造体を使用して、該製品中に存在する他の成分との相
互作用から香料を保護してその効能を高めることに関し
ては、上記のどの引用文献にも示唆されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、パー
ソナルケア用品に香料を加えて、そのパーソナルケア用
品中における香料の効能を高め、かつ他の基剤から香料
を分離するための簡単で経済的な方法を提供することで
ある。かかる方法は、製品基剤中における安定性を改良
し、感覚に対する刺激を改良する可能性をもたらすもの
と思われ、しかも目的とする下地に対する香料の配送量
を高め得る。従って、皮膚、毛髪、歯などの下地に対す
る香料の配送の効率を最大限に高めることも本発明の目
的の一つである。これによって、いわゆる「下地親和性
(substantivity)」もしくは「保持力
(retentivity)」と呼ばれる効果が高ま
る。同様に、製品の使用周期の様々な段階における香料
の配送量を制御する方法を提供することも本発明の目的
の一つである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、パーソナルケ
ア用品に香料を導入する方法にして、香料を先ず1種類
以上の非イオン性乳化剤及び水性相と混合して、分散香
料を取り囲んだ液晶構造体を含有する組織化エマルジョ
ンを形成し、しかる後に該組織化エマルジョンをパーソ
ナルケア用品基剤中に分散させて、香料の効能の向上し
たパーソナルケア用品を得ることを特徴とする方法を供
する。本発明は、また、この方法によって得られるパー
ソナルケア用品、並びにこの方法で使用する香料含有組
織化エマルジョンをも供する。
【0010】本発明において、上記組織化エマルジョン
は以下の通り調製する。即ち、香料、非イオン性乳化剤
もしくは非イオン性乳化剤をベースとする乳化剤混合
物、及び任意成分として他の添加物を含む非水性相を作
成し、これを非水性相が均一な液体となるような温度で
混合し、別個に、水或いは水溶性及び/又は水分散性物
質を含有する水性混合物からなる水性相を作成して、こ
れらの2つの相を剪断条件下で混合することによって、
調製する。
【0011】本発明の組織化エマルジョンは、合計1〜
30重量%の1種以上の非イオン性乳化剤と20〜98
重量%の水又は水溶性及び/又は水分散性の物質を含有
する水性混合物(本明細書では、これらを総称して「水
性相」と呼ぶ)とから基本的になる組織化された系の中
に、1〜50重量%の香料を含む。かかる水溶性又は水
分散性の物質を本明細書中では親水性添加物と呼ぶが、
これは水性相の水性相の30重量%以下を占める。この
不透明組織化エマルジョン系は、香料の液滴を取り囲ん
だ液晶構造層を含有することを特徴とする。この具体例
は図1(この図に関しては後述する)に描かれている。
液晶系の存在は、直交する偏光フィルターの間に試料を
のせた偏光顕微鏡を用いて例証することができる。図2
はかかる系の典型例を従来の「マルテーゼ断面(Mal
teseCross)」像として示したものである
(F.B.Rosevear著,J.Am.Oil C
hemists Soc.(1954)31巻,628
−639頁参照)。
【0012】すべての非イオン性乳化剤が、本発明の方
法で用いる条件の下で、かかる組織化された系を形成す
るわけではない。液晶の形成を促進するために、非イオ
ン性乳化剤の重量の50重量%以下の組織化助剤及び/
又は100重量%以下のステロール(例えば、コレステ
ロール)を加えるのが有利もしくは必要な場合もある。
組織化助剤としては、非イオン性以外の界面活性剤、例
えば、セチルトリメチルアンモニウムブロミド(CTA
B)もしくはクロリド(CTAC)、ラウリル硫酸ナト
リウム(SLS)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウムなどが挙げられる。組織化助剤の量は、非イオン性
乳化剤に対して20重量%以下であるのが好ましく、1
0重量%以下であるのがより好ましい。
【0013】任意には、別の疎水性添加物を香料と混合
して、非水性相中に合計で0〜30重量%(非水性相の
重量に基づく)存在するようにしてもよい。本発明の目
的のためには、香料全体又は香料と疎水性添加物の混合
物が疎水性でなければならず、さもないと上記の如きエ
マルジョンは形成しない。本明細書中で用いる「疎水
性」という表現は、エタノール、アセトン又は炭化水素
溶剤のような1種以上の有機溶剤中に溶解し、水中では
認め得るほどの溶解度を示さない物質を意味する。かか
る疎水性物質の例としては、香料の他に、柔軟剤、油溶
性高分子、日焼け防止剤、しわ防止剤、染料、着色料、
収斂剤、湿潤剤、保存料、酸化防止剤、並びにコンディ
ショナーなどが挙げられる。非イオン性乳化剤は組織化
エマルジョン中に好ましくは4〜25重量%、より好ま
しくは10〜20重量%存在し、香料(もしくは香料と
疎水性添加物の混合物)は好ましくは10〜50重量
%、より好ましくは10〜40重量%、特に好ましくは
20〜40重量%存在し、また、水性相は好ましくは2
5〜86重量%、より好ましくは35重量%以上存在す
る。乳化剤合計量の香料に対する重量比が1:3から
3:1の範囲内にあり、非水性相の水性相に対する重量
比が1:2から4:3の範囲内、好ましくは1:2から
1:1の範囲内にあるのが好ましい。疎水性添加物と親
水性添加物は、合計して、組織化エマルジョンの30重
量%以下であればよいが、20重量%を超えないのが好
ましい。
【0014】液晶を形成する主たる乳化剤として本発明
で使用する非イオン性乳化剤は、HLB(hydrop
hilic−lipophilic balance)
が10未満で、以下のi〜vから選択される。
【0015】i−a)下記の式のポリエトキシル化脂肪
アルコール:
【0016】
【化21】 CH3−(CH2)x−(CH=CH)y−(CH2)z−(O-CH2-CH2)w−OH
【0017】式中、wは0〜20、好ましくは0〜6、
より好ましくは0〜2又は2〜4であり、yは0又は1
であり、x+z+2y=11〜23、好ましくは11〜
17である。
【0018】i−b)下記の式の、分枝を有するポリエ
トキシル化脂肪アルコール:
【0019】
【化22】 R−(O-CH2-CH2)w−OH
【0020】式中、Rは炭素原子数12〜18の分枝ア
ルキル基であり、wは上記定義の通りである。
【0021】ii)グリセロールモノ脂肪酸エステル、
特にモノステアリン酸、モノラウリン酸、モノオレイン
酸もしくはモノパルミチン酸グリセロール。
【0022】iii)ポリエチレングリコールの脂肪酸
エステル、特に下記の式のもの:
【0023】
【化23】 R1−(O-CH2-CH2)w−OH 又は
【0024】
【化24】 R1−(O-CH2-CH2)w−O−R1
【0025】式中、R1はステアロイル、ラウロイル、
オレオイル又はパルミトイル残基であり、wは2〜2
0、好ましくは2〜8である。
【0026】iv)ソルビタン脂肪酸エステル、特に下
記の式のモノエステル及びトリエステル:
【0027】
【化25】
【0028】式中、R1は水素又は
【化26】 であり、R2は
【化27】 であり、wは10〜16であり、好ましくはwは16で
ある。
【0029】v)ポリエトキシル化ソルビタン脂肪酸エ
ステル、特に下記の式のもの:
【0030】
【化28】
【0031】式中、R1は水素又は
【化29】であり、R2は
【化30】であり、uは10〜16であり、(w+x+
y+z)は2〜20である。好ましくはuは16で(w
+x+y+z)は2〜4である。
【0032】特に好ましい乳化剤は、上記iに示す脂肪
アルコール(w=0)、 上記iiiに示すポリエチレ
ングリコールの脂肪酸ジエステル、及び上記ivとvに
示す乳化剤である。
【0033】場合によっては、上記に挙げる乳化剤の中
から最も好ましいものを経験的に選択したり、或いはこ
れらの乳化剤の混合物を使用しなければならないことも
ある。また、上述の組織化助剤を使用すると液晶構造を
得るのに役立つ場合も多い。かかる組織化助剤が液晶の
形成及び/又は安定化を促進する能力を有することは公
知である。選択した乳化剤と組織化助剤が最終製品の官
能特性を妨害しないこと、即ち、これらが採取製品に不
快な臭気を与えないことが重要である。多くの場合、非
イオン性以外の界面活性剤が好ましい組織化助剤であ
る。
【0034】本明細書中で用いる「香料」という用語
は、包装時及び/又は使用時にパーソナルケア用品に、
及び/又は使用後に皮膚又は毛髪に、所望の香りもしく
は芳香を与えるために使用される1種類もしくは混合物
としての香料成分を意味するが、これらは場合によって
は、適当な溶剤、希釈剤又はキャリアーと混合したもの
であってもよい。本発明の目的のためには、「皮膚」と
いう用語は口腔をも包含して意味する。
【0035】かかる香料の調製に使用することのできる
香料成分及びその混合物は、精油(essential
oil)、絶対精油(absolute)、樹脂性物
質、樹脂類、花香油(concrete)などの天然産
物であっても、飽和及び不飽和化合物、脂肪族、炭素環
式、複素環式化合物を含めた意味での、炭化水素、アル
コール類、アルデヒド類、ケトン類、エーテル類、酸、
ニステル類、アセタール類、ケタール類、ニトリル類な
どの合成香料成分であってもよい。かかる香料成分の具
体例としては、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、リナロー
ル、酢酸リナリル、テトラヒドロリナロール、シトロネ
ロール、酢酸シトロネリル、ジヒドロミルセノール、酢
酸ジヒドロミルセニル、テトラヒドロミルセノール、テ
ルピネオール、酢酸テルピニル、ノポール、酢酸ノピ
ル、2−フェニルエタノール、酢酸2−フェニルエチ
ル、ベンジルアルコール、酢酸ベンジル、サリチル酸ベ
ンジル、安息香酸ベンジル、酢酸スチラリル、サリチル
酸アミル、ジメチルベンジルカルビノール、酢酸トリク
ロロメチルフェニルカルビニル、酢酸p−tert−ブ
チルシクロヘキシル、酢酸イソノニル、酢酸ベチベリ
ル、ベチベロール、α−n−アミルシンナムアルデヒ
ド、α−ヘキシルシンナムアルデヒド、2−メチル−3
−(p−tert−ブチルフェニル)プロパナール、2
−メチル−3−(p−イソプロピルフェニル)プロパナ
ール、3−(p−tert−ブチルフェニル)プロパナ
ール、酢酸トリシクロデセニル、プロピオン酸トリシク
ロデセニル、4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチ
ル)−3−シクロヘキセンカルボアルデヒド、4−(4
−メチル−3−ペンテニル)−3−シクロヘキセンカル
ボアルデヒド、4−アセトキシ−3−ペンチルテトラヒ
ドロピラン、ジヒドロジャスモン酸メチル、2−n−ヘ
プチルシクロペンタノン、3−メチル−2−ペンチル−
シクロペンタノン、n−デカナール、n−ドデカナー
ル、9−デセノール−1、イソ酪酸フェノキシエチル、
フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、フェニ
ルアセトアルデヒドジエチルアセタール、ゲラノニトリ
ル、シトロネロニトリル、酢酸セドリル、3−イソカン
フィルシクロヘキサノール、セドリルメチルエーテル、
イソロンギフォラノン、オーベピンニトリル、オーベピ
ン、ヘリオトロピン、クマリン、オイゲノール、バニリ
ン、ジフェニルオキシド、ヒドロキシシトロネラール、
イオノン、メチルイオノン、イソメチルイオノン、イロ
ン、cis−3−ヘキセノールとそのエステル、インダ
ン系ムスク香料、テトラリン系ムスク香料、イソクロマ
ン系ムスク香料、大環状ケトン、マクロラクトン系ムス
ク香料、エチレンブラシレート、芳香族ニトロ系ムスク
香料が挙げられる。香料に対する、上述の適当な溶剤、
希釈剤又はキャリアーの具体例としては、エタノール、
イソプロパノール、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジプロピレングリコール、フタル酸ジエチル、
クエン酸トリエチルなどが挙げられる。
【0036】上記の成分に加えて、香料を加えるべき製
品の種類によっては、水性相の重量の0〜30重量%に
相当する量の親水性添加物が組織化エマルジョン中に存
在していてもよい。かかる物質の例としては、研磨剤、
着色料、染料、保存料、漂白剤、増白剤、増粘剤、柔軟
剤、コンディショナー、水溶性高分子、水分散性高分
子、清澄剤、真珠光沢付与剤、塩類、医薬品、構造剤、
安定剤、水溶性香料、有機溶剤などがある。
【0037】本明細書中で記載されている組織化エマル
ジョンは、選択する乳化剤と乳化すべき香料に応じて、
様々な条件下で生成させることができる。一般に、製造
方法は、非水性相と水性相別個に作成し、剪断条件下
でこれら2つの相を混合して最終エマルジョンを形成さ
せ、かつ(必要に応じて)混合を続けながら該混合物を
室温に導くことからなる。多くの場合、混合過程は迅速
に進行するが、粘性の高い製品(即ち、乳化剤含有量の
高いもの又は香料が粘稠なもの)については、均一なエ
マルジョンを生成させるために長時間もしくはゆっくり
と混合しなければならないこともある。香料(又は香料
/疎水性添加剤混合物)、乳化剤(混合物)、及び任意
成分の組織化助剤からなる非水性相は、均一な液体を生
ずるような温度で混合するが、ここでいう「均一」とは
該非水性相中に固体離散粒子も液滴も存在しない状態で
あると定義される。任意には30重量%以下の親水性添
加剤を含む水性相は、好ましくは、二相を混合する前に
非水性相と実質的に同じ温度にする。ここで、「実質的
に同じ温度」とは、かかる温度の二相を混合して完全な
エマルジョンとした時に、そのエマルジョンの温度が非
水性相をして均一な液体を生じせしめ得るような温度と
なることを意味する。従って、乳化剤もしくは乳化剤混
合物が室温で液体であるものについては、低温加工が可
能である。多くの場合、二相を混合する順序はさほど重
要ではない。ただし、通常は、非水性相を水性相に添加
する。また、混合に用いる剪断速度はエマルジョンの最
終的な液滴の大きさにある程度の影響を与えるが、多く
の場合、実際に用いる剪断速度はエマルジョンの形成に
ついてはさほど重要ではない。ただし、比較的粘性の高
いエマルジョンに余りに高い剪断速度を使用するとエマ
ルジョン系が不安定化することもあり得る。従って、本
発明のエマルジョンは好適には毎秒10〜1400の範
囲内の剪断速度を与えるミキサーを用いて低剪断条件下
で調製する。好ましい剪断速度は毎秒15〜500の範
囲内であるが、かかる値はマイクロフルイダイザー(M
icrofluidiser、マイクロフルイディクス
社(Microfluidics Corp.)の登録
商標)のような高剪断ミキサー/ホモジナイザーによっ
て与えられる剪断速度よりもかなり低い。混合容器内に
おける剪断速度と流体の挙動に関する詳細は、Perr
y´s ChemicalEngineer´s Ha
ndbook第6版(D.Green編、McGraw
−Hill社(1984))に記載されている。このよ
うに、高剪断速度ミキサーも低剪断速度ミキサーも使用
することができるが、低剪断速度ミキサーの方が一般に
は好ましく(研究室用の磁気撹拌子であってもよい)、
従って、複雑で高価な装置を用いる必要はなく、コスト
の低減にもなる。後述の実施例においては、液滴の直径
は典型的には0.2〜50ミクロンの範囲内にあり、そ
の大多数(重量に基づく)は1ミクロンを超える大きさ
であった。得られたエマルジョンは不透明であった。
【0038】最終的なパーソナルケア用品を得るための
パーソナルケア用品基剤への組織化エマルジョンの添加
は、様々な方法で実施することができる。製造の最終段
階でエマルジョンを加えるのが好ましいが、中間段階で
エマルジョンを導入できる場合もある。中間段階で組織
化エマルジョンを非イオン性乳化剤用の高濃度溶剤(例
えばアルコール)と混合する場合、若干もしくはすべて
の構造が失われる可能性がある。かなりの構造が失われ
るような場合には組織化エマルジョンの効果が低減もし
くは消失するので、エマルジョンは最終段階で添加しな
ければならない。
【0039】また、エマルジョンは室温又は室温付近の
温度でパーソナルケア用品基剤に加えるのが好ましい。
より高い温度とすることもできるが、通常は必要なく、
香料(もしくは特定の香料成分)が蒸発によって失われ
る恐れがある。一般には、乳化剤が製品中に均一に分散
するまで混合を継続する(通常5〜30分間、ただし、
作業規模並びにそのエマルジョン/製品用基剤に依存す
る)。固体製品の場合、製品にエマルジョンを完全に均
質に分散されることは不可能であるが、これによって香
料の効能が悪影響を受けることはない。混合は好ましく
は低剪断条件下で行う。
【0040】本発明において、パーソナルケア用品と
は、個人の化粧のために用いられる製品をいい、毛髪の
コンディショニング、皮膚の保湿、並びに歯の清浄化な
どの用途に用いられるものが含まれる。かかる製品の具
体例としては、練り歯磨、ヘアーコンディショナー、毛
髪用ジェル、コールドウェイブローション、スキンクリ
ーム、ボディーローション、ハンドローション、ボディ
ーデオドラント、口内洗浄剤などが挙げられる。これら
の製品は界面活性剤を少量、典型的には0から4重量%
の間、通常2.5重量%未満(ただし、香料含有組織化
エマルジョンと共に加わる界面活性剤は除く)しか含ま
ないことを特徴とする。さらに、本発明のパーソナルケ
ア用品は、一般には、0.15〜99.9重量%の水、
0.05〜30重量%の香料、好ましくは5重量%未
満、及び比較的大きな重量分率(75重量%以下)の他
の作用成分を含んでなる。かかる作用成分は、研磨剤、
保存料、着色料、染料、漂白剤、増白剤、増粘剤、柔軟
剤、コンディショナー、清澄剤、真珠光沢付与剤、塩
類、医薬品、構造剤、安定剤、溶剤並びに補助溶剤など
である。パーソナルケア用品中の香料以外の成分をまと
めて本明細書中では「パーソナルケア用品基剤」と呼
ぶ。本発明の方法に従って組織化エマルジョンとしてパ
ーソナルケア用品基剤に加える香料の他にも、パーソナ
ルケア用品は従前の方法で加えた香料を若干含んでいて
もよい。
【0041】本発明のパーソナルケア用品の正確な組成
は製品の種類によっておのずと異なるが、幾つかの製品
についてのおおよそ組成を以下に示す。
【0042】即ち、ヘアーコンディショナーは一般には
0.5〜10重量%の脂肪様物質/光沢剤(鉱油、シリ
コーン、セトステアリルアルコールなど)、0.5〜3
重量%の乳化剤(ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、エ
トキシル化アルコールなど)、0〜2重量%の陽イオン
性コンディショニング剤(第四アンモニウム塩など)、
0〜5重量%のポリオール類(プロピレングリコールな
ど)、0〜0.15重量%の添加剤(酸化防止剤、保存
料、染料など)、0.05〜1重量%の香料、78.5
〜98重量%の水を含んでなる。
【0043】コールドウェーブローションは一般には5
〜15重量%のチオグリコール酸アンモニウム、0.2
〜0.6重量%の水酸化アンモニウム、0〜5重量%の
重炭酸アンモニウム、0〜4重量%の乳化剤(ソルビタ
ンモノオレエートなど)、0.1〜2重量%の添加剤
(乳白剤、キレート剤、香料など)、72〜95重量%
の水を含んでなる。
【0044】練り歯磨は一般には15〜50重量%の充
填剤/研磨剤/増粘剤としての粒状物質(アルミナ、リ
ン酸二カルシウム二水和物、炭酸カルシウムなど)と1
5〜15重量%の多価湿潤剤(グリセロール、ソルビト
ールなど、ただし、粒状物質と湿潤剤の合計重量分率が
55〜75%となるようにする)、0.5〜2.5重量
%の洗浄剤(ラウリル硫酸ナトリウムなど)、0.5〜
2重量%の粘結剤(カルボキシメチルセルロース、ガム
類など)、0〜1.5重量%の薬効成分(モノフルオロ
リン酸ナトリウム、抗歯肉炎剤など)、1〜3重量%の
添加剤(甘味料、香料、着色料、保存料など)、26〜
43重量%の水を含んでなる。
【0045】スキンクリームは一般には4〜15重量%
の乳化剤(アルキルリン酸エステル、脂肪アルコール、
トリエタノールアミン系セッケン、脂肪酸モノグリセリ
ドなど)、10〜65重量%の柔軟/潤滑用オイル、液
体パラフィン脂肪様物質(アーモンド油、ホホバ油、ラ
ノリン、スクワラン、ミリスチン酸イソプロピル、石油
ゼリーなど)、0〜10重量%の湿潤剤(特に、グリセ
ロールその他の多価アルコール)、0〜1重量%の添加
剤(安定剤、保存料、香料など)、20〜86重量%の
水を含んでなる。
【0046】制汗エマルジョンは一般には5〜20重量
%の制汗成分(アルミニウムジルコニウムテトラクロル
ハイドレックスグリセリン(aluminum zir
coniumtetrachlorhydrex gl
y))、0〜20重量%の潤滑剤(鉱油、 シリコーン
など)、0〜20重量%のアルコール及びポリオール、
0〜10重量%の乳化剤(エトキシル化脂肪アルコール
など)、0.5〜3重量%の添加剤(香料、保存料、増
粘剤など)、20〜94.5重量%の水を含んでなる。
【0047】
【作用】パーソナルケア用品基剤中に分散させた組織化
エマルジョンは光学顕微鏡によって見ることができ、離
散した多層小胞中にかなりの割合の香料が含まれている
のが分かる。一般に、この割合は存在する香料の全量の
10重量%以上、好ましくは35重量%以上を占める。
小胞は好ましくは0.5ミクロン以上の大きさである。
図1は、実施例10の組織化エマルジョンの透過光学顕
微鏡写真である。図2は、図1と同一の領域の直交偏光
顕微鏡像である。図3は、実施例18の練り歯磨中に分
散させた実施例3の組織化エマルジョンの透過光学顕微
鏡写真であり、香料の液滴が存在していることが分か
る。かかる液滴は、組織化エマルジョンを用いずに香料
を直接加えた同一の練り歯磨においては観察されない。
【0048】
【実施例】I.組織化エマルジョン実施例1−17 本発明の方法で製造したエマルジョンの例を表2に示
す。これらは以下の方法で製造した。
【0049】i) 下記の成分を混合することによって
非水性相Pを作成した。この際、相Pの温度は均一な液
体を得ることのできるような十分高い温度に維持した: A:1種以上の非イオン性乳化剤; B:下記の表1にその配合を示す香料A、B、C、D、
Eのいずれか; C:任意成分としての組織化助剤。
【0050】ii)水及び任意成分として1種以上の疎
水性添加剤からなる水性相Qを作成し、相Pと実質的に
同じ温度とした。
【0051】iii) 相Pと相Qを混合し、混合を続
けながら室温にした。
【0052】下記の表1に配合を示す香料A、B、C、
D、Eのいずれかを用いて、表2に示す組織化エマルジ
ョンを得た。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
【0057】II.パーソナルケア用品 上記の実施例で製造した組織化エマルジョン系を、温和
な混合条件下で(室温、低剪断)、パーソナルケア用品
基剤に添加することによって、下記の製品を製造した。
【0058】実施例18 練り歯磨
【0059】
【表5】
【0060】相Bを相Aと、高剪断条件下で30分間、
十分に混合した。温度を40℃に維持しながら、この混
合物に相Cを減圧下で加えた。最後に、相Dを低剪断条
件下で15分間添加混合した。
【0061】この試験練り歯磨(T1)を対照用練り歯
磨(T2)と比較して評価した。T2は、上記の手順と
同じ手順で製造したもので同じ量の香料Fを含むが、組
織化エマルジョンとしてではなく香料をそのまま加えた
ものである。比較対照のため、この2種類の練り歯磨試
料を室温のガラス製ジャーに10日間入れた。6人の調
香師/審査員からなるパネルが2分間普通に歯磨した時
の芳香感によって試料を評価した。以下の表4にその結
果を示した合計ランク分析に示す通り、T1の方が対照
試料T2よりもかなり芳香感が強いという結果を審査員
全員が与えた。
【0062】
【表6】
【0063】実施例19 ヘアコンディショナー
【0064】
【表7】
【0065】相Aを70℃に加熱し、相Bを75℃に加
熱した。次に、空気に晒されないように急速に撹拌した
状態で、相Bを相Aに加えた。室温まで冷却した後、相
Cと相Dを添加した。
【0066】実施例20 コールドウェーブローション
【0067】
【表8】
【0068】チオグリコール酸アンモニウムを水にかき
混ぜ、この混合物にアンモニアをゆっくりと注意深く加
え、続いて重炭酸アンモニウムを加えた。この混合物を
室温まで冷却した後、香料を添加した。
【0069】実施例21 スキンクリーム
【0070】
【表9】
【0071】相Aと相Bを別々に70℃に加熱した。絶
えず撹拌しながら、相Bを相Aと混合し、クリームが室
温に冷却するまで撹拌を継続した。冷却生成物に香料
(相C)を混ぜ入れた。
【0072】実施例22 スキンクリーム
【0073】
【表10】
【0074】相Aと相Bを別々に70℃に加熱した。絶
えず撹拌しながら、相Bを相Aと混合し、クリームが室
温に冷却するまで撹拌を継続した。冷却生成物に香料を
混ぜ入れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、実施例10の組織化エマルジョンの
透過光学顕微鏡写真である。
【図2】 図2は、図1と同一の領域の直交偏光顕微鏡
像である。
【図3】 図3は、実施例18の練り歯磨中に分散させ
た実施例3の組織化エマルジョンの透過光学顕微鏡写真
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/32 A61K 7/32 7/46 441 7/46 441 7/48 7/48 (72)発明者 ジェレミー・ニコラス・ネス 英国、シーティー4・7ジェイエヌ・ケ ント、カンタベリー、チャーサム、リバ ー・コート 22 (72)発明者 キース・ダグラス・ペリング 英国、ケント、アシュフォード、ボルモ ア・パーク 41 (72)発明者 ウイリアム・メルビン・スミス 英国、シーティー19・5キュージー・ケ ント、フォークストーン、ウォルトン・ マノア・クロース 10 (56)参考文献 特開 平2−76808(JP,A) 特公 平2−5135(JP,B2) 特公 昭61−56016(JP,B2)

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーソナルケア用品に香料を導入する方
    法にして、香料を先ず1種類以上の非イオン性乳化剤及
    び水性相と混合して、分散香料を取り囲んだ液晶構造体
    を含有する組織化エマルジョンを形成し、しかる後に該
    組織化エマルジョンをパーソナルケア用品基剤中に分散
    させることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、前記組織
    化エマルジョンが1〜30重量%の1種以上の非イオン
    性乳化剤、1〜50重量%の香料、及び20〜98重量
    %の水性相を含んでなることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の方法におい
    て、前記非イオン性乳化剤が下記i〜vから選択したも
    のであることを特徴とする方法: i−a)下記の式のポリエトキシル化脂肪アルコール; 【化1】 CH3−(CH2)x−(CH=CH)y−(CH2)z−(O-CH2-CH2)w−OH (式中、wは0〜20であり、yは0又は1であり、x
    +z+2y=11〜23である) i−b)下記の式の、分枝を有するポリエトキシル化脂
    肪アルコール; 【化2】 R−(O-CH2-CH2)w−OH (式中、Rは炭素原子数12〜18の分枝アルキル基で
    あり、wは0〜20である) ii)グリセロールモノ脂肪酸エステル; iii)下記の式の、ポリエチレングリコールの脂肪酸
    エステル; 【化3】 R1−(O-CH2-CH2)w−OH 又は 【化4】 R1−(O-CH2-CH2)w−O−R1 (式中、R1はステアロイル、ラウロイル、オレオイル
    又はパルミトイル残基であり、wは2〜20である) iv)下記の式のソルビタン脂肪酸モノエステル及びト
    リエステル; 【化5】 (式中、R1は水素又は 【化6】 であり、R2は 【化7】 であり、wは10〜16である);及び v)ポリエトキシル化ソルビタン脂肪酸エステル、特に
    下記の式のもの 【化8】 (式中、R1は水素又は 【化9】 であり、R2は 【化10】 であり、uは10〜16であり、(w+x+y+z)は
    2〜20である)。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記
    載の方法において、前記組織化エマルジョンが、前記非
    イオン性乳化剤の重量に基づいて、非イオン性以外の界
    面活性剤から選択される1種類以上の組織化助剤0〜5
    0重量%及び/又はステロール0〜100重量%をさら
    に含むことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記
    載の方法において、前記香料が、非水性相の重量に基づ
    いて、0〜30重量%の疎水性添加剤を含むことを特徴
    とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記
    載の方法において、前記水性相が、該水性相の重量に基
    づいて、0〜30重量%の親水性添加剤を含むことを特
    徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか1項記
    載の方法において、前記組織化エマルジョンを、 a) 前記香料、任意成分の前記疎水性添加剤、前記非
    イオン性乳化剤もしくは乳化剤混合物、及び任意成分の
    組織化助剤からなる非水性相を、該非水性相が均一な液
    体となるような温度で混合することによって、作成し、 b) 水及び任意成分の親水性添加剤からなる水性相を
    作成して、該水性相を非水性相と実質的に同じ温度と
    し、かつ c) 上記2つの相を剪断条件下で混合することによっ
    て調製することを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか1項記
    載の方法において、前記組織化エマルジョンを調製する
    ための前記2つの相を低剪断条件下で混合することを特
    徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項2乃至請求項8のいずれか1項記
    載の方法において、前記組織化エマルジョンが4〜25
    重量%の非イオン性乳化剤、10〜50重量%の香料、
    及び25〜86重量%の水性相を含んでなり、任意成分
    の組織化助剤を含めた乳化剤合計量の香料に対する重量
    比が1:3から3:1の範囲内にあり、かつ非水性相の
    水性相に対する重量比が1:2から4:3の範囲内にあ
    ることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれか1項
    記載の方法において、0〜4重量%の界面活性剤、0.
    15〜99.9重量%の水、0.05〜30重量%の香
    料、及び0〜75重量%の、研磨剤、着色料、染料、保
    存料、漂白剤、増白剤、増粘剤、柔軟剤、コンディショ
    ナー、清澄剤、日焼け防止剤、真珠光沢付与剤、塩類、
    医薬品、構造剤、安定剤、溶剤及び補助溶剤から選択さ
    れる1種以上の作用成分を含んでなる前記パーソナルケ
    ア用品を生ずるように、前記組織化エマルジョンをパー
    ソナルケア用品基剤中に加えることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の方法において、製造
    される前記パーソナルケア用品がヘアーコンディショナ
    ーであることを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の方法において、製造
    される前記パーソナルケア用品が毛髪用ジェルであるこ
    とを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の方法において、製造
    される前記パーソナルケア用品がコールドウェーブロー
    ションであることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項10記載の方法において、製造
    される前記パーソナルケア用品が練歯磨であることを特
    徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項10記載の方法において、製造
    される前記パーソナルケア用品がスキンクリームである
    ことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項10記載の方法において、製造
    される前記パーソナルケア用品がボディーローションで
    あることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項10記載の方法において、製造
    される前記パーソナルケア用品がボディーデオドラント
    であることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 香料と液晶構造体を含有する不透明組
    織化エマルジョンにして、上記液晶構造体が上記香料を
    取り囲んでいること、並びに当該組織化エマルジョンが
    1〜30重量%の1種類以上の非イオン性乳化剤、1〜
    50重量%の香料及び20〜98重量%の水性相を含ん
    でなることを特徴とする組織化エマルジョン。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の組織化エマルジョン
    にして、前記非イオン性乳化剤が下記i〜vから選択し
    たものであることを特徴とするエマルジョン: i−a)下記の式のポリエトキシル化脂肪アルコール; 【化11】 CH3−(CH2)x−(CH=CH)y−(CH2)z−(O-CH2-CH2)w−OH (式中、wは0〜20であり、yは0又は1であり、x
    +z+2y=11〜23である) i−b)下記の式の、分枝を有するポリエトキシル化脂
    肪アルコール; 【化12】 R−(O-CH2-CH2)w−OH (式中、Rは炭素原子数12〜18の分枝アルキル基で
    あり、wは0〜20である) ii)グリセロールモノ脂肪酸エステル; iii)下記の式の、ポリエチレングリコールの脂肪酸
    エステル; 【化13】又は R1−(O-CH2-CH2)w−OH 【化14】 R1−(O-CH2-CH2)w−O−R1 (式中、R1はステアロイル、ラウロイル、オレオイル
    又はパルミトイル残基であり、wは2〜20である) iv)下記の式のソルビタン脂肪酸モノエステル及びト
    リエステル; 【化15】 (式中、R1は水素又は 【化16】 であり、R2は 【化17】 であり、wは10〜16である);及び v)ポリエトキシル化ソルビタン脂肪酸エステル、特に
    下記の式のもの 【化18】 (式中、R1は水素又は 【化19】 であり、R2は 【化20】 であり、uは10〜16であり、(w+x+y+z)は
    2〜20である)。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の組織化エマルジョン
    において、前記非イオン性乳化剤が、該非イオン性乳化
    剤の重量に基づいて、非イオン性以外の界面活性剤から
    選択される1種類以上の組織化助剤0〜50重量%及び
    /又はステロール0〜100重量%をさらに含むことを
    特徴とするエマルジョン。
  21. 【請求項21】 請求項18乃至請求項20のいずれか
    1項記載の組織化エマルジョンにおいて、前記香料が、
    非水性相の重量に基づいて、0〜30重量%の疎水性添
    加剤を含むことを特徴とするニマルジョン。
  22. 【請求項22】 請求項18乃至請求項21のいずれか
    1項記載の組織化エマルジョンにおいて、前記水性相
    が、該水性相の重量に基づいて、0〜30重量%の親水
    性添加剤を含むことを特徴とするエマルジョン。
  23. 【請求項23】 請求項18乃至請求項22のいずれか
    1項記載の組織化エマルジョンにおいて、非イオン性乳
    化剤が、前記iの脂肪アルコール、前記iiiのポリエ
    チレングリコールの脂肪酸ジエステル、前記ivのソル
    ビタン脂肪酸エステル、及びvのポリエトキシル化ソル
    ビタン脂肪酸エステルから選択したものであることを特
    徴とするエマルジョン。
  24. 【請求項24】 請求項18乃至請求項23のいずれか
    1項記載の組織化エマルジョンにおいて、該エマルジョ
    ンが4〜25重量%の非イオン性乳化剤、10〜50重
    量%の香料、及び25〜86重量%の水性相を含んでな
    り、任意成分の組織化助剤を含めた乳化剤合計量の香料
    に対する重量比が1:3から3:1の範囲内にあり、か
    つ非水性相の水性相に対する重量比が1:2から4:3
    の範囲内にあることを特徴とするエマルジョン。
  25. 【請求項25】 請求項18乃至請求項24のいずれか
    1項記載の組織化エマルジョンを含んでなるパーソナル
    ケア用品にして、当該パーソナルケア用品中に界面活性
    剤が0〜4重量%及び香料が0.05〜30重量%存在
    し、0.5ミクロン以上の大きさの多層小胞中に上記香
    料の少なくとも10重量%が存在することを特徴とする
    パーソナルケア用品。
  26. 【請求項26】 請求項25記載のパーソナルケア用品
    において、さらに、0.15〜99.9重量%の水、及
    び0〜75重量%の、研磨剤、着色料、染料、保存料、
    漂白剤、増白剤、増粘剤、柔軟剤、コンディショナー、
    清澄剤、日焼け防止剤、真珠光沢付与剤、塩類、医薬
    品、構造剤、安定剤、溶剤及び補助溶剤から選択される
    1種以上の作用成分が存在することを特徴とするパーソ
    ナルケア用品。
  27. 【請求項27】 請求項18乃至請求項24のいずれか
    1項記載の組織化エマルジョンを製造する方法にして、
    当該方法は、非イオン性乳化剤及び任意成分の組織化助
    剤を含有する非水性相と水性相とを剪断条件下で混合す
    ることを含んでなり、 a) 該非水性相が、1〜30重量%(エマルジョン全
    体の重量に基づいて)の非イオン性乳化剤と1〜50重
    量%(エマルジョン全体の重量に基づいて)の香料及び
    任意成分の疎水性添加剤と任意成分の組織化助剤0〜3
    0重量%(非水性相の重量に基づいて)を該非水性相が
    均一な液体となるような温度で混合することによって作
    成したものであり、 b) 該水性相が、水及び任意成分の0〜30重量%
    (水性相の重量に基づいて)の親水性添加剤からなり、
    20〜98重量%(エマルジョン全体の重量に基づい
    て)の量で作成して上記非水性相と実質的に同じ温度と
    したものであることを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の方法において、前記
    2つの相を低剪断条件下で混合し、混合を続けながら室
    温に導くことを特徴とする方法。
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