JP2514092Y2 - 車載アンテナのマウント装置 - Google Patents

車載アンテナのマウント装置

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JP2514092Y2
JP2514092Y2 JP1990063295U JP6329590U JP2514092Y2 JP 2514092 Y2 JP2514092 Y2 JP 2514092Y2 JP 1990063295 U JP1990063295 U JP 1990063295U JP 6329590 U JP6329590 U JP 6329590U JP 2514092 Y2 JP2514092 Y2 JP 2514092Y2
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JP
Japan
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body panel
insulator
vehicle body
antenna housing
antenna
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JP1990063295U
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JPH0423311U (ja
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喜三男 下山
廣士 田島
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Yokowo Co Ltd
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Yokowo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、ラジオ放送等の受信のために自動車に装備
される車載アンテナのマウント装置に関する。
【従来の技術】
このような車載アンテナのマウント装置に関しては、
第2図に示すようにアンテナハウジングaに落止めして
外装したアース金具bとインシュレータcとの間に車体
パネルdを挟持するものが、従来知られている。 これは、車体パネルdの外側に配置したインシュレー
タcをアンテナハウジングa先端に螺合したナットeの
締付け力でアース金具b側に押圧するよう構成したもの
である。 ここで、インシュレータcにはアンテナハウジングa
とアース金具bの内面との間に形成されるリング状の溝
部内に挿入する筒状部fが形成されている。そしてこの
インシュレータcには、車体パネルdの外面に密着する
パッド部材(フェンダワッシャ)gが装着され、また、
アース金具b内には、上記筒状部fの先端およびアンテ
ナハウジングaの外周に密着する防水ゴムリングhが装
着されている。
【考案が解決しようとする課題】
ところで前記従来例では、構成部材としてパッド部材
gと防水ゴムリングhとが必要であり、車体パネルdに
対するマウント作業にあたっては、予めアース金具b内
に防水ゴムリングhを装着すると共に、インシュレータ
cにパッド部材gを装着する作業が伴う。 このように組付け工数が多く、作業性が悪いことか
ら、組付け工数を減少して作業性を向上することが望ま
れていた。 そこで本考案は、車載アンテナのマウント装置として
必要な品質を充分確保しながら部品点数および組付け工
数を減少できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この目的のため本考案は、車体パネルに貫通させたア
ンテナハウジングに落止めして外装されるアース金具
を、前記車体パネルの内側に配置し、前記アンテナハウ
ジングに外装されるインシュレータを、前記車体パネル
の外側に配置するとともに、前記アンテナハウジングの
上端に螺合したナットの締付けにより、前記インシュレ
ータとアース金具との間に前記車体パネルを挟持してな
る車載アンテナのマウント装置において、前記インシュ
レータを熱可塑性樹脂エラストマー材で構成するととも
に、前記インシュレータには、前記車体パネルの外面に
対して直交する方向に突設され、前記ナットの締付け力
によって前記外面に密着する薄肉状のパット部と、前記
アンテナハウジングと前記アース金具との間に形成され
るリング状溝部に前記車体パネルの貫通孔を通して挿入
される筒状シール部とを一体形成してなることを特徴と
する。
【作用】
このような手段では、インシュレータにパッド部と筒
状シール部とが一体形成されるので、従来のようなパッ
ド部材および防水ゴムリングが不要となり、部品点数お
よび組付け工数が減少する。 また、インシュレータは絶縁性、フィット性、シール
性に優れ、耐熱性、耐寒性、耐候性にも優れる熱可塑性
樹脂エラストマー材で構成されるのでインシュレータと
しての本来の機能の他、パッド部材および防水ゴムリン
グとしての機能も充分発揮し、車載アンテナのマウント
装置として必要な品質が充分確保される。
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて具体的に説
明する。 第1図において符号1はアンテナハウジングであり、
その上端部は車体パネル2設けた挿通孔2aを通して車体
パネル2の外側に望んでいる。 アンテナハウジング1には、車体パネル2の内側に位
置してアース金具3が、また車体パネル2の外側に位置
してインシュレータ4がそれぞれ装着されている。そし
て上記アース金具3は、アンテナハウジング1の大径段
部1aに係止されて落ち止めされている。 また、アンテナハウジング1の上端部には締付けナッ
ト5が螺合され、その締め付けによりインシュレータ4
を押圧して車体パネル2をアース金具3とインシュレー
タ4との間に挟持するようになっている。 前記アース金具3は、車体パネル2の傾斜に沿ったツ
バ部3aを上端部に有する筒上をなし、このツバ部3aに形
成した歯3bが車体パネル2に噛込むことで、車体パネル
2との導通が図られている。またこのアース金具3は、
下半部内周がアンテナハウジング1に嵌合し、上半部内
周とアンテナハウジング1との間にはリング状の溝が形
成されている。 ここで、インシュレータ4は絶縁性、フィット性、シ
ール性に優れ、耐熱性、耐寒性、耐候性にも優れた熱可
塑性樹脂エラストマー材を素材として構成されている。
そしてこのインシュレータ4には、前記アンテナハウジ
ング1の外周とアース金具3の内周との間に形成される
リング状の溝内に車体パネル2の挿通孔2aを通して挿入
される筒状シール部4aと、アース金具3のツバ部3aに対
向するよう車体パネル2に沿って傾斜し、その車体パネ
ル2の外面に対して直交する方向に突設され、ナット5
の締付け力によってその外面に密着する薄肉状のパッド
部4bとが一体成形されている。 以上の構成では、車載アンテナのマウント作業に際
し、アース金具3を外装した状態でアンテナハウジング
1の上端部を挿通孔2aから車体パネル2の外側に望ま
せ、車体パネル2の外側からアンテナハウジング1にイ
ンシュレータ4を外装する。そしてアース金具3のツバ
部3aおよびインシュレータ4のパッド部4bを車体パネル
2に沿わせた状態にして締付けナット5を締め付ける。 こうすることで、インシュレータ4は、その筒状シー
ル部4aがアンテナハウジング1の外周とアース金具3の
内周との間に形成されるリング状の溝内に挿入されてア
ンテナハウジング1とアース金具3とに密着し、パッド
部4bが車体パネル2の外面に密着してマウント作業が完
了する。 そしてこのマウント状態において、アンテナハウジン
グ1は車体パネル2の傾斜に拘らず略垂直に支持され
る。 ここで、前述のように、従来別部品とされていたパッ
ド部材および防水ゴムリングが不要となり、部品点数が
その分減少することから、マウント作業における部品組
付け工数が減少する。 そして特に、インシュレータ4は熱可塑性樹脂エラス
トマー材で構成されるので、絶縁性がよく、車体パネル
2とホット側であるアンテナ本体との間を絶縁する本来
の機能を充分に発揮し、絶縁性能が向上する。 また、インシュレータ4はフィット性、シール性に優
れることから、車体パネル2に対しパッド部4bがよくフ
ィットして密着し、筒状シール部4aもアンテナハウジン
グ1とアース金具3とによく密着する。このため、イン
シュレータ4は従来のパッド部材および防水ゴムリング
としての機能も充分発揮し、シール性も向上する。 さらに、インシュレータ4は成形が容易で軽いことか
ら、車載アンテナのマウント装置として好適であり、耐
熱性、耐寒性、耐候性にも優れることから、信頼性が高
く、マウント装置として必要な品質を充分確保すること
ができる。
【考案の効果】
以上説明したとおり本考案によれば、インシュレータ
にパッド部と筒状シール部とが一体形成されるので、従
来のようなパッド部材および防水ゴムリングが不要とな
り、部品点数および組付け工数を減少することができ
る。 また、インシュレータは絶縁性、フィット性、シール
性に優れ、耐熱性、耐寒性、耐候性にも優れる熱可塑性
樹脂エラストマー材で構成されるので、インシュレータ
としての本来の機能の他、パネル部材および防水ゴムリ
ングとしての機能も充分発揮し、車載アンテナのマウン
ト装置として必要な品質を充分確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す半断面図、 第2図は従来例を示す半断面図である。 1……アンテナハウジング、1a……大径段部、2……車
体パネル、2a……挿通孔、3……アース金具、3a……ツ
バ部、3b……歯、4……インシュレータ、4a……筒状シ
ール部、4b……パッド部、5……締付けナット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体パネルに貫通させたアンテナハウジン
    グに落止めして外装されるアース金具を、前記車体パネ
    ルの内側に配置し、前記アンテナハウジングに外装され
    るインシュレータを、前記車体パネルの外側に配置する
    とともに、前記アンテナハウジングの上端に螺合したナ
    ットの締付けにより、前記インシュレータとアース金具
    との間に前記車体パネルを挟持してなる車載アンテナの
    マウント装置において、 前記インシュレータを熱可塑性樹脂エラストマー材で構
    成するとともに、前記インシュレータには、前記車体パ
    ネルの外面に対して直交する方向に突設され、前記ナッ
    トの締付け力によって前記外面に密着する薄肉状のパッ
    ト部と、前記アンテナハウジングと前記アース金具との
    間に形成されるリング状溝部に前記車体パネルの貫通孔
    を通して挿入される筒状シール部とを一体形成してなる
    ことを特徴とする車載アンテナのマウント装置。
JP1990063295U 1990-06-15 1990-06-15 車載アンテナのマウント装置 Expired - Lifetime JP2514092Y2 (ja)

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JP1990063295U JP2514092Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 車載アンテナのマウント装置

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JP1990063295U JP2514092Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 車載アンテナのマウント装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0423311U JPH0423311U (ja) 1992-02-26
JP2514092Y2 true JP2514092Y2 (ja) 1996-10-16

Family

ID=31593215

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JP1990063295U Expired - Lifetime JP2514092Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 車載アンテナのマウント装置

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JPS628709U (ja) * 1985-06-29 1987-01-20

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JPH0423311U (ja) 1992-02-26

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