JP2512429Y2 - 高電圧抵抗パック - Google Patents
高電圧抵抗パックInfo
- Publication number
- JP2512429Y2 JP2512429Y2 JP1993043246U JP4324693U JP2512429Y2 JP 2512429 Y2 JP2512429 Y2 JP 2512429Y2 JP 1993043246 U JP1993043246 U JP 1993043246U JP 4324693 U JP4324693 U JP 4324693U JP 2512429 Y2 JP2512429 Y2 JP 2512429Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- voltage resistance
- terminal
- locking
- lead wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Resistors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、CRT(Cathode Ra
y Tube 陰極線管)のフォーカス電圧調整用の可変抵抗
器を絶縁性のケース内に収容した高電圧抵抗パックに関
する。
y Tube 陰極線管)のフォーカス電圧調整用の可変抵抗
器を絶縁性のケース内に収容した高電圧抵抗パックに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、CRTのフォーカス電圧調整用の
可変抵抗器が設けられた高電圧抵抗パックいわゆるフォ
ーカスパックには、コンデンサーもケース内に収容して
いるものがあり、そのコンデンサーの接地側のリード線
が、後付け端子に取り付けられる場合がある。その接属
方法は、後付け端子に、コンデンサーから伸びたリード
線を巻き付け、ハンダ付けするというものであった。
可変抵抗器が設けられた高電圧抵抗パックいわゆるフォ
ーカスパックには、コンデンサーもケース内に収容して
いるものがあり、そのコンデンサーの接地側のリード線
が、後付け端子に取り付けられる場合がある。その接属
方法は、後付け端子に、コンデンサーから伸びたリード
線を巻き付け、ハンダ付けするというものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、コンデンサーから伸びたリード線を後付け端子に巻
き付けてハンダ付けしても、巻き付けた部分にリード線
が係合する箇所がないので、ハンダ付けが十分でない
と、外力により端子の長手方向にリード線が移動し易
く、取り付け強度が弱いという欠点があった。
合、コンデンサーから伸びたリード線を後付け端子に巻
き付けてハンダ付けしても、巻き付けた部分にリード線
が係合する箇所がないので、ハンダ付けが十分でない
と、外力により端子の長手方向にリード線が移動し易
く、取り付け強度が弱いという欠点があった。
【0004】この考案は、上記従来の技術に鑑みてなさ
れたもので、リード線の取り付け強度が高く、組立作業
も容易な高電圧抵抗パックを提供することを目的とす
る。
れたもので、リード線の取り付け強度が高く、組立作業
も容易な高電圧抵抗パックを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、CRTのフ
ォーカス電圧調整等に用いられ高電圧がかけられる可変
抵抗器を有し、この可変抵抗器が設けられた回路基板が
収納されたケースの端面に後付け端子を保持する一対の
保持部を設け、この一対の保持部に後付け端子が挾持さ
れているとともにこの保持部を溶融して後付け端子を固
定した高電圧抵抗パックであって、後付け端子から突出
し係合部を有した係止突起を設け、この係止突起にこの
高電圧抵抗パックに設けられた電子部品のリード線が巻
き付けられてなる高電圧抵抗パックである。さらに、上
記係止突起は、T字状に形成され、上記ケース端縁から
垂直方向に突出しているものである。
ォーカス電圧調整等に用いられ高電圧がかけられる可変
抵抗器を有し、この可変抵抗器が設けられた回路基板が
収納されたケースの端面に後付け端子を保持する一対の
保持部を設け、この一対の保持部に後付け端子が挾持さ
れているとともにこの保持部を溶融して後付け端子を固
定した高電圧抵抗パックであって、後付け端子から突出
し係合部を有した係止突起を設け、この係止突起にこの
高電圧抵抗パックに設けられた電子部品のリード線が巻
き付けられてなる高電圧抵抗パックである。さらに、上
記係止突起は、T字状に形成され、上記ケース端縁から
垂直方向に突出しているものである。
【0006】
【作用】この考案の高電圧抵抗パックは、ケース端縁の
保持部に後付け端子を保持するとともに、後付け端子の
係止突起にリード線を巻き付け、リード線の取り付けを
容易にし、さらに、リード線に外力が作用しても、上記
係止突起の係合部にリード線の巻き付け部が当たりリー
ド線が移動したり外れたりしないものである。
保持部に後付け端子を保持するとともに、後付け端子の
係止突起にリード線を巻き付け、リード線の取り付けを
容易にし、さらに、リード線に外力が作用しても、上記
係止突起の係合部にリード線の巻き付け部が当たりリー
ド線が移動したり外れたりしないものである。
【0007】
【実施例】以下この考案の実施例について図面に基づい
て説明する。図1ないし図8は、この考案の一実施例を
示すもので、この実施例の高電圧抵抗パックはCRTの
フォーカス電圧およびスクリーン電圧を調整するための
いわゆるフォーカスパックであり、ケース1にコンデン
サー2および抵抗体基板15が収容されている。抵抗体
基板15には、接地端子3、コンデンサー入力端子4、
フォーカスおよびスクリーン電圧出力端子5が突設され
ている。そして、抵抗体基板15は、フライバックトラ
ンス等のコイルに接続される各端子3〜5が突出してい
る側をケース1の開口部側にして、ケース1内に収納さ
れている。そして、抵抗体基板1を収納した状態で、こ
のケース1の開口部には、エポキシ樹脂が流し込まれ、
抵抗体基板15を覆ってケース1の内部を密閉している
絶縁樹脂層6が形成されている。これによって内部の絶
縁が確保されるが、抵抗体基板15の内側には樹脂が流
れず、抵抗体基板15の表面の抵抗体には、後述するブ
ラシが摺接可能になっている。
て説明する。図1ないし図8は、この考案の一実施例を
示すもので、この実施例の高電圧抵抗パックはCRTの
フォーカス電圧およびスクリーン電圧を調整するための
いわゆるフォーカスパックであり、ケース1にコンデン
サー2および抵抗体基板15が収容されている。抵抗体
基板15には、接地端子3、コンデンサー入力端子4、
フォーカスおよびスクリーン電圧出力端子5が突設され
ている。そして、抵抗体基板15は、フライバックトラ
ンス等のコイルに接続される各端子3〜5が突出してい
る側をケース1の開口部側にして、ケース1内に収納さ
れている。そして、抵抗体基板1を収納した状態で、こ
のケース1の開口部には、エポキシ樹脂が流し込まれ、
抵抗体基板15を覆ってケース1の内部を密閉している
絶縁樹脂層6が形成されている。これによって内部の絶
縁が確保されるが、抵抗体基板15の内側には樹脂が流
れず、抵抗体基板15の表面の抵抗体には、後述するブ
ラシが摺接可能になっている。
【0008】そして、コンデンサー2の一方のリード線
7は、ケース1の底部に設けられたリード線係止部8に
係止され、端子4の先端部の図示しない透孔に挿通され
てハンダ付けされている。また他方のリード線7は、ケ
ース1の端縁1aに形成された保持部1b間に挟まれて
取り付けられた後付け端子10の係止突起11に巻き付
けられ、ハンダ付けされている。
7は、ケース1の底部に設けられたリード線係止部8に
係止され、端子4の先端部の図示しない透孔に挿通され
てハンダ付けされている。また他方のリード線7は、ケ
ース1の端縁1aに形成された保持部1b間に挟まれて
取り付けられた後付け端子10の係止突起11に巻き付
けられ、ハンダ付けされている。
【0009】後付け端子10は、図4ないし図6に示す
ように、基端部にリード線7用の係止突起11が形成さ
れている。係止突起11はT字状に形成され、そのT字
状の頭部はリード線7が巻き付けられて抜けないように
係合する係合部11aとなっている。又この後付け端子
10には、係止突起11の突出方向と反対方向に一対の
凸片12が設けられており、この凸片12の側面には、
わずかな膨出部13が形成されている。さらに、後付け
端子10の中央部には透孔13が形成されている。
ように、基端部にリード線7用の係止突起11が形成さ
れている。係止突起11はT字状に形成され、そのT字
状の頭部はリード線7が巻き付けられて抜けないように
係合する係合部11aとなっている。又この後付け端子
10には、係止突起11の突出方向と反対方向に一対の
凸片12が設けられており、この凸片12の側面には、
わずかな膨出部13が形成されている。さらに、後付け
端子10の中央部には透孔13が形成されている。
【0010】そして、この後付け端子10は、図7に示
すケース1の端縁1aに形成された係止部としての溝部
1cに、凸片12が嵌合し、透孔13にケース端縁1a
から突出した溶融突起1dが挿入され、両側部は保持部
1bによって保持される。そして、保持部1b及び溶融
突起1dが溶融され、図8に示すように、後付け端子1
0を確実に保持している。
すケース1の端縁1aに形成された係止部としての溝部
1cに、凸片12が嵌合し、透孔13にケース端縁1a
から突出した溶融突起1dが挿入され、両側部は保持部
1bによって保持される。そして、保持部1b及び溶融
突起1dが溶融され、図8に示すように、後付け端子1
0を確実に保持している。
【0011】また、ケース1にはフォーカス電圧および
スクリーン電圧の各調節つまみ9が設けられ、調節つま
み9には、抵抗体基板15上の抵抗体に摺接するブラシ
16が取り付けられフォーカスおよびスクリーン電圧の
調整を可能にしている。
スクリーン電圧の各調節つまみ9が設けられ、調節つま
み9には、抵抗体基板15上の抵抗体に摺接するブラシ
16が取り付けられフォーカスおよびスクリーン電圧の
調整を可能にしている。
【0012】この実施例の高電圧抵抗パックは、コンデ
ンサー2のリード線7を後付け端子10の係止突起11
に巻き付け、ハンダ付けしているので、係止突起11の
係合部11aにリード線7の巻き付け部分が係合して、
リード線7が係止突起11から抜けたり移動したりする
ことがないものである。しかも、この巻き付け作業は、
係止突起11が、ケース1の開口部で外方に突出した状
態で設けられているので、作業し易いものである。ま
た、後付け端子10に凸片12を設け、この凸片12を
ケース端縁1aの溝部1cに嵌入して係止し、保持固定
したので、保持部1bによる保持と加えて確実に固定さ
れる。さらに、凸片12に膨出部13を形成したので、
溝部1cに嵌合した際確実に保持される。
ンサー2のリード線7を後付け端子10の係止突起11
に巻き付け、ハンダ付けしているので、係止突起11の
係合部11aにリード線7の巻き付け部分が係合して、
リード線7が係止突起11から抜けたり移動したりする
ことがないものである。しかも、この巻き付け作業は、
係止突起11が、ケース1の開口部で外方に突出した状
態で設けられているので、作業し易いものである。ま
た、後付け端子10に凸片12を設け、この凸片12を
ケース端縁1aの溝部1cに嵌入して係止し、保持固定
したので、保持部1bによる保持と加えて確実に固定さ
れる。さらに、凸片12に膨出部13を形成したので、
溝部1cに嵌合した際確実に保持される。
【0013】なお、この考案の高電圧抵抗パックは、後
付け端子にリード線巻き付け用の係止突起が形成されて
いれば良く、係止突起の形状も係合部を有していれば良
いものであり、係止手段は問わない。また、後付け端子
は、コンデンサーその他の電子部品のリード線が接続さ
れるものであれば良く、電子部品の種類やリード線の接
続方法は問わない。まあ、フォーカスパック以外の高電
圧パックにも利用出来るものである。
付け端子にリード線巻き付け用の係止突起が形成されて
いれば良く、係止突起の形状も係合部を有していれば良
いものであり、係止手段は問わない。また、後付け端子
は、コンデンサーその他の電子部品のリード線が接続さ
れるものであれば良く、電子部品の種類やリード線の接
続方法は問わない。まあ、フォーカスパック以外の高電
圧パックにも利用出来るものである。
【0014】
【考案の効果】この考案の高電圧抵抗パックは、ケース
の端縁に固定された後付け端子に係止突起を設け、この
係止突起の係合部にリード線を巻き付けるようにしたの
で、リード線の巻き付けが容易且つ確実になり、取り付
け強度の高いものにすることができる。さらに、後付け
端子のケースに対する取り付け強度も非常に高く、リー
ド線の巻き付け作業もやり易く、信頼性の高いリード線
と端子の取り付け構造を得ることができる。
の端縁に固定された後付け端子に係止突起を設け、この
係止突起の係合部にリード線を巻き付けるようにしたの
で、リード線の巻き付けが容易且つ確実になり、取り付
け強度の高いものにすることができる。さらに、後付け
端子のケースに対する取り付け強度も非常に高く、リー
ド線の巻き付け作業もやり易く、信頼性の高いリード線
と端子の取り付け構造を得ることができる。
【図1】この考案の高電圧抵抗パックの一実施例の正面
図である。
図である。
【図2】この実施例の高電圧抵抗パックの部分破断右側
面図である。
面図である。
【図3】この実施例の高電圧抵抗パックの底面図である
【図4】この実施例の後付け端子の平面図である。
【図5】この実施例の後付け端子の正面図である
【図6】この実施例の後付け端子の右側面図である。
【図7】この実施例のケース端縁部を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】この実施例の後付け端子の使用状態を示す平面
図である。
図である。
1 ケース 1a ケース端縁 1b 保持部 1c 溝部(係止部) 7 リード線 10 後付け端子 11 係止突起 11a 係合部 12 凸片
Claims (3)
- 【請求項1】 高電圧がかけられる可変抵抗器を有し、
この可変抵抗器が設けられた回路基板が収納されたケー
スの端面に後付け端子を保持する保持部を設け、この保
持部に後付け端子が取り付けられているとともにこの保
持部を溶融して後付け端子を固定した高電圧抵抗パック
において、上記後付け端子に、凸片と上記後付け端子か
ら突出した係止突起とを設け、上記ケース端縁に上記凸
片が係止される係止部を設け、この凸片を上記ケース端
縁の係止部に係止するとともに、この高電圧抵抗パック
に設けられた電子部品のリード線が上記係止突起に巻き
付けられて成ることを特徴とする高電圧抵抗パック。 - 【請求項2】 上記係止突起は、上記電子部品のリード
線が引っ掛かる係合部を有していることを特徴とする請
求項1記載の高電圧抵抗パック。 - 【請求項3】 上記係止突起は、T字状に形成され、上
記ケース端縁から垂直方向に突出していることを特徴と
する請求項1又は2記載の高電圧抵抗パック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993043246U JP2512429Y2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 高電圧抵抗パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993043246U JP2512429Y2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 高電圧抵抗パック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626209U JPH0626209U (ja) | 1994-04-08 |
JP2512429Y2 true JP2512429Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=12658534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993043246U Expired - Lifetime JP2512429Y2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 高電圧抵抗パック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512429Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1436113A (en) * | 1972-04-26 | 1976-05-19 | Albright & Wilson | Purification of phosphoric acid |
JPS5943082A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-09 | Fujimori Kogyo Kk | 表面保護紙の貼着法 |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP1993043246U patent/JP2512429Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0626209U (ja) | 1994-04-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |