JP2889200B2 - 高電圧抵抗パックの製造方法 - Google Patents

高電圧抵抗パックの製造方法

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JP2889200B2
JP2889200B2 JP34554696A JP34554696A JP2889200B2 JP 2889200 B2 JP2889200 B2 JP 2889200B2 JP 34554696 A JP34554696 A JP 34554696A JP 34554696 A JP34554696 A JP 34554696A JP 2889200 B2 JP2889200 B2 JP 2889200B2
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一郎 経沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に抵抗体が設
けられた回路基板が一端開口状の絶縁性ケース内に収容
され、回路基板の裏面に絶縁樹脂層が形成されてなる高
電圧抵抗パックの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高電圧抵抗パックの代表的なものとして
は、CRT(Cathod Ray Tude 陰極線管)のフォーカス
電圧やスクリーン電圧を調整するための高電圧抵抗パッ
クがある。この種の高電圧抵抗パックでは、図6に示す
ように一端が絶縁樹脂層中に埋設されている端子3が用
いられることがある。図6に一部を示した高電圧抵抗パ
ックいわゆるフォーカスパックは、コンデンサをケース
1内に収容しているものであり、この端子3はコンデン
サの接地側のリード線7が接続される接地端子である。
端子3は、ケース1の端縁1aに一体に設けた保持部1
bの一部を加熱された溶着用チップの熱により溶かし
て、溶着によってケース1の端縁1aに固定されてい
る。リード線7は、端子3の本体部3aのうちの絶縁樹
脂層6から出ている部分とケース1の端縁1aに固定さ
れた部分との間に巻き付けられて半田付けされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の高電圧抵抗パッ
クのケース1の保持部1bは、端縁から単に突出してい
るだけであった。この場合、溶着用チップの位置決め精
度が悪い場合には、保持部1bだけでなく、保持部1b
の周囲に位置するケース1の端縁1aの一部を溶かして
しまうおそれがある。またこの構造では、溶着用チップ
で溶かした溶融物が、溶着用チップの移動に伴って横に
押し出されるため、溶着強度を高くすることには限界が
あった。またリード線7の巻き付け作業が面倒であり、
電気部品をケースに収納した状態でリード線を端子に巻
き付けることが難しく、生産性が著しく悪いという問題
がある。
【0004】本発明の目的は、端子を高い強度で溶着す
ることができ、しかも生産性を高めることができる高電
圧抵抗パックの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面に示した
実施例に見られるように、表面に抵抗体が設けられた回
路基板が一端開口状の絶縁性ケース1内に収容され、回
路基板の裏面に絶縁樹脂層が形成され、リード線付きの
電気部品2が絶縁性ケース内に収納され、絶縁ケース1
の端縁1aに溶着用の保持部1bが設けられ、保持部1
bに端子3が溶着され、端子に電気部品のリード線7が
接続されている高電圧抵抗パックの製造 方法を改良の対
象とする。
【0006】本発明では、端子3として端子本体部から
折り曲げられて突出した突出片10と突出片10に形成
されてリード線7が係合される係合部11とを備えた端
子を用意する。そして保持部1bを端子3の端縁1a側
に位置する面と接触する接触部1b1 と端子3の幅方向
両側に位置して接触部1b1 の両側から延びる一対の挟
持部1b2 とから構成する。その上で、端子を一対の挟
持部1b2 の間に位置決めした状態で保持部に溶着した
後に、電気部品2を絶縁性ケース1内に収納する。その
後電気部品のリード線7を端子3の係合部11に巻き付
ける。
【0007】本発明の方法で用い保持部1bの一対の
挟持部1b2 は、溶着用チップのガイドとして機能す
る。そのため溶着用チップが、保持部1b2 の周囲のケ
ース1の端縁1aを溶かしてしまうような不具合が発生
することがない。また保持部1bの一対の挟持部1b2
は、一対の挟持部1b2 の間で溶融した溶融物が端子3
の幅方向に押出されるのを防止する機能を有している。
そのため端子3の溶着強度を高めることができる。その
上、本発明の製造方法では、電気部品2を絶縁性ケース
1内に収納した状態で、電気部品2のリード線7を端子
3の突出部10に設けた係合部11に簡単に且つ確実に
巻き付けることができるので、生産性が高くなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。
【0009】図1ないし図4は、本発明の方法により生
産する高電圧抵抗パックの実施例を示すもので、この実
施例の高電圧抵抗パックは、CRTのフォーカス電圧お
よびスクリーン電圧を調整するためのいわゆるフォーカ
スパックであり、一端開口状の絶縁性のケース1にコン
デンサ2及び回路基板すなわち抵抗体基板15が収容さ
れている。抵抗体基板15には、その表面にフォーカス
及びスクリーン用の可変抵抗体を含む抵抗体が形成され
ており、また抵抗体基板15の裏面には接地端子3、コ
ンデンサ入力端子4、フォーカス電圧及びスクリーン電
圧出力端子5が設けられている。
【0010】そして、抵抗体基板15の各端子3〜5が
突出する裏面側には、ケース1の開口部側からエポキシ
樹脂が流し込まれて絶縁樹脂層6が形成されており、こ
の絶縁樹脂層により絶縁が確保されている。また抵抗体
基板15の表面側には、空間部が形成され、後述する抵
抗値調整用のブラシ16が抵抗体上を摺動可能になって
いる。
【0011】ここで、絶縁樹脂層6に埋まっている部分
の端子は、図4に示すように、比較的細く形成される
か、幅広の場合は二股状に中間部を打ち抜いたものがこ
のましい。これは絶縁樹脂層6が端子によって分断さ
れ、その接触面から絶縁樹脂層6にクラックが入りやす
いからであり、出来るだけ絶縁樹脂層6の連続性を保っ
てクラックを防ぐためである。
【0012】そしてコンデンサ2のリード線7がリード
係合部8に係止され、各端子3,4にハンダ付けされて
いる。ここで、端子4には、その図示しない透孔にリー
ド線が挿通されて接続され、端子3には後述する突出片
10にリード線7が接続されている。
【0013】また、ケース1にはフォーカス電圧および
スクリーン電圧の各調節つまみ9が設けられ、調節つま
み9の下端部には、抵抗体基板15上の抵抗体に摺接す
るブラシ16が取り付けられ、フォーカスおよびスクリ
ーン電圧の調節を可能にしている。
【0014】接地端子3は、図4に示すように、抵抗体
基板15(図2)から突出している端子3の中間部であ
る端子本体部3aから、直角に折り曲げられて突出した
突出片10を有し、突出片10にはL字状に係合部11
が形成されて、この突出片10にリード線7が巻き付け
られ、係合部11にかかって外れないようになってお
り、さらに半田付けされている。また端子3の端子本体
部3aは、ケース1の端縁1aに形成された保持部1b
の間にその中間部が挾持され、保持部1bの一部が溶融
されて固定され、端子の先端部がケース1から突出して
いる。
【0015】ケース1の端縁1aに形成した保持部1b
は、端子3の中間部の端縁1a側に位置する面と接触す
る接触部1b1 と端子3の幅方向両側に位置して接触部
1b1 の両側から延びる一対の挟持部1b2 とから構成
される。
【0016】この実施例のフォーカスパックは、コンデ
ンサ−2のリード線7を接続する接地端子3に、係合部
11を有する突出片10を設けたので、リード線7の取
り付けがきわめて容易になり、取り付け強度も高くする
ことができる。
【0017】次に本発明の他の実施例について、図5を
基にして説明する。ここで、上述の実施例と同様の部材
については同一の符号を付して説明を省略する。この実
施例は、突出片13が端子本体部3aの折り曲げ部から
突出して形成されているものである。この突出片13
は、端子本体部3aの中央部を打ち抜いて形成したもの
で、端子の折り曲げ加工が容易であり端子強度も高い。
また、端子本体部3aを打ち抜いて形成した貫通孔3b
の一部、この例では中央部までが絶縁樹脂層6に埋設さ
れるようにすると、絶縁樹脂層6が幅広の端子3によっ
て分断される部分が少なくなり、絶縁樹脂層にクラック
が入りにくくなる。
【0018】なお本発明の高電圧抵抗パックは、コンデ
ンサを有するものの外、その他の電気部品を内蔵するも
のでも良い。また、フォーカス調整以外の調整装置を有
するものでも良く、フライバックトランスと一体になっ
たものでも良い。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、保持部の一対の挟持部
は、溶着用チップのガイドとして機能するため、溶着用
チップが、保持部の周囲のケースの端縁を溶かしてしま
うような不具合が発生することがないという利点があ
る。また保持部の一対の挟持部は、一対の挟持部の間で
溶融した溶融物が端子の幅方向に押出されるのを防止す
る機能を有しているため、端子の溶着強度を高めること
ができる利点がある。特に本発明によれば、電気部品を
絶縁性ケース内に収納した状態で、電気部品のリード線
を端子の突出部に設けた係合部に簡単に且つ確実に巻き
付けることができるので、生産性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により製造する高電圧抵抗パック
の一例を説明する前提となる発明者が考えた高電圧抵抗
パックの一例の正面図である。
【図2】図1の高電圧抵抗パックの部分破断右側面図で
ある。
【図3】図1の高電圧抵抗パックの実施例の底面図であ
る。
【図4】図1の高電圧抵抗パックの端子の斜視図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例で用いる端子の斜視図であ
る。
【図6】本発明の従来の技術を説明するための部分斜視
図である。
【符号の説明】
1 ケース 1a ケース端縁 3,4,5 端子 3b 貫通孔 7 リード線 10 突出片 11 係合部 15 抵抗体基板(回路基板)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に抵抗体が設けられた回路基板が一端
    開口状の絶縁性ケース(1)内に収容され、前記回路基
    板の裏面に絶縁樹脂層が形成され、リード線付きの電気
    部品(2)が前記絶縁性ケース内に収納され、前記絶縁
    ケース(1)の端縁(1a)に溶着用の保持部(1b)
    が設けられ、前記保持部(1b)に端子(3)が溶着さ
    れ、前記端子に前記電気部品の前記リード線(7)が接
    続されている高電圧抵抗パックの製造方法であって、 前記端子(3)として端子本体部から折り曲げられて突
    出した突出片(10)と前記突出片に形成されて前記リ
    ード線(7)が係合される係合部(11)とを備えた端
    子を用意し、 前記保持部(1b)を前記端子(3)の前記端縁(1
    a)側に位置する面と接触する接触部(1b1 )と前記
    端子(3)の幅方向両側に位置して前記接触部(1b1
    )の両側から延びる一対の挟持部(1b2 )とから構
    成し、 前記端子を前記一対の挟持部(1b2 )の間に位置決め
    した状態で前記保持部に溶着した後に、前記電気部品を
    前記絶縁性ケース内に収納し、 その後前記電気部品の前記リード線(7)を前記端子
    (3)の係合部(11)に巻き付けることを 特徴とする
    高電圧抵抗パックの製造方法
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