JP2508481Y2 - 磁気ヘッド用端子板 - Google Patents

磁気ヘッド用端子板

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JP2508481Y2
JP2508481Y2 JP2273489U JP2273489U JP2508481Y2 JP 2508481 Y2 JP2508481 Y2 JP 2508481Y2 JP 2273489 U JP2273489 U JP 2273489U JP 2273489 U JP2273489 U JP 2273489U JP 2508481 Y2 JP2508481 Y2 JP 2508481Y2
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JP
Japan
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lead
soldering
wire
magnetic head
coated conductor
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JP2273489U
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Inventor
暢哉 世古
Original Assignee
関西日本電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はVTR(ビデオ・テープ・レコーダー)等に使
用される磁気ヘッドのコイル形成用の被覆導線端部を半
田付けする端子板(以下PC端子と呼ぶ)の改善に関し、
詳しくは巻線・半田付け作業時の作業効率の向上に関す
る。
従来の技術 従来より、VTR用磁気ヘッドを製造する場合は、ヘッ
ドチップを貼付けたヘッドベースを片手で持って被覆導
線を手作業でヘッドチップに巻き付けていた。そして、
この巻線作業が終わると、第4図に示すようにヘッドベ
ース11を半田付け治具21に仮固定し、ヘッドチップ12に
巻き付けられた被覆導線の引き出し端部14a,14bがヘッ
ドベース11上に接着されたPC端子13の所定の半田付けラ
ンド部15a,15bを通るように治具21表面の粘着テープ22
に貼り付けて仮止めし、被覆導線の引き出し端部14a,14
bを半田付けランド部15a,15bに半田付けしていた。
しかしながら、第5図に示すように2個のヘッドチッ
プ12a,12bを貼り付けたダブルタイプの磁気ヘッドの場
合は、最初のヘッドチップ12aに巻き付けた被覆導線の
引き出し部14a,14bを仮止めしないで、2番目のヘッド
チップ12bに被覆導線14を巻き付けるため、最初に巻き
付けた被覆導線の引き出し端部14a,14bが邪魔になって
2番目のヘッドチップ12bの巻線作業を効率よく行いに
くいという問題があった。
また、第4図のように巻線作業を終えてからヘッドベ
ース11を半田付け治具21に仮固定して上記のように半田
付けを行う場合は、被覆導線のどちらの引き出し端部14
a,14bがどちらの半田付けランド部15a,15bに半田付けさ
れるのかが直ちに判別できないため、被覆導線の引き出
し端部14a,14bの極性を判別して選り分けながら、それ
ぞれの引き出し端部を所定の半田付けランド部15a,15b
を通るように粘着テープ22に貼り付けなければならず、
この引き出し端部の処理作業が面倒であり、特に、第5
図に示すようなダブルタイプの磁気ヘッドの場合には、
被覆導線の引き出し端部14a,14b,14c,14dの本数が4本
もあるので、間違いなく選り分けて所定の半田付けラン
ド部15a,15b,15c,15dに半田付けするのが大変であっ
た。
上記問題点を解決する手段としては、本出願人の先願
実用新案(出願63.11.9No.147628)に、個々のヘッドを
治具に仮固定して、巻線作業後の被覆導線引き出し端部
を仮止めする方法が提案されているが、この方法ではま
とめて作業するヘッドの数だけ治具を用意する必要があ
り、また、治具のメンテナンスの必要もあった。
考案が解決しようとする課題 本考案は上記の問題に鑑みてなされたもので、その目
的は治具等を用いることなく巻線作業を効率よく行うこ
とができ、しかも半田付けの前に被覆導線の引き出し端
部を選り分けて所定の半田付け位置を通るように仮止め
するというような面倒な線処理作業を行う必要がない手
段を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案の磁気ヘッド用PC端
子は、ヘッドチップに巻き付けた被覆導線の引き出し端
部が、半田付け位置を通るように位置決めされて仮止め
される被覆導線仮止め部を有し、かつ、その部分が半田
付け後容易に除去できるように構成されたことを特徴と
する。
作用 本考案のPC端子を備えた磁気ヘッドに巻線を行う場合
は、従来と同様な巻線作業の後、そのまま被覆導線の引
き出し端部を所定の半田付け位置を通るように位置決め
して被覆導線仮止め部に仮止めし、次の半田付け工程で
被覆導線の引き出し端部を半田付け位置に半田付けす
る。半田付け後は被覆導線仮止め部をPC端子本体から切
り離すことにより、被覆導線引き出し端部の残余部分を
同時に切除する。
このように、本考案のPC端子を使用することにより、
巻線作業は終わると同時に被覆導線の引き出し端部を仮
止めすることができるため、ダブルタイプの磁気ヘッド
の巻線作業を行う場合でも、最初のヘッドチップに巻き
付けた被覆導線の引き出し端部を仮止めして邪魔になら
ないようにした状態で2番目のヘッドチップに被覆導線
を作業性よく巻き付けることができる。また、巻線作業
の終了時点では、被覆導線の引き出し端部がどの半田付
け位置に半田付けされるものであるかが判っているの
で、直ちに被覆導線仮止め部を選択して、引き出し端部
が所定の半田付け位置を通るように位置決めして仮止め
することができ、従って、従来のように被覆導線の引き
出し端部を選り分けて、どの半田付け位置に半田付けす
べきものかを判断しながら仮止めする面倒な作業が不要
となる。
実施例 以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説明す
る。
第1図はダブルタイプの磁気ヘッドについて本考案の
一実施例にかかるPC端子の使用状態を示す斜視図であっ
て、3はPC端子であり、ヘッドベース1に接着されてい
る。ヘッドベース1の先端にはヘッドチップ2a,2bが接
着されており、4はヘッドチップに巻き付けられた被覆
導線である。
このPC端子は、通常のPC端子の外側に被覆導線仮止め
部6a,6bが形成されており、切り込み7a,7b,7c,7dに被覆
導線の引き出し端部4a,4b,4c,4dを挟み込むことによっ
て、それぞれの引き出し端部がPC端子上の所定の半田付
け位置5a,5b,5c,5dを通るように位置決めして仮止めす
るものである。また、被覆導線仮止め部はPC端子本体と
接続部8,8,8,8でつながっており、接続部のミシン目に
よって容易に本体から分離できるようになっている。
作用の手順を第1図乃至第2図によって説明する。PC
端子が接着されたヘッドベースにヘッドチップを接着し
た状態で巻線を行う。まず、一方のヘッドチップ2aに被
覆導線4を巻き付け、巻き終わると被覆導線の2本の引
き出し端部4a,4bを被覆導線仮止め部6aの2か所の切り
込み7a,7bにそれぞれ挟み込むと、2本の引き出し端部4
a,4bがそれぞれの所定半田付け位置5a,5bを通るように
位置決めして仮止めされる。被覆導線の引き出し端部へ
の仮止め作業は、巻線終了時点において引き出し端部の
極性が判っており、どの半田付け位置に半田付けすべき
ものなのかが明らかであるため、間違いなくその半田付
け位置を通るように切り込みを選択して行うことができ
る。次いで、他方のヘッドチップ2bに被覆導線4を巻き
付け、同様にして引き出し端部4c,4dを被覆導線仮止め
部6bの切り込み7c,7dに仮止めする。この巻線作業は、
最初のヘッドチップ2bに巻き付けられら被覆導線の引き
出し端部4a,4bが仮止めされており邪魔にならないの
で、効率よく行うことができる。
このようにして巻線作用および被覆導線引き出し端部
の仮止め作業が完了すると、そのまま次の半田付け工程
で被覆導線の引き出し端部4a,4b,4c,4dを所定の半田付
け位置5a,5b,5c,5dに半田付けする。そして、接続部8,
8,8,8で被覆導線仮止め部6a,6bをPC端子本体3から切り
離し、同時に被覆導線引き出し端部の残余部分9,9,9,9
を切除する。
第3図は本考案の他の実施例を示す平面図であり、被
覆導線仮止め部は切り欠き27a,27b,27c,27dに被覆導線
引き出し端部24a,24b,24c,24dを通すことで、半田付け
位置25a,25b,25c,25dを通るように設定されている。作
業方法は第一の実施例と同様に巻線した後、被覆導線引
き出し端部24a,24b,24c,24dを所定の切り欠き27a,27b,2
7c,27dに通し、被覆導線仮止め部26a,26bに巻き付ける
ことによって仮止めする。続いて、半田付け位置25a,25
b,25c,25dに半田付けを行い、接続部28,28,28,28で被覆
導線仮止め部26a,26bをPC端子本体23から切り離し、同
時に被覆導線引き出し端部の残余部分29,29,29,29を切
り離す。
効果 以上の説明から明らかなように、本考案のPC端子を使
用することによってシングルタイプの磁気ヘッドの巻線
作業はもちろん、ダブルタイプの磁気ヘッドの巻線作業
であっても効率よく行えるので、作用効率の大幅な向上
を図ることができる、しかも、巻線作業終了と同時に被
覆導線の引き出し端部を位置決めして仮止めできるの
で、従来のように半田付けの前に被覆導線の引き出し端
部を選り分けて仮止めする面倒な作用も一切不要にな
る。さらには、治具等を用いることもないのでメンテナ
ンスの必要なく半田付け作用後は被覆導線仮止め部を容
易に切り離すことができるので従来の工程を大幅に変更
することなく大きな効果が安価に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる磁気ヘッド用PC端子の一実施例
を説明するための斜視図、第2図は第1図の磁気ヘッド
の作業工程を説明するための斜視図、第3図は本考案の
他の実施例を説明するための平面図、第4図、第5図は
従来例を説明するための斜視図および平面図である。 1……ヘッドベース、2a,2b……ヘッドチップ、4a,4b,4
c,4d……被覆導線引き出し端部、6a,6b……被覆導線仮
止め部、7a,7b,7c,7d……切り込み、8……PC端子接続
部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドベースにコイル形成用被覆導線半田
    付端子を有する端子板を貼付けて形成される磁気ヘッド
    において、コイル形成用被覆導線の引き出し端部が、半
    田付け位置を通るように位置決めされて仮止めされる被
    覆導線仮止め部を有し、かつ、該巻線仮止めが端子板本
    体と、部分的に連結してヘッドベースより外部へ突出し
    て形成されたことを特徴とする磁気ヘッド用端子板。
JP2273489U 1989-02-27 1989-02-27 磁気ヘッド用端子板 Expired - Lifetime JP2508481Y2 (ja)

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JPH02113803U JPH02113803U (ja) 1990-09-12
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