JP2502069Y2 - 建築物の床下換気口 - Google Patents

建築物の床下換気口

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JP2502069Y2 JP1989149091U JP14909189U JP2502069Y2 JP 2502069 Y2 JP2502069 Y2 JP 2502069Y2 JP 1989149091 U JP1989149091 U JP 1989149091U JP 14909189 U JP14909189 U JP 14909189U JP 2502069 Y2 JP2502069 Y2 JP 2502069Y2
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【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、建築物の床下換気口に関する。
考案の技術的背景 建築物の高断熱化を図るために、建築物における各部
屋を包括的に囲繞するように断熱材が張設される建築物
が開発されるようになってきた。
しかしながら、たとえば第8図に示すように、各部屋
10を包括的に囲繞し、しかも内側通気層55が形成される
ように、断熱材50が張設される建築物52にあっては、冬
期においては快適であるが、夏期における壁内あるいは
室内の通風が悪く熱気がこもるという問題点があった。
また、特に壁体内部に張設されるグラスウール等の断熱
材50には防湿層も施工されており、木材が乾燥し難いと
いう問題点もあった。
本考案者等は、このような従来技術が有する不都合を
解消するには、冬場は床下空間、室内空間、小屋裏空間
をすべて略室内空間と同じような熱環境空間とすべく、
基礎、外壁、屋根と建築物の構造躯体の外側を包括的に
囲繞するように断熱材を張設し、この断熱材をひとつの
断熱、気密ラインとして位置づけ閉鎖型空間を形成し、
一方夏場は床下空間および屋根裏空間が内側通気層と連
通するように、しかも内側通気層の換気をも図れる開放
型の建築物を開発している。
しかしながら、内側通気層の換気を図るためには、断
熱材の一部を切り欠いて通気口を形成する必要があり、
床下換気口のおいても性能が悪いと、特に冬場の建築物
の断熱性および気密性(断熱・気密ライン)を損なう虞
があった。
なお、第8図に示すような建物で床下換気口として開
閉するタイプのものも知られているが、これは夏場は床
下空間の換気を図るためであるが、冬場は床下断熱材の
施工不良による床下空間からの冷気をなるべく防ぐため
換気口を閉じるようにしたもので、床下空間を室内空間
と同じようにしようとする発想のものでないため、特に
断熱性、気密性が考慮されている製品ではなかった。
考案の目的 本考案は、このような実情に鑑みてなされ、冬場は床
下空間も室内空間とほぼ等しい熱環境空間を形成すべ
く、床下換気口の断熱性、気密性を確保し、夏場は建築
物内の換気を図ることが可能で、取扱に便利な建築物の
床下換気口を提供することを目的としている。
考案の概要 このような目的を達成するために、本考案に係る建築
物の床下換気口は、 建築物の床下空間と建築物の外部とを連通し、かつ建
築物の基礎および土台によって区画することにより形成
された開口部と、該開口部に嵌装され、基礎および土台
に固定されている外筒部と、該外筒部にはめ込まれ、か
つ建築物の内外を連通する通気口を形成する固定枠体
と、該固定枠体によって形成された通気口を開閉するよ
うに、前記固定枠体に回動自在に取付けられたドア体と
を有し、 前記ドア体が、板状の断熱材と、この断熱材を保持す
る可動枠体とから構成され、 前記固定枠体および可動枠体の少なくともいずれか一
方には、通気口の周囲に沿って気密材が装着してあり、
他方には、当該気密材に圧着可能な突部が形成してあ
り、 前記固定枠体には、前記ドア体が通気口を閉塞した状
態で、前記可動枠体を固定枠体に対して締め付けながら
固定するためのテーパ面を有する締付部材が装着してあ
り、 そして、 該固定枠体がはめ込まれている外筒部と、該外筒部が
固定されている基礎および土台との間に形成される間隙
に断熱性を有する充填材が充填されていることを特徴と
している。
また、本考案の建築物の床下換気口は、建築物の床下
空間と建築物の外部とを連通し、かつ建築物の基礎およ
び土台によって区画することにより形成された開口部
と、該開口部に嵌装され、基礎および土台に固定されて
いる外筒部と、該外筒部にはめ込まれ、かつ建築物の内
外を連通する通気口を形成する固定枠体と、該固定枠体
によって形成された通気口を開閉するように、前記固定
枠体に回動自在に取付けられたドア体とを有し、 前記ドア体が、板状の断熱材と、この断熱材を保持す
る可動枠体とから構成され、 前記固定枠体および可動枠体の少なくともいずれか一
方には、通気口の周囲に沿って気密材が装着してあり、
他方には、当該気密材に圧着可能な平面が形成してあ
り、 前記可動枠体には、前記ドア体が通気口を閉塞した状
態で、この可動枠体を固定枠体に対して締め付けながら
固定するためのテーパ面を有する締付部材が装着してあ
り、 前記固定枠体には、前記ドア体が通気口を閉塞した状
態で、前記可動枠体を固定枠体に対して締め付けながら
固定するためのテーパ面を有する締付部材が装着してあ
り、 そして、 該固定枠体がはめ込まれている外筒部と、該外筒部が
固定されている基礎および土台との間に形成される間隙
に断熱性を有する充填材が充填されていることを特徴と
している。
このような本考案に係る建築物の床下換気口によれ
ば、ドア体を開放することで、建築物内の換気を図るこ
とが可能になる。また、ドア体で通気口を閉塞した場合
には、ドア体が気密材を介してテーパ面を有する締付部
材によって圧接固定されるため、建築物内の気密性が向
上する。さらに、ドア体は断熱材で構成されているか
ら、この部分で断熱欠損となることはない。
考案の具体的説明 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図は本考案の一実施例に係る建築物の床下換気口
の概略断面図、第2図は同床下換気口の要部断面図、第
3図は第2図に示すIII-III線に沿う断面図、第4図は
同床下換気口が用いられる建築物の一例を示す概略断面
図、第5図は本考案の他の実施例に係る建築物の床下換
気口の概略断面図、第6図は本考案のさらにその他の実
施例に係る建築物の床下換気口の概略断面図、第7図は
第6図に示すVIII-VIII線に沿う要部矢視図である。
第1図に示す建築物の床下換気口1は、建築物の床下
空間2の換気を行うために、基礎3と土台4との間に装
着される。
本考案における床下換気口1は、床下空間と戸外とを
適宜連通する通気口5が形成された固体枠体6を有す
る。即ち、床下換気口1は、基礎および土台によって区
画された開口部と、この開口部に嵌装された外筒部21
と、通気路5が形成された固体枠体6とを有する。この
外筒部21は、固定枠体6をはめ込むことができるように
されている。外筒部21に嵌装される固定枠体6の下端
は、基礎3の外周に断熱材7を介して施工されたモルタ
ル層8に固定され、上端は土台4と断熱材受け9との間
に固定されている。断熱材受け9の上には、断熱材7が
壁に沿って張設されている。
断熱材7は、第4図に示すように、建築物11の外壁材
12および屋根材13の内側に外側通気層14を形成するよう
に家全体に張り巡らされることが好ましい。また、この
断熱材7の内側には、屋根裏空間15および床下空間2と
連通して各部屋10を包括的に囲む内側通気層16が形成さ
れることが好ましい。
第1図に戻って床下換気口1について説明すると、前
記固定枠体6の戸外側には衝撃物等の防止あるいがデザ
インとしてのグリル20が取り付けられ、さらにその内側
には5mm角以下の網目を有する防虫網(図示せず)があ
り、通気口5に小動物等が入り込まないようにしてあ
る。また、この固定枠体6の床下空間2側には外筒部21
が付設されている。上述のように基礎3と土台4とによ
って区画形成された開口部分に、外筒部21をはめ込み、
基礎3あるいは土台4に固定される。さらにこのように
して基礎3あるいは土台4に固定された外筒部21に、固
定枠体6が嵌装されている。そして、外筒部21に嵌装さ
れた固定枠体6に形成された通気口が開閉するように、
固定枠体6には、ドア体23が形成されている。こうして
配置された外筒部21と、と基礎3との間によって形成さ
れている隙間および外筒部21と土台4とによって形成さ
れて隙間には、充填材22が充填されている。充填材22
は、断熱材を有しており、たとえばウレタン樹脂等を現
場で発泡することにより充填される。外筒部はウレタン
発泡樹脂がドア体23の方へ流れ込まないような深さを
(第1図中の1)有することが必要である。またこの外
筒部と固定枠体6はビス91で接合されているが、もし固
定枠体あるいは可動枠体が何らかの状況で破損したりし
た場合はビス91の脱着により取りかえ可能なものとなっ
ている。
このような固定枠体6には、ドア体23が回動自在に取
り付けられ、通気口5が開閉可能になっている。ドア体
23は、板状の断熱材24と、この断熱材24を保持する可動
枠体25とから成る。断熱材24は、断熱材7と同一材質で
も異なっている材質でも良く、たとえばグラスウール等
の繊維状断熱材を板状に成形したものも用いられるが、
取り扱い等を考えると、合成樹脂発泡断熱板が好まし
く、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の
合成樹脂を発泡させて得られた独立微細構造の発泡板が
好ましい。なかでも高度の剛性と断熱性および透湿抵抗
の高いポリスチレン板を用いるのが効果的である。しか
しながら、断熱材24としては、上記した合成樹脂発泡板
に限らず、グラスウール、ロックウール等を板状に形成
させた繊維系のものも使用できる。さらに第1図に示す
ようにドア体の断熱材のみでは断熱材が切れるところが
生じるので、固定枠体の周囲部にも断熱材24′を装置し
ておくことが好ましい。こうすることによって充填材22
から24′〜24と断熱のラインが途切れることがなくな
る。
このような断熱材24の肉厚は特に限定されないが、断
熱性として熱貫流率(k)がk=2.5Kcal/m2・h・℃以
下が望ましい。
可動枠体25は、リンク26および回動軸27を介して固定
枠体6に回動自在に保持される。本実施例では、固定枠
体6および可動枠体25の双方に、通気口5の周囲に沿っ
て気密材28,28が装着してあり、一方の枠体に形成され
た突部29が他方の枠体に形成された気密材28,28に圧着
可能になっている。前述した固定枠体および可動枠体は
耐久性、耐衝撃性等に優れたABS樹脂等で製作される。
なお、本考案では必ずしも双方の枠体に気密材28を装着
する必要はない。気密材28としては、ポリ塩化ビニルフ
ォーム、ウレタンフォーム、EPDM(エチレンプロピレン
ゴム)等が用いられ、気密性能がJIS A 1516気密性試験
方法の気密性等級に記載される8等級以下、より好まし
くは2等級以下となるように選択されることが好まし
い。
第1図には図示されていないが、第2図に示すよう
に、固定枠体6の一部には締付部材30が装着してある。
締付部材30は、ドア体23が通気口5を閉塞した状態で、
可動枠体25を固定枠体6に対して締付固定するためのも
のであり、ノブ31と柱状胴体32とが固定枠体6に対して
回転自在に装着してある。柱状胴体32はドア体23方向に
突出しており、その先端に係合片33が形成されている。
係合片33は金属であってもよいが摺動性ABS樹脂やナイ
ロン樹脂等が好ましい。係合片33は、たとえば第3図に
示すようにイチョウの葉形状をしており、表面にテーパ
面34,34を有している。係合片33は、柱状胴体32の回転
に伴って回転し、可動枠体25に突出して形成されたフッ
ク部35の係合溝36に係合可能になっている。係合片33が
係合溝36に係合すると、テーパ面の作用によって係合状
態が強固となる。このような係合状態を解除するには、
ノブ31を操作することにより、柱状胴体32を係合片33と
共に回転させれば良い。
次に、このような床下換気口1が形成される建築物11
について、第4図に基づき説明すると、断熱材7の内側
に形成される内側通気層16の換気を図るためには、床下
空間2と外気とを適宜連通する通気口5を建築物11下部
に設けるだけでなく、建築物11の上部に張設された断熱
材7の一部に棟下通気口37を設けることが好ましい。こ
の棟下通気口37として本考案の換気口1を用いることも
可能である。
このような本実施例に係る建築物11の断熱通気構造に
よれば、冬期において、床下の通気口5および棟下通気
口37をそれぞれ閉塞した場合に、高断熱化および高気密
化を容易に図ることが可能になり、暖房の効率を大幅に
高めることが可能になる。このことは、夏期における冷
房を行なう場合にも同様である。また、夏期等におい
て、床下の通気口5および棟下通気口37をそれぞれ開口
させた場合には、床下の通気口5から取り入れた空気を
建築物内を通して棟下通気口37から外部へ排出すること
が可能になり、建築物内の通気性が向上し、床下空間の
冷気を有効に利用することが可能になる。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるものでは
なく種々に改変することが可能である。
たとえば第5図に示すように、ドア体23aを構成する
可動枠体25aを鋼板等で構成し、断熱材24を両側から挾
持する構成とし、ヒンジ部40およびスペーサ41を介して
固定枠体6aに回動自在に装着するようにしても良い。こ
の固定枠体6aには、たとえばPVC製の網体42が装着して
ある。また、固定枠体6aには、通気口5周囲に沿って気
密材28aが装着してある。
気密材28は軟質PVCやゴム質重合体またはフォーム体
等が好ましい。この気密材28aには、中空のクッション
部45と係合突起46とが形成され、この係合突起46が固定
枠体6の固定孔に係合固定されるようになっている。な
お、このような気密材28aは固定枠体6に装着しても良
いが、ドア体23a側に装着するようにしても良い。
さらに本考案では、第6,7図に示すように、断熱材を
保持する可動枠体25bを、固定枠体6bに軸支された回動
軸40aを中心として回動自在に支持し、この回動枠体25b
に、締付部材30aが装着してある。締付部材30aは、ドア
体23bが通気口5を閉塞した状態で、可動枠体25bを固定
枠体6に対して締付固定するためのものであり、係合片
33aとレバー31aとがビス60によって固定枠体6bに対して
回転自在に装着してある。このような締付部材30aは、
金属であってもよいが摺動性に優れたABS樹脂やナイロ
ン樹脂等が好ましい。係合片33は、たとえば第7図に示
すようにイチョウの葉形状をしており、固定枠体6bに形
成してある係合用凸部62に係合可能なテーパ面を有して
いる。係合用凸部62は、他の面に対して滑らかに突出し
ており、係合片33aがレバー31aの回転に伴って回転し、
係合片33aがこの部分に係合すると、テーパ面及び凸部
の作用によって、固定枠体と可動枠体との係合状態が強
固となり、気密材28bによる気密作用が向上する。この
ような係合状態を解除するには、レバー31aを操作する
ことにより、係合片33aを回転させ、係合片33aのテーパ
面と係合用凸部62との係合を外せばよい。
本実施例では、前述したようなレバー31aの操作を手
動で行えるように、グリル20aが固定枠体6bに対して開
閉自在または脱着自在に装着してある。レバー31aの操
作を行うためには、グリル20aを設ける必要があるから
である。このようにグリル20aを固定枠体6bに対して開
閉自在に取り付けるため、第6、7図に示す例では、固
定枠体6bには、支軸63が固定してあり、この支軸63がグ
リル20aに形成してある長孔64に挿入してある。また、
長孔64が形成してある端部と反対側のグリル端部には、
鈎状の係合突起66が形成してあり、この係合突起66が固
定枠体6bに形成してある係合孔65内に係合可能になって
いる。この係合を解除するためには、グリル20aに形成
してある取手67を把持してグリル20aを上方(矢印A)
に持ち上げ、その後、支軸63を回転中心としてグリル20
aを矢印B方向に回転させれば、グリル20aが開くことに
なる。なお、グリル50aには防虫網42が装着してあり、
この防虫網42も取り出し自在しても良い。
このような実施例によれば、グリル20aの開閉が容易
であり、直接ドア耐衝撃性23bの開閉を操作するので、
メンテナンスが容易であるとともに、ドア体23bと固定
枠体6bとの間の気密性も向上する。
考案の効果 以上説明してきたように、本考案に係る建築物に床下
換気口によれば、ドア体を開放状態とすることで、床下
空間および建築物内の換気を図ることが可能になる。ま
た、ドア体で通気口を閉塞した場合には、ドア体が気密
材を介してテーパ面を有する締付部材によって固定型枠
に圧接固定されるため、床下換気口の気密性が向上し、
これに伴い床下空間を含めた家全体の気密性が従来の床
下換気口を使用した場合に比べ大幅に向上する。さら
に、ドア体は断熱材で構成されているから、この部分で
断熱欠損となることはない。したがって、基礎、外壁、
屋根と建築物の外側を包括的に囲繞するような閉鎖型空
間を形成する際にも床下換気口の部分で断熱、気密ライ
ンが切断されることなく、床下空間が室内環境と略同等
となり、この床下空間で結露が生じることがない等と共
に、建築物全体の断熱性および気密性も損なわれない。
なお実験によれば、第1図に示す床下換気口のJIS A
1516 気密性試験の結果は、8等級以下であったのに対
し、本考案の気密材および締付部材を有しない従来の床
下換気口の気密性は30等級以上であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る建築物の床下換気口の
概略断面図、第2図は同床下換気口の要部断面図、第3
図は第2図に示すIII-III線に沿う断面図、第4図は同
床下換気口が用いられる建築物の一例を示す概略断面
図、第5図は本考案の他の実施例に係る建築物の床下換
気口の概略断面図、第6図は本考案のさらにその他の実
施例に係る建築物の床下換気口の概略断面図、第7図は
第6図に示すVIII-VIII線に沿う要部矢視図、第8図は
従来の建築物の概略断面図である。 1……床下換気口 5……通気口 6,6a,6b……固定枠体 23,23a,23b……ドア体 24……断熱材 25,25a,25b……可動枠体 28,28a,28b……気密材 29……突部 30,30a……締付部材 44……圧接部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の床下空間と建築物の外部とを連通
    し、かつ建築物の基礎および土台によって区画すること
    により形成された開口部と、該開口部に嵌装され、基礎
    および土台に固定されている外筒部と、該外筒部にはめ
    込まれ、かつ建築物の内外を連通する通気口を形成する
    固定枠体と、該固定枠体によって形成された通気口を開
    閉するように、前記固定枠体に回動自在に取付けられた
    ドア体とを有し、 前記ドア体が、板状の断熱材と、この断熱材を保持する
    可動枠体とから構成され、 前記固定枠体および可動枠体の少なくともいずれか一方
    には、通気口の周囲に沿って気密材が装着してあり、他
    方には、当該気密材に圧着可能な突部が形成してあり、 前記固定枠体には、前記ドア体が通気口を閉塞した状態
    で、前記可動枠体を固定枠体に対して締め付けながら固
    定するためのテーパ面を有する締付部材が装着してあ
    り、 そして、 該固定枠体がはめ込まれている外筒部と、該外筒部が固
    定されている基礎および土台との間に形成される間隙に
    断熱性を有する充填材が充填されていることを特徴とす
    る建築物の床下換気口。
  2. 【請求項2】建築物の床下空間と建築物の外部とを連通
    し、かつ建築物の基礎および土台によって区画すること
    により形成された開口部と、該開口部に嵌装され、基礎
    および土台に固定されている外筒部と、該外筒部にはめ
    込まれ、かつ建築物の内外を連通する通気口を形成する
    固定枠体と、該固定枠体によって形成された通気口を開
    閉するように、前記固定枠体に回動自在に取付けられた
    ドア体とを有し、 前記ドア体が、板状の断熱材と、この断熱材を保持する
    可動枠体とから構成され、 前記固定枠体および可動枠体の少なくともいずれか一方
    には、通気口の周囲に沿って気密材が装着してあり、他
    方には、当該気密材に圧着可能な平面が形成してあり、 前記可動枠体には、前記ドア体が通気口を閉塞した状態
    で、この可動枠体を固定枠体に対して締め付けながら固
    定するためのテーパ面を有する締付部材が装着してあ
    り、 そして、 該固定枠体がはめ込まれている外筒部と、該外筒部が固
    定されている基礎および土台との間に形成される間隙に
    断熱性を有する充填材が充填されていることを特徴とす
    る建築物の床下換気口。
  3. 【請求項3】前記固定枠体の戸外側には、グリルが開閉
    自在に装着してある請求項第2項に記載の建築物の床下
    換気口。
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