JP2023538021A - 光モジュール - Google Patents

Abstract

光モジュールは、筐体（１）、光コンポーネント（２）、及び給電コンポーネント（３）を備える。筐体（１）の第２端には第２ソケット（１２）が設けられ、筐体の第２端は、光通信デバイスに挿入されるように構成されている端部である。光コンポーネント（２）は第２光コネクタ（２３）を含み、給電コンポーネント（３）は第２電気コネクタ（３３）を含む。光コンポーネント（２）及び給電コンポーネント（３）の両方は筐体（１）内に位置し、第２光コネクタ（２３）及び第２電気コネクタ（３３）の両方は、第２ソケット（１２）内に位置し、第２光コネクタ（２３）及び第２電気コネクタ（３３）の位置は互いに独立である。コンポジットケーブルの電源コネクタは、光モジュールを使用することによって光通信デバイスに電気的に接続され、コンポジットケーブルの電源コネクタは、光通信デバイスに挿入される必要がなく、その結果、光通信デバイスのパネル空間を低減でき、光通信デバイスの小型化発展が促進される。

Description

本願は、参照によって全体が本明細書に組み込まれる、「光モジュール及び光ポート給電方法」と題する、２０２０年８月１８日に出願された中国特許出願第２０２０１０８３１７２４．６号への優先権、及び、「コンポジットモジュール及びその製造方法」と題する、２０２０年９月２２日に出願された中国特許出願第２０２０１１００４２７９．２号への優先権を主張する。

本願は、光通信技術、特に光モジュールの分野に関する。

パワー・オーバー・イーサネット（登録商標）（Ｐｏｗｅｒ ｏｖｅｒ Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）、ＰｏＥ）は、データ信号の伝送中にデータ信号を伝送するケーブルを使用することによって、電力をいくつかのデバイス（インターネットプロトコル（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＩＰ）電話、アクセスポイント（ａｃｃｅｓｓ ｐｏｉｎｔ、ＡＰ）、及びネットワークカメラなど）に供給する技術である。

例えば、スイッチ及びＡＰは、光ファイバ及び銅線が包まれているコンポジットケーブルを使用することによって接続され得る。例えば、光モジュールがスイッチのパネルに挿入されており、第１光モジュールとして示され得る。光モジュールがＡＰのパネルに挿入されており、第２光モジュールとして示され得る。次に、第１光モジュール及び第２光モジュールはコンポジットケーブルを使用することによって接続され、それにより、スイッチとＡＰとの間の接続を実装する。

上記の接続を実装するために、それに対応して、コンポジットケーブルの各端は光ファイバコネクタ及び電源コネクタを有し、スイッチ及びＡＰのパネルの各々は光ポート及び電気ポートを有する。光ポートは、光ファイバコネクタに接続するように構成されている光インタフェースを有し、電気ポートは、電源コネクタに接続するように構成されている電気インタフェースを有する。

このように、第１光モジュールはスイッチの光ポートに挿入されており、第２光モジュールは、ＡＰの光ポートに挿入されており、コンポジットケーブルの一端の光ファイバコネクタは、第１光モジュールに挿入されており、電源コネクタは、スイッチの電気ポートに挿入されており、コンポジットケーブルの他端の光ファイバコネクタは、第２光モジュールに挿入されており、電源コネクタは、ＡＰの電気ポートに挿入されており、その結果、スイッチ及びＡＰは、２個の光モジュール及びコンポジットケーブルを使用することによって接続される。

上記の解決手段は、スイッチ及びＡＰなどの光通信デバイスの小型化発展に貢献しない。

本願は、光モジュールを提供し、関連する技術における問題を克服する。この技術的解決手段は、以下の通りである。

第１態様によれば、光モジュールが提供される。光モジュールは、筐体、光コンポーネント及び給電コンポーネントを備える。

筐体の第２端には第２ソケットが設けられ、筐体の第２端は、光通信デバイスに挿入されるように構成されている端部分である。

光コンポーネントは第２光コネクタを含み、給電コンポーネントは第２電気コネクタを含む。

光コンポーネント及び給電コンポーネントの両方は筐体内に位置し、第２光コネクタ及び第２電気コネクタの両方は第２ソケット内に位置し、第２光コネクタ及び第２電気コネクタの位置は互いに独立している。

例において、光モジュールは、光－電気変換機能を有するだけでなく、ＰｏＥを実装するための給電コンポーネントも有する。給電コンポーネントは光モジュールの元の構造的特徴を変更せず、光モジュールのサイズに影響を与えない。このように、コンポジットケーブルの電源コネクタは、光モジュールを使用することによって光通信デバイスに電気的に接続され、コンポジットケーブルの電源コネクタは、光通信デバイスに挿入される必要がなく、その結果、光通信デバイスのパネル空間を低減でき、通信デバイスの小型化発展が促進される。

考えられる実装において、第２電気コネクタは第２電気コネクタ導電部を含む。

第２電気コネクタ導電部は、第２ソケット内に位置する、光モジュールのプラグ可能ガイドブロックに固定される。

筐体の第２端は、標準光モジュールパッケージングタイプと合致する光通信デバイスに挿入されるように構成されている。

筐体の第２端は、標準光モジュールパッケージングタイプと合致する光通信デバイスに挿入されるように構成されている。筐体の第２端は、光モジュールに合致する光通信デバイスに挿入されるように構成されており、光モジュールは標準光モジュールパッケージングタイプのいずれか１個であることも理解され得る。

例において、第２光コネクタ及び第２電気コネクタの位置は互いに独立し、かつ、第２電気コネクタ導電部は光モジュールのセンターピラーに固定されているので、光モジュールの第２ソケットは代替的に、電源コネクタを含まない光ケージに挿入でき、それにより、光モジュールの第２光コネクタと光ケージにおける電気インタフェースとの間の電気的接続を実装する。光モジュールの第２ソケットは互換性を有し、その結果、光モジュールの適用範囲を増加でき、光モジュールの広い適用を強化でき、光モジュールの使用柔軟性を改善できる。

考えられる実装において、第２電気コネクタ導電部は条片状金属シートである。

条片状金属シートは、第２光コネクタに対向する、プラグ可能ガイドブロックの表面上に位置し、条片状金属シートの条片方向は光モジュールの挿入／取り外し方向に平行である。

例において、第２電気コネクタ導電部は条片状金属シートであり、条片状金属シートは、第２光コネクタに面する、プラグ可能ガイドブロックの表面上に位置する。例えば、条片状金属シートの表面及びプラグ可能ガイドブロックの表面が同一平面に位置する。このように、条片状金属シートは追加的に光モジュールのプラグ可能ガイドブロックに配置されるが、条片状金属シートはプラグ可能ガイドブロックの表面上に位置するので、光モジュールの第２端の光ケージへの挿入は影響を受けない。したがって、条片状金属シートの第２電気コネクタ導電部は、光モジュールの第２端を互換性することができる。

考えられる実装において、第２電気コネクタ導電部は条片状スプリングであり、直線部分及び屈曲部を含む。

装着溝が、第２光コネクタに対向する、プラグ可能ガイドブロックの表面上に設けられ、条片状スプリングの直線部分は、プラグ可能ガイドブロックに位置し、条片状スプリングの屈曲部は装着溝に位置し、屈曲部の屈曲位置は、装着溝の開口部から外に伸長する。

例において、第２電気コネクタ導電部は条片状スプリングであり、条片状スプリングの直線部分はプラグ可能ガイドブロックにおいて固定され、条片状スプリングの屈曲部は、装着溝において浮いている。このように、屈曲部は、挿入／取り外し方向に垂直な上下方向で装着溝において移動できる。このように、光モジュールの第２端が、電源インタフェースを含まない光ケージに挿入される場合でも、条片状スプリングの屈曲部を装着溝内に押すことができるので、光ケージへの光モジュールの第２端の挿入は影響を受けない。したがって、条片状スプリングの第２電気コネクタ導電部は、光モジュールの第２端を互換性することができる。

考えられる実装において、第２電気コネクタ導電部はスプリングピンである。

スプリングピンはプラグ可能ガイドブロックに位置し、スプリングピンの端部は、プラグ可能ガイドブロックから外に伸長する。

例において、第２電気コネクタ導電部はスプリングピンであり、スプリングピンのチューブはプラグ可能ガイドブロックにおいて固定され、スプリングピンのピンシャフトは、プラグ可能ガイドブロックの外側端面から外に伸長するが、ピンシャフトはチューブにおいて伸長又は収縮できる。したがって、光モジュールの第２端が、電源インタフェースを含まない光ケージに挿入される場合でも、スプリングピンのピンシャフトはチューブ内に収縮できるので、光モジュールの第２端の光ケージへの挿入は、影響を受けない。したがって、スプリングピンの第２電気コネクタ導電部は、光モジュールの第２端を互換性にすることができる。

考えられる実装において、プラグ可能ガイドブロックはボディ及び保護部を含む。

保護部は、ボディに固定的に接続され、保護部は以下のように構成される。

光モジュールが光通信デバイスに挿入されているとき、保護部は、スプリングピンのピンシャフトが光通信デバイスの接触点と密着することを可能にでき；又は、光モジュールが光通信デバイスに挿入されていないとき、保護部はスプリングピンのピンシャフトを保護できる。

例において、光モジュールが光通信デバイスに挿入されていないとき、スプリングピンのピンシャフトは保護部に位置するので、保護部はピンシャフトを囲む。このように、光モジュールが地面に落下した場合でも、ピンシャフトは、保護部の存在に起因いて損傷を受けず、ピンシャフトが保護される。

考えられる実装において、保護部はスライダ及び第１弾性部を含み、第１弾性部の弾性力はスプリングピンの弾性力より小さい。

ボディの端部にはスライドスロットが設けられ、スライダ及び第１弾性部の両方はスライドスロットに位置し、第１弾性部は、スライドスロットの底とスライダとの間に接続される。

スプリングピンの一方の部分は、ボディに位置し、スプリングピンの他方の部分はスライダに位置する。スライダは、ボディ及びスプリングピンに対してスライドでき、スライド方向は光モジュールの挿入／取り外し方向に平行である。

光モジュールが光通信デバイスに挿入されているとき、スライダはスライドスロット内に収縮し、その結果、スプリングピンのピンシャフトは、光通信デバイスの接触点に密着し：又は、光モジュールが光通信デバイスに挿入されていないとき、スライダはスライドスロットから外に伸長し、スプリングピンのピンシャフトを保護する。

例において、第１弾性部の弾力性は、スプリングピンの弾力性より小さい。光モジュールの第２端が光ケージに挿入されているとき、光ケージは、スライダを押して、スライドスロット内にスライドし、その結果、スプリングピンのピンシャフトは、光ケージにおける電源インタフェースに密接に接続され、良好な接触を確実にする。

例において、光モジュールの第２端が光ケージに挿入されていないとき、第１弾性部は自然状態又は圧縮状態であり得、スライダは、スライドスロットから外に伸長し、スライダはスプリングピンのピンシャフトを囲む。光モジュールの第２端が地面に落下する場合でも、スライダが地面に最初に接触し、ピンシャフトを損傷させず、これによりピンシャフトを保護する。

考えられる実装において、保護部は押下部、第２弾性部、及びＬ字形ロッドを含む。

スプリングピンのピンシャフトには溝が設けられ、スプリングピンのチューブのチューブ壁には貫通孔が設けられ、ピンシャフトの溝がチューブの貫通孔に対向するとき、ピンシャフトはチューブに収容される。

押下部の一方の部分がボディの外側に位置し、押下部の他方の部分がボディ内に位置し、スプリングピン、第２弾性部及びＬ字形ロッドはすべてボディ内に位置する。Ｌ字形ロッドの押下部、第２弾性部、及び第１ロッドは順次に接続されており、Ｌ字形ロッドの第２ロッドはチューブの貫通孔に対向している。

光モジュールが光通信デバイスに挿入されているとき、押下部は押下状態にあり、Ｌ字形ロッドの第２ロッドの端部はチューブの外側に位置し、その結果、ピンシャフトは、光通信デバイスの接触点に密着する。

光モジュールが光通信デバイスに挿入されていない、かつ、ピンシャフトがチューブ内に収縮されているとき、Ｌ字形ロッドの第２ロッドの端部がピンシャフトの溝に位置し、その結果、ピンシャフトは、ピンチューブ内に収縮された状態を維持する。

例において、光モジュールの第２端が光ケージ内に挿入されていないとき、スプリングピンのピンシャフトはチューブ内に位置し、Ｌ字形ロッドの端部は、チューブを通過し、ピンシャフトの溝内にクランプされ、その結果、ピンシャフトはチューブ内に維持される。このように、光モジュールの第２端が地面に落下した場合でも、ピンシャフトはチューブ内に位置するので、ピンシャフトは損傷せず、その結果、ピンシャフトは保護される。

例において、光モジュールの第２端が光ケージ内に挿入されているとき、光ケージの側壁は押下部を押し、その結果、押下部は、プラグ可能ガイドブロックのボディ内に伸長し、Ｌ字形ロッドは、ピンシャフトの溝から離れる。この場合、ピンシャフトは、内部スプリングの作用により、光ケージに対して作用力を有し、その結果、スプリングピンのピンシャフトは、光ケージにおける電源インタフェースに密接に接続され、良好な接触を確実にする。

考えられる実装において、保護部は押下部及びＵ字形部を含む。

スプリングピンのチューブには軸方向条片状孔が設けられ、スプリングピンのピンシャフトには隆起が設けられ、隆起は軸方向条片状孔内に位置する。

押下部の一方の部分はボディの外側に位置し、押下部の他方の部分はボディに位置し、スプリングピン及びＵ字形部の両方はボディに位置し、Ｕ字形部の第１端は押下部に位置し、Ｕ字形部の第２端はピンシャフトの隆起に位置する。

光モジュールが光通信デバイスに挿入されているとき、押下部は押下状態にあり、ピンシャフトは、Ｕ字形ロッドの押下によりチューブから外に伸長し、それにより、光通信デバイスの接触点と密着する。光モジュールが光通信デバイスに挿入されていないとき、押下部は非押下状態にあり、ピンシャフトはチューブ内に収縮される。

例において、光モジュールが光ケージに挿入されていないとき、押下部はボディの外側端面から外に伸長し、Ｕ字形部は、もはやスプリングピンのピンシャフトを押下せず、その結果、ピンシャフトはチューブに位置する。このように、光モジュールの第２端が地面に落下した場合でも、ピンシャフトはチューブ内に位置するので、ピンシャフトは損傷せず、その結果、ピンシャフトは保護される。

光モジュールが光ケージに挿入されているとき、光ケージは押下部を押し、その結果、押下部はプラグ可能ガイドブロックのボディに入り、Ｕ字形部は、チューブから伸長する方向に押す力をピンシャフトに適用し、その結果、スプリングピンのピンシャフトは、光ケージにおける電源インタフェースに密接に接続され、良好な接触を確実にする。

考えられる実装において、給電コンポーネントはさらに第２剛性回路基板を含む。

第２剛性回路基板の一端は第２ソケットに位置し、第２電気コネクタの第２電気コネクタ導電部は第２剛性回路基板の表面上に位置するエッジコネクタである。

例において、給電コンポーネントの給電線は第２剛性回路基板を含む。このように、第２ソケット内に伸長する、第２剛性回路基板の一部の表面は、エッジコネクタを有し得、エッジコネクタは、第２電気コネクタの導電部として使用され得る。第２剛性回路基板は、第１電気コネクタと第２電気コネクタとの間の電気的接続を実装するために使用されるフラットケーブルを有するだけでなく、いくつかの設置されたコンポーネントも有し得、光コンポーネントの第１剛性回路基板上のコンポーネントの数を低減する。別の例として、処理チップが第２剛性回路基板の表面上に装着され得、光モジュールの処理速度を増加させる。

考えられる実装において、光コンポーネントの第１剛性回路基板及び第２剛性回路基板は、筐体において平行に鉛直方向に位置する。

別の態様において、光通信デバイスが提供される。光通信デバイスは、シャーシ、メインボード及び光－電気変換アセンブリを含む。

シャーシのパネルには光ケーブルソケットが設けられ、光－電気変換アセンブリは光コンポーネント及び給電コンポーネントを含む。

メインボード、光コンポーネント及び給電コンポーネントはすべてシャーシ内に位置する。光コンポーネント及び給電コンポーネントはすべて、メインボードの表面上に位置し、光コンポーネントの光コネクタ及び給電コンポーネントの電気コネクタの両方は光ケーブルソケット内に位置する。

例において、光通信デバイスは光－電気変換アセンブリと統合される。この場合、光通信デバイスが別のデバイスに接続されているとき、光ケーブル又はコンポジットケーブルのみが挿入される必要があり、光モジュールは追加的に挿入される必要がない。したがって、接続操作は単純であり、光モジュールの損失を回避できる。加えて、光モジュールと光通信デバイスとの間のミスマッチに起因して接続が失敗する場合を回避できる。

考えられる実装において、光コンポーネントの光コネクタ及び給電コンポーネントの電気コネクタの両方は光ケーブルソケット内に位置し、光コンポーネントの光コネクタ及び給電コンポーネントの電気コネクタの位置は互いに独立し、その結果、光ケーブルソケットは、ケーブルを挿入するように構成されており、ケーブルはコンポジットケーブル又は光ケーブルであり得る。

例において、光通信デバイスの光ケーブルソケットは互換性を有し、その結果、電源コネクタを含まない光ケーブルは、光ケーブルソケットに挿入され光ケーブルソケットにおける光コネクタに接続されることができ、光信号伝送を実装する。したがって、光通信デバイスの広い適用を強化でき、使用柔軟性を改善できる。

第２態様によれば、通信デバイスが提供される。通信デバイスは、シャーシ、メインボード、及び光－電気変換アセンブリを含む。

シャーシのパネルには光ケーブルソケットが設けられ、光－電気変換アセンブリは光コンポーネント及び給電コンポーネントを含む。

メインボード、光コンポーネント及び給電コンポーネントはすべて、シャーシ内に位置し、光コンポーネント及び給電コンポーネントは両方ともメインボードの表面上に位置する。光コンポーネントの光コネクタ及び給電コンポーネントの電気コネクタの位置はすべて、光ケーブルソケットの位置に対応する。例えば、光コンポーネントの光コネクタは、光ケーブルソケット内に位置し、給電コンポーネントの電気コネクタは、光コンポーネントの光コネクタから独立した光ケーブルソケット内の任意の位置に位置する。

例において、通信デバイスは光－電気変換アセンブリと統合される。この場合、通信デバイスが別のデバイスに接続されているとき、光ケーブル又はコンポジットケーブルのみが挿入される必要があり、光モジュールは追加的に挿入される必要がない。したがって、接続操作は単純であり、光モジュールの損失を回避できる。加えて、光モジュールと通信デバイスとの間のミスマッチに起因して接続が失敗する場合を回避できる。

考えられる実装において、光コンポーネントの光コネクタ及び給電コンポーネントの電気コネクタの両方は光ケーブルソケット内に位置し、光コンポーネントの光コネクタ及び給電コンポーネントの電気コネクタの位置は互いに独立し、その結果、光ケーブルソケットは、ケーブルを挿入するように構成されており、ケーブルはコンポジットケーブル又は光ケーブルであり得る。

例において、通信デバイスの光ケーブルソケットは互換性を有し、その結果、電源コネクタを含まない光ケーブルは、光ケーブルソケットに挿入され光ケーブルソケットにおける光コネクタに接続されることができ、光信号伝送を実装する。したがって、通信デバイスの広い適用を強化でき、使用柔軟性を改善できる。

第３態様によれば、ＰｏＥデバイスが提供される。ＰｏＥデバイスは、第１態様及び第１態様の実装における光モジュールを含む。

本願による光モジュールの構造の概略図である。

本願による光モジュールの構造の概略図である。

本願による光モジュールの構造の概略図である。

本願による光モジュールの構造の概略図である。

本願による光モジュールの展開構造の概略図である。

本願による光モジュールの筐体の構造の概略図である。

本願による光モジュールの光コンポーネントの構造の概略図である。

本願による筐体における光モジュールの光コンポーネントの構造の概略図である。

本願による筐体における光モジュールの給電コンポーネントの構造の概略図である。

本願による光モジュールの第１電気コネクタ導電部の位置の構造の概略図である。

本願による光モジュールの第１電気コネクタ導電部の位置の構造の概略図である。

本願による光モジュールの第１電気コネクタ導電部の位置の構造の概略図である。

本願による光モジュールの第１電気コネクタ導電部の位置の構造の概略図である。

本願による筐体における光モジュールの給電コンポーネントの構造の概略図である。

本願による光モジュールの第１電気コネクタ導電部の位置の構造の概略図である。

本願による光モジュールの第１電気コネクタ導電部の位置の構造の概略図である。

本願による光モジュールの第１電気コネクタ導電部の位置の構造の概略図である。

本願による光モジュールの第１電気コネクタ導電部の位置の構造の概略図である。

本願による光モジュールの第１電気コネクタ導電部の位置の構造の概略図である。

本願による光モジュールのセンターピラーの構造の概略図である。

本願による光モジュールの第１端の構造の概略図である。

本願によるセンターピラーにおける第１電気コネクタ導電部の構造の概略図である。

本願による光モジュールの第１電気コネクタ導電部の構造の概略図である。

本願によるセンターピラーにおける第１電気コネクタ導電部の構造の概略図である。

本願によるセンターピラーにおける第１電気コネクタ導電部の構造の概略図である。

本願によるセンターピラーにおける第１電気コネクタ導電部の構造の概略図である。

本願によるセンターピラーの構造の概略図である。

本願による光モジュールの第１ソケットの構造の概略図である。

本願による条片状ガイドブロック及び条片状ガイド溝の構造の概略図である。

本願によるセンターピラーにおける第１電気コネクタ導電部の構造の概略図である。

本願によるセンターピラーにおける第１電気コネクタ導電部の構造の概略図である。

本願による第１電気コネクタ導電部と給電線との間の接続の構造の概略図である。

本願による、光モジュールの給電線がフレキシブル回路基板である構造の概略図である。

本願による、光モジュールの給電線がケーブルである構造の概略図である。

本願による、給電線がケーブル及び第２剛性回路基板を含む構造の概略図である。

本願による、給電線がフレキシブル回路基板及び第２剛性回路基板を含む構造の概略図である。

本願による、光モジュールが光ケージと合致する構造の概略図である。

本願による、第２電気コネクタ導電部が金属シートである光モジュールの構造の概略図である。

本願による、第２電気コネクタ導電部が条片状スプリングである光モジュールの構造の概略図である。

本願による、条片状スプリングの構造の概略図である。

本願による、第２電気コネクタ導電部が導電性ピラーである光モジュールの構造の概略図である。

本願による、第２電気コネクタ導電部がスプリングピンである光モジュールの構造の概略図である。

本願による、第２電気コネクタ導電部がプラグ可能ガイドブロック内にある構造の概略図である。

本願による、第２電気コネクタ導電部がプラグ可能ガイドブロック内にある構造の概略図である。

本願による、第２電気コネクタ導電部がプラグ可能ガイドブロック内にある構造の概略図である。

本願によるスプリングピンの構造の概略図である。

本願による、第２電気コネクタ導電部がプラグ可能ガイドブロック内にある構造の概略図である。

本願によるスプリングピンの構造の概略図である。

本願による、給電線が第２剛性回路基板を含む光モジュールの構造の概略図である。

本願による、給電線が第２剛性回路基板を含む光モジュールの構造の概略図である。

本願による、光通信デバイスの構造の概略図である。

本願による、光通信デバイスのメインボードの構造の概略図である。

参照番号の説明
１ 筐体；
１１ 第１ソケット；
１２ 第２ソケット；
１１１ 条片状ガイド溝；
２ 光コンポーネント；
２１ 第１光コネクタ；
２２ 光－電気変換コンポーネント；
２３ 第２光コネクタ；
２２１ 第１剛性回路基板；
２２２ 変換コンポーネント；
３ 光コンポーネント；
３１ 第１電気コネクタ；
３２ 給電線；
３３ 第２電気コネクタ；
３１１ 第１電気コネクタ導電部；
３２１ 第２剛性回路基板；
３２２ ケーブル；
３２３ フレキシブル回路基板；
３３１ 第２電気コネクタ導電部；
３１１１ 第１屈曲条片；
３１１１ａ 第１セグメント；
３１１１ｂ 第２セグメント；
３１１１ｃ 第３セグメント；
３１１２ 第２屈曲条片；
３１１２ａ 第４セグメント；
３１１２ｂ 第５セグメント；
３１１２ｃ 第６セグメント；
３３１１ 直線部分；
３３１２ 屈曲部；
３３１２ａ 屈曲位置；
３３１３ ピンシャフト；
３３１３ａ 溝；
３３１３ｂ 隆起；
３３１４ チューブ；
３３１４ａ 貫通孔；
３３１４ｂ 軸方向条片状孔；
４ プラグ可能ガイドブロック；
４０ ボディ；
４１ 装着溝；
４２ スライダ；
４３ 第１弾性部；
４４ 押下部；
４５ 第２弾性部；
４６ Ｌ字形ロッド；
４７ Ｕ字形部；
４０１ スライドスロット；
４６１ 第１ロッド；
４６２ 第２ロッド；
５ センターピラー；
５１ 支持プレート；
５２ ガイド及び制限プレート；
５３ 条片状ガイドブロック；
５２１ 第１プレートボディ；
５２２ 第２プレートボディ；
５２３ 溝；
１００ シャーシ；
２００ メインボード；
３００ 光－電気変換アセンブリ；及び
６００ 光ケージ

いくつかの関連する解決手段において、各光電気コンポジットケーブルについて、少なくとも２個のポートが、スイッチ及びＡＰなどの通信デバイスのパネル上に配置される必要がある。１個のポートが光ポートとして使用され、光モジュールを使用することによって光電気コンポジットケーブルにおける光ファイバに接続され、他のポートは、光電気コンポジットケーブルの電源コネクタを挿入するために電気ポートとして使用される。各光電気コンポジットケーブルは、比較的大きいパネルサイズを占有し、これは、スイッチ及びＡＰなどの通信デバイスの小型化発展に好ましくない。

略してコンポジットケーブルとも称される光電気コンポジットケーブルは、その中に光ファイバ及び銅線が包まれるケーブルである。光ファイバは、光信号を伝送するために使用され、銅線は、電気エネルギーを伝送するために使用され、電気エネルギーの伝送は、電気エネルギー伝送及び電力伝送とも称され得る。

本願の実施形態は光モジュールを提供する。光モジュールは、光－電気変換を実装するように構成されている光コンポーネント、及び、電力伝送を実装するように構成されている給電コンポーネントを含む。したがって、光モジュールは、光電気コンポジットモジュール、又は略してコンポジットモジュールとも称され得る。したがって、光モジュールは、光信号と電気信号との間の変換を実行するように構成され得、さらにＰｏＥを実装するように構成され得る。

光モジュールはスイッチとＡＰとの間の接続に適用され得る。光モジュールがスイッチのパネル及びＡＰのパネルに別々に挿入される。スイッチに挿入されている光モジュールは、コンポジットケーブルを使用することによってＡＰに挿入された光モジュールに接続され、スイッチとＡＰとの間の接続を実装する。

光モジュールの第１端が、コンポジットケーブルを挿入するように構成されており、光モジュールの第２端が、通信デバイス（例えば、スイッチ及びＡＰ）に挿入されるように構成されている。

この場合、通信デバイスのパネルは、光モジュールを挿入するように構成されているポートを有する（ポートは、ソケット、すなわち、通信デバイスの光ケージのソケットとも称され得る）。ポートは、光モジュールの光コンポーネントの電気コネクタ（すなわち、下で言及する第２光コネクタ）に接続された電気インタフェースを有し、ポートはさらに、光モジュールの給電コンポーネントの電気コネクタ（すなわち、下で言及された第２電気コネクタ）に接続された電気インタフェースを有する。そのような通信デバイスは、更新された通信デバイスとも称され得る。

同様に、コンポジットケーブルの端部は、光モジュールの光コンポーネントの光コネクタ（すなわち、下で言及される第１光コネクタ）に接続された光ファイバコネクタを有し、コンポジットケーブルの端部はさらに、光モジュールの電気コネクタに接続された電源コネクタを有する。

このように、光信号伝送及び電力伝送の両方をコンポジットケーブルと光モジュールとの間で実行でき、電気信号伝送及び電力伝送の両方を光モジュールと通信デバイスとの間で実行できる。

光モジュールは、光－電気変換機能を実装するためのコンポーネント（すなわち、下で言及される光コンポーネント）、及び、ＰｏＥ機能を実装するためのコンポーネント（すなわち、下で言及される給電コンポーネント）を含み、その結果、光モジュールに合致する通信デバイスのパネルのみが、光モジュールを挿入するためのポートを有する必要があり、ポートは、光コンポーネントとの間で電気信号を伝送するためのインタフェース、及び、給電コンポーネントとの間で電力を伝送するためのインタフェースを有することが分かる。これにより、通信デバイスのパネルのサイズを低減し、通信デバイスの小型化発展を促進する。

当然、コンポジットケーブルを挿入するように構成されている、光モジュールの第１端は互換性を有するので、光モジュールは、電源コネクタを含むコンポジットケーブルと共に使用され得るか、又は、電源コネクタを含まない従来の光ケーブルと共に使用され得る。言い換えれば、光モジュールの第１端は、コンポジットケーブルを挿入するように構成されることができるだけでなく、光ケーブルを挿入するように構成されることもできる。

同様に、通信デバイスに挿入されるように構成される、光モジュールの第２端は互換性を有するので、通信デバイスの光ケージは、光モジュールの光コンポーネントの電気コネクタ（すなわち、下で言及される第２光コネクタ）に接続された電気インタフェースのみを有し得、光モジュールの給電コンポーネントの電気コネクタ（すなわち、下で言及される第２電気コネクタ）に接続された電気インタフェースを有しないことがあり得る。そのような通信デバイスは、更新前の通信デバイスと称され得、本実施形態における光モジュールはまた、更新前の通信デバイスと共に使用され得る。したがって、光モジュールの第２端は、光ケージにおける電源コネクタを含む通信デバイスに挿入されることができ、代替的に、光ケージにおける電源コネクタを含まない通信デバイスに挿入されることができる。

以下を留意するべきである。

本実施形態における光モジュールは、光受信モジュール、光送信モジュール、光トランシーバ統合モジュール、及び光転送モジュールのいずれか１つであり得る。

本実施形態において説明される光モジュールは、ホットプラグ可能光モジュール又は非ホットプラグ可能光モジュールのいずれかであり得る。

本実施形態において説明される光モジュールは、標準パッケージングタイプのいずれか１つであり得、例えば、スモールフォームプラグ可能（ｓｍａｌｌ ｆｏｒｍ ｐｌｕｇｇａｂｌｅ， ＳＦＰ）光モジュール、クアッドスモールフォームファクタプラグ可能倍密度（ｑｕａｄ ｓｍａｌｌ ｆｏｒｍ ｆａｃｔｏｒ ｐｌｕｇｇａｂｌｅ－ｄｏｕｂｌｅ ｄｅｎｓｉｔｙ， ＱＳＦＰ－ＤＤ）光モジュール、Ｃフォームファクタプラグ可能（Ｃ ｆｏｒｍ ｆａｃｔｏｒ ｐｌｕｇｇａｂｌｅ， ＣＦＰ）光モジュール、ギガビットインタフェースコンバータ（ｇｉｇａｂｉｔ ｉｎｔｅｒｆａｃｅ ｃｏｎｖｅｒｔｅｒ， ＧＢＩＣ）光モジュール、１０ギガビットスモールフォームプラグ可能（１０ ｇｉｇａｂｉｔ ｓｍａｌｌ ｆｏｒｍ ｐｌｕｇｇａｂｌｅ， ＸＦＰ）光モジュール、及び同様のものであり得る。

例えば、光モジュールは、図１に示される光モジュールであり得、光モジュールはＳＦＰ光モジュールである。別の例では、光モジュールは代替的に、図２に示される光モジュールであり得、光モジュールはＳＦＰ光モジュールである。図１に示されるＳＦＰ光モジュールと図２に示されるＳＦＰ光モジュールとの間の違いは、前面パネルの構造形態にある。別の例では、光モジュールは代替的に、図３に示される光モジュールであり得、光モジュールはＱＳＦＰ－ＤＤ光モジュールである。別の例では、光モジュールは代替的に、図４に示される光モジュールであり得る。光モジュールは、ＣＦＰ２光モジュールであり、ＣＦＰ２光モジュールは、サイズがＣＦＰ光モジュールのサイズの半分である光モジュールである。

光モジュールの具体的なタイプは、本実施形態において具体的に限定されず、本実施形態における光モジュールは、任意の標準パッケージングフォーマットでパッケージングされた光モジュールであり得る。説明を容易にするべく、パッケージングタイプが図１に示されるＳＦＰである光モジュールが例として使用され得る。別の形態の光モジュールは、光モジュールと類似し、詳細は再び説明されない。以下では、光－電気変換機能を実装するためのコンポーネントの具体的な構造、及び、光モジュールのＰｏＥ機能を実装するためのコンポーネントの具体的な構造を詳細に説明する。

図５は、光モジュールの展開構造の概略図である。光モジュールは、筐体１、光コンポーネント２、及び給電コンポーネント３を含む。

筐体１は、光モジュールの保護筐体として使用され、光モジュールの内側のコンポーネントを保護するように構成されており、それにより、保護及び防塵防水機能を実装する。光コンポーネント２は、光－電気変換機能を実装するように構成されているコンポーネントである。給電コンポーネント３は、ＰｏＥ機能を実装するように構成されているコンポーネントである。

光モジュールをより良く理解するべく、以下では、筐体１、光コンポーネント２、及び給電コンポーネント３の主な構造及び相対位置関係を簡潔に説明する。

（１）光モジュールの筐体１

図６に示されるように、光モジュールは直方体型構造であり得る。それに対応して、筐体１は直方体型構造でもあり得る。例において、筐体１は、長さ方向の２個の端部に開口部を有する直方体型構造であり得、２個の端部における開口部の一方は、第１ソケット１１として使用され、他方は第２ソケット１２として使用される。別の例において、筐体１は上部カバー及び基部を含み得、上部カバー及び基部は固定されて筐体１を形成する。例えば、上部カバーは、カバー状の構造を有し得、基部を覆う。別の例として、上部カバーはプレート形状を有し、基部は、カバーが無い箱型形状を有し、基部は上部カバーによって覆われる。上部カバーの具体的な構造及び基部の具体的な構造は、本実施形態において限定されるものではなく、その結果、上部カバー及び基部は固定され得、２個の端部に開口部を有する箱型形状の構造を形成する。

筐体１の第１ソケット１１（筐体１の第１端に位置する）は、コンポジットケーブルを挿入するように構成され、それにより、光モジュールとコンポジットケーブルとの間の光ファイバ接続を実装する。筐体１の第２ソケット１２（筐体１の第２端に位置する）は、通信デバイスの光ケージに挿入されるように構成され、それにより光モジュールと通信デバイスとの間の電気的接続を実装する。

（２）光コンポーネント２

光コンポーネント２は、オプトエレクトロニクス部品とも称され得る。図７に示されるように、光コンポーネント２は、第１光コネクタ２１、光－電気変換コンポーネント２２及び第２光コネクタ２３を含み得る。光－電気変換コンポーネント２２の一端は第１光コネクタ２１に接続され、他端は第２光コネクタ２３に接続される。第１光コネクタ２１又は第２光コネクタ２３と光－電気変換コンポーネント２２との間の接続は、物理的接続及び電気的接続を含み得る。

第１光コネクタ２１は光ファイバコネクタであり、コンポジットケーブルの光ファイバコネクタに接続するように構成され、光信号伝送を実装する。第２光コネクタ２３は電気コネクタであり、通信デバイスの光ケージにおける電気インタフェースとの電気的接続を実装するように構成され、電気信号伝送を実装する。

給電コンポーネント３の２個の電気コネクタを区別するべく、本明細書において、光モジュールの第２端における電気コネクタは、第２光コネクタ２３と称される。しかしながら、第２光コネクタ２３は実際には、光ファイバコネクタではなく電気コネクタである。

図７に示されるように、光－電気変換コンポーネント２２は第１剛性回路基板２２１及び変換コンポーネント２２２を含む。変換コンポーネント２２２は、光－電気変換機能を実装するために必要なコンポーネントを含み、例えば、レーザ、検出器、増幅器、クロックデータリカバリ装置、ドライバチップ、及び信号プロセッサなどのコンポーネントを含み得る。第１剛性回路基板２２１の一端は、変換コンポーネント２２２に接続され、第１剛性回路基板２２１の他端の表面はエッジコネクタを有し、エッジコネクタは第２光コネクタ２３の導電部を形成する。第１剛性回路基板２２１から離れた、変換コンポーネント２２２の一端は、第１光コネクタ２１に接続され、それにより、第１光コネクタ２１を通じて、変換済み光信号をコンポジットケーブルへ伝送する。

光コンポーネント２と筐体１との間の組立関係が図８に示され得る。光－電気変換コンポーネント２２の第１剛性回路基板２２１及び変換コンポーネント２２２の両方は筐体１内に位置し、変換コンポーネント２２２から離れた、第１剛性回路基板２２１の一端は第２ソケット１２内に位置し、その結果、変換コンポーネント２２２から離れた、第１剛性回路基板２２１の端の表面上のエッジコネクタは、第２ソケット１２に位置する。このように、第２光コネクタ２３は、第２ソケット１２に位置する。図１に示されるように、変換コンポーネント２２２に接続された第１光コネクタ２１は、筐体１の第１ソケット１１内に位置する。

光モジュールは、デュアルファイバ双方向光モジュールであり得る。それに対応して、図７に示されるように、２個の第１光コネクタ２１があり、一方は送信端として使用され、他方は受信端として使用される。図７における光コンポーネント２と回路基板との間の接続構造は示されない。光モジュールは代替的に、シングルファイバ双方向光モジュールであり得る。それに対応して、送信端及び受信端の両方として機能する、１個の第１光コネクタ２１がある。本実施形態は、光モジュールが具体的にはデュアルファイバ双方向モジュールであるか、又は、シングルファイバ双方向モジュールであるかを限定せず、デュアルファイバ双方向モジュールは添付図面において例として使用される。

（３）給電コンポーネント３

給電コンポーネント３は、パワー・オーバー・イーサネットにおいて電力伝送を実装するように構成されている。図５に示されるように、給電コンポーネント３は、第１電気コネクタ３１、給電線３２及び第２電気コネクタ３３を含む。給電線３２の一端は、第１電気コネクタ３１に接続され、給電線３２の他端は、第２電気コネクタ３３に接続される。

第１電気コネクタ３１及び第２電気コネクタ３３は両方とも電気コネクタである。第１電気コネクタ３１は、コンポジットケーブルの電源コネクタに電気的に接続され、第２電気コネクタ３３は、通信デバイスの光ケージにおける電源コネクタに電気的に接続される。

給電コンポーネント３と筐体１との間の組立関係は、以下の通りであり得る。図９に示されるように、給電線３２は筐体１内に位置し、第１電気コネクタ３１は第１ソケット１１に位置し、第２電気コネクタ３３は第２ソケット１２に位置する。第１電気コネクタ３１は、第１ソケット１１に位置する。例えば、図１に示されるように、第１電気コネクタ３１は第１ソケット１１に位置し得る。別の例では、第１電気コネクタ３１は代替的に、第１ソケット１１の周囲に位置し得る。詳細は以下で説明される。

給電コンポーネント３が筐体１内に装着された後に、第１電気コネクタ３１は、光モジュールの第１端における第１ソケット１１の構造的特徴に影響しないことがあり得る。このように、給電コンポーネント３は追加的に光モジュール内に配置されるが、筐体１の第１端における第１ソケット１１はなお、光ケーブルを挿入するように構成されることができる。第２電気コネクタ３３はまた、光モジュールの第２端における第２ソケット１２の構造的特徴に影響しないことがあり得る。このように、筐体１の第２端における第２ソケット１２はなお、電源コネクタを含まない光ケージに挿入されることができる。

このように、光モジュールの両方の端は互換性を有する。したがって、電源コネクタを含まない光ケーブルでもなお、光モジュールの第１ソケット１１に挿入されることができ、第１ソケット１１における第１光コネクタ２１に接続される。光ケージが電源コネクタを含まない場合でも、光モジュールの第２ソケット１２はなお、光ケージに挿入でき、光ケージにおける電気コネクタに電気的に接続される。

光モジュールは給電コンポーネント３に統合され、その結果、光モジュールが通信デバイスに挿入された後、光ファイバ接続を実装できるだけでなく、電力伝送も実装できることが上記から分かる。したがって、光モジュールが挿入される通信デバイスのパネルは、光モジュールに合致するポートを有するだけでよく、電力伝送を実装するための電力ポートが追加的に配置される必要が無い。これにより、さらに、通信デバイスのパネルのサイズを低減し、通信デバイスの小型化発展を促進できる。

以下において別段の指定が無い限り、コンポジットケーブル又は光ケーブルの光ファイバコネクタは、光モジュールの第１光コネクタ２１に合致する光ファイバコネクタであり、その結果、コンポジットケーブル又は光ケーブルの光ファイバコネクタを第１光コネクタ２１に接続できることに留意されたい。同様に、通信デバイスの光ケージの電気インタフェースは、光モジュールの第２光コネクタ２３（第２光コネクタ２３は電気コネクタである）に合致する電気インタフェースであり、その結果、第１光コネクタ２１を光ケージの電気インタフェースに挿入でき、電気信号の伝送を実装する。

本願において、給電コンポーネント３は追加的に、共通の光モジュール（従来の光モジュールとも称され得る）に基づいて配置される。以下では、給電コンポーネント３の第１電気コネクタ３１、給電線３２、及び第２電気コネクタ３３の構造、及び、第１電気コネクタ３１、給電線３２、及び第２電気コネクタ３３の筐体１における位置を順次に説明する。

（Ｉ）給電コンポーネント３の第１電気コネクタ３１

第１ソケット１１の互換性を実装するべく、第１電気コネクタ３１及び第１光コネクタ２１の位置は、互いに独立し、その結果、第１電気コネクタ３１は第１光コネクタ２１に影響を与えない。

この場合、第１電気コネクタ３１の位置分布は以下の通りであり得る。

第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１は、筐体１から露出し、筐体１の第１端における任意の位置に位置する。第１光コネクタ２１及び第１電気コネクタ３１の位置は互いに独立しており、その結果、第１ソケット１１は互換性を有する。

（１）図１０及び図１１に示されるように、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１は光モジュールのセンターピラー５に固定される。

センターピラー５の機能は、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１が説明されるときに、以下で詳細に説明される。センターピラー５及び第１光コネクタ２１の両方は第１ソケット１１内に位置する。例えば、図１０に示すように、２個の第１光コネクタ２１があり、光モジュールはデュアル光コネクタを有する光モジュールである。この場合、センターピラー５及び２個の第１光コネクタ２１の両方は第１ソケット１１内に位置し、センターピラー５は、２個の第１光コネクタ２１の間に位置し、センターピラー５は、第１ソケット１１を２個のサブソケットに分割する。

第１電気コネクタ導電部３１１がセンターピラー５に固定される解決手段はさらに、以下の複数の可能な場合を含み得る。

図１０に示されるように、第１電気コネクタ導電部３１１の端部はセンターピラー５の外側端面上に位置する。例えば、第１電気コネクタ導電部３１１については、第１電気コネクタ導電部３１１の端部は、センターピラー５の外側端面と同一平面である。別の例として、図１０における（ｂ）に示されるように、センターピラー５の外側端面は溝を有し、第１電気コネクタ導電部３１１は溝内に位置し、第１電気コネクタ導電部３１１の外側端面は、センターピラー５の外側端面より低い。

別の例として、センターピラー５の長さは標準長より短い。図１０の（ａ）に示すように、第１電気コネクタ導電部３１１は、柱状の構造であり、第１電気コネクタ導電部３１１の端部は、センターピラー５の外側端面から外に伸長する。センターピラー５から外に伸長する第１電気コネクタ導電部３１１の一部の長さ、及び、センターピラー５の長さの和は、標準長より小さい又はそれに等しい。標準長は、光モジュールが標準パッケージングタイプに基づいてパッケージングされるときに取得されるセンターピラー５の長さ、又は、給電コンポーネント３を含まない光モジュールのセンターピラーの従来の長さである。

このように、第１電気コネクタ導電部３１１がセンターピラー５の外側端面から外に伸長するが、第１電気コネクタ導電部３１１は、電源コネクタを含まない光ケーブルの第１ソケット１１への挿入をブロックせず、その結果、光ケーブルの光ファイバコネクタが挿入されているとき、第１電気コネクタ導電部３１１にまず接触することに起因して第１光コネクタ２１に光ファイバコネクタが接続できないことが回避され、第１ソケット１１は互換性を有する。

図１１に示すように、第１電気コネクタ導電部３１１は、センターピラー５の内壁面上に位置する。例えば、図１１の（ａ）及び（ｂ）に示されるように、２個の第１電気コネクタ導電部３１１は、センターピラー５の同一内壁面上に位置する。別の例において、図１１の（ｃ）に示されるように、一方の第１電気コネクタ導電部３１１がセンターピラー５の一方の内壁面上に位置し、他方の第１電気コネクタ導電部３１１がセンターピラー５の他方の内壁面上に位置する。

第１電気コネクタ導電部３１１の外側表面は、センターピラー５の内壁面より高いことがあり得、第１電気コネクタ導電部３１１の外側表面は代替的に、センターピラー５の内壁面より低いことがあり得る。例えば、図１１における（ｃ）に示されるように、センターピラー５の内壁は溝を有し、第１電気コネクタ導電部３１１は溝内に位置し、その結果、第１電気コネクタ導電部３１１の外側表面は、センターピラー５の内壁面より低い。第１電気コネクタ導電部３１１の外側表面は代替的に、センターピラー５の内壁面と同一平面であり得る。これは、電源コネクタを含まない光ケーブルが第１ソケット１１に挿入されることができ、第１光コネクタ２１に接続される限り、本願において限定されない。

（２）図１２～図１４及び図１７に示されるように、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１は、筐体１の第１端の端面に固定されている。

第１電気コネクタ導電部３１１の外側表面は、筐体１の第１端の外側端面と同一平面であり得る。図１２に示されるように、第１電気コネクタ導電部３１１の外側表面は代替的に、筐体１の第１端の外側端面から突出し得る。図１３に示されるように、第１電気コネクタ導電部３１１の外側表面は代替的に、筐体１の第１端の外側端面上で凹設され得る。第１電気コネクタ導電部３１１の外側表面が筐体１の第１端の外側端面上で凹設されている場合において、筐体１の第１端の外側端面は溝を有し、第１電気コネクタ導電部３１１は溝内に位置する。例えば、第１電気コネクタ導電部３１１の端部分は、溝の開口部より低い。

第１電気コネクタ導電部３１１は円柱、長方形柱、又は同様のものの形状であり得る。これは、本願において限定されない。

例において、第１電気コネクタ導電部３１１が筐体１の第１端の端面に固定されている解決手段はさらに、以下の複数の可能な場合を含み得る。

例えば、図１２及び図１３に示されるように、２個の第１電気コネクタ導電部３１１は、第１ソケット１１の同一の側壁の外側端面上に位置し得る。例えば、２個の第１電気コネクタ導電部３１１は、第１ソケット１１の左側壁の外側端面、又は、右側壁の外側端面上に位置し、又は、２個の第１電気コネクタ導電部３１１は、第１ソケット１１の頂壁の外側端面、又は、底壁の外側端面上に位置する。別の例では、図１２及び図１３に示されるように、２個の第１電気コネクタ導電部３１１が、第１ソケット１１の異なる側壁の外側端面上に位置し得る。例えば、一方の第１電気コネクタ導電部３１１が、左側壁の外側端面上に位置し、他方の第１電気コネクタ導電部３１１が右側壁の外側端面上に位置する。

別の例として、図１４に示されるように、第１電気コネクタ導電部３１１は、筐体１の第１端の外縁に位置し、筐体１の第１端の外縁はボス構造を有し、ボス構造と筐体１の第１端の外縁との間の接合部に溝が設けられ、第１電気コネクタ導電部３１１は溝内に位置する。

（３）図１５に示すように、第１電気コネクタ３１の導電部３１１の第１電気コネクタが第１ソケット１１の内壁上に位置する。

例えば、図１５における（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）に示されるように、２個の第１電気コネクタ導電部３１１は、第１ソケット１１の同一の内壁上に位置する。別の例では、図１５における（ｄ）に示すように、一方の第１電気コネクタ導電部３１１が第１ソケット１１の一方の内壁上に位置し、他方の第１電気コネクタ導電部３１１が、第１ソケット１１の他方の内壁上に位置する。例えば、センターピラー５は、第１ソケット１１を２個の左及び右サブソケットに分割するために第１ソケット１１内に位置する。図１５における（ｄ）に示されるように、一方の第１電気コネクタ導電部３１１は、一方のサブソケットの内壁上に位置し、他方の第１電気コネクタ導電部３１１は、他方のサブソケットの内壁上に位置する。

第１電気コネクタ導電部３１１の外側表面は、第１ソケット１１の内壁より高いことがあり得る。第１電気コネクタ導電部３１１の外側表面は代替的に、第１ソケット１１の内壁より低いことがあり得る。例えば、図１５における（ｃ）に示されるように、センターピラー５の内壁は溝を有し、第１電気コネクタ導電部３１１は溝内に位置し、その結果、第１電気コネクタ導電部３１１の外側表面は、第１ソケット１１の内壁面より低い。第１電気コネクタ導電部３１１の外側表面は代替的に、第１ソケット１１の内壁と同一平面であり得る。これは、電源コネクタを含まない光ケーブルが第１ソケット１１に挿入されることができ、第１光コネクタ２１に接続される限り、本願において限定されない。

（４）図１６及び図１７に示すように、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１は、第１ソケット１１に近い、筐体１の外壁上に位置する。外壁は、頂壁の外側表面、底壁の外側表面、又は側壁の外側表面であり得る。

図１６に示すように、第１ソケット１１に近い、筐体１の外壁は溝を有し得、第１電気コネクタ導電部３１１は溝内に位置し得る。

例えば、図１６における（ａ）、（ｂ）、及び（ｃ）に示されるように、図１７に示されるように、２個の第１電気コネクタ導電部３１１は、同一の外壁上に位置する。別の例では、図１６の（ｄ）に示すように、一方の第１電気コネクタ導電部３１１は、外壁上に位置し、他方の第１電気コネクタ導電部３１１は、別の外壁上に位置する。

第１電気コネクタ導電部３１１の位置分布は、デュアル光コネクタを有する光モジュールに適用され得るか、又は、単一光コネクタを有する光モジュールに適用され得る。デュアル光コネクタを有する光モジュールが図において例として使用されるが、これは限定されるものではなく、単一光コネクタを有する光モジュールにも適用され得る。

加えて、単一光コネクタを有する光モジュールについては、光モジュールの第１電気コネクタ３１は代替的に、以下の方式で分布し得る。図１８及び図１９に示すように、１個の第１光コネクタ２１があり、第１光コネクタ２１は、光モジュールのセンターピラー５の第１面に位置し、第１電気コネクタ３１は、センターピラー５の第２面上に位置し、センターピラー５の第１面及び第２面は対向する。

例において、図１８に示されるように、第１電気コネクタ３１は、柱状構造であり得、センターピラー５の第２面上に位置する。第１電気コネクタ３１は、柱状ボディ及び第１電気コネクタ導電部３１１を含み、第１電気コネクタ導電部３１１は柱状ボディの表面上に位置する。

別の例において、図１９に示されるように、第１電気コネクタ導電部３１１は、センターピラー５の第２面上にあり得、筐体１の第１端の外側端面上に位置する。例えば、第１電気コネクタ導電部３１１は、筐体１の第１端から突出する外側端面である。別の例では、第１電気コネクタ導電部３１１は、筐体１の第１端の外側端面上に凹設される。第１電気コネクタ導電部３１１は、長方形柱、円柱、又は同様のものの形状であり得る。２個の第１電気コネクタ導電部３１１は、上から下に配列され得るか、又は左から右に配列され得る。

上記は、第１電気コネクタ導電部３１１の位置分布、及び、第１電気コネクタ導電部３１１の具体的な形状についてのものである。第１電気コネクタ導電部３１１がどのように分布しているか、又は、第１電気コネクタ導電部３１１の具体的な形状は何であるかに関わらず、第１電気コネクタ導電部３１１が第１ソケット１１内、又は、第１ソケット１１の周りに配置された後、第１電気コネクタ導電部３１１及び第１光コネクタ２１の位置は互いに独立し、第１電気コネクタ導電部３１１は、光ケーブルの光ファイバコネクタと第１光コネクタ２１との間の接続に影響を与えない。

このように、電源コネクタを含み、第１電気コネクタ導電部３１１と合致するコンポジットケーブルについては、コンポジットケーブルが第１ソケット１１に挿入された後、コンポジットケーブルの光ファイバコネクタが、第１ソケット１１における第１光コネクタ２１に接続され、光信号伝送を実装する。コンポジットケーブルの電源コネクタは、第１電気コネクタ導電部３１１に電気的に接続され、電力伝送を実装する。

加えて、電源コネクタを含まない光ケーブルについては、第１電気コネクタ導電部３１１は、光ケーブルの光ファイバコネクタの挿入をブロックしないので、光ケーブルの光ファイバコネクタは、第１光コネクタ２１に接続されることができ、それにより光信号伝送を実装する。

光モジュールの第１端は、第１光コネクタ２１及び第１電気コネクタ３１の両方を有することが分かる。したがって、コンポジットケーブルの電源コネクタを挿入するように構成されている電源インタフェースを、光モジュールが挿入されている通信デバイス（スイッチ及びＡＰなど）のパネル上に配置することは不要である。これにより、通信デバイスのパネルのサイズを低減し、通信デバイスの小型化発展を促進する。

加えて、光モジュールの第１端における第１ソケット１１は、電源コネクタを含み、かつ、第１電気コネクタ導電部３１１と合致するコンポジットケーブル、及び、電源コネクタを含まない光ケーブルを挿入するように構成されることができ、その結果、光モジュールの第１ソケット１１は互換性を有し、光モジュールの適用シナリオが拡張され、光モジュールの使用柔軟性が改善され、ケーブルを現場で準備するのが容易になる。

上記は第１電気コネクタ３１の位置分布についてのものである。以下では、第１電気コネクタ３１の複数の構造形態を説明する。

一構造形態において、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１は、屈曲条片を含み、例えば、２個の屈曲条片を含む。詳細については、以下の事項を参照されたい。

第１電気コネクタ３１及び第１光コネクタ２１は、位置において互いに独立し、第１ソケット１１内に位置し、その結果、第１ソケット１１は互換性を有し、光モジュールのパッケージングタイプに合致する任意のケーブルを挿入するように構成されることができる。このように、電源コネクタを含むコンポジットケーブルを第１ソケット１１に挿入でき、電源コネクタを含まない光ケーブルも、第１ソケット１１に挿入できる。電源コネクタを含むコンポジットケーブルは、コンポジットケーブルの端部において第１電気コネクタ３１と合致する電源コネクタを含み、電源コネクタを含まない光ケーブルは、コンポジットケーブルの端部において電源コネクタを含まず、光ファイバコネクタのみを含む。

上で説明されたように、光モジュールはセンターピラー５を含む。図２０はセンターピラー５の概略図である。図２１に示されるように、センターピラー５は第１ソケット１１に位置し、第１光コネクタ２１を支持するために使用され、ガイド及び制限機能をさらに実装し、その結果、コンポジットケーブルの光ファイバコネクタは第１ソケット１１に正確に挿入され、第１ソケット１１における第１光コネクタ２１に接続され、光信号伝送を実装する。

センターピラー５は、標準パッケージングタイプの光モジュールに含まれる構造である。したがって、給電コンポーネント３を含まない光モジュールについては、センターピラー５は代替的に、光モジュールの第１ソケット１１内に装着される。

図２０に示されるように、センターピラー５は支持プレート５１及びガイド及び制限プレート５２を含み、長さ方向におけるガイド及び制限プレート５２の端部は、支持プレート５１の表面に接続される。図２１に示されるように、センターピラー５は筐体１内に位置し、第１端に近く、支持プレート５１は筐体１の内側に近く、ガイド及び制限プレート５２は筐体１の外側に近い。このように、支持プレート５１及び筐体１の側壁は第１ソケット１１を囲み、ガイド及び制限プレート５２は第１ソケット１１を２個のサブソケットに分割する。デュアル光コネクタを有する光モジュールについては、２個の第１光コネクタ２１があり、一方の第１光コネクタ２１は、ガイド及び制限プレート５２の一方の側に位置し、他方の第１光コネクタ２１は、ガイド及び制限プレート５２の他方の側に位置する。２個の第１光コネクタ２１は両方とも支持プレート５１上に位置し、支持プレート５１は第１ソケット１１において２個の第１光コネクタ２１を支持する。

支持プレート５１は筐体１において水平に配置され、ビームとも称され得る。

第１ソケット１１の互換性を実装するべく、対応して、図２２に示されるように、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１は、第１ソケット１１に影響を与えることなくセンターピラー５に固定され得る。例えば、第１ソケット１１のサイズ及び位置は影響を受けず、その結果、第１ソケット１１は互換性を有する。

例えば、第１電気コネクタ導電部３１１の一方の部分はガイド及び制限プレート５２に固定され、第１電気コネクタ導電部３１１の他方の部分は支持プレート５１に固定される。第１電気コネクタ導電部３１１の第１端はガイド及び制限プレート５２の表面上に位置され得、又は、ガイド及び制限プレート５２の外側端面から外に伸長し得る。第１電気コネクタ導電部３１１の第２端は支持プレート５１内に位置し得、又は、支持プレート５１から外に伸長し得る。第１電気コネクタ導電部３１１の第１端は、コンポジットケーブルの電源コネクタに電気的に接続されるように構成されている端部であり、第１電気コネクタ導電部３１１の第２端は、給電線３２に電気的に接続されるように構成されている端部である。

例において、センターピラー５内に装着された第１電気コネクタ導電部３１１は、通過する電流がターゲット電流値より大きい又はそれに等しいという要件を満たすことができ、ターゲット電圧下で指定された安全範囲を満たすことができる。

センターピラー５における制限された空間内に第１電気コネクタ導電部３１１を設置するべく、ターゲット電流値は実際の状況に基づいて設定され得る。例えば、ターゲット電流値は２Ａであり得るか、又は、２Ａより大きい電流値であり得、これは本実施形態において限定されない。

ターゲット電圧はまた、実際の状況に基づいて設定され得る。例えば、ターゲット電圧は４８Ｖであり得る。各電圧は通常、指定された安全範囲に対応する。例えば、４８Ｖに対応する指定された安全範囲は２ミリメートルであり得る。

第１電気コネクタ導電部３１１を通過する電流の値は、第１電気コネクタ導電部３１１に印加される電圧及び第１電気コネクタ導電部３１１の抵抗に関連し、第１電気コネクタ導電部３１１の抵抗は、第１電気コネクタ導電部の断面積に関連するので、給電電圧（例えば、４８Ｖ）が知られているとき、第１電気コネクタ導電部３１１の断面積は調整され得、その結果、第１電気コネクタ導電部３１１は、ターゲット電流値より大きい又はそれに等しい値を有する電流が通過することを可能にできる。

上で説明されるように、第１電気コネクタ導電部３１１は、２個の屈曲条片を含み、これらはそれぞれ、第１屈曲条片３１１１及び第２屈曲条片３１１２である。第１屈曲条片３１１１と第２屈曲条片３１１２との間の距離は、ターゲット電圧下で指定された安全範囲を満たす。例えば、第１屈曲条片３１１１及び第２屈曲条片３１１２について提供される電圧が４８Ｖである場合、第１屈曲条片３１１１と第２屈曲条片３１１２との間の最小空間は、２ミリメートルより大きい又はそれに等しい。

第１屈曲条片３１１１及び第２屈曲条片３１１２の一方は、電源の正電極に接続するように構成され、他方は、電源の負電極に接続するように構成されている。例えば、第１屈曲条片３１１１は、＋４８Ｖに接続するように構成されており、第２屈曲条片３１１２は、－４８Ｖに接続するように構成されている。

図２３に示されるように、第１屈曲条片３１１１の一部及び第２屈曲条片３１１２の一部は、上から下に配列され得、同一の鉛直平面内に位置する。第１屈曲条片３１１１の一部及び第２屈曲条片３１１２の一部は、左から右に配列され得、同一の水平平面内に位置する。

例えば、図２３に示されるように、第１屈曲条片３１１１は、順次に接続される第１セグメント３１１１ａ、第２セグメント３１１１ｂ、及び第３セグメント３１１１ｃを含む。第２屈曲条片３１１２は、順次に接続された第４セグメント３１１２ａ、第５セグメント３１１２ｂ、及び第６セグメント３１１２ｃを含む。図２３に示されるように、センターピラー５における第１屈曲条片３１１１及び第２屈曲条片３１１２の配列は、第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａ及び第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａが上から下に配列され、同一の鉛直平面内に位置し、第１屈曲条片３１１１の第３セグメント３１１１ｃ及び第２屈曲条片３１１２の第６セグメント３１１２ｃは左から右に配列され、同一の水平平面内に位置することであり得る。図２３に示すように、上－下の配列は、ｚ軸方向における上－下の配列であり、左－右の配列は、ｙ軸方向における左－右の配列である。

以下では、第１屈曲条片３１１１の構造的特徴、及び、第２屈曲条片３１１２の構造的特徴を説明する。

（１）第１屈曲条片３１１１については、図２３に示されるように、第２セグメント３１１１ｂの一端が第１セグメント３１１１ａの側面部に接続され、第２セグメント３１１１ｂの他端は第３セグメント３１１１ｃの側面部に接続される。第１セグメント３１１１ａ及び第３セグメント３１１１ｃは第２セグメント３１１１ｂの異なる面に位置し、第１セグメント３１１１ａと第３セグメント３１１１ｃとの間には高さの差がある。

第１セグメント３１１１ａ、第２セグメント３１１１ｂ、及び第３セグメント３１１１ｃは、金属条片（例えば、銅条片）を屈曲することによって一体的に形成される。

図２３に示すように、第２セグメント３１１１ｂの一端は第１セグメント３１１１ａの側面部に接続され、２個の接合部は、一度に屈曲される。屈曲により、第１屈曲条片３１１１は下向き（例えば、ｚ軸の負方向）に伸長し、その結果、第１セグメント３１１１ａと第３セグメント３１１１ｃとの間に高さの差が形成される。屈曲の後、第１セグメント３１１１ａ及び第２セグメント３１１１ｂは同一の鉛直平面内になく、したがって、屈曲は、方向を変更するための屈曲と称され得る。

図２３に示されるように、第２セグメント３１１１ｂの他端は第３セグメント３１１１ｃの側面部に接続され、２個の接合部は一度に屈曲される。屈曲により、第１屈曲条片３１１１は、ｙ軸の負方向に伸長し、その結果、第１セグメント３１１１ａ及び第３セグメント３１１１ｃは第２セグメント３１１１ｂの異なる面に位置する。例えば、第１セグメント３１１１ａは、第２セグメント３１１１ｂの第１表面上に位置し、第３セグメント３１１１ｃは、第２セグメント３１１１ｂの第２表面上に位置する。屈曲の後、第２セグメント３１１１ｂ及び第３セグメント３１１１ｃは同一の鉛直平面内になく、したがって、屈曲は、方向を変更するための屈曲と称され得る。

第１屈曲条片３１１１は、方向を変更するための少なくとも２個の屈曲を含むことが分かる。

第１セグメント３１１１ａは、図２３に示される屈曲構造であり得る。当然、第１セグメント３１１１ａは代替的に、水平構造であり得る。これは本第１屈曲条片３１１１がセンターピラー５内に装着されることができる限り、本願において限定されるものではない。

第１セグメント３１１１ａと第２セグメント３１１１ｂとの間の接続は、丸角接続であり得、第２セグメント３１１１ｂと第３セグメント３１１１ｃとの間の接続も、丸角接続であり得る。

（２）第２屈曲条片３１１２については、図２３に示されるように、第２屈曲条片３１１２の屈曲は第１屈曲条片３１１１の屈曲と合致する。

第２屈曲条片３１１２の屈曲は主に、第１屈曲条片３１１１の屈曲に適合することを意図するものであり、それにより、２個の間の空間を広げる。このように、２個の間の最小の空間が、指定された安全範囲（略して安全規制とも称され得る）を満たす。

例えば第５セグメント３１１２ｂの一端は、第４セグメント３１１２ａの一端に接続され、第５セグメント３１１２ｂの他端は、第６セグメント３１１２ｃの端部に接続される。第４セグメント３１１２ａ及び第６セグメント３１１２ｃは、第５セグメント３１１２ｂの異なる面に位置し、第４セグメント３１１２ａと第６セグメント３１１２ｃとの間に高さの差がある。

第４セグメント３１１２ａ、第５セグメント３１１２ｂ、及び第６セグメント３１１２ｃは、金属条片（例えば、銅条片）を屈曲することによって一体的に形成される。

第５セグメント３１１２ｂの一端は、第５セグメント３１１２ｂの長さ方向における端である。同様に、第４セグメント３１１２ａの一端はまた、第４セグメント３１１２ａの長さ方向における端である。

図２３に示されるように、第４セグメント３１１２ａと第６セグメント３１１２ｃとの間に高さの差があり、第５セグメント３１１２ｂの一端は、第４セグメント３１１２ａの一端に接続され、第５セグメント３１１２ｂの他端は、第６セグメント３１１２ｃの端部に接続される。この場合、第４セグメント３１１２ａと第５セグメント３１１２ｂとの間の接合部は屈曲されるが、第４セグメント３１１２ａ及び第５セグメント３１１２ｂは同一の鉛直平面内に位置する。したがって、屈曲は、方向を変更しない屈曲である。同様に、第５セグメント３１１２ｂと第６セグメント３１１２ｃとの間の接合部が屈曲されるので、第５セグメント３１１２ｂ及び第６セグメント３１１２ｃは同一の鉛直平面内に位置する。したがって、屈曲は、方向を変更しない屈曲である。第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａ、第５セグメント３１１２ｂ及び第６セグメント３１１２ｃはすべて同一の鉛直平面内に位置することが分かる。

例において、第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａ及び第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａは、コンポジットケーブルの電源コネクタに電気的に接続するように構成されている。第１屈曲条片３１１１の第３セグメント３１１１ｃ及び第２屈曲条片３１１２の第６セグメント３１１２ｃは、給電線３２に電気的に接続するように構成されている。

第１屈曲条片３１１１の第３セグメント３１１１ｃ及び第２屈曲条片３１１２の第６セグメント３１１２ｃの両方は、給電線３２に近い、第１電気コネクタ導電部３１１の接続部である。

第１屈曲条片３１１１の第３セグメント３１１１ｃ及び第２屈曲条片３１１２の第６セグメント３１１２ｃの両方は、形状において給電線３２と合致する。

例えば、給電線３２がフレキシブル回路基板である場合、第１屈曲条片３１１１の第３セグメント３１１１ｃ及び第２屈曲条片３１１２の第６セグメント３１１２ｃの両方は、図２３に示すシート状構造を有し得、第３セグメント３１１１ｃ及び第６セグメント３１１２ｃの両方は、フレキシブル回路基板の表面上に溶接される。

別の例では、給電線３２がケーブルである場合、第１屈曲条片３１１１の第３セグメント３１１１ｃ及び第２屈曲条片３１１２の第６セグメント３１１２ｃの両方は、円形リング状構造を有し得、その結果、給電線３２の端部は、円形リング状構造において固定される。

上記は、第１電気コネクタ導電部３１１の第１屈曲条片３１１１及び第２屈曲条片３１１２の構造的特徴を説明する。以下では、センターピラー５における第１電気コネクタ導電部３１１の装着関係を説明する。

センターピラー５における第１電気コネクタ導電部３１１の装着関係は、以下の通りであり得る。上で説明されたように、センターピラー５は支持プレート５１、及び、ガイド及び制限プレート５２を含む。図２２に示すように、第１電気コネクタ導電部３１１の一部は、ガイド及び制限プレート５２において固定され、第１電気コネクタ導電部３１１の一部は、支持プレート５１において固定される。第１電気コネクタ導電部３１１は、ガイド及び制限プレート５２から露出され、それによりコンポジットケーブルの電源コネクタに接続される。第１電気コネクタ導電部３１１は、支持プレート５１から露出され、それにより、給電線３２に接続される。例えば、第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａ及び第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａの両方は、ガイド及び制限プレート５２から露出され、第１屈曲条片３１１１の第３セグメント３１１１ｃ及び第２屈曲条片３１１２の第６セグメント３１１２ｃの両方は、支持プレート５１から露出される。

第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａ及び第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａの両方がガイド及び制限プレート５２から露出される複数の方式がある。

例えば、一方式は以下の通りであり得る。図２２に示すように、ガイド及び制限プレート５２は、第１プレートボディ５２１及び第２プレートボディ５２２を含み、第１プレートボディ５２１の高さは、第２プレートボディ５２２の高さより低く、第１プレートボディ５２１は、第２プレートボディ５２２の端に位置し、第１プレートボディ５２１から離れた、第２プレートボディ５２２の端部は、支持プレート５１の表面上に位置する。第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａの一方の部分は、第１プレートボディ５２１の上面上に位置し、他方の部分は、第２プレートボディ５２２内に位置する。第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａの一方の部分は、第１プレートボディ５２１の下面上に位置し、他方の部分は、第２プレートボディ５２２内に位置する。

第１プレートボディ５２１は、コンポジットケーブルの電源コネクタのソケットと合致するように構成されている。したがって、第１プレートボディ５２１はまた、第１電気コネクタ接続部と称され得、プラスチック部などの絶縁材料からできていることがあり得る。第２プレートボディ５２２は主に、第１電気コネクタ導電部３１１を固定するように構成されている。したがって、第２プレートボディ５２２は、第１電気コネクタ装着部と称され得、プラスチック部などの絶縁材料からできていることがあり得る。

例において、第１プレートボディ５２１及び第２プレートボディ５２２は複数の方式で接続される。例えば、第１プレートボディ５２１及び第２プレートボディ５２２は、接着剤又はネジを通じて接続され得る。別の例では、第１プレートボディ５２１の端部及び第２プレートボディ５２２の端部は、接着剤又はネジを通じて固定的に接続される。別の例では、第１プレートボディ５２１及び第２プレートボディ５２２は一体的に形成される。図２２に示すように、第１プレートボディ５２１及び第２プレートボディ５２２は、プレートボディの２個の部分であり、第１プレートボディ５２１の高さは、第２プレートボディ５２２の高さより低い。これは、第２プレートボディ５２２の頂部及び底部がそれぞれ、第１ソケット１１の頂部及び頂部に固定的に接続するために使用され、第２プレートボディ５２２の高さが第１ソケット１１の高さに適合するからである。第１プレートボディ５２１は、コンポジットケーブルの電源コネクタを挿入するように構成され、第１プレートボディ５２１の高さは、コンポジットケーブルの電源コネクタに適合する。したがって、第１プレートボディ５２１の高さは、第２プレートボディ５２２の高さに等しくないことがあり得る。第１プレートボディ５２１及び第２プレートボディ５２２の高さは、本実施形態において限定されず、当業者は、実際の状況に基づいて柔軟に高さを選択し得る。例えば、図２２に示すように、２個の第１水平部３１１１の一方は、第１プレートボディ５２１の上面に位置し、他方は、第１プレートボディ５２１の下面に位置する。別の例では、２個の第１水平部３１１１の一方は、第１プレートボディ５２１の一側面に位置し、他方は、第１プレートボディ５２１の他側面に位置する。別の例では、２個の第１水平部３１１１は、第１プレートボディ５２１の同一表面上に並んで位置する。２個の第１水平部３１１１が第１プレートボディ５２１の表面上にどのように配列されるかは、本実施形態において限定されるものではなく、実際の状況に基づいて柔軟に選択され得る。

このように、コンポジットケーブルが第１ソケット１１に挿入されているとき、第１プレートボディ５２１は、コンポジットケーブルの電源コネクタのソケットに入り得、その結果、第１プレートボディ５２１の上面上の第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａ、及び、第１プレートボディ５２１の下面上の第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａは、電源コネクタのソケットにおける導電部に電気的に接続される。しかしながら、第１ソケット１１に挿入された光ケーブルが電源コネクタを含まないとき、第１プレートボディ５２１の外側端部は実際にセンターピラー５の外側端部なので、第１ソケット１１への光ケーブルの挿入は影響を受けない。さらに、第１電気コネクタ導電部３１１はセンターピラー５において装着されるが、第１ソケット１１への光ケーブルの挿入は影響を受けず、その結果、第１ソケット１１は互換性がある。

別の例では、第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａ及び第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａの両方がガイド及び制限プレート５２から露出される別の方式において、図２４に示すように、支持プレート５１から離れた、ガイド及び制限プレート５２の端部は溝５２３を有する。第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａは、溝５２３の上溝壁に位置し、第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａは、溝５２３の下溝壁に位置する。

溝５２３は中空構造体とも称され得る。溝５２３は、図２４に示す柱状貫通孔であり得るか、又は、円柱状貫通孔であり得るか、又は、十字状貫通孔であり得るか、又は同様のものであり得る。溝５２３の具体的な構造は本実施形態において限定されない。

このように、第１ソケット１１に挿入されたコンポジットケーブルの電源コネクタのプラグは、溝５２３に入り得、その結果、溝５２３の上溝壁上の第１屈曲条片３１１１、及び、溝５２３の下溝壁上の第２屈曲条片３１１２の両方は、コンポジットケーブルの電源コネクタのプラグ表面上の導電部に電気的に接続される。しかしながら、第１ソケット１１に挿入された光ケーブルは、電源コネクタを含まない。溝５２３の開口部における端部は実際にセンターピラー５の外側端部なので、第１ソケット１１への光ケーブルの挿入は影響を受けない。さらに、第１電気コネクタ導電部３１１の第１屈曲条片３１１１及び第２屈曲条片３１１２はセンターピラー５内に装着されるので、第１ソケット１１への光ケーブルの挿入は影響を受けず、その結果、第１ソケット１１は互換性を有する。

別の例では、図２５に示されるように、第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａ及び第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａの両方がガイド及び制限プレート５２から露出される別の方式は、第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａ及び第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａの両方の端部が、ガイド及び制限プレート５２の外側端面上にコンタクトを形成することであり得る。

別の例では、第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａ及び第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａの両方がガイド及び制限プレート５２から露出される別の方式は、図２６に示されるように、第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａ及び第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａの両方の端部が、ガイド及び制限プレート５２の外側端面から伸長することであり得る。本解決手段において、第１ソケット１１の互換性を実装するために、ガイド及び制限プレート５２の外側端面から外に伸長する、第１屈曲条片３１１１の第１セグメント３１１１ａの部分の長さ、及び、センターピラー５の長さの和は、センターピラー５の標準長より小さい又はそれに等しい。同様に、ガイド及び制限プレート５２の外側端面から外に伸長する、第２屈曲条片３１１２の第４セグメント３１１２ａの部分の長さ、及び、センターピラー５の長さの和は、センターピラー５の標準長より小さい又はそれに等しい。センターピラー５の標準長は、光モジュールが標準パッケージングタイプに基づいてパッケージングされるときに取得されるセンターピラー５の長さである。

第１電気コネクタ導電部３１１が筐体１に固定されているセンターピラー５を組み立てるために、それに対応して、図２７に示されるように、条片状ガイドブロック５３が、高さ方向においてセンターピラー５の端部に配置される。図２８に示されるように、第１ソケット１１の内壁は条片状ガイド溝１１１を有する。条片状ガイドブロック５３は、条片状ガイド溝１１１と合致し、条片状ガイドブロック５３は、条片状ガイド溝１１１に位置する。

例えば、図２７に示されるように、センターピラー５のガイド及び制限プレート５２の互いに対向した頂部及び底部の両方は条片状ガイドブロック５３を有する。図２８に示すように、第１ソケット１１の互いに対向する頂壁及び底壁の両方は条片状ガイド溝１１１を有する。図１に示されるように、ガイド及び制限プレート５２の頂部上の条片状ガイドブロック５３は、筐体１の頂壁上の条片状ガイド溝１１１内に位置し、ガイド及び制限プレート５２の底部の条片状ガイドブロック５３は、筐体１の底壁上の条片状ガイド溝１１１内に位置する。

図２７に示すように、条片状ガイドブロック５３は、条片状突出構造であり得る。対応して、図２８に示すように、条片状ガイド溝１１１は、条片状溝構造であり得る。条片状ガイドブロック５３は条片状ガイド溝１１１に適合する。例えば、条片状ガイドブロック５３のサイズは条片状ガイド溝１１１のサイズに合致し、条片状ガイドブロック５３の位置は条片状ガイド溝１１１の位置に対応する。

このように、第１電気コネクタ導電部３１１が固定されているセンターピラー５は、筐体１において装着される。ガイド及び制限プレート５２の条片状ガイドブロック５３は、条片状ガイドブロック５３が条片状ガイド溝１１１において制限されスライドを継続できなくなるまで、対応する条片状ガイド溝１１１においてスライドする。条片状ガイドブロック５３が条片状ガイド溝１１１においてスライドすることを停止するとき、第１電気コネクタ導電部３１１が固定されているセンターピラー５は筐体１において装着される。

例において、条片状ガイドブロック５３が条片状ガイド溝１１１においてスライドすることを可能にするべく、対応して、図２９における（ａ）に示すように、条片状ガイドブロック５３の幅は、第１端ａから第２端ｂに徐々に増加し、条片状ガイドブロック５３の第１端ａは、筐体１の外側に面する端部であり、条片状ガイドブロック５３の第２端ｂは、筐体１の内側に面する端部である。

例えば、条片状ガイド溝１１１の溝幅は条片状ガイドブロック５３の幅に適合する。例えば、ある場合において、図２９の（ｂ）に示すように、条片状ガイド溝１１１の溝幅は、第１端ａから第２端ｂに徐々に増加し、条片状ガイド溝１１１の第１端ａは、筐体１の外側に面する端部であり、条片状ガイド溝１１１の第２端ｂは、筐体１の内側に面する端部である。別の例では、別の場合において、条片状ガイド溝１１１の溝幅は、条片状ガイドブロック５３の最小幅より大きいことがあり得、条片状ガイドブロック５３の最小幅より小さい。言い換えれば、条片状ガイド溝１１１の溝幅は、条片状ガイドブロック５３の第１端ａの幅より大きく、条片状ガイドブロック５３の第２端ｂの幅より小さい。このように、条片状ガイドブロック５３が条片状ガイド溝１１１においてスライドするプロセスにおいて、条片状ガイドブロック５３は、条片状ガイド溝１１１から外にスライドせず、条片状ガイドブロック５３を条片状ガイド溝１１１において制限できる。したがって、センターピラー５を筐体１において安定的に装着できる。

上記は、屈曲条片を含む第１電気コネクタ導電部３１１についての説明である。第１電気コネクタ導電部３１１は代替的に、スプリングピン又は導電性ピラーであり得る。詳細については、以下の説明を参照されたい。

図３０に示されるように、第１電気コネクタ導電部３１１はスプリングピンであり得るか、又は、ポゴピンと称され得、第１電気コネクタ導電部３１１は代替的に導電性ピラーであり得る。本実施形態は、第１電気コネクタ導電部３１１の具体的な構造を限定しない。以下では、第１電気コネクタ導電部３１１がスプリングピンであり第１電気コネクタ導電部３１１が導電性ピラーである例を説明のために使用する。

図３０に示すように、第１電気コネクタ導電部３１１はスプリングピンであり、スプリングピンは主に、ピンシャフト、チューブ、及び内部スプリングを含む。ピンシャフトは、スプリングの作用下で、伸長／収縮方式でチューブ内をスライドできる。

スプリングピンはセンターピラー５に固定されている。例えば、スプリングピンの一方の部分は、センターピラー５のガイド及び制限プレート５２に固定されており、他方の部分は、支持プレート５１に固定されている。図３０に示すように、スプリングピンのピンシャフトは、ガイド及び制限プレート５２の外側端面から外に伸長し、それにより、第１ソケット１１に挿入されたコンポジットケーブルの電源コネクタに電気的に接続される。ピンシャフトから離れた、スプリングピンの端部は、ガイド及び制限プレート５２から外に伸長し、それにより、給電線３２との電気的接続を促進する。

スプリングピンのピンシャフトの端部とセンターピラー５の外側端面との間の位置関係は、センターピラー５の長さに関連する。光モジュールが標準パッケージングタイプに基づいてパッケージングされているとき、センターピラー５の長さは標準長である。センターピラー５の標準長において、光ケーブルの光ファイバコネクタが第１ソケット１１内に挿入されているとき、センターピラー５は、光ケーブルの光ファイバコネクタと第１光コネクタ２１との間の接続をブロックせず、その結果、第１ソケット１１は互換性がある。センターピラー５の長さが標準長より小さい場合、光ケーブルの光ファイバコネクタが第１ソケット１１に挿入されているとき、センターピラー５は、光ケーブルの光ファイバコネクタと第１光コネクタ２１との間の接続をブロックしない。しかしながら、センターピラー５の長さが標準長より大きい場合、光ケーブルの光ファイバコネクタが第１ソケット１１に挿入されているとき、センターピラー５は、光ケーブルの光ファイバコネクタと第１光コネクタ２１との間の接続をブロックする。具体的には、光ケーブルの光ファイバコネクタは第１ソケット１１における第１光コネクタ２１に接続できない。

センターピラー５及び第１ソケット１１の長さに互換性があるという原則に基づいて、スプリングピンのピンシャフトの端部とセンターピラー５の外側端面との間の位置関係は以下の通りである。

（１）センターピラー５の長さは標準長である。

スプリングピンのチューブについては、センターピラー５の長さは標準長であり、チューブは伸長可能でも収縮可能でもないので、スプリングピンのチューブはセンターピラー５内に位置する。例えば、スプリングピンのチューブの端部は、センターピラー５のガイド及び制限プレート５２の外側端面と同一平面にある。別の例では、スプリングピンのチューブは全体的に、センターピラー５のガイド及び制限プレート５２に位置する。

スプリングピンのピンシャフトについては、ピンシャフトは伸長可能又は収縮可能であるので、コンポジットケーブルが第１ソケット１１に挿入されたとき、スプリングピンのピンシャフトの端部がセンターピラー５のガイド及び制限プレート５２の外側端面と同一平面であることのみが必要である。しかしながら、コンポジットケーブルが第１ソケット１１に挿入されていないとき、スプリングピンのピンシャフトは、センターピラー５のガイド及び制限プレート５２の外側端面から突出し得、又は、センターピラー５のガイド及び制限プレート５２の外側端面と同一平面にあり得る。コンポジットケーブルのコネクタが第１ソケット１１に挿入されているとき、コンポジットケーブルの電源コネクタの導電部は、スプリングピンのピンシャフトに密接に接合でき、良好な導電性を確実にする。対応して、コンポジットケーブルのコネクタが第１ソケット１１に挿入されていないとき、スプリングピンのピンシャフトは、センターピラー５のガイド及び制限プレート５２の外側端面から突出し得、又は、コンポジットケーブルが第１ソケット１１に挿入されているとき、スプリングピンのピンシャフトの端部は、センターピラー５のガイド及び制限プレート５２の外側端面と同一平面にある。

（２）センターピラー５の長さは標準長より小さい。

スプリングピンのチューブについては、センターピラー５の長さは標準長より小さいので、スプリングピンのチューブは全部、センターピラー５のガイド及び制限プレート５２内に位置する。代替的に、スプリングピンのチューブの端部は、センターピラー５のガイド及び制限プレート５２の外側端面と同一平面にあり得、又は、スプリングピンのチューブの端部は、センターピラー５のガイド及び制限プレート５２の外側端面から僅かに突出し得る。しかしながら、スプリングピンのチューブの端部がセンターピラー５のガイド及び制限プレート５２の外側端面から僅かに突出する場合において、チューブの突出部の長さ及びセンターピラー５の長さの和は、標準長より小さい又はそれに等しく、それにより、光ケーブルの光ファイバコネクタと第１光コネクタとの間の接続をブロックすることを回避する。

スプリングピンのピンシャフトについては、コンポジットケーブルが第１ソケット１１に挿入されていないとき、スプリングピンのピンシャフトの端部は、センターピラー５の外側端面から突出し、ピンシャフトの突出部の長さ及びセンターピラー５の長さの和は標準長より大きい。コンポジットケーブルが第１ソケット１１に挿入されているとき、スプリングピンのピンシャフトの端部は、センターピラー５の外側端面から突出し、ピンシャフトの突出部の長さ及びセンターピラー５の長さの和は、標準長より小さい又はそれに等しい。このように、コンポジットケーブルが第１ソケット１１に挿入されているとき、ピンシャフトは、光ケーブルの光ファイバコネクタと第１光コネクタとの間の接続をブロックしないが、コンポジットケーブルの電源コネクタとピンシャフトとの間の密着を実装でき、良好な導電性を確実にする。当然、代替的に、コンポジットケーブルが第１ソケット１１に挿入されていないとき、スプリングピンのピンシャフトの端部は、センターピラー５の外側端面から突出し、ピンシャフトの突出部の長さ及びセンターピラー５の長さの和は、標準長より小さい又はそれに等しい。コンポジットケーブルが第１ソケット１１に挿入されているとき、スプリングピンのピンシャフトの端部は、センターピラー５の外側端面から突出し、ピンシャフトの突出部の長さ及びセンターピラー５の長さの和はまた、標準長より小さい又はそれに等しい。

上記は、第１電気コネクタ導電部３１１が具体的にはスプリングピンであり、第１電気コネクタ導電部３１１の具体的な構造が代替的に導電性ピラーであり得る場合である。

導電性ピラーは、円柱構造であり得るか、又は、正方形柱構造であり得るか、又は、別の形状の柱構造であり得、これは本実施形態において限定されない。

センターピラー５及び第１ソケット１１の長さが互換性であるという原則に基づいて、導電性ピラーの端部とセンターピラー５の外側端面との間の位置関係は以下の通りである。

（１）センターピラー５の長さは標準長である。

図３１に示すように、導電性ピラーの端部は、センターピラー５の外側端面と同一平面である。例えば、導電性ピラーの端部は、センターピラー５のガイド及び制限プレート５２の外側端面と同一平面である。このように、導電接触がガイド及び制限プレート５２の外側端面上に形成される。このように、コンポジットケーブルが第１ソケット１１に挿入されているとき、コンポジットケーブルの電源コネクタの導電部は、ガイド及び制限プレート５２の外側端面上のコンタクトと接触する。電源コネクタを含まない光ケーブルが第１ソケット１１に挿入される。センターピラー５の長さが標準長であるので、導電性ピラーである第１電気コネクタ導電部３１１はセンターピラー５内に位置し、導電性ピラーの端部は、センターピラー５の外側端面と同一平面であり、導電性ピラーである第１電気コネクタ導電部３１１は、センターピラー５の位置、及び、筐体１における占有空間に影響を与えない。この場合、電源コネクタを含まない光ケーブルはなお、光モジュールの第１ソケット１１に挿入でき、第１ソケット１１における第１光コネクタ２１に接続される。

（２）センターピラー５の長さは標準長より小さい。

例において、導電性ピラーの端部はセンターピラー５の外側端面から突出し、導電性ピラーの突出部の長さ及びセンターピラー５の長さの和は標準長より小さい又はそれに等しい。このように、コンポジットケーブルが第１ソケット１１に挿入されているとき、コンポジットケーブルの電源コネクタの導電部は導電性ピラーの端部と接触する。しかしながら、電源コネクタを含まない光ケーブルが第１ソケット１１に挿入されている場合、導電性ピラーの突出部の長さ及びセンターピラー５の長さの和は、標準長より小さい又はそれに等しいので、センターピラー５から突出している導電部の部分は、光ケーブルの光ファイバコネクタと第１光コネクタとの間の接続をブロックしない。この場合、電源コネクタを含まない光ケーブルはなお、光モジュールの第１ソケット１１に挿入でき、第１ソケット１１における第１光コネクタ２１に接続される。

上記は、それぞれスプリングピン及び導電性ピラーである、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１の具体的な構造を説明する。本実施形態は、第１電気コネクタ導電部３１１の具体的な構造を限定しない。第１電気コネクタ導電部３１１が光モジュールのセンターピラー５において固定された後、電源コネクタを含まない光ケーブルはなお、第１ソケット１１に挿入でき、その結果、第１ソケット１１は互換性を有する。

上で説明したように、筐体１内に位置する、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１の端部は、給電線３２に電気的に接続される。第１電気コネクタ導電部３１１と給電線３２との間の電気的接続を実装するべく、対応して、筐体１内に位置する、第１電気コネクタ導電部３１１の端部は、センターピラー５から外に伸長し得、それにより、給電線３２に電気的に接続される。例えば、図３２に示されるように、第１電気コネクタ導電部３１１がスプリングピンであり給電線３２がフレキシブル回路基板である解決手段において、ピンシャフトから離れた、スプリングピンのピンは、センターピラー５から外に伸長し、フレキシブル回路基板のパッドを通過し、ピンシャフトから離れた、スプリングピンのピンは、フレキシブル回路基板上に溶接され、それにより、スプリングピンとフレキシブル回路基板との間の電気的接続を実装する。別の例では、第１電気コネクタ導電部３１１がスプリングピンであり給電線３２がケーブルである解決手段において、ケーブルは、ピンシャフトから離れた、スプリングピンのピンの周りに巻かれ得、スプリングピンとケーブルとの間の電気的接続を実装する。

第１電気コネクタ導電部３１１が筐体１に固定されているセンターピラー５を組み立てるために、それに対応して、条片状ガイドブロック５３が、高さ方向においてセンターピラー５の端部に配置される。第１ソケット１１の内壁は条片状ガイド溝１１１を有する。条片状ガイドブロック５３は、条片状ガイド溝１１１と合致し、条片状ガイドブロック５３は、条片状ガイド溝１１１に位置する。条片状ガイドブロック５３及び条片状ガイド溝１１１の具体的な構造については、上記の説明を参照されたい。本明細書では詳細について改めて説明しない。

（ＩＩ）給電コンポーネント３の給電線３２

例において、図３３に示されるように、給電線３２は、フレキシブル回路基板（すなわち、フレキシブル印刷回路基板）であり得る。フレキシブル回路基板の一端は、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１に電気的に接続され、フレキシブル回路基板の他端は、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１に電気的に接続されている。

別の例において、図３４に示すように、給電線３２は、ケーブル（すなわち、銅線が包まれるケーブル）であり得、ケーブルの一端は、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１に電気的に接続され、ケーブルの他端は、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１に電気的に接続される。

別の例において、給電線３２は第２剛性回路基板であり得る。第２剛性回路基板の一端は、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１に電気的に接続され、第２剛性回路基板の他端は、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１に電気的に接続されている。

別の例において、給電線３２が第２剛性回路基板である解決手段において、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１は、第２剛性回路基板の表面上に位置し得る。例えば、給電線３２は、第２剛性回路基板であり得、第２剛性回路基板の一端は第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１に電気的に接続され、第２剛性回路基板の他端は第２ソケット１２内に伸長し、第２ソケット１２内に位置する、第２剛性回路基板の一部の表面は、エッジコネクタを有し得、エッジコネクタは、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１を形成する。

いくつかの他の例において、図３５に示すように、給電線３２は第２剛性回路基板３２１及びケーブル３２２を含み得る。第２剛性回路基板３２１の一端は、ケーブル３２２に電気的に接続され、第２剛性回路基板３２１の他端は、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１に電気的に接続される。代替的に、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１は、第２剛性回路基板３２１の表面上に統合される。例えば、第２剛性回路基板３２１の一端はケーブル３２２に電気的に接続され、第２剛性回路基板３２１の他端は、第２ソケット１２内に伸長し、第２ソケット１２内に位置する、第２剛性回路基板３２１の一部である表面は、エッジコネクタを有し得る。エッジコネクタは、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１を形成する。第２剛性回路基板３２１から離れた、ケーブル３２２の端部は、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１に電気的に接続される。

いくつかの他の例において、図３６に示すように、給電線３２は第２剛性回路基板３２１及びフレキシブル回路基板３２３を含む。第２剛性回路基板３２１の一端は、フレキシブル回路基板３２３に電気的に接続され、第２剛性回路基板３２１の他端は、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１に電気的に接続される。代替的に、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１は、第２剛性回路基板３２１の表面上に統合される。例えば、第２剛性回路基板３２１の一端はフレキシブル回路基板３２３に電気的に接続され、第２剛性回路基板３２１の他端は、第２ソケット１２内に伸長し、第２ソケット１２内に位置する、第２剛性回路基板３２１の一部である表面は、エッジコネクタを有し得る。エッジコネクタは、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１を形成する。第２剛性回路基板３２１から離れた、フレキシブル回路基板３２３の端部は、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１に電気的に接続される。

いくつかの他の例において、給電線３２は代替的に、ケーブル３２２及びフレキシブル回路基板３２３を含み得る。例えば、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１、ケーブル３２２、フレキシブル回路基板３２３、及び第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１は、順次に電気的に接続されている。別の例では、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３１１、フレキシブル回路基板３２３、ケーブル３２２、及び第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１は、順次に電気的に接続される。

いくつかの他の例において、給電線３２は代替的に、光コンポーネント２の第１剛性回路基板２２１に統合され得る。例えば、給電線３２は代替的に、光コンポーネント２の第１剛性回路基板２２１の表面上に印刷されたフラットケーブルであり得る。この場合、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３３１及び第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１は、第１剛性回路基板２２１を使用することによって電気的に接続され得る。例えば、第１電気コネクタ導電部３３１は、第１剛性回路基板２２１の一端に接続され、第２電気コネクタ導電部３３１は、第１剛性回路基板２２１の他端に接続される。

給電線３２が第１剛性回路基板２２１に統合される解決手段において、第２電気コネクタ導電部３３１は代替的に、第１剛性回路基板２２１に統合され得る。例えば、第２電気コネクタ導電部３３１は、第１剛性回路基板２２１の表面上に位置する金属シートである。

第２電気コネクタ導電部３３１が、第１剛性回路基板２２１の表面上に位置する金属シートである解決手段において、図５１に示されるように、光コンポーネント２の第２光コネクタ２３は第１剛性回路基板２２１の表面上に位置するエッジコネクタである。したがって、図５１に示されるように、第２電気コネクタ導電部３３１は、エッジコネクタにおける画定されていない金属シートであり得、画定されていない金属シートは、エッジコネクタにおける使用されていない金属シートである。別の例では、図５２に示されるように、第２電気コネクタ導電部３３１は、エッジコネクタの周囲に追加的に配置された金属シートであり、図５２における２３～３３は、第２光コネクタ２３及び第２電気コネクタ３３を含むコンポジット電気コネクタを示す。

第２電気コネクタ導電部３３１が、第１剛性回路基板２２１の表面上に位置する金属シートである解決手段において、第２電気コネクタ導電部３３１は、エッジコネクタの周囲に追加的に配置された金属シートであり得る。図５２に示されるように、第２電気コネクタ導電部３３１は、長さ方向においてエッジコネクタの端部に位置する。代替的に、第２電気コネクタ導電部３３１は、長さ方向においてエッジコネクタの側面部に位置する。第２光コネクタ２３の導電部に対する、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１の位置配列は、本実施形態において限定されない。

別の例において、第１電気コネクタ３１の第１電気コネクタ導電部３３１、給電線３２、及び第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１は一体的に形成される。例えば、第１電気コネクタ導電部３３１、給電線３２及び第２電気コネクタ導電部３３１は、金属導体を処理することによって形成され得、金属導体の第１端に近い部分は、第１電気コネクタ導電部３１１を形成し得、金属導体の第２端に近い部分は、第２電気コネクタ導電部３３１を形成し得、金属導体の他方の部分は、給電線３２を形成し得る。このように、第１電気コネクタ導電部３１１、給電線３２、及び第２電気コネクタ導電部３３１は、金属導体を処理することによって形成される。

給電線３２の具体的な実装は、本実施形態において限定されず、光モジュールの実際の処理において、光モジュールは、実際の状況に基づいて柔軟に選択され得る。

筐体１における光コンポーネント２のレイアウト空間に影響を与えないようにするべく、対応して、図３３及び図３４に示されるように、給電線３２は、筐体１の内面に敷設され得る。

例えば、図３３に示されるように、給電線３２はフレキシブル回路基板であり、フレキシブル回路基板は、筐体１の内面上に敷設され得る。別の例では、図３４に示されるように、給電線３２はケーブルであり、ケーブルは筐体１の内面上に敷設され得る。別の例では、給電線３２は、ケーブル及びフレキシブル回路基板を含み、ケーブル及びフレキシブル回路基板の両方は、筐体１の内面上に位置し得る。別の例では、給電線３２は、ケーブル及び第２剛性回路基板を含み、又は、給電線３２は、フレキシブル回路基板及び第２剛性回路基板を含む。この場合、ケーブル又はフレキシブル回路基板は、筐体１の内面上に敷設され得、第２剛性回路基板は筐体１において浮き得、その結果、いくつかのコンポーネントは、第２剛性回路基板の表面上に設置され得る。例えば、データ信号を伝送するために給電線３２によって使用されるコンポーネントが設置され得、いくつかのコンポーネントが設置され得る。これらのコンポーネントは、フィードバック情報を受信してフィードバック情報を決定するために光モジュールによって使用されるコンポーネントであり得る、内容のこの部分は、給電コンポーネント３２の機能が説明されるときに、以下で詳細に説明される。

給電線３２が第２剛性回路基板である解決手段において、第２剛性回路基板は、光コンポーネント２の第１剛性回路基板２２１と共に並んで筐体１内に位置し得る。

上記は、給電線３２の具体的な形態、及び、筐体１における給電線３２の位置である。筐体１における給電線３２の方式及び位置に関わらず、給電線３２は、筐体１における光コンポーネント２のレイアウト空間に影響を与えない。

（ＩＩＩ）給電コンポーネント３の第２電気コネクタ３３

筐体１の第２ソケット１２に位置する第２光コネクタ２３及び第２電気コネクタ３３の位置は互いに独立であり、その結果、光モジュールの第２端は互換性を有する。光モジュールの第２端は互換性を有し、又は言い換えれば、光モジュールの第２ソケット１２は互換性を有する。

光モジュールの第２端は互換性を有し、すなわち、光モジュールの第２端は、電源インタフェースを含む光ケージに挿入され得、又は、電源インタフェースを含まない光ケージに挿入され得る。

図３７に示すように、光モジュールはプラグ可能ガイドブロック４を含み、プラグ可能ガイドブロック４は第２ソケット１２に位置する。第２電気コネクタ３３は第２電気コネクタ導電部３３１を含む。図３８に示されるように、第２電気コネクタ導電部３３１はプラグ可能ガイドブロック４に固定される。筐体１の第２端は、光モジュールに合致する光通信デバイスに挿入でき、光モジュールは、標準光モジュールパッケージングタイプのいずれか１個である。

プラグ可能ガイドブロック４は、標準パッケージングタイプのすべての光モジュールを含む構造である。したがって、給電コンポーネント３を含まない光モジュールについても、プラグ可能ガイドブロック４が含まれる。光モジュールが光通信デバイスの光ケージに挿入されているとき、図３７に示されるように、光モジュールのプラグ可能ガイドブロック４が最初に光ケージ６００に接触し、光モジュールは、引き続き光ケージ６００に挿入され、第２光コネクタ２３は、プラグ可能ガイドブロック４のガイドにより光ケージ６００の電気インタフェースに入る。図３７における２３'は第２光コネクタ２３に対応する電気インタフェースを示す。光モジュールが光ケージに挿入されるプロセスにおいて、プラグ可能ガイドブロック４はさらに、具体的な作用力を保持でき、それにより、第２光コネクタ２３に加えられる力を低減し、第２光コネクタ２３が位置する第１剛性回路基板２２１を保護し、第１剛性回路基板２２１に対して光ケージによって加えられる力を低減する。

第２電気コネクタ３３の導電部については、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１は、プラグ可能ガイドブロック４に固定され、その結果、筐体１の第２端は、光モジュールのパッケージングタイプに合致する任意の光通信デバイスに挿入でき、光モジュールの第２端は互換性を有する。

プラグ可能ガイドブロック４は、第２電気コネクタ３３の設置部分として使用され、第２電気コネクタ導電部３３１のキャリアであり、代替的に、第２電気コネクタ設置部分と称され得る。プラグ可能ガイドブロック４は、プラスチック部などの絶縁材料からできていることがあり得る。

図３７に示されるように、プラグ可能ガイドブロック４は、プレート状構造を有し、頂部（又は底部）に位置する、第２ソケット１２の内壁に設置される。例えば、プラグ可能ガイドブロック４は、クランプによって、頂部に位置する第２ソケット１２の内壁に固定され得、又は、接着剤を通じて頂部に位置する、第２ソケット１２の内壁に固定され得る。

プラグ可能ガイドブロック４は、第２電気コネクタ導電部３３１のキャリアとして機能し得、第２電気コネクタ導電部３３１は、プラグ可能ガイドブロック４上に固定され得、第２電気コネクタ導電部３３１はさらに、給電線３２に電気的に接続される。プラグ可能ガイドブロック４上に第２電気コネクタ導電部３３１を固定するための複数の位置がある。

例えば、固定位置は、以下の通りであり得る。図３８に示されるように、第２電気コネクタ導電部３３１は条片状金属シートであり、第２電気コネクタ導電部３３１は、第２光コネクタ２３に対向する、プラグ可能ガイドブロック４の外側表面上に固定され、プラグ可能ガイドブロック４の外側表面は、光モジュールの挿入／取り外し方向に平行な表面であり、第２電気コネクタ導電部３３１の条片方向は、光モジュールの挿入／取り外し方向に平行である。

例えば、図３８に示すように、第２電気コネクタ導電部３３１は、第２光コネクタ２３に面する、プラグ可能ガイドブロック４の外側表面に取り付けられ得る。別の例では、第２電気コネクタ導電部３３１は代替的に、プラグ可能ガイドブロック４の側壁の外側表面に取り付けられ得る。別の例では、プラグ可能ガイドブロック４の側壁の外側表面が第２ソケット１２の側壁の内面に固定されるとき、第２電気コネクタ導電部３３１は代替的に、第２光コネクタ２３の裏側にある、プラグ可能ガイドブロック４の外側表面に取り付けられ得る。

別の例では、図３９に示されるように、第２電気コネクタ導電部３３１は条片形状金属スプリングである。条片形状金属スプリングは代替的に、条片状スプリングと称され得る。条片形状金属スプリングの構造については、図４０を参照されたい。条片状スプリングである第２電気コネクタ導電部３３１は、直線部分３３１１及び屈曲部３３１２を含む。

図３９に示されるように、プラグ可能ガイドブロック４は装着溝４１を有し、装着溝４１は、プラグ可能ガイドブロック４の外側表面上に開口部を有し、プラグ可能ガイドブロック４の外側表面は、光モジュールの挿入／取り外し方向に平行な任意の表面である。光モジュールの挿入／取り外し方向に平行な表面は、第２光コネクタ２３に面するプラグ可能ガイドブロック４の外側表面であり得、又は、プラグ可能ガイドブロック４の側壁の外側表面であり得、又は、第２光コネクタ２３の裏側にある、プラグ可能ガイドブロック４の外側表面であり得、又は同様のものである。これは、本実施形態において限定されるものではなく、第２光コネクタ２３の外側表面に面する例が使用され得る。

図４０及び図３９に示されるように、条片状スプリングである第２電気コネクタ導電部３３１の直線部分３３１１は、プラグ可能ガイドブロック４内に位置し、条片状スプリングの屈曲部３３１２は装着溝４１内に位置する。例えば、屈曲部３３１２は、装着溝４１において浮いており、屈曲部３３１２の屈曲位置３３１２ａは、装着溝４１の開口部から外に伸長する。屈曲部３３１２の屈曲位置３３１２ａは、挿入されたデバイスの接触部分に電気的に接続するように構成されている。このように、光モジュールがデバイスに挿入されているとき、屈曲位置３３１２ａは、挿入されたデバイスにおける導電部と接触し得、電気的接続を実装する。

別の例では、図４１に示されるように、第２電気コネクタ導電部３３１は金属ロッドであり、第２電気コネクタ導電部３３１は、プラグ可能ガイドブロック４の内側に固定され、給電線３２から離れた、プラグ可能ガイドブロック４の端面から外に伸長する。

例えば、第２電気コネクタ導電部３３１は、プラグ可能ガイドブロック４の内側を貫通し、第２電気コネクタ導電部３３１の一端は、給電線３２に近い、プラグ可能ガイドブロック４の端面から外に伸長し、給電線３２に電気的に接続され、他端は、給電線３２から離れた、プラグ可能ガイドブロック４の端面から外に伸長し、挿入されたデバイスに電気的に接続するように構成されている。

例において、第２電気コネクタ導電部３３１と挿入されたデバイスとの間の電気的接続が安定であることを確実にするべく、対応して、図４２に示されるように、金属ロッドはスプリングピンであり得、スプリングピンはまた、ポゴピンと称され得、スプリングピンのピンシャフトは、光モジュールの挿入／取り外し方向に伸長できる。

スプリングピンはプラグ可能ガイドブロック４の端部から外に伸長し、筐体１上で露出された、光通信デバイスに電気的に接続されるように構成されている端部を有するので、光モジュールが落下したときにスプリングピンが損傷することを回避するべく、対応して、図４３に示されるように、プラグ可能ガイドブロック４は、ボディ４０及び保護部を含む。保護部はボディ４０に固定的に接続され、保護部は以下のように構成される。光モジュールが光通信デバイスに挿入されているとき、保護部は、スプリングピンのピンシャフトが光通信デバイスの接触点と密着することを可能にでき、又は、光モジュールが光通信デバイスに挿入されていないとき、保護部は、スプリングピンのピンシャフトを保護できる。

保護部の具体的な実装構造は、複数のタイプを含む。例えば、保護部の構造は図４３に示される。保護部は、スライダ４２及び第１弾性部４３を含む。第１弾性部４３の弾性力はスプリングピンの弾性力より小さい。ボディ４０の端部はスライドスロット４０１を有し、スライダ４２及び第１弾性部４３の両方は、スライドスロット４０１内に位置し、第１弾性部４３は、スライドスロット４０１の底部とスライダ４２との間に接続される。スプリングピンの一方の部分は、ボディ４０内に固定され、他方の部分は、スライダ４２内に位置する。図４４の（ａ）及び（ｂ）に示されるように、スライダ４２はボディ４１及びスプリングピンに対してスライドでき、スライド方向は、光モジュールの挿入／取り外し方向に平行である。

第１弾性部４３は、伸縮自在の弾力性を有する任意のコンポーネントであり得、例えば、スプリングであり得る。このように、第１弾性部４３の弾力性により、スライダ４２は、スライドスロット４０１から外れることなく、スライドスロット４０１から外に伸長でき、代替的に、スライドスロット４０１内に収縮できる。

このように、光モジュールが光通信デバイスに挿入されるとき、光モジュールが挿入されるにつれて、スライダ４２は、光通信デバイスの押下により、スライドスロット４０１内に収縮する。スプリングピンの弾力性は、第１弾性部４３の弾力性より大きいので、スプリングピンのピンシャフトは、光通信デバイスの接触点と密着する。しかしながら、光モジュールが光通信デバイスに挿入されていないとき、スライダ４２は、第１弾性部４３の弾性力によりスライドスロット４０１から外に伸長し、それにより、スプリングピンを囲みスプリングピンのピンシャフトを保護する。

保護部の別の構造については、図４５に示されるように、保護部は、押下部４４、第２弾性部４５及びＬ字形ロッド４６を含む。図４６における（ａ）及び（ｂ）に示されるように、スプリングピンのピンシャフト３３１３は、溝３３１３ａを有し、スプリングピンのチューブ３３１４のチューブ壁は、貫通孔３３１４ａを有する。ピンシャフト３３１３の溝３３１３ａがチューブ３３１４の貫通孔３３１４ａに対向するとき、ピンシャフト３３１３はチューブ３３１４内に収容される。

図４５に示されるように、押下部４４の一方の部分は、ボディ４０の外側に位置し、他方の部分は、ボディ４０内に位置する。スプリングピン、第２弾性部４５及びＬ字形ロッド４６はすべて、ボディ４０内に位置する。Ｌ字形ロッド４６の押下部４４、第２弾性部４５、及び第１ロッド４６１は順次に接続される。Ｌ字形ロッド４６の第２ロッド４６２は、チューブ３３１４の貫通孔３３１４ａに対向する。

押下部４４は、ボディ４０に対して伸長又は収縮し得、伸長／収縮方向は、光モジュールの挿入／取り外し方向に垂直である。対応して、図４５に示されるように、押下部４４はボディ４０の側面部に位置する。

このように、光モジュールが光通信デバイスの光ケージに挿入されるとき、光ケージのソケットの内壁は、押下部４４に対して作用力を加え、その結果、押下部４４は押下状態にある。光モジュールが光通信デバイスの光ケージから取り外されるとき、光ケージのソケットの内壁はもはや、押下部４４に対して作用力を加えず、押下部４４は、第２弾性部４５の作用により自然状態に戻り、もはや押下状態でなくなる。

押下部４４の構造は、光ケージに入るために便利な任意の構造であり得る。例えば、図４５に示されるように、押下部４４は、斜めの表面を含む、くさび状構造を有する。光モジュールが光通信デバイスに挿入されるとき、押下部４４の斜めの表面は最初に光ケージに入る。別の例では、押下部４４は代替的に、球体構造を有し得、ボディ４０から外に伸長する、押下部４４の一部は球体構造である。押下部４４の具体的な実装構造は、本実施形態において限定されない。

このように、光モジュールが光通信デバイスに挿入されるとき、押下部４４は押下状態にあり、Ｌ字形ロッド４６の第２ロッド４６２の端部は、チューブ３３１４の外側に位置し、その結果、ピンシャフト３３１３は光通信デバイスの接触点と密着する。しかしながら、光モジュールが光通信デバイスに挿入されていない、かつ、ピンシャフト３３１３がチューブ３３１４内に収縮しているとき、Ｌ字形ロッド４６の第２ロッド４６２の端部は、ピンシャフト３３１３の溝３３１３ａ内に位置し、その結果、ピンシャフト３３１３は、チューブ３３１４内に収縮された状態を維持する。

保護部の別の構造については、図４７に示される。保護部は押下部４４及びＵ字形部４７を含む。図４８における（ａ）及び（ｂ）に示されるように、スプリングピンのチューブ３３１４は、軸方向条片状孔３３１４ｂを有し、スプリングピンのピンシャフト３３１３は、隆起３３１３ｂを有し、隆起３３１３ｂは軸方向条片状孔３３１４ｂ内に位置する。

図４７に示されるように、押下部４４の一方の部分は、ボディ４０の外側に位置し、他方の部分はボディ４０内に位置する。スプリングピン及びＵ字形部４７の両方は、ボディ４０内に位置し、Ｕ字形部４７の第１端は、押下部４４に位置し、Ｕ字形部４７の第２端は、ピンシャフト３３１３の隆起３３２１ｂに位置する。

押下部４４は、ボディ４０に対して伸長又は収縮し得、伸長／収縮方向は、光モジュールの挿入／取り外し方向に平行である。対応して、図４７に示されるように、押下部４４はボディ４０の端部に位置する。

このように、光モジュールが光通信デバイスの光ケージに挿入されているとき、光ケージは、押下部４４に対して作用力を加え、その結果、押下部４４は押下状態にある。押下部４４が押下状態にあるとき、Ｕ字形部４７は、スプリングピンのピンシャフト３３１３を押すことができ、その結果、ピンシャフト３３１３は光ケージにおけるコネクタと密着する。光モジュールが光通信デバイスの光ケージから取り外されるとき、光ケージはもはや押下部４４に対して作用力を適用せず、スプリングピンの内側のスプリングがピンシャフト３３１３を引っ張って収縮し、ピンシャフト３３１３の隆起３３２１ｂはＵ字形部４７を押して動かし、その結果、押下部４４は自然状態に戻り、もはや押下状態でない。

光モジュールが光通信デバイスに挿入されているとき、押下部４４は押下状態にあり、ピンシャフト３３１３は、Ｕ字形ロッド４７に押されることにより、チューブ３３１４から外に伸長し、それにより、光通信デバイスの接触点と密着することが分かる。光モジュールが光通信デバイスに挿入されていないとき、押下部４４は非押下状態にあり、ピンシャフト３３１３はチューブ３３１４内に収縮している。

上記の解決手段において、第２電気コネクタ３２及び第２光コネクタ２３の位置は互いに独立し、光モジュールは１個の剛性回路基板、すなわち、光コンポーネント２の第１剛性回路基板２２１を含む。光モジュールが２個の剛性回路基板を含む解決手段において、第２電気コネクタ３２及び第２光コネクタ２３の位置はまた、互いに独立であり得る。２個の剛性回路基板の一方は、光コンポーネント２の剛性回路基板であり、第１剛性回路基板２２１として示され、他方は、給電コンポーネント３の剛性回路基板であり、第２剛性回路基板３２１として示される。詳細な解決手段は以下の通りである。

例えば、図４９及び図５０に示されるように、給電コンポーネント３はさらに、第２剛性回路基板３２１を含む。例えば、給電コンポーネント３の給電線３２は、第２剛性回路基板３２１を含み、第２剛性回路基板３２１の第１端は、第２ソケット１２に位置し、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１は、第２剛性回路基板３２１の表面上に位置するエッジコネクタである。

図５０に示されるように、光コンポーネント２の第２剛性回路基板３２１及び第１剛性回路基板２２１は、筐体１において平行に鉛直方向に位置し、第２剛性回路基板３２１の第１端は、第２ソケット１２内に伸長し、第２ソケット１２内に位置する、第２剛性回路基板３２１の部分の表面はエッジコネクタを有し、エッジコネクタは、第２電気コネクタ３３の第２電気コネクタ導電部３３１として使用され得る。

例において、第２剛性回路基板は、第１電気コネクタ３１と第２電気コネクタ３３との間の電気的接続を実装するために使用されるフラットケーブルを有するだけでなく、いくつかの設置されたコンポーネントも有し得、光コンポーネント２の第１剛性回路基板２２１上のコンポーネントの数を低減する。いくつかの他の例において、処理チップは第２剛性回路基板３２１の表面上に装着され得、光モジュールの処理速度を増加させる。

第２電気コネクタ３３と第１電気コネクタ３１との間の電気的接続関係は、以下の通りであり得る。給電線３２は、図４９に示されるように、第２剛性回路基板３２１を含むだけでなく、フレキシブル回路基板３２３も含む。第１電気コネクタ３１、フレキシブル回路基板３２３、及び第２剛性回路基板３２１は順次に電気的に接続される。フレキシブル回路基板３２３は、ケーブルで置き換えられ得る。

例において、第２剛性回路基板３２１は、筐体１の内壁に比較的近い。この場合、光モジュールの第２端における第２ソケット１２は、互換性を有し、電源コネクタを含まない光ケージに挿入できる。

（ＩＶ）光モジュールの給電コンポーネント３が電力伝送チャネルとして使用されるとき、給電コンポーネント３の適用シナリオは以下の通りであり得る。

給電コンポーネント３は主に、電気エネルギーを伝送するように構成され、電力を伝送するための電力チャネルとして使用される。

したがって、光モジュールは、光信号と電気信号との間の変換を実装するための光コンポーネントを有するだけでなく、ＰｏＥを実装するための給電コンポーネントも有する。このように、光モジュールを挿入するために使用されるインタフェースのみが、光モジュールに挿入されるデバイス、例えば、スイッチ又はＡＰのパネル上に配置され得、ＰｏＥを実装するために使用されるインタフェースは、追加的に配置される必要がなく、その結果、デバイス上のパネルのサイズを低減できる。

上で説明されたように、光モジュールは、ＰｏＥを実装するための給電コンポーネント３を有する。適用において、光モジュールは、挿入された光通信デバイスが受電デバイスであると検出されたとき、光通信デバイスの電力消費レベルを決定し、光通信デバイスの電力消費レベルに基づいて光通信デバイスへ電気エネルギーを伝送するように構成され得る。

ＰｏＥは、給電機器（Ｐｏｗｅｒ Ｓｏｕｒｃｉｎｇ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ， ＰＳＥ）及び受電デバイス（Ｐｏｗｅｒ Ｄｅｖｉｃｅ， ＰＤ）を含む。給電機器は、ＰｏＥスイッチ又は同様のものであり得、受電デバイスはＰｏＥネットワークカメラ、ＡＰ、又は同様のものであり得る。

例えば、あるシナリオにおいて、光モジュールがスイッチのインタフェースに挿入され、光モジュールがＡＰのインタフェースに挿入され、スイッチ上の光モジュールは、コンポジットケーブルを使用することによってＡＰ上の光モジュールに接続される。スイッチは給電機器であり、ＡＰは受電デバイスである。スイッチはポートを通じて小さい電圧をＡＰに出力する。ＡＰが受電デバイスでありＰｏＥをサポートすると検出した後、スイッチに挿入された光モジュールにおけるプロセッサは、ＡＰが受電デバイスであることを、挿入されたスイッチにフィードバックし得、次に、スイッチは、ＡＰへ伝送される電圧を増加させ、その結果、スイッチに挿入された光モジュールのプロセッサは、ＡＰの電力消費レベルを検出し、スイッチに挿入された光モジュールのプロセッサは、電力消費レベルと給電電圧との間の事前に記憶された対応関係に基づいて、ＡＰの電力消費レベルに対応する給電電圧を決定し、ＡＰが必要とする給電電圧を、挿入されたスイッチにフィードバックする。このように、スイッチは、給電電圧に基づいて、電気エネルギーをＡＰに安定的に伝送する。

光モジュールにおける給電コンポーネント３は、電気エネルギーだけでなく、いくつかのデータ信号も伝送するように構成され得る。

いくつかの例において、給電コンポーネント３において伝送されるデータ信号は、光コンポーネントの光電力を調整するために使用される信号、ファイバチャネルの信号対雑音比を調整するために使用される信号、ファイバチャネルのＳパラメータを調整するために使用される信号、及び、光モジュールが異常であることを示す信号のうち少なくとも１個を含み得る。

給電コンポーネント３がデータ信号を伝送し得るので、給電コンポーネント３はバックホールチャネルとして使用され得、バックホールチャネルは、受信端が信号を受信した後にいくつかの情報を送信端へ戻すことができるチャネルである。

給電コンポーネント３は、バックホールチャネルとして使用される。この場合、送信端における光モジュールによって送信された光信号を受信するとき、受信端における光モジュールは、光信号に基づいて第１フィードバック情報を生成し、第１フィードバック情報を給電コンポーネント３に変調し得る。第１フィードバック情報は、光コンポーネント２のパラメータを調整するように、送信端における光モジュールに指示するために使用される。例えば、第１フィードバック情報は、光コンポーネント２の光電力を調整するために使用される少なくとも１種類の情報、ファイバチャネルの信号対雑音比を調整するために使用される情報、及び、ファイバチャネルのＳパラメータを調整するために使用される情報を含み、Ｓパラメータは散乱パラメータとも称され得、マイクロ波伝送における重要なパラメータである。

この場合、送信端における光モジュールについて、受信端における光モジュールによって送信された第２フィードバック情報が、給電コンポーネント３を使用することによって受信されるとき、光コンポーネント２のパラメータは第２フィードバック情報に基づいて調整される。

第２フィードバック情報はまた、光コンポーネント２の光電力を調整するために使用される情報、ファイバチャネルの信号対雑音比を調整するために使用される情報、及び、ファイバチャネルのＳパラメータを調整するために使用される情報のうち少なくとも１個を含む。

送信端における光モジュール及び受信端の光モジュールがインタラクティブ光モジュールのペアである場合、第１フィードバック情報に保持される内容は、第２フィードバック情報に保持される内容に等しい。以下の例では、インタラクティブ光モジュールのペアが、説明のための例として使用され得る。

例えば、スイッチが光信号をＡＰへ送信する場合、スイッチのパネルに挿入されている光モジュールは送信端であり、ＡＰのパネルに挿入されている光モジュールは受信端である。送信端における光モジュールは、ファイバチャネルを通じて、受信端における光モジュールへ光信号を送信する。送信端における光モジュールによって送信された光信号を受信するとき、受信端における光モジュールは、光信号に基づいてフィードバック情報（すなわち、上記第１フィードバック情報）を生成し、フィードバック情報を給電コンポーネント３に変調する。給電コンポーネント３は、第１電気コネクタ３１を使用することによって、フィードバック情報をコンポジットケーブルの銅線へ送信する。

フィードバック情報は、銅線を使用することによって、送信端における光モジュールへ伝送され、送信端における光モジュールの第１電気コネクタ３１を使用することによって、送信端における光モジュールの給電コンポーネント３へ伝送される。送信端における光モジュールの給電コンポーネント３は、フィードバック情報をプロセッサへ送信し、プロセッサは、解析してフィードバック情報（すなわち、上記第２フィードバック情報）を取得する。次に、送信端における光モジュールにおけるプロセッサは、受信されたフィードバック情報に基づいて、光コンポーネント２のパラメータに対して等化調整を実行する。

例において、フィードバック情報は電力値を含む。この場合、解析を通じて、受信端における光モジュールによって受信された電力値を取得した後に、送信端における光モジュールは、電力値と、受信端における光モジュールによって必要とされる、事前に記憶された電力閾値とを比較する。受信された電力値が電力閾値より大きい場合、後に光信号を受信端における光モジュールへ送信するための電力値が低減され得、受信された電力値が、事前に記憶された電力閾値に比較的近いとき、光信号を受信端における光モジュールへ送信するための電力値の調整は停止される。このように、送信端における光モジュールは、受信端における光モジュールによって送信された、電力値を保持するフィードバック情報に基づいて、伝送された光信号の電力値を動的に調整し、電力消費を低減してエネルギーを節約する効果を達成し得る。

別の例において、フィードバック情報は、信号対雑音比又はＳパラメータを含む。この場合、送信端における光モジュールが、解析を通じて、受信端における光モジュールによって送信されたファイバチャネルの信号対雑音比を取得した後に、信号対雑音比が高い場合、送信端における光モジュールは、パラメータを調整する必要がなく；信号対雑音比が低い場合、送信端における光モジュールは、伝送電力を増加させることによって信号対雑音比を増加させ得、又は、タップの数及びタップの数の係数を調整することによって信号対雑音比を増加させ得る。

このように、給電コンポーネント３はバックホールチャネルとして使用され、その結果、送信端における光モジュールは、ファイバチャネルにおけるいくつかのデータを取得でき、最適な光信号を伝送するための基礎を提供する。しかしながら、伝送される光信号の品質が一度高くなると、光モジュールもある程度保護される。これにより、光モジュールのサービス寿命を延長することを助ける。

別の例では、光モジュールに障害があるとき、例えば、伝送される光信号の電力が過剰に低いとき、又は、光－電気変換を実行できないとき、異常信号は、給電コンポーネント３を使用することによって、挿入されたデバイスへ送信され得、その結果、当業者は、デバイスを使用することによって、光モジュールに障害があり置き換える必要があると認識できる。

伝送されるデータ信号の電力は、電力伝送の電力より遥かに低いので、伝送されるデータ信号は、スペクトルにおける電力信号において圧倒されることと同等である。このように、データ信号が盗聴者によって傍受される場合でも、盗聴者は、それをノイズ信号とみなし得る。したがって、データ信号が給電コンポーネント３を使用することによって伝送されるとき、データ信号を傍受することは困難であり、データ信号伝送のセキュリティを改善できる。

光モジュールは、ＰｏＥを実装するための給電コンポーネントを有し、給電コンポーネントは、電気エネルギーを伝送するだけでなく、いくつかのデータ信号も伝送できることが分かる。

上記の説明に基づいて、光モジュールは少なくとも以下の効果を有する。

光モジュールは光－電気変換機能を有するだけでなく、ＰｏＥを実装するための給電コンポーネントも有する。挿入されたデバイスとして、光モジュールを挿入するように構成される光ポート、及び、電源コネクタを挿入するように構成される電気ポートも、同一のポートに位置する。例えば、光モジュールを挿入するように構成されるポートのみがスイッチのパネル及びＡＰのパネル上に配置される必要があり、その結果、スイッチ及びＡＰのパネルサイズを低減でき、スイッチ及びＡＰの小型化発展が促進される。

光モジュールの第１端における第１電気コネクタ３１は、光モジュールの元の構造的特徴を変更せず、その結果、光モジュールの第１端は互換性を有し、更新されたコンポジットケーブル又は更新前のコンポジットケーブルを挿入するように構成されることができる。したがって、光モジュールは広い適用シナリオを有する。更新された光ケージは光モジュールのパッケージングタイプに合致し、第１電気コネクタに合致する電源コネクタを有するコンポジットケーブルを含む。更新されたコンポジットケーブルは、光モジュールのパッケージングタイプに合致するが、第１電気コネクタに合致する電源コネクタを有するコンポジットケーブルを含まない。

光モジュールの第２端における第２電気コネクタ３３は、光モジュールの元の構造的特徴を変更せず、その結果、光モジュールの第２端は互換性を有し、更新された光ケージ及び更新前の光ケージの両方に挿入できる。したがって、光モジュールは広い適用シナリオを有する。更新された光ケージは、光モジュールのパッケージングタイプに合致し、第２電気コネクタに合致する電源コネクタの光ケージを含む。更新された光ケージは、光モジュールのパッケージングタイプに合致するが、第２電気コネクタに合致する電源コネクタの光ケージを含まない。光ケージは、光通信デバイスのインタフェースコンポーネントである。

本願の実施形態はさらに光通信デバイスを提供する。光通信デバイスは、光通信フィールドにおける任意のデバイスであり得、例えば、スイッチ又はＡＰであり得る。

図５１及び図５２に示されるように、光通信デバイスはシャーシ１００、メインボード２００及び光－電気変換アセンブリ３００を含む。図５１に示されるように、シャーシ１００のパネルは光ケーブルソケット１０１を有する。図５２に示される光－電気変換アセンブリ３００は、光コンポーネント２及び給電コンポーネント３を含む。メインボード２００、光コンポーネント２及び給電コンポーネント３はすべて、シャーシ１００内に位置し、光コンポーネント２及び給電コンポーネント３は両方ともメインボード２００の表面上にあり、光コンポーネント２の光コネクタ及び給電コンポーネント３の電気コネクタは互いに独立し、両方とも光ケーブルソケット１０１内に位置する。

光コンポーネント２の光コネクタは、コンポジットケーブルの光ファイバコネクタに接続されるように構成され、それにより光信号を伝送する。給電コンポーネント３の電気コネクタは、コンポジットケーブルの電源コネクタに電気的に接続されるように構成され、ＰｏＥ電力伝送を実装する。

例において、光－電気変換アセンブリ３００は、光コンポーネント２を使用することによって光－電気変換機能を実装し、給電コンポーネント３を使用することによってＰｏＥ機能を実装する。光－電気変換アセンブリ３００は、標準光モジュールパッケージングタイプに基づいてシャーシ１００内にパッケージングされる。光通信デバイスはコンポジットケーブルに接続される必要があるので、シャーシ１００のパネルは光ケーブルソケット１０１を有する。光コンポーネント２の光コネクタ及び給電コンポーネント３の電気コネクタは両方とも光ケーブルソケット１０１に対向する。例えば、光コンポーネント２の光コネクタは光ケーブルソケット１０１内に位置し、給電コンポーネント３の電気コネクタも光ケーブルソケット１０１内に位置する。

例において、光通信デバイスは、使用のために更新されたコンポジットケーブルに合致し得る。更新されたコンポジットケーブルについて、コンポジットケーブルの端部におけるコネクタは、光ファイバコネクタを含むだけでなく、電源コネクタも含み、光ファイバコネクタは、光コンポーネント２の光コネクタに合致し、電源コネクタは給電コンポーネント３の電気コネクタに合致する。

別の例において、光通信デバイスはさらに、更新前のコンポジットケーブルと合致し得る。コンポジットケーブルについて、更新前に、コンポジットケーブルの端部におけるコネクタは、光ファイバコネクタを含み、電源コネクタを含まず、光ファイバコネクタは、光コンポーネント２の光コネクタと合致する。

更新されたコンポジットケーブルと合致でき、また、更新前のコンポジットケーブルと合致できる光通信デバイスは互換性を有し、広い適用シナリオ及び高い使用柔軟性を有する。

光通信デバイスの互換性を実装する構造的特徴は以下の通りであり得る。

光コンポーネント２の光コネクタ及び給電コンポーネント３の電気コネクタの両方は、光ケーブルソケット１０１内に位置し、光コンポーネント２の光コネクタ及び給電コンポーネント３の電気コネクタの位置は互いに独立し、その結果、光ケーブルソケット１０１は、標準パッケージングタイプの光－電気変換アセンブリ３００に合致するコンポジットケーブルに挿入されるように構成されている。

例において、光コンポーネント２はメインボード２００の表面上に位置し、光コンポーネント２の光コネクタは一般に、センターピラー５を使用することによって支持され、挿入及び取り外しのためのガイド及び制限もセンターピラー５を使用することによって実装される。給電コンポーネント３の電気コネクタの導電部は、光コンポーネント２の光コネクタの構造的特徴に影響を与えることなくセンターピラー５内に固定され得る。このように、光通信デバイスの互換性を実装できる。給電コンポーネント３の電気コネクタの導電部とセンターピラー５との間の固定関係、及び、電気コネクタの導電部の具体的な構造形態については、給電コンポーネント３の第１電気コネクタ導電部３１１とセンターピラー５との間の固定関係、及び、第１電気コネクタ導電部３１１の具体的な構造形態を参照されたい。本明細書では詳細について改めて説明しない。

光通信デバイスの光ケーブルソケット１０１は互換性を有し、その結果、更新前のコンポジットケーブルは光ケーブルソケット１０１に挿入でき、光ケーブルソケット１０１における光コネクタに接続され、光信号伝送を実装する。更新されたコンポジットケーブルはさらに光ケーブルソケット１０１に挿入でき、光ケーブルソケット１０１における光コネクタに別々に接続され、光ケーブルソケット１０１における電気コネクタに電気的に接続され、光信号伝送及び電力伝送を実装する。

光通信デバイスは、光－電気変換アセンブリ３００と統合される。この場合、光通信デバイスが別のデバイスに接続されているとき、光ケーブル又はコンポジットケーブルのみが挿入される必要があり、光モジュールは追加的に挿入される必要がない。したがって、接続操作は単純であり、光モジュールの損失を回避できる。加えて、光モジュールと光通信デバイスとの間のミスマッチに起因して接続が失敗する場合を回避できる。

本実施形態はさらに、パワー・オーバー・イーサネットＰｏＥデバイスを提供する。ＰｏＥデバイスは、上で説明された光モジュールを含み、ＰｏＥデバイスの光モジュールは、上で説明されたように、光－電気変換機能を有するだけでなく、ＰｏＥを実装するための給電コンポーネントも有し、給電コンポーネントは、光モジュールの元の構造的特徴を変更せず、光モジュールのサイズに影響を与えない。このように、コンポジットケーブルの電源コネクタは、光モジュールを使用することによってＰｏＥデバイスに電気的に接続され、コンポジットケーブルの電源コネクタはＰｏＥデバイスに挿入される必要がなく、その結果、ＰｏＥデバイスのパネル空間を低減でき、ＰｏＥデバイスの構造は、よりコンパクトになり、ＰｏＥデバイスの小型化発展が促進される。

上記の説明は単に本願の実施形態であり、本願を限定することを意図しない。本願の本質から逸脱することなく行われる如何なる変更、等価な置換、又は改善も、本願の保護範囲内にある。
［他の可能な項目］
（項目１）
筐体（１）、光コンポーネント（２）及び給電コンポーネント（３）を備える光モジュールであって、
前記筐体（１）の第２端には第２ソケット（１２）が設けられ、前記筐体（１）の前記第２端は、光通信デバイスに挿入されるように構成されている端部であり；
前記光コンポーネント（２）は第２光コネクタ（２３）を含み、前記給電コンポーネント（３）は第２電気コネクタ（３３）を含み；
前記光コンポーネント（２）及び前記給電コンポーネント（３）の両方は前記筐体（１）内に位置し、前記第２光コネクタ（２３）及び前記第２電気コネクタ（３３）の両方は前記第２ソケット（１２）内に位置し、前記第２光コネクタ（２３）及び前記第２電気コネクタ（３３）の位置は互いに独立である、
光モジュール。
（項目２）
前記筐体（１）の前記第２端は、標準光モジュールパッケージングタイプと合致する光通信デバイスに挿入されるように構成されている、項目（１）に記載の光モジュール。
（項目３）
前記第２電気コネクタ（３３）は第２電気コネクタ導電部（３３１）を含み；
前記第２電気コネクタ導電部（３３１）は、前記光モジュールの前記第２ソケット（１２）内に位置するプラグ可能ガイドブロック（４）に固定されている、
項目１又は２に記載の光モジュール。
（項目４）
前記第２電気コネクタ導電部（３３１）は条片状金属シートであり；
前記条片状金属シートは、前記第２光コネクタ（２３）に対向する、前記プラグ可能ガイドブロック（４）の表面上に位置し、前記条片状金属シートの条片方向は、前記光モジュールの挿入／取り外し方向に平行である、
項目３に記載の光モジュール。
（項目５）
前記第２電気コネクタ導電部（３３１）は条片状スプリングであり、直線部分（３３１１）及び屈曲部（３３１２）を含み；
装着溝（４１）が、前記第２光コネクタ（２３）に対向する、前記プラグ可能ガイドブロック（４）の表面上に設けられ、前記条片状スプリングの前記直線部分（３３１１）は前記プラグ可能ガイドブロック（４）内に位置し、前記条片状スプリングの前記屈曲部（３３１２）は、前記装着溝（４１）内に位置し、前記屈曲部（３３１２）の屈曲位置（３３１２ａ）は前記装着溝（４１）の開口部から外に伸長している、
項目３に記載の光モジュール。
（項目６）
前記第２電気コネクタ導電部（３３１）はスプリングピンであり；
前記スプリングピンは前記プラグ可能ガイドブロック（４）内に位置し、前記スプリングピンの端部は前記プラグ可能ガイドブロック（４）から外に伸長している、
項目３に記載の光モジュール。
（項目７）
前記プラグ可能ガイドブロック（４）はボディ（４０）及び保護部を含み；
前記保護部は前記ボディ（４０）に固定的に接続され、前記保護部は、
前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されているとき、前記保護部は、前記スプリングピンのピンシャフト（３３１３）が前記光通信デバイスの接触点と密着することを可能にすることができ；又は、前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されていないとき、前記保護部は、前記スプリングピンの前記ピンシャフト（３３１３）を保護できる、
ように構成される、
項目６に記載の光モジュール。
（項目８）
前記保護部はスライダ（４２）及び第１弾性部（４３）を含み、前記第１弾性部（４３）の弾性力は、前記スプリングピンの弾性力より小さく；
前記ボディ（４０）の端部にはスライドスロット（４０１）が設けられ、前記スライダ（４２）及び前記第１弾性部（４３）の両方は前記スライドスロット（４０１）内に位置し、前記第１弾性部（４３）は前記スライドスロット（４０１）の底と前記スライダ（４２）との間に接続されており；
前記スプリングピンの一方の部分は、前記ボディ（４０）内に位置し、前記スプリングピンの他方の部分は、前記スライダ（４２）内に位置し、前記スライダ（４２）は、前記ボディ（４１）及び前記スプリングピンに対してスライドでき、スライド方向は前記光モジュールの挿入／取り外し方向に平行であり；
前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されているとき、前記スライダ（４２）は、前記スライドスロット（４０１）内に収縮し、その結果、前記スプリングピンの前記ピンシャフト（３３１３）は前記光通信デバイスの前記接触点と密着し；又は、前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されていないとき、前記スライダ（４２）は、前記スライドスロット（４０１）から外に伸長し、前記スプリングピンの前記ピンシャフト（３３１３）を保護する、
項目７に記載の光モジュール。
（項目９）
前記保護部は、押下部（４４）、第２弾性部（４５）、及びＬ字形ロッド（４６）を含み；
前記スプリングピンの前記ピンシャフト（３３１３）には、溝（３３１３ａ）が設けられ、前記スプリングピンのチューブ（３３１４）のチューブ壁には、貫通孔（３３１４ａ）が設けられ、前記ピンシャフト（３３１３）の前記溝（３３１３ａ）が前記チューブ（３３１４）の前記貫通孔（３３１４ａ）に対向しているとき、前記ピンシャフト（３３１３）は前記チューブ（３３１４）に収容されており；
前記押下部（４４）の一方の部分は、前記ボディ（４０）の外側に位置し、前記押下部（４４）の他方の部分は、前記ボディ（４０）内に位置し、前記スプリングピン、前記第２弾性部（４５）及び前記Ｌ字形ロッド（４６）はすべて、前記ボディ（４０）内に位置し、前記押下部（４４）、前記第２弾性部（４５）、及び、前記Ｌ字形ロッド（４６）の第１ロッド（４６１）は、順次に接続され、前記Ｌ字形ロッド（４６）の第２ロッド（４６２）は、前記チューブ（３３１４）の前記貫通孔（３３１４ａ）に対向し；
前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されているとき、前記押下部（４４）は押下状態にあり、前記Ｌ字形ロッド（４６）の前記第２ロッド（４６２）の端部は、前記チューブ（３３１４）の外側に位置し、その結果、前記ピンシャフト（３３１３）は、前記光通信デバイスの前記接触点に密着し；又は、
前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されていない、かつ、前記ピンシャフト（３３１３）が前記チューブ（３３１４）内に収縮しているとき、前記Ｌ字形ロッド（４６）の前記第２ロッド（４６２）の端部が、前記ピンシャフト（３３１３）の前記溝（３３１３ａ）内に位置し、その結果、前記ピンシャフト（３３１３）は、前記ピンチューブ（３３１４）内に収縮した状態を維持する、
項目７に記載の光モジュール。
（項目１０）
前記保護部は押下部（４４）及びＵ字形部（４７）を含み；
前記スプリングピンのチューブ（３３１３）には、軸方向条片状孔（３３１３ｂ）が設けられ、前記スプリングピンの前記ピンシャフト（３３１３）には、隆起（３３１３ｂ）が設けられ、前記隆起（３３１３ｂ）は前記軸方向条片状孔（３３１４ｂ）内に位置し；
前記押下部（４４）の一方の部分が、前記ボディ（４０）の外側に位置し、前記押下部（４４）の他方の部分が、前記ボディ（４０）内に位置し、前記スプリングピン及び前記Ｕ字形部（４７）の両方は、前記ボディ（４０）内に位置し、前記Ｕ字形部（４７）の第１端が、前記押下部（４４）に位置し、前記Ｕ字形部（４７）の第２端が、前記ピンシャフト（３３１３）の前記隆起（３３１３ｂ）に位置し；
前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されているとき、前記押下部（４４）は押下状態にあり、前記ピンシャフト（３３１３）は、前記Ｕ字形ロッド（４７）の押下により前記チューブ（３３１４）から外に伸長し、それにより、前記光通信デバイスの前記接触点と密着し；又は、前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されていないとき、前記押下部（４４）は非押下状態にあり、前記ピンシャフト（３３１３）は前記チューブ（３３１４）内に収縮している、
項目７に記載の光モジュール。
（項目１１）
前記給電コンポーネント（３）はさらに、第２剛性回路基板（３２１）を含み；
前記第２剛性回路基板（３２１）の一端は前記第２ソケット（１２）内に位置し、前記第２電気コネクタ（３３）の前記第２電気コネクタ導電部（３３１）は、前記第２剛性回路基板（３２１）の表面上に位置するエッジコネクタである、
項目１から１０のいずれか一項に記載の光モジュール。
（項目１２）
前記第２剛性回路基板（３２１）及び前記光コンポーネント（２）の第１剛性回路基板（２２１）は、前記筐体（１）において、平行に鉛直方向に位置する、項目１１に記載の光モジュール。

Claims (12)

1. 筐体、光コンポーネント及び給電コンポーネントを備える光モジュールであって、
   前記筐体の第２端には第２ソケットが設けられ、前記筐体の前記第２端は、光通信デバイスに挿入されるように構成されている端部であり；
   前記光コンポーネントは第２光コネクタを含み、前記給電コンポーネントは第２電気コネクタを含み；
   前記光コンポーネント及び前記給電コンポーネントの両方は前記筐体内に位置し、前記第２光コネクタ及び前記第２電気コネクタの両方は前記第２ソケット内に位置し、前記第２光コネクタ及び前記第２電気コネクタの位置は互いに独立である、
   光モジュール。
2. 前記筐体の前記第２端は、標準光モジュールパッケージングタイプと合致する光通信デバイスに挿入されるように構成されている、請求項１に記載の光モジュール。
3. 前記第２電気コネクタは第２電気コネクタ導電部を含み；
   前記第２電気コネクタ導電部は、前記光モジュールの前記第２ソケット内に位置するプラグ可能ガイドブロックに固定されている、
   請求項１又は２に記載の光モジュール。
4. 前記第２電気コネクタ導電部は条片状金属シートであり；
   前記条片状金属シートは、前記第２光コネクタに対向する、前記プラグ可能ガイドブロックの表面上に位置し、前記条片状金属シートの条片方向は、前記光モジュールの挿入／取り外し方向に平行である、
   請求項３に記載の光モジュール。
5. 前記第２電気コネクタ導電部は条片状スプリングであり、直線部分及び屈曲部を含み；
   装着溝が、前記第２光コネクタに対向する、前記プラグ可能ガイドブロックの表面上に設けられ、前記条片状スプリングの前記直線部分は前記プラグ可能ガイドブロック内に位置し、前記条片状スプリングの前記屈曲部は、前記装着溝内に位置し、前記屈曲部の屈曲位置は前記装着溝の開口部から外に伸長している、
   請求項３に記載の光モジュール。
6. 前記第２電気コネクタ導電部はスプリングピンであり；
   前記スプリングピンは前記プラグ可能ガイドブロック内に位置し、前記スプリングピンの端部は前記プラグ可能ガイドブロックから外に伸長している、
   請求項３に記載の光モジュール。
7. 前記プラグ可能ガイドブロックはボディ及び保護部を含み；
   前記保護部は前記ボディに固定的に接続され、前記保護部は、
   前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されているとき、前記保護部は、前記スプリングピンのピンシャフトが前記光通信デバイスの接触点と密着することを可能にすることができ；又は、前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されていないとき、前記保護部は、前記スプリングピンの前記ピンシャフトを保護できる、
   ように構成される、
   請求項６に記載の光モジュール。
8. 前記保護部はスライダ及び第１弾性部を含み、前記第１弾性部の弾性力は、前記スプリングピンの弾性力より小さく；
   前記ボディの端部にはスライドスロットが設けられ、前記スライダ及び前記第１弾性部の両方は前記スライドスロット内に位置し、前記第１弾性部は前記スライドスロットの底と前記スライダとの間に接続されており；
   前記スプリングピンの一方の部分は、前記ボディ内に位置し、前記スプリングピンの他方の部分は、前記スライダ内に位置し、前記スライダは、前記ボディ及び前記スプリングピンに対してスライドでき、スライド方向は前記光モジュールの挿入／取り外し方向に平行であり；
   前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されているとき、前記スライダは、前記スライドスロット内に収縮し、その結果、前記スプリングピンの前記ピンシャフトは前記光通信デバイスの前記接触点と密着し；又は、前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されていないとき、前記スライダは、前記スライドスロットから外に伸長し、前記スプリングピンの前記ピンシャフトを保護する、
   請求項７に記載の光モジュール。
9. 前記保護部は、押下部、第２弾性部、及びＬ字形ロッドを含み；
   前記スプリングピンの前記ピンシャフトには、溝が設けられ、前記スプリングピンのチューブのチューブ壁には、貫通孔が設けられ、前記ピンシャフトの前記溝が前記チューブの前記貫通孔に対向しているとき、前記ピンシャフトは前記チューブに収容されており；
   前記押下部の一方の部分は、前記ボディの外側に位置し、前記押下部の他方の部分は、前記ボディ内に位置し、前記スプリングピン、前記第２弾性部及び前記Ｌ字形ロッドはすべて、前記ボディ内に位置し、前記押下部、前記第２弾性部、及び、前記Ｌ字形ロッドの第１ロッドは、順次に接続され、前記Ｌ字形ロッドの第２ロッドは、前記チューブの前記貫通孔に対向し；
   前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されているとき、前記押下部は押下状態にあり、前記Ｌ字形ロッドの前記第２ロッドの端部は、前記チューブの外側に位置し、その結果、前記ピンシャフトは、前記光通信デバイスの前記接触点に密着し；又は、
   前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されていない、かつ、前記ピンシャフトが前記チューブ内に収縮しているとき、前記Ｌ字形ロッドの前記第２ロッドの端部が、前記ピンシャフトの前記溝内に位置し、その結果、前記ピンシャフトは、前記チューブ内に収縮した状態を維持する、
   請求項７に記載の光モジュール。
10. 前記保護部は押下部及びＵ字形部を含み；
    前記スプリングピンのチューブには、軸方向条片状孔が設けられ、前記スプリングピンの前記ピンシャフトには、隆起が設けられ、前記隆起は前記軸方向条片状孔内に位置し；
    前記押下部の一方の部分が、前記ボディの外側に位置し、前記押下部の他方の部分が、前記ボディ内に位置し、前記スプリングピン及び前記Ｕ字形部の両方は、前記ボディ内に位置し、前記Ｕ字形部の第１端が、前記押下部に位置し、前記Ｕ字形部の第２端が、前記ピンシャフトの前記隆起に位置し；
    前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されているとき、前記押下部は押下状態にあり、前記ピンシャフトは、前記Ｕ字形部の押下により前記チューブから外に伸長し、それにより、前記光通信デバイスの前記接触点と密着し；又は、前記光モジュールが前記光通信デバイスに挿入されていないとき、前記押下部は非押下状態にあり、前記ピンシャフトは前記チューブ内に収縮している、
    請求項７に記載の光モジュール。
11. 前記給電コンポーネントはさらに、第２剛性回路基板を含み；
    前記第２剛性回路基板の一端は前記第２ソケット内に位置し、前記第２電気コネクタの前記第２電気コネクタ導電部は、前記第２剛性回路基板の表面上に位置するエッジコネクタである、
    請求項３から１０のいずれか一項に記載の光モジュール。
12. 前記第２剛性回路基板及び前記光コンポーネントの第１剛性回路基板は、前記筐体において、平行に鉛直方向に位置する、請求項１１に記載の光モジュール。

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