JP2023139907A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】鞍乗型車両において、エアクリーナの容積を十分にとることを可能にするとともに、前述のエアクリーナから車両前方のエンジン本体に延びる吸気管部材の長さを長くすることを可能にする構成を提供する。【解決手段】本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両は、前輪を操向可能に支持するヘッドパイプから後方に延出するメインフレーム23の下方かつ前方位置に配置されるエンジン本体34Bと、メインフレームの後方に配置されるエアクリーナ78と、エアクリーナからエンジン本体に向けて延びる吸気管部材77とを備える。吸気管部材77は、メインフレームの車幅方向で両側のうちの一方側を通過するように湾曲する。エアクリーナ78においては、浄化室を形成する第1ケース部86と、未浄化室を形成する第2ケース部88との割り面78fは、車体前後方向及び車幅方向に対して傾斜する。【選択図】図6A

Description

本発明は、例えば自動二輪車である鞍乗型車両に関する。
従来、吸気系の各種部品の配置関係に特徴を有するエンジンを備えた自動二輪車が提案されている。例えば、特許文献1の開示する自動二輪車は、1本のメインフレームを備え、そのメインフレームの前方かつ下方にシリンダーブロック等を含むエンジン本体を備え、その後方にエアクリーナを有する。このエアクリーナは、車幅方向略中心に配置され、すなわち平面視で車体中心線に対して左右に略センタ振分けとなるように配置され、左側のエアクリーナキャップには前方に開口する吸入口を有する吸入管が接続すると共に、エアクリーナ本体の右側部には排出口を有する排出管が接続する。この排出管の前方には、スロットルボディ及びインテークパイプが接続され、このインテークパイプは更にシリンダーブロックのシリンダーヘッドに結合する。そして、バッテリは、エアクリーナの車体後方において、車体中心線に対して略左右対称に配置される。特許文献1の記載によれば、これらの構成により、エアクリーナの車体前後方向の幅もしくは長さを抑えながらエアクリーナの容量を確保することができる。
特許第6003488号公報
ところで、上記のごとき自動二輪車においては、特に限られたスペースで、エアクリーナから上流側に延びる吸気通路を長くすることと、エアクリーナの十分な容積を確保することとを両立することについての要望がある。これらは、吸気効率の向上をもたらし得、例えば中低速域で所望のトルクを得ることを容易にする。
本発明の目的は、例えば自動二輪車である鞍乗型車両において、エアクリーナの容積を十分にとることを可能にするとともに、前述のエアクリーナから車両前方のエンジン本体に延びる吸気管部材の長さを長くすることを可能にする構成を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、
前輪を操向可能に支持するヘッドパイプから後方に延出する後方延出部、及び、前記後方延出部の後端部から下方に延出する下方延出部を有するメインフレームと、
前記メインフレームの前記後方延出部の下方、かつ前記下方延出部の前方位置に配置されるエンジン本体と、
少なくとも一部が前記メインフレームの前記下方延出部の後方に配置されるエアクリーナと、
前記エアクリーナから前記エンジン本体に向けて延びる吸気管部材と
を備え、
前記吸気管部材は、前記メインフレームの車幅方向で両側のうちの一方側を通過するように湾曲し、
前記エアクリーナは、浄化室を形成する第1ケース部と、エレメントを介して前記浄化室とつながる未浄化室を形成する第2ケース部とを有し、
前記第1ケース部と前記第2ケース部との割り面は、車体前後方向及び車幅方向に対して傾斜している
ことを特徴とする鞍乗型車両
を提供する。
上記構成を備える本発明の一態様によれば、エアクリーナからエンジン本体に向けて延びる吸気管部材はメインフレームの車幅方向で両側のうちの一方側を通過するように湾曲するので、その吸気管部材の長さを長くすることができる。また、エアクリーナにおいて、浄化室を形成する第1ケース部と、未浄化室を形成する第2ケース部との割り面は車体前後方向及び車幅方向に対して傾斜しているので、メインフレームの下方延出部後方の限られたスペースにおいても、エアクリーナ内の容積を最大限大きくすることができる。
好ましくは、前記エアクリーナは、前記車幅方向において前記メインフレームの前記吸気管部材と同じ側に偏って配置されていて、前記エアクリーナよりも車体後方側の吸気ダクトにつながる。エアクリーナの車両前後方向の長さを長くでき、エアクリーナ内の容積をより大きくすることができる。
好ましくは、前記エアクリーナは、前記車体前後方向及び前記車幅方向に対して傾斜して配置される前記エレメントに対向する方向に広がるように構成されている。この構成により、メインフレームの下方延出部後方の限られたスペースにおいても、割り面の範囲内でエアクリーナの容積をより大きくすることができる。
好ましくは、前記エアクリーナは、前記割り面に前記エレメントを有する。この構成により、エレメントの配置又は交換をより容易に行うことが可能になる。
好ましくは、前記吸気管部材は、前記吸気管部材のうちで前記車幅方向外側に位置して前記第1ケース部に挿入される張出部分と、前記張出部分よりも前記車幅方向内側に延びる前記張出部分の上流側部分とを有する。この構成により、吸気管部材が挿入される位置までエアクリーナの第1ケース部を車幅方向に拡げることができ、よってエアクリーナ内の容積をより大きくすることができる。この場合、前記上流側部分は、前記エアクリーナ内で前記エレメントに沿って延びているとよい。上流側部分がエアクリーナ内でエレメントに沿って延びることにより、吸気管部材の長さをより長くすることができる。
好ましくは、前記エアクリーナの前記第1ケース部は、前記下方延出部を避けるように凹部を有する。この構成により、メインフレームの下方延出部後方の限られたスペースにおいても、浄化室の容量をより大きくすることができる。
好ましくは、前記エアクリーナは、前記吸気管部材の上流端開口部に対向して配置された凹状面を有する吸気ガイド部を前記第1ケース部内に有する。この構成により、吸気管部材への吸気の吸い込み易くでき、よって吸気効率を向上できる。
好ましくは、前記エンジンの動力を伝達するクランクシャフトの一端に設けられ前記エンジンの動力によって発電をするジェネレータは、前記メインフレームの前記車幅方向で前記両側のうちの他方側に配置されていて、前記車幅方向において前記ジェネレータが設けられている側と同じ側において、前記ジェネレータによって発電された電力を蓄えるバッテリと、前記バッテリと制御部との間に延びるワイヤーハーネスとが配置されている。この構成により、ワイヤーハーネスの短縮化を達成でき、よってコスト削減を図ることができる。また、この構成によれば、ジェネレータ、バッテリ、ワイヤーハーネスを、メインフレームの吸気管部材の反対側に配置され、センサ等の電装品を効率よく配置することができる。
好ましくは、前記吸気管部材の上流端には二重管部が形成されている。二重管部によって吸気を整流することができるので、吸気管部材からの吸気効率を向上させることができる。
好ましくは、前記吸気ダクトの上流端は車幅方向外側に向いて延び、前記吸気ダクトの下流端は二重管部を有する。この構成により、車体側方を流れる走行風を効率的に吸気でき、かつ、二重管部によって吸気を整流することができるので、吸気管部材からの吸気効率を向上させることができる。
本発明の上記一態様によれば、上記構成を備えるので、鞍乗型車両において、エアクリーナの容積を十分にとることが可能になるとともに、エアクリーナから車両前方のエンジン本体に延びる吸気管部材の長さを長くすることも可能になる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車の左側面図である。 図1の自動二輪車の右側面図である。 車体カバーの一部を取り外した状態の図2の自動二輪車の右側面図である。 燃料タンク、シート及びキャニスタなどを除いた図1の自動二輪車の一部を車体上側から見た上面図である。 車体カバーなどの一部を取り外した状態の図1の自動二輪車の一部の左側面図である。 ほぼ水平な仮想面で切断した図1の自動二輪車のエアクリーナ周辺を斜め上後方から見た図である。 エアクリーナよりも上側の水平位置で切断した図1の自動二輪車のエアクリーナ周辺の上面図であり、燃料タンク及びシートを重ねて示す図である。 図6Aの切断位置よりも車体下方側位置の水平な仮想面で切断した図1の自動二輪車のエアクリーナ周辺を車体上側から見た上面図である。 図7の切断位置よりも車体下方側位置の水平な仮想面で切断した図1の自動二輪車のエアクリーナ周辺を車体上側から見た上面図である。 図3に示す自動二輪車においてエアクリーナ周辺を車体右斜め前方から見た図である。 図9において、エアクリーナの2つのケース部のうちの外側のケース部を省いて示す図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車10を説明する。ここで、車体の上下前後左右は、自動二輪車10に乗車した運転者の目線に基づき規定されるものとする。
図1及び図2は本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車10の全体像を概略的に示す。図1は自動二輪車10の左側面図であり、図2は自動二輪車10の右側面図である。図3は車体カバーの一部を取り外した状態の自動二輪車10の右側面図であり、図4は例えば燃料タンク、シート及びキャニスタを除いて自動二輪車10の一部を車体上側から見た上面図であり、図5は車体カバーの一部を取り外した状態の自動二輪車10の一部の左側面図である。図6Aはほぼ水平な仮想面で切断した自動二輪車10のエアクリーナ周辺を斜め上後方から見た図であり、図6Bはエアクリーナよりも上側の水平位置で切断した自動二輪車10のエアクリーナ周辺の上面図であり、燃料タンク及びシートを破線で重ねて示す図であり、図7は図6Aの切断位置よりも車体下方側位置の水平な仮想面で切断した自動二輪車10のエアクリーナ周辺を車体上側から見た上面図であり、図8は図7の切断位置よりも車体下方側位置の略水平な仮想面で切断した自動二輪車10のエアクリーナ周辺を車体上側から見た上面図である。図9は図3に示す自動二輪車10においてエアクリーナ周辺を車体右斜め前方から見た図であり、図10は図9においてエアクリーナの2つのケース部のうちの外側のケース部を省いて示す図である。なお、「水平」な仮想面とは、車体上下方向に直交する平面である。
自動二輪車10は、車体フレーム12と、車体フレーム12に装着された車体カバー13とを備える。車体カバー13は、ヘッドパイプ14の後方で車体フレーム12に支持される燃料タンク15を覆い、燃料タンク15の後方のシート17に接続されるタンクカバー18と、タンクカバー18の下端から連続するサイドカバー19とを有する。なお、燃料タンク15に燃料は貯留される。自動二輪車10の運転にあたって運転者を含む乗員はシート17を跨ぐ。
ヘッドパイプ14には操向可能にフロントフォーク27が支持される。フロントフォーク27には車軸28回りで回転自在に前輪WFが支持される。フロントフォーク27の上端には操向ハンドル29が結合される。運転者は自動二輪車10の運転にあたって操向ハンドル29の左右端のグリップを握る。
車体フレーム12は、主に図2から図4に示すように、ヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から後ろ下がりに延びて、湾曲域23aから下降し、後下端にピボットフレーム22を有するメインフレーム23と、メインフレーム23の下方の位置でヘッドパイプ14から下に延びるダウンフレーム24と、メインフレーム23の湾曲域23aから略水平方向に後方に延びて、下方からシート17を支持する左右のシートフレーム25と、シートフレーム25の下方でピボットフレーム22から後上がりに延びて後端で下方からシートフレーム25に結合される左右のリアフレーム26とを有する。ここでは、メインフレーム23はヘッドパイプ14からピボットフレーム22まで延びる1本のフレーム部材であり、より具体的には1本の中空管を有するが、これに限定されない。なお、メインフレーム23は例えばメインフレーム部材と称されてもよい。例えばダウンフレーム24、シートフレーム25及びリアフレーム26もそれぞれフレーム部材であるが、表記を簡単にするべくそれぞれ上記のように表記するが、例えばそれぞれダウンフレーム部材24、シートフレーム部材25及びリアフレーム部材26と称されてもよい。メインフレーム23は、湾曲域23aから車両前方側の部分である後方延出部23Rと、同湾曲域23aから車両後方側の部分である下方延出部23Lを有する。後方延出部23Rは、前述のように前輪WFを操向可能に支持するヘッドパイプ14から後方に延出する部分であり、下方延出部23Lは、後方延出部23Rの後端部から下方に延出する部分である。左右のシートフレーム25は1本の中空管であるメインフレーム23から左右に分岐する。個々のリアフレーム26は下方から個々に対応するシートフレーム25を支える。
車両の後方で車体フレーム12にはピボット31回りで上下に揺動自在にスイングアーム32が連結される。スイングアーム32の後端に車軸回りで回転自在に後輪WRが支持される。前輪WFと後輪WRとの間で車体フレーム12には燃料タンク15から供給される燃料を燃焼して動力を生成するエンジン34が搭載される。エンジン34の動力は不図示の伝動装置を経て後輪WRに伝達される。
エンジン34のエンジン本体34Bは、メインフレーム23の下方に配置されてメインフレーム23に連結される。エンジン本体34Bは、メインフレーム23の下方に配置されている。つまり、エンジン本体34Bは、メインフレーム23の後方延出部23Rの下方、かつ、メインフレーム23の下方延出部23Lの前方位置に配置されている。エンジン本体34Bは、回転軸線Rx回りで回転自在にクランクシャフト35を支持するクランクケース36に上方から結合されて、ダウンフレーム24に沿って起立するシリンダー軸線C上でピストン37の線形往復運動を案内するシリンダーを区画するシリンダーブロック38と、シリンダーブロック38に上方から結合されて、動弁機構を支持するシリンダーヘッド39と、シリンダーヘッド39の上端に結合されて、シリンダーヘッド39上の動弁機構を覆うヘッドカバー41とを備える。クランクケース36は、ダウンフレーム24およびメインフレーム23にそれぞれ連結され支持される。クランクケース36には、クランクシャフト35に連結されて規定の変速比でクランクシャフト35の動力を出力する変速機が収容される。変速機はクランクシャフト35の後方に配置される。
クランクケース36のうち、クランクシャフト35の一端の外面には、交流発電機(ACG)スタータつまりACGジェネレータ49を収容するカバー51が結合される。つまり、クランクケース36から外側に一方向に突出するクランクシャフト35の一端にはACGジェネレータ49が接続される。ACGジェネレータ49は、本発明におけるジェネレータに相当し、エンジン34の動力を伝達するクランクシャフト35の一端に設けられエンジン34の動力によって発電をする。このACGジェネレータ49により発電された電力は、図4に示すバッテリBに蓄えられる。バッテリBには、種々のワイヤーハーネスWHが接続されていて、例えば制御部であるECU(Engine Control Unit)50とワイヤーハーネスWHを介して接続される(図4及び図5参照)。ECU50は、コンピュータの構成を備え、プロセッサ(例えばCPU)と、メモリ(例えばROM及びRAM)とを有する。なお、図5に示す符号「F」はヒューズボックスであり、種々のワイヤーハーネスWHが接続されている。
図3に示されるように、エンジン34のエンジン本体34Bには、エンジン本体34Bに向けて混合気を供給する吸気装置74と、車両の後方に向けてエンジン本体34Bの排ガスを排出する排気装置75とが接続される。吸気装置74は、シリンダーヘッド39の後壁に結合されて、スロットルバルブの働きでシリンダーヘッド39の吸気ポートに流通する空気の流量を調整するスロットルボディ76と、メインフレーム23の後方でメインフレーム23に支持されて、コネクティングチューブ(吸気管部材)77でスロットルボディ76に接続され、エンジン34に供給される外気を浄化するエアクリーナ78とを備える。エアクリーナ78には、その上流側に延びる吸気ダクト79が接続される。スロットルボディ76と、エンジン本体34Bのシリンダーヘッド39との間のインレットパイプ39pに、シリンダーヘッド39の吸気ポートに臨んで燃料を噴射する燃料噴射装置80(図5参照)が差し込まれる。排気装置75は、シリンダーヘッド39の前壁に結合されて、その下流側部分に排ガスを浄化する触媒81aを有し、エンジン本体34Bの下方をくぐって後方に延びる排気管81と、排気管81の後端に接続されて、エンジン34の消音機能を有し、後輪WRの車軸の後方で大気に排ガスを放出するサイレンサーとを備える。
自動二輪車10は、メインフレーム23の下方に配置されて燃料タンク15及びエンジン本体34Bに接続された燃料ポンプ82(図5参照)を備える。燃料ポンプ82は、メインフレーム23に上方から覆い被さってメインフレーム23に支持される燃料タンク15からエンジン本体34Bに向けて燃料を供給する。燃料ポンプ82は、クランクケース36の上方で燃料噴射装置80の下方に位置し、ポンプホルダーでメインフレーム23に締結される。燃料ポンプ82には、燃料噴射装置80に至る燃料供給パイプ83(図5において一部図示)が結合される。燃料ポンプ82は任意の圧力で燃料噴射装置80に向けて燃料を吐出する。燃料は燃料供給パイプ83を経て燃料噴射装置80に供給される。燃料ポンプ82は、シリンダーブロック38、クランクケース36、スロットルボディ76、及び、メインフレーム23で囲まれる領域に配置される。
燃料ポンプ82には燃料タンク15から延びるフィードパイプ84a及びリターンパイプ84bが結合される。燃料の供給にあたって燃料ポンプ82はフィードパイプ84aから燃料タンク15の燃料を吸い込む。燃料ポンプ82は、リターンパイプ84bから燃料タンク15に余分な燃料を戻す。フィードパイプ84a及びリターンパイプ84bをそれぞれは、ここでは燃料パイプと称し得る。図6Bから明らかなように、車幅方向つまり左右方向において、燃料ポンプ82の第1端部82aがある側と同じ側つまりここでは車幅方向左側に、燃料タンク15におけるフィードパイプ84a及びリターンパイプ84bとの接続部15Cが設けられている。つまり、車幅方向において、フィードパイプ84a及びリターンパイプ84bは概ね上下に延びていて、燃料ポンプ82の左側の第1端部82aの接続部82cと、燃料タンク15の左側の接続部15Cとをつなぐ。また、図5及び図6Bから明らかなように、燃料タンク15の接続部15Cは燃料ポンプ82よりも車両前方側に位置する。更に、図6Bから明らかなように、燃料ポンプ82の第1端部82aよりも燃料タンク15の接続部15Cは車幅方向で外側つまりここでは左側に位置する。それ故、燃料ポンプ82は、燃料ポンプ82とパイプ84a、84bとの接続部82cがスロットルボディ76を回避し、燃料タンク15とパイプ84a、84bとの接続部15Cに向くように傾斜している。つまり、燃料ポンプ82は、燃料ポンプ82におけるパイプ84a、84bとの接続部82cが車幅方向外側かつ上前側を向くように燃料ポンプ82の軸方向及びその円周方向において傾斜していて、燃料タンク15におけるパイプ84a、84bとの接続部15Cはその燃料ポンプ82の傾きに応じた位置に設けられている。これは、図3、図4及び図6Bから明らかなように、燃料ポンプ82は、エンジン本体34Bの後方に配置され、エンジン本体34Bのシリンダーブロック38の幅内に実質的に収まるように配置されていて、燃料ポンプ82の車幅方向の幅が燃料タンク15の幅よりも短いことも背景にある。
なお、図示しないが、自動二輪車10は、メインフレーム23よりも上方であって燃料タンク15の下方に、燃料タンク15に接続されて燃料タンク15から発生する燃料揮発ガスを蓄えるキャニスタを備える。シートフレーム25はキャニスタよりも低い位置で後方に延びる。燃料ポンプ82はスロットルボディ76及びコネクティングチューブ77よりも下方に配置される一方で、キャニスタはコネクティングチューブ77よりも上方に配置される。キャニスタは例えば特許文献2において開示された位置に設けられ得る。
上記構成を備える自動二輪車10は、車幅方向の一方側にエンジン34の吸気装置74を含む吸気系ISを概ね位置付ける配置構成、及び、ACGジェネレータ49及びバッテリBを含む電装系つまり電気系ESを車幅方向の他方側に概ね位置付ける配置構成を有する。より具体的には、自動二輪車10では、吸気系ISは車幅方向右側つまり車体右側に配置され、電気系ESは車幅方向左側つまり車体左側に配置される。ただし、これらの配置は、左右逆であってもよい。なお、自動二輪車10では、図3に示すように、エンジン34の排気装置75を含む排気系は吸気系ISと同じ側に概ね延びるが、吸気系ISと反対側に概ね延びることを排除するものではない。
図4の上面視(平面視)において、車体前後方向及び車体上下方向に延びかつ車幅方向に直交する車体中心面CFつまり、車体前後方向に延びかつ車幅方向に直交する車体中心線CLを示す。図4において、車体中心面CFつまり車体中心線CLはメインフレームの軸線に一致する。エアクリーナ78はシートフレーム25の下方に位置するとともにメインフレーム23の後方に位置している。このエアクリーナ78は図4から明らかなように車体中心線CLの右側に偏っていて、車幅方向で車体右側に偏って配置されている。一方、自動二輪車10においてエンジン34等の制御装置つまり制御部として機能するECU50はシートフレーム25の下方に位置し、シート17の下方に配置されている。これは一つには防犯上の理由による。なお、このECU50には、スロットルボディ76に設けられた電装部品76Sが接続され、ECU50はエンジン34の作動を制御する。なお、電装部品76Sは例えば各種センサ、IACVといったバルブ制御機構などであり、例えば吸入負圧センサ(Pbセンサ)、吸入空気温センサ(Taセンサ)、スロットルポジションセンサ(TPSセンサ)を挙げることができる。このECU50に延びるワイヤーハーネスWHは、図4では車体中心線CLの左側にあり、エアクリーナ78とは車幅方向で反対側である車体左側に延びている。この車体左側には、車体カバー13を外した自動二輪車10の左側面の一部を示す図5に示すように、ACGジェネレータ49及びバッテリBが配置されている。
ここで、ACGジェネレータ49を含む電気系ESの配置構成について主に説明する。図4及び図5に示すように、自動二輪車10の車幅方向左側には、エンジン本体34Bの下方のクランクシャフト35の一端のACGジェネレータ49、ACGジェネレータ49によって発電された電力を蓄えるバッテリB、例えばバッテリBとECU50との間に延びるワイヤーハーネスWHとが配置されている。なお、スロットルボディ76に設けられた電装部品76Sも、スロットルボディ76において自動二輪車10では車幅方向左側に位置する。この配置構成に対応するため、図4に示すように、ECU50のワイヤーハーネスWHとの接続部は車幅方向左側に、より具体的には左前方側を向くように方向づけられている。この電気系ESの配置構成は、ワイヤーハーネスWHの長さを短くすることができるという利点を有する。
次に、エンジン34の吸気系ISの配置構成について説明する。前述のように、吸気装置74は、シリンダーヘッド39の後壁にインレットパイプ39pを介して結合されるスロットルボディ76と、吸気管部材であるコネクティングチューブ77を介してスロットルボディ76に接続されエンジン本体34Bに供給される外気を浄化するエアクリーナ78とを備える。エアクリーナ78には、その上流側に延びる吸気ダクト79が接続される。図7から理解できるように、スロットルボディ76は車幅方向で略中央に位置付けられている。そこで、エンジン34の吸気系ISを車幅方向で右側に配置するため、スロットルボディ76とエアクリーナ78とを接続するコネクティングチューブ77は、メインフレーム23の下方延出部23Lの車幅方向外側を迂回するように、エンジン本体34Bからエアクリーナ78に向けて車幅方向外側に延びる。そして、このコネクティングチューブ77は、エアクリーナ78の内部に入り、車幅方向内側に延びる。このように、コネクティングチューブ77は、湾曲して形成されている。特に、コネクティングチューブ77は、車幅方向外側に位置してエアクリーナ78に挿入される張出部分77aと、張出部分77aよりも車幅方向内側に延びる張出部分77aの上流側部分77bとを有する。
ここで、車幅方向においてメインフレーム23のコネクティングチューブ77と同じ側に偏って配置されているエアクリーナ78について説明する。エアクリーナ78は、図6A及び図9を見ると明らかなように、車幅方向への膨出を防ぐために、車幅方向の寸法が、上下方向の寸法よりも狭い薄型の箱状に形成されている。エアクリーナ78は、車幅方向で車体の内側に配置される内側筐体である第1ケース部86と、この第1ケース部86に対向する外側筐体である第2ケース部88と、これらのケース部86、88の間に延在するように設けられるフィルターエレメント(以下、単に「エレメント」と称し得る。)90とを備える。このうち、第1ケース部86には、コネクティングチューブ77の前述の張出部分77aが挿入されており、エアクリーナ78の第1ケース部86側の空間86sはコネクティングチューブ77に連通している。一方の第2ケース部88には、外気を取り込む吸気ダクト79が挿入される。第1ケース部86と第2ケース部88とを互いに機械的接続手段であるボルト等により接続することでエアクリーナ78の外枠は形成される。これにより、第1ケース部86と第2ケース部88との間に挟み込むように仕切り部89が設けられる。この仕切り部89の開口部には、エレメント90が配置される。したがって、エアクリーナ78内は、エレメント90を境に第1ケース部86側の空間つまり浄化室86sと第2ケース部88側の空間つまり未浄化室88sとに仕切られる。つまり、第2ケース部88側の空間88sに取り込まれた空気は、エレメント90を通過して第1ケース部86側の空間86sに移動し、その際に空気中の塵埃等の異物がエレメント90によって取り除かれる。
エアクリーナ78における第1ケース部86と第2ケース部88との割り面78fは、図4の上面視において略直線状であり、車体中心線CLに対して傾斜している。つまり、割り面78fは、車体前後方向及び車幅方向に対して傾斜している。より具体的には、割り面78fが車体前後方向及び車幅方向に対して傾斜していて、車体上下方向に略平行に延びるように、エアクリーナ78は配置されている。割り面78fは、車体外側の前方位置から車体内側の後方位置に延びるように傾斜している。前述の仕切り部89は第1ケース部86と第2ケース部88との割り面78fに沿って延びているので、エアクリーナ78は、割り面78fにエレメント90を有する。第1ケース部86と第2ケース部88とはそれぞれ略直方体形状のエアクリーナ78の内部空間を形成するようにその対角線に沿った半割体として構成されている。したがって、エアクリーナ78は、エレメント90に対向する方向に、つまり、エレメント90に直交する向きに広がるように構成されている。よって、前述のように、湾曲して形成されているコネクティングチューブ77のエアクリーナ78の内部に位置する上流側部分77bは、割り面78fに沿ってつまりエレメント90に沿って延びている。
エアクリーナ78は、図6Aから図7に示すように、メインフレーム23の下方延出部23Lの後ろ側に支えられるように位置付けられている。そして、自動二輪車10のスペースを効率よく活用するために、エアクリーナ78の第1ケース部86は、下方延出部23L側に拡張し、下方延出部23Lを避けるように凹部86rを有する。なお、凹部86rは、エアクリーナ78の第1ケース部86の車体前側の外壁面に形成されている。
このように配置されたエアクリーナ78では、図7及び図8に示すように、車体前後方向でエレメント90の中ほどまでコネクティングチューブ77の上流側部分77bは延びる。つまり、エアクリーナ78のエレメント90を通過した空気の一部は、第1ケース部86内で車体前方側から後方側に流れてコネクティングチューブ77に入り得る。コネクティングチューブ77へのエアクリーナ78内での空気の流れをより良好にするように、エアクリーナ78は第1ケース部86内に吸気ガイド部92を有する。ここでは、図10に示すように、吸気ガイド部92は第1ケース部86とは別体で作製された部材であり、機械的接続手段であるボルトにより第1ケース部86内に取り付けられているが、第1ケース部86内に当初から一体に設けられてもよい。吸気ガイド部92は、コネクティングチューブ77の上流端開口部77cに対向して配置された凹状面92rを有する。ここでは、図7、図8及び図10に示すように、吸気ガイド部92は浅いカップ状に形成されていて、カップ状の凹状面92rを有する。なお、凹状面92rは、カップ状であることに限定されず、上流端開口部77cへの空気の流れをガイドするように形付けられるとよい。
このようにエアクリーナ78内に位置付けられているコネクティングチューブ77の上流端開口部77cがある上流端77dには二重管部が形成されている。二重管部により、その二重管部の内の内側の開口部が上流端開口部77cであり、その外周側に環状の溝部77eが形成される。
一方、エアクリーナ78の第2ケース部88には、前述のように吸気ダクト79が挿入されている。管部材である吸気ダクト79の第2ケース部88への挿入位置は、コネクティングチューブ77の第1ケース部86への挿入位置よりも車幅方向で外側である(図6Aから図8参照)。この吸気ダクト79は略弧状に湾曲し、その吸気ダクト79の上流端79aは車幅方向外側に向いて延びている。吸気ダクト79の下流端79bは、コネクティングチューブ77の上流端77dと同じく、二重管部を有し、同様に吸気ダクト79の上流端79aも二重管部を有する(図6Aから図10参照)。
上記構成を備える自動二輪車10の作用効果について以下説明する。
自動二輪車10は、前輪を操向可能に支持するヘッドパイプ14から後方に延出する後方延出部23R、及び、後方延出部23Rの後端部から下方に延出する下方延出部23Lを有するメインフレーム23を有する。そして、そのメインフレーム23の後方延出部23Rの下方、かつ下方延出部23Lの前方位置にエンジン本体34Bが配置され、エアクリーナ78はメインフレーム23の下方延出部23Lの後方におおむね配置される。そのエアクリーナ78からは、エンジン本体34Bに向けて吸気管部材であるコネクティングチューブ77が延びる。コネクティングチューブ77は、メインフレーム23の車幅方向で両側のうちの一方側、ここでは右側を通過するように湾曲して形成される。したがって、コネクティングチューブ77がただ単にまっすぐに形成されるときに比べて、そのコネクティングチューブ77の長さを長くすることができる。そして、エアクリーナ78において、浄化室86sを形成する第1ケース部86と、エレメント90を介して浄化室86sとつながる未浄化室88sを形成する第2ケース部88との割り面78fは、車体前後方向及び車幅方向に対して傾斜している。したがって、メインフレーム23の下方延出部23Lの後方の限られたスペースにおいても、エアクリーナ78内の容積を最大限大きくすることができる。
また、エアクリーナ78は、車幅方向においてメインフレーム23のコネクティングチューブ77と同じ側つまり右側に偏って配置されていて、エアクリーナ78よりも車体後方側の吸気ダクト79につながる。これにより、例えば特許文献1のエアクリーナに比べて、エアクリーナ78の車両前後方向の長さを長くでき、エアクリーナ78内の容積をより大きくすることができる。
また、前述のようにエアクリーナ78は、車体前後方向及び前記車幅方向に対して傾斜して配置されるエレメント90に対向する方向に広がるように構成されている。この構成により、メインフレーム23の下方延出部23Lの後方の限られたスペースにおいても、割り面78fの範囲内でエアクリーナ78の容積をより大きくすることができる。
そして、コネクティングチューブ77は、コネクティングチューブ77のうちで車幅方向外側に位置して第1ケース部86に挿入される張出部分77aと、張出部分77aよりも車幅方向内側に延びる張出部分77aの上流側部分77bとを有する。この構成により、コネクティングチューブ77が挿入される位置までエアクリーナ78の第1ケース部86を車幅方向に拡げることができ、よってエアクリーナ78内の容積をより大きくすることができる。そして更に、上流側部分77bは、エアクリーナ78内でエレメント90に沿って延びているので、コネクティングチューブ77の長さをより長くすることができる。
更に、エアクリーナ78の第1ケース部86は、下方延出部23Lを避けるように凹部86rを有する。この構成により、メインフレームの下方延出部23L後方の限られたスペースにおいても、第1ケース部86に形成される浄化室86sの容量をより大きくすることができる。これにより、エアクリーナ78内の容積をより大きくすることができる。
また、エアクリーナ78は、コネクティングチューブ77の上流端開口部77cに対向して配置された凹状面92rを有する吸気ガイド部92を第1ケース部86内に有する。この構成により、コネクティングチューブ77への吸気の吸い込みをより容易に生じさせることができ、よって吸気効率を向上させることができる。
更に、エアクリーナ78は、上記構成を有し、第1ケース部86と第2ケース部88とを備える。特に割り面78fが上述のように傾斜していて、第2ケース部88が第1ケース部86よりも車幅方向外側に配置されている。したがって、特許文献1のエアクリーナに比べて、エアクリーナ78のメンテナンスが容易になる。そして、エアクリーナ78は、その割り面78fにエレメント90を有するので、エレメント90の配置又は交換をより容易に行うことが可能になる。
また、エンジン34の動力を伝達するクランクシャフト35の一端に設けられエンジン34の動力によって発電をするACGジェネレータ49は、メインフレーム23の車幅方向で両側のうちの、コネクティングチューブ77が迂回する側とは異なる側に配置されている。そして、車幅方向においてジェネレータ49が設けられている側と同じ側において、ジェネレータ49によって発電された電力を蓄えるバッテリBと、バッテリBと制御部であるECU50との間に延びるワイヤーハーネスWHとが主に配置されている。したがって、ワイヤーハーネスWHの短縮化を達成でき、よってコスト削減を図ることができる。また、ジェネレータ49、バッテリB、ワイヤーハーネスWHを、メインフレーム23のコネクティングチューブ77の反対側に配置できるので、ECU50に接続されるセンサ等の電装品を効率よく配置することができる。
また、コネクティングチューブ77の上流端77dには二重管部が形成されている。二重管部によって吸気を整流することができるので、コネクティングチューブ77からの吸気効率を向上させることができる。そして、吸気ダクト79の上流端79aは車幅方向外側に向いて延び、吸気ダクト79の下流端79bは二重管部を有する。この構成により、車体側方を流れる走行風を効率的に吸気でき、かつ、二重管部によって吸気を整流することができるので、コネクティングチューブ77からの吸気効率を向上させることができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明はそれに限定されない。本願の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、種々の置換、変更が可能である。
10…自動二輪車(鞍乗型車両)、12…車体フレーム、14…ヘッドパイプ
15…燃料タンク、17…シート、23…メインフレーム
23R…後方延出部、23L…下方延出部、34…エンジン、34B…エンジン本体
35…クランクシャフト、38…シリンダーブロック、49…ジェネレータ
76…スロットルボディ、77…コネクティングチューブ(吸気管部材)
78…エアクリーナ、78f…割り面、82…燃料ポンプ、84a…フィードパイプ
84b…リターンパイプ、86…第1ケース部、88…第2ケース部
90…エレメント、92…吸気ガイド部、92r…凹状面

Claims (10)

  1. 前輪(WF)を操向可能に支持するヘッドパイプ(14)から後方に延出する後方延出部(23R)、及び、前記後方延出部(23R)の後端部から下方に延出する下方延出部(23L)を有するメインフレーム(23)と、
    前記メインフレーム(23)の前記後方延出部(23R)の下方、かつ前記下方延出部(23L)の前方位置に配置されるエンジン(34)のエンジン本体(34B)と、
    少なくとも一部が前記メインフレーム(23)の前記下方延出部(23L)の後方に配置されるエアクリーナ(78)と、
    前記エアクリーナ(78)から前記エンジン本体(34B)に向けて延びる吸気管部材(77)と
    を備え、
    前記吸気管部材(77)は、前記メインフレーム(23)の車幅方向で両側のうちの一方側を通過するように湾曲し、
    前記エアクリーナ(78)は、浄化室(86s)を形成する第1ケース部(86)と、エレメント(90)を介して前記浄化室(86s)とつながる未浄化室(88s)を形成する第2ケース部(88)とを有し、
    前記第1ケース部(86)と前記第2ケース部(88)との割り面(78f)は、車体前後方向及び車幅方向に対して傾斜している
    ことを特徴とする鞍乗型車両(10)。
  2. 前記エアクリーナ(78)は、前記車幅方向において前記メインフレーム(23)の前記吸気管部材(77)と同じ側に偏って配置されていて、前記エアクリーナ(78)よりも車体後方側の吸気ダクト(79)につながる
    ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両(10)。
  3. 前記エアクリーナ(78)は、前記車体前後方向及び前記車幅方向に対して傾斜して配置される前記エレメント(90)に対向する方向に広がるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型車両(10)。
  4. 前記エアクリーナ(78)は、前記割り面(78f)に前記エレメント(90)を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両(10)。
  5. 前記吸気管部材(77)は、前記吸気管部材(77)のうちで前記車幅方向外側に位置して前記第1ケース部(86)に挿入される張出部分(77a)と、前記張出部分(77a)よりも前記車幅方向内側に延びる前記張出部分(77a)の上流側部分(77b)とを有し、
    前記上流側部分(77b)は、前記エアクリーナ(78)内で前記エレメント(90)に沿って延びている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(10)。
  6. 前記エアクリーナ(78)の前記第1ケース部(86)は、前記下方延出部(23L)を避けるように凹部(86r)を有する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(10)。
  7. 前記エアクリーナ(78)は、前記吸気管部材(77)の上流端開口部(77c)に対向して配置された凹状面(92r)を有する吸気ガイド部(92)を前記第1ケース部(86)内に有する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(10)。
  8. 前記エンジン(34)の動力を伝達するクランクシャフト(35)の一端に設けられ前記エンジン(34)の動力によって発電をするジェネレータ(49)は、前記メインフレーム(23)の前記車幅方向で前記両側のうちの他方側に配置されていて、
    前記車幅方向において前記ジェネレータ(49)が設けられている側と同じ側において、前記ジェネレータ(49)によって発電された電力を蓄えるバッテリ(B)と、前記バッテリ(B)と制御部(50)との間に延びるワイヤーハーネス(WH)とが配置されている
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(10)。
  9. 前記吸気管部材(77)の上流端(77d)には二重管部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(10)。
  10. 前記吸気ダクト(79)の上流端(79a)は車幅方向外側に向いて延び、前記吸気ダクト(79)の下流端(79b)は二重管部を有する
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(10)。
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