JP6879836B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

鞍乗型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6879836B2
JP6879836B2 JP2017123007A JP2017123007A JP6879836B2 JP 6879836 B2 JP6879836 B2 JP 6879836B2 JP 2017123007 A JP2017123007 A JP 2017123007A JP 2017123007 A JP2017123007 A JP 2017123007A JP 6879836 B2 JP6879836 B2 JP 6879836B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
duct
saddle
vehicle
suspension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017123007A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019007400A (ja
Inventor
中村 泰
泰 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP2017123007A priority Critical patent/JP6879836B2/ja
Publication of JP2019007400A publication Critical patent/JP2019007400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6879836B2 publication Critical patent/JP6879836B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Description

本発明は、自動二輪車のような鞍乗型車両のエアクリーナ装置に関するものである。
自動二輪車のエアクリーナ装置として、クリーナケースと、接続チューブと、エレメントと、支持部材とを有するものがある(例えば、特許文献1)。このエアクリーナ装置では、クリーナケースの空気導入口から取り入れられた空気が、エレメントで浄化されたのち、接続チューブを介してエンジンに供給される。クリーナケースおよび支持部材は樹脂製で、接続チューブはゴム製である。クリーナケース、接続チューブおよびエレメントが支持部材に取り付けられて、エアクリーナ装置が構成されている。
特開2013−194543号公報
特許文献1のエアクリーナ装置では、クリーン室の容積を稼ぐために、接続チューブに外形の大きなインテークチャンバ部が形成されている。接続チューブは、スロットルボディの入口に接続されるが、製造誤差、取付誤差等を吸収するために、ゴムで形成されている。そのため、外形の大きなインテークチャンバ部を設けると、重量が大きくなる。また、ゴム製の接続チューブに、エレメントを支持する台座を設けることができないので、別途台座の支持部材が必要となる。
本発明は、部品点数の増加を抑制しつつ、軽量化を図ることができるエアクリーナ装置を備えた鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の鞍乗型車両は、車体フレームと、前記車体フレームに支持された単気筒エンジンと、前記エンジンの後方に配置されて前記エンジンに吸気として導入される空気を濾過するエアクリーナ装置と、後輪用の単一のサスペンションとを備えている。前記車体フレームは、前端のヘッドパイプから後方に延びる左右一対のメインフレーム片と、車幅方向に延びて前記左右のメインフレーム片を連結するクロスフレームとを有している。前記エアクリーナ装置は、導入口を有する第1ケースと、前記第1ケースに連結される第2ケースと、前記第2ケースに取り付けられて導出口を形成する筒状のダクトと、前記第1および第2ケース内の収納空間に配置されたエレメントと、前記エレメントを保持するエレメントホルダとを有している。前記第2ケースに前記エレメントホルダを支持する台座が一体形成されている。前記ダクトの軸心は、前記吸気の流れ方向下流側に向かって下方に傾斜している。前記サスペンションおよび前記ダクトは、平面視で、前記左右のメインフレーム片の間に配置されている。前記ダクトは、前記クロスフレームの下方で、前記サスペンションよりも車幅方向の一側方に配置されている。前記エアクリーナ装置で構成される吸気通路が、前記サスペンションの前記一側方および後方に形成されている。
この構成によれば、前記エアクリーナ装置は、第1ケースと第2ケースとダクトとを有し、第2ケースに、エレメントホルダを支持する台座が一体形成されている。これにより、第2ケースにクリーン室を形成することができるので、ダクトにクリーン室の容積を確保する必要がない。したがって、ダクトの小形化が可能となるから、ダクトをゴムで形成した場合でも、軽量化を図ることができる。また、第2ケースに台座が形成されているので、別途台座の支持部材を設ける必要がなく、部品点数の増加を抑制できる。さらに、ダクトがサスペンションよりも車幅方向の一側方に配置され、エアクリーナ装置で構成される吸気通路が、サスペンションの一側方および後方に形成されている。これにより、エンジン後方のスペースを有効に活用できる。
本発明において、前記エレメントを保持した前記エレメントホルダが前記台座に取り付けられた状態で、前記第2ケースの内底面に、前記エレメントが圧接されていてもよい。この構成によれば、エレメントにより、第2ケースとの間をシールすることができる。これにより、第2ケースとエレメントホルダとの間のシール部材が不要となるので、部品点数の増加を抑制できる。
前記第2ケースの内底面に前記エレメントが圧接されている場合、前記エレメントの内側に前記エレメントホルダが挿入され、前記エレメントホルダと前記エレメントが、前記エレメントの外方から挿入された締結部材によって前記台座に着脱自在に取り付けられていてもよい。この構成によれば、外側から締結部材の操作ができるので、エアクリーナ装置の組立およびエレメントの交換が容易である。
本発明において、前記第1ケースにおける車幅方向の一側部に、一側方から前記収納空間への前記エレメントの挿入および取出しを可能にする開口が形成されていてもよい。この場合、前記エレメントの底部が前記第2ケースに圧接される圧接面が、前記一側方に向かって前方向に傾斜しており、前記エレメントの前後方向の高さが、他側方から前記一側方に向かって徐々に大きくなっていてもよい。この構成によれば、エアクリーナ装置を車体に取り付けた状態で、車体一側方からの抜き出しによるエレメントの着脱が容易である。したがって、エアクリーナ装置のメンテナンス性が向上する。
本発明において、前記第1および第2ケースは、前後方向に延びる車体中心線よりも車幅方向の前記一側方寄りに配置されていてもよい。この構成によれば、一側方からのエレメントの取出し、挿入が容易である。したがって、エアクリーナ装置のメンテナンス性が向上する。
本発明において、前記第1ケースの後部に設けられた左右一対の係止孔が、リヤフェンダに設けられた左右一対の突起に嵌合され、前記第1ケースの前部の上部が、前記車体フレームに着脱自在に締結されていてもよい。この構成によれば、第1ケースの後部をリヤフェンダに嵌合した状態で、第1ケースの前部を車体フレームに締結できる。これにより、エアクリーナ装置の車体への取付けが容易になる。
本発明において、前記ダクトは、前記第1および第2ケースよりも比重の大きな別部材で構成されていてもよい。この場合、前記第1および第2ケースは例えば樹脂製で、前記ダクトは例えばゴム製である。この構成によれば、上述のとおりダクトを小形化できることで、軽量化を実現できる。
本発明において、前記第2ケースは、クリーン室を構成するケース本体を有し、前記ケース本体は、底壁と周壁とを有して前記底壁に対向する部分が開放された箱形で形成され、前記底壁に、前記ダクトに連通する開口部が形成されるとともに、前記台座が前記底壁から前記吸気の流れ方向上流側に向かって突出していてもよい。この場合、前記エレメントホルダは、前記台座に締結部材で着脱自在に取り付けられ、前記台座の中心線と前記締結部材の軸心方向とが、平面視で、交差するように設定されていてもよい。この構成によれば、例えば、型成形により、箱形のケース本体と同時に、開口部と台座を形成できる。
本発明の鞍乗型車両によれば、エアクリーナ装置の部品点数の増加を抑制しつつ、エアクリーナ装置の軽量化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両の一種である自動二輪車を示す側面図である。 同自動二輪車の要部を示す側面図である。 同要部を示す平面図である。 同自動二輪車にエアクリーナ装置を搭載した状態を示す縦断面図である。 同自動二輪車にエアクリーナ装置を搭載した状態を示す平面図である。 同自動二輪車にエアクリーナ装置を搭載した状態を示す斜視図である。 同エアクリーナ装置の第1および第2ケースを示す側面図である。 同第1および第2ケースを示す平面図である。 同第1および第2ケースを示す斜視図である。 同第2ケースを車体前方から見た正面図である。 同エアクリーナ装置を示す分解図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本明細書において、「左側」および「右側」は、車両に乗車した操縦者から見た左右側をいう。図1は、本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両の一種である自動二輪車を示す側面図である。図1の自動二輪車は、オフロード走行用の車両である。ただし、自動二輪車はオフロード走行用の車両に限定されない。
この自動二輪車の車体フレームFRは、前半部を形成するメインフレーム1と、後半部を形成するリヤフレーム2とを有している。図2に示すように、メインフレーム1は、メインフレーム片1と、ダウンフレーム1bと、補強フレーム片1cと、アンダーフレーム片1dとを有している。メインフレーム片1aは、前端のヘッドパイプ4から後方斜め下方に延びている。図3に示すように、メインフレーム片1aは、左右一対設けられている。左右のメインフレーム片1a,1aの車幅方向間隔は、ヘッドパイプ4から後方に向かって徐々に広くなり、前後方向中間部から後端部にかけてほぼ一定となっている。
左右のメインフレーム片1a,1aの後部が、車幅方向に延びるクロスフレーム6により連結されている。図2に示すように、メインフレーム片1aは、クロスフレーム6の後方から下方に湾曲し、ほぼ下方に延びている。
ダウンフレーム1bは、ヘッドパイプ4からほぼ下方に延びている。補強フレーム片1cは、ダウンフレーム1bから後方に延びてメインフレーム片1aに連結されている。詳細には、補強フレーム片1cは、ダウンフレーム1bにおける上下方向の中間部から後方に延び、メインフレーム片1aにおけるクロスフレーム6の近傍に連結されている。アンダーフレーム片1dは、ダウンフレーム1bの下端と、メインフレーム片1aの下端に連結されている。詳細には、アンダーフレーム片1dは、ダウンフレーム1bの下端から下方に延びた後、後方に延びてメインフレーム片1aの下端に連結されている。
図3に示すように、ダウンフレーム1bは車体の幅方向中央部に1つ設けられ、補強フレーム片1cは左右一対設けられている。詳細には、補強フレーム片1cは、ダウンフレーム1bから後方に向かって車幅方向間隔が大きくなるように延びている。補強フレーム片1c,1cの車幅方向間隔は、左右のメインフレーム片1a,1aの後半部の車幅方向間隔とほぼ同じである。
アンダーフレーム片1dも左右一対設けられている。詳細には、アンダーフレーム片1dは、ダウンフレーム1bから下方に向かって車幅方向間隔が大きくなるように延び、下端から一定の車幅方向間隔で後方に延びている。左右のアンダーフレーム片1d,1dの車幅方向間隔は、メインフレーム片1a,1aおよび補強フレーム片1c,1cの車幅方向間隔よりも小さくなっている。
図2に示すように、リヤフレーム2は、上側リヤフレーム片2aと、下側リヤフレーム片2bとを有している。上側リヤフレーム片2aは、その前端がクロスフレーム6に連結され、クロスフレーム6から後方に延びている。下側リヤフレーム片2bは、その前端がメインフレーム片1aの下部に連結されている。下側リヤフレーム片2bは、メインフレーム片1aから後方斜め上方に延びて、その後端が上側リヤフレーム片2aの後部に連結されている。つまり、メインフレーム片1a、上側および下側リヤフレーム片2a,2bにより、側面視で、三角形が構成されている。図3に示すように、上側および下側リヤフレーム片2a,2bも、左右一対設けられている。
図1のヘッドパイプ4にステアリングシャフト(図示せず)を介してフロントフォーク8が回動自在に軸支されている。フロントフォーク8の上端部に操向用のハンドル7が固定されている。フロントフォーク8の下端部に前輪10が取り付けられている。
メインフレーム1の後端下部に、スイングアームブラケット9が設けられている。このスイングアームブラケット9に取り付けたピボット軸11の回りに、スイングアーム12が上下揺動自在に軸支されている。このスイングアーム12の後端部に、後輪14が回転自在に支持されている。
エンジンEが、メインフレーム片1aの下方前方に配置され、メインフレーム1に取り付けられている。詳細には、エンジンEは、側面視で、メインフレーム片1a、ダウンフレーム1b、補強フレーム片1cおよびアンダーフレーム片1dにより囲まれた空間に配置されている。つまり、エンジンEは、ダウンフレーム1bよりも後方で、補強フレーム片1cよりも下方で、アンダーフレーム片1dの上方に配置されている。エンジンEは、ドライブチェーンのような動力伝達部材(図示せず)を介して後輪14を駆動する。本実施形態のエンジンEは、単気筒4サイクルエンジンEであるが、これに限定されない。
エンジンEは、クランクケース16と、シリンダ18と、シリンダヘッド20とを有している。クランクケース16は、エンジン回転軸であるクランク軸(図示せず)を支持する。クランクケース16の後部は、ミッションケースを兼ねている。シリンダ18は、クランクケース16の前部の上面から上方に突出する。シリンダヘッド20は、シリンダ18の上方に設けられている。つまり、エンジンEは、側面視で、下方のクランクケース16がシリンダ18から後方に延びるL字形状である。シリンダ18およびシリンダヘッド20は、クランクケース16から上方前方に若干(10〜20°程度)傾斜している。ただし、エンジンEの形状はこれに限定されない。シリンダ18およびシリンダヘッド20の内部に、燃焼室(図示せず)が形成されている。
シリンダヘッド20の後面に吸気ポート32(図2)が形成され、前面に排気ポート34(図2)が形成されている。吸気ポート32から導入された空気と燃料の混合気が燃焼室で燃焼され、排気ポート34から排出される。排気ポート34に、排気管22が接続されている。排気管22が、エンジンEの右側方を後方に延びて、後輪14の右側方上方に配置された排気マフラ24に接続されている。ただし、排気管22および排気マフラ24の配置は、これに限定されない。
メインフレーム片1aに、燃料タンク25が支持されている。燃料タンク25には、エンジンEの燃料が貯留される。燃料タンク25は、エンジンEのシリンダヘッド20の上方に配置されている。燃料タンク25の後方で、上側リヤフレーム片2aに、シート26が支持されている。シート26の後方で排気マフラ24の上方に、リヤフェンダ28が配置されている。リヤフェンダ28は、後輪14が跳ね上げる小石、泥、水等の飛散を防止する。
図2に示すように、シート26の下方でエンジンEの後方に、エアクリーナ装置30が配置されている。エアクリーナ装置30は、車幅方向外側(本実施形態では左側)から空気を導入し、濾過して浄化する。エアクリーナ装置30で浄化された空気は、エンジンEの吸気ポート32に供給される。エアクリーナ装置30の詳細は後述する。
エアクリーナ装置30とエンジンEの吸気ポート32との間に、燃料噴射器を有するスロットルボディ35が介在されている。スロットルボディ35は、エンジンEに燃料を供給する燃料供給装置の一種である。燃料供給装置として、スロットルボディ35に代えて、気化器を用いてもよい。このように、エアクリーナ装置30およびスロットルボディ35で、エンジンEの吸気ポート32に吸気を供給する吸気通路IPを構成している。
図1に示すエンジンEの後方で、シート26の下方に、後輪用のサスペンション36が配置されている。本実施形態のサスペンション36は、単一のサスペンションで路面からの衝撃を吸収する。サスペンション36は、車体フレームFRとスイングアーム12との間に懸架されている。詳細には、サスペンション36の上端部36aがクロスフレーム6に連結され、下端部36bがリンク機構を介してクロスフレーム6に連結されている。
図3に示すように、サスペンション36は、車幅方向の中心部に配置されている。詳細には、サスペンション36は車体中心線C1上に位置するが、その車幅方向中心CPは、車体中心線C1よりも若干右側に位置している。スロットルボディ35は、車体中心線C1よりも車幅方向の一側方寄り、つまり左側方寄りに配置されている。
図1に示すように、車体の前部に、左右一対のシュラウド37が設けられている。シュラウド37は、燃料タンク25およびエンジンEの前方の領域を外側方から覆っている。さらに、シュラウド37の後方でシート26の後半部の下方に、左右一対のサイドカバー38が設けられている。サイドカバー38は、エアクリーナ装置30の大部分および排気マフラ24の前部を外側方から覆っている。
図2に示すエアクリーナ装置30は、クリーナケース40と、エレメント42と、ダクト44とを有している。エレメント42は、例えば、スポンジである。ただし、エレメント42はこれに限定されない。エレメント42は、クリーナケース40内の収納空間に配置されており、これを通過する空気を濾過する。エレメント42の支持構造は後述する。
ダクト44は、クロスフレーム6の下方に配置されている。ダクト44は、筒状のパイプからなる。ダクト44の上流端がクリーナケース40の前端(下流端)に取り付けられ、下流端がスロットルボディ35に接続されている。つまり、ダクト44の下流端は、エアクリーナ装置30の導出口45を形成する。本実施形態のダクト44は、吸気の流れ方向の下流側(前方)に向かって通路面積が徐々に小さくなっている。また、本実施形態では、ダクト44の軸心A1は、吸気の流れ方向の下流側(前方)に向かって下方に傾斜している。
クリーナケース40は、第1ケース46と第2ケース48とを有している。第1ケース46と第2ケース48とは、複数の第1締結部材50(図5)により連結されている。本実施形態では、第1締結部材50としてリベットが用いられている。ただし、第1締結部材50はリベットに限定されない。本実施形態では、第1ケース46がクリーナケース40の後半部を構成し、第2ケース48がクリーナケース40の後半部を構成している。つまり、ダクト44は第2ケース48に取り付けられている。
第1ケース46には、空気の導入口43が形成されている。導入口43は、第1ケース46における車幅方向の一側部(左側部)に形成され、一側方(左側方)に開口している。本実施形態では、導入口43は、エレメント42の挿入および取出しを可能にする開口52を兼ねている。すなわち、導入口43からクリーナケース40の内部に空気が導入され、且つ、開口52(導入口43)により左側方からクリーナケース40の内部へのエレメント42の挿入および取出しが可能となっている。ただし、空気の導入口43とエレメント42用の開口52を別々に設けてもよい。
本実施形態では、第1および第2ケース46,48は樹脂製の型成形品で、ダクト44はゴム製である。ダクト44、第1および第2ケース46,48の材質はこれに限定されない。ただし、ダクト44が、第1および第2ケース46,48よりも比重の大きな別部材で構成されているのが好ましい。第1および第2ケース46,48は、エアクリーナ装置30の大部分を構成する部材であり、このような第1および第2ケース46,48を比重の小さな部材で構成することで、エアクリーナ装置30の軽量化を図ることができる。第1および第2ケース46,48の構造の詳細は後述する。
第1および第2ケース48,48は、側面視で、メインフレーム片1aおよびクロスフレーム6の後方で、上側リヤフレーム片2aの下方に配置されている。また、第1ケース46の大部分および第2ケース48が、側面視で、上側リヤフレーム片2aと下側リヤフレーム片2bとの間に配置されている。詳細には、第1ケース46における開口52が形成される部分が、上側リヤフレーム片2aと下側リヤフレーム片2bとの間に配置されている。このように、第1ケース46の半分を超える大部分および第2ケース48が、側面視で、メインフレーム片1a、上側および下側リヤフレーム片2a,2bにより形成される三角形の内側に配置されている。第2ケース48の一部およびダクト44の一部が、側面視で、サスペンション36に重なっている。
図3の平面視で、左右の下側リヤフレーム片2b,2bの間に、第1および第2ケース48,48が配置されている。第1および第2ケース48,48は、前後方向に延びる車体中心線C1よりも車幅方向の一側方寄り(左側寄り)に配置されている。詳細には、第1および第2ケース48,48(クリーナケース40)の車幅方向中心線C3が、車体中心線C1よりも車幅方向の一側方寄り(左側寄り)に位置している。ただし、クリーナケース40の車幅方向中心線C3と、車体中心線C1が一致するように配置してもよい。ダクト44は、車体中心線C1よりも左側寄りに配置されている。
ダクト44は、サスペンション36よりも左側に配置されている。サスペンション36およびダクト44は、平面視で、左右のメインフレーム片1a,1aの間に配置されている。クリーナケース40の大部分は、平面視で、サスペンション36の後方に配置されている。つまり、吸気通路IPのうちエアクリーナ装置30により形成された部分は、サスペンション36の後方および一側方(左側)に形成されている。
図4〜6は、エアクリーナ装置30を車体に搭載した状態の縦断面図、平面図および斜視図である。図4〜6は、第1ケース46の上壁を省略している。図7〜9は、第1および第2ケース48,48の側面図、平面図および斜視図である。図4に示すように、エアクリーナ装置30は、さらに、エレメントホルダ54を有している。エレメントホルダ54は、エレメント42をクリーナケース40に保持する。詳細には、第2ケース48に、台座56が型成形により一体に形成されている。台座56は、エレメントホルダ54を支持する。台座56は、第2ケース48から後方に突出した円柱形状に形成されている。台座56に、ねじ孔56aが形成されている。エレメントホルダ54は、これに挿通された締結部材58をねじ孔56aにねじ込むことより、台座56に着脱自在に取り付けられている。台座56の形状およびエレメント42の取付構造の詳細は後述する。
第1ケース46は、図7の側面視で、上下方向寸法が後方に向かって徐々に小さくなっている。また、第1ケース46は、図8の平面視で、前後方向寸法が車幅方向の右側に向かって徐々に小さくなっている。図9に示すように、第1ケース46は、上壁46aと、下壁46bと、後壁46cと、左右の側壁46d,46dとを有している。つまり、第1ケース46は、前方に開口している。
左側の側壁46dに、前述の開口52が形成されている。上壁46aの後部に、下方に凹んだ凹部55が形成されている。詳細には、凹部55は、車幅方向中央部から右半部にかけて形成されている。この凹部55により、図3に二点鎖線で示す空間SPが形成される。この空間SPに、例えば、バッテリを配置できる。図9に示す第1ケース46の後壁46cに、左右一対の係止孔60が設けられている。また、第1ケース46の上壁46aの前部に、上下方向を向くねじ孔62が形成されている。本実施形態では、ねじ孔62はインサートナットにより構成されている。
図5に示すように、リヤフェンダ28の前端部に、前方に突出する左右一対の突起64が設けられている。この突起64,64が、第1ケース46の係止孔60,60に嵌合されている。これにより、第1ケース46の後部が、リヤフェンダ28を介して上側リヤフレーム片2aに支持される。本実施形態では、図4に示す各係止孔60,60に、ゴムのような弾性部材からなる筒状のダンパ部材(図示せず)が装着されており、ダンパ部材の中空部に突起64,64が嵌合されている。これにより、走行中の車体の振動がクリーナケース40に伝わるのが抑制される。
図5の左側の上側リヤフレーム片2aに、車幅方向内側に突出する取付金具65が設けられている。取付金具65は、例えば、溶接により上側リヤフレーム片2aに固着されている。取付金具65に、上下方向を向く取付孔65aが形成されている。ボルトのような締結部材(図示せず)が、上方から取付金具65の取付孔65aに挿通され、第1ケース46のねじ孔62に締め付けられている。これにより、第1ケース46の前部が、上側リヤフレーム片2aに締結される。本実施形態では、取付金具65の取付孔65aに、ゴムのような弾性部材からなる筒状のダンパ部材(図示せず)が装着されており、走行中の車体の振動がクリーナケース40に伝わるのを抑制している。
図9に示すように、第2ケース48は、ケース本体66とフランジ部68とを有している。ケース本体66は、底壁(前端壁)66aと周壁66bとを有している。ケース本体66の底壁66aに対向する部分は開放されている。つまり、ケース本体66は、後方に開放された箱形である。ケース本体66の底壁66aと周壁66bとでエレメント42と形成された空間が、クリーン室69を構成する。クリーン室69には、エレメント42によって浄化された空気が貯留される。クリーン室69内の空気が、吸気としてエンジンEに供給される。本実施形態のケース本体66は、ほぼ直方体形状であるが、ケース本体66の形状はこれに限定されず、例えば、円柱形状、楕円柱形状等であってもよい。
ケース本体66の底壁66aに、前述の台座56が形成されている。台座56は、底壁66aから吸気の流れ方向上流側(後方)に向かって突出している。台座56は、ケース本体66の底壁66aの中央部に形成されている。図10は、第2ケース48を前方から見た正面図である。図10に示すように、ケース本体66の底壁66aにおける台座56の車幅方向一側方(左側方)に開口部70が形成されている。開口部70は、車幅方向寸法よりも上下方向寸法が大きく形成されている。
開口部70に、図4に示すように、ダクト44が接続されている。詳細には、ケース本体66の開口部70の縁に、環状の突部70aが形成されている。突部70aは、開口部70の縁から後方に折り返されている。一方、ダクト44の上流端部の近傍に、環状の係止溝44aが形成されている。ダクト44の上流端部の外形は開口部70よりも若干大きく、係止溝44aはほぼ前方に開口している。ダクト44の上流端部をダクト中心側へ弾性変形させて、前方からケース本体66の開口部70に挿入する。その後、ダクト44の係止溝44aに、ケース本体66の突部70aを係止させる。これにより、ダクト44が第2ケース48に取り付けられるとともに、ダクト44と第2ケース48との隙間がシールされる。ダクト44の下流端部(前端部)は、スロットルボディ35の入口部の外周に装着され、バンド71により抜け止めされている。
第2ケース48のフランジ部68は、ケース本体66の周壁66bの後端から鍔状に延びている。つまり、フランジ部68は、前後方向に直交する平面に延びる板状である。フランジ部68の外周部に、複数の取付孔68a(図10)が設けられている。この取付孔68aに、図9に示す第1締結部材50を締結することで、第1ケース46と第2ケース48とが連結されている。
図4および図11を用いて、エレメント42の支持構造を説明する。図11に示すように、エレメントホルダ54は、被取付部72とエレメント保持部74とを有している。被取付部72は、円筒形状であり、その中空部72aが締結部材58の挿通孔を構成する。エレメント保持部74は、被取付部72から放射状に広がりながら前方に延びる複数の(本実施形態では4つの)保持部材74からなる。各保持部材74は周方向に等間隔に離間して配置されている。エレメント保持部74の先端(前端)74aは、第2ケース48のケース本体66の後端開口66cとほぼ同じ、四隅に丸みのある正方形で、ケース本体66の後端開口66cよりも若干大きく形成されている。
エレメント42は、四隅に丸みのある中空のほぼ四角錐台形状である。詳細には、エレメント42は、頂壁42aと周壁42bとシール部42cとを有し、前方に開口したカップ形状である。頂壁42aは、例えば、樹脂製の板材からなる。頂壁42aは、エレメント42の後端壁を構成する。頂壁42aに、挿入孔75が形成されている。挿入孔75は、エレメントホルダ54の被取付部72の中空部72aに対応する位置に設けられている。周壁42bは、例えば、スポンジからなる。周壁42bは、エレメントホルダ54のエレメント保持部74の外周に沿った形状を有しており、頂壁42aから前方に向かって徐々に広がるように延びている。
シール部42cは、周壁42bの先端(前端)に設けられ、エレメント42の底部を構成する。詳細には、シール部42cは、図4に示すように、周壁42bの先端(前端)から内側に折り返されて形成されている。
エレメント42の内側にエレメントホルダ54が挿入されている。このとき、エレメント42の周壁42bがエレメントホルダ54のエレメント保持部74に保持されるとともに、エレメント42のシール部42cがエレメント保持部74の先端(前端)74aを前方から覆っている。さらに、エレメントホルダ54の被取付部72の前端を台座56の後端に当接させた状態で、後方から締結部材58が、エレメント42の頂壁42aの挿入孔75およびエレメントホルダ54の被取付部72の中空部72aの順に挿通され、台座56のねじ孔56aに締め付けられている。これにより、エレメントホルダ54とエレメント42が、クリーナケース40に着脱自在に取り付けられている。
この状態で、エレメント42の底部が、第2ケース48の内底面に圧接されていている。詳細には、締結部材58の締結力により、エレメント42のシール部42cが、エレメントホルダ54を介して第2ケース48のフランジ部68に圧接されていている。これにより、第2ケース48とエレメントホルダ54との隙間がシールされている。つまり、第2ケース48のフランジ部68とエレメント42のシール部42cとの圧接面76が、シール面を構成している。
図5に示すように、エレメント42の圧接面76からの高さHは、他側方(右側方)から一側方(左側方)に向かって徐々に大きくなっている。また、上述の圧接面76が、一側方(左側方)に向かって前方向に傾斜している。すなわち、圧接面(シール面)76が、平面視で、車幅方向に対して傾斜している。これにより、シール面76が大きくなる。台座56の中心線A2は、シール面76に対する直交方向から傾斜しており、エレメント42の頂壁42aと直交する。詳細には、台座56の中心線A2が、車体中心線C1に対して車幅方向外側に傾斜している。この場合、台座56が、第2ケース48の内底面から後方に向かって車幅方向一側方に向くように斜めに突出している。
本実施形態では、台座56の中心線A2は、平面視で、締結部材58の軸心方向A3と交差する。つまり、台座56の中心線A2と締結部材58の軸心方向A3とは平行でない。詳細には、締結部材58の軸心方向A3が、台座56の中心線A2よりも車体中心線C1に対して車幅外側に傾斜している。ただし、台座56の中心線A2と、締結部材58の軸心方向A3とを一致させてもよい。
空気Aは、エアクリーナ装置30の開口52からエアクリーナ装置30内に入り、エレメント42で浄化されたのち、スロットルボディ35を経てエンジンE(図1)に供給される。ここで、開口52が図1のサイドカバー38によって覆われているので、異物が開口52から侵入しにくい。エレメント42の交換にあたっては、サイドカバー38を取り外し、図5の締結部材58を外して、エレメント42を開口52から外方へ引き出す。開口52は大きく開口しているので、エレメント42の交換作業が容易になる。また、台座56の中心線A2が、車体中心線C1に対して車幅方向外側に傾斜している。これにより、車体外側からの締結部材58の締結が容易になる。その結果、エレメント42の交換作業が簡単になって、メンテナス性が向上する。
上記構成によれば、エアクリーナ装置30は、第1ケース46と第2ケース48とダクト44とを有し、第2ケース48に、エレメント42を支持する台座56が一体形成されている。これにより、第2ケース48にクリーン室69を形成することができるので、ダクト44にクリーン室69の容積を確保する必要がない。したがって、ダクト44の小形化が可能となる。
第1および第2ケース46,48は樹脂製で、ダクト44は、樹脂よりも比重の大きいゴム製である。したがって、上述のとおりダクト44を小形化することで、エアクリーナ装置30の軽量化を実現できる。
また、第2ケース48に台座56が形成されているので、エレメント42を支持するための部材を別途設ける必要がない。したがって、部品点数の増加を抑制できる。さらに、ダクト44がサスペンション36よりも車幅方向の一側方(左側)に配置され、吸気通路IPがサスペンション36の一側方(左側)および後方に形成されている。これにより、エンジンEの後方のスペースを有効に活用できる。
エレメント42およびエレメントホルダ54を台座56に取り付けた状態で、第2ケース48のフランジ部68に、エレメント42のシール部42Cが圧接されている。したがって、エレメント42により、第2ケース48とエレメントホルダ54との間をシールすることができる。これにより、別途シール部材が不要となるので、部品点数の増加を抑制できる。
エレメント42の内側にエレメントホルダ54が挿入され、エレメントホルダ54とエレメント42が、エレメント42の外方(後方)から締結部材58によって台座56に取り付けられている。これにより、車体の外側方から締結部材58の操作ができるので、エアクリーナ装置30の組立およびエレメント42の交換が容易である。
図2に示すように、第1ケース46における車幅方向の一側部(左側部)に、エレメント42の挿入および取出しを可能にする開口52が形成されている。したがって、サイドカバー38(図1)を取り外すことで開口52が露出され、この開口52からエレメント42の着脱を行うことができる。図5に示すように、エレメント42と第2ケース48との圧接面76が左側方に向かって前方向に傾斜している。これにより、エレメント42を左側の開口52から取り出し易くなる。したがって、エアクリーナ装置30のメンテナンス性が向上する。
エレメント42の前後方向の高さHが、右側方から左側方に向かって徐々に大きくなっている。つまり、エレメント42の右側部分の高さHが小さくなっている。図9に示す第1ケース46の右半部に凹部55が形成されているが、図5に示すエレメント42の右側部分の高さHが小さいので、エレメント42が図9の凹部55に干渉しない。これにより、凹部55により確保された空間SP(図3)に部品を配置できるうえに、エレメント42の着脱も容易になる。
さらに、図5の第1および第2ケース46,48の車幅方向中心線C3が、車体中心線C1よりも左側寄りに配置されている。これにより、左側方の開口52からのエレメント42の取出し、挿入が容易になる。したがって、エアクリーナ装置30のメンテナンス性が向上する。
また、図4に示す第1ケース46の後部の係止孔60がリヤフェンダ28の前部の突起64に嵌合され、第1ケース46の前部の上部が図5の上側リヤフレーム片2aの取付金具65に着脱自在に締結されている。したがって、第1ケース46の後部をリヤフェンダ28に嵌合した状態で、第1ケース46の前部を車体フレームFRに締結できる。これにより、クリーナケース40の車体への取付けが容易になる。
図4に示すように、第2ケース48のケース本体66が後方に開口した箱形で形成され、ケース本体66の底壁(前壁)66aに、ダクト44に連通する開口部70が形成されるとともに、台座56が底壁66aから後方に向かって突出している。これにより、型成形により、箱形のケース本体66と同時に、開口部70と台座56を形成できる。また、図5に示す締結部材58の軸心方向である台座56の中心線A2が、車体中心線C1に対して外側に傾斜している。これにより、外側方から締結部材58の操作が容易になる。その結果、エレメント42の交換が容易になる。
台座56の中心線A2と締結部材58の軸心方向A3とが、平面視で交差している。詳細には、締結部材58の軸心方向A3が、台座56の中心線A2よりも車体中心線C1に対して車幅方向外側に傾斜している。これにより、車体外側からの締結部材58の締結がさらに容易になる。その結果、エレメント42の交換作業がより簡単になって、メンテナス性がさらに向上する。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。本発明のエアクリーナ装置30は、エレメント42の交換頻度が高いオフロード走行用の自動二輪車に好適に用いられる。ただし、本発明のエアクリーナ装置30は、自動二輪車以外の鞍乗型車両、例えば、三輪車、四輪バギー等にも適用可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
1a メインフレーム片
4 ヘッドパイプ
6 クロスフレーム
28 リヤフェンダ
30 エアクリーナ装置
36 サスペンション
42 エレメント
43 導入口
44 ダクト
45 導出口
46 第1ケース
48 第2ケース
52 開口(エレメントの挿入および取出し用)
54 エレメントホルダ
56 台座
58 締結部材
60 係止孔
64 突起
66 ケース本体
66a 底壁
66b 周壁
69 クリーン室
70 開口部
76 エレメントの圧接面
A2 台座の中心線
C1 車体中心線
E エンジン
FR 車体フレーム
IP 吸気通路

Claims (10)

  1. 車体フレームと、前記車体フレームに支持された単気筒エンジンと、前記エンジンの後方に配置されて前記エンジンに吸気として導入される空気を濾過するエアクリーナ装置と、後輪用の単一のサスペンションとを備えた鞍乗型車両であって、
    前記車体フレームは、前端のヘッドパイプから後方に延びる左右一対のメインフレーム片と、車幅方向に延びて前記左右のメインフレーム片を連結するクロスフレームとを有し、
    前記エアクリーナ装置は、
    導入口を有する第1ケースと、
    前記第1ケースに連結される第2ケースと、
    前記第2ケースに取り付けられて、導出口を形成する筒状のダクトと、
    前記第1および第2ケース内の収納空間に配置されたエレメントと、
    前記エレメントを保持するエレメントホルダと、を有し、
    前記第2ケースに前記エレメントホルダを支持する台座が一体形成され、
    前記ダクトの軸心が、前記吸気の流れ方向下流側に向かって下方に傾斜しており、
    前記サスペンションおよび前記ダクトは、平面視で、前記左右のメインフレーム片の間に配置され、
    前記ダクトは、前記クロスフレームの下方で、前記サスペンションよりも車幅方向の一側方に配置され、
    前記エアクリーナ装置で構成される吸気通路が、前記サスペンションの前記一側方および後方に形成され、
    前記第2ケースは、クリーン室を構成するケース本体を有し、
    前記ケース本体は、底壁と周壁とを有し、
    前記底壁に、前記ダクトに連通する開口部が形成されるとともに、前記台座が前記底壁の中央部から前記吸気の流れ方向上流側に向かって突出している鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、前記台座は、前記第2ケースから突出した柱状であり、且つ、前記エレメントの頂部を締結するためのねじ孔が形成されている鞍乗型車両。
  3. 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、前記エレメントを保持した前記エレメントホルダが前記台座に取り付けられた状態で、前記第2ケースの内底面に、前記エレメントが圧接されている鞍乗型車両。
  4. 請求項3に記載の鞍乗型車両において、前記エレメントの内側に前記エレメントホルダが挿入され、
    前記エレメントホルダと前記エレメントが、前記エレメントの外方から挿入された締結部材によって前記台座に着脱自在に取り付けられている鞍乗型車両。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両において、前記第1ケースにおける車幅方向の一側部に、一側方から前記収納空間への前記エレメントの挿入および取出しを可能にする開口が形成されている鞍乗型車両。
  6. 車体フレームと、前記車体フレームに支持された単気筒エンジンと、前記エンジンの後方に配置されて前記エンジンに吸気として導入される空気を濾過するエアクリーナ装置と、後輪用の単一のサスペンションとを備えた鞍乗型車両であって、
    前記車体フレームは、前端のヘッドパイプから後方に延びる左右一対のメインフレーム片と、車幅方向に延びて前記左右のメインフレーム片を連結するクロスフレームとを有し、
    前記エアクリーナ装置は、
    導入口を有する第1ケースと、
    前記第1ケースに連結される第2ケースと、
    前記第2ケースに取り付けられて、導出口を形成する筒状のダクトと、
    前記第1および第2ケース内の収納空間に配置されたエレメントと、
    前記エレメントを保持するエレメントホルダと、を有し、
    前記第2ケースに前記エレメントホルダを支持する台座が一体形成され、
    前記ダクトの軸心が、前記吸気の流れ方向下流側に向かって下方に傾斜しており、
    前記サスペンションおよび前記ダクトは、平面視で、前記左右のメインフレーム片の間に配置され、
    前記ダクトは、前記クロスフレームの下方で、前記サスペンションよりも車幅方向の一側方に配置され、
    前記エアクリーナ装置で構成される吸気通路が、前記サスペンションの前記一側方および後方に形成され、
    前記第1ケースにおける車幅方向の一側部に、一側方から前記収納空間への前記エレメントの挿入および取出しを可能にする開口が形成されている鞍乗型車両。
    前記エレメントの底部が前記第2ケースに圧接される圧接面が、前記一側方に向かって前方向に傾斜しており、
    前記エレメントの前後方向の高さが、他側方から前記一側方に向かって徐々に大きくなっている鞍乗型車両。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の鞍乗型車両において、前記第1および第2ケースは、前後方向に延びる車体中心線よりも車幅方向の前記一側方寄りに配置されている鞍乗型車両。
  8. 車体フレームと、前記車体フレームに支持された単気筒エンジンと、前記エンジンの後方に配置されて前記エンジンに吸気として導入される空気を濾過するエアクリーナ装置と、後輪用の単一のサスペンションとを備えた鞍乗型車両であって、
    前記車体フレームは、前端のヘッドパイプから後方に延びる左右一対のメインフレーム片と、車幅方向に延びて前記左右のメインフレーム片を連結するクロスフレームとを有し、
    前記エアクリーナ装置は、
    導入口を有する第1ケースと、
    前記第1ケースに連結される第2ケースと、
    前記第2ケースに取り付けられて、導出口を形成する筒状のダクトと、
    前記第1および第2ケース内の収納空間に配置されたエレメントと、
    前記エレメントを保持するエレメントホルダと、を有し、
    前記第2ケースに前記エレメントホルダを支持する台座が一体形成され、
    前記ダクトの軸心が、前記吸気の流れ方向下流側に向かって下方に傾斜しており、
    前記サスペンションおよび前記ダクトは、平面視で、前記左右のメインフレーム片の間に配置され、
    前記ダクトは、前記クロスフレームの下方で、前記サスペンションよりも車幅方向の一側方に配置され、
    前記エアクリーナ装置で構成される吸気通路が、前記サスペンションの前記一側方および後方に形成され、
    前記第1ケースの後部に設けられた左右一対の係止孔が、リヤフェンダに設けられた左右一対の突起に嵌合され、
    前記第1ケースの前部の上部が、前記車体フレームに着脱自在に締結されている鞍乗型車両。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の鞍乗型車両において、前記ダクトは、前記第1および第2ケースよりも比重の大きな別部材で構成されている鞍乗型車両。
  10. 車体フレームと、前記車体フレームに支持された単気筒エンジンと、前記エンジンの後方に配置されて前記エンジンに吸気として導入される空気を濾過するエアクリーナ装置と、後輪用の単一のサスペンションとを備えた鞍乗型車両であって、
    前記車体フレームは、前端のヘッドパイプから後方に延びる左右一対のメインフレーム片と、車幅方向に延びて前記左右のメインフレーム片を連結するクロスフレームとを有し、
    前記エアクリーナ装置は、
    導入口を有する第1ケースと、
    前記第1ケースに連結される第2ケースと、
    前記第2ケースに取り付けられて、導出口を形成する筒状のダクトと、
    前記第1および第2ケース内の収納空間に配置されたエレメントと、
    前記エレメントを保持するエレメントホルダと、を有し、
    前記第2ケースに前記エレメントホルダを支持する台座が一体形成され、
    前記ダクトの軸心が、前記吸気の流れ方向下流側に向かって下方に傾斜しており、
    前記サスペンションおよび前記ダクトは、平面視で、前記左右のメインフレーム片の間に配置され、
    前記ダクトは、前記クロスフレームの下方で、前記サスペンションよりも車幅方向の一側方に配置され、
    前記エアクリーナ装置で構成される吸気通路が、前記サスペンションの前記一側方および後方に形成され、
    前記第2ケースは、クリーン室を構成するケース本体を有し、
    前記ケース本体は、底壁と周壁とを有して前記底壁に対向する部分が開放された箱形で形成され、
    前記底壁に、前記ダクトに連通する開口部が形成されるとともに、前記台座が前記底壁から前記吸気の流れ方向上流側に向かって突出し、
    前記エレメントホルダは、前記台座に締結部材で着脱自在に取り付けられ、
    前記台座の中心線と前記締結部材の軸心方向とが、平面視で、交差するように設定されている鞍乗型車両。
JP2017123007A 2017-06-23 2017-06-23 鞍乗型車両 Active JP6879836B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017123007A JP6879836B2 (ja) 2017-06-23 2017-06-23 鞍乗型車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017123007A JP6879836B2 (ja) 2017-06-23 2017-06-23 鞍乗型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019007400A JP2019007400A (ja) 2019-01-17
JP6879836B2 true JP6879836B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=65028657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017123007A Active JP6879836B2 (ja) 2017-06-23 2017-06-23 鞍乗型車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6879836B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7251311B2 (ja) * 2019-05-24 2023-04-04 スズキ株式会社 車両の吸気構造
JP7251312B2 (ja) * 2019-05-24 2023-04-04 スズキ株式会社 車両の吸気構造
JP7475385B2 (ja) 2022-03-22 2024-04-26 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6028815A (ja) * 1983-07-26 1985-02-14 Suzuki Motor Co Ltd エアクリ−ナのフイルタ
JPS6191061U (ja) * 1984-11-19 1986-06-13
JP2628333B2 (ja) * 1988-03-17 1997-07-09 ヤマハ発動機株式会社 エンジン吸気用のエアクリーナ
JPH02141663U (ja) * 1989-04-28 1990-11-29
JP3139199B2 (ja) * 1993-03-10 2001-02-26 スズキ株式会社 自動二輪車のエアークリーナー
JPH07151029A (ja) * 1993-11-30 1995-06-13 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のエアクリーナ
JP2001280208A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のエアクリーナ取付構造
JP4684041B2 (ja) * 2005-08-03 2011-05-18 川崎重工業株式会社 自動二輪車
CN107110078B (zh) * 2014-12-19 2020-02-18 本田技研工业株式会社 车辆用空气净化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019007400A (ja) 2019-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8105406B2 (en) Air cleaner for vehicle and motorcycle equipped with the same
WO2011024368A1 (ja) 自動二輪車
JP6879836B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6703821B2 (ja) 鞍乗型車両
JP4977485B2 (ja) 自動二輪車のエアクリーナ構造
US20050120686A1 (en) Air cleaner device
JP2009243380A (ja) 自動二輪車の吸気装置
JP4296079B2 (ja) 車両の吸気系構造
JP2008115697A (ja) エアクリーナエレメント保持構造
JP6069279B2 (ja) 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造
JP6179178B2 (ja) スクータ型車両のエアクリーナ構造
JP2006097554A (ja) 吸気装置
JP5854855B2 (ja) 鞍乗型車両のエアクリーナ装置
JP2010167796A (ja) 鞍乗型車両
WO2021065733A1 (ja) 鞍乗型車両のエアクリーナ構造
JP6776305B2 (ja) 鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置
JP6285340B2 (ja) 鞍乗り型車両の吸気構造
US8695328B2 (en) Exhaust purifying apparatus of saddle-ride type vehicle
JP6680885B2 (ja) 車載内燃機関の吸気構造
JP6879711B2 (ja) 吸気チャンバ構造
JP2008207694A (ja) 車両の吸気通路構造
JP3493465B2 (ja) スクータ型自動二輪車のリヤフェンダ部構造
JP5026382B2 (ja) エアクリーナ
JP7116025B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP7123639B2 (ja) 鞍乗型車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210430

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6879836

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250