JP2022506080A - 寝具アセンブリ、羽毛布団カバー、及び固定装置 - Google Patents

Abstract

寝具アセンブリは、少なくとも実質的に長方形の断熱掛け布団（１）、及び羽毛布団が覆われる少なくとも実用的に適合するスリーブ（２）を備える。スリーブ（２）は、掛け布団（１）を受け取るために、第１の側（３）で閉じられ、反対側（４）で開いている。アセンブリの第１の側（３）の第１及び第２の角部の中又は近くに、角部の中又は近くのスリーブ（２）に掛け布団（１）を接続する、手動で解放可能な固定手段（１０）が設けられる。

Description

本発明は、少なくとも実質的に長方形の断熱羽毛布団と、羽毛布団が覆われる少なくとも実用的に適合するスリーブであって、掛け布団を受け取るために、第１の側で閉じられ、反対側で開かれているスリーブとを含む寝具アセンブリに関する。

このような寝具アセンブリは、概して、特に気候学的に寒い地理的地域において、その下で眠ることができる断熱毛布として既知である。掛け布団は、様々な性質のものとすることができるが、通常、快適に体の輪郭を簡単にたどることができるように柔軟な形態を取る。ここで、特に、羊毛、綿のような天然の毛糸、及び多くの合成繊維から任意選択で織られた織物毛布が使用されることができる。加えて、このような材料及び他のものはまた、いわゆる羽毛布団の形態の取り囲む布団皮の緩い形態で適用されることができる。羽毛布団に使用される多くの材料は、任意選択で合成中空繊維に加えて、羽毛、羽根、羊毛、及び綿のような多くの天然の材料及び繊維である。掛け布団の目的は体温を保つことである。美的観点から、及び実用的且つ衛生的観点から、掛け布団は通常、洗濯又は置き換えのために簡単に交換されることができ、寝具に魅力的な外観を与える、スリーブ又はカバーで覆われる。

このようなカバーは通常、掛け布団の長方形の形状に一致するスリーブとして具体化される。スリーブは、頭端部で閉じられ、又は（ジッパー）留め具を備え、掛け布団をその中に挿入することができ、スリーブを掛け布団に亘って広げることができるように、足端部で開いている。このアセンブリをベッドに置き、必要に応じて押し込むことによって、素早くベッドメイキングが行われることができる。このような寝具は通常、長さ寸法が典型的には１８０～２６０センチメートルであり、幅寸法が典型的には１人用の一実施形態では８０センチメートル、ツインベッド用及び２人用では１６０～２４０センチメートルである長方形の形態をとる。

数え切れないほどの人々が、何年もの間このような寝具を完全に満足するために利用してきたが、それにもかかわらず、夜の間に掛け布団がスリーブの中で移動する場合があることが、苛立たせることとして把握される。そして、アセンブリの一部はスリーブのみによって形成され、それによって、これらの位置では、断熱材がなく又はほとんどなく、一方、他の位置では、掛け布団がスリーブの内側で積み重なり合い、快適性が向上しない。

本発明は、とりわけ、この目的のために、この欠点を有さず、又は少なくとも著しく少ない程度で有する寝具アセンブリを提供する。

従って、述べられた目的を達成するために、序文に説明されるタイプの寝具アセンブリは、アセンブリの第１の側の第１及び第２の角部の中又は少なくとも近くに、掛け布団を角部の中又は近くのスリーブに接続する手動で解放可能な固定手段が設けられるという本発明による特徴を有する。本発明は、ここで、スリーブの内側の掛け布団の移動が、頭端部の角点の中又は近くに掛け布団を固定することによって効果的に妨げられるという洞察に基づいている。この結果、掛け布団は、特にこれらの角部の近くの所定の位置に保持されることができ、一方、既知の羽毛布団では、適切な位置から移動する危険があったのはまさにここである。本発明による寝具アセンブリは、ここで、ユーザの睡眠の快適さ及び安らかな夜の休息に更に貢献する。固定手段はまた、原則として外部から設けられることができるが、本発明による寝具アセンブリの特定の実施形態は、固定手段が、掛け布団とスリーブとの間のスリーブの内側に設けられるという特徴を有する。

固定手段は、多様な性質のものとすることができる。重要なことは、掛け布団が通常の方法でスリーブで覆われることができるように、掛け布団とスリーブとの間の接続が、手動で、すなわち、素手で行われ、又は切断されることができることである。寝具アセンブリの特定の実施形態は、この目的のために、固定手段が、対応する方法でスリーブ及び掛け布団に接続され、手動で切断可能な接続をもたらすために相互に作用する第１および第２の接続手段を備えるという特徴を有する。その場合、掛け布団及びスリーブの両方が、スリーブの内側の掛け布団の固定を共に提供する固定手段の一部を装備する。

接続手段はまた、多様な性質のものとすることができるが、寝具の特定の実施形態は、第１及び第２の接続手段が、取り付けストリップ、特に、裏側で掛け布団及びスリーブの１つに恒久的に接続され、目に見える側に手動で解放可能な取り付け手段を備える相補的なフック及びループ固定部分を備えることを特徴とする。

対応する方法でこのような接続手段をスリーブ及び掛け布団が備えるために、カバー及び掛け布団の両方が、目的のために適合されなければならない。これは、掛け布団及びスリーブの変更を要求し、場合によっては、これらの別個の部分の製造者の調和を要求する。これを回避するために、本発明による寝具アセンブリの更に好ましい実施形態は、固定手段が、スリーブに直接的に又は間接的に接続されたベース部分であって、自由遠位端部に、少なくとも掛け布団の自由外側端部を受け取って固定することができ、且つ構成されている１つ以上の固定部材を有するベース部分を有する固定装置を備えるという特徴を有する。この結果、掛け布団は、更なる修正を要求せず、特に、既存の掛け布団がまた、本発明を適用するために、それが交換及び／又は廃棄されなくてもよいように、目的のために適用されることができる。

固定装置は、スリーブの中に完全に受け取られ、その中に恒久的に取り付けられることができる。実用的な観点から、本発明による寝具アセンブリの特定の実施形態は、この目的のために、スリーブが、閉じた第１の側に縫い目を備え、固定装置が、縫い目の中に突出し、特に、その中に縫い合わされる近位舌部を備えるという特徴を有する。この結果、固定装置の取り付けは、この目的のために追加のステップが要求されないように、ステッチによるスリーブの閉鎖と同じ製造操作で行うことができる。第１の特定の実施形態においては、本発明による寝具アセンブリは、この点に関して、固定装置が、少なくとも掛け布団の縁部がクランプされる少なくとも１つのクランプ部材を遠位端部に担持するクランプ装置を備え、より具体的には、少なくとも１つのクランプ部材が、少なくとも掛け布団の縁部がクランプで受け取られる、弾力性のある、少なくとも旋回する顎部を備えるということを特徴とする。クランプ部材又は弾力性のある顎部を開くことによって、このクランプが、解放されることができ、掛け布団が、それから取り出されることができ、又は掛け布団の外側端部が、それによって固定的にクランプされるためにそれに挿入される。そして、クランプ部材のクランプ作用は、掛け布団の所望の固定を提供する。

寝具アセンブリの特定の実施形態は、ここで、固定装置が、弾力性のある、少なくとも旋回する顎部が、少なくとも掛け布団の縁部の周りでの顎部のクランプ閉鎖により、受け取られるベイを有するハウジングを備えるという本発明による特徴を有する。この結果、装置は、特に、各々がモノリシック本体の形態である別個の部分のアセンブリを備える。顎部が空洞に深く導入されるほど、顎部はそれによりロックされて包まれ、それによって、顎部が閉じる。この結果、顎部は、少なくとも掛け布団の縁部の周りで閉じ、それをその中に固定的にクランプする。これは、外部からだけでなく、カバーの内側に内部から適用されることができる。

前者の場合、装置は、カバー及び掛け布団のアセンブリ全体の縁部に亘って顎部で閉じる。後者の場合、装置は、有利には、スリーブの内側に恒久的に取り付けられる。これを念頭に置いて、寝具アセンブリの更なる特定の実施形態は、舌部が、ハウジング及び顎部の１つから近位に延伸し、舌部が、カバーに接続されるという本発明による特徴を有する。舌部は、特に、この目的のために、カバーの縫い目に縫い合わされる。

クランプ固定は、クランプ力及びそれによって引き起こされる抵抗によって全体的に生じることができる。クランプを解放するために、このクランプ力は、手動で克服されなければならず、その目的のために、翼部又はスタッドが、任意選択でクランプ部材に設けられることができる。寝具アセンブリの特定の実施形態は、少なくとも掛け布団の縁部を包みながらスナップ接続を実現するために相互に作用するスナップ部材が、少なくとも１つのクランプ部材に設けられるという本発明による特徴を有する。この結果、スナップ接続の解放は、寝具アセンブリの２つの部分を分離するのに十分であり、スナップ部材を共にクリックすることは、２つの部分を接続するのに十分である。クランプ力を克服する必要はなく、一方、スナップ接続は更に堅い接続を提供する。

寝具アセンブリの更なる好ましい実施形態は、少なくとも１つのクランプ部材が、固定装置から延伸し、少なくとも掛け布団の上側及び下側に交互にある、空間的に分離された複数のスラットを備えるという本発明による特徴を有する。少なくとも掛け布団の外側端部は、ここで、固定装置のフィン又はフィンガー間を通り抜ける。これは、実際に、既にスリーブへの掛け布団の効果的な固定をもたらすことを見出す。

フィンが、把持手段を相互に面する側面に備えることを特徴とする寝具アセンブリの特定の実施形態において、この固定に向けて更なる貢献がなされる。追加の利点は、このような方法で具体化された固定装置が、装置がスリーブにある場合にスリーブにおいて識別されず、又はほとんど識別されないように、実質的に平坦な形態を与えることができることである。把持手段は、例えば、フィンに形成された起伏又は棘を備えることができる。この目的のために、摩擦材又は表面処理がまた、フィンに適用されることができる。

経済的観点から、最小のコストで固定装置を製造することができることが好ましい。これを念頭に置いて、寝具アセンブリの更なる特定の実施形態は、固定装置が１つの材料のモノリシック本体、特に、熱可塑性材料の熱成形本体、押し出し本体、又は打ち抜き本体を備えるという本発明による特徴を有する。

本発明はまた、上記で説明されたような固定装置自体に関し、スリーブを備える羽毛布団カバーに関し、少なくとも実質的に閉じた第１の側に位置する向かい合う角部の中又は近くに、スリーブは、スリーブに受け取られる羽毛布団への手動で解放可能な接続のための固定手段を備える。

本発明は、幾つかの例示的な実施形態及び添付の図面を参照して、以下で更に説明される。

本発明による固定装置の第１の例示的な実施形態を示す。 開いた状態の本発明による固定装置の第２の例示的な実施形態を示す。 閉じた状態の本発明による固定装置の第２の例示的な実施形態を示す。 本発明による固定装置の第３の例示的な実施形態を示す。 本発明による固定装置の第４の例示的な実施形態を示す。 本発明による固定装置の第４の例示的な実施形態を示す。 開いた状態の図４Ａ及び図４Ｂの固定装置を示す。 閉じたクランプ状態の図４Ａ及び図４Ｂの固定装置を示す。 図３の固定装置が適用される本発明による寝具アセンブリの例示的な実施形態を示す。

ここで、図は純粋に概略的であり、常に（同じ）縮尺で描写されていないことに留意すべきである。特に、一部の寸法は、分かり易くするために多少誇張されている場合がある。対応する部分は、同じ参照番号で図に示される。

図１～図３は、本発明による寝具アセンブリに有利に適用されることができるような、本発明による固定装置の異なる実施形態を示す。これは、特に、綿、リネン、又はその他の適切な織物の羽毛布団カバーで覆われた羽毛布団の形態の掛け布団である。これらの実施形態は、これらが全て、ポリエチレン又は他の熱可塑性プラスチックのような適切なプラスチックのモノリシック本体を備え、それによって、例えば、単一の熱成形操作で射出成形することによって製造されることができるという共通点を有する。

図１～図３に示される固定装置の各々は、近位側に、それが寝具アセンブリのスリーブに固定されることができる平面の相対的に平坦なベース部分１１を有する。ベース部分１１は、例えば、固定装置からモノリシックに延伸する平坦な舌部を備える。固定装置は、有利には、ベース部分１１を用いて、好ましくは、スリーブ／羽毛布団カバーがまた、頭端部で縫い目に沿って閉じられるのと同じステッチで、スリーブ／羽毛布団カバーの裾に縫い合わされる。

遠位側には、示される固定装置の各々に、羽毛布団の縁部がクランプされることができる適切な固定手段が設けられる。図１の例においては、これは、寝具の羽毛布団のような掛け布団の縁部が受け取られることができる歯部２１を有する弾力性のある顎部１２である。弾力性のある顎部１２は、羽毛布団の縁部の周りで把持し、羽毛布団を羽毛布団カバーに固定するために、それにクランプ力を与える。顎部に配置された歯部２１は、ここに追加の把持及び同様に追加の強力な固定を提供する。羽毛布団を顎部１２から解放するために、顎部を素手で手動で開くことができ、この結果、羽毛布団を解放する。

代替の実施形態が図２Ａ及び図２Ｂに示される。この場合、固定装置は、フィルムヒンジ２５によって相互に接続された約２つの半体１２の顎部を備える。フィルムヒンジ２５は、ここでは、本体の幅に亘って材料の意図的な厚さの減少によって形成される。この結果、固定装置はまた、この場合、単一のモノリシック本体によって形成され、フィルムヒンジ２５は、その両方の半体１２が互いに向かって旋回することを可能にする。半体１２の１つに形成された相対的に平坦な舌部１１はまた、この場合、装置が羽毛布団カバー等に固定され、特に縫い合わされることができる近位取り付けベースを提供する。

遠位側には、図２Ａ／図２Ｂの装置の両方の部分１２は、相互に作用するスナップ部材２２、２３を備える。相互に作用するスナップ部材２２、２３の抵抗を克服しながら、装置を図２Ａに示される開いた状態から図２Ｂに示される閉じた状態に移動することによって、装置を手動でクリックして閉じ、逆もまた同様に手動で再び開くことができる。スナップ部材２２、２３は、ここで、スナップ作用を維持しながら、羽毛布団のような掛け布団の縁部がそれらの間にクランプされることを可能にするように寸法が決められる。この結果、掛け布団は、包むカバーの縁部に効果的に固定されることができる。

図３は、本発明による固定装置の完全に平面の平坦な実施形態を示す。射出成形によって形成されることに加えて、この装置はまた、必要に応じて、例えば、シート材料から打ち抜かれることによって、又は押し出された本体から取り出されることによって形成されることができる。近位側の相対的に平坦なベース部分１１はまた、この場合、装置が、例えば、掛け布団を包む織物スリーブの内側の縫い目又は他の場所に縫い合わされることができる取り付けベースを提供する。

遠位側には、装置は、互いに空間的に分離された複数の連続するフィン又はフィンガー２４を備える。それらの間の中間スペース２６は、羽毛布団の縁部がその中に受け取られることを可能にする。羽毛布団の縁部は、フィン／フィンガー２４の上及び下で交互に受け取られ、この結果、それらの間を通り抜ける。これによって、羽毛布団を装置に固定し、使用中のカバー内の羽毛布団の移動を回避する。これは、フィンに配置され、羽毛布団の縁部に追加の把持を与える歯部によって更に強化される。

図３に示される固定装置のセットを装備した寝具アセンブリの実施形態が図６に示される。寝具アセンブリは、適切なサイズの通常の変更されていない羽毛布団１と、それに亘って適合する羽毛布団カバー２とを備える。カバーは、羽毛布団１がその中に導入されることができるように、第１の端面３で閉じられているが、反対側４で開いている。閉じた第１の側３は通常、頭端部として使用される。

固定装置１０は、閉じた第１の端面３の向かい合う角部の近くに配置される。２つの固定装置１０は、この場合、カバーの第１の端面３に位置するが、代わりに、第１の側３が角部を形成する長手方向の側５、６のそれぞれの角部に近い位置を選択することがまた可能である。端面３は、概して、カバーの上側及び裏側が互いに縫い合わされてスリーブを形成するステッチ７を備える。各装置１０の近位のベース部分１１は、有利には、この縫い目にあり、この結果、装置は、羽毛布団カバー２に恒久的且つ堅く接続される。

羽毛布団１の縁部は、図３をまた参照して、固定装置１０のフィン又はフィンガー２４間の中間スペース２６を通り抜ける。この結果、フィンは、羽毛布団１の上側及び裏側に交互にあり、羽毛布団をフィンガー２４間に固定し、それによって、羽毛布団１をカバー２の内側に固定する。フィンガー２４に設けられた歯部は、追加の把持を提供し、この結果、この固定に寄与する。この結果、使用中のカバー内の羽毛布団の移動が効果的に防止され、睡眠の快適さが向上する。

本発明による固定装置はまた、羽毛布団カバーの内側の代わりに、外側に配置されることができる。図４Ａ及び図４Ｂは、この目的のために適用されることができる固定装置の特定の実施形態を示す。この固定装置は、弾力性のある、少なくとも旋回する顎部４１が可動である凹部４５を有するハウジング４０を備える。顎部４１は、羽毛布団アセンブリ１、２の追加の把持の目的のために、その外側端部に歯部４２を担持する。

図５Ａに示される開いた状態においては、羽毛布団１を中に有する羽毛布団カバー２の縁部は、顎部４１の内側に配置される。続いて、顎部４１が凹部４５の内側に押し込まれ、それによって、顎部が閉じる。図５Ｂに示されるように、顎部４１及び凹部４５の寸法は、顎部が羽毛布団を中に有する羽毛布団カバーの縁部の周りでここを把持し、全体を固定してクランプするように、ここで互いに適合される。これで、羽毛布団は、カバーの内側に固定される。装置のハウジング４０及び顎部４１は、好ましくは、それぞれ、ポリエチレン又はポリプロピレンのような適切なプラスチックのモノリシック本体を備える。射出成形によって形成されることに加えて、両方の部分はまた、押し出しによって形成されることができ、例えば、より長い長さから切り離されることができる。所望の寸法の安定性及び剛性の目的のために、より厚い壁厚が、有利にはハウジング４０に適用される。他方、顎部４１は、顎部の翼部の柔軟な顎部の作用を可能にするために、その中のヒンジの位置で相対的に薄く保たれる。異なるプラスチックが、そのそれぞれの機能に最も有利に適合するように、任意選択で、装置の２つの部分、すなわち、ハウジング及び顎部に適用されることができる。

顎部４１は、横方向及び前部からハウジング４０の凹部４５に押し込まれることができる。ここで、前部挿入は、羽毛布団カバー２内の羽毛布団１の横方向の変位が回避されるという利点を有する。凹部の前部には、横方向のリブ、肩部、又は突起のセットがここに任意選択で設けられることができ、顎部をその後ろにロックして凹部に固定するために、好ましくは両側から内側に（すなわち、上及び下から）延伸する。前部挿入の場合、顎部は、その場合、それぞれのリブ、肩部、又は突起の後ろにスナップし、それによって、識別可能な、すなわち、有形及び可聴の固定が得られる。

図４Ａ～図５Ｂに示される装置はまた、原則として外部から適用されることができるが、好ましくは内部から提供される。例えば、図５Ｂに更に示される舌部４９の形態の平坦な延長部が、ここで近位に設けられることができ、顎部４１から延長するだけでなく、必要に応じて、ここに示されるようにハウジング４０から延伸することができる。前者の場合、顎部４１は、ハウジング４０にその目的のために設けられたギャップ４７を通って、舌部４９と共に可動に突出する。このような舌部４９は、図１～図３の実施形態のベース部分１１と同様の方法で、カバーの縫い目に固定される（縫い合わせされる）ことができ、この結果、固定装置４０、４１は、アセンブリについて上記で説明された方法で羽毛布団の縁部を受け取るために、羽毛布団カバーの内側にある。

本発明は、幾つかの例示的な実施形態のみを参照して上記で更に明らかにされたが、本発明が決してそれに限定されないことは明らかであろう。それどころか、当業者にとって、本発明の範囲内で多くの変形及び実施形態が依然として可能である。

示される固定装置の１つ以上の代わりに、１つの材料である場合又はそうでない場合がある、異なる設計の固定装置のカバーの内側の羽毛布団の固定にまた使用されることができる。プラスチックから形成される代わりに、固定装置はまた、金属、又は木、ゴム、若しくは竹のような天然素材から形成されることができる。例えば、カバー及び羽毛布団において対応する方法で重なり合う部分に配置された固定ストリップを半永久的に取り付けるような、他の取り付け又は接続手段がまた、本発明の範囲内で適切である。

本発明は、通常、綿、羊毛、羽毛、又は羽根のような内側に緩い材料を有する織物布団皮から組み立てられた羽毛布団での使用に限定されない。本発明は、同様に、織られ、不織の、又は他の方法で組み立てられた毛布又は掛け布団と組み合わせて適用されることができる。本発明は、概して、掛け布団が包まれるスリーブの内側の掛け布団の意図しない移動に対する解決策を提供する。

Claims (16)

1. 少なくとも実質的に長方形の断熱掛け布団、及び羽毛布団が覆われる少なくとも実用的に適合するスリーブであって、前記掛け布団を受け取るために、第１の側で閉じられ、反対側で開いているスリーブを備える寝具アセンブリであって、
   少なくとも前記アセンブリの前記第１の側の第１及び第２の角部の中又は少なくとも近くに、前記角部の中又は近くの前記スリーブに前記掛け布団を接続する、手動で解放可能な固定手段が設けられることを特徴とする、寝具アセンブリ。
2. 前記固定手段は、前記掛け布団と前記スリーブとの間の前記スリーブの内側に設けられることを特徴とする、請求項１に記載の寝具アセンブリ。
3. 前記固定手段は、前記スリーブ及び前記掛け布団に対応する方法で接続され、手動で切断可能な接続をもたらすために相互に作用する第１及び第２の接続手段を備えることを特徴とする、請求項１又は２に記載の寝具アセンブリ。
4. 前記第１及び第２の接続手段は、取り付けストリップ、特に、裏側で前記掛け布団及び前記スリーブの１つに恒久的に接続され、目に見える側に手動で解放可能な取り付け手段を備える相補的なフック及びループ固定部分を備えることを特徴とする、請求項３に記載の寝具アセンブリ。
5. 前記固定手段は、スリーブに直接的に又は間接的に接続されたベース部分であって、自由遠位端部に、少なくとも掛け布団の自由外側端部を受け取って固定することができ、且つ構成されている１つ以上の固定部材を有するベース部分を有する固定装置を備えることを特徴とする、請求項１又は２に記載の寝具アセンブリ。
6. 前記固定装置は、少なくとも前記掛け布団の縁部がクランプされる少なくとも１つのクランプ部材を前記遠位端部で担持するクランプ装置を備えることを特徴とする、請求項５に記載の寝具アセンブリ。
7. 前記少なくとも１つのクランプ部材は、少なくとも前記掛け布団の前記縁部がクランプで受け取られる、弾力性のある、少なくとも旋回する顎部を備えることを特徴とする、請求項６に記載の寝具アセンブリ。
8. 前記固定装置は、前記弾力性のある、少なくとも旋回する顎部が、少なくとも前記掛け布団の縁部の周りでの前記顎部のクランプ閉鎖により受け取られる凹部を有するハウジングを備えることを特徴とする、請求項７に記載の寝具アセンブリ。
9. 舌部が、舌が前記ハウジング及び前記顎部の１つから近位に延伸し、前記舌部は、前記カバーに接続されていることを特徴とする、請求項８に記載の寝具アセンブリ。
10. 少なくとも前記掛け布団の前記縁部を包みながらスナップ接続を実現するために相互に作用するスナップ部材が、前記少なくとも１つのクランプ部材に設けられることを特徴とする、請求項５～９の何れか一項に記載の寝具アセンブリ。
11. 前記少なくとも１つのクランプ部材は、前記固定装置から延伸し、少なくとも前記掛け布団の上側及び下側に交互にある、空間的に分離された複数のフィンを備えることを特徴とする、請求項６に記載の寝具アセンブリ。
12. 前記フィンは、把持手段を相互に面する側面に備えることを特徴とする、請求項１１に記載の寝具アセンブリ。
13. 前記スリーブは、前記閉じた第１の側に縫い目を備え、前記固定装置は、前記縫い目の中に突出し、特に、その中に縫い合わされる近位舌部を備えることを特徴とする、請求項５～１２の何れか一項に記載の寝具アセンブリ。
14. 前記固定装置は、１つの材料のモノリシック本体、特に、熱可塑性材料の熱成形本体、押し出し本体、又は打ち抜き本体を備えることを特徴とする、請求項５～１３の何れか一項に記載の寝具アセンブリ。
15. 織物スリーブを備える羽毛布団カバーであって、少なくとも実質的に閉じた第１の側に位置する向かい合う角部の中又は近くに、前記スリーブは、前記スリーブに受け取られる羽毛布団への手動での解放可能な接続のための固定手段を備えることを特徴とする、羽毛布団カバー。
16. 請求項５～１４の何れか一項に記載の寝具アセンブリに適用されるタイプの固定装置。

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