JPH071027Y2 - 布団カバー等の止め構造 - Google Patents

布団カバー等の止め構造

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JPH071027Y2
JPH071027Y2 JP4343492U JP4343492U JPH071027Y2 JP H071027 Y2 JPH071027 Y2 JP H071027Y2 JP 4343492 U JP4343492 U JP 4343492U JP 4343492 U JP4343492 U JP 4343492U JP H071027 Y2 JPH071027 Y2 JP H071027Y2
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duvet
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thick
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JP4343492U
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武司 川崎
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武司 川崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として布団や座布団
等を覆う布団カバー等の止め構造に関するものであり、
衣類の止め部、エプロンの止具、バンド止め、つりズボ
ン止め、カーテン止め等にも応用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】布団カバーは、各種のものが使用されて
いるが、家庭に限らず旅館、ホテル等にも用いられるも
のにルーフ式の布団カバーやゴース張布団カバーが知ら
れている。
【0003】ルーフ式の布団カバーは、シート状の布団
カバー本体を2枚重ねて端縁を縫合し、布団の大きさに
合わせて矩形状に形成される。そして、上部側の布団カ
バーの中央に開口部を設けて、この開口部から布団を出
し入れすることにより、布団カバーの取り替えができる
ようにしている。
【0004】また、ゴース張布団カバーは、前記2枚重
ねの布団カバー本体の表面側に設けた開口部に編み目状
のゴース張を施して、布団の柄を外部から見えるように
している。また、一端縁を開口しておいてファスナを縫
い付け、このファスナの開閉操作により布団を出し入
し、布団カバーの取り替えができるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ルーフ式の布団カバーは、布団の出し入れ時に布団を折
ったり捻ったりする必要があり、布団カバーの取り替え
作業が面倒なものであった。そして、布団カバーの取り
替え時には布団に無理な負担がかかるので、この布団が
傷み易いという問題があった。
【0006】また、ゴース張布団カバーはゴース張部分
が破れ易く、布団カバーが長期に亘って使用できなくな
る欠点があった。また、側部にファスナーを設けている
が、このファスナーは開口部に縫い付ける必要があるこ
とから、製作に手数がかかるものである。さらに、両者
に共通のこととして、布団カバーが袋状であるため、洗
濯しにくくアイロンもかけにくいという難点がある。ま
た、布団カバーが表裏で二枚となり、生地も多く使用す
ることになるから高価なものになっていた。本考案は、
上記課題を解決することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の布団カバーは、
上記目的を達成するため、シート状の布団カバー本体の
隅部に厚肉部を設け、前記布団カバー本体を折り返した
とき前記各隅部に対向する側縁部に、この側縁部に沿う
長孔状の差込孔を形成し、前記厚肉部の外径よりも略大
径の幅広部と細長の幅狭部とを環状にした弾性材からな
る挟持具を、前記差込孔を囲むとともに前記隅部側に幅
狭部を向けて取り付けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】布団が略矩形状のもので、これを布団カバーで
覆うような場合、まず、布団カバー本体の側縁を折り返
して重ね側縁部を形成する。そして、矩形状の布団カバ
ー本体の隅部に対向する側縁部に差込孔を形成し、この
差込孔の周囲に挟持具を取り付ける。
【0009】つぎに、布団カバー本体を拡げておき、こ
の拡げられた上面に布団を載せる。そして、この布団の
縁部に沿って布団カバー本体を折り返す。続いて、この
布団カバー本体の側縁部に形成された各差込孔に、布団
カバー本体の隅部に設けた厚肉部をそれぞれ差し込む。
この際、各差込孔はこれを囲む挟持具によって補強され
ているため、差込孔の幅広部に対し、シート状のものを
厚肉とした厚肉部を容易に挿入することができる。この
後、布団カバー本体の裏面側に厚肉部が突出した状態の
ままで幅狭部側に引くと、厚肉部は側縁部に沿う幅狭部
を摺動し、幅狭部の端部で掛止される。
【0010】これにより、布団カバー本体の側縁部に厚
肉部を介して隅部が保持されるので、布団が布団カバー
に包まれる。また、布団カバーを外す場合は、厚肉部を
幅狭部から幅広部側に摺動させて引っ張ると、この幅広
部より容易に抜くことができる。このように、布団を布
団カバー本体で覆う場合やこれを解く際は各差込孔に隅
部の厚肉部を差し込みあるいは引き抜くだけでよいの
で、布団カバーの取り替えが簡単となる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図を参照し
ながら説明する。この布団カバー1は、一般家庭、旅館
およびホテル等に用いられる略矩形状の布団7(図7参
照)をシート状の布団カバー本体2にて包むようにして
覆うようになっている。
【0012】この布団カバー本体2は布製で、図4およ
び図7に示す如く各隅部5に厚肉部6を設け、両側縁部
2a,2bに差込孔3を4個形成して、これを囲むよう
に図1の挟持具4を取り付けるようになっている。前記
厚肉部6は、この挟持具4の取り付け後に布団カバー本
体2の四隅5をそれぞれ束ねるようにして厚さを増し、
略三角錐状にしてから各辺を縫合することにより形成さ
れる。
【0013】また、左右の側縁部2a,2bは、図1に
示すように、布団カバー本体2の周縁を二重または三重
に折り返し、重ねることことによって筒状にしている。
なお、この左右の側縁部2a,2bは、挟持具4の挿入
が可能なように、各端部である隅部5に開口5aを設け
ている。
【0014】前記差込孔3は、布団カバー本体2の中央
に布団7を置いて両端を折り返したとき(図7、図8参
照)、前記各隅部5に対向する左右の側縁部2a,2b
に長孔を形成したものである。この4箇所の長孔は、そ
れぞれの側縁部2a,2bに沿っており、糸でかがりを
施すことにより容易に破れることのないようにしてあ
る。
【0015】前記挟持具4は図1に示す如く環状で、針
金や硬質性の合成樹脂材等を用いてバネ性を有するよう
に形成され、略円形の幅広部4aと細長の幅狭部4bと
を設けている。この挟持具4は、先端側とする幅広部4
aを切断してギャップ4cを設けており、このギャップ
4cを一旦を拡げても弾性によって元の幅に戻るように
なっている。
【0016】この挟持具4は、同図に示すように、左右
の側縁部2a,2bの各開口5aから幅広部4aを前に
して挿入し、差込孔3側に移動させる。このとき、挟持
具4のギャップ4cを拡げて差込孔3を通過させた後元
に戻すと、図2に示す如く差込孔3を囲むように配置さ
れる。この状態で、図3に示すように挟持具4の周りお
よびその周囲を縫合すると、各挟持具4は、対応する隅
部5側に幅狭部4bが向けられ、各幅広部4aが対向す
るように取り付けられる。
【0017】しかして、上記布団カバー1にて布団7を
覆う場合、まず、図7に示すように布団カバー1を拡げ
ておいて中央に布団7を載せる。この状態では、布団7
の左右縁部2a,2bから布団カバー本体2の左右の側
縁部2a,2bが僅かにはみ出している。
【0018】つぎに、左右の側縁部2a,2bに沿って
布団カバー1を折り返し、この布団カバー1の左右の側
縁部2a,2bに形成された各差込孔3に、対応する厚
肉部6をそれぞれ差し込む(図4、図5参照)。厚肉部
は、止めを確実にするために中にパイピン(なわ状にあ
んである糸)を切って入れ厚肉状としてもよい。この
際、各差込孔3はこれを囲む挟持具4によって補強され
ているため、幅広部4aに対し厚肉部6を容易に挿入す
ることができる。続いて、布団カバー本体2の裏面側に
厚肉部6が突出した状態のまま幅狭部4b側に引くと
(図6参照)、厚肉部6が差込孔3を摺動して幅狭部4
bの端部側で掛止される。
【0019】これにより、布団カバー本体2の両側縁部
2a,2bに隅部5が保持され、厚肉部6によって抜け
止めがなされるので、図8に示すように、布団7が布団
カバー1により覆われる。この状態で使用することがで
きるが、布団カバー1が引っ張られたり布団7が移動す
ることがあっても、差込孔3に隅部5が掛止されている
ので、布団7から布団カバー1が外れるといった不具合
は防止される。また、布団柄が外部から見えるので、美
観が高められる。なお、布団カバー1を外す場合は、差
込孔3において厚肉部6を幅狭部4bから幅広部4a側
に摺動させて引き抜くと、この差込孔3より隅部5が外
れて布団カバー1と布団7とを容易に解くことができ
る。
【0020】このように、布団7を布団カバー1で覆う
場合やこれを解く際は、各差込孔3に隅部5を差し込み
あるいは引き抜くだけでよいので、布団カバー1の取り
替えが極めて簡単となる。このため、入院患者の布団カ
バー1を頻繁に代えなければならないような病院等には
好適である。
【0021】図9は本考案の他の実施例を示す斜視図で
ある。この布団カバー10は、波形の挟持具8を布団カ
バー本体2の両側縁部2a,2bに取り付けたものであ
る。挟持具8は、幅広部8aを円環状とし幅狭部8bを
波形にして前記厚肉部6が差込孔3から容易に抜けない
ようにしている。この差込孔3は、各側縁を折り返して
重ねた後、前記各隅部5に対向する左右の側縁部2a,
2bに布片9を置き、長孔を開けてから糸でかがりを施
すことにより形成する。
【0022】そして、布片9の周縁9aをすぼめて挟持
具8を通し、布団カバー本体2と布片9との間に挟持具
8を配置する。すると、挟持具8が差込孔3を囲む状態
となり、布片9の周縁9aを縫合することによって挟持
具8が保持される。これにより、上記布団カバー1の左
右の側縁部2a,2bに形成された各差込孔3に厚肉部
6をそれぞれ差し込み、幅狭部8bの端部側で掛止する
と、差込孔3が波形の挟持具8で囲まれているために摩
擦抵抗となり、厚肉部6の抜け止めがなされて布団カバ
ー1の外れがより一層防止される利点がある。
【0023】
【考案の効果】以上のように、本考案によると、布団カ
バーは、布団カバー本体の隅部に厚肉部を設け、これに
対向する側縁部に差込孔を形成し、この差込孔を囲むよ
うに幅広部と幅狭部とを有する挟持具を取り付けたの
で、各差込孔に厚肉部をそれぞれ差し込んで掛止し、あ
るいはこの差込孔から掛止を外す簡単な作業で布団を覆
ったり布団カバーを解くことができるから、布団カバー
の取り替えが極めて容易となる。
【0024】また、従来のように布団カバーの取り替え
時に布団を出し入れするために布団を折ったり捻ったり
する必要がないため、布団に無理な負担をかけることが
なく、布団を傷める問題が回避される。また、布団カバ
ーは、1枚のシート状の布団カバー本体にて形成される
ので、表裏で二枚となる布団のように多くの生地を使用
することがないから安価なものとなる。さらに、洗濯が
容易でありアイロンかけも簡単にできるといった効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の布団カバー本体に挟持具を挿入する状
態を示す説明図である。
【図2】差込孔を囲むように配置された挟持具を示す説
明図である。
【図3】差込孔の周囲に取り付けられた挟持具を示す説
明図である。
【図4】差込孔に厚肉部を挿入する状態を示す説明図で
ある。
【図5】差込孔に厚肉部を差し込んだ状態を示す説明図
である。
【図6】差込孔に厚肉部を掛止する状態を示す説明図で
ある。
【図7】布団カバー本体に布団を載置する状態を示す説
明図である。
【図8】布団カバーにて布団が覆われた状態を示す斜視
図である。
【図9】本考案の他の実施例の挟持具を配置する状態を
示す説明図である。
【図10】同差込孔を囲むように配置された挟持具を示
す説明図である。
【図11】同差込孔の周囲に取り付けられた挟持具を示
す説明図である。
【符号の説明】
2 布団カバー本体 3 差込孔 4 挟持具 4a 幅広部 4b 幅狭部 5 隅部 6 厚肉部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の布団カバー本体等の隅部に厚
    肉部を設け、前記布団カバー本体等を折り返したとき前
    記各隅部に対向する側縁部に、この側縁部に沿う長孔状
    の差込孔を形成し、前記厚肉部の外径よりも略大径の幅
    広部と細長の幅狭部とを環状にした弾性材からなる挟持
    具を、前記差込孔を囲むとともに前記隅部側に幅狭部を
    向けて取り付けたことを特徴とする布団カバー等の止め
    構造。
JP4343492U 1992-05-28 1992-05-28 布団カバー等の止め構造 Expired - Lifetime JPH071027Y2 (ja)

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JP4343492U JPH071027Y2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 布団カバー等の止め構造

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JP4343492U JPH071027Y2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 布団カバー等の止め構造

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Publication Number Publication Date
JPH0593331U JPH0593331U (ja) 1993-12-21
JPH071027Y2 true JPH071027Y2 (ja) 1995-01-18

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JP4343492U Expired - Lifetime JPH071027Y2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 布団カバー等の止め構造

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