JP2015218396A - 着物 - Google Patents

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Abstract

【課題】誰でもひとりで、かつ、着物を着るための小物を必要とせずに、自分の体に合うように、短時間に着装することができ、また、動いても着崩れない着物を提供する。【解決手段】着物本体1と帯55からなり、着物本体1は、後身頃10に縦方向にスリット状の開口部12を設け、衿15は該開口部12で左右に分かれ、前身頃13の胸位置を重ね留めし、脇にゴムの縫い留め部分25を設け、該胸位置に帯55を固定する付着部24を設ける。【選択図】図8

Description

本発明は、着物に関するものである。
着物は、パーティや行事に身に着けると大変格式も高く、見栄えのする美しい装いである。そのため、着用したいという需要が高まる中、着物を着るためには複数の紐やタオル等の数々の小物を使用し、自分の体に合うように着付けをすることが必要である。
しかし、普段着慣れていないために自分では着付けることができず、わざわざ専門家に頼んで着付けてもらうという手間がかかり、さらに着付けを習得するためには、時間的・経済的な問題がある。
さらに、着付けてもらっても、普段から着慣れていないために、動きにくく、着崩れてきた場合、自分で直すことができないという問題がある。
下記特許文献1は、一人で短時間に着装できる着物を開示するもので、図22に示すように、着物本体71の衿部72には、衿布73の略中央部が着物本体71の衿部72よりわずかに上方に突出して付着し、その左右74a、74bは自由に解放して下方に垂下し、この衿布73の衿部72への付着を、面ファスナーを用いて着脱自在に行う。
次に、着物本体71の胴部周りには、図22、図23に示すように、背面部があらかじめお太鼓75等の形に形成された帯76が、帯76の内側の複数個所に設けた面ファスナー77と、着物本体71の胴部周りに設けた複数の面ファスナー(図示せず)により、着脱自在に付着しており、該帯76の右側前面部は、右側衿線78から着物着装時に左側脇線79と重なり合うよう突出した右側突出部80を設け、帯76の左側前面部も同様に、左側突出部81を設けた。
そして、帯76の右側突出部80の左側脇線部79との付着は、第右側突出部80の内側に設けられた面ファスナー82と帯76の左側脇線位置付近の外側に設けた面ファスナー83との結合により行い、帯76の左側突出部81と右側脇線部との付着は、左側突出部81の外側に設けた面ファスナー84と着物本体71の右側脇線位置付近の内側に設けた面ファスナー(図示せず)との結合に行う。
さらに、着物本体71の着丈を被着者の身長と合わせるため、おはしょり部85の長さを調整し、着丈が調整された位置でおはしょり部85を面ファスナー86により着物本体71に付着し、その位置を固定する。
帯76は、右側突出部80を外側に、左側突出部81を内側にくるように重ね合わせながら、帯76の左側突出部81を着物本体71の右側脇線部位置付近の内側に設けた面ファスナー(図示せず)に付着し、同時に帯76の右側突出部80を面ファスナー82,83を用いて付着する。
その後、帯揚げ、帯締めを帯76上で結んで、着装を完了する。面ファスナーを用いて衿布,おはしょり部,帯等をそれぞれ着脱自在に構成する部分は、予めすべて縫い付けて固定することもできる着物である。
特開平1−314707号公報(着物)
前記特許文献記載の着物は、一人で着装できる着物ではあるが、衿の合わせの位置やおはしょりの長さを着装する者の身体に合わせる必要があるため慣れが必要であり、着物を着慣れない者は手間取るため短時間での着装は困難であり、また、着装できたとしても、このように体に合わせた部分や全体が着崩れる可能性がある。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、誰でもひとりで、かつ、着物を着るための小物を必要とせずに、自分の体に合うように、短時間に着装することができ、また、動いても着崩れない着物を提供することにある。
前記目的を達成するため請求項1記載の本発明は、着物本体と帯からなり、着物本体は、後身頃に縦方向にスリット状の開口部を設け、衿は該開口部で左右に分かれ、前身頃の胸位置を重ね留めし、脇にゴムの縫い留め部分を設け、該胸位置に帯を固定する付着部を設けた着物を要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、後身頃に開口部を設け、衿は、該開口部で左右に分かれ、前身頃の胸位置を重ね留めた部分を設けており、着物本体が開口部を有する筒状のワンピースのような形状となっているため、着物本体をかぶる又は開口部からはくことにより着装できる。
このため、開口部正面中央で前身頃を重ね、おはしょりを取り、紐等小物を複数用いて身体に合わせながら着装しなければならない通常の着物本体に比べ、簡単に短時間に着装できる。また、脇にゴムの縫い留め部分を設けているため、脇の伸縮性があることにより、足からはいても、頭からかぶっても、抵抗なく着用することができる。さらに、胸位置に帯を固定する付着部を設けているため、帯を簡単に着物本体に付着することができるため、着物を簡単に短時間に着装することができる。そして、ワンピースのような形状のため、形が変わらず、着崩れることもない。
請求項2記載の本発明は、後身頃は、開口部にファスナーを取付け、該ファスナーに、持ち出しを設け、衿は、複数の衿を重ねて設け、該持ち出しの上部を衿に重ねることを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、開口部をファスナーで開閉することにより、ワンタッチで開閉することができる。
また、ファスナーの後に持ち出しを付けることにより、ファスナーが直接体に触れず、ファスナーの金具等が皮膚に直接あたり皮膚を傷めることがなくなり、さらに、ファスナーが下着等を噛むことなく開閉が容易となる。
そして、持ち出しの上部を衿に重ねたことにより、開口部で左右に分かれた衿の状態を隠すことができ、また、ファスナーの金具等が見えなくなり、後姿の美しい着物となる。該ファスナーは、面ファスナー等開閉自在な他の部材でもよい。
請求項3記載の本発明は、帯は、帯本体とお太鼓からなり、帯本体は、着物本体に固定するための付着部を設け、帯締め、帯揚げ、しごき、おはしょりを設け、お太鼓は、はね、山、たれを設け、帯への装着部を設けたことを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、着物本体を身に付けた後、帯枕、タオル、クリップ等小物を使用して帯を体に合わせながら、帯締め、帯揚げも用いてお太鼓等を形作り帯を結び、しごきを結ぶという工程を取らずに、帯締め、帯揚げ、しごき、おはしょりを設けた帯本体にお太鼓を固定した帯を、着物本体の上に巻き付けることにより、ワンタッチで帯を着装することができる。また、帯本体は、おはしょりを設けているため、着物本体におはしょりをしなくてよい。
以上述べたように本発明の着物は、誰でもひとりで、着物を着るための小物を必要とせず洋服を着るように、着物本体と、帯本体とお太鼓からなる帯を、簡単に、短時間で、自分の身体に合うように着装できるものであり、かつ、動いても着崩れないものである。
本発明の着物の1実施形態を示す正面図である。 本発明の着物の1実施形態を示す背面図である。 本発明の着物本体の袖の仕立て方を示す平面図である。 本発明の着物本体の仕立て方を示す平面図である。 本発明の着物本体の衿の仕立て方を示す部分平面図である。 本発明の着物本体の袖、前身頃、衽、衿の仕立て方を示す部分平面図である。 本発明の着物本体の裾の仕立て方を示す部分平面図である。 本発明の着物本体の仕立て方を示す平面図である。 本発明の着物本体の仕立て方を示す背面図である。 本発明の着物本体の衿、持ち出しの仕立て方を示す部分平面図である。 本発明の着物の帯本体の仕立て方を示す正面図である。 本発明の着物の帯本体の仕立て方を示す背面図である。 本発明の着物の帯本体の1実施形態を示す正 面図である。 本発明の着物の帯のお太鼓のはねの仕立て方を示す正面図である。 本発明の着物の帯のお太鼓のはねを示す正面図である。 本発明の着物の帯のお太鼓の仕立て方を示す説明図である。 本発明の着物の帯のお太鼓の仕立て方を示す説明図である。 本発明の着物の帯のお太鼓の仕立て方を示す説明図である。 本発明の着物の帯のお太鼓の1実施形態を示す背面図である。 本発明の着物の帯のお太鼓の1実施形態を示す正面図である。 本発明の着物の帯の1実施形態を示す正面図である。 従来例を示す着物本体の正面図である。 従来例を示す帯の斜視図である。
以下図面について本発明の着物の実施の形態を詳細に説明する。本発明はこれに限定されたものでないことは、言うまでもない。
図1は本発明の着物本体1(正面)と帯本体30を示し、図2は、着物本体1(背面)とお太鼓40を示すもので、本発明の着物60は、着物本体1と帯55からなり、さらに、帯55は、帯本体30とお太鼓40からなる。
着物本体1は、図3、図4に示すように、袖5、後身頃10、前身頃13、衽14、衿15からなる。
後身頃10の中央縦方向にスリット状の開口部12を、その上端は衿15の上縁に達するように、下端は上から半分以上に達するように設けた。
衿15は、図5に示すように、開口部12で左右に分かれる。衿15に、重ね衿16、伊達衿17等、複数の衿を重ねても良い。
後身頃10と前身頃13とは、図6に示すように、脇21で重ね合わせて縫い合わせ、袖5は、袖口6の下部分を重ねて縫い合わせ、裾22は、図7に示すように見返し2を設ける。
着物本体1の正面は、図8に示すように前身頃13の衿15が、着装する者の身体の胸元で重なるように重ねて固定した重ね留め部分23を設け、脇は前身頃13から後身頃10に続く生地が縫い縮められた状態のゴムの縫い留め部分25を設ける。
着物本体1の背面は、図9に示すように後身頃10の後中心11のスリット状の開口部12にファスナー12aとその後部に接するように持ち出し26を配し、脇21には、前記着物本体1と同様に前身頃13から後身頃10に続く生地が縫い縮められた状態のゴムの縫い留め部分25を設ける。さらに図10に示す通り、衿15上部の持ち出し26は衿15の左右の間と開口部12を覆うように重ねられている。
次に、帯本体30正面は、図13に示すように、帯本体表側布31の表面に、結わいて形を整えた帯締め32、面ファスナー24aを配し、その上部に形を整え結わえた帯揚げ33、その下部にバランス良くしごき34、おはしょり35を配する。帯本体の背面は、図12に示すように、帯本体裏側布36の中央部に上下2本と左側に縦2本の面ファスナー24aを配する。そして、帯本体30の内部には、全面にスポンジ芯39を配する。
次に、お太鼓40正面は、図20に示すように、はね41と山53とたれ49、花飾り54からなり、山53の裏面は、図19に示すように、山53の裏面に略正方形状の装着部51を配する。
帯55は、図21に示すように、帯本体30のおはしょり35としごき34の配されていない部分に、お太鼓40の山53の背面に設ける装着部51を通し、一体となる。
ここで、開口部12に用いる衣類用のファスナーとは、留め具のうち何度でも自在に開け閉めできるものであり、構造的には、いわゆるスナップとよばれる接合する部分が機械仕掛けになっており伸び縮みすることによって開け嵌めできる「点ファスナー」と、いわゆるファスナー、ジツパー、チャックとよばれる線上に並んだ務歯が噛み合うことで両側を固定する「線ファスナー」と、マジックテープ(登録商標)とよばれるフック状に起毛された側とループ状に密集して起毛された側とを押し付けることで貼り付きまた剥がすることが自在にできる「面ファスナー」がある。
点ファスナーであるスナップは、部分的に開閉可能にしたい部分、本発明においてスナップ27は、持ち出し26の上部の内側と、その部分が重なる衿15の重なり部分の下部に付けることにより、該持ち出し26の部分のみの開閉を容易にすることができる。
また、線ファスナーであるファスナーは、開閉部分を目で確認せずともスライダーに付いた引き手を摘んで開閉することができるため、本発明においてファスナー12aにより、着物本体1の背面の後身頃10の後中心11の開口部12を、容易に開閉することができる。
さらに、面ファスナーは、長さを自由にカットして、開閉する場所や長さを自由に設定できるため、本発明において面ファスナー24aにより、着物本体1と帯55を着脱可能にすることができる。
次に、縫製方法及び着装方法について説明する。
まず、着物本体1の縫製方法及び着装方法について説明する。
(1)図3に示すように、袖5の裏面の袖口6及び袖付け下7に、裁ち目4にロックミシンをかけた(ロック始末した)見返し2を縫い付け、該見返し2を表に0.3cm出してコバステッチ3をかける。
(2)図4に示すように、前身頃13から後身頃10の肩にかけて肩上げ8をする。肩上げは、大人用の着物の場合は、通常しない。
(3)後身頃10の後中心11の開口部12にファスナー12aを付ける。この場合、ファスナー12aにはコンシールファスナーを用いると、付けやすく、かつ、着心地がしなやかでよい。
(4)前身頃13に衽14を付け、前身頃13側に折る。
(5)衽14の端に、ロック始末した見返し2を縫い付け、該見返し2を表に0.5cm出してコバステッチ3をかける。
(6)図4及び5に示すように、衿15に重ね衿16を0.3cm出し、その内側に伊達衿17を後中心11で0.3cm、衿先18で0.7cm出し、その間は自然に整え、落としミシン19をかける。衿15の内側(裏面)は、伊達衿17と同じとなる。
(7)図4に示すように、袖5を袖付け部20につける。縫い代は、前身頃13及び後身頃10側に折ってアイロンをかける。
(8)図6に示すように、脇21と袖口6の下部分を縫い、ロック始末する。
(9)図7に示すように、裾22に、ロック始末した見返し2を縫い付け、該見返し2を表に0.5cm出してコバステッチ3をかける。該見返し2の端を衽14、前身頃13及び後身頃10にまつる。
(10)図8に示すように、衿15を合わせて、胸の部分に上下横に2本の縫い目で重ね留め部分23を作る。これにより、前身頃13が固定される。さらに、該2本の縫い目で重ね留め部分23の左右縦に面ファスナー24aを縫い付ける。本実施例では以降においても付着部24の固定方法として面ファスナー24aを使用したが、その他の方法、例えば、スナップ等を使用しても良い。
(11)図8及び図9に示すように、前後の脇21の裏面にゴムを引き延ばしながら縫い、ゴムの縫い留め部分25を設ける。該ゴムは、一例として、平ゴムで、1本約15cmのものを3本使用したが、他の形状のゴムでもよく、本数も複数本あっても良い。
(12)次に図9に示すように、開口部12のファスナー12aを開き、左後ろ部分に持ち出し26を縫い付ける。該持ち出し26の上部とファスナー12aの右上部の衿15が重なるように、それぞれに面ファスナー24aを縫い付ける。
(13)持ち出し26上部とそれを折り返したときに接する部分にそれぞれスナップ27を付ける。
(14)衿15の面ファスナー24aを重ねて留めた後、図10に示すように、持ち出し26を折り返してスナップ27で留める。
これで着物本体1が完成する。
(1)、(4)、(5)、(8)、(9)により、見返し2を付け、コバステッチ3をかけ、ロック始末した個所の、伸び縮みやゆがみ、変形を防ぐことができ、見た目を美しくすることができ、着崩れない。さらに、裁ち目4の糸をほつれにくくすることができ、見返し2を表に程良く見せることで着物60全体や着姿が美しく見える。
(2)により、裄9の長さを調整し着物本体1を着る者の腕の長さに合わせることができ、着物本体1を体にフィットさせることができる。また、(3)により着物本体1の脱ぎ着が容易になる。
(3)(10)により、着物本体1が開口部12を有する筒状のワンピースのような形状となるため、着物本体1をかぶる又は開口部12からはくことにより着装できる。このため、開口部正面中央で前身頃を重ね、おはしょりを取り、紐等小物を複数用いて身体に合わせながら着装しなければならない通常の着物本体に比べ、ワンアクションで洋服のように簡単に短時間で着装することができる。
(6)により、衿15等の美しい重なりを表現でき、また、落としミシン19により、重ねた衿が固定され、衿15の表側も、内側も美しく整い、着崩れない。
(10)、(11)により、帯本体30に着けた面ファスナー24aを合わせることにより、着物本体1と帯本体30を固定することができ、ゴムの縫い留め部分25が縮むことにより着物本体1身体にフィットする。
(12)、(13)、(14)により、ファスナー12aが直接体に触れず、ファスナー12aの金具等が皮膚に直接あたり皮膚を傷めることがなくなり、さらに、ファスナー12aが下着等を噛むことがなく、ファスナー12aの開閉が容易となる。そして、持ち出し26の上部を衿15に重ねたことにより、開口部12で左右に分かれた衿15の状態を隠すことができ、また、ファスナー12aの金具等が見えなくなり、後姿の美しい着物60となる。
次に、帯本体1及びお太鼓40の縫製方法及びその組み合わせである帯55の着装方法について説明する。
(1)、帯本体1は、図11に示すように、帯本体表側布31の表面に、結わいて形を整えた帯締め32の両端と中央部を縫い留め、形を整えた帯揚げ33、しごき34、おはしょり35を、内側に置く。
(2)図12に示すように、帯本体裏側布36の表側に面ファスナー24aを縫い付ける。そして、該表側布31と該裏側布36を中表にして返し口37を残して、縫い位置38で縫い合わせ、帯全面に合う大きさのスポンジ芯39を重ねて表に返す。
(3)図13に示すように、帯締め32、帯揚げ33、しごき34、おはしょり35を整え、返し口37を縫い、これで帯本体1が完成する。
次に、(4)お太鼓40は、図14及び図15に示すように、まず、はね41をつくる。はね表側布42とはね裏側布43を中表にして丸みの部分を縫い合わせた後、返し、中に中綿44を入れ、はね41に立体感が出るようにタック45を取る。
(5)次に図16に示すように、山表側布46の折り返し部分47を折り返し辺48で折り返してたれ49を作る。
(6)さらに図17に示すように、山裏側布50に帯本体30への装着部51の布の上辺を縫い付ける。
(7)そして、図18に示すように、該山表側布46と該山裏側布50を中表に合わせ、折り返し辺48以外の周囲を縫い合わせる。
(8)図19に示すように表に反して、中綿44を山53及びたれ49の全面に入れた後、中綿入れ口52を縫い、山53とたれ49に立体感を出すために、その両端を後ろ側に2.0cm折ってかがる。図20に示すように、山53の上部に花飾り54を付け、これでお太鼓40が完成する。なお、前記たれ49は、山53とは別体として製作し、当該山53に装着するようにしても良い。
次に、(9)帯55は、図21に示すように、帯本体30をお太鼓40の装着部51に通して、帯55が完成する。
(1)から(9)により、着物本体を身に付けた後、帯枕、タオル、クリップ等小物を使用して帯を体に合わせながら、帯締め、帯揚げも用いてお太鼓等を形作って帯を結び、しごきを結ぶという工程を取らずに、帯締め32、帯揚げ33、しごき34、おはしょり35を設けた帯本体30にお太鼓40を装着した帯55を、着物本体1の上に巻き付け、面ファスナー24aを圧着することにより、ワンタッチで帯を着装することができる。また、帯本体30は、おはしょり35を設けているため、着物本体1におはしょりをしなくてよい。これらにより、簡単に着装でき、着崩れない。
さらに、着物60の着装方法について説明する。
上記、図7に示す着物本体1を着て、図21の帯55の裏側の面ファスナー24aと、着物本体1の胸の部分の面ファスナー24aを合わせて留めた後、帯55を体に沿わせて巻き、面ファスナー24aで留めることにより、図1および図2に示す本発明の着物60を着ることができる。
上記のとおり、本発明の着物60は、誰でもひとりで、着物を着るための小物を必要とせず洋服を着るように、着物本体1と、帯本体30とお太鼓40からなる帯55を、簡単に、短時間で、自分の身体に合うように着装できるものであり、かつ、動いても着崩れないものである。
本発明の着物は、着物本体と、帯本体とお太鼓からなる帯からなり、それぞれのパーツごとにアレンジをして楽しむことができる。そして、大人も子供も、まだ歩けない赤ちゃんでも、簡単に、短時間で、それぞれの身体に合うように着装できる、動いても着崩れないものである。
1:着物本体
2:見返し
3:コバステッチ
4:裁ち目
5:袖
6:袖口
7:袖付け下
8:肩上げ
9:裄
10:後身頃
11:後中心
12:開口部
12a:ファスナー
13:前身頃
14:衽
15:衿
16:重ね衿
17:伊達衿
18:衿先
19:落としミシン
20:袖付け部
21:脇
22:裾
23:重ね留め部分
24:付着部
24a:面ファスナー
25:ゴムの縫い留め部分
26:持ち出し
27:スナップ
30:帯本体
31:帯本体表側布
32:帯締め
33:帯揚げ
34:しごき
35:おはしょり
36:帯本体裏側布
37:返し口
38:縫い位置
39:スポンジ芯
40:お太鼓
41:はね
42:はね表側布
43:はね裏側布
44:中綿
45:タック
46:山表側布
47:折り返し部分
48:折り返し辺
49:たれ
50:山裏側布
51:装着部
52:中綿入れ口
53:山
54:花飾り
55:帯
60:着物
71:着物本体
72:衿部
73:衿布
74a:衿布左
74b:衿布右
75:お太鼓
76:帯
77、82、83、84、86:面ファスナー
78:右側衿線
79:左側脇線
80:右側突出部
81:左側突出部
85:おはしょり部

Claims (3)

  1. 着物本体と帯からなり、着物本体は、後身頃に縦方向にスリット状の開口部を設け、衿は該開口部で左右に分かれ、前身頃の胸位置を重ね留めし、脇にゴムの縫い留め部分を設け、該胸位置に帯を固定する付着部を設けたことを特徴とする着物。
  2. 後身頃は、開口部にファスナーを取付け、該ファスナーに、持ち出しを設け、衿は、複数の衿を重ねて設け、該持ち出しの上部を衿に重ねる請求項1記載の着物。
  3. 帯は、帯本体とお太鼓からなり、帯本体は、着物本体に固定するための付着部を設け、帯締め、帯揚げ、しごき、おはしょりを設け、お太鼓は、はね、山、たれを設け、帯への装着部を設けた請求項1または請求項2記載の着物。

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