JP4490910B2 - 簡着用きもの、および簡着用きものの仕立方法 - Google Patents

簡着用きもの、および簡着用きものの仕立方法 Download PDF

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Description

本発明は簡着用きもの、および簡着用きものの仕立方法に関し、きものの長着を鋏にて切断することなく、必要最小限の手直しを施して着付け上がった状態で縫い上げられることにより着用した場合に被着者の着丈に合致し、またえもんが抜けて衿もとがはだけたり、しかも下前身頃が上前身頃よりも裾線が下がって着崩れることなく、さらには裾窄まりの美しい着付が迅速かつ簡単に行える簡着用きものを提供しようとするものである。
従来、例えば女性がきものを着用する場合に、所定手順と処理が複雑であることと、多くの時間がかかり、面倒であるので敬遠されがちである。1人できものを着る場合には、自分の身丈に合うように裾先を合わせたり、えもんを抜いたり、下前身頃が上前身頃から下がって裾がはだけたりする等、着崩れ易いことから敬遠されがちであった。そこで、多くの場合には、専門的な知識と技能を有する着付者が着付けを介助することにより行われていた。このような時節には、被着者が着付者の所へ着用すべききものと、その付属品を持参して出向かなければならず、手間と費用がかかり、経済的に不利であった。
従来、和服用の長着を被着者が1人で行える簡易着付け可能な和服用長着として、長着の後身頃の内側に取付けられた第1の紐手段により長着の丈方向位置を位置切めして仮締めを行い、長着の下前における襟先部分に取付けられた第2の紐手段と上前における襟先部分の第3の紐手段とを結び合わせることにより端折りを形成しておはしょりを設定し、後身頃における背縫いライン上にあって前記第1の紐手段の取り付け部の下部に設けた紐通し手段により第2の紐手段を挿通する構成によりおはしょりの設定および裾合わせを容易に行えるようにするものがあった(例えば特許文献1参照。)。
ところで、上記特許文献1に記載の上記従来の和服用長着では、後身頃の内側に取付けられた第1の紐手段により仮締めして長着の丈方向位置の位置決めを行い、長着の下前における襟先部分に取付けられた第2の紐手段と上前における襟先部分の第3の紐手段とを結び合わせることにより端折りを形成しておはしょりを設定する構成であり、きものの着付けを行う毎にきものの着丈、おはしょり、裾合わせが造作されるものである。従って、第1の紐手段、第2の紐手段および第3の紐手段の結びを解除してきものを脱ぐと、きものは元の長着に戻り、着丈、おはしょりは無くなる。しかも、上記従来の和服用長着では、第1の紐手段、第2の紐手段および第3の紐手段の結び加減により着丈、おはしょり、裾合わせの出来具合が変化し、一様ではない。従って、被着者の着丈に合致しなかったり、または下前身頃が上前身頃よりも裾線が下がったり、またえもんが抜けずに衿もとがはだけたりする等の着崩れを生ずることがあり、毎回、美しい着付けを行うことを保証するのにはほど遠いものであった。さらには、きものを着用したり、脱いだりする場合には、第1の紐手段、第2の紐手段および第3の紐手段を結んだり、または、紐の結目を解かなければならない等の手順、所作を必要とし、多くの時間、労力がかかり、能率的ではない。
本発明はかかる問題点を解決し、きものの長着を形成する構成部品を鋏にて切断することなく、必要最小限の手直しを施こすだけできものは着付け上がった状態で縫い上げられることにより、着用する場合に毎回、被着者の着丈に合致し、また、えもんが抜けて衿もとがはだけたりすることなく、しかも下前身頃が上前身頃よりも裾線が下がって着崩れることなく、さらには、裾窄まりの毎回、美しい着付が1人で迅速かつ簡単、さらには確実に行える簡着用きもの、および簡着用きものの仕立方法を提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされ請求項1に記載の発明は、
上衽と、上前身頃と、左右の後身頃と、下前身頃と、下衽と、前記上衽および前記下衽に左右の衿先部が配設されるとともに脇から胸、さらには頸周りに到る前記上前身頃と、前記左右の後身頃と、前記下前身頃とに跨り、頸を囲むように形成され、縫着された衿部とによりきもの本体が構成されるきものの長着を手直しして簡易に着用されるようにする簡着用きものにおいて、
前記きもの本体の裾の余端部を上方に折り返して着丈を決定し、前記余端部に相当する長さの1/2幅前記上衽、前記上前身頃、前記左右の後身頃、前記下前身頃、前記下衽により形成される胴周りに折り込まれて上方部縫着されるおはしょり部を備え
前記おはしょり部の上方部の前記胴周りに縫着した縫い目に略一致する個所まで、前記衿部の表衿と、裏衿とに幅方向に2つ折りされる中央折線に対しその両側の外縁部側に配置された閉鎖側端部、前記上衽および前記下衽に対する衿先からの縫着が解かれた前記衿先の余端部が、前記おはしょり部の下部折込縁部に略一致して折込まれて長さ調整されるとともに、前記閉鎖側端部が、前記おはしょり部に重ね合わされて縫着される
ことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記衿先の余端部が、幅方向に略直角に折込まれて前記閉鎖側端部が、前記上衽および前記下衽に対して縫着されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記衿先の余端部、前記衿部を構成する表衿と裏衿とを幅方向に二つ折りする中央折線を境に線対称的に2つの斜辺部を対向してけた形大の2つの第1三角片部と、前記第1三角片部の一方の斜辺部を底辺部として前記中央折線が共通の一辺となるように線対称的に隣接して設けられた形小の2つの第2三角片部とにより構成され、
2つの前記第1三角片部の各々の前記一方の斜辺部を前記中央折線に一致されるように他方の斜辺部で折り込むとともに、2つの前記第2三角片部が、前記第1三角片部に重ね合わされるように前記共通の一辺及び前記底辺部で折り込まれることにより剣先部が形成され、
前記剣先部の下縁を前記おはしょり部の下部折込縁部の延長線上に一致させて、前記閉鎖側端部が、前記上衽および前記下衽に対して縫着されることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項4に記載の発明は、上衽と、上前身頃と、左右の後身頃と、下前身頃と、下衽と、前記上衽および前記下衽に左右の衿先部が配設されるとともに脇から胸、さらには頸周りに到る前記上前身頃と、前記左右の後身頃と、前記下前身頃とに跨り、頸を囲むように形成され、縫着された衿部とによりきもの本体が構成されるきものの長着を手直しして簡易に着用されるようにする簡着用きものの仕立方法において、
前記きもの本体の裾の余端部を上方に折り返して着丈を決定する工程と、
前記余端部に相当する長さの1/2幅が前記上衽、前記上前身頃、前記左右の後身頃、前記下前身頃、前記下衽により形成される胴周りに折り込まれて上方部前記胴周りに縫着されておはしょり部を形成する工程と、
前記おはしょり部の上方部の前記胴回りに縫着した縫い目略一致する個所まで、前記衿部の表衿と、裏衿とに幅方向に2つ折りされる中央折線に対しその両側の外縁部側に配置された閉鎖側端部の、前記上衽および前記下衽に対する衿先からの縫着が解かれる工程と、
前記衿先の余端部が前記おはしょり部の下部折込縁部に略一致して折込まれて長さ調整される工程と、
前記閉鎖側端部が、前記おはしょり部に重ね合わせられて縫着される工程と、
を備えていることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、上衽と、上前身頃と、左右の後身頃と、下前身頃と、下衽と、前記上衽および前記下衽に左右の衿先部が配設されるとともに脇から胸、さらには頸周りに到る前記上前身頃と、前記左右の後身頃と、前記下前身頃とに跨り、頸を囲むように形成され、縫着された衿部とによりきもの本体が構成されるきものの長着を手直しして簡易に着用されるようにする簡着用きものにおいて、前記きもの本体の裾の余端部を上方に折り返して着丈を決定し、前記余端部に相当する長さの1/2幅前記上衽、前記上前身頃、前記左右の後身頃、前記下前身頃、前記下衽により形成される胴周りに折り込まれて上方部縫着されるおはしょり部を備え、前記おはしょり部の上方部の前記胴周りに縫着した縫い目に略一致する個所まで、前記衿部の表衿と、裏衿とに幅方向に2つ折りされる中央折線に対しその両側の外縁部側に配置された閉鎖側端部、前記上衽および前記下衽に対する衿先からの縫着が解かれた前記衿先の余端部が、前記おはしょり部の下部折込縁部に略一致して折込まれて長さ調整されるとともに、前記閉鎖側端部が、前記おはしょり部に重ね合わされて縫着されるので、きものの長着の構成部品を鋏にて切断することなく、必要最小限の手直しを施こすだけで着付け上がった状態で縫い上げられることにより、着用する場合に毎回、被着者の着丈に合致し、また、えもんが抜けて衿もとがはだけたりすることなく、しかも下前身頃が上前身頃よりも裾線が下がって着崩れることなく、さらには、裾窄まりの毎回、美しい着付が1人で迅速かつ簡単、さらには確実に行える。
また、本発明の請求項に記載の発明によれば、請求項1において、前記衿先の余端部が、幅方向に略直角に折込まれて前記閉鎖側端部が、前記上衽および前記下衽に対して縫着されるので、おはしょり部の下部折込縁部に下縁が略一致する長さに衿部の衿先の余端部が直角に折込まれて長さ調整されてから縫着されるため、きもの本体を着用するのに帯を締めた場合に、えもんが抜けて衿もとがはだける等の着崩れがなく、毎回、美しい着付が1人で迅速かつ簡単、さらには確実に行える。また、衿部は前記おはしょり部の縫い目に下縁が略一致するまで前記衿先部の閉鎖側端部が前記上衽および下衽に対する縫着が解かれた後に衿先の余端が端部処理されるから、必要最小限の手直しで済む。
また、本発明の請求項に記載の発明によれば、請求項1において、前記衿先の余端部、前記衿部を構成する表衿と裏衿とを幅方向に二つ折りする中央折線を境に線対称的に2つの斜辺部を対向してけた形大の2つの第1三角片部と、前記第1三角片部の一方の斜辺部を底辺部として前記中央折線が共通の一辺となるように線対称的に隣接して設けられた形小の2つの第2三角片部とにより構成され、2つの前記第1三角片部の各々の前記一方の斜辺部を前記中央折線に一致されるように他方の斜辺部で折り込むとともに、2つの前記第2三角片部が、前記第1三角片部に重ね合わされるように前記共通の一辺及び前記底辺部で折り込まれることにより剣先部が形成され、前記剣先部の下縁を前記おはしょり部の下部折込縁部の延長線上に一致させて、前記閉鎖側端部が、前記上衽および前記下衽に対して縫着されるで、きもの本体を着用するのに帯を締めた場合に、えもんが抜けて衿もとがはだける等の着崩れがなく、毎回、美しい着付が1人で迅速かつ簡単、さらには確実に行える。しかも、衿部は前記おはしょり部の縫い目に前記おはしょり部の縫い目に略一致する個所まで前記衿先部の閉鎖側端部が前記上衽および下衽に対して縫着が解かれた後に剣先部の先端側の余端が端部処理されるから、必要最小限の手直しで済む。
また、本発明の請求項4に記載の発明によれば、上衽と、上前身頃と、左右の後身頃と、下前身頃と、下衽と、前記上衽および前記下衽に左右の衿先部が配設されるとともに脇から胸、さらには頸周りに到る前記上前身頃と、前記左右の後身頃と、前記下前身頃とに跨り、頸を囲むように形成され、縫着された衿部とによりきもの本体が構成されるきものの長着を手直しして簡易に着用されるようにする簡着用きものの仕立方法において、前記きもの本体の裾の余端部を上方に折り返して着丈を決定する工程と、前記余端部に相当する長さの1/2幅が前記上衽、前記上前身頃、前記左右の後身頃、前記下前身頃、前記下衽により形成される胴周りに折り込まれて上方部前記胴周りに縫着されておはしょり部を形成する工程と、前記おはしょり部の上方部の前記胴回りに縫着した縫い目略一致する個所まで、前記衿部の表衿と、裏衿とに幅方向に2つ折りされる中央折線に対しその両側の外縁部側に配置された閉鎖側端部の、前記上衽および前記下衽に対する衿先からの縫着が解かれる工程と、前記衿先の余端部が前記おはしょり部の下部折込縁部に略一致して折込まれて長さ調整される工程と、前記閉鎖側端部が、前記おはしょり部に重ね合わせられて縫着される工程と、を備えているので、きものの長着を鋏にて切断することなく、必要最小限の手直しを施こすだけで着付け上がった状態で縫い上げられることにより、着用する場合に毎回、被着者の着丈に合致し、また、えもんが抜けて衿もとがはだけたりすることなく、しかも下前身頃が上前身頃よりも裾線が下がって着崩れることなく、さらには、裾窄まりの毎回、美しい着付が1人で迅速かつ簡単、さらには確実に行える。
以下、図面に従って本発明を実施するための最良の形態ににつき、詳細に説明する。
図1は本発明の簡着用きものの実施形態1を示す正面図、図2は同じく背面図、図3は同じく着丈を決定する工程の正面図、図4は同じく背面図、図5は同じく衿先の閉鎖側端部側の縫着を解いた状態の正面図、図6は同じくおはしょり部を形成する場合の説明的な正面図、図7は同じく衿先処理する状態の正面図、図8は同じく衿先処理する状態の斜視図、図9は同じく衿先処理した完成品の正面図である。
本実施形態1は、図1、図2に示すように、上衽2と、上前身頃3と、左右の後身頃4,4′と、下前身頃3′と、下衽2′と、前記上衽2および前記下衽2′に略一致して左右の衿先部5a,5bが配設されるとともに脇から胸、さらには頸周りに到る前記上前身頃3と、前記左右の後身頃4,4′と、前記下前身頃3′とに跨り、頸を囲むように形成され、縫着された衿部5とによりきもの本体1が構成されるきものの長着を最小限の手直を施して簡易に着用されるようにする簡着用きものであり、例えば構成部品の縫着を解いて再利用する観点から鋏を用いて裁断することなく、しかも手直しを必要とする部所は必要最小限の範囲にとどめるために、着丈Lと、おはしょり部8と、衿先との3つの要素を念頭においてきもの本体1を着付け上げた状態に縫い上げる。
すなわち、図示する本実施形態1では、前記きもの本体1の裾6の余端部6Aを上方に折り返して着丈Lを決定し、前記余端部6Aに相当する長さL1の1/2幅前記上衽2、前記上前身頃3、前記左右の後身頃4,4′、前記下前身頃3′、前記下衽2′により形成される胴周りに折り込まれて上方部が前記胴周りに縫着7Aされるおはしょり部8と、前記おはしょり部8の上方部の前記胴回りに縫着した縫い目7に略一致する個所まで、前記衿部5の後記表衿5Aと、後記裏衿5Bとに幅方向に2つ折りされる後記中央折線Iに対してその両側の外縁部側に配置された閉鎖側端部5a 1 ,5b 1 の、前記上衽2および前記下衽2′に対する衿先からの縫着が解かれた前記衿先部5a,5bの余端部5a2,5b2が、前記おはしょり部8の下部折込縁部8aに一致して折込まれて長さ調整されるとともに、前記閉鎖側端部5a 1 ,5b 1 が前記おはしょり部8に重ね合わせられて縫着される、ことを特徴とする。
このように、きものの長着の構成部品を鋏にて切断することなく、必要最小限範囲に限って手直しを施こすだけで着付け上がった状態で縫い上げることにより、きもの本体1を着用する場合に毎回、被着者の着丈Lに合致し、また、えもんが抜けて衿もとがはだけたりすることなく、しかも下前身頃3′が上前身頃3よりも裾線Sが下がって着崩れることなく、さらには、毎回裾窄まりの美しい着付が1人で迅速かつ簡単、さらには確実に行える。
また、前記衿部5は前記おはしょり部8の縫い目7に略一致する個所まで前記衿先部5a,5bの閉鎖側端部5a1,5b1が前記上衽2および下衽2′に対する縫着が解かれた後に、前記衿先部5a,5bの余端部5a2,5b2が、前記衿部5は前記おはしょり部8の縫い目7に略一致する個所まで前記衿先部5a,5bの閉鎖側端部5a1,5b1が前記上衽2および下衽2′に対する縫着が解かれた後に、前記衿先の余端部5a2,5b2が、略直角に折曲されて前記上衽2および前記下衽2′に対して縫着されることを特徴とする。なお、本実施形態1の衿部5は、表衿5Aと、裏衿5Bとを中央折線Iを介して幅方向Wに2つ折りされる図7、および図9のように拡げられた共衿が最適に使用される。
上記のように、衿部5の衿先の余端部5a2,5b2は、おはしょり部8の下部折込縁部8aに一致する長さに幅方向Wに略直角に折込まれて長さ調整されてから縫着されるので、きもの本体1を着用するのに帯Oを締めた場合に、えもんが抜けて衿もとがはだける等の着崩れがなく、着付けが行われる毎に、美しい着付が被着者自らが1人で迅速かつ簡単、さらには確実に行える。また、衿部5は前記おはしょり部8の縫い目7に略一致する個所まで前記衿先部5a,5bの閉鎖側端部5a1,5b1が前記上衽2および下衽2′に対する縫着が解かれることによって衿先の余端部5a2,5b2が端部処理されるから、きものの例えば長着の衿部5を全面的にきもの本体1から分離して手直しする場合に較して必要最小限の手直しで済むとともにきものの長着を着用する場合に較べて着付け作業が迅速かつ簡単になり、1人でも容易に行える。
また、前記おはしょり部8が、図6に示すように、左右の前記後身頃4,4′相互を縫着する縫着部としての背縫中心部H1と、左側の前記後身頃4と前記上前身頃3との縫着部H2と、右側の前記後身頃4′と前記下前身頃3′との縫着部H2′とは、おはしょり山線8a′に対して略同寸個所P1,P1,P1を縫目線Q1として縫着され、前記上前身頃3と前記上衽2との縫着部H3は、前記おはしょり山線8a′に対して略同寸個所P1の前記縫目線Q1より数cm上部、例えば1cm上部を縫目線Q2として縫着され、前記下前身頃3′と前記下衽2′との縫着部H3′は、前記おはしより山線8a′に対して同寸個所P1の前記縫目線Q1より数cm下部、例えば3cm下部を縫目線Q3として縫着される。
このように、おはしょり部8が、図6に示すように、左右の前記後身頃4,4′相互を縫着する縫着部としての背縫中心部H1と、左側の前記後身頃4と前記上前身頃3との縫着部H2と、右側の前記後身頃4′と前記下前身頃3′との縫着部H2′とは、おはしょり山線8a′に対して略同寸個所P1,P1,P1を縫目線Q1として縫着され、前記上前身頃3と前記上衽2との縫着部H3は、前記おはしょり山線8a′に対して略同寸個所P1の前記縫目線Q1より数cm上部、例えば1cm上部を縫目線Q2として縫着され、前記下前身頃3′と前記下衽2′との縫着部H3′は、前記おはしより山線8a′に対して同寸個所P1の前記縫目線Q1より数cm下部、例えば3cm下部を縫い目線Q3として縫着されるのは、きもの本体1の構成部品としての上衽2と、上前身頃3と、後身頃4と、後身頃4′と、下前身頃3′と、下衽2′との胴回りに着丈Lを調整するために形成されるおはしょり部8は、下前身頃3′側が上前身頃3側よりも多く縫われることになるから、下前身頃3′側が上前身頃3側よりも上がり、きもの本体1を着付けた場合に、常時、下前身頃3′が上前身頃3よりも裾線Sが上がって着付けられるようにして着崩れを防止するためと、さらには裾窄まりの美しい着付が被着者自らが1人にても迅速かつ簡単に行えるようにするためである。なお、おはしょり部8を形成する場合に、脇線側に生ずるタッグ部8bを後身頃4,4′側に折り畳んで縫付ければ、皺を生ずることがないおはしょり部8を形成することができる。
10,10′は必要に応じて衿先におはしょり部8の縫い目7に略一致して一端が固着された紐であり、きもの本体1を着付ける場合にこの紐10,10′を結ぶことにより衿部5の胸元がはだける等の着崩れは確実に防止される。
本実施形態1は以上のように、上衽2と、上前身頃3と、左右の後身頃4,4′と、下前身頃3′と、下衽2′と、前記上衽2および前記下衽2′に略一致して左右の衿先部5a,5bが配設されるとともに脇から胸、さらには頸周りに到る前記上前身頃3と、前記左右の後身頃4,4′と、前記下前身頃3′とに跨り、頸を囲むように形成される衿部5とにより構成されるきもの本体1の長着を最小限の手直しをして簡易に着用されるようにするために、前記きもの本体1の裾6の余端部6Aを上方に折り返して着丈Lを決定する(図3、図4参照)。
この際、きもの本体1の着丈Lを決定するための手段としては、被着者はじばんを身に付け、きもの本体1をはおって軽く腰紐をした状態でじばんの衿に沿ってきもの本体1の衿5のえもんを抜く。それから、前述のように、床すれすれにきもの本体1の裾6の余端部6Aを上方に折り返して数個所をマチ針で止めることにより着丈Lを決定する。この着丈Lの決定の順序は、背縫い、両脇線の順である。この時、背縫い、両脇線について測定された長さは、記録しておけば、後作業に便利である。
次いで、前記余端部6Aに相当する長さL1の1/2幅を前記上衽2、前記上前身頃3、前記左右の後身頃4,4′、前記下前身頃3′、前記下衽2′により形成される胴周りに折り込んで上方部を縫着7Aすることによりおはしょり部8を形成する。このように、おはしょり部8が、上衽2と、前記上前身頃3と、前記左右の後身頃4,4′と、前記下前身頃3′と、前記下衽2′とにより構成されるきもの本体1の胴周りに形成されることにより、きもの本体1は、被着者が毎時、着用する毎に被着者の着丈Lに常時、合致する。
この際、おはしょり部8は、図6に示すように、左右の前記後身頃4,4′相互を縫着する縫着部としての背縫中心部H1と、左側の前記後身頃4と前記上前身頃3との縫着部H2と、右側の前記後身頃4′と前記下前身頃3′との縫着部H2′とは、おはしょり山線8a′に対して略同寸個所P1,P1,P1を縫目線Q1として縫着され、また、前記上前身頃3と前記上衽2との縫着部H3は、前記おはしょり山線8a′に対して略同寸個所P1の前記縫目線Q1より数cm上部、例えば1cm上部を縫目線Q2として縫着され、さらに、前記下前身頃3′と前記下衽2′との縫着部H3′は、前記おはしより山線8a′に対して同寸個所P1の前記縫目線Q1より数cm下部、例えば3cm下部を縫目線Q3として縫着されることによりきもの本体1の胴回りに形成される。このおはしょり部8をきもの本体1に形成するためには、成人女性の平均的数値を考慮してきもの本体1の後身頃4,4′と、前身頃3,3′との脇線に肩から53cmの個所を標準寸法として付けられる印Mを目安としておはしょり線が形成されるが、これに限ることなく帯Oを当てて好みの位置、例えば帯Oに対する帯下6cmの位置におはしょり線を設定してもよい(図3参照)。
このようにして、きもの本体1の胴回りにおはしょり部8を着付け上がった状態で形成するのは、きもの本体1を着付けた場合に、きもの本体1の構成部品としての上衽2と、上前身頃3と、後身頃4と、後身頃4′と、下前身頃3′と、下衽2′との胴回りに被着者の着丈Lを調整するために形成されるおはしょり部8が、下前身頃3′側が上前身頃3側よりも多く縫われる結果、下前身頃3′側が上前身頃3側よりも裾線Sが上がり、常時、下前身頃3′が上前身頃3よりも裾線Sが上がって着付けられるようになり、着崩れを防止するためである。
次いで、本実施形態1では、衿部5は前記おはしょり部8の縫い目7に略一致する個所まで衿先部5a,5bの閉鎖側端部5a1,5b1が上衽2および下衽2′に対して縫着が解かれる(図5参照)。
それから、衿先部5a,5bは、閉鎖側端部5a1,5b1が、前記おはしょり部8の下部折込縁部8aに略一致する長さに衿先部5a,5bの余端部5a2,5b2が幅方向Wに略直角に折曲されて長さ調整された状態にて該閉鎖側端部5a1,5b1が前記おはしょり部8に重ね合わせられて縫着される。
このように、本実施形態1では、衿部5は前記おはしょり部8の縫い目7に略一致する個所まで衿先部5a,5bの閉鎖側端部5a1,5b1が上衽2および下衽2′に対して縫着が解かれるものであり、きものの長着の構成部品の縫着を全面的に解き、構成部品を鋏にて切断することないため、後日の構成部品の再利用を行うことができる。
前述のように、衿部5は衿先部5a,5bの閉鎖側端部5a1,5b1の縫着が解かれた後に、衿先部5a,5bの余端部5a2,5b2が、閉鎖側端部5a1,5b1に対して幅方向Wに略直角に折り込まれて長さ調整されて縫い込み9がされるため、幅方向Wに略直角に折込まれて長さ調整された余端部5a 2 ,5b 2 が外部に露出されて不体裁になることなく、綺麗に衿先部5a,5bは仕上がる。
また、衿先部5a,5bは、きもの本体1の着用時におはしょり部8の上から帯Oを締めた場合に、帯Oの帯下6cm程度の位置のおはしょり部8の下部折込縁部8aに略一致して衿先部5a,5bの余端部5a2,5b2が配置されるので、スッキリと美しい着付けが行えるとともに、帯Oの締付けにより衿元がはだけるのを一層有効に防止できる。
しかも、本実施形態1のきもの本体1は、必要最小限の範囲に限って上述のようにきもの本体1の構成部品に鋏を入れて切断することなく必要最小限の手直しを施こすだけで着付け上がった状態で縫い上げられるため、特許文献1に記載の上記従来の和服用長着のように、後身頃の内側に取付けられた第1の紐手段により仮締めして長着の丈方向位置を位置切めを行い、長着の下前における襟先部分に取付けられた第2の紐手段と上前における襟先部分の第3の紐手段とを結び合わせることにより端折りを形成しておはしょりを設定するものでは、きものの着付けを行う毎にきものの着丈、おはしょり、裾合わせが造作され、第1の紐手段、第2の紐手段および第3の紐手段の結びを解除してきものを脱ぐと、きものは元の長着に戻り、着丈、おはしょりが無くなるものとは異なる。しかも、上記従来の和服用長着では、第1の紐手段、第2の紐手段および第3の紐手段の結び加減如何により着丈、おはしょり、裾合わせの出来具合が変化し、一様ではなく、被着者の着丈に合致しなかったり、下前が上前よりも裾線が下がったり、またえもんが抜けずに衿もとがはだけたりする等の着崩れを生じて毎回、美しい着付けを行うことを保証するのにはほど遠いものであり、さらには、きものを着用したり、脱ぐのには、第1の紐手段、第2の紐手段および第3の紐手段を結んだり、結目を解かなければならない等の手順、所作と多くの時間、労力を必要とし、能率的ではないのとは異なり、本実施形態1では、きもの本体1を着用して帯を締め付けた場合毎に、毎回、被着者の着丈Lに合致し、また、えもんが抜けて衿もとがはだけたりする等、着崩れることなく、しかも、裾窄まりの毎回、美しい着付が1人で迅速かつ簡単、さらには確実に行える。
図10、図11、図12、図13に示すものは、本発明の簡着用きものの実施形態2であり、この実施形態2では前記上衽2および前記下衽2′に対して前記おはしょり部8の縫い目7に略一致する個所まで前記閉鎖側端部5a1,5b1縫着が解かれた前記衿先の余端部5a2,5b2、前記衿部5を構成する表衿5Aと裏衿5Bとを幅方向に二つ折りする中央折線Iを境に線対称的に2つの斜辺部20a,20aを対向してけた形大の2つの第1三角片部21,21と、前記第1三角片部21,21の一方の斜辺部20aを底辺部として前記中央折線Iが共通の一辺となるように線対称的に隣接して設けられた形小の2つの第2三角片部22,22とにより構成され、2つの前記第1三角片部21,21の各々の前記一方の斜辺部20aを前記中央折線Iに一致されるように他方の斜辺部20aで折り込むとともに、2つの前記第2三角片部22,22が、前記第1三角片部21,21に重ね合わされるように前記共通の一辺及び前記底辺部で折り込まれることにより剣先部20が形成され、前記剣先部20の下縁を前記おはしょり部8の下部折込縁部8aの延長線8a′上に一致させて、前記閉鎖側端部5a 1 ,5b 1 が、前記上衽2および前記下衽2′に対して縫着される構成である。
このように、おはしょり部8の下部折込縁部8aの延長線8a′上に略一致する個所にておはしょり部8の縫い目7に略一致する個所まで縫着が解かれた衿先部5a,5bは剣先部20として折曲されて長さ調整された状態にて縫着されるため、きもの本体1を着用するのに帯Oを締めた場合に、えもんが抜けて衿もとがはだける等の着崩れがなく、毎回、美しい着付が1人で迅速かつ簡単、さらには確実に行える。しかも、衿部5は前記おはしょり部8の縫い目7に略一致する個所まで前記衿先部5a,5bの閉鎖側端部5a1,5b1が前記上衽2および下衽2′に対する縫着が解かれた後に衿先部5a,5bの先端側の余端部5a2,5b2は、前記衿部5を構成する表衿5Aと裏衿5Bとを二つ折りする中央折線Iを境に線対称的に前記剣先部20,20の斜辺部20a,20aを二辺とした形大の2つの第1三角片部21,21は左右対称に折り畳まれ、該第1三角片部21,21の前記斜辺部20aを底辺部として隣接する形小の2つの第2三角片部22,22は前記中央折線Iを境に前記第1三角片部21,21に重ねられるように中高に折り込まれることにより端部処理されるから、必要最小限の手直しで済むという効果がある点で前記実施形態1と同様の構成、作用である。なお、この実施形態2においても、前述のように、前記衿先部5a,5bの余端部5a2,5b2が、閉鎖側端部5a1,5b1に対して幅方向Wに剣先部20,20として折曲されて長さ調整されて縫い込み9がされ、前記上衽2および前記下衽2′に縫着される。
本発明は、きものの長着を鋏にて切断することなく、必要最小限の手直しを施こすだけで着付け上がった状態で縫い上げられることにより、着用する場合に毎回、被着者の着丈に合致し、また、えもんが抜けて衿もとがはだけたりすることなく、しかも下前身頃が上前身頃よりも裾線が下がって着崩れることなく、さらには、裾窄まりの毎回、美しい着付が1人で迅速かつ簡単、さらには確実に行える用途・機能に適する。
図1は本発明の簡着用きものの実施形態1を示す正面図である。 図2は同じく背面図である。 図3は同じく着丈を決定する工程の正面図である。 図4は同じく背面図である。 図5は同じく衿先の閉鎖側端部側の縫着を解いた状態の正面図である。 図6は同じくおはしょり部を形成する場合の説明的な正面図である。 図7は同じく衿先処理する状態の正面図である。 図8は同じく衿先処理する状態の斜視図である。 図9は同じく衿先処理した完成品の正面図である。 図10は同じく本発明の簡着用きものの実施形態2を示す正面図である。 図11は同じく衿先部を端部処理する状態の斜視図である。 図12は同じく衿部を展開した状態の一部正面図である。 図13は同じく衿先部を端部処理する状態を示す下面図である。 図14は同じく本発明の簡着用きものの実施形態3を示す正面図である。 図15は同じく衿先部の先端部を処理する状態の部分正面図である。
符号の説明
1 きもの本体
2 上衽
2′ 下衽
3 上前身頃
3′ 下前身頃
4 後身頃
4′ 後身頃
5 衿
5a 衿先
5b 衿先
5a1 閉鎖側端部
5b1 閉鎖側端部
5a2 余端部
5b2 余端部
5a3 開放側端部
5b3 開放側端部
7 縫い目
8 おはしょり部
8a 下部折込縁部
20 剣先部
W 幅方向

Claims (4)

  1. 上衽と、上前身頃と、左右の後身頃と、下前身頃と、下衽と、前記上衽および前記下衽に左右の衿先部が配設されるとともに脇から胸、さらには頸周りに到る前記上前身頃と、前記左右の後身頃と、前記下前身頃とに跨り、頸を囲むように形成され、縫着された衿部とによりきもの本体が構成されるきものの長着を手直しして簡易に着用されるようにする簡着用きものにおいて、
    前記きもの本体の裾の余端部を上方に折り返して着丈を決定し、前記余端部に相当する長さの1/2幅前記上衽、前記上前身頃、前記左右の後身頃、前記下前身頃、前記下衽により形成される胴周りに折り込まれて上方部縫着されるおはしょり部を備え
    前記おはしょり部の上方部の前記胴周りに縫着した縫い目に略一致する個所まで、前記衿部の表衿と、裏衿とに幅方向に2つ折りされる中央折線に対しその両側の外縁部側に配置された閉鎖側端部、前記上衽および前記下衽に対する衿先からの縫着が解かれた前記衿先の余端部が、前記おはしょり部の下部折込縁部に略一致して折込まれて長さ調整されるとともに、前記閉鎖側端部が、前記おはしょり部に重ね合わされて縫着される
    ことを特徴とする簡着用きもの。
  2. 前記衿先の余端部が、幅方向に略直角に折込まれて前記閉鎖側端部が、前記上衽および前記下衽に対して縫着されることを特徴とする請求項1に記載の簡着用きもの。
  3. 前記衿先の余端部、前記衿部を構成する表衿と裏衿とを幅方向に二つ折りする中央折線を境に線対称的に2つの斜辺部を対向してけた形大の2つの第1三角片部と、前記第1三角片部の一方の斜辺部を底辺部として前記中央折線が共通の一辺となるように線対称的に隣接して設けられた形小の2つの第2三角片部とにより構成され、
    2つの前記第1三角片部の各々の前記一方の斜辺部を前記中央折線に一致されるように他方の斜辺部で折り込むとともに、2つの前記第2三角片部が、前記第1三角片部に重ね合わされるように前記共通の一辺及び前記底辺部で折り込まれることにより剣先部が形成され、
    前記剣先部の下縁を前記おはしょり部の下部折込縁部の延長線上に一致させて、前記閉鎖側端部が、前記上衽および前記下衽に対して縫着されることを特徴とする請求項1に記載の簡着用きもの。
  4. 上衽と、上前身頃と、左右の後身頃と、下前身頃と、下衽と、前記上衽および前記下衽に左右の衿先部が配設されるとともに脇から胸、さらには頸周りに到る前記上前身頃と、前記左右の後身頃と、前記下前身頃とに跨り、頸を囲むように形成され、縫着された衿部とによりきもの本体が構成されるきものの長着を手直しして簡易に着用されるようにする簡着用きものの仕立方法において、
    前記きもの本体の裾の余端部を上方に折り返して着丈を決定する工程と、
    前記余端部に相当する長さの1/2幅が前記上衽、前記上前身頃、前記左右の後身頃、前記下前身頃、前記下衽により形成される胴周りに折り込まれて上方部前記胴周りに縫着されておはしょり部を形成する工程と、
    前記おはしょり部の上方部の前記胴回りに縫着した縫い目略一致する個所まで、前記衿部の表衿と、裏衿とに幅方向に2つ折りされる中央折線に対しその両側の外縁部側に配置された閉鎖側端部の、前記上衽および前記下衽に対する衿先からの縫着が解かれる工程と、
    前記衿先の余端部が前記おはしょり部の下部折込縁部に略一致して折込まれて長さ調整される工程と、
    前記閉鎖側端部が、前記おはしょり部に重ね合わせられて縫着される工程と、
    を備えていることを特徴とする簡着用きものの仕立方法。
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