JP3222352U - きもの - Google Patents

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孝行 矢嶋
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Abstract

【課題】帯無し、又おはしょり無しで、着崩れなく簡単、綺麗に着用することができるきものを提供する。【解決手段】着用した時の右側の下前身頃1と下前衽2の上に左側の上前身頃3と上前衽4を重ねた打合せ状態を保持できるように、右衿先部分13にベルト14の一端部を固定する。また、左後見頃5と上前身頃3の間にベルトを挿通できる開口15を設ける。ベルトを開口に内側から通して左右の後見頃5、6の上を通って前方に周回させ、左衿先部16の固定部の孔17に固定して着付け状態を保持する。【選択図】図1

Description

本考案は、誰でもが簡単に着ることができ、着崩れしない新感覚のきものに関するものである。
近年、和服離れしていた男子や女子が、ゆかたなどを通じて次第に和装に親しむようになってきているが、きものを着るに当っては帯を締めなければならないという苦労がある。更に、女子の場合にはおはしょりを綺麗に作らなければならないという難しいこともある。
また、きものは着ている内に洋服には見られない帯の緩み、裾の開き、衿元の乱れなどの着崩れという問題もある。こうした着崩れを防ぐ為には下紐や帯をきつく結ぶことになるが、窮屈であるし、更に食事をした場合には一層息苦しいことになる。
このような、きものの着用を容易にしたり、着崩れを防ぐためにウエスト部分の襟に面ファスナーを取付けて、これによって着用状態を保持しようとするものが知られているが、上記した着付け状態を保持するためだけのものである。(特許文献1)
また、簡単に着ることができるようにきものの両脇にベルト通しを設けて、ここにベルトを通して腰部を固定するようなものが提案されているが、きものの打合せ部分がはだけて着崩れすることを充分に防止することができない。(特許文献2)
特許文献1:実開平6−51213号公報
特許文献2:特開2013−159873号公報
本考案は、特に帯無し、また、おはしょり無しで着ることができ、きものを余り着馴れない人、初めて着る人から、着馴れた人まで、すっきりとした衿元となるように簡単に着用することができ、また、着崩れを防止することができると共に、従来のきものの枠を越えた斬新なスタイルを呈するようなファッション性に富んだ着用ができるようなきものを得ようとするものである。
本考案においては、着用した時の右側の下前身頃と下前衽の上に左側の上前身頃と上前衽を重ねた打合せ状態を保持できるように、右衿先部分にベルトの一端部を固定する。そして左後見頃と上前身頃の間に上記ベルトを挿通できる開口を設け、上記開口に内側から通して左右の後見頃の上を通って前方に周回させた上記ベルトを固定する固定部を左衿先部分に設け、上記ベルトをこれに固定して着付け状態を保持するようなきものとしたものである。
そして、上記ベルトはきものを形成する布と共布で形成し、左衿先部分に設けた固定部がベルトを通して結ぶことが出来るような孔にすることができる。
また、上記左衿先部分に設けた固定部は、上記左右後見頃の上を周回してきたベルトを固定できるバックルに形成したり、上記左右後見頃の上を周回してきたベルトに取付けた差込部材をケース部材で受け入れて固定できるプラスチックバックルに形成したり、面ファスナーによってベルトを固定したりすることができる。
本考案によれば、このきものを羽織って袖に腕を通し、袖口を持って左右に引張るようにして中心合せを行い、更に左右の衿をもって衿足を整え、右側の下前身頃と下前衽を体の前面に沿わせ、右衿先部に固定したベルトを左後見頃と上前身頃の間に設けた開口に挿通する。次いで、上記開口を通したベルトを左右後見頃の上を周回させ、左側の上前身頃と上前衽を打合せ状態に重ねて、左衿先部に設けた固定部にベルトを固定させることによって、自然とキチンとした着用状態を形成することができる。
そして、ベルトによってきものが着用者の腰部にしっかりと固定されるようになり、かつ下前と上前を互いに引張り合うようになっているものであるから、衿や裾の打合せも確実に保持し、着崩れを防止して着用状態をしっかりと維持、固定することができる。
また、女性の場合にも帯もなく、おはしょりの必要もなくそのまま簡易に着用できるし、綺麗な着姿を保持することができる。
そして、腰回り近傍に周回し、左衿先部の固定部に固定されたベルトがアクセントとなって、従来のものに見られない飾りとなって、新たな美観を感じさせるものとなる。
本考案の実施例を示す上前身頃及び下前身頃を開いた状態の正面図である。 図1に示すものの上前身頃及び下前身頃を打合せにした状態の正面図である。 図2に示すもののベルトを固定した状態の正面図である。 図3に示すものの背面図である。 図1に示すものの着用状態を示す説明図である。 他の実施例を示す上前身頃及び下前身頃を開いた状態の正面図である。 図6に示すものの上前身頃及び下前身頃を打合せにした状態の正面図である。 図6に示すものの着用状態を示す説明図である。 更に他の実施例の着用状態を示す一部省略説明図である。 他例の着用状態を示す一部省略説明図である。
着用した状態における、右側の下前身頃(1)、下前衽(2)、左側の上前身頃(3)、上前衽(4)、左後身頃(5)、右後身頃(6)、衿(7)、右袖(8)、左袖(9)等を備える着物本体(10)がある。この着物本体は、合成繊維、木綿、麻、毛、これらの混紡、交織などの適宜の生地を使用して、身頃丈、裄丈を着用者の身体に合せるように仕立てている。
図示する着物では、ポリエステルの織生地を使用して単衣の男物の本仕立てとしている。
上記着物本体(10)の右衿先部(13)にはベルト(14)の一端部が縫付けられており、左後見頃(5)と上前身頃(3)の間には上記ベルト(14)を挿通することができるスリット、穴などの開口(15)を設けている。
図示のベルト(14)は、着物の生地と共布で作られており、右衿先部(13)の内側に縫付け固定されている。
右側の下前身頃(1)と下前衽(2)を体の前面に沿わせ、ベルト(14)を上記開口(15)に通すと着物の下前が身体の表面を覆い、下前衽(2)の下端部分がやや上に持上った状態になる。
上記開口(15)を通って外側に出したベルト(14)は左後見頃(5)から右後見頃(6)の上を周回させて、左衿先部(16)に設けた固定部に固定する。
図示のものでは、固定部として孔(17)が設けてあり、この孔にベルトを通して括ると上前が下前の上に重なり、上前衽(4)の下端部分がやや上に持上がった状態になって、下前身頃及び下前衽と上前身頃及び上前衽の打合せ状態が完成する。このときベルトによって下前と上前が互いに引っ張り合うようになるので、衿元も整ってはだけることがないし、また裾が開くようなこともなく、きれいな着用状態を保持することができる。
上記ベルトは、緩く締めたり、きつく締めたり、着用者の好みによって自由に調整することができるし、食事の後でお腹が太ったときにもベルトを緩めることによって簡単に対応することができる。
また、背丈がほぼ同じであれば、痩せた人でも、太った人でもベルトで調整するだけで体型に合った身幅とすることができる。
このきものは、上記ベルトを使用することなく羽織った状態で室内着、海岸における防暑着などとしても広く使用することができる。
図示のものでは、下前身頃(1)と右後身頃(6)の間にループ(18)を設けており、ベルト(14)を開口(15)に通すことなく、このループ(18)に通して引掛けるようにしておけば、ベルト(14)をきものの内側に収納しておくことができ、羽織った状態で使用する場合にも体裁が良く、便利である。
図6〜図8に示すものは、ベルト(14)をやや広幅とし、左衿先部(16)の固定部としてバックル(21)を設けているものである。ベルト(14)を開口(15)に通し、後身頃を周回した後に上記バックル(21)で係止することによって、固定することができる。こうしたバックルを使用するベルトは、これまでのきものには見られないような斬新なデザインとして表われ、新しい美的なポイントとなる。
図9のものは、ベルト(14)の先端部分に取付け位置を調節できる差込部材(23)を取付け、左衿先部(16)の固定部にこれを受け入れるケース部材(24)を取付けたプラスチックバックル(25)を設けているもので、差込部材(23)をケース部材(24)に差入れることによって、ベルトを固定することができる。
また、図10に示すものは、ベルト(14)側にループ状部材と鉤状部材を有する面ファスナー(26)を設け、左衿先部(16)の固定部側にベルトを通すリング(27)などの係止環を設けた面ファスナーによる固定形式としたものである。上記リング(27)にベルトを通して折返し、面ファスナー(26)を互いに係合させることによってベルトを固定することができる。
なお、上記ベルトの固定にバックル類を使用した場合には、これを取外し可能にしておけば、単衣のきものも丸洗いすることも可能となるので便利である。
上記した例では、男性用のきものとして説明したが、このきものはそのまま女性が着ることもでき、おはしょり無し、帯無しで、新感覚のきものとして抵抗なく簡便に着用することができる。
また、この着物の袖を女性仕立てにすることもでき、男性用に比べてベルトの位置をやや胸高にするようにしてもよい。
この着物は、室内で着るだけでなく、外出するときにも着用することができる。例えば、温泉地の外湯周りの際に着用すれば、旅館からそのまま着て表に出ることができるし、外湯の脱衣所において着物を脱いだり、着たりすることが非常に簡便にできて便利である。
また、室内においてもゆったりとした感じで着用しながら居住まいを正すことができ、着崩れすることがないので、窮屈でなく、リラックスして着用することができる。
このきものは、ゆかた地を使用して作ることもできるが、風通しが良く、ゆったりと着ることができるので、夏の夕涼みなどを涼しく、かつ体裁よく楽しむことも可能である。
そして、このきものは、例えばウール地等の厚地の生地を使用すれば冬場のきものとして充分に対応できるものとなるし、袷仕立てにすることもできる。また、本考案のきものは、帯を締めたり、おはしょりを作ったりして普通の着物として着用することもできる。
1 下前身頃
2 下前衽
3 上前身頃
4 上前衽
5、6 後見頃
7 衿
8、9 袖
14 ベルト
15 開口
18 ループ
21 バックル
25 プラスチックバックル
26 面ファスナー

Claims (7)

  1. 着用時の右側の下前身頃と下前衽の上に左側の上前身頃と上前衽を重ねた打合せ状態を保持できるように、右衿先部分にベルトの一端部を固定し、左後見頃と上前身頃の間に上記ベルトを挿通できる開口を設け、上記開口を通し左右後見頃の上を周回させた上記ベルトを固定する固定部を左衿先部分に設けたきもの。
  2. 上記ベルトを挿通できる開口が左後見頃と上前身頃の縫い合せ部分に形成されている請求項1に記載のきもの。
  3. 上記右後見頃と下前身頃の縫い合せ部分の内側には、上記開口を通す前のベルトを通して仮保持できるループ体を設けた請求項1又は2に記載のきもの。
  4. 上記ベルトが着物を形成する布と共布で形成されており、左衿先部分に設けた固定部がベルトを通して結ぶことが出来るような孔になっている請求項1〜3のいずれかに記載のきもの。
  5. 上記左衿先部分に設けた固定部は、上記左右後見頃の上を周回させたベルトを固定できるバックルに形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のきもの。
  6. 上記左衿先部分に設けた固定部が、上記左右後見頃の上を周回させたベルトに取付けた差込部材をケース部材で受け入れて固定できるプラスチックバックルに形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のきもの。
  7. 上記左衿先部分に設けた固定部が、上記左右後見頃の上を周回させたベルトに取付けたループ状部材及びこれと係止できる鉤状部材を備える面ファスナーを通して折返せるリング状に形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のきもの。
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