JP3107996U - 布団カバーのずれ防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な操作で布団カバーを布団に係止させるようにする。
【解決手段】 帯状物19の中央部分に結合具としての押圧式ボタン18の雌側ボタン部18aを備え且つ両端部に押圧式ボタン18の雄側ボタン部18bと雌側ボタン部18aを備えてなる保持部材16と、帯状物20の中央部分に、上記保持部材16の中央部分に備えた結合具18aと対をなす結合具としての押圧式ボタン18の雄側ボタン部18bを備えて、該帯状物20の両端部を結合してリング状にした保持部材17を用いる。上記保持部材16を布団3に取り付けてある係止用の帯4に通し、リング状にして取り付けておく。上記リング状の保持部材17は、布団カバー1に取り付けておく。両保持部材16と17の中央部分の結合具18aと18bの着脱操作のみで布団と布団カバーの結合、取り外しを行えるようにする。
【選択図】図1

Description

本考案は、布団を包むように被せた布団カバーがずれないようにする布団カバーのずれ防止装置に関するものである。
布団をカバーなしの状態で使用し続けると、布団の表面に汚れを生じたり、布が破れたりすることがある。そのため、布団布の汚れや破れ等を防止する目的でほとんどの掛け布団では、一側縁部に開口部を開閉可能に備えて全体を布団の大きさの袋状に縫製してなる布団カバーが使用されている。
布団に布団カバーを被せて使用するときは、布団カバーの一側縁部の開口部より該布団カバー内に布団を押し込んで、布団全体を布団カバー内に収納してから、布団の四隅部を布団カバーの四隅部の内側に正しく位置させるようにしている。
しかし、単に布団に布団カバーを被せた状態では、布団を使用している途中で布団に対して布団カバーのずれが生じ、布団が片寄る等、布団カバーの中で布団がずれ動く(あるいは布団の外側で布団カバーがずれ動く)という事態が生じる。
かかる事態を未然に防止するため、従来の掛け布団では、主として四隅部の裏面側に、細い帯状にした布を斜めに配置して両端を縫い付けてなるループ状の係止用帯や、細紐をループ状にしてその両端を縫い付けて形成した小さいループ状係止用紐を備え、一方、布団カバーの四隅部の内側には、上記布団の四隅部の係止用帯やループ状係止用紐に結びつけるようにするために、細紐の中央部を縫い付けてなる所要長さの結び用の紐を備えた構成とし、布団に被せた布団カバーの各隅部の結び用紐を、布団の隅部の係止用帯又はループ状係止用紐に通して結ぶことにより、布団と布団カバーのずれを防止するようにしたものが用いられている。
ところが、上記布団カバーに取り付けた結び用の紐を布団の四隅部の係止用帯やループ状係止用紐に通して結ぶようにしたものでは、布団に布団カバーを被せるときは、布団カバー側の細い結び用紐を布団に固定のループ状の係止用帯あるいは係止用紐に通すことが大変であると共に面倒であり、又、通してからは両手を使って結ぶ動作が必要で、結び用紐が細かったり、短かくなっていると、結びつけるのが容易ではなく、手の大きい人にとっては結びにくいという問題もあった。一方、布団カバーを洗濯する等のために布団から外すときには、四隅部の結び用紐をそれぞれ解かなければならず、又、結び用紐を解きながら布団カバーを引張ったりするとき、結びが十分に解けていないところでは布団側の係止用帯あるいはループ状係止用紐に引掛って取れなくなってしまうこともあり、又、布団カバー側の紐が布団側の係止用帯あるいはループ状の係止用紐に固結びになると解きにくいことがあり、無理に引張ると布団カバーから紐がとれて布団カバーの一部が破れることがある。
このような問題点を解消するものとして、近年では、たとえば、図9、図10に示す如く、細い帯状とした布の両端側を同じ方向へ折り返して固着することによりループを形成し、このループ形成部に留め具6と7を固定してズレ防止紐5を作り、該紐5の中央部分を、布団カバー1に取り付けてある紐2で結びつけるか、あるいはズレ防止紐5の中央部分を布団カバー1の内側の隅部に直接縫い付けるようにし、ズレ防止紐5の一端側を、布団3の隅部の裏側に両端を取り付けて形成した係止用の帯4の内側に通して折り曲げてから、留め具6と7を結合して布団カバー1を布団3に固定させるようにしたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
又、図11、図12に示す如く、つまみ9を突出させたボタン設置部材10と、取付け部11を突出させたボタン設置部材12とを、折曲部13で連接し、更に、上記ボタン設置部材10の両端部には、押圧ボタンの雄14aと14bを、又、上記ボタン設置部材12の両端部には、押圧ボタンの雌15aと15bをそれぞれ装着してなるバンド8を形成し、該バンド8の一端の取付け部11を、布団カバー1の内側の四隅に装着して、つまみ9側が張り出すようにした構成とし、布団3の四隅の裏側の帯4にバンド8をつまみ9側から通して折曲部13で折り返し、押圧ボタンの2つの雄14a,14bと2つの雌15a,15bをそれぞれ結合させて止着させるようにしたものが提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
更に、布団カバーの内側の四隅部に、細長い帯状とした面ファスナの一端部を縫い付けて固定し、布団カバー内に布団を収納して、布団の四隅部を布団カバー内側の四隅部に位置合わせをするときに、布団の四隅に設けたループ状係止用紐に上記面ファスナの自由端側を通した後、該面ファスナを折り返して二つ折りにして接合させることにより、布団と布団カバーのずれを防止するようにしたものも提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
実用新案登録第3070457号公報 特開2004−154496号公報 実用新案登録第3015595号公報
ところが、特許文献1に記載されているものは、布団3に予め取り付けられているループ状の帯4に結び付ける布団カバー側の紐に代えてズレ防止紐5を用いるようにしたもので、布団カバー1の内側の四隅部にズレ防止紐5を、布団カバー1と一体の紐2で結びつけたり、布団カバー1に直接縫い付けて取り付けるようにするものである。そのため、布団カバー1を布団の外側に被せてずれ止めをするときには、ズレ防止紐5のいずれか一方を必ず布団3に取り付けてある係止用の帯4の内側に通す作業が不可欠であると共に、帯4の内側に通したズレ防止紐5を折り返して留め具6と7を結合させる必要があり、狭いところで且つ小さいループが形成されるような小さい帯4の内側にズレ防止紐5を通す作業は非常に面倒であると共に、細かい手先の作業となって、暗いところでは帯4の内側に通す作業が難しいという問題がある。又、布団カバー1を布団から外すときには、ズレ防止紐5の両端を引張って留め具6,7の結合を解除した後に、留め具6又は7の付いたズレ防止紐5の一端側を帯4の内側を通して抜き出すことが必要で、二重の動作が必要である。しかも、ズレ防止紐5は、両端がループ状になっていることに加え、留め具6,7が中央部分を境に対称的に位置していて、両端側のどちらを布団3側の係止用の帯4の内側に通す場合にも、端は膨んでいて通しにくく、又、留め具6又は7が帯4に引掛り易いという問題もあり、ズレ防止紐5を係止用の帯4に通す作業が非常に難しいという問題がある。
又、特許文献2に記載されたものも、布団3に予め取り付けてあるループ状の帯4に結び付ける布団カバー1側の紐に代えて、バンド8を用いるようにしたもので、バンド8のつまみ9を突出させている幅広のボタン設置部材10を、布団3の四隅の裏側に取り付けてある係止用の帯4の内側に通してから折り返してボタン設置部材10と12を重ね合わせ、しかる後に、2個所の押圧ボタンの雄14a,14bと雌15a,15bをそれぞれ結合させて布団と布団カバーのずれ止めを行うようにしたものである。そのため、布団カバー1を布団3に被せてずれ止めをするときには、前記した特許文献1の場合と同様に、バンド8を布団3側のループ状の帯4に通すことが不可欠の作業であり、小さくて狭い帯4に、バンド8を通す作業は難しいという問題がある。しかも、つまみ9側から帯4に通す場合に、つまみ9の幅より広幅となっているボタン設置部材10をループ状の帯4に通すとき、つまみ9との段差部が帯4に引掛り易くて、簡単に帯4の内側へ通すことができないおそれがあると共に、ボタン設置部材10に押圧ボタンの雄14a,14bがあるので、この押圧ボタンの雄14a,14bが帯4に引掛り易く、つまみ9を先に通してから該つまみ9を強く引張ることも必要と考えられる。更に、ループ状の帯4に通し終ると、次には2個所のボタンを止めるので、多くの手数がかかる。一方、布団カバー1を布団3から外すときは、2個所の押圧ボタンの雄14a,14bと雌15a,15bの結合を1つひとつ解除した後に、バンド8を帯4から引き抜く必要があり、引き抜くときにも、広幅のボタン設置部材10が帯4に引掛って抜き難いという問題がある。
このように、布団カバー1を布団3に付けたり、布団3から外したりする都度、バンド8を帯4に無理矢理通してからボタンを結合したり、ボタンの結合を外してからバンド8を強い力で引き抜いたりすることが必要で、多くの手数を要するという問題がある。
更に、特許文献3に記載されたものは、布団カバーに帯状の面ファスナを取り付けるものであるが、この面ファスナも布団に固定したループ状の係止紐に通してから折り返して自己保持させるものであるため、布団カバーを布団に被せてずれ止めするときは、必ず面ファスナを布団の係止用紐に通す作業をした後に折り曲げて面ファスナ同士で固定させる作業をしなければならず、手数を要する問題がある。又、面ファスナは、使用中にほこり等が付着して接合力が低下して行き、ずれ止めしていても、面ファスナの自己保持が保てなくなるおそれがあるという問題もある。
このように、従来のものでは、いずれも布団カバー1にのみ結び紐に代るものを取り付けるようにしてあるもので、布団側には全く着目されたものではない。
そこで、本考案者は、布団に取り付けてあるループ状の帯や紐に布団カバー側の紐を通す煩わしさを如何にしたらなくすことができるかについて工夫、研究を重ねて、布団側に工夫を施すことにより、1動作で布団カバーを布団に結合したり、結合を解除できることを見い出し、本考案をなした。
したがって、本考案の目的とするところは、従来の布団に取り付けてある小さく細いループ状の帯又は紐に布団カバーに取り付けられた紐を通して結び付けたり、ズレ防止紐やバンドを通して止めるという煩わしい作業を一切不要にして、布団と布団カバーを1動作で簡単に且つ迅速に結合したり、解除できるようにする布団カバーのずれ防止装置を提供しようとするものである。
本考案は、上記課題を解決するために、布団の少なくとも四隅部に着脱自在に取付け保持させておくようにしてある保持部材と、布団カバーの内側の少なくとも四隅部に取付け保持させておくようにしてある保持部材とからなり、上記布団の各隅部に着脱自在に取り付けてある保持部材と上記布団カバーの対応する各隅部に取り付けてある保持部材とを着脱自在に結合することにより、布団カバーを布団に留めて布団カバーのずれ止めを行うようにした構成とする。
又、上記構成において、布団に取付け保持させておくようにしてある保持部材は、布団の各隅部にあるループ状の帯又は紐に通せるようにしてある帯状物と、該帯状物の両端部同士を着脱自在に留めるように該両端部に備えた結合具と、上記帯状物の中央部分に備えた結合具とからなるものとし、又、布団カバーに取付け保持させておくようにしてある保持部材は、リング状にした帯状物と、該帯状物の中央部分に備えてあって、上記布団に保持される保持部材の帯状物の中央部分の結合具に着脱自在に結合できるようにしてある結合具とからなる構成とし、更に、布団に取付け保持させておくようにしてある保持部材の帯状物の中央部に備えた結合具を、押圧式ボタンの雄側又は雌側のボタン部とし、且つ布団カバーに取付け保持させておくようにしてある保持部材の帯状物に備えた結合具を、押圧式ボタンの雌側又は雄側のボタン部として、着脱できるようにした構成とする。
本考案の布団カバーのずれ防止装置によれば、次のような優れた効果を奏し得る。
(1)布団の少なくとも四隅部に保持部材を着脱自在に取付け保持させておくことから、布団カバーの内側の少なくとも四隅部に取付け保持させた保持部材との間で着脱させるだけの簡単な1動作のみで布団と布団カバーをつなぎ合わせることができるので、従来の布団カバー側の紐を、布団に取り付けてあるループ状の帯又は紐に通して結んだり、布団カバーに取り付けたズレ防止紐やバンドを、布団に取り付けてあるループ状の帯又は紐に通してから折り返して留めるという面倒な操作を一切不要にすることができる。
(2)上記(1)により、布団に被せた布団カバーのずれ止めのために、該布団と布団カバーとの結合をワンタッチで簡単に且つ素早く行うことができて、各隅部を含む全体の結合作業を短時間に行うことができると共に、布団カバーを取り外すときも、布団の保持部材と布団カバーの保持部材との結合を解除するだけの一動作で行うことができ、布団カバーを布団から取り外す作業を簡単に且つ短時間に行うことができる。
(3)布団に取付け保持させておくようにしてある保持部材が、帯状物をループ状に結合できるようにして、その帯状物に結合具を備えたものとしてあるので、帯状物を、布団に取り付けてあるループ状の帯又は紐に予め通して保持させておくことができて、この保持部材の結合具に、布団カバーに取付け保持させた保持部材の結合具をワンタッチで結合させるだけで布団カバーを布団に止着させることができる。又、結合を解除する場合は、各保持部材の帯状物で形成されるリング内に手の指を入れるか、又は帯状物を掴むことにより、引き離す方向へ引張る操作を簡単に行うことができて、容易に行うことができる。 (4)布団に保持させておく保持部材と布団カバーに保持させておく保持部材を結合する結合具を、押圧式ボタンの雄側ボタン部と雌側ボタン部とすることにより、一対のボタン部からなるボタンの着脱操作のみで結合、切り離しを行うことができ、煩らわしさがなく、誰でも容易に操作することができる。
以下、図面に基づき本考案を実施するための最良の形態を説明する。
図1乃至図5(イ)(ロ)は本考案の実施の一形態を示すもので、掛け布団3の少なくとも四隅部の裏面側に斜め配置で両端部を縫着してループ状にしてある各係止用の帯4に、リング状にして事前に取り付けておくようにしてある保持部材16と、布団カバー1の内側の少なくとも四隅部に、リング状にして取り付けておくようにしてある保持部材17とからなり、上記両保持部材16と17を後述する結合具を介し着脱させる操作のみで布団カバー1を布団3に係止したり、布団カバー1を布団3から取り外すことができるようにする。
上記布団3に取り付けておくようにする保持部材16は、図2(イ)(ロ)に示す如く、所要の幅、たとえば、1.5cm〜2.0cm程度の幅を有し且つ所要の長さとしたリボンテープ状の帯状物19の中央部分に、結合具として、押圧式ボタン18を構成する雌側ボタン部18aと雄側ボタン部18bのうちの雌側ボタン部18aを表側に向けて装着すると共に、一端部に、雌側ボタン部18aを表側に向けて、又、他端部に、雄側ボタン部18bを裏側に向けてそれぞれ装着した構成としてある。上記両端部の雌側ボタン部18aと雄側ボタン部18bの間隔は、帯状物19を折り曲げて該雌側ボタン部18aと雄側ボタン部18bを結合したときに手の指が少なくとも1本入り得る大きさのリングが形成されるような寸法としてある。又、帯状物19の両端は、小さく折り曲げて縫合することにより端がほぐれたりすることがないようにすると共に、上記両端部の押圧式ボタン18の雌側ボタン部18a及び雄側ボタン部18bから端までは、指で掴むことができるような十分な長さとしてある。
又、上記布団カバー1に取り付けておくようにする保持部材17は、図3(イ)(ロ)(ハ)に示す如く、上記保持部材16と同様な幅を有する帯状物20の中央部分に、上記保持部材16の中央部分の結合具としての押圧式ボタン18の雌側ボタン部18aに対応する雄側ボタン部18bを結合具として表面側に向けて装着し、更に、上記帯状物20を折り曲げて端部同士を縫い合わせて、手の指が少なくとも1本入り得る大きさのリング状に成形した構成としてある。
上記保持部材16と17の各帯状物19,20は、押圧式ボタン18の雌側ボタン部18aや雄側ボタン部18bを堅固に取り付けることができると共に、該雌側ボタン部18aと雄側ボタン部18bの結合状態を、帯状物19,20を引張って解除するときに、各ボタン部18a,18bの取付位置が破れたりすることがないような強度を有するものとする。
上記構成としてある本考案の布団カバーのすべり防止装置を用いて布団カバーのすべり止めを行うときは、前以って布団3の各ループ状の帯4に保持部材16を取り付けておくようにすると共に、布団カバー1の内側の四隅部に保持部材17を取り付けておくようにする。
上記布団3の各隅部におけるループ状の帯4に保持部材16を取り付けるときは、図2(イ)(ロ)のように伸ばした状態の保持部材16の一端側を、図4(イ)(ロ)に示す如く布団3のループ状の帯4の内側に通してから両端部の押圧式ボタンの雌側ボタン部18aと雄側ボタン部18bを結合してリング状にしておき、ループ状の帯4から外れないようにして布団3に一体に保持されているようにする。
一方、保持部材17を布団カバー1の内側の四隅部に取り付けておくときに、布団カバー1が既存のもので内側の四隅部に係止用の紐2が取り付けてあるものでは、リング状にしてある保持部材17の雄側ボタン部18bとは反対側の部分を上記紐2で結び付けて布団カバー1に一体的に保持させておき、紐2を解かない限り布団カバー1から取り外すことができないようにしておくようにする。
上記のようにして、事前に使用中の布団3の四隅部の係止用の帯4にそれぞれ保持部材16をリング状にして取り付け、又、この布団3に使用する布団カバー1の内側の四隅部にリング状の保持部材17をそれぞれ取り付けておけば、上記布団カバー1の内側に上記布団3を収納して、該布団3の四隅部を布団カバー1の四隅部に位置合わせをするときに、布団カバー1側の各保持部材17の押圧式ボタン18の雄側ボタン部18bと、布団3側の各保持部材16の押圧式ボタン18の雌側ボタン部18aとを押圧して結合するという1動作で布団カバー1を布団3に保持させることができる。
これにより、簡単に且つ短時間に布団カバー1のずれ防止を行うことができると共に、各隅部で保持部材16と17とを1つの押圧式ボタンで結合した後は、各保持部材16と17は布団カバー1や布団3から離れることがないので、布団カバー1のずれ防止を確実に行うことができる。又、上記において、保持部材17の雄側ボタン部18bと保持部材16の雌側ボタン部18aの結合は、押圧する操作だけで可能である。この際、リング状になっている保持部材16と17の内側には手の指を入れることができるので、押圧式ボタンの押圧操作を片手で簡単に行うことが可能であり、布団カバー1の内側の狭いところでも簡単に且つ確実に布団カバー1を布団3に係止できて、布団カバー1の布団3への被着を短時間に行わせることが可能となる。
一方、布団カバー1を布団3から取り外すときは、布団カバー1の一側部を開口させた後、各隅部で結合されている布団カバー1側の保持部材17と布団3側の保持部材16との結合を解除することにより、簡単に布団カバー1を布団3から取り外すことができる。
上記保持部材16と17との結合の解除は、該保持部材16と17を互に反対方向へ引張って押圧式ボタン18の雌側ボタン部18aと雄側ボタン部18bを離脱させるという1動作で行うことができる。この際、保持部材16と17は、いずれも内側に手の指が入る大きさのリング状になっているので、保持部材16と17に指を入れて反対方向に引張ることができて、小さい力でより簡単に結合を解除することができる。又、各保持部材16,17の帯状物19,20を掴むことによっても容易に結合を解除させることができる。
布団3から取り外した布団カバー1は、内側の四隅部にそれぞれ保持部材17が一体に取り付けられたままにしておくようにし、洗濯等を終えると、そのまま使用できるようにする。
現在使用している布団に代えて別の布団を使用するときは、使用を中止する布団3の四隅部の係止用帯4に保持されている保持部材16を取り外して、新しく使用する布団3の四隅部の係止用帯4に通し、図4(イ)(ロ)のように取り付けておくようにする。保持部材16を古い布団3の係止用の帯4から取り外すときは、該保持部材16の両端部を手で掴んで反対方向へ引張ることにより、押圧式ボタン18の雌側ボタン部18aと雄側ボタン部18bの結合を解除して帯状に伸ばした後、係止用の帯4の内側より引き抜くことにより容易に取り外すことができる。新しい布団3の係止用の帯4に取り付けるときは、前記した図2(イ)(ロ)のように伸びた状態の保持部材16を一端側から帯4の内側に通してから両端部の雌側ボタン部18aと雄側ボタン部18bを結合させることにより容易に取り付けることができる。以後は前記したと同様に、保持部材17が取り付けてある布団カバー1に新しい布団3を収納して、布団カバー1側の保持部材17と布団3側の保持部材16を、図1に示すように結合させることにより直ちに布団カバー1の被着とすべり防止を行うことができることになる。
次に、図6及び図7は本考案の実施の他の形態を示すもので、結合部23を一端部に有し且つ他端部に掴み部24を有する簡易型のクリップ構造の保持部材21と、一端部に帯状物26の取付部25を有し且つ他端部に上記保持部材21の結合部22に着脱自在に結合される結合具26を有する保持部材22とからなる構成として、上記保持部材21の掴み部24を布団3の少なくとも四隅部に取り付けてあるループ状の帯4に挟み付けて留めるようにして、該保持部材21を布団3に取付け保持させておくようにする。又、上記保持部材22の帯状物27は端部同士を固着してリング状にし、布団カバー1の内側の少なくとも四隅部に取り付けてある結び紐2にて保持させるか、あるいは、リング状とした帯状物27を布団カバー1に直接縫い付けて固定するようにする。
上記クリップ状の保持部材21の一端部に設けてある結合部23は、所要深さの凹部形状としてあって、中央部に仕切壁23aを設けると共に、左右両側部の一端部寄り位置における上下に、突起23bを相対向させてそれぞれ設けた構成としてある。又、該保持部材21の他端部の掴み部24は、噛み合うための固定の下あご24aと、一端部を支持点として上下動する上あご24bと、該上あご24bを非噛み合い状態に復帰させる板ばね24cを有し、レバー24dを軸24eを中心に上下のあご24b,24a側へ回動させることにより、上あご24bを下あご24aに押し付けて噛み合わせるようにし、レバー24dを上記とは反対方向に回動させることにより板ばね24cの弾力により上あご24bが下あご24aから離れて非噛み合い状態が実現できるようにしてある。
一方、上記保持部材21の結合部23に着脱自在に結合させるようにする保持部材22の結合具26は、帯状物27の取付部25より他端側へ向け突出させた2本のピン28a,28bをそれぞれ外側へU字状に折り曲げて、左右方向に弾力性を有するようにし、且つ上記各U字状のピン28a,28bの外側に、押圧用の操作部29を取り付け、更に、上記ピン28a,28bの先端の係止片30と、上記取付部25の左右両端部より他端側へ突出させた係止片31とでストッパ部を設けた構成としてある。
したがって、上記保持部材21の結合部23に、保持部材22の結合具26を挿入すると、左右のU字状のピン28a,28bの先端側が結合部23の上下左右の突起23bで内側へ押されながら挿入された後、結合部23の左右の突起23bが結合具26の左右の各係止片30と31との間に入り込むことにより結合部23と結合具26とがロックされるようになる。又、結合具26の押圧用操作部29を手で内側へ押せば、ロックが解除されて、結合具26が結合部23より抜き出せるようになる。
かかる構成の保持部材21と22を、布団3と布団カバー1に取り付けておけば、前記した図1の実施の形態の場合と同様にワンタッチで結合したり、結合を解除できる。すなわち、布団3の少なくとも四隅部のループ状の帯4を、保持部材21の掴み部24で掴んで、該帯4に保持部材21を保持させておく。一方、布団カバー1の内側の少なくとも四隅部には、保持部材22のリング状にしてある帯状物27を取り付けて保持させておく。
これにより、布団カバー1に布団3を収納した後に、布団カバー1のすべり止めを行うときは、布団3の帯4に取付け保持されている保持部材21の自由端側となっている結合部23に、布団カバー1に取付け保持されている保持部材22の結合具26を差し込む動作のみで両保持部材21,22同士をロックできて、直ちに布団カバー1のすべり止めを行うことができる。
布団カバー1を布団3から取り外すときは、保持部材22の結合具26に取り付けてある左右の押圧用操作部29を内側へ押すことにより、保持部材21とのロックが解除されて両保持部材21,22を離脱させることができ、布団3に取り付けてある係止用の帯4からもズレ防止紐やバンドを抜き取るという従来の操作を一切行うことをなくすことができる。これにより、直ちに布団カバー1を布団3から簡単に切り離すことができる。この際、布団3には、保持部材21を残しておくので、従来の更に布団3から取り外す動作を省略できて有利である。
なお、上記実施の形態では、布団カバー1は既存のものとして四隅部に取り付けてある係止用の紐2に保持部材17を結び付けておく場合を例示したが、これに限定されるものではなく、布団カバー1の内側の四隅部に係止用の紐を取り付ける代りに、図8に示す如く、保持部材17を直接縫い付けて取り付けたものとしてもよい。又、布団カバー1側に取り付けておくようにする保持部材17に押圧式ボタンの雄側ボタン部18bを固定し、布団3側の係止用の帯4に取り付けておくようにする保持部材16の中央部分に押圧式ボタンの雌側ボタン部18aを固定した場合を示したが、布団カバー1側の保持部材17に雌側ボタン部18aを、又、布団3側の保持部材16の中央部分に雄側ボタン部18bをそれぞれ固定するようにしてもよい。更に、布団3の四隅部の係止用の帯4に保持部材16を通して取り付ける場合を示したが、布団3の四隅部にループ状にした係止用の紐が取り付けられている形式のものでは、ループ状の係止用の紐に保持部材16を通して取り付けておくようにしてもよいこと、保持部材16,17は布団カバー1、布団3の四隅部のみならず、両側部の中央部位置にそれぞれ取り付けておくようにしてもよいこと、更に、押圧式ボタン18を構成する雌側ボタン部18aと雄側ボタン部18bの大きさは任意であり、或る程度の結合保持力があれば、大きさの小さいものでもよいが、或る程度の大きさを有するものとした方が取扱いが楽で操作し易くて有利であること、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
本考案の実施の一形態を示す斜視図である。 本考案における布団に取り付けておくための保持部材を示すもので、(イ)は伸ばした状態の正面図、(ロ)はその側面図である。 本考案における布団カバーに取り付けておくための保持部材を示すもので、(イ)は伸ばした状態の正面図、(ロ)はその側面図、(ハ)はリング状にした側面図である。 図2に示した保持部材を布団の隅部の係止用の帯にリング状にして取り付けた状態を示すもので、(イ)は布団の隅部を表面側へ折り返した状態の斜視図、(ロ)は布団の隅部を裏面を示す斜視図である。 図3(ハ)に示した保持部材を布団カバーの隅部に取り付けた状態を示すもので、(イ)は平面図、(ロ)は側面図である。 本考案の実施の他の形態を示す2つの保持部材の概略図である。 図6に示す保持部材を布団と布団カバーに取付けて結合した状態を示す概略図である。 図3(ハ)に示した保持部材を布団カバーの隅部に縫い付けた状態を示す斜視図である。 従来の布団カバーに取り付けたズレ防止紐を示す平面図である。 図7のズレ防止紐を布団のループ状の帯に掛けて係止させた状態を示す平面図である。 従来の布団カバーにバンドを取り付けた状態を示す平面図である。 図9のバンドを布団のループ状の帯に掛けて係止させる前の状態を示す平面図である。
符号の説明
1 布団カバー
3 布団
4 係止用の帯
16 保持部材
17 保持部材
18 押圧式ボタン
18a 雌側ボタン部(結合具)
18b 雄側ボタン部(結合具)
19 帯状物
20 帯状物
21 保持部材
22 保持部材
23 結合部
24 掴み部
26 結合具
27 帯状物
29 押圧式の操作部

Claims (3)

  1. 布団の少なくとも四隅部に着脱自在に取付け保持させておくようにしてある保持部材と、布団カバーの内側の少なくとも四隅部に取付け保持させておくようにしてある保持部材とからなり、上記布団の各隅部に着脱自在に取り付けてある保持部材と上記布団カバーの対応する各隅部に取り付けてある保持部材とを着脱自在に結合することにより、布団カバーを布団に留めて布団カバーのずれ止めを行うようにしたことを特徴とする布団カバーのずれ防止装置。
  2. 布団に取付け保持させておくようにしてある保持部材は、布団の各隅部にあるループ状の帯又は紐に通せるようにしてある帯状物と、該帯状物の両端部同士を着脱自在に留めるように該両端部に備えた結合具と、上記帯状物の中央部分に備えた結合具とからなるものとし、又、布団カバーに取付け保持させておくようにしてある保持部材は、リング状にした帯状物と、該帯状物の中央部分に備えてあって、上記布団に保持される保持部材の帯状物の中央部分の結合具に着脱自在に結合できるようにしてある結合具とからなるものとした請求項1記載の布団カバーのずれ防止装置。
  3. 布団に取付け保持させておくようにしてある保持部材の帯状物の中央部に備えた結合具を、押圧式ボタンの雄側又は雌側のボタン部とし、且つ布団カバーに取付け保持させておくようにしてある保持部材の帯状物に備えた結合具を、押圧式ボタンの雌側又は雄側のボタン部として、着脱できるようにした請求項2記載の布団カバーのずれ防止装置。
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