JP4473984B2 - 紐端末カバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、衣服又は袋体等の開口部回りに配置される引帯や引紐、或いはコード紐やロープ紐(本明細書ではこれらを総称して紐という)の端末に取り付けられる紐端末カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
衣服や袋体等に使用される紐には、図9(a)に例示される如く衣類40の胴部や衿回り、又は袋体の開口部回りに用いられて、紐41の両端末41a或いは一方の端末41aを前側の導出孔から引き出した状態に配置されるものがある。このような場合は、右側拡大図の如く紐41の端末41aの手前に結び目42を作ると外観を損なうことから、左側拡大図の如く紐端末カバー43が装着される。この紐端末カバー43は、外観処理と共に紐端末の解れを防止したり、紐41の端末を引き寄せる際に摘み易くしたり、更に、衣類40側の紐導出孔に端末41aが不用意に引き込まれないよう機能するものである。構造的には、片側を細くした円形や楕円形の筒状からなり、紐41の端末41aを一端側開口から筒内に入れると共に、抜け止め用結び目や金具等で径大部分を形成することにより抜け止めして装着されるものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の紐端末カバー43は、例えば、特開平11−99008号公報に記載されているように、紐41への取付構造や紐端末の抜け強度を如何に強くするかという観点から色々改善されてきている。しかしながら、従来品にあっては、紐41の端末側が衣服40の紐導出孔から大きく引き出されている場合、紐端末カバー43が紐導出孔を支点として振り子のように揺れて、違和感を与えるばかりでなく邪魔になる。その予防方法としては、図9(b),(c)の如く両側の紐41の端末部分を縛って、紐の振り子現象を防ぐこともある。この場合は、紐41の両側を図9(b)の如く軽く結ぶと外れ易く、逆に、図9(c)の如く強く結ぶと簡単に外れず、衣服40を脱ぐときに煩わしくなったり、安全性からも好ましくないものとなる。
【0004】
本発明は上記した背景に鑑みてなされたものであり、その目的は紐の導出部分が長く引き出された場合にも、紐端末カバーの振り子現象を簡易に、かつワンタッチ操作により防止可能にすることにある。他の目的は、前記紐端末カバーの振り子現象を防止する上で、色々な態様での使い方を可能にすることで、商品品質や使い勝手をより向上することにある。更に他の目的は、以下に説明する内容の中で明らかにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の要部は、図面に例示される如く、衣服等に配置される紐41の端末41aに対し、該端末41aを一端開口3aから内部に入れ、内部で抜け止め状態に係止することで取り付けられるカバー本体2を備えた紐端末カバー1において、前記カバー本体2の外面に突設された基部4a、及び該基部から折り曲げられて前記外面との間に差込用の隙間8を形成している弾性片部4bからなるフック部4と、前記カバー本体2の外面に設けられて前記弾性片部の真下に位置している凸部7、及び前記弾性片部4bの外面に設けられて前記凸部と係脱自在に嵌合される形状となっている凹部9とを有し、紐端末カバー同士は、互いの前記弾性片部を相手側の前記隙間に差し込むと、一方カバー本体の前記凸部7と他方カバー本体における前記弾性片部の凹部9との嵌合、及び一方カバー本体における前記弾性片部の凹部9と他方カバー本体の前記凸部7との嵌合により回動可能に連結される構成である。
【0006】
この構造によれば、紐端末カバー1は、2個を組として、衣服に配置された紐41の両端末41aにそれぞれ取り付けられる。そして、紐端末41aの外観処理、紐端末の解れ防止、紐端末を引き寄せる際の操作性向上、紐導出孔への不用意な引き込み阻止等、従来と同様に機能する。それに加え、本発明品は、紐の端末41a側が衣服等の紐導出孔40aから大きく引き出されているとき、次の態様により紐端末カバー1の振り子現象に対しワンタッチ操作により対処可能にする。
【0007】
紐端末カバー1がフック部4を衣服等の開口縁40bに対し、フック部4の差込操作により掛け止めされる。このフック部4は、弾性片部4bが基部4a側を支点として弾性揺動されることから、衣服等の布の厚にかかわらず、平面部との間の隙間8を容易に押し広げ所定の挟持力にて開口縁40bに掛け止め可能にする。この掛け止めにより紐端末カバー1の不用意な動きが規制される。ここで、フック部4を掛け止める箇所として、衣服の例では、前側同志を合わせる前縁部、下縁部、外ポケットを形成している開口縁部等が挙げられる。なお、このようなフック部4は、少なくとも、フック部4とカバー本体2との何れかの対向面に設けられ、前記隙間8の一部を狭める凸部7を有している。これは、例えば、この種の端末カバー1が用途的なデザイン制約から一般的に外径5〜15mm、全長10〜25mmと小さくなる関係で、フック部の掛け止め力を外観を損なわずに増大可能にすることと、外力による不用意な外れを吸収し易くするためである。
【0008】
同時に、紐41の各端末41aに装着された両側の紐端末カバー1同志を、各フック部4の係脱操作により連結する。このように、両側の紐端末カバー1同志を連結する態様では、例えば、衣服に適用された紐41の場合、衣服の前側の縁部同志を両紐端末カバー1を介し閉じることになる。しかし、この種の紐端末カバー1は紐41のうち、紐導出孔40aから外へ余裕を持って引き出された端末41aに装着されている関係で、両側の紐端末カバー1同志を連結しても衣服の前側の縁部同志を密接した状態に規制することはない。この点は、例えば、紐導出孔40aから導出した上流側(つまり紐導出孔40aの付近)の紐部分同志を結び目や他の部材等により結合する場合のように威圧感を与えたり、安全性を損なうことがないことを意味し、本発明品の利点の1つである。また、フック部4同志の係脱構造としては、カバー本体2の外面の一部に設けられた凸部7と、前記フック部4の弾性片部4b外面に設けられて前記凸部7と係脱自在に嵌合される凹部9とから構成すると、外観を損なわずに簡易に実現されるものである。
【0009】
以上の紐端末カバー1としては、カバー本体2が扁平筒状をなし、一端開口3aと共に他端側も開口3bしており、該他端開口3bに装着されてカバー本体2の内周面との間に紐41の端末41aを挟着する係止部材10を有していことが好ましい。扁平筒状の構成は、外観的な斬新性だけではなく、本発明の各フック部4を一体形成する上で、最適な態様となる。係止部材10の構成は、紐41がその端末41aを結び目を作ることによりカバー本体2から抜け止めされて取り付けられる従来構成に対し、最大外径寸法を小さくできると同時に、前記扁平筒状の構成に適した形態となるからである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。この形態は、本発明の好適な具体例であり、本発明の技術的範囲を制約するものではない。
図1乃至図8は本発明形態としての紐端末カバーを示している。このうち、図1と図7は図8の全体使用図の要部を拡大したしたもので、各図(a)は前記紐端末カバーの使用状態例、各図(b)はその作動を示す図である。図2(a),(b),(c)は前記紐端末カバー単品の上面及び左右側面図である。図3(a),(b)は 図2(a)のA−A線と図2(b)のB−B線断面図である。図4(a),(b)は紐端末カバーを紐の端末に装着した状態を図3と同様な態様で示す図である。図5は前記紐端末カバーのカバー本体を示し、同(a)は横半断面図、同(b)は縦断面図、同(c)は左側面図、同(d)は右側面図である。図6は前記紐端末カバーの係止部材を示し、同(a)は上面図、同(b)は正面図、同(c)は左側面図、同(d)は右側面図である。
【0011】
図1乃至図8において、紐端末カバー1は、カバー本体2及び係止部材10からなり、何れもが樹脂成形品である。大きさは、図面上拡大されているが、適用される紐41に対応して設計されて、長さ寸法が約20mmで、最大幅及び厚さが約13mmという比較的小さなものである。外観的には、カバー本体2が扁平な筒状とっており、係止部材10の一部だけがカバー本体2と共に輪郭を形成している。なお、形態例の紐端末カバー1は、紐41が二本又は二重(紐の折り返した箇所)の端末41aに対し取り付けられる例であるが、紐41が一本で構成されることもある。
【0012】
ここで、カバー本体2は、図2,図3,図5に示される如く、上面2a及び下面2bと、前面2c及び後面2dとで、扁平筒状を形成しており、紐41の端末41aを挿入する一端開口3aが他端開口3bよりも少しだけ小さく形成されると共に、上面2aに突設されたフック部4を有している。筒内にあって、上下面2a,2bの内面には波状の凹凸部5が一端開口3aの手前から、中間より少し他端開口3b側まで連続して形成されている。この凹凸部5は紐41の端末41aを抜けにくくする部分である。前後面2c,2dの内面には、対向した状態で爪部6が他端開口3bの手前に形成されている。この爪部6は、係止部材10の対応部と係合し抜け止めする部分である。
【0013】
これに対し、筒外面にあって、前後面2c,2dは上下面2a,2bの縁部まで丸みが付けられ、上下面2a,2bはその縁部を除いて平面部に形成されている。上面2aの平面部には凸部7が設けられている。この凸部7は、小さな半球形になっており、フック部4の弾性片部4bの先端側で、かつ真下に位置している。フック部4は、上面2aに一体に形成されており、上面2aから立ち上がった基部4aと、該基部4aから折り曲げられた弾性片部4bとで構成されている。基部4aは、略コ形状をなし、上面2aのうち、一端開口3aに近い箇所に位置して、コ形の両片部を上面2aに結合し、コ形状の中間片部を上面2aの前記水平部上に配置している。弾性片部4bはそのコ形状の中間片部に接続されて、上面2aの前記水平部と略平行で、かつ他端開口3b側へ延設されている。弾性片部4bの先端は前記凸部7よりも少し他端開口3b側に達しており、外観的に凸部7が弾性片部4bにて見えなくなっている。なお、この先端の内面はテーパー4cが付けられている。そして、上面2aと弾性片部4bとの間には、基部4aの高さに対応した差込用の隙間8が設けられている。この隙間8は、テーパー4cの先端で広く、凸部7の部分で狭くなっている。
【0014】
また、弾性片部4bの外面には凹部9が設けられている。この凹部9は、凸部7の真上に位置し、半球状の窪みに形成されている。そして、カバー本体2は、フック部4及び凸部7と凹部8を利用して、他のカバー本体2のフック部4と係脱自在に連結されるように構成されている。すなわち、このカバー本体2同志の連結は、図7(a)に例示される如く、例えば、下側のカバー本体2に対し上側のカバー本体2を連結する場合、上側のカバー本体2のフック部4の弾性片部4bを他方つまり下側のカバー本体2のフック部4の隙間8に差し込むと、下側のカバー本体2の凸部7と上側のカバー本体2の凹部9とが嵌合し、同時に、上側のカバー本体2の凸部7と下側のカバー本体2の凹部9とが嵌合される。この2箇所の嵌合は、カバー本体2同志を互いのフック部4を介して係脱自在に連結すると共に、離れる方向のテンションを受けると、容易に外れるものである。
なお、以上のようなフック部4は、各請求項の作用が得られる範囲でカバー本体2に合わせて任意の形状に設計されるものである。また、この形態例では弾性片部4bが一端開口3a側から他端開口3b側へ延びる構成であるが、逆に、弾性片部4bが他端開口3b側から一端開口3a側へ延びるようにしてもよい。
【0015】
一方、係止部材10は、図3,図4,図6に示される如く、頭部11と、ガイド部12と、板バネ部13と、喰付き部14とからなり、頭部11を除いてカバー本体2の扁平筒内に差し込まれる。頭部11は外面円弧となっており、他端開口3bに一体化されて、その開口を塞ぐ。ガイド部12は、頭部11の内面に突出されて、対向した部分に上記爪部6と係合する爪部15を形成している。板バネ部13は、節13aを有し、その節13aを支点として弾性的に縮まるようになっている。喰付き部14は、上記凹凸部5と対向配置される側に複数の針状アンカー16を形成しており、該アンカー16により上記凹凸部5との間に紐41の端末41を挟み込んで紐41を抜け止め可能にするものである。
【0016】
次に、以上のカバー部材2及び係止部材10の組立と、その組立時に行われる紐40への取付操作要領を概説する。この紐端末カバー1は、係止部材10がカバー部材2に他端開口3bから差し込まれ、かつ最終段階で強く押圧されると、爪部15が上記爪部6に係合されて一体物となる。図2,図3はそのようにして組み立てた状態で示している。通常、この組立操作は、例えば、本発明品を使用する製造工程、つまり衣服や袋体等に紐41を組み付ける際にその紐41への取付と同時に行われることになる。その際の要領を2本の紐41の例で説明すると、先ず、紐41の端末41aを揃えた状態から、端末41aをカバー本体2の一端開口3aから他端開口3bへ挿入する。他端開口3bに位置する各端末41aの間に喰付き部14を配置し、かつ各アンカー16を対応する端末41aに当てた状態にする。その状態から、紐41を挿入とは逆の引き抜き方向へ強く引っ張る。すると、端末41aは、アンカー16に喰い付かれた状態で、カバー本体2の扁平筒内へ捻りを伴って引き込まれ、凹凸部5とアンカー16との間に所定挟持力にて挟着される。そして、頭部11は他端開口3bへ押すと、板バネ部13を縮小しながら他端開口3bに接近し、最終段階で上記したように爪部15が爪部6にクリック感を伴って係合し、他端開口3bを閉じることになる。図4はそのようにして、紐端末カバー1が紐41の端末41aに装着された状態で示している。
【0017】
図1は本発明品の使用例である。すなわち、これは、図8の下側の拡大図に対応する模式図であり、紐端末カバー1が衣服等の導出孔40aから比較的長めに導出されている紐41の端末41aに装着されている。この場合は、その紐端末カバー1が同図(a)の如くフック部4を衣服等の開口縁40b(前側の縁部、下側の縁部、ポケット等の縁部等であってもよい)に対し、上記隙間8に開口部41bの一部を差し込んだ状態で掛け止めされる。このフック部4による掛け止めでは、同図(b)の如く、弾性片部4bが基端4a側を支点として弾性揺動されて、開口縁40bを上面2aの平面部との間に挟み込むと共に、上記した隙間8のうち狭くなっている凸部7の部分で強く挟み込む。そして、この掛け止め状態では、紐端末カバー1が位置規制されているため従来の如くぶらつくことがなく、導出孔40aと紐端末カバー1との間の紐1の部分を適度なループ形状にして邪魔にならないよう、すっきりとした状態に規制できる。また、この構造では、紐端末カバー1が振動等の外力を受けたとき、前記凸部7の部分を支点として揺動し易くなっていることから、外れる方向への外力を直に受ける場合を除き外れにくくなっている。逆に、外す場合は、紐1を引っ張ることにより、開口縁40bより容易に掛け外される。
【0018】
図7は本発明品の他の使用例である。すなわち、これは、図8の上側の拡大図に対応する模式図であり、両側の紐端末カバー1同志を連結する場合の例である。この場合は、図7(a)の如く、紐41の各端末41aに装着された両側の紐端末カバー1同志が近づけられて、段落0013で述べた通り、例えば、上側のカバー本体2のフック部4の弾性片部4bを下側のカバー本体2のフック部4の隙間8に差し込む。すると、両紐端末カバー1は、下側のカバー本体2の凸部7と上側のカバー本体2の凹部9とが嵌合し、同時に、上側のカバー本体2の凸部7と下側のカバー本体2の凹部9とが嵌合されて、連結されることになる。この連結状態では、紐端末カバー1が位置規制されているため図1と同じくぶらつくことがなく、導出孔40aと各紐端末カバー1との間の紐1の部分を緩いループ形状にして邪魔にならないよう、すっきりとした状態に規制できる。また、この構造では、図7(b)の如く紐端末カバー1が振動等の外力を受けたとき、前記凸部7の部分を支点として適度に回動揺動し易くなっていることから、外れる方向への外力を直に受ける場合を除き外れにくくなっている。逆に、外す場合は、例えば、両側の紐1を摘んで離間する方向へ引っ張ることにより、前記各嵌合が容易に外されることになる。しかも、この連結構造では、両フック部4が図7(a)の状態から図7(b)の如く略90度回転した状態に限らず、上側のフック部4が図7(b)の状態から更に前方へ押されると、下側のフック部4が上側のフック部4のうち、基部4aと凸部7との間に挟持されることになり、両者を離間する方向へ直に引っ張られない限り不用意に外れないようになっている。
【0019】
なお、上記形態の紐端末カバー1は、装飾機能も重視されることから、全面にシボ加工が施されたり、一部に彫刻等で装飾処理されるものである。また、紐41の端末41aの取付構造自体については、これに限られず、他の公知のものに適宜に変更可能なものである。但し、この形態の構造では、上記したようにワンタッチ操作により紐41に取り付けることができるという利点がある。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明の紐端末カバーは、従来と同様に紐端末の外観処理、紐端末の解れ防止等の基本機能に加え、紐の端末側が紐導出孔から大きく引き出されているとき、次のような対処方法を可能にし、紐端末カバーの振り子現象を簡易かつワンタッチ操作により阻止して信頼性と商品価値を向上できる。
すなわち、紐端末カバーがフック部を衣服等の開口縁に対し、フック部の差込操作により掛け止めされる。このフック部は、基端側を支点として弾性揺動されることから、衣服等の布の厚にかかわらず、平面部との間の隙間を容易に押し広げ所定の挟持力にて開口縁に掛け止め可能にし、この掛け止めにより紐端末カバーの不用意な動きを規制できる。
また、紐の両側の紐端末カバー同志を、各フック部の係脱操作により連結すると、この連結により紐端末カバーの不用意な動きを規制できる。このように規制した場合にも、紐端末カバーは紐のうち、紐導出孔から外へ余裕を持って引き出された端末に装着されている関係で、例えば、紐導出孔から導出した上流側の紐部分同志を結び目等により連結する場合のように威圧感を与えたり、安全性を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明形態の紐端末カバーの使用例及び作動を示す図である。
【図2】 上記紐端末カバー単品の上面及び左右側面図である。
【図3】 図2(a)のA−A線と図2(b)のB−B線断面図である。
【図4】 図3と同様な状態で紐端末カバーを紐の端末に装着した図である。
【図5】 上記紐端末カバーのカバー本体を示す構成図である。
【図6】 上記紐端末カバーの係止部材を示す構成図である。
【図7】 本発明形態の紐端末カバーの他の使用例及び作動を示す図である。
【図8】 図1と図7を説明するための本発明品の使用例を示す図である。
【図9】 従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1は紐端末カバー、2はカバー本体、3は係止部材
2a,2bは平面部を持つ上面と下面(外面)
3a,カバー本体の一端開口、3bはカバー本体の他端開口
4はフック部、6は爪部、7は凸部、9は凹部
11は係止部材の頭部、15は爪部、16はアンカー
41は紐、41aは紐の端末
Claims (2)
- 衣服等に配置される紐の端末に対し、該端末を一端開口から内部に入れ、内部で抜け止め状態に係止することで取り付けられるカバー本体を備えた紐端末カバーにおいて、
前記カバー本体の外面に突設された基部、及び該基部から折り曲げられて前記外面との間に差込用の隙間を形成している弾性片部からなるフック部と、
前記カバー本体の外面に設けられて前記弾性片部の真下に位置している凸部、及び前記弾性片部の外面に設けられて前記凸部と係脱自在に嵌合される形状となっている凹部とを有し、
紐端末カバー同士は、互いの前記弾性片部を相手側の前記隙間に差し込むと、一方カバー本体の前記凸部と他方カバー本体における前記弾性片部の凹部との嵌合、及び一方カバー本体における前記弾性片部の凹部と他方カバー本体の前記凸部との嵌合により回動可能に連結されることを特徴とする紐端末カバー。 - 前記カバー本体が扁平筒状をなし、前記一端開口と共に他端側も開口しており、該他端開口に装着されてカバー本体の内周面との間に前記紐の端末を挟着する係止部材を有している請求項1に記載の紐端末カバー。
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