JP3163838U - 子供靴保持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用時に相手材から脱離し難く、相手材を選ばない子供靴保持具を提供する。【解決手段】子供靴保持具のストラップを、帯状をなす帯状体30と、帯状体30の一端部30aに固着されている第1係合部31と、帯状体30の他端部30bに固着されている第2係合部32と、で構成し、第1係合部31および第2係合部32を、それぞれ、面ファスナーの一方とスナップボタンの一方とで構成する。そして、面ファスナーが脱着可能に係合するとともにスナップボタンが脱着可能に係合することで、ストラップが開閉可能なループ状をなすようにする。【選択図】図2
Description
本考案は、子供用靴を挟持しかつ相手材に吊下げることのできる靴保持具に関する。
子連れで外出する際に、子供靴の扱いに困る場合がある。すなわち、子供(特に乳幼児)を電車の座席に座らせる時など、子供の靴を脱がせる必要がある場合、手荷物が多ければ、脱がせた靴を手に持てない。例えば、バッグやベビーカーの取っ手などの相手材に子供用靴を吊下げるための子供靴保持具は、このような子連れの人の負担を軽減できると考えられる。
ところで、相手材からの子供靴保持具の脱離防止を考慮すると、子供靴保持具のなかで相手材に吊下げる部分(以下、ストラップと呼ぶ)は、無端のループ状をなすのが好ましいと考えられる。しかし無端のループ状をなすストラップは、相手材が無端形状である場合などには、相手材に吊下げることができない。このため、使用時に相手材から脱離し難く、かつ、相手材を選ばない子供靴保持具が求められている。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、使用時に相手材から脱離し難く、相手材を選ばない子供靴保持具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本考案の子供靴保持具は、一足の子供用靴を挟持可能なクリップと、相手材に吊下げ可能なストラップと、該クリップと該ストラップとを連結する連結部と、を持つ子供靴保持具であって、該ストラップは、帯状をなす帯状体と、該帯状体の一端部に固着されている第1係合部と、該帯状体の他端部に固着されている第2係合部と、を持ち、該第1係合部は、一対の面ファスナーの一方からなる第1ファスナー部と一対のスナップボタンの一方からなる第1スナップ部と、を持ち、該第2係合部は、一対の面ファスナーの他方からなる第2ファスナー部と一対のスナップボタンの他方からなる第2スナップ部と、を持ち、該ストラップは、該第1ファスナー部と該第2ファスナー部とが脱着可能に係合し、該第1スナップ部と該第2スナップ部とが脱着可能に係合することで、開閉可能なループ状をなすことを特徴とする。
本考案の子供靴保持具は、下記の(1)、(2)の少なくとも一方を備えるのが好ましい。
(1)前記第1係合部と前記第2係合部とは、前記帯状体の同一面に固着され、前記第1スナップ部は前記第1ファスナー部よりも前記帯状体の端部側に配置され、前記第2スナップ部は前記第2ファスナー部よりも前記帯状体の端部側に配置されている。
(2)前記クリップは、巻きバネにより閉方向に付勢されている目玉クリップからなり、前記連結部は、ワイヤと、該ワイヤをループ状に固定するかしめ材と、を持つワイヤ連結具を含み、該ワイヤ連結具は該巻きバネの外周側に掛け回され、該ワイヤの端部および該かしめ材は樹脂製の被覆材で覆われ、該被覆材は、前記ストラップを前記相手材に吊下げた使用状態において、該巻きバネの下側に配置される。
(1)前記第1係合部と前記第2係合部とは、前記帯状体の同一面に固着され、前記第1スナップ部は前記第1ファスナー部よりも前記帯状体の端部側に配置され、前記第2スナップ部は前記第2ファスナー部よりも前記帯状体の端部側に配置されている。
(2)前記クリップは、巻きバネにより閉方向に付勢されている目玉クリップからなり、前記連結部は、ワイヤと、該ワイヤをループ状に固定するかしめ材と、を持つワイヤ連結具を含み、該ワイヤ連結具は該巻きバネの外周側に掛け回され、該ワイヤの端部および該かしめ材は樹脂製の被覆材で覆われ、該被覆材は、前記ストラップを前記相手材に吊下げた使用状態において、該巻きバネの下側に配置される。
本考案の子供靴保持具におけるストラップは、第1の係合部と第2の係合部とが係合するとループ状をなし、第1の係合部と第2の係合部との係合が解除されると単なる帯状(非ループ状)をなす。このため、先ず、ストラップを非ループ状にして相手材に掛け回し、次いで、第1の係合部と第2の係合部とを係合させストラップをループ状にすることで、無端の相手材(例えばバッグのハンドルなど)にも吊下げ可能である。すなわち、本考案の子供靴保持具は、相手材を選ばない。
さらに、本考案の子供靴保持具においては、第1の係合部と第2の係合部とがそれぞれ2以上の係合手段(すなわち、面ファスナーおよびスナップボタン)を含む。このため、例えば一方の係合が解除されても他方の係合が維持されていれば、ストラップのループ形状が維持され、ストラップが相手材に安定して吊下げられる。また、面ファスナーの係合機構と、スナップボタンの係合機構とは異なっている。このことによっても、一方の係合が解除されても他方の係合が維持され易い。このため、本考案の子供靴保持具は、相手材から脱離し難い。なお、本考案において、子供とは、乳児、幼児、児童の何れかを指す。好ましくは、足のサイズ20cm以下の子供を指す。より好ましくは、足のサイズ15cm下の子供を指す。
上記(1)を備える本考案の子供靴保持具は、ストラップを容易にループ状にでき、相手材に容易に吊下げ得る利点がある。これは以下の理由による。
一般に、所定の固定強度を得るのに必要なスナップボタンの大きさは、面ファスナーの大きさに比べて小さい。このため、第1スナップ部および第2スナップ部は、第1ファスナー部および第2ファスナー部に比べて小さくできる。そして、第1スナップ部および第2スナップ部が第1ファスナー部および第2ファスナー部よりも小型であれば、第1スナップ部と第2スナップ部とを互いに位置決めし係合させる作業は、第1ファスナー部と第2ファスナー部とを互いに位置決めし係合させる作業に比べて遙かに容易である。
上記(1)を備える本考案の子供靴保持具において、第1係合部と第2係合部とは帯状体の同一面に固着されている。このため、ストラップがループ状をなすときには、帯状体の両端部は対面する。この対面する部分すなわち帯状体の端部側に第1スナップ部および第2スナップを配置することで、帯状体の両端部を揃えるだけで第1スナップ部と第2スナップ部とを互いに位置決めできる。第1スナップ部と第2スナップ部とが互いに位置決めされ、係合すれば、第1ファスナー部と第2ファスナー部ともまた容易に位置決めできる。このため、上記(1)を備える本考案の子供靴保持具は、ストラップを容易にループ状、すなわち、相手材に吊下げ得る形状にでき、子供靴を相手材に容易に吊下げることができる。
上記(2)を備える本考案の子供靴保持具においては、一足の子供靴を挟持するクリップとして目玉クリップ(所謂蛇腹クリップ)が用いられている。目玉クリップは、比較的付勢力の強い巻きバネによって閉方向に付勢される。このためクリップとして目玉クリップを選択することで、子供靴を安定して挟持できる利点がある。その一方で、目玉クリップを開閉操作(すなわち、目玉クリップによって子供靴を挟持する操作)をする際には、目玉クリップの力点に相当する部分(以下、入力部と呼ぶ)に比較的大きな力を加える必要がある。このため、目玉クリップの入力部付近には、目玉クリップの開閉操作に干渉する部材を配設しないのが好ましい。上記(2)を備える本考案の子供靴保持具においては、連結部のなかで目玉クリップに連結される部材(ワイヤ連結具)を目玉クリップの巻きバネの外周側に掛け回している。ワイヤ連結具はワイヤで構成されるため比較的変形し易い。また、ワイヤ連結具は巻きバネの外周側に掛け回され、目玉クリップの入力部付近から比較的離れた位置に配置される。このため連結具は目玉クリップの開閉操作に干渉し難く、ユーザーは目玉クリップによって子供靴を容易に挟持できる。さらに、ワイヤ連結具における結合部分(ワイヤの端部およびかしめ材)は、樹脂製の被覆材で覆われている。このため、結合部分がユーザーの手等を傷つけることはない。
ところで、ワイヤ連結具は巻きバネの外周側に掛け回されているため、目玉クリップの開閉操作時に巻きバネに挟まれる可能性がある。ワイヤ連結具が巻きバネに挟まれると、ワイヤ連結具が目玉クリップの開閉操作に干渉し、ユーザーが目玉クリップを容易に開閉操作できなくなる場合がある。また、巻きバネに挟まれたワイヤ連結具が破損する可能性もある。
ワイヤ連結具のなかで使用状態(すなわち、ストラップを相手材に吊下げた状態)において巻きバネの下側に配置される部分は、特に、巻きバネに圧接する可能性が高く、他の部分に比べて開閉操作時に巻きバネに挟まれる可能性が高い。しかし上記(2)を備える本考案の子供靴保持具における結合部分は、使用状態において巻きバネの下側に配置されても、開閉操作時に巻きバネに挟まれ難い。結合部分は、被覆材で覆われ、大型化しているためである。このため、(2)を備える本考案の子供靴保持具は、破損し難く、かつ、ユーザーが子供靴を容易に挟持できる。
子供が靴を脱着する頻度は大人に比べて高い。このため子供靴保持具は、比較的高頻度で子供靴の挟持・解放を繰り返す。したがって、子供靴保持具における子供靴を挟持する部分には、容易に子供靴を挟持でき、かつ安定して子供靴を挟持できる機能が求められている。クリップは、比較的軽量な対象物を容易かつ安定に挟持できる。このため本考案の子供靴保持具は、子供靴を挟持する手段としてクリップを選択したことで、子供靴保持具としての性能に優れる。
クリップは、一足の子供靴を安定して挟持できるものであれば良く、上述した目玉クリップの他、山形クリップやダブルクリップ等の既知のクリップを使用できる。これらのクリップは、子供靴を容易かつ信頼性高く挟持できる。
ストラップは、帯状体と、第1係合部と、第2係合部と、を持つ。帯状体は、可撓性を持つ材料および形状であれば良く、例えば、平織テープ、綾織テープ、グログランテープ等の織物であっても良いし、PPバンドや皮革等、織物以外であっても良い。第1係合部は帯状体の一端部に固着され、第1ファスナー部と第1スナップ部とを持つ。また、第2係合部は帯状体の他端部に固着され、第2ファスナー部と第2スナップ部とを持つ。第1ファスナー部および第2ファスナー部は、互いに係合可能であれば、どちらが雄側であっても良いし、どちらが雌側であっても良い。第1スナップ部および第2スナップ部もまた、互いに係合可能であれば、どちらが雄側であっても良いし、どちらが雌側であっても良い。
なお、第1係合部と第2係合部とが帯状体の同一面に固着されている場合、すなわち、帯状体がループ状をなす時に二端部を同方向に対面させる場合には、第1スナップ部を第1ファスナー部よりも端部側に配置し、第2スナップ部を第2ファスナー部よりも端部側に配置するのが好ましい。第1スナップ部と第2スナップ部とを容易に位置決め・係合するためである。なお、第1係合部と第2係合部とが帯状体の背向する二面に別々に固着されている場合、すなわち、帯状体がループ状をなす時に二端部を逆方向に対面させる場合には、第1スナップ部、第1ファスナー部、第2スナップ部、第2ファスナー部の並び順は特に問わない。
第1の係合部は、第1スナップ部および第1ファスナー部のみで構成しても良いし、例えば第3スナップ部や第3ファスナー部等、第1スナップ部および第1ファスナー部以外の係合構造を持っても良い。第2の係合部もまた同様である。
連結部は、D環、ナス環、キーリング(所謂二重リング)等、環状をなす部分を持つ部材で構成するのが良い。これらの部材は1個のみで連結部を構成しても良いし、複数個が連結されて連結部を構成しても良い。クリップの入力部を帯状体の端部から遠ざけ、クリップの開閉操作を容易にするためには、環状をなす部材複数個を連結して連結部を構成するのが好ましい。
以下、具体例を挙げて、本考案の子供靴保持具を説明する。
(実施例)
実施例の子供靴保持具を使用している様子を模式的に表す斜視図を図1に示し、実施例の子供靴保持具の要部拡大図を図2に示す。なお、図1に示す子供靴保持具においては第1係合部と第2係合部とが係合し、図2に示す子供靴保持具においては第1係合部と第2係合部との係合は解除されている。
実施例の子供靴保持具を使用している様子を模式的に表す斜視図を図1に示し、実施例の子供靴保持具の要部拡大図を図2に示す。なお、図1に示す子供靴保持具においては第1係合部と第2係合部とが係合し、図2に示す子供靴保持具においては第1係合部と第2係合部との係合は解除されている。
図1に示すように、実施例の子供靴保持具1は、クリップ2と、ストラップ3と、連結部4と、を持つ。
クリップ2は、目玉クリップからなる。クリップ2は、支点に相当する部分(軸部20と呼ぶ)と、力点に相当する部分(入力部21と呼ぶ)と、作用点に相当する部分(挟持部22と呼ぶ)と、巻きバネ23と、を持つ。入力部21は略リング状をなす。挟持部22は略短冊状をなす。巻きバネ23は、軸部20と略同軸的に配置され、軸部20に外装されている。巻きバネ23はクリップ2を閉方向(すなわち、入力部21が開き、挟持部22が閉じる方向)に付勢している。
ストラップ3は、図2に示すように、帯状体30と第1係合部31と第2係合部32とからなる。帯状体30は、綿製の平織テープ製である。帯状体30の一端部30aおよび他端部30bは、それぞれ裏側(図2中紙面手前側)に折り返されている。一端部30aの裏側には第1係合部31が固着され、他端部30bの裏側には第2係合部32が固着されている。
詳しくは、第1係合部31は、一対の面ファスナーの一方からなる第1ファスナー部35と、一対のスナップボタンの一方からなる第1スナップ部36と、で構成されている。第1スナップ部36は、第1ファスナー部35よりも端部側に配置されている。第1ファスナー部35および第1スナップ部36は、各々一端部30aの裏側に縫付けられている。一端部30aの表側には、図略のワッペンが縫付けられている。
第2係合部32は、一対の面ファスナーの他方からなる第2ファスナー部37と、一対のスナップボタンの他方からなる第2スナップ部38と、で構成されている。第2スナップ部38は、第2ファスナー部37よりも端部側に配置されている。第2ファスナー部37および第2スナップ部38は、各々他端部30bの裏側に縫付けられている。
連結部4は、樹脂製のD環40と、二重リング41と、ワイヤ連結具42と、で構成されている。D環40は、帯状体30の一端部30aにおける折り返された部分に挟み込まれている。二重リング41は、D環40に連結されている。ワイヤ連結具42は、ワイヤ45と、3つのかしめ材46〜48と、被覆材49とで構成されている。ワイヤ45は、両端部を図2中下方に向けつつ、巻きバネ23の外周側に掛け回されている。かしめ材46は、金属製の穴あき玉状をなす。ワイヤ45の両端部はかしめ材46の一つに挿入されている。かしめ材46は、ワイヤ45の両端部をかしめることで、ワイヤ45をループ状に固定している。ワイヤ45の両端部およびかしめ材46は、樹脂製の被覆材49で覆われている。なお、ワイヤ45のなかで巻きバネ23よりも図2中上方に位置する部分は、2つのかしめ材47、48によりかしめられている。このため、ワイヤ45は略8の字のループ状に固定されている。
実施例の子供靴保持具1の使用方法を以下に説明する。
図1に示すように子供靴8を相手材9に吊下げる際には、下記の(1)、(2)の操作をおこなう。なお、(1)、(2)の操作は何れを先におこなっても良い。
(1)子供靴8をクリップ2で挟む
一足の子供靴8を揃え、クリップ2の入力部21を手で持ち、巻きバネ23の付勢力に抗して挟持部22を開きつつ、挟持部22を一足の子供靴8に差し込む。このとき、短冊状をなす挟持部22の長手方向と、子供靴8の前後方向(踵−爪先方向)とを略一致させると、子供靴8がクリップ2に安定して挟持される。挟持部22を子供靴8に差し込んだ後に、入力部21から手を離せば、巻きバネ23の付勢力により挟持部22が閉じる。すると、クリップ2によって子供靴8が挟持される。
一足の子供靴8を揃え、クリップ2の入力部21を手で持ち、巻きバネ23の付勢力に抗して挟持部22を開きつつ、挟持部22を一足の子供靴8に差し込む。このとき、短冊状をなす挟持部22の長手方向と、子供靴8の前後方向(踵−爪先方向)とを略一致させると、子供靴8がクリップ2に安定して挟持される。挟持部22を子供靴8に差し込んだ後に、入力部21から手を離せば、巻きバネ23の付勢力により挟持部22が閉じる。すると、クリップ2によって子供靴8が挟持される。
(2)ストラップ3を相手材9に吊下げる
ストラップ3の第1係合部31と第2係合部32との係合を解除し、ストラップ3を単なる非ループ状にする。詳しくは、第1ファスナー部35と第2ファスナー部37とを離間させ、両者の係合を解除する。また、第1スナップ部36と第2スナップ部38とを離間させ、両者の係合を解除する。
ストラップ3の第1係合部31と第2係合部32との係合を解除し、ストラップ3を単なる非ループ状にする。詳しくは、第1ファスナー部35と第2ファスナー部37とを離間させ、両者の係合を解除する。また、第1スナップ部36と第2スナップ部38とを離間させ、両者の係合を解除する。
次いで、帯状体30を相手材9に掛け回し、第1スナップ部36と第2スナップ部38とを係合させる。このとき、帯状体30の一端部30aと他端部30bとが同じ方向を向いているため、この一端部30aと他端部30bとを揃えるだけで、第1スナップ部36と第2スナップ部38とを互いに位置決めできる。
第1スナップ部36と第2スナップ部38とは、一対のスナップボタンを構成している。このため、第1スナップ部36と第2スナップ部38とが係合する際には、音および振動が発生する。ユーザーは、この音および振動(所謂クリック感、節度感)を感知することで、第1スナップ部36と第2スナップ部38とが係合したことを知ることができる。したがって、例えばユーザーが相手材9を目視し難い場合にも、第1スナップ部36と第2スナップ部38とを信頼性高く係合させることができる。
第1スナップ部36と第2スナップ部38とが係合することで、第1ファスナー部35および第2ファスナー部37が互いに位置決めされる。このため、第1スナップ部36と第2スナップ部38とが係合した後に、ストラップ3を端部から中央部に向けて扱くことで、第1ファスナー部35と第2ファスナー部37とが係合する。以上の操作により、第1係合部31と第2係合部32とが係合する。第1係合部31と第2係合部32とが係合すると、ストラップ3(詳しくは帯状体30)がループ状に固定され、相手材9に吊下げられる。
ストラップ3は、面ファスナー(35、37)の係合と、スナップボタン(36、38)の係合とによってループ状に固定される。このため、何らかの外力が作用して面ファスナー(35、37)とスナップボタン(36、38)との一方の係合が解除されても、ストラップ3の形状(ループ状)は維持され、ストラップ3は相手材9から脱離し難い。
ストラップ3が相手材9に吊下げられると、子供靴保持具1の各部分は、子供靴保持具1および子供靴8の質量によって図1に示すように上下に配列する。このときワイヤ連結具42における結合部分(ワイヤ45の端部およびかしめ材46)は、被覆材49で覆われ、結合部分および被覆材49は、巻きバネ23の下側に配置される。図1に示す使用状態においては、子供靴8の質量によりクリップ2が下方に引っ張られ、ワイヤ連結具42の結合部分および被覆材49は、巻きバネ23の下側部分に圧接する。しかし、ワイヤ連結具42の結合部分および被覆材49は比較的大型であるため巻きバネ23に挟み込まれ難い。このため、実施例の子供靴保持具1は、破損し難く、かつ、子供靴8を容易に挟持できる。
1:子供靴保持具 2:クリップ 3:ストラップ
4:連結部 23:巻きバネ 30:帯状体
31:第1係合部 32:第2係合部 35:第1ファスナー部
36:第1スナップ部 37:第2ファスナー部 38:第2スナップ部
42:ワイヤ連結具 46:かしめ材 49:被覆材
4:連結部 23:巻きバネ 30:帯状体
31:第1係合部 32:第2係合部 35:第1ファスナー部
36:第1スナップ部 37:第2ファスナー部 38:第2スナップ部
42:ワイヤ連結具 46:かしめ材 49:被覆材
Claims (3)
- 一足の子供用靴を挟持可能なクリップと、相手材に吊下げ可能なストラップと、該クリップと該ストラップとを連結する連結部と、を持つ子供靴保持具であって、
該ストラップは、可撓性を持つ帯状体と、該帯状体の一端部に固着されている第1係合部と、該帯状体の他端部に固着されている第2係合部と、を持ち、
該第1係合部は、一対の面ファスナーの一方からなる第1ファスナー部と一対のスナップボタンの一方からなる第1スナップ部と、を持ち、
該第2係合部は、一対の面ファスナーの他方からなる第2ファスナー部と一対のスナップボタンの他方からなる第2スナップ部と、を持ち、
該ストラップは、該第1ファスナー部と該第2ファスナー部とが脱着可能に係合し、該第1スナップ部と該第2スナップ部とが脱着可能に係合することで、開閉可能なループ状をなすことを特徴とする子供靴保持具。 - 前記第1係合部と前記第2係合部とは、前記帯状体の同一面に固着され、
前記第1スナップ部は前記第1ファスナー部よりも前記帯状体の端部側に配置され、
前記第2スナップ部は前記第2ファスナー部よりも前記帯状体の端部側に配置されている請求項1に記載の子供靴保持具。 - 前記クリップは、巻きバネにより閉方向に付勢されている目玉クリップからなり、
前記連結部は、ワイヤと、該ワイヤをループ状に固定するかしめ材と、を持つワイヤ連結具を含み、
該ワイヤ連結具は該巻きバネの外周側に掛け回され、
該ワイヤの端部および該かしめ材は樹脂製の被覆材で覆われ、
該被覆材は、前記ストラップを前記相手材に吊下げた使用状態において、該巻きバネの下側に配置される請求項1又は請求項2に記載の子供靴保持具。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017200526A (ja) * | 2016-05-06 | 2017-11-09 | 株式会社赤ん坊カンパニー | 巻付け固定具 |
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JP2017200526A (ja) * | 2016-05-06 | 2017-11-09 | 株式会社赤ん坊カンパニー | 巻付け固定具 |
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