JP2017200526A - 巻付け固定具 - Google Patents

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Seki Mishima
世記 三島
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Abstract

【課題】環状部及び線状部の長さを連続的に任意に選択することができ、スナップボタンなどの結合部材を設ける作業自体が回避可能になるか、あるいは作業回数が少なくなるために製造コストが軽減化され、太さが異なる種々の巻付け対象パイブに適用可能である、巻付け固定具を提供する。【解決手段】巻付け固定具10は、(1)一方の端部に連結端部15を有し、その連結端部15の反対側に第1結合部材11を備える結合端部19を有する帯状部材1、(2)連結端部15で帯状部材1に連結した吊下体5、及び(3)両端部に帯状部材1を挿通可能なスリットを備え、一方の表面上に第1結合部材11と結合可能な第2結合部材31を備え、第2結合部材31が露出するように帯状部材1をスリットに挿通させて、帯状部材1の中間部17に摺動可能に挿通させたスライダー3を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、巻付け固定具に関する。本発明による巻付け固定具は、例えば、ベビーカーに取り付けて、毛布落下防止用巻付け固定具として使用することができる。
図9に示す様に、ベビーカー71に乗っている乳幼児72の前面に毛布73を掛けて走行する際には、毛布73の落下を防止する巻付け固定具74が使用されており、例えば、図10に示すスナップボタン型巻付け固定具74Aや、図11に示す面ファスナー型巻付け固定具74Bが知られている。
図10に示すスナップボタン型巻付け固定具74Aは、帯状部材83の一方の端部84に毛布把持体としてクリップ85を備え、反対側端部86にスナップボタン87を有し、帯状部材83の中間部に複数(図10の態様では2個)のスナップボタン88a,88bを有する。端部スナップボタン87及び中間部スナップボタン88a,88bは、一方が雄型であり、他方がその雄型と嵌合可能な雌型である。図10に示すスナップボタン型巻付け固定具74Aでは、スナップボタン端部86を矢印Xの方向に折り曲げて、端部スナップボタン87と中間部スナップボタン88a,88bの一方とを嵌合させて形成する環状部で、例えば、図9に示す様に、ベビーカー71の側方パイプ75に巻付けて固定し、環状部を形成していない残りの線状部の先端にあるクリップ85で毛布73を把持して使用する。
一方、図11に示す面ファスナー型巻付け固定具74Bは、前記のスナップボタン型巻付け固定具74Aにおけるスナップボタンに替えて、面ファスナーを設けたものであり、端部92を矢印Yの方向に折り曲げて、端部の面ファスナー93と中間部の面ファスナー94とを結合させて形成する環状部で、例えば、図9に示す様に、ベビーカー71の側方パイプ75に巻付けて使用する。
しかしながら、スナップボタン型巻付け固定具では、中間部スナップボタンが設けられている特定位置での嵌合によって環状部を形成するので、環状部及び線状部の長さを連続的に任意に選択することはできない。また、製造過程では、スナップボタンを帯状部材に取り付ける煩雑な操作を、それぞれのスナップボタンについて実施する必要があり、中間部スナップボタンの設置数が増えると、煩雑な取付け操作の回数が増えることになる。更に、巻付け対象が変わると、太さが合わずに巻き付けることができなくなる場合もある。
一方、面ファスナー型巻付け固定具では、環状部の長さ及び線状部の長さを連続的に任意に選択することが原理的には可能であるが、それを実際に可能にするには、帯状部材中間部に広範囲に面ファスナーを設ける必要があり、余分なコスト増の原因になる。
本発明は、後に詳述するように、結合部材(例えば、スナップボタン)を備えた摺動可能なスライダーを帯状部材に挿通して設けることによって、従来技術の前記欠点の全てを解消するものであるが、結合部材(例えば、スナップボタン)を備え、帯状部材に挿通させて使用するスライダーそれ自体は、ベルト地に挿通して使用するバックルとして公知である(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1には「スナップ付きバックル」が記載されており、特許文献2には、前記特許文献1に記載の「スナップ付きバックル」の欠点を改良した「ベルト抜け止め部材付きバックル」が記載されている。すなわち、特許文献2の図1及び図2には、特許文献1記載の「スナップ付きバックル」が先行技術として図示され、その欠点として、ベルト地の開放端部がバックルから抜け落ちてしまう恐れがあることから、特許文献2記載の考案では、バックルに薄板部材を配設して摩擦を増加させることにより、前記欠点を解消することを目指している。
しかしながら、特許文献1及び2に記載のバックルをベルト地に挿通してトレンチコートなどの腰回りに巻回して着用すると、その着用時には、腰回りに形成されるベルト環状体の径を内側から外側に拡大する方向に力が加わり、逆方向(ベルト環状体の径を縮小する方向)に力が働くことは一般にはないため、着用者は、バックルがベルト地開放端部から抜け落ちないように注意しながら着用することが求められ、必要に応じて、ベルト端部を持って径を縮める方向へ引き締めることが求められる。このように、前記バックルは、トレンチコート用ベルトのように、利用時に大きな力が働かない使用形態となる対象に適用され、例えば、ズボンのベルトのように、着用時に形成されるベルト環状体の径を内側から外側に拡大する方向に強い力が働くような使用例では実用化されていない。
これに対し、本発明による巻付け固定具では、一方の端部が、棒状体(例えば、ベビーカー側方パイプ)に巻き付けられる環状部となり、もう一方の端部には吊下体(例えば、クリップ)が連結されており、スライダーが環状部と吊下体との間の領域を摺動することになるので、本発明の巻付け固定具を棒状体に巻き付けて使用している状態では、スライダーが帯状部材から抜け落ちることがない。しかも、本発明の巻付け固定具を棒状体に巻き付けて使用している状態では、一般に、環状体の径を縮小する方向に力が作用し、環状体の径を内側から外側に拡大する方向に力が作用することがないので、この点からも、帯状部材からスライダーが分離して脱離する可能性はない。従って、特許文献1及び2に記載のバックルのような欠点は存在しない。
実公平5−37767号公報 実公平5−10653号公報
本発明の目的は、例えば、毛布落下防止用巻付け固定具としてベビーカーに取り付けて使用することのできる巻付け固定具であって、環状部及び線状部の長さを連続的に任意に選択することができ、スナップボタンなどの結合部材を設ける作業自体が回避可能になるか、あるいは作業回数が少なくなるために製造コストが軽減化され、太さが異なる種々の巻付け対象パイプに適用可能であり、面ファスナーなどの結合部材のように帯状部材中間部に広範囲にわたって設ける必要がなく、余分なコスト増を招くことのない、巻付け固定具を提供することにある。
前記の課題は、本発明による
(1)一方の端部に連結端部を有し、その連結端部の反対側に第1結合部材を備える結合端部を有する帯状部材、
(2)前記連結端部で前記帯状部材に連結した吊下体、及び
(3)両端部に前記帯状部材を挿通可能なスリットを備え、一方の表面上に前記第1結合部材と結合可能な第2結合部材を備え、前記第2結合部材が露出するように前記帯状部材を前記スリットに挿通させて、前記帯状部材の中間部に摺動可能に挿通させたスライダー
を含む巻付け固定具によって解決することができる。
本発明による巻付け固定具の好ましい態様によれば、前記第1結合部材及び第2結合部材の組合せが、第1及び第2接合部材の組合せ、又は第1及び第2嵌合部材の組合せである。
また、本発明による巻付け固定具の別の好ましい態様によれば、 前記吊下体として、把持手段、係止手段、保持手段、育児用品、又は玩具を連結して備える。
本発明による巻付け固定具においては、前記帯状部材の結合端部を、前記スライダーの方向に湾曲させて前記第1結合部材と前記第2結合部材と結合させることによって、前記帯状部材に、相互の長さ調整が可能な環状部と線状部とを簡単な操作によって形成することができる。また、環状部及び線状部の長さを連続的に任意に選択することができるだけでなく、スライダーを比較的に円滑に摺動させることができるので、前記の環状部及び線状部の長さの調整も比較的楽に行うことができる。従って、巻付け対象の棒状体(例えば、ベビーカー側方パイプ)の種々の太さへの適用は、スライダーの摺動によって任意の太さに適用可能である。また、巻付け操作時には、環状部が長めになるようにスライダーを摺動させて巻付け操作を容易にし、巻付け操作後に、スライダーを摺動させて環状部を締め付けることにより、巻付け対象の棒状体に環状部を密着させることもできる。
本発明による巻付け固定具においては、スライダーに結合部材を設け、従来技術のように帯状部材中間部の複数個所に結合部材を設ける必要がない。特に、結合部材として、スナップボタンを使用する場合には、帯状部材中間部の複数個所へのスナップボタンの取付操作が不要になり、製造工程が極めて簡便化され、製造コスト低減化することができる。また、結合部材として、面ファスナーを使用する場合でも、帯状部材中間部の広範囲に面ファスナーを設ける必要がないので、製造操作及び製造コストの点で有利である。
本発明による巻付け固定具は、環状部を棒状体(例えば、ベビーカー側方パイプ)などに巻き付けて使用し、もう一方の端部には吊下体が連結しているので、スライダーが帯状部材から抜け落ちて脱離することがない。また、環状部を棒状体に巻き付けて使用する際には、一般的には吊下体の方向へ力が作用するので、環状体の径を縮小する方向に力が作用し、環状体の径を内側から外側に拡大する方向に力が作用することがないため、この点からも、帯状部材からスライダーが抜け落ちて脱離する可能性はない。
また、本発明による巻付け固定具では、スライダーに滑り止め手段を設けることが可能であり、その滑り止め手段によって、帯状部材の長さ方向に沿ったスライダーの摺動性を制限することも可能である。
本発明による巻付け固定具を巻付内側面から観察した模式的斜視図である。 図1の巻付け固定具の模式的分解斜視図である。 図1の巻付け固定具を巻付外側面から観察した模式的分解斜視図である。 図1の巻付け固定具を棒状体(被巻付け体)に巻き付けた状態を示す模式的部分斜視図である。 図1の巻付け固定具を棒状体に巻き付けた状態の模式斜視図である。 図5に示す巻付け固定具の長さ調整後の状態を示す模式斜視図である。 本発明による別の態様の巻付け固定具の模式的部分説明図である。 本発明に用いることのできる別の態様のスライダーの模式的斜視図である。 毛布落下防止用巻付け固定具をベビーカーに適用した状態を示す模式的斜視図である。 従来のスナップボタン型巻付け固定具の模式的斜視図である。 従来の面ファスナー型巻付け固定具の模式的斜視図である。
以下、本発明による巻付け固定具の代表的態様を添付図面に沿って説明するが、本発明は以下の添付図面に示す態様に限定されるものではない。
図1〜図6に示す態様の本発明による巻付け固定具10は、帯状部材1とスライダー3と吊下体5とを含む。
帯状部材1は、長尺の細長いシートであり、一方の端部領域である連結端部15、前記連結端部15とは反対側の端部領域である結合端部19、及びそれらの中間領域である中間部17を含む。帯状部材1の一方の表面は、図4〜図6に示す巻付け状態において、巻付け対象の棒状体65と接触する表面領域を含む巻付内側面23である。もう一方の反対側の表面は、図4〜図6に示す巻付け状態において、棒状体65と接触せずに露出する表面領域を含む巻付外側面21である。
連結端部15は、吊下体5(例えば、クリップ51)を帯状部材1に取り付けるための連結手段13を備える。図1〜図3に示す実施態様では、連結端部15を折り曲げて縫合することによって形成されたループ部27が連結手段13である。結合端部19には、第1結合部材11としての雄型スナップボタン28が設けられており、その巻付内側面23の側に、雄型スナップボタン28の嵌合部29が露出している。雄型スナップボタン28は、スライダー3に設けられた第2結合部材31としての雌型スナップボタン41の嵌合部43と結合させることができる。第1結合部材11と第2結合部材31との組合せに、スナップボタンを使用する場合には、両者が嵌合可能であればよく、従って、第1結合部材11として雌型スナップボタンを使用し、第2結合部材31として雄型スナップボタンを使用することもできる。
スライダー3は、特に図2に示す様に、大略長方形型のプレートで、中央ベース部33、周辺フレーム部34、及び2つのスリット35、39を含み、前記中央ベース部33の一方の表面上に、第2結合部材31としての雌型スナップボタン41を備える。スライダー3は、特に図1及び図3に示す様に、帯状部材1を2つのスリット35、39に挿通させて、帯状部材1と摺動可能に一体化される。その際には、特に図1に示す様に、第2結合部材31としての雌型スナップボタン41の嵌合部43が露出するように挿通させる。
帯状部材1とスライダー3との挿通状態(又は接触状態)を予め調整して、スライダー3の摺動円滑性(あるいは、摺動抵抗性)を予め調整することができる。具体的には、帯状部材1の厚さに対して、前記スリット35、39の一方又は両方の間隙(すなわち、図2の矢印Lの摺動方向の距離)を適宜調整して、摺動運動の円滑性(あるいは、逆の抵抗性)を向上させたり、低下させたりすることができる。同様に、帯状部材1の幅に対して、前記スリット35、39の一方又は両方の幅の長さ(図2の矢印Wの方向の距離)を適宜調整して、摺動運動の円滑性(あるいは、逆の抵抗性)を向上させたり、低下させたりすることもできる。
前記の巻付け固定具10を、例えば図4に示す様に、棒状体65(例えば、図9に示すベビーカー71の側方パイプ75)に巻き付ける場合には、前記の巻付け固定具10の帯状部材1の結合端部19を、図1の矢印Aで示す方向に湾曲させて、結合端部19に設けた雄型スナップボタン28の嵌合部29と、スライダー3の中央ベース部33に設けた雌型スナップボタン41の嵌合部43とを嵌合させ、環状部61を形成することができる。この際に、スライダー3の位置を連結端部15の方向へ適宜移動させて、環状部61の径を棒状体65の径よりも大きめにし、巻付け操作を容易にし、嵌合操作の後に、スライダー3の位置を環状部61の方向へ移動させて、環状部61の径を縮小させ、環状部61の内側表面を棒状体65に密着させることができる。
前記の巻付け固定具10では、使用目的に応じて、棒状体65(例えば、図9に示すベビーカー71の側方パイプ75)と吊下体5(例えば、クリップ51)との距離調整を極めて容易に実施することができる。具体的には、棒状体65に巻き付けた前記の巻付け固定具10において、図5に示す状態から、スライダー3を矢印Bの方向に摺動させて、図6に示す様に環状部61の径を拡大させ、線状部63の長さを短くすることにより、棒状体65からクリップ51の先端部52までの距離(図6のF)を短くすることができる。また、逆に、図6に示す状態から、スライダー3を矢印Cの方向に摺動させて、図5に示す様に環状部61の径を縮小させ、線状部63の長さを長くすることにより、棒状体65からクリップ51の先端部52までの距離(図5のE)を長くすることができる。
前記の巻付け固定具10では、その使用時において、一般的には、吊下体5が図5及び図6に示す矢印Dの方向に引っ張られる力が働く。スライダー3が容易に摺動可能な場合には、図6に示す状態から図5に示す状態に変化し、環状部61の径が縮小して環状部61の内側表面が棒状体65に強く密着することになる。このように、環状部61の内側表面が棒状体65に強く密着することは、巻付け固定具10の用途において好ましいことが多く、従って、スライダー3が容易に摺動することは、一般的に好ましいことが多い。例えば、前記の巻付け固定具10を自動車車内のパイプ類(例えば、ヘッドレストのパイプ、サイドハンドグリップ、又はドリンクホルダー)に巻き付け、吊下体5として、クリップ51や吊下リングなどを備える態様では、密着巻付けが好ましい。
一方、前記の巻付け固定具10を、例えば、図9に示すベビーカー71の側方パイプ75に巻き付けて使用し、吊下体5としてのクリップ51で毛布73の落下を防止する態様で使用する場合には、図5及び図6に示す矢印Dの方向に引っ張られる力がほとんど働かないので、スライダー3の位置を調整して、側方パイプ75とクリップ51との距離を自由に選択して使用することができる。また、図5及び図6に示す矢印Dの方向に予想外の強い力が働いても、巻付け状態が強くなる方向に変化するだけなので、毛布73の落下を有効に防止することができる。
前記の巻付け固定具10では、その使用時において、スライダー3は、棒状体65に巻き付いた環状部61と、吊下体5との間の領域に存在するので、スライダー3が帯状部材1から抜け落ちることは構造上からあり得ない。また、図1及び図3に示す不使用時(非巻付け時)においては、スライダー3は、結合端部19の第1結合部材11と、吊下体5との間の領域に存在するので、スライダー3が帯状部材1から抜け落ちることは構造上からあり得ない。
帯状部材1は、例えば、軟質材料や繊維材料からなり、例えば、図1〜図3に示す様な平坦に延びた状態にしたり、図4〜6に示す様に湾曲ないし屈曲させて環状部を形成可能であり、更に、連結端部を折り畳んだり折り曲げて縫合することが可能であり、そして、結合端部に第1結合部材(例えば、スナップボタン)を取付けることができる限り、材質は限定されない。
スライダー3は、形状を維持して摺動可能な軟質ないし剛性材料や繊維材料であることができ、フレーム34の形状は、図1〜図6に示す大略長方形型に限定されず、例えば、楕円形や正方形、更には、摺動運動や結合操作を妨害しない範囲で種々の装飾体を設けることもできる。スライダー3の製造工程も限定されず、プレート状原板に、第2結合部材(例えば、スナップボタン)を取付け、スリットを設ける方法や、第2結合部材及び/又はスリットを一体成型し、続いて必要がある場合には、スリット及び/又は第2結合部材を設ける方法で製造することができる。
図1及び図3〜図6に示す巻付け固定具10はおいては、帯状部材1の結合端部19に設けたスナップボタン28の嵌合部29と、スライダー3におけるスナップボタン41の嵌合部43とが、同面側(すなわち、巻付内側面23の側)に存在するように、スライダー3を帯状部材1に挿通させる態様であるが、帯状部材1の結合端部19に設けたスナップボタン28の嵌合部29を巻付外側面21の側に存在させるように、スライダー3を帯状部材1に挿通させることもでき、その態様を図7(模式的側面図)に示す。図7に示す態様では、図7の矢印Gに示す方向に湾曲させて、帯状部材1のスナップボタン28の嵌合部29と、スライダー3におけるスナップボタン41の嵌合部43とを嵌合させて環状部を形成し、棒状体に巻き付けることができる。すなわち、第1結合部材の結合部と第2結合部材の結合部とは、帯状部材の同じ面側に存在しても、別の面側に存在してもよい。
本発明による巻付け固定具に用いるスライダーに設けるスリットの数は限定されず、例えば、連結端側スリット及び/又は結合端側スリットを2以上にすることもできる。図8には、2つの連結端側スリット35a,35bと、2つの結合端側スリット39a,39bとを有する態様を示すが、連結端側スリットを3つ以上としたり、結合端側スリットを3つ以上とすることもできる。連結端側スリット及び/又は結合端側スリットが複数のスライダーを用いる場合には、帯状部材1を挿通させるスリット数を調整することによって、スライダーが帯状部材の摺動する円滑性(あるいは抵抗性)を調整することができる。あるいは、スリットに、適宜抵抗部材を設けてスライダーの摺動性を調整することもできる。
本発明の巻付け固定具においては、前記第1結合部材及び第2結合部材の組合せとして、第1及び第2接合部材の組合せ、又は第1及び第2嵌合部材の組合せを用いることができる。接合部材としては、例えば、面ファスナーを使用することができ、嵌合部材としては、例えば、スナップボタンを使用することができる。
本発明の巻付け固定具においては、吊下体として、例えば、把持手段(例えば、クリップ又はピンチ)、係止手段(例えば、リング又はフック)、保持手段(例えば、ホルダー、袋体又はケース)、育児用品(例えば、おしゃぶり)、又は玩具を連結して備えることができる。
本発明の巻付け固定具の巻付け対象は、帯状部材を巻き付けることができるものであれば限定されず、代表的には、棒状体である。例えば、ベビーカーやシルバーカーの側面バーや手押しバー、自転車のハンドル、自動車車内の各種棒状体(例えば、ヘッドレストのパイプ、サイドハンドグリップ、又はドリンクホルダー)、家庭内又はオフィス内の各種パイプ(例えば、洋服ダンスやクローゼット内のパイプ、手すり)に巻き付けて使用することができる。
本発明の巻付け固定具は、例えば、ベビーカーに取り付けて、毛布落下防止用巻付け固定具として使用することができるだけでなく、自動車車内の各種棒状体や家庭内の各種パイプなどの任意の棒状体に巻き付けて使用することができる。
1・・・帯状部材;3・・・スライダー;5・・・吊下体;10・・・巻付け固定具;
11・・・第1結合部材;13・・・連結手段;15・・・連結端部;
17・・・中間部;19・・・結合端部;21・・・巻付外側面;
23・・・巻付内側面;27・・・ループ部;28・・・雄型スナップボタン;
29・・・雄型スナップボタンの嵌合部;31・・・第2結合部材;
33・・・ベース部;34・・・周辺フレーム部;35・・・連結端側スリット;
39・・・結合端側スリット;41・・・雌型スナップボタン;
43・・・雌型スナップボタンの嵌合部;51・・・取付用クリップ;
52・・・取付用クリップの先端部;61・・・環状部;63・・・線状部;
65・・・棒状体;71・・・ベビーカー;72・・・乳幼児;73・・・毛布;
74・・・巻付け固定具;74A・・・スナップボタン型巻付け固定具;
74B・・・面ファスナー型巻付け固定具;75・・・側方パイプ;
83・・・帯状部材;84・・・帯状部材の一方の端部;85・・・クリップ;
86・・・帯状部材の反対側端部;87・・・スナップボタン;
88a,88b・・・スナップボタン;92・・・面ファスナー型巻付け固定具の端部;
93・・・端部の面ファスナー;94・・・中間部の面ファスナー;

Claims (3)

  1. (1)一方の端部に連結端部を有し、その連結端部の反対側に第1結合部材を備える結合端部を有する帯状部材、
    (2)前記連結端部で前記帯状部材に連結した吊下体、及び
    (3)両端部に前記帯状部材を挿通可能なスリットを備え、一方の表面上に前記第1結合部材と結合可能な第2結合部材を備え、前記第2結合部材が露出するように前記帯状部材を前記スリットに挿通させて、前記帯状部材の中間部に摺動可能に挿通させたスライダー
    を含む巻付け固定具。
  2. 前記第1結合部材及び第2結合部材の組合せが、第1及び第2接合部材の組合せ、又は第1及び第2嵌合部材の組合せである、請求項1に記載の巻付け固定具。
  3. 前記吊下体として、把持手段、係止手段、保持手段、育児用品、又は玩具を連結して備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の巻付け固定具。
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