JP3230670U - ショルダーベルト - Google Patents

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奈緒美 松本
奈緒美 松本
遠藤一代吉
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Abstract

【課題】杖を床や地面に落とすことなく使い易いようにするショルダーベルトを提供する。【解決手段】このショルダーベルト100は、全体が環状に形成されたベルト本体10と、このベルト本体10の一部に設けられると共に全体が環状に形成された第一リリース部1と、ベルト本体10の使用状態で下端となる部分で且つ杖Sに装着する装着部3と、ベルト本体10を重ねて束ねると共にベルト本体10に沿って移動可能に設けた筒状のスライダー4とから構成される。ショルダーベルト100のベルト本体10をたすき掛けし、スライダー4を上げて当該ショルダーベルト100を体に緩くフィットさせる。このようにして、杖Sをショルダーベルト100に装着しておくことで、杖Sを床面や地面に落とすことがなくなり、使い易いものとなる。【選択図】図1

Description

本考案は、杖に装着して使いやすいショルダーベルトに関するものである。
日頃から杖を使用することが多い身体機能が衰えている高齢者等にとって、杖を床や地面に落とすと、これを取り上げることが困難ないし面倒である。係る問題を解決するための有効な技術が提供されていないのが現実である。なお、使用対象が異なるが、傘に対して使用する技術として、特許文献1に開示されている考案が知られている。当該特許文献1に係る考案は、環状に構成した肩掛けベルトの一部を傘の柄に装着すると共に、ベルト全体の長さを調整する機能が設けられた構成である。
特開2003−230415号公報
しかしながら、傘を使用するのは必ずしも高齢者等に限らないことから、仮に当該肩掛けベルトを杖に装着するとしても、身体能力が衰えた高齢者等が使いやすいものにはならない。本考案は、杖を床や地面に落とすことなく使い易いように工夫したショルダーベルトを提供するものである。
本考案に係るショルダーベルトは、全体が環状に形成され且つ杖に装着する装着部を有するベルト本体と、ベルト本体の一部を分断してその間に外力で外れ得る着脱手段を設けた第一リリース部と、を備えたことを特徴とする。
前記第一リリース部は、ベルト本体の一部を分断してその一端及び他端に設けたカンの間にリリースベルトを輪のようにして通し、前記着脱手段が前記リリースベルトに設けられた構成とするのが好ましい。
また、本考案に係るショルダーベルトは、全体が環状に形成され且つ杖に装着する装着部を有するベルト本体と、前記ベルト本体に沿って移動するスライド部、及び、本体ベルトに一端が接続され且つ他端が前記スライド部に接続された杖を係止する係止バンドからなる係止部とを備えたことを特徴とする。
上記ショルダーベルトにおいて、更に、前記ベルト本体の前記装着部に設けられ且つ当該装着部が外力で外れ得る着脱手段からなる第二リリース部を設けても良い。更に、前記ベルト本体を束ねるように保持しつつ当該ベルト本体に沿って移動可能なスライダーを設けても良い。
この考案の実施の形態1に係るショルダーベルトを示す斜視図である。 図1に示したショルダーベルトの使用状態を示す説明図である。 図1に示したショルダーベルトの使用状態を示す説明図である。 図1に示したショルダーベルトの使用状態を示す説明図である。 この考案の実施の形態2に係るショルダーベルトを示す斜視図である。 図5に示したショルダーベルトの平面図である。 図5に示したショルダーベルトの裏面図である。 図5に示したショルダーベルトの側面図である。 図5に示したショルダーベルトの使用状態を示す説明図である。 この考案の実施の形態3に係るショルダーベルトを示す斜視図である。 このショルダーベルトの使用状態を示す説明図である。 このショルダーベルトの使用状態を示す説明図である。 このショルダーベルトの使用状態を示す説明図である。
(実施の形態1)
図1は、この考案の実施の形態1に係るショルダーベルトを示す斜視図である。このショルダーベルト100は、全体が環状に形成されたベルト本体10と、このベルト本体10の一部に設けられると共に全体が環状に形成された第一リリース部1と、前記ベルト本体10の使用状態で下端となる部分で且つ杖Sに装着する装着部3と、ベルト本体10を重ねて束ねると共にベルト本体10に沿って移動可能に設けた筒状のスライダー4とから構成される。
ベルト本体10は、布、革等の公知の素材により構成される。ベルト本体10の一部には、全体の環の長さを調整する長さ調整部5が設けられている。この長さ調整部5は、ベルト本体10が分断され且つその一端に設けたバックル及び他端に設けた複数の穴により構成した所謂尾錠止め構造である。なお、長さが調整可能であれば、尾錠止め構造の他、公知の様々なバックルを備えた構造を採用できる。この長さ調整部5により、様々な体の大きさのユーザに対応できる。
次に、第一リリース部1は、ベルト本体10の一部を分断してその間に設けられる。分断したベルト本体10の一端及び他端には、それぞれ円形状のカン51が設けられる。このカン51の間を輪でつなぐように、第一リリース部1のリリースベルト52が通される。一端のカン51を通るリリースベルト52の当該カン近傍には、スナップボタン53が設けられている。このスナップボタン53を留めることでリリースベルト52を当該カン51に位置決めできる。
また、リリースベルト52が前記一端のカン51に位置決めされた状態で、第一リリース部1の使用状態における略中間位置より若干上側にリリース用のスナップボタン54が設けられる。具体的には、リリースベルト52が分断されており、その一端及び他端に当該スナップボタン54が設けられる。また、当該リリースベルト52の一端には、ユーザが摘まむタブ55が設けられている。タブ55は、摘まんで引っ張りやすいように、使用状態で下を向くように設ける。タブ55の大きさは、使用状態で邪魔にならないように適切な長さと大きさにする。タブ55を、リリースベルト52やベルト本体10とは異なる素材で構成しても良い。例えば、摘まんだ際に滑りにくいように、表面にゴムのコーティング等の滑り止め面が設けられたものでも良い。また、前記タブ55は、リリース用のスナップボタン54の近傍に設ける。これにより、タブ55を引いた際にスナップボタン54に対して外す方向(スナップボタン54の垂直軸方向)に外力がかかるようになり、少ない力で外すことができる。
また、前記リリースベルト52の他端に、前記リリース用のスナップボタン54の雄スナップ又は雌スナップを複数設け、リリースベルト52の環の大きさを調整できるようにしても良い(図示省略)。また、リリースベルト52の全体の長さ又は環の大きさは、一般的な杖Sの持ち手SHが挿入できる大きさとする。これは、持ち手SHを通してこれを引っ掛けることができようにするためである。また、リリース用のスナップボタン54の留め強さは、杖Sを引っ掛けた状態でも外れないこと、ユーザがタブ55を引っ張れば外れることの条件を満たす必要がある。なお、着脱手段である前記スナップボタン54に代えて、当該条件を満たす磁石どうし、又は磁石と金属片との組により構成した着脱手段を採用しても良い(図示省略)。
前記スライダー4は、ベルト本体10のうち、使用状態で下端近傍となる位置から略中間位置までベルト本体10に沿って移動可能である。スライダー4は、ベルト本体10を重ねた状態でこれを束ねており、スライダー4の移動によりベルト本体10の環の大きさが調整される。このスライダー4は、移動位置で固定される必要があるため、ベルト本体10に対して一定の摩擦力を有するものとする。スライダー4全体は筒状であり、その大きさ、素材、長さ等により前記摩擦力を設定する。スライダー4を使用状態で下端近傍から略中央付近まで移動した場合における当該スライダー4より下の位置では、前記ベルト本体10が略1本のようにまとまる。これにより杖Sを使用する際の手の動作範囲がすっきりして、ベルト本体10がむやみに杖Sに引っ掛かるのを防止できる。
前記装着部3は、ベルト本体10の使用状態における下端に設けられる。装着部3には、杖Sに接続するためのナスカン61が設けられている。また、ナスカン61とベルト本体10との間には、第二リリース部2が設けられている。第二リリース部2は、ベルト本体10の端部とナスカン61を設けたベルト片10aとの間に設けられ、安全クリップ(セーフティバックル)により構成される。安全クリップは、ベルト片10a側に丸軸を有する。ベルト本体10の他端側にはベルト幅方向のスリットを有する断面C形状のスリーブ部材が設けられる。このスリーブ部材のスリットに前記丸軸を押し込んで回転自在に係止すると共に、図2の拡大部(図中引出円内に表示)に示すように、所定の外力で引っ張ることで外れるようにする。なお、この第二リリース部2は、安全クリップの他、互いの部材を合わせることで留められ且つ所定の外力で前記留めをリリースする公知の着脱構造を採用できる。
図2乃至図4は、図1に示したショルダーベルトの使用状態を示す説明図である。ショルダーベルト100のベルト本体10をたすき掛けし、スライダー4を上げて当該ショルダーベルト100を体に緩くフィットさせる。このとき、長さ調整部5において、ショルダーベルト100の長さを予め適切な長さにしておく。また、スライダー4により体に緩くフィットさせることで、ショルダーベルト100が肩からずれ落ちることがなくなる。
そして、ショルダーベルト100を装着部3のナスカン61を用いて杖Sと接続する。このとき、杖Sには予め接続するためのバンドBや輪等が設けられているものとする。ナスカン61は、この杖SのバンドB等に接続する。係る状態で杖Sを使用すると、スライダー4によりベルト本体10が一本にすっきりと纏められているので、ユーザの体から一本の紐で杖Sに接続されているようになる。このため、杖Sの使用中に絡まり難い。また、杖Sをショルダーベルト100に装着しておくことで、杖Sを床面や地面に落とすことがなくなる。
次に、図3に示すように、第一リリース部1の環を広げてこの中に杖Sの持ち手SHを通し、当該杖Sを引っ掛けて保持することもできる。同図では、杖Sをベルト本体10から外して保持した状態を示す。このようにすれば、杖Sを使用しないときに別の場所に置く必要がなく、また簡単に杖Sを取ることができる。更に、杖Sを床面や地面に落とすおそれがなくなる。また、杖Sをショルダーベルト100に取り付けたい状態でも、前記第一リリース部1に杖Sを引っ掛けることができる(図示省略)。
次に、このショルダーベルト100を緊急に外したい場合やリュック等を担いでいて取りにくい場合、第一リリース部1のタブ55を指で摘まんで所定の力で引っ張ることにより、スナップボタン54が外れてリリースベルト52がカン51から抜け、ベルト本体10をそのまま下方に引くことで当該ショルダーベルト100全体を外すことができる。これにより、緊急時や取りにくい状況でも、簡単かつ素早くショルダーベルト100を外すことができる。
更に、第二リリース部2は、使用中に杖Sが障害物に引っ掛かる等の事態が生じた場合、第二リリース部2で杖Sとショルダーベルト100とが分離される。また、緊急時にこの第二リリース部2を引っ張ることで、杖Sをショルダーベルト100から分離するようにしても良い。特に、第二リリース部2によれば、ベルト本体10を体に装着したまま杖Sを簡単かつ素早く分離でき、且つ、上記第一リリース部1よりも分離後の杖Sの接続が楽である。
また、第一リリース部1に代えて別の機能を備えたガジェットを装着できる。図4は、ガジェット30の具体例を示す説明図である。このガジェット30は、手帳入れ、財布、ポーチその他の収納ケースであり、本体31の左右にバンド32が設けられている。このバンド32は、面ファスナー等の着脱手段により、ベルト本体10のカン51に通して固定できる。このショルダーベルト100では、カン51とカン51との間に所望のガジェット30を装着できるので、目的に応じて適切なガジェット30を選択して装着できる。なお、ガジェット30のバンド31を第一リリース部1のようにスナップボタンで構成すると共にリリース用のタブを設けることで、上記第一リリース部1と同様のリリース機能を持たせることができる。
以上、このショルダーベルト100によれば、第一リリース部1によりショルダーベルト100を体から直ぐに外すことができるので、大変便利である。更に、この第一リリース部1は、杖Sを引っ掛けて保持できるので、杖Sを地面に置いたりする必要がなく、両手を自由に使える等、高い利便性を有する。また、このショルダーベルト100では、スライダー4により長さ調整することで使用中に肩からずれ落ちることがないので、安定して使用できる。更に、第二リリース部2によっても緊急に杖を分離できる。また、第二リリース部2は、所定の力により簡単に杖Sをショルダーベルト100から分離できるので、素早い対応が可能となる。
(実施の形態2)
図5は、この考案の実施の形態2に係るショルダーベルトを示す斜視図である。図6は、当該ショルダーベルトの平面図、図7は裏面図、図8は、側面図である。このショルダーベルト200は、全体が環状になるベルト本体210と、このベルト本体210の一部に設けられる第一リリース部201と、当該ベルト本体210の一部に設けられた長さ調整部5と、前記ベルト本体210の使用状態で下端となる部分で且つ杖Sに装着する装着部3と、ベルト本体210に沿って移動可能に設けたカンからなるスライダー204とから構成される。
前記長さ調整部5は、日の字形状のカンの中央にベルト本体210の端部を固定すると共に当該ベルト本体210で輪を形成し且つカンの一方から通し他方を更に通し、輪の大きさを変えることで当該ベルト本体210の全長を調整する構成である。この他、長さが調整可能であれば、尾錠止め構造の他、公知の様々なバックルを備えた構造を採用できる。この長さ調整部5により、様々な体の大きさのユーザに対応できる。
前記スライダー204は、ベルト本体210に沿って移動可能であれば、上記カンの他、実施の形態1のスライダー4と同様、布や革を筒状に形成してベルト本体210の輪の部分を束ねてその摩擦力で位置が保持されるようにしても良い(図示省略)。スライダー204は、ベルト本体210の使用状態における下端近傍から前記日の字形状のカンまでの間を移動可能である。
前記第一リリース部201は、ベルト本体210の一部を分断してその間に設けられる。分断したベルト本体210の一端及び他端には、これらを着脱可能とするスナップボタン254が設けられる。また、ベルト本体210の一端には、カンを介してユーザが摘まむタブ255が設けられている。タブ255は、摘まんで引っ張りやすいように、使用状態で下を向くように設ける。タブ255の大きさは、使用状態で邪魔にならないように適切な長さと大きさにする。タブ255を、ベルト本体210とは異なる素材で構成しても良い。例えば、摘まんだ際に滑りにくいように、表面にゴムのコーティング等の滑り止め面が設けられたものでも良い。また、前記タブ255は、リリース用のスナップボタン254の近傍に設ける。これにより、タブ255を引いた際にスナップボタン254に対して外す方向(スナップボタン254の垂直軸方向)に力がかかるようになり、少ない力で外すことができる。
前記装着部3には、杖に接続するためのナスカン61が設けられている。また、ナスカン61とベルト本体10との間には、第二リリース部2が設けられている。第二リリース部2は、ベルト本体10の端部とナスカン61を設けたベルト片210aとの間に設けられ、安全クリップ(セーフティバックル)により構成される。安全クリップは、ベルト片側に丸軸を有する。ベルト本体10の他端側にベルト幅方向のスリットを有する断面C形状のスリーブ部材が設けられる。このスリーブ部材のスリットに前記丸軸を押し込んで回転自在に係止すると共に、所定の力で引っ張ることで外れる。なお、この第二リリース部2は、安全クリップの他、互いの部材を合わせることで留められ且つ所定の力で前記留めをリリースする公知の着脱構造を採用できる。
図9は、図5に示したショルダーベルトの使用状態を示す説明図である。同図に示すように、ショルダーベルト200のベルト本体210をたすき掛けし、スライダー204を上げて当該ショルダーベルト200を体に緩くフィットさせる。このとき、長さ調整部5において、ショルダーベルト200の全体長さを適切な長さにしておく。
そして、杖Sに装着部3のナスカン61を用いて接続する。このとき、杖Sには予め接続するためのバンドBや輪等が設けられているものとする。ナスカン61は、この杖SのバンドB等に接続する。このように、杖Sをショルダーベルト200に装着しておくことで、杖Sを床面や地面に落とすことがなくなる。
このショルダーベルト200を緊急に外したい場合やリュック等の使用により取りにくい場合、第一リリース部201のタブ255を指で摘まんで所定の力で引っ張ることにより、スナップボタン254が外れてベルト本体210が分断され、当該ショルダーベルト200が外れる。これにより、緊急時や取りにくい状況でも、簡単かつ素早くショルダーベルト200を外すことができる。
更に、第二リリース部2は、使用中に杖Sが障害物に引っ掛かる等の事態が生じた場合、第二リリース部2で杖Sとショルダーベルト200とが外れる。
以上、このショルダーベルト200によれば、第一リリース部201によりショルダーベルト200を体から直ぐに外すことができるので、便利である。また、スライダー204により長さ調整することで、使用中に肩からずれ落ちることがないので、安定して使用できる。更に、第二リリース部2によっても緊急に杖Sを分離できる。また、第二リリース部2は、所定の力により自動的に杖がショルダーベルト200から分離されるので、素早い対応が可能となる。
(実施の形態3)
図10は、この考案の実施の形態3に係るショルダーベルトを示す斜視図である。このショルダーベルト300は、全体が環状に形成されたベルト本体310と、前記ベルト本体310の使用状態で下端となる部分で且つ杖に装着する装着部3と、ベルト本体310を重ねて束ねると共にベルト本体310に沿って移動可能に設けた筒状のスライダー4と、ベルト本体310の一部であって使用状態でユーザの正面に設けられ且つ環を形成する係止部301とから構成される。
ベルト本体310は、布、革等の公知の素材により構成される。ベルト本体310の一部には、全体の環の長さを調整する長さ調整部5が設けられている。この長さ調整部5は、ベルト本体310が分断され且つその一端に設けたバックル及び他端に設けた複数の穴により構成した所謂尾錠止め構造である。なお、長さが調整可能であれば、尾錠止め構造の他、公知の様々なバックルを備えた構造を採用できる。この長さ調整部5により、様々な体の大きさのユーザに対応できる。
前記係止部301は、一端がベルト本体310に固定され且つ杖を係止するための係止バンド311と、係止バンド311の他端に設けられると共に当該ベルト本体310に通されて当該ベルト本体310に沿って移動可能な筒形状のスライド部312とから構成される。
前記スライダー4は、ベルト本体310のうち、使用状態で下端となる位置から略中間位置までベルト本体310に沿って移動可能である。スライダー4は、ベルト本体310を重ねた状態で束ねており、スライダー4の移動によりベルト本体310の環の大きさが調整される。このスライダー4は、移動位置で固定される必要があるため、ベルト本体310を一定の摩擦力をもって束ねる。スライダー4全体は筒状であり、その大きさ、素材、長さ等により前記摩擦力を設定するものとする。スライダー4を使用状態で下端から略中央付近まで移動可能とし、このスライダー4より下の位置では、前記ベルト本体310が略1本のようにまとまる。これにより杖Sを使用する際の手の動作範囲がすっきりして、ベルト本体310にむやみに杖Sを引っ掛けることを防止できる。
前記装着部3は、ベルト本体310の使用状態での下端に設けられる。装着部3には、杖に接続するためのナスカン61が設けられている。また、ナスカン61とベルト本体310との間には、第二リリース部2が設けられている。第二リリース部2は、ベルト本体310の端部とナスカン61を設けたベルト片との間に設けられ、安全クリップ(セーフティバックル)により構成される。安全クリップは、ベルト片側に丸軸を有する。ベルト本体310の他端側にベルト幅方向のスリットを有する断面C形状のスリーブ部材が設けられる。このスリーブ部材のスリットに前記丸軸を押し込んで回転自在に係止すると共に、所定の力で引っ張ることで外れる。なお、この第二リリース部2は、安全クリップの他、互いの部材を合わせることで留められ且つ所定の力で前記留めをリリースする公知の着脱構造を採用できる。
図11は、このショルダーベルトの使用状態を示す説明図である。ショルダーベルト300のベルト本体310をたすき掛けし、スライダー4を上げて当該ショルダーベルト300を体に緩くフィットさせる。このとき、長さ調整部5において、ショルダーベルト300の長さを適切な長さにしておく。また、スライダー4により体に緩くフィットさせることで、ショルダーベルト300が肩からずれ落ちることがなくなる。
そして、杖に装着部3のナスカン61を用いて接続する。係る状態で杖Sを使用すると、スライダー4によりベルト本体310が一本にすっきりと纏められているので、ユーザの体から一本の紐で杖Sに接続されているようになる。このため、杖Sの使用中に絡まり難い。このように、杖Sをショルダーベルト300に装着しておくことで、杖Sを床面や地面に落とすことがなくなる。
次に、図12に示すように、係止部301のスライド部312を下方にずらして係止部301の環を広げ、この中に杖Sの持ち手SHを通し、図13に示すように、当該杖Sを保持することもできる。同図では、杖をベルト本体310に装着したままで保持した状態を示す。このようにすれば、杖Sを使用しないときに別の場所に置く必要がなく、また簡単に杖Sを取ることができる。更に、杖Sを床面や地面に落とすおそれがなくなる。なお、図示しないが、杖Sをショルダーベルト300から外した状態でも、前記係止部301に杖Sを引っ掛けることができる。
以上、このショルダーベルト300によれば、係止部301により杖Sを引っ掛けて保持できるので、杖Sを地面に置いたりする必要がなく、両手を自由に使える等、高い利便性を有する。更に、スライダー4により長さ調整することで、使用中に肩からずれ落ちることがないので、安定して使用できる。更に、第二リリース部2によっても緊急に杖Sを分離できる。また、第二リリース部2は、所定の力により自動的に杖Sがショルダーベルト300から分離されるので、素早い対応が可能となる。
100 ショルダーベルト
10 ベルト本体
1 第一リリース部
2 第二リリース部
3 装着部
4 スライダー
5 長さ調整部

Claims (3)

  1. 一端に杖に装着する装着部を有するベルト本体と、
    当該ベルト本体の一部を分断してその間に外力で外れ得る第一着脱手段を設けた第一リリース部と、
    前記ベルト本体の前記装着部に設けられ且つ外力で外れ得る第二着脱手段からなる第二リリース部とを備え、
    前記ベルト本体の他端には、前記ベルト本体に沿って移動可能なスライダーが設けられていることを特徴とするショルダーベルト。
  2. 更に、前記分断した一端又は他端にはユーザが摘まむタブがこれを引いた際に前記第一着脱手段に対して外す方向に外力が加わるように設けられることを特徴とする請求項1に記載のショルダーベルト。
  3. 全体が環状に形成され且つ杖に装着する装着部を有するベルト本体と、
    当該ベルト本体に沿って移動するスライド部、及び、当該ベルト本体に一端が接続され且つ他端が前記スライド部に接続されると共に使用状態でユーザ正面に設けられ且つ杖の持ち手を通せる大きさの環を形成することで前記杖を係止し得る係止バンドからなり、前記ベルト本体の長さを変えずに前記スライド部とともに前記他端が前記係止バンドに沿ってスライドして前記環を形成せしめる杖の係止部と、
    前記ベルト本体を束ねるように保持しつつ当該ベルト本体に沿って移動可能なスライダーと、
    前記ベルト本体の前記装着部に設けられ且つ外力で外れ得る着脱手段からなる第二リリース部とを備えたことを特徴とするショルダーベルト。
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