JP3015551U - 携帯電話の吊り下げ兼固定構造 - Google Patents

携帯電話の吊り下げ兼固定構造

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JP3015551U JP1995002700U JP270095U JP3015551U JP 3015551 U JP3015551 U JP 3015551U JP 1995002700 U JP1995002700 U JP 1995002700U JP 270095 U JP270095 U JP 270095U JP 3015551 U JP3015551 U JP 3015551U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯電話の吊り下げ兼固定構造であって、ベ
ルトへの吊り下げ用部材を有したカバーケースに携帯電
話を収納したまま、カバーケースから携帯電話を取り出
す手間を要することなく、携帯電話を車両内ダッシュボ
ードやシステム手帳等に確実に固定することができ、し
かも、その固定状態で電話を使うことを可能とする。 【構成】 携帯電話1を収納したカバーケース2は、吊
り下げ用片4がスナップボタン5a,5bを留めた状態
でループ状となってベルトに吊り下げられ、また、これ
らボタンを外して、これらと車両内のダッシュボード等
に固定された板状部材6のボタン7a,7bを嵌め合せ
ることにより、携帯電話1をダッシュボード等に固定す
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、携帯電話を収納するカバーケースに設けたベルトへの吊り下げ用片 を用いて、携帯電話を車両内ダッシュボードやシステム手帳等に固定し、多目的 使用の展開を可能とするための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、携帯電話を身体に装着して携帯することを目的として、携帯電話を 収納したカバーケースに設けた吊り下げ用片によって使用者のベルト(バンド) へ吊り下げるようにしたものがある。このような携帯電話を所持する人が自動車 に乗る際には、通常、携帯電話を身体から外し、車両内の適当な場所に置くが、 使い勝手を良くするに、例えばダッシュボードに携帯電話を保持させる台を取り 付け、この保持台に携帯電話を固定することが知られている。この保持台は多く の機種の携帯電話に対応し得るように、カバーケースを外した状態で電話機本体 を前後左右からアーム状部材により挟み込むことで固定するようになっている。 また、このような台の代わりに、カバーケース及びダッシュボードにそれぞれ 面ファスナーを設け、この面ファスナーの結合により携帯電話を固定し得るよう にしたものがある(例えば、実公昭63−45084号公報参照)。 また、システム手帳等に携帯電話を固定できるように、システム手帳等の外面 に携帯電話を収納し得るケースを一体に形成したものがあるが、携帯電話だけを 持ち運ぶには、ケースから携帯電話を取り出して本体を裸で持ち運ぶか、又はベ ルトに吊り下げるには別個に吊り下げ用部材の付いたカバーケースを用意する必 要がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような保持台を用いて携帯電話を固定する場合、いちい ちカバーケースを外す必要があるため、手間がかかって煩わしい。また、カバー ケースを外すことなく該ケースを付けたまま保持台に固定することも考えられる が、従来の構造ではアーム状部材が前後左右から携帯電話機の前面側まで伸びて 挟み込むために、保持台にセットした状態では、電話機の前面側にあるダイヤル キーを操作し難いものとなると共に構成が複雑なものとなっていた。また、上記 公報に示される構成のものでは、電話機をカバーケースに収納したままセットで きるものの、セットした状態で電話を使うことは全く考慮していないものであっ て使い勝手の点で劣り、また、面ファスナーだけで固定するようにしているため 、車の振動等により電話機が落下する虞があって信頼性に欠けるものである。ま た、システム手帳に携帯電話を固定するためのケースを一体に形成したものでは 、携帯電話を携帯しない時にもシステム手帳側にケースが突出していることにな り、邪魔であり、また、美観上も劣る。 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、簡単な構成 にて、ベルトへの吊り下げ用部材を有したカバーケースに携帯電話を収納したま ま、つまり、カバーケースから携帯電話を取り出す手間を要することなく、携帯 電話を車両内ダッシュボードやシステム手帳等に確実に固定することができ、多 目的に使用することの展開が図れ、また、システム手帳のみを携帯するときに該 手帳のケースが邪魔にならず、しかも、その固定状態で電話を使うことが可能な 携帯電話の吊り下げ兼固定構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、携帯電話を収納するカバーケー スに設けたベルトへの吊り下げ用片を用いて携帯電話を車両内に固定するための 構造であって、ベルトへの吊り下げ用片は、その両端部に互いに嵌まり合う雄雌 のスナップボタン又はワンタッチフックを有し、このボタン又はフックを留めた 状態ではループ状となってベルトを掴み得るようになるものであり、ボタン又は フックを外して展開した状態で該ボタン又はフックと互いに嵌まり合う関係にあ る雌雄のボタン又はフックが配置された板状部材を備え、この板状部材は車両内 のダッシュボード等に固定されるものであり、吊り下げ用片のボタン又はフック と板状部材のボタン又はフックを嵌め合せることにより、携帯電話を車両内のダ ッシュボード等に固定し得るようにしたものである。 また、請求項2の考案は、上記請求項1に記載の構成において、ベルトへの吊 り下げ用片の雄雌のボタン間にファスナーを設け、かつ、板状部材の雌雄のボタ ン間にファスナーと対になるファスナーを設け、これらのファスナーを係合させ 得るようにしたものである。 また、請求項3の考案は、上記請求項1又は2に記載の構成において、板状部 材が、比較的撓み難い材質でなる平板と、この平板の裏面に下端部で結合され撓 み易い材質でなり裏面が車両内のダッシュボード等に接着固定される固定用薄板 とからなり、さらに、平板と固定用薄板との間に介在されて平板の固定用薄板に 対する姿勢角度を任意に設定可能とする角度調整部材を備えたものである。 また、請求項4の考案は、携帯電話を収納するカバーケースに設けたベルトへ の吊り下げ用片を用いて携帯電話をシステム手帳又は携帯バッグの外面に固定す るための構造であって、ベルトへの吊り下げ用片は、その両端部に互いに嵌まり 合う雄雌のスナップボタン又はワンタッチフックを有し、このボタン又はフック を留めた状態ではループ状となってベルトを掴み得るようになるものであり、ボ タン又はフックを外して展開した状態で該ボタン又はフックと互いに嵌まり合う 関係にある雌雄のボタン又はフックがシステム手帳又は携帯バッグ側に配置され ており、吊り下げ用片のボタン又はフックとシステム手帳又は携帯バッグのボタ ン又はフックを嵌め合せることにより、携帯電話をシステム手帳又は携帯バッグ の外面に固定し得るようにしたものである。 また、請求項5の考案は、上記請求項4に記載の構成において、システム手帳 又は携帯バッグに配置される雌雄のボタン又はフックは板状部材に設けられてお り、この板状部材を該システム手帳又は携帯バッグに固定するようにしており、 ボタンを用いた場合は、吊り下げ用片のボタン間にファスナーを設けると共に、 システム手帳又は携帯バッグ側の雌雄のボタン間にファスナーと対になるファス ナーを設け、これらのファスナーを係合させ得るようにしたものである。 また、請求項6の考案は、上記請求項4に記載の構成において、システム手帳 に配置される雌雄のフックは、該システム手帳のバインダホルダに保持可能なシ ートに設けられているものである。
【0005】
【作用】
上記構成を有する請求項1においては、携帯電話を収納したカバーケースは、 吊り下げ用片がスナップボタン又はワンタッチフックを留めた状態でループ状と なってベルトに吊り下げられ、また、これらボタン又はフックを外した状態で、 これらと車両内のダッシュボード等に固定された板状部材のボタン又はフックを 嵌め合せることにより、携帯電話をダッシュボード等に固定することができる。 また、請求項2においては、さらに、吊り下げ用片と板状部材とに設けられた ファスナー同士を係合させる。 また、請求項3においては、ダッシュボード等に固定される板状部材の姿勢角 度を任意に設定可能である。 また、請求項4においては、携帯電話を収納したカバーケースは、吊り下げ用 片がスナップボタン又はワンタッチフックを留めた状態でループ状となってベル トに吊り下げられ、また、これらボタン又はフックを外した状態で、これらとシ ステム手帳又は携帯バッグのボタン又はフックを嵌め合せることにより、携帯電 話をシステム手帳又は携帯バッグの外面に固定することができる。 また、請求項5においては、さらに、吊り下げ用片と板状部材とに設けられた ファスナー同士を係合させる。 また、請求項6においては、システム手帳のバインダホルダに保持可能なシー トにフックを設けており、このシートは任意に取り外すことができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。 図1はカバーケースに収納した携帯電話をベルトへ吊り下げた状態を示す図、 図2は携帯電話をカバーケースに収納したまま車両内のダッシュボード等に固定 するための構成を示す図である。携帯電話1はビニール又は人工皮革材料でなる ソフト又はハードのカバーケース2に収納され、このカバーケース2の背面側に はベルト3への吊り下げ用片4が取り付けられている。吊り下げ用片4は、中間 部分で折り曲げ自在とされ、その両端部に互いに嵌まり合う雄雌のスナップボタ ン5a,5b(以下、ボタンという)を有している。このボタン5a,5bを留 めた状態では吊り下げ用片4はループ状となってベルト3を掴み得るようになっ ており、ベルト3への吊り下げが可能となる。また、板状部材6は、携帯電話を 車両内のダッシュボード等に固定するためのもので、この板状部材6には、吊り 下げ用片4のボタン5a,5bを外して展開した状態において該ボタン5a,5 bと互いに嵌まり合う関係に雌雄のスナップボタン7a,7b(以下、ボタンと いう)が配置されている。板状部材6は、その裏面に車両内のダッシュボード等 に固定するための接着剤層8が設けられており、また、撓み易い材質で構成され ており湾曲したダッシュボード等に対しても接着できるようになっている。また 、吊り下げ用片4のボタン5a,5bの側方には、摘み4´が一体に延設されて いる。
【0007】 上記構成において、板状部材6を車両内のダッシュボード等に接着固定してお くことにより、カバーケース2に収納した携帯電話1をそのまま、その吊り下げ 用片4のボタン5a,5bと板状部材6のボタン7a,7bを嵌め合せることに より、携帯電話1を車両内のダッシュボード等に確実に固定することができる。 また、カバーケース2の前面側には携帯電話1の前面操作部が覗くよう窓(図示 なし)が設けられており、携帯電話1を板状部材6に固定した状態で携帯電話1 のダイヤルキーを操作し得る。すなわち、ダッシュボード等に固定した状態で携 帯電話を使うことができる。なお、板状部材6の下端部に折り曲げ片9が形成さ れており、この折り曲げ片9上にカバーケース2に収納した携帯電話1を乗せる ようにすれば、固定はより安定する。
【0008】 図3は他の実施例を示す図である。この例では、ベルトへの吊り下げ用片4の 雄雌のボタン5a,5b間に折り曲げ部分を避けてファスナー11,12を設け 、また、板状部材6の雌雄のボタン7a,7b間に上記ファスナー11,12と 対になるファスナー13,14を設けている。この構成において、ボタン5a, 7a及び5b,7bを互いに嵌め合わせ、かつ、ファスナー11,13及び12 ,14を互いに係合させることにより、携帯電話1の板状部材6への固定は、よ り一層確実に行える。
【0009】 図4は板状部材6の他の実施例構成を示す図である。同図において、板状部材 6は車両内のハンドル15の前面側のダッシュボード16に固定されている。板 状部材6は、比較的撓み難い材質でなる平板6aと、この平板6aの裏面に下端 部で結合され撓み易い材質でなり裏面が車両内のダッシュボード16に接着固定 される固定用薄板6bとからなり、固定用薄板6bの裏面側には接着剤層が設け られている。また、平板6aと固定用薄板6bとの間に介在されて平板6aの固 定用薄板6bに対する姿勢角度を任意に設定可能とするラッチ機構を用いた角度 調整部材17を備えている。ボタン7a,7bは平板6a上に設けられている。 このようにダッシュボード16に固定された板状部材6の平板6a上のボタン 7a,7bに、図2に示したようなカバーケース2の吊り下げ用片4のボタン5 a,5bを結合させることにより、携帯電話1をカバーケース2に収納したまま 、ダッシュボード16上にセットすることができる。
【0010】 図5、図6はさらに他の実施例による携帯電話1のカバーケース2及び固定用 の板状部材6を示す図である。この例では、カバーケース2に設けたベルトへの 吊り下げ用片4a,4bとして帯状バンド部材を用い、その両端部に互いに嵌ま り合う雄雌のワンタッチフック25a,25b(以下、フックという)が取り付 けられている。このフック25a,25bを留めた状態ではループ状となって、 図1と同様にベルトを掴み得るようになる。板状部材6の上部には、上記雄のフ ック25aと嵌まり合う雌のフック26bが帯状バンド部材27を介して取り付 けられている。板状部材6の裏面側には接着剤層8が設けられている。フック2 5a,25bの嵌め合いは、雌のフック25bの両側面のレバー状片を両側から 押圧することにより、ワンタッチで外れるようになっている。なお、フック25 aがカバーケース2の上部側に、フック25bがカバーケース2の下部側に配置 されている。また、カバーケース2に設けるフック25a,25bの雄雌の関係 はこれと逆であつてもよく、その場合には、板状部材6のフック26bもそれに 合わせて変更する。
【0011】 この構成において、板状部材6をダッシュボードに接着固定しておき、吊り下 げ用片としての帯状バンド部材4a,4bのフック25a,25bの嵌め合いを 外した状態で、フック25aを板状部材6のフック26bに嵌め合わせることに より、カバーケース2に収納された携帯電話1は、カバーケース2の上部にて吊 り下げられた形で板状部材6に固定される。このようなフックを用いた場合は、 結合強度が大きいので、上部側だけの固定で十分であり、また、ファスナー等を 併用する必要がない。なお、帯状バンド部材4aと帯状バンド部材27とは、短 い長さとしておく方が、吊り下げ時の揺れ量が少なくなり望ましい。また、図5 からも容易に推測できるように、帯状バンド部材4a,4bを適当な長さに設定 すると共に、フック25a,25bを嵌め合わせてループ状とすれば、そのルー プ内に携帯電話1の使用者は手を入れて携帯電話1を持つことができ、その場合 、携帯電話1を確実に保持でき、従って、落とすことがなくなり、破損防止の効 果が大きい。
【0012】 次に、ベルトへの吊り下げ機能を有したカバーケースに携帯電話を収納したま ま、システム手帳又は携帯バッグに固定し得るようにした実施例構成について、 図7、図8及び図9を参照して説明する。図7はシステム手帳31の外面に、図 3に示したものと同等の板状部材6を接着した状態を示す。図3に示す携帯電話 1を収納したカバーケース2を、上記と同様に、吊り下げ用片4のボタン5a, 5bをボタン7a,7bに嵌め合わせることにより、板状部材6に固定する。こ れにより、携帯電話1をシステム手帳31の外面に固定することができる。従っ て、カバーケース2に収納された携帯電話1をベルトに吊り下げた状態から、携 帯電話1をベルトから外し、カバーケース2に収納したまま、システム手帳31 に即座に固定することができ、カバーケース2を外す手間がかからず、使い勝手 が良く、また、携帯電話を置き忘れたり、紛失することがなくなる。なお、板状 部材6を使用せずに、システム手帳31自体の素材に、ボタン7a,7bやファ スナー13,14を直接に設けるようにしてもよい。また、携帯電話1を携帯せ ず、システム手帳31のみを携帯する時に、従来のようにシステム手帳に一体の ケースが突出していないので、邪魔にならず、又、見苦しくない。
【0013】 図8は、システム手帳の場合の他の実施例を示す。この例では、上記板状部材 6に相当する部材としてループ状の帯状部材61を用い、この帯状部材61をシ ステム手帳31の一辺にループ状に係止させている。帯状部材61には、上記と 同様に、ボタン7a,7b、及びファスナー13,14が設けられている。帯状 部材61は、システム手帳31を閉じて係止フック32を留めることにより、外 れ落ちることはなくなる。携帯電話1の固定は上記と同等に行えばよく、上記と 同等の効果が得られ、さらには、システム手帳31に携帯電話1を固定しない時 には、ループ状の帯状部材61を取り外せば、邪魔にならなくなる。
【0014】 図9は、システム手帳の場合のさらに他の実施例を示す。この例は、図5に示 したフック25a,25bを有したカバーケース2に対応したものであり、その 場合の板状部材6に相当する部材として、システム手帳31のバインダホルダ3 3に保持可能なパンチ孔付きのシート34を用い、このシート34に雄雌のフッ ク26a,26bが帯状バンド部材27を介して設けられている。図5に示すカ バーケース2の吊り下げ用片4a,4bを、システム手帳31の一辺をループす るように回して、雄のフック26aにカバーケース2の雌のフック25bを、雌 のフック26bにカバーケース2の雄のフック25aをそれぞれ嵌め合わせるこ とにより、携帯電話1をシステム手帳31の外面に固定することができる。この 構成により、携帯電話1をシステム手帳31に固定しない時には、バインダホル ダ33からシート34を外せば、嵩張らず邪魔にならないという効果が得られる 。
【0015】 このように、本考案によれば、携帯電話1のカバーケース2のベルト吊り下げ 用片4を多くの携帯用、目的への展開が図れ、実用的効果が大きい。 なお、本考案は上記実施例構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、 上記図9の実施例では、携帯電話1を保持するためのフック26a,26bをシ ステム手帳31のバインダホルダ33に保持可能なシート34に設けたものを示 したが、フック26a,26bをシステム手帳31自体の素材に直接に設けても よい。上記請求項にいう「板状部材やシステム手帳又は携帯バッグ側に配置され たボタン又はフック」の構成は、上述の実施例構成及その均等物を全て含むもの である。
【0016】
【考案の効果】
以上のように請求項1の考案によれば、携帯電話を収納するカバーケースに設 けたベルトへの吊り下げ用のスナップボタン又はワンタッチフックを、車両内の ダッシュボード等に固定される板状部材に設けたスナップボタン又はワンタッチ フックに嵌め合わせることにより、携帯電話を車両内ダッシュボード等に固定す るようにしているので、従来のものに比べて簡単な構成にて、携帯電話をカバー ケースに収納したまま、つまり、カバーケースから取り出す手間を要することな く、ベルトへの吊り下げ状態から即座に車両内ダッシュボードへの固定状態とす ることができ、その固定は確実であり、しかも、その固定状態で電話を使うこと も可能である。 また、請求項2の考案によれば、スナップボタンによる嵌め合いに加えて、フ ァスナーの係合により、携帯電話の車両内ダッシュボードへの固定がより一層確 実なものとなる。 また、請求項3の考案によれば、上記の効果に加えて、板状部材の姿勢角度を 任意に設定可能であるので、車両内ダッシュボードの角度如何に拘らず、携帯電 話を使い易い角度に設定することができる。 また、請求項4の考案によれば、上記請求項1と同様にして、ベルトへの吊り 下げ用部材を有したカバーケースに携帯電話を収納したまま、カバーケースから 携帯電話を取り出す手間を要することなく、携帯電話をベルトへの吊り下げ状態 からシステム手帳等に即座、かつ、確実に固定することができ、しかも、その固 定状態で電話を使うことが可能であり、しかも、携帯電話のカバーケースに設け たベルトへの吊り下げ用片を多目的に使用展開することが可能である。 また、請求項5の考案によれば、請求項2と同様に、携帯電話のシステム手帳 等への固定がより一層確実なものとなる。 また、請求項6の考案によれば、上記の効果に加えて、システム手帳のバイン ダホルダに保持させたシートに設けたフックを用いて、カバーケースに収納した 携帯電話を固定でき、携帯電話を固定しない時にはシートを脱着でき、従って、 フック付きのシートが嵩張るようなことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるカバーケースに収納し
た携帯電話をベルトへ吊り下げた状態を示す図である。
【図2】携帯電話をカバーケースに収納したまま車両内
のダッシュボード等に固定するための構成を示す図であ
る。
【図3】他の実施例を示す図である。
【図4】板状部材の他の実施例構成を示す図である。
【図5】さらに他の実施例による携帯電話のカバーケー
スを示す図である。
【図6】同上における板状部材を示す図である。
【図7】本考案のシステム手帳に携帯電話を固定する実
施例構成を示す図である。
【図8】システム手帳の場合の他の実施例を示す図であ
る。
【図9】システム手帳の場合のさらに他の実施例を示す
図である。
【符号の説明】
1 携帯電話 2 カバーケース 4 吊り下げ用片 5a,5b,7a,7b スナップボタン 6 板状部材 6a 平板 6b 固定用薄板 11,12,13,14 ファスナー 16 ダッシュボード 17 角度調整部材 25a,25b,26a,26b ワンタッチフック 31 システム手帳 33 バインダホルダ 34 シート

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話を収納するカバーケースに設け
    たベルトへの吊り下げ用片を用いて携帯電話を車両内に
    固定するための構造であって、 上記ベルトへの吊り下げ用片は、その両端部に互いに嵌
    まり合う雄雌のスナップボタン又はワンタッチフックを
    有し、このボタン又はフックを留めた状態ではループ状
    となってベルトを掴み得るようになるものであり、 上記ボタン又はフックを外して展開した状態で該ボタン
    又はフックと互いに嵌まり合う関係にある雌雄のボタン
    又はフックが配置された板状部材を備え、この板状部材
    は車両内のダッシュボード等に固定されるものであり、
    上記吊り下げ用片のボタン又はフックと上記板状部材の
    ボタン又はフックを嵌め合せることにより、携帯電話を
    車両内のダッシュボード等に固定し得るようにしたこと
    を特徴とする携帯電話の吊り下げ兼固定構造。
  2. 【請求項2】 上記ベルトへの吊り下げ用片の雄雌のボ
    タン間にファスナーを設け、かつ、上記板状部材の雌雄
    のボタン間に上記ファスナーと対になるファスナーを設
    け、これらのファスナーを係合させ得るようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の携帯電話の吊り下げ兼固
    定構造。
  3. 【請求項3】 上記板状部材が、比較的撓み難い材質で
    なる平板と、この平板の裏面に下端部で結合され撓み易
    い材質でなり裏面が車両内のダッシュボード等に接着固
    定される固定用薄板とからなり、さらに、上記平板と固
    定用薄板との間に介在されて平板の固定用薄板に対する
    姿勢角度を任意に設定可能とする角度調整部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯電
    話の吊り下げ兼固定構造。
  4. 【請求項4】 携帯電話を収納するカバーケースに設け
    たベルトへの吊り下げ用片を用いて携帯電話をシステム
    手帳又は携帯バッグの外面に固定するための構造であっ
    て、 上記ベルトへの吊り下げ用片は、その両端部に互いに嵌
    まり合う雄雌のスナップボタン又はワンタッチフックを
    有し、このボタン又はフックを留めた状態ではループ状
    となってベルトを掴み得るようになるものであり、 上記ボタン又はフックを外して展開した状態で該ボタン
    又はフックと互いに嵌まり合う関係にある雌雄のボタン
    又はフックがシステム手帳又は携帯バッグ側に配置され
    ており、 上記吊り下げ用片のボタン又はフックと上記システム手
    帳又は携帯バッグのボタン又はフックを嵌め合せること
    により、携帯電話をシステム手帳又は携帯バッグの外面
    に固定し得るようにしたことを特徴とする携帯電話の吊
    り下げ兼固定構造。
  5. 【請求項5】 上記システム手帳又は携帯バッグに配置
    される雌雄のボタン又はフックは板状部材に設けられて
    おり、この板状部材を該システム手帳又は携帯バッグに
    固定するようにしており、ボタンを用いた場合は、上記
    吊り下げ用片のボタン間にファスナーを設けると共に、
    上記システム手帳又は携帯バッグ側の雌雄のボタン間に
    上記ファスナーと対になるファスナーを設け、これらの
    ファスナーを係合させ得るようにしたことを特徴とする
    請求項4に記載の携帯電話の吊り下げ兼固定構造。
  6. 【請求項6】 上記システム手帳に配置される雌雄のフ
    ックは、該システム手帳のバインダホルダに保持可能な
    シートに設けられていることを特徴とする請求項4に記
    載の携帯電話の吊り下げ兼固定構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017200526A (ja) * 2016-05-06 2017-11-09 株式会社赤ん坊カンパニー 巻付け固定具

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