JP3010478U - 携帯品収納用被着物 - Google Patents

携帯品収納用被着物

Info

Publication number
JP3010478U
JP3010478U JP1994012992U JP1299294U JP3010478U JP 3010478 U JP3010478 U JP 3010478U JP 1994012992 U JP1994012992 U JP 1994012992U JP 1299294 U JP1299294 U JP 1299294U JP 3010478 U JP3010478 U JP 3010478U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adherend
portable
storing
portable item
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994012992U
Other languages
English (en)
Inventor
順子 杉中
Original Assignee
順子 杉中
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 順子 杉中 filed Critical 順子 杉中
Priority to JP1994012992U priority Critical patent/JP3010478U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3010478U publication Critical patent/JP3010478U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観が見苦しくなくしかもファッション性に
富み、身体に着用した状態で確実にフィットして邪魔に
ならず、携帯品として嵩張るものでも違和感なく収納す
ることが可能であり、かつ、出し入れ操作を容易にす
る。 【構成】 携帯品Tを収納するために上肢または下肢の
基部に取り付けられる携帯品収納用被着物1であって、
基板21の表面に上方から携帯品Tを挿入する収納部2
2が設けられてなるホルダー本体2と、上記基板21の
上端縁部から延設された第一帯体3と、上記基板21の
下部から延設された左右一対の第二帯体4とから構成さ
れ、上記第一帯体3の上部には衣類に係止する係止手段
が設けられ、上記左右一対の第二帯体4は互いに結合可
能に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、携帯電話、ポケットベル、テープレコーダー、電子手帳、手帳、筆 記用具あるいは清涼飲料水等、外出時に携行すると便利な物品を、ファッション 性に富んだ状態で下肢あるいは上肢に保持させ得る携帯品収納用被着物に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話、ポケットベル、テープレコーダー、電子手帳、手帳、筆記用 具あるいは清涼飲料水等を携帯する場合は、それらを衣類のポケットに収納する ことが行われる。また、ときにはポケットに収納しないで鞄やハンドバック等の 携帯運搬用具に収納してその鞄やハンドバックを携行することが行われる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、衣類のポケットは通常収容能力が小さく、例えば携帯電話等の嵩張 る物品を収納するのは困難である。また、たとえ収納することができたとしても 、ポケットが外部に向かって膨出し、外観が見苦しくなるとともに、身体が窮屈 になるという問題点を有している。
【0004】 そこで、上記のような嵩張るものを携帯するときには、鞄やハンドバック等の 携帯運搬用具が用いられるが、このような携帯運搬用具を携行すると、収納物を 使用するときに、一々携帯運搬用具からそれを取り出さなければならず、面倒で あるばかりか、携帯品が携帯電話の場合など携帯運搬用具を離れた場所に置いた ときに着信音を聞き取れないことがある等の不都合が存在する。
【0005】 本考案は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、外観が 見苦しくなくしかもファッション性に富み、身体に着用した状態で確実にフィッ トして邪魔にならず、携帯品として嵩張るものでも違和感なく収納することが可 能であり、かつ、出し入れ操作が容易な携帯品収納用被着物を提供することを目 的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1記載の携帯品収納用被着物は、携帯品を収納するために上肢 または下肢の基部に取り付けられる携帯品収納用被着物であって、基板の表面に 上方から携帯品を挿入する収納部が設けられてなるホルダー本体と、上記基板の 上端縁部から延設された第一帯体と、上記基板の下部から延設された左右一対の 第二帯体とから構成され、上記第一帯体の上部には衣類に係止する係止手段が設 けられ、上記左右一対の第二帯体は互いに結合可能に形成されていることを特徴 とするものである。
【0007】 本考案の請求項2記載の携帯品収納用被着物は、請求項1記載の携帯品収納用 被着物において、上記係止手段は、ホック、ボタン、面ファスナー、係止金具、 および互いに結着可能な紐体の内のいずれか一つ、またはそれらの組み合わせで あることを特徴とするものである。
【0008】 本考案の請求項3記載の携帯品収納用被着物は、請求項1記載の携帯品収納用 被着物において、上記左右一対の第二帯体は、ホック、ボタン、面ファスナー、 係止金具、および互いに結着可能な紐体の内のいずれか一つ、またはそれらの組 み合わせによって結合可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0009】 本考案の請求項4記載の携帯品収納用被着物は、請求項2記載の携帯品収納用 被着物において、上記左右一対の第二帯体は、ホック、ボタン、面ファスナー、 係止金具、および互いに結着可能な紐体の内のいずれか一つ、またはそれらの組 み合わせによって結合可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0010】 本考案の請求項5記載の携帯品収納用被着物は、請求項1記載の携帯品収納用 被着物において、上記基板の上縁部に可撓性を有する蓋部材が延設され、この蓋 部材による収納部の閉止状態が維持される係合手段が設けられていることを特徴 とするものである。
【0011】 本考案の請求項6記載の携帯品収納用被着物は、請求項2記載の携帯品収納用 被着物において、上記基板の上縁部に可撓性を有する蓋部材が延設され、この蓋 部材による収納部の閉止状態が維持される係合手段が設けられていることを特徴 とするものである。
【0012】 本考案の請求項7記載の携帯品収納用被着物は、請求項3記載の携帯品収納用 被着物において、上記基板の上縁部に可撓性を有する蓋部材が延設され、この蓋 部材による収納部の閉止状態が維持される係合手段が設けられていることを特徴 とするものである。
【0013】 本考案の請求項8記載の携帯品収納用被着物は、請求項4記載の携帯品収納用 被着物において、上記基板の上縁部に可撓性を有する蓋部材が延設され、この蓋 部材による収納部の閉止状態が維持される係合手段が設けられていることを特徴 とするものである。
【0014】 本考案の請求項9記載の携帯品収納用被着物は、請求項1乃至8のいずれかに 記載の携帯品収納用被着物において、上記携帯品は携帯電話であることを特徴と するものである。
【0015】
【作用】
上記請求項1記載の携帯品収納用被着物によれば、ホルダー本体の基板を上肢 または下肢の外側にに位置させた状態で、第一帯体を上方に延ばし、先端部に設 けられた係止手段によって第一帯体を衣類に係止するとともに、左右一対の第二 帯体を上肢または下肢に巻き付け、それらを結合することによって携帯品収納用 被着物が上肢または下肢に装着された状態になる。逆に上記係止手段による係止 を解除し、左右一対の第二帯体の結合を解除することにより、装着されていた携 帯品収納用被着物は上肢または下肢から脱着される。
【0016】 そして、携帯品収納用被着物が上肢または下肢に装着された状態で、基板の表 面の収納部が外方に膨出した状態になるため、例えば携帯品収納用被着物が下肢 に装着されている場合は、手を下げた状態で指先が収納部に位置し、収納部への 携帯品の出入操作が極めて容易になる。また、携帯品収納用被着物が上肢に装着 されている場合は、他方の手を胸に交差させるように動かすことによって容易に 携帯品の出入操作を行うことができる。
【0017】 また、上記収納部の寸法を収納物の嵩高さに応じて設定することにより、嵩高 い携帯品でも確実に安定して収納することができる。
【0018】 さらに、基板や収納部、さらには第一帯体および第二帯体の材質、色彩、形状 等を工夫することにより、携帯品収納用被着物をファッション性に富んだものに することが可能である。
【0019】 上記請求項2記載の携帯品収納用被着物によれば、第一帯体を衣類に係止する ための係止手段は、ホック、ボタン、面ファスナー、係止金具、および互いに結 着可能な紐体の内のいずれか一つ、またはそれらの組み合わせが用いられている ため、それらの係止操作は容易であり、簡単かつ確実に第一帯体を衣類に係止す ることが可能になる。
【0020】 上記請求項3および4記載の携帯品収納用被着物によれば、左右一対の第二帯 体は、ホック、ボタン、面ファスナー、係止金具、および互いに結着可能な紐体 の内のいずれか一つ、またはそれらの組み合わせによって結合可能に構成されて いるため、それらの係止操作は容易であり、簡単かつ確実に第二帯体を上肢また は下肢に取り付けることが可能になる。
【0021】 上記請求項5乃至8記載の携帯品収納用被着物によれば、基板の上縁部に可撓 性を有する蓋部材が延設され、この蓋部材の裏面および上記電話収納部の表面に 互いに係着可能に対応した面ファスナーが設けられているため、これらの面ファ スナーの係着および係着解除操作を行なうことによって、携帯品が収納部に収納 された状態で蓋部材で収納部の上部開口を閉止したり開放したりすることができ る。そして、閉止時に裏面に付設された蓋部材側の面ファスナーを、収納部側の 面ファスナーに積層押圧することによって、上記各面ファスナーが互いに係着さ れ、蓋部材による収納部の開口の閉止が確実に行なわれ、足や腕を上げたり屈み 姿勢になったときの収納部からの携帯品の脱落が有効に防止される。
【0022】 上記請求項9記載の携帯品収納用被着物によれば、携帯品である携帯用電話を 携帯品収納用被着物に収納して携行することができる。
【0023】
【実施例】
図1は、本考案に係る携帯品収納用被着物の一例を示す斜視図である。この図 では、携帯品として携帯電話が用いられた場合を描いている。図1に示すように 、携帯品収納用被着物1は、携帯品Tを上部から挿入して収納するホルダー本体 2と、このホルダー本体2の上部に設けられた第一帯体3と、ホルダー本体2の 下部背面に設けられた第二帯体4とから基本構成されている。本実施例において は、上記ホルダー本体2、第一帯体3および第二帯体4は、全て織製品で形成さ れているが、これらが全て織製品で形成されることに限定されるものではなく、 合成樹脂製のシートや皮革で形成されてもよく、または織製品、合成樹脂製のシ ートおよび皮革の内のいずれか二種類または三種類を組み合わせたもので形成さ れてもよい。
【0024】 上記ホルダー本体2は、矩形状の基板21と、この基板21の表面にポケット 状に膨出して縫着された収納部22と、基板21の上縁部に縫着された細長い帯 状の蓋部材23とから構成されている。上記基板21は、本実施例においては、 図略のボール紙からなる芯材が用いられ、この芯材の表裏に布材が縫着されて形 成されているが、基板21がボール紙とそれを挾持する2枚の布材で形成される ことに限定されるものではなく、腰の強いフェルト材や合成樹脂板等を適用して もよい。
【0025】 上記基板21の外周縁部には細長い縁取り布24が収納部22の両側部および 下部の縁部と一体に縫着されている。この基板21の表面に、上部に携帯品Tを 挿入する開口部22aを有する収納部22が取り付けられている。また、このよ うな収納部22の上縁部にも縁取り布24が縫着され、これらの縁取り布24に よって基板21および収納部22の外観を美麗なものにしている。
【0026】 上記蓋部材23の裏面部には、硬質の合成樹脂製の短い線材の先端部を鉤状に 折り曲げた係止小片が無数に植設された雄面ファスナー23aが縫着されている 。一方上記収納部22の表面には、上記雄面ファスナー23aに対応する部分に 上下方向に亘って、上記係止小片を係着する小さなリングが無数に植設された雌 面ファスナー22bが縫着されており、雄面ファスナー23aを雌面ファスナー 22bに係着させることによって開口部22aが蓋部材23によって閉止され、 収納部22内に挿入された携帯品Tが抜け出るのを防止するようになっている。
【0027】 上記蓋部材23の先端部には、雄面ファスナー23aの縫着されていない摘持 部23bが形成されており、この摘持部23bを摘んで上記面ファスナー25の 係着操作および係着解除操作を行なうようにしている。なお、本実施例において は、蓋部材23は細い帯状とされ、収納部22の開口部22aの中央部のみを被 蓋するようになっているが、本考案は、蓋部材23がこのような帯状であること に限定されるものではなく、収納部22の開口部22aを全体的に被覆するシー ト状のものを蓋部材として適用してもよい。
【0028】 上記第一帯体3は、本実施例の場合、二つ折れにされ、その曲折部分に環状バ ックル51が装着されているとともに、折り曲げられて積層された部分に桟付き 環状バックル52が装着されている。そして、第一帯体3の桟付き環状バックル 52から突出した遊端部分の突出量を調節することによって、体格等に応じた第 一帯体3の長さ寸法が設定変更されるようにしている。
【0029】 一方、基板21の上縁部には、環状の連結帯21aが縫着されており、この連 結帯21aも上記環状バックル51に装着されている。従って、上記第一帯体3 は環状バックル51および上記連結帯21aを介してホルダー本体2に接合され た状態になっている。
【0030】 そして、本実施例においては、第一帯体3の先端側は二つ折れにされ、折れ曲 がって積層された部分のそれぞれに、互いに対応した雌雄のホック(係止手段) 6が設けられており、このホック6を係止することによって第一帯体3の先端部 に装着リング31が形成されるようになっている。この装着リング31をズボン のバンドB(図2参照)に外嵌することによって第一帯体3が下肢の上部に取り 付けられるようになっている。
【0031】 一方、上記第二帯体4は、基板21の背面下部から図面の左方に延びる左第二 帯体41と右方に延びる右第二帯体42とから構成されている。そして、右第二 帯体42の先端部には、係止バックル53が取り付けられており、左第二帯体4 1の先端部をこの係止バックル53に係止させることによって、第二帯体4に環 状状態を維持させることができるようになっている。
【0032】 従って、上記第一帯体3の装着リング31をズボンのバンドBに外嵌し、この 状態で左第二帯体41および右第二帯体42で下肢を巻き付け、左第二帯体41 の先端部を係止バックル53に係止させることによって携帯品収納用被着物1は 、図2に示すように、下肢の上部に被着された状態になる。
【0033】 図3は、他の例の携帯品収納用被着物が上肢に被着された状態を示す斜視図で ある。この例の場合は、携帯品収納用被着物1aの第一帯体3aの先端側にボタ ン孔32が穿設されている以外は上記先の例と同じである。一方、上着の肩部に は上記ボタン孔32に対応したボタンSが取り付けられており、このボタンSに 上記第一帯体3aのボタン孔32を嵌め込むことによって、ホルダー本体2は第 一帯体3aを介して上腕部から垂下した状態になる。この状態で、第二帯体4を 上肢に巻き付けて係止することにより、携帯品収納用被着物1aは上肢に装着さ れる。
【0034】 本考案の携帯品収納用被着物は、以上詳述したように、長さ調節が可能な第一 帯体3,3aと、上肢または下肢に巻き付ける第二帯体4がホルダー本体2が取 り付けられて構成され、第一帯体3,3aの先端をバンドBやボタンSに係止す るとともに、第二帯体4を上肢や下肢に巻き付けて止めるように構成されてなる ものである。
【0035】 従って、被着者の体格に合わせて適宜第一帯体3,3aの長さを予め調節して から携帯品収納用被着物を装着すると、ホルダー本体2が上肢または下肢の適切 な場所に位置設定された状態になり、従来のようにポケットに嵩張る携帯品Tを 収納した場合に比較して、ポケットが膨らむ等の不都合が起こらず、また携帯品 Tの出入操作が容易であり、さらに運動性が阻害されることもない。しかも、ホ ルダー本体2の色彩や形状を工夫することによってデザイン的に優れたものにす ることが可能であり、ファッション性に富んだものにすることができ好都合であ る。
【0036】 なお、以上の実施例においては、携帯品Tとして携帯電話が適用されているが 、携帯品Tが携帯電話に限定されるものではなく、ポケットベル、テープレコー ダー、電子手帳、手帳、筆記用具あるいは清涼飲料水など携帯可能なものである ならどのようなものでもよい。
【0037】 また以上の実施例においては、第一帯体3,3aの先端に設けられる係止手段 として、装着リング31やボタン孔32が適用されているが、本考案は係止手段 が装着リング31やボタン孔32に限定されるものではなく、ホック、ボタン、 面ファスナー、係止金具、あるいは結着可能な紐体の内のいずれか一つ、または それらを組み合わせて利用してもよい。
【0038】 さらに、上記実施例においては、左第二帯体41と右第二帯体42とを結合す るために右第二帯体42に係止バックル53が適用されているが、本考案は、左 第二帯体41と右第二帯体42との結合に係止バックル53が適用されることに 限定されるものではなく、ホック、ボタン、面ファスナー、係止金具、あるいは 結着可能な紐体の内のいずれか一つ、またはそれらを組み合わせて利用してもよ い。
【0039】 加えて、上記実施例においては、第一帯体3は基板21に縫着によって固定さ れているが、本考案は、第一帯体3が基板21に縫着されることに限定されるも のではなく、基板21の背面に筒体を上下方向に亘って縫着し、この筒体に第一 帯体3を挿通するようにすることも可能である。そうすることによって、携帯品 収納用被着物1を上肢または下肢に装着した状態で、第一帯体3に対してホルダ ー本体2を上下動させることにより、ホルダー本体2の高さ調節が可能になると いう利点を備えることができる。
【0040】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の請求項1記載の携帯品収納用被着物は、携帯品 を収納するために上肢または下肢の基部に取り付けられる携帯品収納用被着物で あって、基板の表面に上方から携帯品を挿入する収納部が設けられてなるホルダ ー本体と、上記基板の上端縁部から延設された第一帯体と、上記基板の下部から 延設された左右一対の第二帯体とから構成され、上記第一帯体の上部には衣類に 係止する係止手段が設けられ、上記左右一対の第二帯体は互いに結合可能に形成 されてなるものである。
【0041】 従って、ホルダー本体の基板を上肢または下肢の外側にに位置させた状態で、 第一帯体を上方に延ばし、先端部に設けられた係止手段によって第一帯体を衣類 に係止するとともに、左右一対の第二帯体を上肢または下肢に巻き付け、それら を結合することによって携帯品収納用被着物が上肢または下肢に装着された状態 になる。逆に上記係止手段による係止を解除し、左右一対の第二帯体の結合を解 除することにより、装着されていた携帯品収納用被着物は上肢または下肢から脱 着される。
【0042】 そして、携帯品収納用被着物が上肢または下肢に装着された状態で、基板の表 面の収納部が外方に膨出した状態になるため、例えば携帯品収納用被着物が下肢 に装着されている場合は、手を下げた状態で指先が収納部に位置し、収納部への 携帯品の出入操作が極めて容易になる。また、携帯品収納用被着物が上肢に装着 されている場合は、他方の手を胸に交差させるように動かすことによって容易に 携帯品の出入操作を行うことができる。
【0043】 また、上記収納部の寸法を収納物の嵩高さに応じて設定することにより、嵩高 い携帯品でも確実に安定して収納することができる。
【0044】 さらに、基板や収納部、さらには第一帯体および第二帯体の材質、色彩、形状 等を工夫することにより、携帯品収納用被着物をファッション性に富んだものに することが可能である。
【0045】 本考案の請求項2記載の携帯品収納用被着物によれば、第一帯体を衣類に係止 するための係止手段は、ホック、ボタン、面ファスナー、係止金具、および互い に結着可能な紐体の内のいずれか一つ、またはそれらの組み合わせが用いられて いるため、それらの係止操作は容易であり、簡単かつ確実に第一帯体を衣類に係 止することが可能になる。
【0046】 本考案の請求項3および4記載の携帯品収納用被着物によれば、左右一対の第 二帯体は、ホック、ボタン、面ファスナー、係止金具、および互いに結着可能な 紐体の内のいずれか一つ、またはそれらの組み合わせによって結合可能に構成さ れているため、それらの係止操作は容易であり、簡単かつ確実に第二帯体を上肢 または下肢に取り付けることが可能になる。
【0047】 上記請求項5乃至8記載の携帯品収納用被着物によれば、基板の上縁部に可撓 性を有する蓋部材が延設され、この蓋部材の裏面および上記電話収納部の表面に 互いに係着可能に対応した面ファスナーが設けられているため、これらの面ファ スナーの係着および係着解除操作を行なうことによって、携帯品が収納部に収納 された状態で蓋部材で収納部の上部開口を閉止したり開放したりすることができ る。そして、閉止時に裏面に付設された蓋部材側の面ファスナーを、収納部側の 面ファスナーに積層押圧することによって、上記各面ファスナーが互いに係着さ れ、蓋部材による収納部の開口の閉止が確実に行なわれ、足や腕を上げたり屈み 姿勢になったときの収納部からの携帯品の脱落が有効に防止される。
【0048】 上記請求項9記載の携帯品収納用被着物によれば、携帯品である携帯用電話を 携帯品収納用被着物に収納して携行することができ、必要なときに携帯用電話を 即座に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る携帯品収納用被着物の一例を示す
斜視図である。
【図2】図1の携帯品収納用被着物を下肢に装着した状
態を示す斜視図である。
【図3】本考案に係る他の例の携帯品収納用被着物を上
肢に装着した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1a 携帯品収納用被着物 2,20 ホルダー本体 21 基板 22 電話収納部 23 蓋部材 24 縁取り布 25 面ファスナー 22b 雌面ファスナー 23a 雄面ファスナー 3,3a 第一帯体 31 装着リング 32 ボタン孔 4 第二帯体 41 左第二帯体 42 右第二帯体 51 環状バックル 52 桟付き環状バックル 6 ホック

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯品を収納するために上肢または下肢
    の基部に取り付けられる携帯品収納用被着物であって、
    基板の表面に上方から携帯品を挿入する収納部が設けら
    れてなるホルダー本体と、上記基板の上端縁部から延設
    された第一帯体と、上記基板の下部から延設された左右
    一対の第二帯体とから構成され、上記第一帯体の上部に
    は衣類に係止する係止手段が設けられ、上記左右一対の
    第二帯体は互いに結合可能に形成されていることを特徴
    とする携帯品収納用被着物。
  2. 【請求項2】 上記係止手段は、ホック、ボタン、面フ
    ァスナー、係止金具、および互いに結着可能な紐体の内
    のいずれか一つ、またはそれらの組み合わせであること
    を特徴とする請求項1記載の携帯品収納用被着物。
  3. 【請求項3】 上記左右一対の第二帯体は、ホック、ボ
    タン、面ファスナー、係止金具、および互いに結着可能
    な紐体の内のいずれか一つ、またはそれらの組み合わせ
    によって結合可能に構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の携帯品収納用被着物。
  4. 【請求項4】 上記左右一対の第二帯体は、ホック、ボ
    タン、面ファスナー、係止金具、および互いに結着可能
    な紐体の内のいずれか一つ、またはそれらの組み合わせ
    によって結合可能に構成されていることを特徴とする請
    求項2記載の携帯品収納用被着物。
  5. 【請求項5】 上記基板の上縁部に可撓性を有する蓋部
    材が延設され、この蓋部材による収納部の閉止状態が維
    持される係合手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の携帯品収納用被着物。
  6. 【請求項6】 上記基板の上縁部に可撓性を有する蓋部
    材が延設され、この蓋部材による収納部の閉止状態が維
    持される係合手段が設けられていることを特徴とする請
    求項2記載の携帯品収納用被着物。
  7. 【請求項7】 上記基板の上縁部に可撓性を有する蓋部
    材が延設され、この蓋部材による収納部の閉止状態が維
    持される係合手段が設けられていることを特徴とする請
    求項3記載の携帯品収納用被着物。
  8. 【請求項8】 上記基板の上縁部に可撓性を有する蓋部
    材が延設され、この蓋部材による収納部の閉止状態が維
    持される係合手段が設けられていることを特徴とする請
    求項4記載の携帯品収納用被着物。
  9. 【請求項9】 上記携帯品は携帯電話であることを特徴
    とする請求項1乃至8のいずれかに記載の携帯品収納用
    被着物。
JP1994012992U 1994-10-21 1994-10-21 携帯品収納用被着物 Expired - Lifetime JP3010478U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994012992U JP3010478U (ja) 1994-10-21 1994-10-21 携帯品収納用被着物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994012992U JP3010478U (ja) 1994-10-21 1994-10-21 携帯品収納用被着物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3010478U true JP3010478U (ja) 1995-05-02

Family

ID=43146241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994012992U Expired - Lifetime JP3010478U (ja) 1994-10-21 1994-10-21 携帯品収納用被着物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3010478U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6182878B1 (en) Carrier for cellular phone
US20070235493A1 (en) Personal Electronic Device Carrier
US20090127304A1 (en) Multi-function adjustable carrying case
US20060032877A1 (en) Fonetag
US20080203123A1 (en) combined case and strap device
JP3010478U (ja) 携帯品収納用被着物
JP2007130112A (ja) クリップ及び該クリップを用いたメガネ収納具
JP3013180U (ja) 被着用携帯品ホルダー
JP3010234U (ja) 携帯電話用ホルダー
CA2366748A1 (en) Portable exercising mattress
JP3004520U (ja) 小物保持用ベルト
CN215873560U (zh) 一种多功能护士服
JP3036334U (ja) 電話器等の携帯用ケース
JP3094294U (ja) 留め具
CN210382737U (zh) 一种摄像马甲
JP2001340136A (ja) リュックサック
CN210611374U (zh) 一种方便随身物品携带的组合包
JP3076700U (ja) 携帯電話収納体付きズボン
JP3138966U (ja) 折り畳みバッグ
JP3024653U (ja) 合成樹脂製連結具
WO2014073517A1 (ja) 携帯機器保持具
JP3014731U (ja) 携帯電話機保持器とその保持部材
JP3049706U (ja) 小物類携帯用ホルダー
JP3202887U (ja) 連結型ポーチ、連結型ポーチと連結可能な支持用バンド,鞄,被連結物
JP3008735U (ja) 携帯電話機用ケース