JP3094294U - 留め具 - Google Patents

留め具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の物品への取り付け及び取り外しを簡単且
つ確実に、その物品を損傷させることなく行い、用途を
多くして汎用性を高め、意匠的また健康的にまた安全面
にも優れたた留め具を提供する。 【解決手段】 留め具1は、長さ方向中央部を折り曲げ
てほぼ2重に重ね合わせることが可能な所定長さのベル
ト片状の挟持部材2と、この挟持部材2の長さ方向両端
部分に取り付けられた1対の永久磁石3,4とを備え、
挟持部材2を折り曲げて1対の永久磁石3,4が他の物
品の一部を挟んで対向し吸着することにより、前記物品
に取り付けて使用可能に構成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は、1対の永久磁石(又は永久磁石と磁 性体片)が他の物品の一部を挟んで対向し吸着することにより、前記物品に取り 付けて使用可能に構成した留め具に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、衣類に取り付けて使用する留め具として、所謂安全 ピンが知られている。この安全ピンは、安全ピン本体と、この安全ピン本体に基 端部が連結されて先端が尖った針金と、この針金先端部を係止可能に安全ピン本 体に設けられた係止部とを有し、上着等の衣類に針金を表側から裏側へ突き刺し て次に裏側から表側へ突き刺し、この状態で、表側に突出した針金先端部を係止 部に係止させることで衣類に取り付けられる。この安全ピンは、例えば、装飾品 (ブローチやワッペン等)を衣類に留める場合に使用されるが、上着の袖部分を 折り畳んで(たくし上げて)短くして留める場合や、ズボンの裾部分を折り畳ん で短くして留める場合にも使用することができ、その他に、タオルをタオル掛け に掛けて留める場合に使用することもできる。
【0003】 ところで、履物や衣類等の物品の開閉部を開閉するためにファスナーが広く用 いられている。ファスナーは物品の開閉部に取り付けられ、そのファスナーにス ライダーがスライド自在に係合され、このスライダーには引き手が連結され、こ の引き手を把持して引っ張ることにより、スライダーを移動させてファスナー( 開閉部)を開閉する。ところが、ファスナー付きの履物や衣類を着用した場合等 、そのファスナー、スライダー、引き手が、外部へ露出した状態にとなって衣類 に接触し、特に、ストッキングを着用している人(特に、女性)がファスナー付 きのブーツを履いた場合には、そのファスナー、スライダー、引き手が、ストッ キングに接触することが多くある。
【0004】 一方、本願出願人は、ファスナー付きの履物や衣類のうちファスナーを閉じた 場合の閉鎖側終端付近に取り付けて、カバー部でスライダーと引き手をカバーす るファスナーカバーを実用化している(実用新案登録第3088112号公報参 照)。このファスナーカバーは、針金を折り曲げて形成した1対の挟持部材、一 方の挟持部材を他方の挟持部材に付勢する付勢部、カバー部を含む可撓性部材を 備え、1対の挟持部材が前記閉鎖側終端付近を挟持することにより装着される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 前記安全ピンでは、物品への取り付けと 取り外しを簡単に行うことができないこと、針金が突き刺さる物品が損傷する虞 があること、針金を突き刺すことができない物品には取り付けることができない こと、装飾機能がないものが多く物品へ取り付けると見栄えが悪くなること、等 の問題がある。先端が尖った針金を取り扱うために安全面でも問題がある。
【0006】 また、ファスナー付きの履物や衣類を着用した場合等、ファスナーとスライダ ーの係合部分、スライダーと引き手の連結部分、ファスナーの閉鎖側終端部分に 、衣類が引っ掛かって糸がほつれてしまう虞がある。特に、ストッキングを着用 している人がファスナー付きのブーツを履いた場合、脚を組む際等に、前記係合 部分や連結部分や閉鎖終端側端部分に、ストッキングが引っ掛かって破れてしま う虞がある。更に、スライダーが自由に動き得る状態では、ファスナーとスライ ダーとの間に、衣類等を噛み込んでしまったり、また、過って指を挟めてしまう 虞があり、例えば、ファスナー付きの上着を着用している人が乳幼児を抱く場合 も、乳幼児に対してこうした注意を払う必要がある。
【0007】 本願出願人が実用化している前記ファスナーカバーは、履物や衣類のうちファ スナーを閉じた場合の閉鎖側終端付近に取り付けて使用するものであるため、用 途が限定され汎用性に劣る面があるし、針金を折り曲げて形成した1対の挟持部 材、一方の挟持部を他方の挟持部材に付勢する付勢部、カバー部を含む可撓性部 材を設けなければならないため、構造が複雑化し製作コストの低減が難しい。
【0008】 本考案の目的は、他の物品への取り付け及び取り外しを簡単且つ確実に、その 物品を損傷させることなく行い、用途を多くして汎用性を高め、意匠的また健康 的にまた安全面にも優れ、更に、他の物品の開閉部を開閉するファスナーとスラ イダーの係合部分、スライダーと引き手の連結部分、ファスナーの閉鎖側終端部 分に衣類が引っ掛かることを防止できる留め具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1の留め具は、少なくとも1個所を 折り曲げてほぼ2重に重ね合わせることが可能な所定長さのベルト片状の挟持部 材を設けると共に、この挟持部材の長さ方向両端部分に1対の永久磁石を取り付 け、前記挟持部材を折り曲げて1対の永久磁石が他の物品の一部を挟んで対向し 吸着することにより、前記物品に取り付けて使用可能に構成したものである。
【0010】 前記他の物品とは、靴やブーツ等の履物、上着やズボンやスカート等の衣類、 その他バッグやタオル等々、種々の1又は複数の物品である。この留め具におい ては、少なくとも1個所を折り曲げてほぼ2重に重ね合わせることが可能な所定 長さのベルト片状の挟持部材により、1対の永久磁石が連結されている。挟持部 材を折り曲げて、1対の永久磁石が他の物品の一部を挟んで接近対向し吸着する ことにより、留め具を前記物品に取り付けて使用することができる。また、留め 具を前記物品に取り付けた状態から、1対の永久磁石を相互に離隔させることに より、留め具を前記物品から取り外すことができる。
【0011】 この留め具では、物品(履物や衣類やバッグ等)に取り付けて装飾する、物品 (履物や衣類やバッグ等)に取り付けてその一部をカバーする、同じ物品(衣類 やマフラーやスカーフ等)の複数個所同士を留める、物品(衣類等)に他の物品 (証明証やイヤホーン等)を留める、物品(衣類やタオル等)に取り付けてその 物品を掛け具等に掛けて留める、複数の物品(チケット類や書類等)を束ねて留 める、等々のように種々の用途で使用できる。
【0012】 前記挟持部材を折り曲げた際の少なくとも挟持部材の表面部側に、装飾機能を 有する装飾部を設けてもよい(請求項2)。留め具を物品に取り付けた状態で装 飾部が表側に向き、美観を感じさせ意匠的に優れたものになる。
【0013】 前記挟持部材を折り曲げた際の挟持部材の内面部側にポケットカバーを設けて 、挟持部材の長さ方向中央部に向けて開口するポケットを形成し、前記物品の開 閉部を開閉する為のファスナーにおけるスライダーの引き手を前記ポケットに収 容した状態で、前記物品のうちファスナーを閉じた状態にした場合の閉鎖終端付 近に取り付けて、前記スライダーと引き手をカバー可能に構成してもよい(請求 項3)。留め具を前記閉鎖終端付近に取り付けると、ポケットがファスナーの閉 鎖終端側に向けて開口し、そのポケットに引き手が収容されると、スライダーが ファスナー(開閉部)を開放する側へ移動しない状態となって、留め具でスライ ダーと引き手がカバーされる。スライダーと引き手がカバーされると、ファスナ ーとスライダーの係合部分、スライダーと引き手の連結部分、ファスナーの閉鎖 側終端部分に衣類が引っ掛かることがなくなる。
【0014】 前記ポケットカバーに、前記1対の永久磁石のうちの一方を取り付けてもよい (請求項4)。ポケットカバーを利用して永久磁石を取り付けることができる。 この留め具を前記閉鎖終端付近に取り付けた状態で、ポケットカバー及び永久磁 石を、スライダーのうち表側に張り出す部分とほぼ同じ厚さでファスナーに沿っ て並ぶように位置させ、引き手をファスナーとほぼ平行にしてポケットに収容す ることができ、挟持部材を外側へ大きく膨らませることなくファスナーに極力近 づけた状態で、見栄えよく取り付けることができる。
【0015】 前記挟持部材を、布又は皮又は合成樹脂材料で構成してもよい(請求項5)。 挟持部材の少なくとも1個所を折り曲げてほぼ2重に重ね合わせることが可能な ベルト片状の挟持部材を構成することができる。 前記1対の永久磁石の一方の代わりに磁性体片を設けてもよい(請求項6)。 永久磁石と磁性体が他の物品の一部を挟んで対向し吸着するため、請求項1〜6 の留め具とほぼ同様の作用を奏する。尚、永久磁石として磁力の強いものを適用 することが好ましい。
【0016】 また、請求項7の留め具は、少なくとも1対の永久磁石と、これら少なくとも 1対の永久磁石を夫々保持する少なくとも1対の保持部と、前記1対の永久磁石 が接近対向して吸着した位置と相互に離隔して吸着解除した位置とに亙って切換 え可能に前記少なくとも1対の保持部を連結する連結部とを備え、前記1対の永 久磁石が他の物品を挟んで対向し吸着することにより、前記物品に取り付けて使 用可能に構成したものである。
【0017】 前記他の物品とは、靴やブーツ等の履物、上着やズボンやスカート等の衣類、 その他バッグやタオル等々、種々の1又は複数の物品である。この留め具におい ては、少なくとも1対の永久磁石が少なくとも1対の保持部に夫々保持され、こ れら少なくとも1対の保持部が連結部により連結されている。少なくとも1対の 永久磁石が他の物品の一部を挟んで接近対向し吸着して、留め具を前記物品に取 り付けて使用することができる。また、留め具を前記物品に取り付けた状態から 、少なくとも1対の永久磁石を相互に離隔させることにより、留め具を前記物品 から取り外すことができる。この留め具は、請求項1の留め具と同様の種々の用 途で使用することができる。
【0018】 前記連結部を、可撓性を有する布製部材又は皮製部材又は合成樹脂製部材で構 成してもよい(請求項8)。少なくとも1個所を折り曲げてほぼ2重に重ね合わ せることが可能な連結部に構成でき、この連結部により少なくとも1対の永久磁 石を前記吸着した位置と吸着解除した位置とに亙って切換え可能に連結できる。 前記連結部を、弾性変形可能な金属針金または金属薄板で構成してもよい(請 求項9)。弾性変形可能な金属針金または金属薄板により、少なくとも1対の永 久磁石を前記吸着した位置と吸着解除した位置とに亙って切換え可能に連結する ことができる。
【0019】 前記連結部は、装飾機能のある鎖体又は紐を有するものであってもよい(請求 項11)。装飾機能のある鎖体又は紐により、少なくとも1対の永久磁石を前記 吸着した位置と吸着解除した位置とに亙って切換え可能に連結することができ、 しかも、美観を感じさせ意匠的に優れたものになる。 前記少なくとも1対の永久磁石の一方の代わりに磁性体片を設けてもよい(請 求項12)。永久磁石と磁性体が他の物品の一部を挟んで対向し吸着するため、 請求項7〜11の留め具とほぼ同様の作用を奏する。尚、永久磁石として磁力の 強いものを適用することが好ましい。
【0020】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施の形態について図面を参照しな がら説明する。本実施形態の留め具は、靴やブーツ等の履物、上着やスカートや ズボン等の衣類、その他バッグやタオルや証明証やチケット類や書類等々、種々 の1又は複数の物品(以下に記す他の物品である)に取り付けて使用可能なもの である。
【0021】 図1〜図5に示すように、留め具1は、長さ方向中央部を折り曲げてほぼ2重 に重ね合わせることが可能な所定長さ(例えば、5〜10cm程度)のベルト片状の 挟持部材2と、この挟持部材2の長さ方向両端部分に取り付けられた1対の永久 磁石3,4とを備え、挟持部材2を折り曲げて1対の永久磁石3,4が他の物品 の一部を挟んで対向し吸着することにより、前記物品に取り付けて使用可能に構 成してある。尚、以下、挟持部材2を折り曲げた際の挟持部材2の表面(表側) と裏面(裏側)を、挟持部材2の状態に関わらず表面(表側)と裏面(裏側)と して説明する。
【0022】 挟持部材2は、例えば、幅;数cm(例えば、1〜2cm程度)、厚さ;数mm(例 えば、2mm程度)に構成されて、適度な硬さを有する。尚、この挟持部材2は、 任意の個所で折り曲げることができるが、長さ方向中央部で折れ曲がり易いよう になっている。挟持部材2は、布製のベルト素材である挟持基材10(例えば、 厚さ;1mm 程度)と、この挟持基材10の表面及び裏面を覆う布製の装飾布11 (例えば、厚さ;0.5mm 程度)とを有する。
【0023】 装飾布11は、挟持基材10とほぼ同じ長さで挟持基材10の約2倍の幅を有 する布材を、挟持基材10に表側から被せ裏側へ巻き付けて覆った状態で、接着 剤で固着されている。装飾布11の表面及び裏面には豹柄や花柄等の模様が描か れており、この装飾布11が、挟持部材10の表面部側及び表面部側に設けられ た装飾機能を有する装飾部に相当する。挟持部材2の一端部分(図1の下端部分 )の内面部側にはポケットカバー20が設けられて、挟持部材2の長さ方向中央 部(図1の上側)に向けて開口するポケット21が形成され、このポケットカバ ー20に1対の永久磁石3,4の一方の永久磁石3が取り付けられている。
【0024】 この挟持部材2の一端部分においては、装飾布11が内側に折り返されて2重 になっており、その内側の装飾布11aを内側から矩形の取付布22で覆った状 態で、取付布22の周囲のうち、幅方向両端の縁部分が少なくとも外側の装飾布 11bに(例えば、縫合により)固着され、挟持部材2の長さ方向中央部側の縁 部分が内側の装飾布11aに固着され、その反対側の縁部分が装飾布11の折り 返し付近部に固着されている。こうして、内側の装飾布11aと取付布22とを 含むポケットカバー20が形成され、このポケットカバー20と外側の装飾布1 1bとの間を収容部とするポケット21が、挟持部材2の長さ方向中央部に向け て開口するように形成される。そして、永久磁石3は内側の装飾布11aと取付 布22との間に収容され、内側の装飾布11aと取付布22の少なくとも一方に 接着剤で固着された状態で取り付けられている。
【0025】 挟持部材2の他端部分(図1の上端部分)においては、装飾布11を内側から 矩形の取付布25で覆った状態で、取付布25の全周囲縁部分が装飾布11に( 例えば、部分的に縫合により)固着されている。永久磁石4は挟持基材10に形 成された永久磁石4よりも少し大きな穴に嵌め込まれ、装飾布11と取付布25 との間に収容され、装飾布11と取付布25の少なくとも一方に接着剤で固着さ れた状態で取り付けられている。1対の永久磁石3,4は、夫々、直径;数mm〜 10数mm(例えば、10mm程度)、厚さ;数mm(例えば、1mm 程度)の円板状のネオ ジウム磁石からなり、挟持部材2の長さ方向中央部を折り曲げると、1対の永久 磁石3,4が対向し吸着する位置及び姿勢となるように、前記のように、挟持部 材2に取り付けられている。
【0026】 尚、挟持部材2の長さ方向中央部の内面部に、小型の連結用リング31が布製 リング片30を介して固定さられている。この連結用リング31には鎖体等の連 結具を連結することができ、この連結された鎖体等を更なる装飾体として、この 留め具1を介して取り付けることができる。例えば、ブーツ等に留め具1を取り 付ける場合には、この留め具1に連結された鎖体等をブーツの回りに環状に取り 付けてアクセサリーとすることができる。
【0027】 尚、装飾布11及び取付布20,25等が、1対の永久磁石3,4を夫々保持 する1対の保持部に相当し、挟持部材2が、1対の永久磁石3,4が接近対向し て吸着した位置と相互に離隔して吸着解除した位置とに亙って切換え可能に1対 の保持部を連結し且つ可撓性を有する布製部材で構成された連結部に相当する。
【0028】 次に、留め具1を、ファスナー40付きのブーツ30に取り付けて使用する場 合について説明する。 図6、図7に示すように、ブーツ30は、靴部31、ヒール部32、ブーツ部 33を有し、ブーツ部33の内側側部(つまり、対になっているもう片方のブー ツ側に向く側部)に上端から下端に亙って縦に長い開閉部33aが形成され、こ の開閉部33aに縦に長いファスナー40取り付けられている。
【0029】 ファスナー40には、スライダー41がスライド自在に係合され、このスライ ダー41の凸状部41aに、引き手42の基端部が連結されている。この引き手 42を把持しスライダー41を上下に引っ張って移動させてファスナー40(開 閉部33a)を開閉することができる。ファスナー40を閉じた状態で、スライ ダー41及び引き手42はファスナー40の閉鎖終端付近(ブーツ30の上端付 近)に位置する。尚、引き手42は、把持されないフリーの状態で下へ垂れ下が った状態となる。
【0030】 留め具1は、図7、図8に示すように、ブーツ30の開閉部33aを開閉する 為のファスナー40におけるスライダー41の引き手42を、ポケット21に収 容した状態で、ブーツ30のうちファスナー40を閉じた状態にした場合の閉鎖 終端付近に取り付けられ、この状態で、挟持部材2によりスライダー41と引き 手42の表面側がカバーされる。
【0031】 こうして、留め具1をブーツ30の前記閉鎖終端付近に取り付けると、ポケッ ト21がファスナー30の閉鎖終端側に向けて開口し、そのポケット20に引き 手42を収容することにより、スライダー41がファスナー40(開閉部33a )を開放する側へ移動しない状態となるため、ファスナー40(開閉部33a) が勝手に開放しなくなり、しかも、留め具30の挟持部材2でスライダ41ーと 引き手44をカバーできるため、ファスナー40とスライダー41の係合部分、 スライダ41ーと引き手42の連結部分、ファスナー40の閉鎖側終端部分に、 特に、着用しているストッキング(或いは、スカートやズボン)が引っ掛かって 破れてしまう虞がなくなる。
【0032】 次に、留め具1の種々の用途について説明する。 図9(a)に示すように、留め具1を上着50のうち前部を開閉するファスナ ー50aを閉じた場合の閉鎖終端付近に取り付けて使用でき、留め具1を袖先端 部分を開閉するファスナー50bを閉じた場合の閉鎖終端付近に取り付けて使用 できる。また、図9(b)に示すように、留め具1をスカート51のうちファス ナー51aを閉じた場合の閉鎖終端付近に取り付けて使用でき、図9(c)に示 すように、留め具1をズボン52のうちファスナー52aを閉じた場合の閉鎖終 端付近に取り付けて使用でき、図9(d)に示すように、留め具1をバッグ53 のうちファスナー53aを閉じた場合の閉鎖終端付近に取り付けて使用できる。
【0033】 図10(a)に示すように、上着55の袖部分55aを折り畳んで(たくし上 げて)短くして留めるために、その袖部分55aに留め具1を取り付けて使用で き、胸ポケット55bに留め具1を取り付け、その留め具1でイヤホン56aの コード56を留めるために使用できる。図10(b)に示すように、ズボン56 の裾部分56aを折り畳んで短くして留めるために、その裾部分56aに留め具 1を取り付けて使用でき、図10(c)に示すように、首に掛けたマフラー57 (その他、ネクタイやスカーフ等)に留め具1を取り付けて、マフラー57の複 数個所同士を留めるために使用できる。
【0034】 図11に示すように、上着の胸ポケット58に社員証59を留めるために、こ れら胸ポケット58のポケットカバーと社員証5とを挟み込むように留め具1を 取り付けて使用できる。 図12(a)に示すように、スカート60をハンガー61に掛けて留めるため に、スカート60の上端部に1対の留め具1を取り付けて使用でき、図12(b )に示すように、タオル62をタオル掛け63に掛けて留めるために、タオル6 2の側部の2重となった部分に留め具1を取り付けて使用できる。図13に示す ように、航空チケット64a、パスポート64b、旅行計画書64c等、複数の チケット類や書類を束ねて留めるために、これら複数のチケット類や書類を挟み 込むように留め具1を取り付けて使用できる。
【0035】 その他、図示していないが、ポシェットの紐やリュックの紐が肩から落ちない ように留める、ブラジャーの紐がずれないように留める、コートに付いている通 しベルトを留める、靴紐が解けないように留める等、種々の用途にこの留め具1 を取り付けて使用することができる。
【0036】 留め具1の作用・効果について説明する。 この留め具1によれば、挟持部材2の長さ方向中央部を折り曲げて、この挟持 部材2の長さ方向両端部分に取り付けられた1対の永久磁石3,4が他の物品の 一部を挟んで接近対向し吸着して、留め具1を前記物品に簡単且つ確実に取り付 けて使用することができ、また、留め具1を前記物品に取り付けた状態から、1 対の永久磁石3,4を相互に離隔させることにより、留め具1を前記物品から簡 単且つ確実に取り外すことができる。
【0037】 1対の永久磁石3,4を他の物品の一部を挟んで吸着させることにより、留め 具1を前記物品に取り付けることができるため、その取り付けを物品を損傷させ ることなく行うことができ、安全面でも優れ、また、前述のように用途が多く汎 用性を高めることができ、しかも、身体のそばに取り付ける場合には永久磁石3 ,4による血行促進効果が得られて健康的にも優れたものとなり得る。また、挟 持部材2により1対の永久磁石3,4を連結できるため紛失を極力防止し、しか も、挟持部材2はベルト片状の部材であるため取り扱い易くなる。挟持部材2を 折り曲げた際の挟持部材2の表面部側及び裏面部側に、装飾機能を有する装飾部 としての装飾布11を設けたので、留め具1を物品に取り付けた状態で装飾布1 1が表側に向き、美観を感じさせ意匠的に優れたものになる。
【0038】 物品の開閉部を開閉する為のファスナー(40)におけるスライダーの引き手 をポケット21に収容した状態で、物品のうちファスナーを閉じた状態にした場 合の閉鎖終端付近に取り付けて、スライダーと引き手をカバー可能に構成した。 つまり、留め具1を前記閉鎖終端付近に取り付けると、ポケット21がファスナ ーの閉鎖終端側に向けて開口し、そのポケットに引き手を収容することにより、 スライダーがファスナー(開閉部)を開放する側へ移動しない状態となるため、 ファスナー(開閉部)が勝手に開放しなくなり、しかも、留め具1の挟持部材2 でスライダーと引き手をカバーできるため、ファスナーとスライダーの係合部分 、スライダーと引き手の連結部分、ファスナーの閉鎖側終端部分に衣類(上着、 スカート、ズボン、ストッキング等)が引っ掛かることを防止できる。
【0039】 ポケットカバー20に、1対の永久磁石3,4のうちの一方の永久磁石3を取 り付けたので、ポケットカバー21を利用して永久磁石3を取り付けることがで き、この留め具1を前記閉鎖終端付近に取り付けた状態で、ポケットカバー20 及び永久磁石3を、スライダーのうち表側に張り出す部分とほぼ同じ厚さでファ スナーに沿って並ぶように位置させ、引き手をファスナーとほぼ平行にしてポケ ットに収容することができ、挟持部材2を外側へ大きく膨らませることなくファ スナーに極力近づけた状態で、見栄えよく取り付けることができる。挟持部材2 を、布材料で構成したので、挟持部材2の少なくとも1個所を折り曲げてほぼ2 重に重ね合わせることが可能なベルト片状の挟持部材2を構成でき、また、手触 りのよい挟持部材2とし、しかも、その挟持部材2に装飾機能を有する装飾部と しての装飾布11も設け、意匠的にも優れたものにすることができる。
【0040】 次に、変更形態について説明する。 1]図14に示すように、留め具1Aは、1対の永久磁石70,71と、これら 1対の永久磁石70,71を夫々保持する1対の保持部72,73と、1対の永 久磁石70,71が接近対向して吸着した位置と相互に離隔して吸着解除した位 置とに亙って切換え可能に1対の保持部72,73を連結する連結部として構成 された弾性変形可能な金属針金74とを備えたものである。 2]図15に示すように、留め具1Bは、留め具1Aの金属針金74の代わりに 、弾性変形可能な金属薄板74を備えたものである。
【0041】 3]図16に示すように、留め具1Cは、1対の永久磁石80,81と、これら 永久磁石80,81が先端部分に夫々取り付けられた1対の連結板82,83と 、これら連結板82,83の基端部を連結するヒンジ結合部84を備えたもので ある。尚、1対の連結板の82,83の先端部分が1対の保持部に相当し、ヒン ジ結合部84を含む1対の連結板82,83が連結部に相当する。
【0042】 4]図17に示すように、留め具1Dは、1対の永久磁石90,91と、これら 1対の永久磁石90,91を夫々保持する1対の保持部92,93と、1対の永 久磁石90,91が接近対向して吸着した位置と相互に離隔して吸着解除した位 置とに亙って切換え可能に1対の保持部92,93を連結する連結部である鎖体 94(又は紐)を備えたものである。
【0043】 5]挟持部材2を、その複数個所を折り曲げてほぼ2重に重ね合わせるように構 成してもよいし、挟持部材2を、長さ方向中央部以外の1個所を折り曲げて、ほ ぼ2重に重ね合わせるようにしてもよい。 6]挟持部材2を折り曲げた際の挟持部材2の表面部側にだけ、装飾機能を有す る装飾部を設けてもよい。
【0044】 7]ポケットカバー、ポケットを省略してもよい。 8]挟持部材2の長さ方向両端部分への1対の永久磁石3,4を取り付ける構造 については、前記実施形態以外の種々の構造としてもよいし、ポケット21にお いても、前記実施形態以外の種々の構造としてもよい。 9]挟持部材2(連結部)を皮製部材或いは合成樹脂製部材、又は、布製部材と 皮製部材と合成樹脂製部材の内の少なくとも2つの部材で構成してもよい。
【0045】 10]1対の永久磁石の一方の代わりに磁性体片を設けてもよい。永久磁石と磁 性体が他の物品の一部を挟んで対向し吸着するため、前記実施形態の留め具と同 様の作用・効果を奏する。 11]前記変更形態1〜4の場合、2対以上の永久磁石と、これら2対以上の永 久磁石を夫々保持する2対以上の保持部と、これら1対の永久磁石が接近対向し て吸着した位置と相互に離隔して吸着解除した位置とに亙って切換え可能に2対 の保持部を連結する連結部とを備えてもよい。
【0046】 12]前記永久磁石として、KS磁石、NKS磁石、アルニコ磁石、フェライト 磁石、希土類磁石などの種々の磁石を適用可能である。 13]尚、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を付加して実施 するすることが可能である。
【0047】
【考案の効果】 請求項1の留め具によれば、挟持部材の少なくとも一個所 を折り曲げて、この挟持部材の長さ方向両端部分に取り付けられた1対の永久磁 石が他の物品の一部を挟んで接近対向し吸着して、留め具を前記物品に簡単且つ 確実に取り付けて使用することができ、また、留め具を前記物品に取り付けた状 態から、1対の永久磁石を相互に離隔させることにより、留め具を前記物品から 簡単且つ確実に取り外すことができる。
【0048】 1対の永久磁石を他の物品の一部を挟んで吸着させることにより、留め具を前 記物品に取り付けることができるため、その取り付けを物品を損傷させることな く行うことができ、安全面でも優れ、また、前記実施の形態で説明したように、 用途が多く汎用性を高めることができ、しかも、身体のそばに取り付ける場合に は永久磁石による血行促進効果が得られて健康的にも優れたものとなり得る。ま た、挟持部材により1対の永久磁石を連結できるため紛失を極力防止し、しかも 、挟持部材はベルト片状の部材であるため取り扱い易く、更に、その挟持部材に 装飾機能を有する装飾部を設けて意匠的にも優れたものに構成し易くなる。
【0049】 請求項2の留め具によれば、挟持部材を折り曲げた際の少なくとも挟持部材の 表面部側に、装飾機能を有する装飾部を設けたので、留め具を物品に取り付けた 状態で装飾部が表側に向き、美観を感じさせ意匠的に優れたものになる。
【0050】 請求項3の留め具によれば、前記物品の開閉部を開閉する為のファスナーにお けるスライダーの引き手を前記ポケットに収容した状態で、物品のうちファスナ ーを閉じた状態にした場合の閉鎖終端付近に取り付けて、スライダーと引き手を カバー可能に構成した。つまり、留め具を前記閉鎖終端付近に取り付けると、ポ ケットがファスナーの閉鎖終端側に向けて開口し、そのポケットに引き手を収容 することにより、スライダーがファスナー(開閉部)を開放する側へ移動しない 状態となるため、ファスナー(開閉部)が勝手に開放しなくなり、しかも、留め 具でスライダーと引き手をカバーできるため、ファスナーとスライダーの係合部 分、スライダーと引き手の連結部分、ファスナーの閉鎖側終端部分に衣類が引っ 掛かることを防止できる。
【0051】 請求項4の留め具によれば、ポケットカバーに、1対の永久磁石のうちの一方 を取り付けたので、ポケットカバーを利用して永久磁石を取り付けることができ 、この留め具を前記閉鎖終端付近に取り付けた状態で、ポケットカバー及び永久 磁石を、スライダーのうち表側に張り出す部分とほぼ同じ厚さでファスナーに沿 って並ぶように位置させ、引き手をファスナーとほぼ平行にしてポケットに収容 することができ、挟持部材を外側へ大きく膨らませることなくファスナーに極力 近づけた状態で、見栄えよく取り付けることができる。
【0052】 請求項5の留め具によれば、挟持部材を、布又は皮又は合成樹脂材料で構成し たので、挟持部材の少なくとも1個所を折り曲げてほぼ2重に重ね合わせること が可能なベルト片状の挟持部材を構成でき、また、手触りのよい挟持部材とし、 しかも、その挟持部材に装飾機能を有する装飾部も設け、意匠的にも優れたもの にすることができる。 請求項6の留め具によれば、1対の永久磁石の一方の代わりに磁性体片を設け たので、永久磁石と磁性体が他の物品の一部を挟んで対向し吸着するため、請求 項1〜6の留め具とほぼ同様の効果を奏する。
【0053】 請求項7の留め具によれば、少なくとも1対の永久磁石が他の物品の一部を挟 んで接近対向し吸着して、留め具を前記物品に簡単且つ確実に取り付けて使用す ることができ、また、留め具を前記物品に取り付けた状態から、少なくとも1対 の永久磁石を相互に離隔させることにより、留め具を前記物品から簡単且つ確実 に取り外すことができる。また、連結部と少なくとも1対の保持部により少なく とも1対の永久磁石を連結できるため紛失を極力防止することができる。その他 、請求項1の留め具とほぼ同様の効果を奏する。
【0054】 請求項8の留め具によれば、連結部を、可撓性を有する布製部材又は皮製部材 又は合成樹脂製部材で構成したので、少なくとも1個所を折り曲げてほぼ2重に 重ね合わせることが可能な連結部に構成でき、この連結部により少なくとも1対 の永久磁石を前記吸着した位置と吸着解除した位置とに亙って切換え可能に連結 することができる。また、手触りのよい取り扱い易い連結部とし、しかも、連結 部に装飾機能を有する装飾部を設けて意匠的にも優れたものに構成し易くなる。 請求項9の留め具によれば、前記連結部を、弾性変形可能な金属針金または金 属薄板で構成したので、弾性変形可能な金属針金または金属薄板により、少なく とも1対の永久磁石を前記吸着した位置と吸着解除した位置とに亙って確実に切 換え可能に連結することができる。
【0055】 請求項11の留め具によれば、前記連結部は、装飾機能のある鎖体又は紐を有 するものであってもよいので、この鎖体又は紐により、少なくとも1対の永久磁 石を前記吸着した位置と吸着解除した位置とに亙って切換え可能に連結すること ができ、しかも、美観を感じさせ意匠的に優れたものになる。 請求項12の留め具によれば、少なくとも1対の永久磁石の一方の代わりに磁 性体片を設けてもよい(請求項12)。永久磁石と磁性体が他の物品の一部を挟 んで対向し吸着するため、請求項7〜11の留め具とほぼ同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る留め具(伸ばした状
態)の斜視図である。
【図2】留め具(折り曲げた状態)の斜視図である。
【図3】留め具(伸ばした状態)の裏面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】ブーツの側面図である。
【図7】留め具を取り付けたブーツの要部の側面図であ
る。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】(a)は上着(b)はスカート(c)はズボン
(d)はバッグに夫々留め具を取り付けて使用した場合
の図である。
【図10】(a)は上着(b)はズボン(c)はマフラ
ーに夫々留め具を取り付けて使用した場合の図である。
【図11】ポケットに社員証を留めるために留め具を使
用した場合の図である。
【図12】(a)はスカートをハンガーに(b)はタオ
ルを掛け具に夫々留めるために留め具を使用した場合の
図である。
【図13】チケット類を束ねて留めるために留め具を使
用した場合の図である。
【図14】変更形態1に係る留め具の斜視図である。
【図15】変更形態2に係る留め具の斜視図である。
【図16】変更形態3に係る留め具の斜視図である。
【図17】変更形態4に係る留め具の斜視図である。
【符号の説明】
1,1A〜1D 留め具 2 挟持部材 3,4,70,71,80,81,90,91 永久磁
石 11 装飾布 20 ポケットカバー 21 ポケット 40 ファスナー 41 スライダー 42 引き手 72,73,92,93 保持部 74 金属針金 75 金属薄板 84 ヒンジ結合部 94 鎖体

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個所を折り曲げてほぼ2重
    に重ね合わせることが可能な所定長さのベルト片状の挟
    持部材を設けると共に、この挟持部材の長さ方向両端部
    分に1対の永久磁石を取り付け、 前記挟持部材を折り曲げて1対の永久磁石が他の物品の
    一部を挟んで対向し吸着することにより、前記物品に取
    り付けて使用可能に構成したことを特徴とする留め具。
  2. 【請求項2】 前記挟持部材を折り曲げた際の少なくと
    も挟持部材の表面部側に、装飾機能を有する装飾部を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の留め具。
  3. 【請求項3】 前記挟持部材を折り曲げた際の挟持部材
    の内面部側にポケットカバーを設けて、挟持部材の長さ
    方向中央部に向けて開口するポケットを形成し、 前記物品の開閉部を開閉する為のファスナーにおけるス
    ライダーの引き手を前記ポケットに収容した状態で、前
    記物品のうちファスナーを閉じた状態にした場合の閉鎖
    終端付近に取り付けて、前記スライダーと引き手をカバ
    ー可能に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の留め具。
  4. 【請求項4】 前記ポケットカバーに、前記1対の永久
    磁石のうちの一方を取り付けたことを特徴とする請求項
    3に記載の留め具。
  5. 【請求項5】 前記挟持部材は、布又は皮又は合成樹脂
    材料で構成されたことを特徴とする請求項1〜4の何れ
    かに記載の留め具。
  6. 【請求項6】 前記1対の永久磁石の一方の代わりに磁
    性体片を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れか
    に記載の留め具。
  7. 【請求項7】 少なくとも1対の永久磁石と、これら少
    なくとも1対の永久磁石を夫々保持する少なくとも1対
    の保持部と、前記1対の永久磁石が接近対向して吸着し
    た位置と相互に離隔して吸着解除した位置とに亙って切
    換え可能に前記少なくとも1対の保持部を連結する連結
    部とを備え、 前記1対の永久磁石が他の物品を挟んで対向し吸着する
    ことにより、前記物品に取り付けて使用可能に構成した
    ことを特徴とする留め具。
  8. 【請求項8】 前記連結部は、可撓性を有する布製部材
    又は皮製部材又は合成樹脂製部材で構成されたことを特
    徴とする請求項7に記載の留め具。
  9. 【請求項9】 前記連結部は、弾性変形可能な金属針金
    または金属薄板で構成されたことを特徴とする請求項7
    に記載の留め具。
  10. 【請求項10】 前記連結部は、ヒンジ結合部を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の留め具。
  11. 【請求項11】 前記連結部は、装飾機能のある鎖体又
    は紐を有することを特徴とする請求項7に記載の留め
    具。
  12. 【請求項12】 前記少なくとも1対の永久磁石の一方
    の代わりに磁性体片を設けたことを特徴とする請求項7
    〜11の何れかに記載の留め具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011200314A (ja) * 2010-03-02 2011-10-13 Murata Mfg Co Ltd ブーツキーパー
IT201900016070A1 (it) * 2019-09-11 2021-03-11 Ind Toscanini S R L Porta calzature

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