JP3008735U

JP3008735U - 携帯電話機用ケース

Info

Publication number: JP3008735U
Application number: JP1994012284U
Authority: JP
Inventors: 秀樹手塚
Original assignee: 秀樹手塚
Priority date: 1994-09-08
Filing date: 1994-09-08
Publication date: 1995-03-20
Anticipated expiration: 2000-09-08

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】そのままの状態で通話や操作も可能とし、ま
た、握持感もよく、更に、外観の美感を保有することで
使用者の趣味感も十分に満足させることができる携帯電
話機用ケースとする。【構成】一枚包装材を立ち上げて下端縁のみを接合
し、表面には透明カバー５を取り付け、かつ、外面両側
に掛け紐１６の止着部７を備える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は携帯電話機用ケースの改良に関する。

【０００２】

【考案の背景】

近時、携帯電話の普及はめざましいものがあるが、一般的にその携行はむき出しのまま、バッグやポケットに入れたり、自動車内等に置いておかれるものとなっている。これでは、損傷をはじめ、誤動作が生じる虞が大きいもので、専用のケースも多少供出されるようになっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、現在知られているケースはその縫製状態から握持感が悪く、また、使用時にはケースから取り出さなければならない煩わしさがあったところである。

【０００４】

【考案の目的】

そこで、本考案は係る従来の実情、問題点に着目してなされたもので、そのままの状態で通話や操作も可能とし、また、握持感もよく、更に、外観の美感を保有することで使用者の趣味感も十分に満足させることができる携帯電話機用ケースを提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するために、本考案に係る携帯電話機用ケースは一枚包装材を立ち上げて下端縁のみを接合し、表面には透明カバーを取り付け、かつ、外面両側に掛け紐の止着部を備えていることを特徴としている。

【０００６】

【作用】

上記した構成としたことにより、接合部分が握った場合の手の平部分に触れることがなくなり、握持感が非常に向上することとなり、また、その素材により十分に収容状態のまま操作、通話が可能となるのである。

【０００７】

【実施例】

次に、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図１は本考案を実施した携帯電話機用ケースの斜視図、図２は同じく裏面の要部斜視図、図３は同じく側面図、図４は同じくカバー帯体を示す正面図である。

【０００８】これらの図にあって１は携帯電話機用のケース本体を示しており、このケース本体１は素材ベースとして適宜に着色を施された皮革が一枚物として、包装材２として使用されている。

【０００９】この包装材２を丸めるごとく略コの字状に立ち上げ、その一方開口部分に一体となっている底面部３を立ち上げて合せ、その当接するコーナー４、４のみに縫製処理がなされている。

【００１０】また、前記した包装材２の各縁間にはプラスチックシートあるいはフィルムによる透明カバー５が縫い付けられており、その透明カバー５と底面部３間には機種にもよるが、携帯電話機のボタンカバー兼用の送話口片６を挿通して操作可能とするクリアランス７が形成され、上方寄りには受話口と対応する透孔８が穿設されている。さらに、その透明カバー５の上縁や包装材２の一方縁には補強用の縁取り９、９が施されている。

【００１１】そして、前記したケース本体１のサイズは目的とする携帯電話よりも７ｍｍ程度高さ方向に大きくしてあり、イヤホンジャックを挿し込んでも対応できるようになっている。また、前記した包装材２には前面カバー帯体１０が一体に延設されており、その前面カバー帯体１０の先端は底面部３まで回り込むようになっており、その先端裏面と底面部３の外面にはループとフックによる面状ファスナー１１、１１が備えられ、止着開閉を自在としている。なお、図中１２はアンテナ挿通用切り欠き、１３、１３は各々送話、受話に対応する小透孔群である。

【００１２】また、ケース本体１の裏面にはズボンのループに通したベルト等へ取り付けるための取り付け片１４が備えられており、その先端裏面と包装材２の表面に固着されたループとフックによる面状ファスナー１５、１５で着脱がなされるものとなっている。また、車内等にこの一方を用意することで車内への装着も可能とすることができる。

【００１３】さらに、ケース本体１の両サイド上方寄りには肩掛け携帯する際の掛け紐１６を通すためのリング１７、１７が備えられており、掛け紐１６は紐止め部材やホック等の適宜手段によりこのリング１７、１７に挿通され抜け止めされる。この掛け紐１６には途中ホック釦１８により開閉自在な小環部１９が設けられ、イヤホンを取り付けることを可能としている。また、この掛け紐１６はズボンのループに通したベルト等へ巻き付けることでの脱落防止作業も行うことができる。

【００１４】また、包装材２には部分的切り欠き２０が形成されているが、これは各機種の操作ボタンの位置と対応するものである。さらに、前面カバー帯体１０の表面には記号やマーク２１、２１がデザインとして入れられるが、これも各機種の操作ボタンと対応させてあり、そのままの状態でボタンプッシュを可能としてある。この記号やマーク２１、２１は前面カバー帯体１０がないケース本体１の場合等には包装材２の表面へ付けられることもあるものである。

【００１５】

【考案の効果】

本考案に係る携帯電話機用ケースは上述のように構成され使用される。そのために、握持感がよく、デザイン的にも優れたものとなって需要者の趣味感を満足させ、また、ケースから一々取り出して使用し、再び戻すという煩わしい作業がなくなり、非常に使い勝手のよいものとなっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を実施した携帯電話機用ケースの斜視図
である。

【図２】裏面の要部斜視図である。

【図３】側面図である。

【図４】カバー帯体を示す正面図である。

【符号の説明】１ケース本体２包装材３底面部４コーナー５透明カバー７クリアランス８透孔１０前面カバー帯体１１面状ファスナー１２切り欠き１３小透孔群１４取り付け片１５面状ファスナー１６掛け紐１７リング１９小環部２０切り欠き２１スイッチマーク

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】一枚包装材を立ち上げて下端縁のみを接
合し、表面には透明カバーを取り付け、かつ、外面両側
に掛け紐の止着部を備えていることを特徴とする携帯電
話機用ケース。
【請求項２】前記した透明カバーの下端には携帯電話
機のボタンカバー兼送話部片の挿通間隙を形成し、か
つ、一枚包装材の上縁にアンテナ出入用切欠を形成した
前面カバー帯体を延設してその前端を止着可能とし、ま
た、裏面に被服、装身具等への装着手段を設け、操作ボ
タン用の切り欠きやマークを備えていることを特徴とす
る請求項１に記載の携帯電話機用ケース。