JP2003013316A - 電子機器用衣服 - Google Patents

電子機器用衣服

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JP2003013316A
JP2003013316A JP2001195810A JP2001195810A JP2003013316A JP 2003013316 A JP2003013316 A JP 2003013316A JP 2001195810 A JP2001195810 A JP 2001195810A JP 2001195810 A JP2001195810 A JP 2001195810A JP 2003013316 A JP2003013316 A JP 2003013316A
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    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
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    • A41D1/005Garments adapted to accommodate electronic equipment with embedded cable or connector
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
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    • A41D27/00Details of garments or of their making
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  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定重量の電子機器を衣服の電子機器用ポケ
ットに収納させて使用する場合において、衣服の部分的
な型崩れを防止するとともに、電子機器に接続される接
続コードを整然と配線させる。 【解決手段】 電子機器(携帯電話K)を収納可能な電
子機器用ポケット21を備えた電子機器用衣服Wにおい
て、この電子機器用ポケット21の裏面側に配されて電
子機器を支持する支持構造部材Zが取り付けられてい
る。支持構造部材Zは、衣服Wの外側に縫い付けても良
く、又、面状ファスナーFmやボタンB等の着脱手段を
介して着脱自在に取り付けても良い。また、電子機器用
ポケットは、衣服の内側に設けられるものでも、衣服の
外側に取り付けられるものでも良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スキー・スノー
ボード等の運動用の他、カジュアルウエア、作業服等の
衣服に携帯電話や音響機器等の電子機器を収納する電子
機器用ポケットを備えた電子機器用衣服に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯型テープレコーダ、携帯型C
D・MDプレーヤやMP3と呼ばれる音響用の電子機器
を外出して使用するに際しては、衣服の収納ポケットに
収納して使用することが多い。また、携帯電話やPDA
と呼ばれる携帯情報端末の電子機器も衣服の収納ポケッ
トに収納して使用することが多い。これら電子機器に
は、通常接続コードを介してイヤホン・ヘッドホンやマ
イクが備えられていたり、接続コードに音量調節や停止
・再生ボタンを備えた中継スイッチを備え、この中継ス
イッチを衣服の所定箇所にネクタイピンのような部材で
衣服に取り付けて使用されたり、所定のケースに入れら
れてベルトに取り付けられて使用されるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら電子機器は、そ
の小型化が進んでいるが、所定の重量を有するがため
に、衣服の形態フォルムが部分的に型崩れしてしまい、
美観を損ね、ファッション性に欠けることとなってい
た。衣服の部分的な型崩れを防止するためには、衣服全
体を高強度で非伸縮性の素材(形態安定性の素材)で作
製する必要があるが、このような衣服では、着用し難
い、動き難いなどの快適性・機能性に欠ける結果になっ
たり、高価になる問題を有する。
【0004】また、電子機器でイヤホンやマイクを使用
するものや、電子機器同士を接続する場合、これらの接
続コードが衣服の外側に剥き出しになったり、垂れ下が
ってしまいファッション性に欠けることとなっていた。
剥き出しになったり、垂れ下がった接続コードは、着用
者の行動に支障を与える危険があるほか、急に引っ張ら
れるなどすると、電子機器が故障する原因にもなる。
【0005】そこで、本発明の目的は、所定重量の電子
機器を衣服の電子機器用ポケットに収納させて使用する
場合において、衣服の部分的な型崩れを防止するととも
に、電子機器に接続される接続コードを整然と配線させ
ることが可能な電子機器用衣服を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の電子機器用衣服は、電子機
器を収納可能な電子機器用ポケットを備えた電子機器用
衣服において、この電子機器用ポケットに収納される電
子機器を支持するための支持構造部材が取り付けられて
いることを特徴とする。支持構造部材は、衣服の外側や
内側(表生地と裏生地との間のほか、裏生地の内側等を
含む。以下同じ)に縫い付けても良く、又、面状ファス
ナーやボタン等の着脱手段を介して着脱自在に取り付け
ても良い。また、電子機器用ポケットは、衣服の内側に
設けられるものでも、衣服の外側に取り付けられるもの
でも良い。さらに、電子機器用ポケットは、通常のポケ
ットを利用して電子機器を収納すると、そのポケットが
電子機器用ポケットとなり、そこに支持構造部材が取り
付けられればよい。なお、このような電子機器用ポケッ
トが複数ある場合は、支持構造部材はそのうちの少なく
とも1つに取り付けられれば良い。
【0007】この発明によれば、電子機器用ポケットに
収納される電子機器を支持するための支持構造部材を備
えることから、電子機器の重量が支持構造物を介して衣
服にかかり、衣服の部分的な型崩れが防止されることと
なる。
【0008】本発明の請求項2記載の電子機器用衣服
は、請求項1記載の発明を前提として、電子機器に接続
される接続コードを挟むように構成される表側の部材と
裏面側の部材とを少なくとも備えることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、支持構造部材が電子機
器用ポケットに収納された電子機器に接続される接続コ
ードを表側の部材と裏側の部材とで挟むように構成され
ることから、接続コードの余分な長さを調節したり、そ
の位置決めにより、衣服の内部や外部で接続コードが垂
れ下がるような事態を防止したり、接続コードが剥き出
しとなるような事態を防止することができる。
【0010】本発明の請求項3記載の電子機器用衣服
は、請求項1又は請求項2記載の発明を前提として、前
記支持構造部材は、衣服との間に着脱手段を介して着脱
自在に取り付けられていることを特徴とする。着脱手段
としては、配線構造部材を面状ファスナー、ボタンやい
わゆる開閉式ファスナーなどを利用して着脱自在にすれ
ばよい。また、衣服との間とは、衣服の外側でも内側
(表生地と裏生地との間のほか、裏生地の内側等を含
む。)でも良く、又、衣服のポケットの内部に取り付け
られるものでも良い。
【0011】この発明によれば、支持構造部材が着脱手
段を介して着脱自在に取り付けられているから、例え
ば、衣服を洗濯するような場合など、支持構造部材が不
要な場合においては取り外すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら説明する。
【0013】(第1の実施の形態)本実施の形態は、図
1に示すように、本発明をジャンパーに適用したもの
で、ジャンパーの右側(図面上の右側)の胸部に携帯電
話Kを収納する電子機器用ポケットH1が設けられ、左
側(図面上の左側)の胸部にMDプレーヤ(符号M
D)、MP3やデジタルカメラ等を収納する電子機器用
ポケットH2が設けられている。また、腹部には、携帯
情報端末(PDA)、携帯オーディオ(CD・MDプレ
ーヤ)、携帯型ラジオ、携帯型テレビ、カメラ(デジタ
ルカメラ、CCDカメラを含む)等の電子機器が収納さ
れるポケットS1,S2が各々設けられている。これら
のポケットH1,H2,S1,S2は、ハンカチ等を入
れる通常のポケットとしても使用可能である。そして、
これらのポケットH1,H2,S1,S2の外側には、
所定長さの支持構造部材Zが面状ファスナーFmを介し
て着脱自在に4箇所に取り付けられている(図2、図
5、図6)。このジャンパーは、スキー・スノーボード
等の運動用の他、カジュアルウエア、作業服等としても
着用される上着(上衣)であり、胴体部と左右の袖部分
と襟首部分Waとから構成されているが、支持構造部材
Zが取り付けられる対象としては、スラックスや作業ズ
ボンであってもよい。なお、符号Saは、ポケットS
1,S2の入り口であり、符号9は携帯型音響機器を操
作する中継スイッチが収納されるポケットである。
【0014】支持構造部材Zは、図2(a)に示すよう
に、中央Zcを境に左側部材(表側の部材)Z1と右側
部材(裏側の部材)Z2とからなる長い布製のもので、
左右の互いの重ね合わせ面に面状ファスナーZF1,Z
F2が配され、開閉可能に構成されている。支持構造部
材Zの左側部Z1の裏面側にも面状ファスナーZF3が
設けられ、衣服Wに設けられる面状ファスナーと接合可
能になっている。すなわち、本実施の形態の支持構造部
材Zは、外側も内側もすべて面状ファスナーが施されて
いる。なお、支持構造部材Zの左側部Z1の裏面側が衣
服Wと縫合されて固定されているものでも良い。したが
って、左側部Z1を右側部Z2に対して開くようにし
て、互いの重ね合わせ面の面状ファスナーZF1,ZF
2の上に電子機器である携帯電話Kの接続コードC1を
配して、左側部Z1を右側部Z2に対して重ね合わせる
と、接続コードC1が互いの面状ファスナーZF1,Z
F2の間に挟まれて、その位置ずれが生じることが防止
される。上記支持構造部材Zとしては、左側部Z1と右
側部Z2の重ね合わせ面全体に、面状ファスナーZF
1,ZF2が施されたものであるが、図2(b)に示す
ように、左側部材(表側の部材)Z1と右側部材(裏側
の部材)Z2とに、面状ファスナーZF1,ZF2が各
々所定間隔をおいて施されたものであってもよい。この
ような支持構造部材Zとしては、布製又はプラスチック
製などの樹脂製、アルミニウム等の金属板やゴム製のな
どの薄板状の部材を面状ファスナーZF1,ZF2やボ
タンを介して重ね合わせて構成しても良い。また、支持
構造部材Zとしては、図3に示すように、断面が楕円形
状の内部中空の部材で構成され、その中に面状ファスナ
ーが施され、接続コードC1が通されるものでも良い。
【0015】このような構成の支持構造部材Zは、例え
ば、電子機器用ポケット21との関係で次のように使用
される。まず、本実施の形態の電子機器用ポケット21
は、図4に示すように、下方側の第1のポケットPC1
と上方側の第2のポケットPC2を備え、ほぼ中央から
折り畳まれるように構成されている。すなわち、この電
子機器用ポケット21は、開いた状態において、所定長
さの底部材21aの上に、携帯電話Kの厚さを考慮し
て、その厚さ分の側面部21bを有する第1のポケット
PC1が設けられ、この1のポケットPC1の上方側
に、その中央から長手方向の左右に開閉可能な開閉部2
1cを有する第2のポケットPC2が設けられ、第1の
ポケットPC1と第2のポケットPC2との境のほぼ中
央から折り畳まれるように構成されている。底部材21
aは、布製の外周辺を縫合したもので、その上方の連結
片21dには、衣服Wと連結させる着脱手段であるボタ
ンB,Bと面状ファスナーFaが設けられている。ボタ
ンB,Bは、電子機器用衣服Wの胸部分に設けられるボ
タンB,Bと連結させるためのもので、面状ファスナー
Faは、第1のポケットPC1の表面に設けられる面状
ファスナーFbと互いに着脱されて、電子機器用ポケッ
ト21をほぼ中央から折り畳んだり、この折り畳みを解
除するために設けられている。なお、符号Fjは、携帯
電話Kを出し入れするためのファスナーであり、符号A
1,A2は、携帯電話Kの接続コードC1を通す穴A
1,A2である。
【0016】したがって、電子機器用ポケット21は、
電子機器(携帯電話K)を収納した状態で、折り畳まれ
たり(図6)、ボタンBを介して衣服Wから取り外して
も使用可能であるが(図5(a)(b)(c))、電子
機器用ポケット21はその裏面側が支持構造部材Zを介
して取り付けられる(図1)。このため、携帯電話Kの
重量が支持構造物Zを介して衣服Wにかかることとなり
(直接衣服Wにかからない)、従来の問題点とされた衣
服Wの形態フォルムの部分的な型崩れが防止されること
となる。また、支持構造部材Zが衣服Wの外部に着脱自
在に取り付けられている場合は、洗濯するなどの場合
は、支持構造部材Zを衣服Wとは別に取り外すことがで
きる。なお、このような支持構造部材Zは、衣服Wの縦
方向のみならず横方向に配して使用しても良い(図1の
符号ZZ参照)。また、衣服Wの所定箇所に面状ファス
ナーFm,Fmを配して、支持構造部材Zをその任意の
箇所に自由に取り付けられるようにしても良い。
【0017】(第2の実施の形態)本実施の形態は、図
7に示すように、第1の実施の形態の電子機器用ポケッ
ト衣服Wの外側に支持構造物を取り付けたものとは異な
り、電子機器用ポケットH1,H2,S1,S2の内部
中央に支持構造部材Zを取り付けられている。この場合
も、支持構造部材Zは、電子機器用ポケットH1,H
2,S1,S2の内部において縫合されるものでも、内
部に配される面状ファスナーやボタン等を介して着脱自
在に取り付けられるものでも良い。また、図8に示すよ
うに、衣服の表生地と裏生地との間に、支持構造部材Z
を縫合させたり、面状ファスナー等を介して取り付けて
も良い。これら本実施の形態においても、第1の実施の
形態と同様、電子機器用衣服Wの形態フォルムの部分的
な型崩れが防止されるが、電子機器用ポケットH1,H
2,S1,S2の内部中央に支持構造部材Zを取り付け
られているために、電子機器用衣服の外部から支持構造
部材Zを認識されることがなくなり、電子機器用衣服W
としてのファッション性が高められる。
【0018】(第3の実施の形態)本実施の形態は、図
9に示すように、電子機器用衣服Wの左右両側に所定幅
(約5cmの幅)の支持構造部材Zが着脱自在に取り付
けられている。この支持構造部材Zも、面状ファスナー
Fm,Fmを介して着脱自在な構成のものである。そし
て、電子機器用衣服Wの外側(表生地の上)において、
上方は肩部分Wkから下方は裾部分Wsまでの縦方向に
配されている。したがって、上記携帯電話K等の電子機
器を収納した電子機器用ポケット21を支持構造部材Z
を介して取り付けると、電子機器(携帯電話K)の重量
が支持構造物Zを介して衣服Wのほぼ全体にかかること
となり、衣服Wの部分的な型崩れが防止されることとな
る。また、支持構造部材Zの長手方向の任意の位置に上
記電子機器用ポケット21を着脱することができるよう
になるほか、左右両側の支持構造部材Zの位置を境に衣
服Wを折り畳む目安にもすることが可能である。
【0019】次に、本実施の形態の応用例をいくつか説
明する。まず第1に、図10に示す例は、首周り(襟首
部分Waの外周)にも支持構造部材ZWaが着脱自在に
取り付けられ、図9に示すような左右の縦方向に取り付
けられる支持構造部材Zと一体的に連結された状態にな
っている。なお、この応用例は、衣服の内側に支持構造
部材Zが取り付けられ、外部からは認識されないように
なっている。したがって、図2(a)(b)、図3に示
すような接続コードC1,C2を挟持するものを使用す
ると、首周り(襟首部分Waの外周)にも配線できるよ
うになり、右側の胸部の電子機器用ポケットH1に収納
された携帯電話(電子機器)Kと左側の胸部に収納され
たMDプレーヤ(電子機器)MDとを襟首部分Waを介
して配線接続することが可能になる。
【0020】第2の応用例は、図11に示すように、衣
服Wの内側において、正面側でも裏面側でも上方は肩部
分Wkから下方は裾部分Wsまでの縦方向に配され、肩
部分Wkで一体的に連結され、肩周りU字状を呈してい
る。また、第3の応用例は、図12に示すように、衣服
の肩部分Wkにも支持構造部材Zkを着脱自在に取り付
けるとともに、この肩部分から所定方向に支持構造部材
Zkを引き伸ばした構成のものである。したがって、電
子機器が収納される電子機器用ポケット21を面状ファ
スナーFmを介して取り付けると、電子機器の重量がこ
のU字状の支持構造部材Zの全体で支持することで、衣
服W全体の型崩れを防止することとなる。また、これら
の例でも、支持構造部材Zの位置を境に衣服Wを折り畳
む目安にもすることが可能である。
【0021】以上、本実施の形態では、電子機器の一例
として携帯電話を例に説明したが、本発明は、CD・M
Dプレーヤ等の音響の電子機器や携帯情報端末等の電子
機器にも広く適用可能なものである。また、本実施の形
態では、スキーウエアー等のジャンパーに本発明を適用
した例で説明したが、襟首部分を有する衣服であれば作
業服やスーツの上着やワイシャツ等に広く適用可能であ
る。さらに、本発明は、赤外線や電波を利用したコード
レスタイプの電子機器Kにも適用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の電子機器用衣服によれば、電子
機器用ポケットの裏面側に配されて電子機器を支持する
支持構造部材を備えることから、電子機器の重量が支持
構造物を介して衣服にかかり、衣服の部分的な型崩れが
防止され、衣服としての美観やファッション性が害され
る事態を防止することが可能である。また、支持構造部
材が接続コードを表側の部材と裏側の部材とで挟むよう
に構成されることから、剥き出しの接続コードが引っか
かる、引っ張られる、巻き込まれる等して、着用者の行
動に支障を与えたりなどして思わぬ事故を発生させた
り、接続コードが急激に引き抜かれるなどして、電子機
器が故障することを未然に防止する安全性に優れた電子
機器用衣服を提供することができる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電子機器用衣服を
ジャンパーに適用して示す正面図である。
【図2】上記第1の実施の形態の支持構造部材を示す斜
視図である。
【図3】上記第1の実施の形態の支持構造部材の他の例
を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の電子機器用ポケッ
トを説明する斜視図である。
【図5】上記第1の実施の形態の電子機器用ポケットと
支持構造部材を示す図である。
【図6】上記第1の実施の形態の電子機器用ポケットと
支持構造部材を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の電子機器用衣服を
示す正面図である。
【図8】上記第2の実施の形態の電子機器用衣服を示す
正面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の電子機器用衣服を
示す正面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の第1の応用例を
示す正面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態の第2の応用例を
示す正面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の第3の応用例を
示す正面図である。
【符号の説明】 21 電子機器用ポケット B ボタン、 C1 接続コード、 Fa,Fb,Fm 面状ファスナー(着脱手段) ZF1,ZF2 面状ファスナー K 電子機器(携帯電話) PC1 第1のポケット PC2 第2のポケット H1,H2,S1,S2 ポケット W 衣服、 Wa 襟首部分、Wk 肩部
分、Ws 裾部分、 Z,Zk,ZWa,ZZ 支持構造部材 Z1 表側の部材(左側部材) Z2 裏側の部材(右側部材)
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月17日(2001.12.
17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電子機器用衣服
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スキー・スノー
ボード等の運動用の他、カジュアルウエア、作業服等の
衣服に携帯電話や音響機器等の電子機器を収納する電子
機器用ポケットを備えた電子機器用衣服に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯型テープレコーダ、携帯型C
D・MDプレーヤやMP3と呼ばれる音響用の電子機器
を外出して使用するに際しては、衣服の収納ポケットに
収納して使用することが多い。また、携帯電話やPDA
と呼ばれる携帯情報端末の電子機器も衣服の収納ポケッ
トに収納して使用することが多い。これら電子機器に
は、通常接続コードを介してイヤホン・ヘッドホンやマ
イクが備えられていたり、接続コードに音量調節や停止
・再生ボタンを備えた中継スイッチを備え、この中継ス
イッチを衣服の所定箇所にネクタイピンのような部材で
衣服に取り付けて使用されたり、所定のケースに入れら
れてベルトに取り付けられて使用されるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら電子機器は、そ
の小型化が進んでいるが、所定の重量を有するがため
に、衣服の形態フォルムが部分的に型崩れしてしまい、
美観を損ね、ファッション性に欠けることとなってい
た。衣服の部分的な型崩れを防止するためには、衣服全
体を高強度で非伸縮性の素材(形態安定性の素材)で作
製する必要があるが、このような衣服では、着用し難
い、動き難いなどの快適性・機能性に欠ける結果になっ
たり、高価になる問題を有する。
【0004】また、電子機器でイヤホンやマイクを使用
するものや、電子機器同士を接続する場合、これらの接
続コードが衣服の外側に剥き出しになったり、垂れ下が
ってしまいファッション性に欠けることとなっていた。
剥き出しになったり、垂れ下がった接続コードは、着用
者の行動に支障を与える危険があるほか、急に引っ張ら
れるなどすると、電子機器が故障する原因にもなる。
【0005】そこで、本発明の目的は、所定重量の電子
機器を衣服の電子機器用ポケットに収納させて使用する
場合において、衣服の部分的な型崩れを防止するととも
に、電子機器に接続される接続コードを整然と配線させ
ることが可能な電子機器用衣服を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の電子機器用衣服は、電子機
器を収納可能な電子機器用ポケットを備えた電子機器用
衣服において、この電子機器用ポケットに収納される電
子機器を支持して電子機器用衣服の型崩れを防止する
めの支持構造部材が取り付けられていることを特徴とす
る。支持構造部材は、衣服の外側や内側(表生地と裏生
地との間のほか、裏生地の内側等を含む。以下同じ)に
縫い付けても良く、又、面状ファスナーやボタン等の着
脱手段を介して着脱自在に取り付けても良い。また、電
子機器用ポケットは、衣服の内側に設けられるもので
も、衣服の外側に取り付けられるものでも良い。さら
に、電子機器用ポケットは、通常のポケットを利用して
電子機器を収納すると、そのポケットが電子機器用ポケ
ットとなり、そこに支持構造部材が取り付けられればよ
い。なお、このような電子機器用ポケットが複数ある場
合は、支持構造部材はそのうちの少なくとも1つに取り
付けられれば良い。
【0007】この発明によれば、電子機器用ポケットに
収納される電子機器を支持するための支持構造部材を備
えることから、電子機器の重量が支持構造部材を介して
衣服にかかり、衣服の部分的な型崩れが防止されること
となる。
【0008】本発明の請求項2記載の電子機器用衣服
は、請求項1記載の発明を前提として、電子機器に接続
される接続コードを挟むように構成される表側の部材と
裏側の部材とを少なくとも備えることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、支持構造部材が電子機
器用ポケットに収納された電子機器に接続される接続コ
ードを表側の部材と裏側の部材とで挟むように構成され
ることから、接続コードの余分な長さを調節したり、そ
の位置決めにより、衣服の内部や外部で接続コードが垂
れ下がるような事態を防止したり、接続コードが剥き出
しとなるような事態を防止することができる。
【0010】本発明の請求項3記載の電子機器用衣服
は、請求項1又は請求項2記載の発明を前提として、前
記支持構造部材は、衣服との間に着脱手段を介して着脱
自在に取り付けられていることを特徴とする。着脱手段
としては、配線構造部材を面状ファスナー、ボタンやい
わゆる開閉式ファスナーなどを利用して着脱自在にすれ
ばよい。また、衣服との間とは、衣服の外側でも内側
(表生地と裏生地との間のほか、裏生地の内側等を含
む。)でも良く、又、衣服のポケットの内部に取り付け
られるものでも良い。
【0011】この発明によれば、支持構造部材が着脱手
段を介して着脱自在に取り付けられているから、例え
ば、衣服を洗濯するような場合など、支持構造部材が不
要な場合においては取り外すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら説明する。
【0013】(第1の実施の形態)本実施の形態は、図
1に示すように、本発明をジャンパーに適用したもの
で、ジャンパーの右側(図面上の右側)の胸部に携帯電
話Kを収納する電子機器用ポケットH1が設けられ、左
側(図面上の左側)の胸部にMDプレーヤ(符号M
D)、MP3やデジタルカメラ等を収納する電子機器用
ポケットH2が設けられている。また、腹部には、携帯
情報端末(PDA)、携帯オーディオ(CD・MDプレ
ーヤ)、携帯型ラジオ、携帯型テレビ、カメラ(デジタ
ルカメラ、CCDカメラを含む)等の電子機器が収納さ
れるポケットS1,S2が各々設けられている。これら
のポケットH1,H2,S1,S2は、ハンカチ等を入
れる通常のポケットとしても使用可能である。そして、
これらのポケットH1,H2,S1,S2の外側には、
所定長さの支持構造部材Zが面状ファスナーFmを介し
て着脱自在に4箇所に取り付けられている(図2、図
5、図6)。このジャンパーは、スキー・スノーボード
等の運動用の他、カジュアルウエア、作業服等としても
着用される上着(上衣)であり、胴体部と左右の袖部分
と襟首部分Waとから構成されているが、支持構造部材
Zが取り付けられる対象としては、スラックスや作業ズ
ボンであってもよい。なお、符号Saは、ポケットS
1,S2の入り口であり、符号9は携帯型音響機器を操
作する中継スイッチが収納されるポケットである。
【0014】支持構造部材Zは、図2(a)に示すよう
に、中央Zcを境に左側部材(表側の部材)Z1と右側
部材(裏側の部材)Z2とからなる長い布製のもので、
左右の互いの重ね合わせ面に面状ファスナーZF2が配
され、開閉可能に構成されている。支持構造部材Zの左
側部材Z1の裏面側にも面状ファスナーZF2が設けら
れ、衣服Wに設けられる面状ファスナーと接合可能にな
っている。すなわち、本実施の形態の支持構造部材Z
は、外側も内側もすべて面状ファスナーが施されてい
る。なお、支持構造部材Zの左側部材Z1の裏面側が衣
服Wと縫合されて固定されているものでも良い。したが
って、左側部材Z1を右側部材Z2に対して開くように
して、互いの重ね合わせ面の面状ファスナーZF1,Z
F2の上に電子機器である携帯電話Kの接続コードC1
を配して、左側部材Z1を右側部材Z2に対して重ね合
わせると、接続コードC1が互いの面状ファスナーZF
1,ZF2の間に挟まれて、その位置ずれが生じること
が防止される。上記支持構造部材Zとしては、左側部材
Z1と右側部材Z2の重ね合わせ面全体に、面状ファス
ナーZF1,ZF2が施されたものであるが、図2
(b)に示すように、左側部材(表側の部材)Z1と右
側部材(裏側の部材)Z2とに、面状ファスナーZF
1,ZF2が各々所定間隔をおいて施されたものであっ
てもよい。このような支持構造部材Zとしては、布製又
はプラスチック製などの樹脂製、アルミニウム等の金属
板やゴム製のなどの薄板状の部材を面状ファスナーZF
1,ZF2やボタンを介して重ね合わせて構成しても良
い。また、支持構造部材Zとしては、図3に示すよう
に、断面が楕円形状の内部中空の部材で構成され、その
中に面状ファスナーが施され、接続コードC1が通され
るものでも良い。
【0015】このような構成の支持構造部材Zは、例え
ば、電子機器用ポケット21との関係で次のように使用
される。まず、本実施の形態の電子機器用ポケット21
は、図4に示すように、下方側の第1のポケットPC1
と上方側の第2のポケットPC2を備え、ほぼ中央から
折り畳まれるように構成されている。すなわち、この電
子機器用ポケット21は、開いた状態において、所定長
さの底部材21aの上に、携帯電話Kの厚さを考慮し
て、その厚さ分の側面部21bを有する第1のポケット
PC1が設けられ、この1のポケットPC1の上方側
に、その中央から長手方向の左右に開閉可能な開閉部2
1cを有する第2のポケットPC2が設けられ、第1の
ポケットPC1と第2のポケットPC2との境のほぼ中
央から折り畳まれるように構成されている。底部材21
aは、布製の外周辺を縫合したもので、その上方の連結
片21dには、衣服Wと連結させる着脱手段であるボタ
ンB,Bと面状ファスナーFaが設けられている。ボタ
ンB,Bは、電子機器用衣服Wの胸部分に設けられるボ
タンB,Bと連結させるためのもので、面状ファスナー
Faは、第1のポケットPC1の表面に設けられる面状
ファスナーFbと互いに着脱されて、電子機器用ポケッ
ト21をほぼ中央から折り畳んだり、この折り畳みを解
除するために設けられている。なお、符号Fjは、携帯
電話Kを出し入れするためのファスナーであり、符号A
1,A2は、携帯電話Kの接続コードC1を通す穴A
1,A2である。
【0016】したがって、電子機器用ポケット21は、
電子機器(携帯電話K)を収納した状態で、折り畳まれ
たり(図6)、ボタンBを介して衣服Wから取り外して
も使用可能であるが(図5(a)(b)(c))、電子
機器用ポケット21はその裏面側が支持構造部材Zを介
して取り付けられる(図1)。このため、携帯電話Kの
重量が支持構造部材Zを介して衣服Wにかかることとな
り(直接衣服Wにかからない)、従来の問題点とされた
衣服Wの形態フォルムの部分的な型崩れが防止されるこ
ととなる。また、支持構造部材Zが衣服Wの外部に着脱
自在に取り付けられている場合は、洗濯するなどの場合
は、支持構造部材Zを衣服Wとは別に取り外すことがで
きる。なお、このような支持構造部材Zは、衣服Wの縦
方向のみならず横方向に配して使用しても良い(図1の
符号ZZ参照)。また、衣服Wの所定箇所に面状ファス
ナーFm,Fmを配して、支持構造部材Zをその任意の
箇所に自由に取り付けられるようにしても良い。
【0017】(第2の実施の形態)本実施の形態は、図
7に示すように、第1の実施の形態の電子機器用ポケッ
ト衣服Wの外側に支持構造部材を取り付けたものとは異
なり、電子機器用ポケットH1,H2,S1,S2の内
部中央に支持構造部材Zが取り付けられている。この場
合も、支持構造部材Zは、電子機器用ポケットH1,H
2,S1,S2の内部において縫合されるものでも、内
部に配される面状ファスナーやボタン等を介して着脱自
在に取り付けられるものでも良い。また、図8に示すよ
うに、衣服の表生地と裏生地との間に、支持構造部材Z
を縫合させたり、面状ファスナー等を介して取り付けて
も良い。これら本実施の形態においても、第1の実施の
形態と同様、電子機器用衣服Wの形態フォルムの部分的
な型崩れが防止されるが、電子機器用ポケットH1,H
2,S1,S2の内部中央に支持構造部材Zを取り付け
られているために、電子機器用衣服の外部から支持構造
部材Zを認識されることがなくなり、電子機器用衣服W
としてのファッション性が高められる。
【0018】(第3の実施の形態)本実施の形態は、図
9に示すように、電子機器用衣服Wの左右両側に所定幅
(約5cmの幅)の支持構造部材Zが着脱自在に取り付
けられている。この支持構造部材Zも、面状ファスナー
Fm,Fmを介して着脱自在な構成のものである。そし
て、電子機器用衣服Wの外側(表生地の上)において、
上方は肩部分Wkから下方は裾部分Wsまでの縦方向に
配されている。したがって、上記携帯電話K等の電子機
器を収納した電子機器用ポケット21を支持構造部材Z
を介して取り付けると、電子機器(携帯電話K)の重量
が支持構造部材Zを介して衣服Wのほぼ全体にかかるこ
ととなり、衣服Wの部分的な型崩れが防止されることと
なる。また、支持構造部材Zの長手方向の任意の位置に
上記電子機器用ポケット21を着脱することができるよ
うになるほか、左右両側の支持構造部材Zの位置を境に
衣服Wを折り畳む目安にもすることが可能である。
【0019】次に、本実施の形態の応用例をいくつか説
明する。まず第1に、図10に示す例は、首周り(襟首
部分Waの外周)にも支持構造部材ZWaが着脱自在に
取り付けられ、図9に示すような左右の縦方向に取り付
けられる支持構造部材Zと一体的に連結された状態にな
っている。なお、この応用例は、衣服の内側に支持構造
部材Zが取り付けられ、外部からは認識されないように
なっている。したがって、図2(a)(b)、図3に示
すような接続コードC1,C2を挟持するものを使用す
ると、首周り(襟首部分Waの外周)にも配線できるよ
うになり、右側の胸部の電子機器用ポケットH1に収納
された携帯電話(電子機器)Kと左側の胸部に収納され
たMDプレーヤ(電子機器)MDとを襟首部分Waを介
して配線接続することが可能になる。
【0020】第2の応用例は、図11に示すように、衣
服Wの内側において、正面側でも裏面側でも上方は肩部
分Wkから下方は裾部分Wsまでの縦方向に配され、肩
部分Wkで一体的に連結され、肩周りU字状を呈してい
る。また、第3の応用例は、図12に示すように、衣服
の肩部分Wkにも支持構造部材Zkを着脱自在に取り付
けるとともに、この肩部分から所定方向に支持構造部材
Zkを引き伸ばした構成のものである。したがって、電
子機器が収納される電子機器用ポケット21を面状ファ
スナーFmを介して取り付けると、電子機器の重量がこ
のU字状の支持構造部材Zの全体で支持することで、衣
服W全体の型崩れを防止することとなる。また、これら
の例でも、支持構造部材Zの位置を境に衣服Wを折り畳
む目安にもすることが可能である。
【0021】以上、本実施の形態では、電子機器の一例
として携帯電話を例に説明したが、本発明は、CD・M
Dプレーヤ等の音響の電子機器や携帯情報端末等の電子
機器にも広く適用可能なものである。また、本実施の形
態では、スキーウエアー等のジャンパーに本発明を適用
した例で説明したが、襟首部分を有する衣服であれば作
業服やスーツの上着やワイシャツ等に広く適用可能であ
る。さらに、本発明は、赤外線や電波を利用したコード
レスタイプの電子機器Kにも適用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の電子機器用衣服によれば、電子
機器用ポケットの裏面側に配されて電子機器を支持する
支持構造部材を備えることから、電子機器の重量が支持
構造部材を介して衣服にかかり、衣服の部分的な型崩れ
が防止され、衣服としての美観やファッション性が害さ
れる事態を防止することが可能である。また、支持構造
部材が接続コードを表側の部材と裏側の部材とで挟むよ
うに構成されることから、剥き出しの接続コードが引っ
かかる、引っ張られる、巻き込まれる等して、着用者の
行動に支障を与えたりなどして思わぬ事故を発生させた
り、接続コードが急激に引き抜かれるなどして、電子機
器が故障することを未然に防止する安全性に優れた電子
機器用衣服を提供することができる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電子機器用衣服を
ジャンパーに適用して示す正面図である。
【図2】上記第1の実施の形態の支持構造部材を示す斜
視図である。
【図3】上記第1の実施の形態の支持構造部材の他の例
を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の電子機器用ポケッ
トを説明する斜視図である。
【図5】上記第1の実施の形態の電子機器用ポケットと
支持構造部材を示す図である。
【図6】上記第1の実施の形態の電子機器用ポケットと
支持構造部材を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の電子機器用衣服を
示す正面図である。
【図8】上記第2の実施の形態の電子機器用衣服を示す
正面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の電子機器用衣服を
示す正面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の第1の応用例を
示す正面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態の第2の応用例を
示す正面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の第3の応用例を
示す正面図である。
【符号の説明】 21 電子機器用ポケット B ボタン C1 接続コード Fa,Fb,Fm 面状ファスナー(着脱手段) ZF1,ZF2 面状ファスナー K 電子機器(携帯電話) PC1 第1のポケット PC2 第2のポケット H1,H2,S1,S2 ポケット W 衣服、 Wa 襟首部分、Wk 肩部
分、Ws 裾部分 Z,Zk,ZWa,ZZ 支持構造部材 Z1 表側の部材(左側部材) Z2 裏側の部材(右側部材)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月20日(2002.3.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電子機器用衣服
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スキー・スノー
ボード等の運動用の他、カジュアルウエア、作業服等の
衣服に携帯電話や音響機器等の電子機器を収納する電子
機器用ポケットを備えた電子機器用衣服に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯型テープレコーダ、携帯型C
D・MDプレーヤやMP3と呼ばれる音響用の電子機器
を外出して使用するに際しては、衣服の収納ポケットに
収納して使用することが多い。また、携帯電話やPDA
と呼ばれる携帯情報端末の電子機器も衣服の収納ポケッ
トに収納して使用することが多い。これら電子機器に
は、通常接続コードを介してイヤホン・ヘッドホンやマ
イクが備えられていたり、接続コードに音量調節や停止
・再生ボタンを備えた中継スイッチを備え、この中継ス
イッチを衣服の所定箇所にネクタイピンのような部材で
衣服に取り付けて使用されたり、所定のケースに入れら
れてベルトに取り付けられて使用されるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら電子機器は、そ
の小型化が進んでいるが、所定の重量を有するがため
に、衣服の形態フォルムが部分的に型崩れしてしまい、
美観を損ね、ファッション性に欠けることとなってい
た。衣服の部分的な型崩れを防止するためには、衣服全
体を高強度で非伸縮性の素材(形態安定性の素材)で作
製する必要があるが、このような衣服では、着用し難
い、動き難いなどの快適性・機能性に欠ける結果になっ
たり、高価になる問題を有する。
【0004】また、電子機器でイヤホンやマイクを使用
するものや、電子機器同士を接続する場合、これらの接
続コードが衣服の外側に剥き出しになったり、垂れ下が
ってしまいファッション性に欠けることとなっていた。
剥き出しになったり、垂れ下がった接続コードは、着用
者の行動に支障を与える危険があるほか、急に引っ張ら
れるなどすると、電子機器が故障する原因にもなる。
【0005】そこで、本発明の目的は、所定重量の電子
機器を衣服の電子機器用ポケットに収納させて使用する
場合において、衣服の部分的な型崩れを防止するととも
に、電子機器に接続される接続コードを整然と配線させ
ることが可能な電子機器用衣服を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の電子機器用衣服は、電子機
器を収納可能な電子機器用ポケットを備えた電子機器用
衣服において、この電子機器用ポケットに収納される電
子機器を支持して電子機器用衣服の型崩れを防止するた
めの所定幅の支持構造部材が上記衣服の肩部分から裾部
分の縦方向に取り付けられていることを特徴とする。支
持構造部材は、衣服の外側や内側(表生地と裏生地との
間のほか、裏生地の内側等を含む。以下同じ)に縫い付
けても良く、又、面状ファスナーやボタン等の着脱手段
を介して着脱自在に取り付けても良い。また、電子機器
用ポケットは、衣服の内側に設けられるものでも、衣服
の外側に取り付けられるものでも良い。さらに、電子機
器用ポケットは、通常のポケットを利用して電子機器を
収納すると、そのポケットが電子機器用ポケットとな
り、そこに支持構造部材が取り付けられればよい。な
お、このような電子機器用ポケットが複数ある場合は、
支持構造部材はそのうちの少なくとも1つに取り付けら
れれば良い。
【0007】この発明によれば、電子機器用ポケットに
収納される電子機器を支持して電子機器用衣服の型崩れ
を防止するための所定幅の支持構造部材が上記衣服の肩
部分から裾部分の縦方向に取り付けられていることか
ら、電子機器の重量が支持構造部材を介して衣服にかか
り、衣服の部分的な型崩れが防止されることとなる。
【0008】本発明の請求項2記載の電子機器用衣服
は、請求項1記載の発明を前提として、電子機器に接続
される接続コードを挟むように構成される表側の部材と
裏側の部材とを少なくとも備えることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、支持構造部材が電子機
器用ポケットに収納された電子機器に接続される接続コ
ードを表側の部材と裏側の部材とで挟むように構成され
ることから、接続コードの余分な長さを調節したり、そ
の位置決めにより、衣服の内部や外部で接続コードが垂
れ下がるような事態を防止したり、接続コードが剥き出
しとなるような事態を防止することができる。
【0010】本発明の請求項3記載の電子機器用衣服
は、請求項1又は請求項2記載の発明を前提として、前
記支持構造部材は、衣服との間に着脱手段を介して着脱
自在に取り付けられていることを特徴とする。着脱手段
としては、支持構造部材を面状ファスナー、ボタンやい
わゆる開閉式ファスナーなどを利用して着脱自在にすれ
ばよい。また、衣服との間とは、衣服の外側でも内側
(表生地と裏生地との間のほか、裏生地の内側等を含
む。)でも良く、又、衣服のポケットの内部に取り付け
られるものでも良い。
【0011】この発明によれば、支持構造部材が着脱手
段を介して着脱自在に取り付けられているから、例え
ば、衣服を洗濯するような場合など、支持構造部材が不
要な場合においては取り外すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら説明する。
【0013】(第1の実施の形態)本実施の形態は、図
1に示すように、本発明をジャンパーに適用したもの
で、ジャンパーの右側(図面上の右側)の胸部に携帯電
話Kを収納する電子機器用ポケットH1が設けられ、左
側(図面上の左側)の胸部にMDプレーヤ(符号M
D)、MP3やデジタルカメラ等を収納する電子機器用
ポケットH2が設けられている。また、腹部には、携帯
情報端末(PDA)、携帯オーディオ(CD・MDプレ
ーヤ)、携帯型ラジオ、携帯型テレビ、カメラ(デジタ
ルカメラ、CCDカメラを含む)等の電子機器が収納さ
れるポケットS1,S2が各々設けられている。これら
のポケットH1,H2,S1,S2は、ハンカチ等を入
れる通常のポケットとしても使用可能である。そして、
これらのポケットH1,H2,S1,S2の外側には、
所定長さの支持構造部材Zが面状ファスナーFmを介し
て着脱自在に4箇所に取り付けられている(図2、図
5、図6)。このジャンパーは、スキー・スノーボード
等の運動用の他、カジュアルウエア、作業服等としても
着用される上着(上衣)であり、胴体部と左右の袖部分
と襟首部分Waとから構成されているが、支持構造部材
Zが取り付けられる対象としては、スラックスや作業ズ
ボンであってもよい。なお、符号Saは、ポケットS
1,S2の入り口であり、符号9は携帯型音響機器を操
作する中継スイッチが収納されるポケットである。
【0014】支持構造部材Zは、図2(a)に示すよう
に、中央Zcを境に左側部材(表側の部材)Z1と右側
部材(裏側の部材)Z2とからなる長い布製のもので、
左右の互いの重ね合わせ面に面状ファスナーZF2が配
され、開閉可能に構成されている。支持構造部材Zの左
側部材Z1の裏面側にも面状ファスナーZF2が設けら
れ、衣服Wに設けられる面状ファスナーと接合可能にな
っている。すなわち、本実施の形態の支持構造部材Z
は、外側も内側もすべて面状ファスナーが施されてい
る。なお、支持構造部材Zの左側部材Z1の裏面側が衣
服Wと縫合されて固定されているものでも良い。したが
って、左側部材Z1を右側部材Z2に対して開くように
して、互いの重ね合わせ面の面状ファスナーZF1,Z
F2の上に電子機器である携帯電話Kの接続コードC1
を配して、左側部材Z1を右側部材Z2に対して重ね合
わせると、接続コードC1が互いの面状ファスナーZF
1,ZF2の間に挟まれて、その位置ずれが生じること
が防止される。上記支持構造部材Zとしては、左側部材
Z1と右側部材Z2の重ね合わせ面全体に、面状ファス
ナーZF1,ZF2が施されたものであるが、図2
(b)に示すように、左側部材(表側の部材)Z1と右
側部材(裏側の部材)Z2とに、面状ファスナーZF
1,ZF2が各々所定間隔をおいて施されたものであっ
てもよい。このような支持構造部材Zとしては、布製又
はプラスチック製などの樹脂製、アルミニウム等の金属
板やゴム製のなどの薄板状の部材を面状ファスナーZF
1,ZF2やボタンを介して重ね合わせて構成しても良
い。また、支持構造部材Zとしては、図3に示すよう
に、断面が楕円形状の内部中空の部材で構成され、その
中に面状ファスナーが施され、接続コードC1が通され
るものでも良い。
【0015】このような構成の支持構造部材Zは、例え
ば、電子機器用ポケット21との関係で次のように使用
される。まず、本実施の形態の電子機器用ポケット21
は、図4に示すように、下方側の第1のポケットPC1
と上方側の第2のポケットPC2を備え、ほぼ中央から
折り畳まれるように構成されている。すなわち、この電
子機器用ポケット21は、開いた状態において、所定長
さの底部材21aの上に、携帯電話Kの厚さを考慮し
て、その厚さ分の側面部21bを有する第1のポケット
PC1が設けられ、この1のポケットPC1の上方側
に、その中央から長手方向の左右に開閉可能な開閉部2
1cを有する第2のポケットPC2が設けられ、第1の
ポケットPC1と第2のポケットPC2との境のほぼ中
央から折り畳まれるように構成されている。底部材21
aは、布製の外周辺を縫合したもので、その上方の連結
片21dには、衣服Wと連結させる着脱手段であるボタ
ンB,Bと面状ファスナーFaが設けられている。ボタ
ンB,Bは、電子機器用衣服Wの胸部分に設けられるボ
タンB,Bと連結させるためのもので、面状ファスナー
Faは、第1のポケットPC1の表面に設けられる面状
ファスナーFbと互いに着脱されて、電子機器用ポケッ
ト21をほぼ中央から折り畳んだり、この折り畳みを解
除するために設けられている。なお、符号Fjは、携帯
電話Kを出し入れするためのファスナーであり、符号A
1,A2は、携帯電話Kの接続コードC1を通す穴A
1,A2である。
【0016】したがって、電子機器用ポケット21は、
電子機器(携帯電話K)を収納した状態で、折り畳まれ
たり(図6)、ボタンBを介して衣服Wから取り外して
も使用可能であるが(図5(a)(b)(c))、電子
機器用ポケット21はその裏面側が支持構造部材Zを介
して取り付けられる(図1)。このため、携帯電話Kの
重量が電子機器用衣服の型崩れを防止する支持構造部材
Zを介して衣服Wにかかることとなり(直接衣服Wにか
からない)、従来の問題点とされた衣服Wの形態フォル
ムの部分的な型崩れが防止されることとなる。また、支
持構造部材Zが衣服Wの外部に着脱自在に取り付けられ
ている場合は、洗濯するなどの場合は、支持構造部材Z
を衣服Wとは別に取り外すことができる。なお、このよ
うな支持構造部材Zは、衣服Wの縦方向のみならず横方
向に配して使用しても良い(図1の符号ZZ参照)。ま
た、衣服Wの所定箇所に面状ファスナーFm,Fmを配
して、支持構造部材Zをその任意の箇所に自由に取り付
けられるようにしても良い。
【0017】(第2の実施の形態)本実施の形態は、図
7に示すように、第1の実施の形態の電子機器用ポケッ
ト衣服Wの外側に支持構造部材を取り付けたものとは異
なり、電子機器用ポケットH1,H2,S1,S2の内
部中央に支持構造部材Zが取り付けられている。この場
合も、支持構造部材Zは、電子機器用ポケットH1,H
2,S1,S2の内部において縫合されるものでも、内
部に配される面状ファスナーやボタン等を介して着脱自
在に取り付けられるものでも良い。また、図8に示すよ
うに、衣服の表生地と裏生地との間に、支持構造部材Z
を縫合させたり、面状ファスナー等を介して取り付けて
も良い。これら本実施の形態においても、第1の実施の
形態と同様、電子機器用衣服Wの形態フォルムの部分的
な型崩れが防止されるが、電子機器用ポケットH1,H
2,S1,S2の内部中央に支持構造部材Zを取り付け
られているために、電子機器用衣服の外部から支持構造
部材Zを認識されることがなくなり、電子機器用衣服W
としてのファッション性が高められる。
【0018】(第3の実施の形態)本実施の形態は、図
9に示すように、電子機器用衣服Wの左右両側に所定幅
(約5cmの幅)の支持構造部材Zが着脱自在に取り付
けられている。この支持構造部材Zも、面状ファスナー
Fm,Fmを介して着脱自在な構成のものである。そし
て、電子機器用衣服Wの外側(表生地の上)において、
上方は肩部分Wkから下方は裾部分Wsまでの縦方向に
配されている。したがって、上記携帯電話K等の電子機
器を収納した電子機器用ポケット21を支持構造部材Z
を介して取り付けると、電子機器(携帯電話K)の重量
電子機器用衣服の型崩れを防止する支持構造部材Zを
介して衣服Wのほぼ全体にかかることとなり、衣服Wの
部分的な型崩れが防止されることとなる。また、支持構
造部材Zの長手方向の任意の位置に上記電子機器用ポケ
ット21を着脱することができるようになるほか、左右
両側の支持構造部材Zの位置を境に衣服Wを折り畳む目
安にもすることが可能である。
【0019】次に、本実施の形態の応用例をいくつか説
明する。まず第1に、図10に示す例は、首周り(襟首
部分Waの外周)にも支持構造部材ZWaが着脱自在に
取り付けられ、図9に示すような左右の縦方向に取り付
けられる支持構造部材Zと一体的に連結された状態にな
っている。なお、この応用例は、衣服の内側に支持構造
部材Zが取り付けられ、外部からは認識されないように
なっている。したがって、図2(a)(b)、図3に示
すような接続コードC1,C2を挟持するものを使用す
ると、首周り(襟首部分Waの外周)にも配線できるよ
うになり、右側の胸部の電子機器用ポケットH1に収納
された携帯電話(電子機器)Kと左側の胸部に収納され
たMDプレーヤ(電子機器)MDとを襟首部分Waを介
して配線接続することが可能になる。
【0020】第2の応用例は、図11に示すように、衣
服Wの内側において、正面側でも裏面側でも上方は肩部
分Wkから下方は裾部分Wsまでの縦方向に配され、肩
部分Wkで一体的に連結され、肩周りU字状を呈してい
る。また、第3の応用例は、図12に示すように、衣服
の肩部分Wkにも支持構造部材Zkを着脱自在に取り付
けるとともに、この肩部分から所定方向に支持構造部材
Zkを引き伸ばした構成のものである。したがって、電
子機器が収納される電子機器用ポケット21を面状ファ
スナーFmを介して取り付けると、電子機器の重量がこ
電子機器用衣服の型崩れを防止することができる所定
幅のU字状の支持構造部材Zの全体で支持することで、
衣服W全体の型崩れを防止することとなる。また、これ
らの例でも、支持構造部材Zの位置を境に衣服Wを折り
畳む目安にもすることが可能である。
【0021】以上、本実施の形態では、電子機器の一例
として携帯電話を例に説明したが、本発明は、CD・M
Dプレーヤ等の音響の電子機器や携帯情報端末等の電子
機器にも広く適用可能なものである。また、本実施の形
態では、スキーウエアー等のジャンパーに本発明を適用
した例で説明したが、襟首部分を有する衣服であれば作
業服やスーツの上着やワイシャツ等に広く適用可能であ
る。さらに、本発明は、赤外線や電波を利用したコード
レスタイプの電子機器Kにも適用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の電子機器用衣服によれば、電子
機器用ポケットの裏面側に配されて電子機器を支持して
電子機器用衣服の型崩れを防止するための所定幅の支持
構造部材が上記衣服の肩部分から裾部分の縦方向に取り
付けられていることから、電子機器の重量が支持構造部
材を介して衣服にかかり、衣服の部分的な型崩れが防止
され、衣服としての美観やファッション性が害される事
態を防止することが可能である。また、支持構造部材が
接続コードを表側の部材と裏側の部材とで挟むように構
成されることから、剥き出しの接続コードが引っかか
る、引っ張られる、巻き込まれる等して、着用者の行動
に支障を与えたりなどして思わぬ事故を発生させたり、
接続コードが急激に引き抜かれるなどして、電子機器が
故障することを未然に防止する安全性に優れた電子機器
用衣服を提供することができる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電子機器用衣服を
ジャンパーに適用して示す正面図である。
【図2】上記第1の実施の形態の支持構造部材を示す斜
視図である。
【図3】上記第1の実施の形態の支持構造部材の他の例
を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の電子機器用ポケッ
トを説明する斜視図である。
【図5】上記第1の実施の形態の電子機器用ポケットと
支持構造部材を示す図である。
【図6】上記第1の実施の形態の電子機器用ポケットと
支持構造部材を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の電子機器用衣服を
示す正面図である。
【図8】上記第2の実施の形態の電子機器用衣服を示す
正面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の電子機器用衣服を
示す正面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の第1の応用例を
示す正面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態の第2の応用例を
示す正面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の第3の応用例を
示す正面図である。
【符号の説明】 21 電子機器用ポケット B ボタン C1 接続コード Fa,Fb,Fm 面状ファスナー(着脱手段) ZF1,ZF2 面状ファスナー K 電子機器(携帯電話) PC1 第1のポケット PC2 第2のポケット H1,H2,S1,S2 ポケット W 衣服、 Wa 襟首部分、Wk 肩部
分、Ws 裾部分 Z,Zk,ZWa,ZZ 支持構造部材 Z1 表側の部材(左側部材) Z2 裏側の部材(右側部材)
フロントページの続き Fターム(参考) 3B011 AA01 AB01 AB13 AC21 3B030 AA01 AA05 AA06 AB12 3B035 AA02 AA17 AB07 AB08 AB09 AB11 AC20 AC21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器を収納可能な電子機器用ポケッ
    トを備えた電子機器用衣服において、電子機器用ポケッ
    トに収納される電子機器を支持するための支持構造部材
    が取り付けられていることを特徴とする電子機器用衣
    服。
  2. 【請求項2】 前記支持構造部材は、電子機器に接続さ
    れる接続コードを挟むように構成される表側の部材と裏
    側の部材とを少なくとも備えることを特徴とする請求項
    1記載の電子機器用衣服。
  3. 【請求項3】 前記支持構造部材は、衣服との間に着脱
    部材を介して着脱自在に取り付けられていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の電子機器用衣服。
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