JP3070508U - 携帯電話機等の収納ケ―ス - Google Patents

携帯電話機等の収納ケ―ス

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JP3070508U
JP3070508U JP2000000261U JP2000000261U JP3070508U JP 3070508 U JP3070508 U JP 3070508U JP 2000000261 U JP2000000261 U JP 2000000261U JP 2000000261 U JP2000000261 U JP 2000000261U JP 3070508 U JP3070508 U JP 3070508U
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博 元吉
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城東工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は携帯電話機等の収納ケースに関し、
シートベルト等の被着体に着脱可能に取付けて自動車の
走行中に電話収納ポケット部内に収納した携帯電話機等
に送信があったかを察知し、走行を停止してから直ちに
通話の用を足し、さらには携帯電話機等を携行したり、
保管したり、保護するのに便利である。 【解決手段】 柔軟性を有して縦長に形成され、シート
ベルト2等の紐状をなす被着体に着脱可能に取付けられ
る背板構成片3と、該背板構成片の表面側に設けられ全
部または一部が透明な合成樹脂ビニール材或いは柔軟性
を有する非透明材にて形成される電話収納ポケット部1
とから成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は携帯電話機等の収納ケースに関し、携帯電話機を電話収納ポケット部 に収納することによって特に自動車の座席に備え付けられたシートベルト等の紐 状をなす被着体に着脱可能に取付けるようにし、走行中における着信を容易に察 知するようにするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機やPHS電話機(登録商標)を収納する収納ケースとして例 えば図10に示すようなものがある。 すなわち、柔軟性を有する合成樹脂ビニール、合成皮革、皮革等により略有底 袋状に形成されるケース本体aの上方部に携帯電話機Kを挿脱可能になす開口a 1 を設け、ケース本体aの背板部bの上方には開閉可能になる扉板部cを上下方 向に起伏可能に連設した構成である。 そして、ケース本体a内に携帯電話機Kを収納して所望の場所に携行すること により、携行した携帯電話機Kをケース本体aから取出して自ら相手に送話を行 ったり、相手から携帯電話機Kに着信した時にケース本体aから携帯電話機Kを 取出して応答し送話を行う等して使用の途に供するものである。 ところで、交通事故の危険を回避して安全運転をはかるために運転手が自動車 の運転中に携帯電話をかけることは平成11年11月から道路交通法が改正され 、施行されるのに伴い制限されるようになった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
平成11年11月から道路交通法が改正され、施行されたことにより運転中で の携帯電話の使用が制限されることになったが、携帯電話機やPHS電話機は所 望の場所に携行することにより行った先々で通話を行うことができる便利性から 車中に携行することまで制限されるものではない。 このように車中に携帯電話機Kをケース本体aに収納し携行してバッグや運転 席等に備えられたインストルメントパネル内に携帯電話機Kを収納したままでは 自動車の走行中に携帯電話機Kに他人から着信があったか否か不明であり、大事 な要件を済ますことができないことになる。
【0004】 本考案は、自動車の走行中に携帯電話機等に着信があったか否かを容易に察知 し、また運転席に備付けられるシートベルト等の被着体に対して着脱操作が簡単 且つ確実に行え、走行を停止してから直ちに通話の用を足せるようにし、また携 帯電話機を携行するのにも便利であり、さらには携帯電話機の保管や保護にも適 する携帯電話機等の収納ケースを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題に鑑みなされ、請求項1は柔軟性を有して縦長に形成され、 シートベルト等の紐状をなす被着体に着脱可能に取付けられる背板構成片と、該 背板構成片の表面側に設けられ全部または一部が透明な合成樹脂ビニール材或い は柔軟性を有する非透明材にて形成される電話収納ポケット部とから成るという 手段を採用した。
【0006】 また本考案の請求項2は、請求項1において前記背板構成片は表面側の左右の 両側縁または左右何れかの側縁に前記被着体に重合して捲回可能に設けた被着片 部により被着体に取付けられることを特徴とするという手段を採用した。
【0007】 また本考案の請求項3は、請求項1または請求項2の何れかにおいて前記背板 構成片は被着片部の左右何れかの側縁に連設され、該被着片部は前記背板構成片 の約2倍をなす横幅に形成されるとともに幅方向の略半分の個所において重合し て折畳可能に設けられることを特徴とするという手段を採用した。
【0008】 また本考案の請求項4は、請求項1または請求項2の何れかにおいて前記背板 構成片の左右の側縁の裏面側に1対の被着片部を重合して開閉可能に設けたこと を特徴とするという手段を採用した。
【0009】 また本考案の請求項5は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4の 何れかにおいて前記背板構成片は柔軟性を有する合成樹脂板、発泡ポリウレタン ・フォーム、フェルト材、ボール紙等の何れかにより形成される芯材を伸縮性を 有する表装材にて被覆して形成されることを特徴とするという手段を採用した。
【0010】 また本考案の請求項6は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4の 何れかにおいて前記被着片部は柔軟性を有する内装材を伸縮性を有する材料によ り形成されたことを特徴とするという手段を採用した。
【0011】 また本考案の請求項7は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5、請求項6の何れかにおいて前記背板構成片および被着片部の周囲の開 放縁には縁布が縫着されることを特徴とするという手段を採用した。
【0012】 また本考案の請求項8は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5、請求項6、請求項7の何れかにおいて前記背板構成片と被着片部との 対向面または1対の背板構成片の対向面には雄雌の適宜係止手段が設けられたこ とを特徴とするという手段を採用した。
【0013】 また本考案の請求項9は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5、請求項6、請求項7、請求項8の何れかにおいて前記電話収納ポケッ ト部の開口の外側には背板構成片に対して係脱可能に係止される係合部材が設け られることを特徴とするという手段を採用した。
【0014】 また本考案の請求項10は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項5 、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9の何れかにおいて前記被着片部の閉 鎖側の側縁は縁布内に差込まれて背板構成片に内方に傾斜して縫着されることを 特徴とするという手段を採用した。
【0015】 また本考案の請求項11は、請求項1または請求項9のいずれかにおいて前記 電話収納ポケット部は左右の側縁が縁布内に差し込まれて背板構成片に縫着され ることを特徴とするという手段を採用した。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態の具体例を図面を参照して説明する。 図1ないし図3は本考案の第1実施態様を示し、1は図1に示すように柔軟性 を有し全部または図には示さないが一部が透明な合成樹脂ビニール材にて形成さ れる電話収納ポケット部であり、この電話収納ポケット部1は携帯電話機KやP HS電話機を後記開口1aから挿脱可能に収納するためのものであり、柔軟性を 有して縦長に形成され、運転席等に備え付けたシートベルト2等の紐状をなす被 着体に着脱可能に取付けられる縦長に形成される背板構成片3の表面側に設けら れる。また電話収納ポケット部1は、上方に開口1aを有し、左右の両側に厚さ が厚いまたは薄いと差がある携帯電話機Kを容易かつ確実に収容するために襠部 1b,1bが設けられた偏平な略有底箱形に形成される。柔軟性を有する透明な 合成樹脂ビニール材を電話収納ポケット部1を製作するのに用いたのは、相手か ら携帯電話機Kに着信があった場合に電話収納ポケット部1内に携帯電話機Kを 収納したまま外部から視覚を通じて表示パネル等に表示される表示内容や表示ラ ンプが点滅することにより着信があったことを容易に察知するためと、電話収納 ポケット部1内に携帯電話機Kを収納したまま外部から柔軟な合成樹脂ビニール 材を介して携帯電話機Kの操作ボタンを操作することにより送話等を行えるよう にするためである。また略有底箱形の偏平な電話収納ポケット部1を形成するた めには、下方の左右の隅角部を合成樹脂ビニール材の柔軟性を利用して摘み込む ことにより縫製加工やウエルダー加工にて二枚に重ねて角が出るようにして電話 収納ポケット部1を偏平な略有底箱形に形成することにより薄型化をはかるとと もに携帯電話機Kの挿脱操作を迅速且つ円滑に行うようにする。 そして、透明な合成樹脂ビニール材としては例えば塩化ビニール樹脂、酢酸ビ ニール樹脂、ポリアミド樹脂等が使用されるがこれらは代表的な例示であり、こ れに限られない。 また電話収納ポケット部1は左右の側縁1c,1cが背板構成片3の周囲に縫 着される後記縁布8内に背板構成片3との間に差し込まれて背板構成片3に縫着 される。
【0017】 前記背板構成片3は、柔軟性を有する合成樹脂板、発泡ポリウレタン・フォー ム、フェルト材、ボール紙等の何れかにより形成される縦長の芯材4を伸縮性を 有する表装材5にて被覆して形成される。このように柔軟性を有する芯材4を表 装材5内にて被覆して内部に詰めるのは、シートベルト2等の被着体に収納ケー スを装着した場合に芯材4によってある程度の剛性を発揮するのと、芯材4の緩 衝性により使用者が受ける衝撃を緩和するのと、携帯電話機Kへの衝撃を緩衝す るためである。
【0018】 6,6は前記背板構成片3の左右の側縁の裏面側に重合して開閉可能に設けら れた1対の被着片部であり、この被着片部6,6は例えば合成樹脂繊維にて編製 されたり、または織製される柔軟性を有する材料により形成される。またこの被 着片部6,6の閉鎖側の側縁6a,6aは背板構成片3の周囲の開放縁に縫着さ れる後記縁布8内に差込まれることによって背板構成片3に内方に傾斜して縫着 されるため、1対の被着片部6,6が重合して開閉可能になる。このように左右 1対の被着片部6,6を背板構成片3に対して重合して開閉可能に設けたので、 背板構成片3と1つの被着片部6との間に当該被着片部6が不用意に開くことな くシートベルト2を挿入するとともに1対の被着片部6,6相互が重なり合って シートベルト2と使用者の身体との間に差し込まれるためにシートベルト2に対 して電話収納ポケット部1がずれ動くことなく電話収納ポケット部1を所望高さ に取付けることができる。
【0019】 8は図1および図2に示すように背板構成片3および1対の被着片部6,6の 周囲の開放縁に縫着される縁布であり、この縁布8は背板構成片3、1対の被着 片部6,6、さらには電話収納ポケット部1の開放縁の磨耗によるほつれや材料 のカスや屑が材料から発生されるのを防止するのを保護するとともに電話収納ポ ケット部1の左右の側縁1c,1cと1対の被着片部6,6の側縁6a,6aと を背板構成片3に一緒に縫着することにより縫着作業を簡素化するためのもので ある。
【0020】 9は前記電話収納ポケット部1の開口1aの外側に背板構成片3に対して係脱 可能に係止されるように設けられた係合部材であり、この係合部材9は図1では 背板構成片3の上方略中央に上半部が固定された帯状の閉鎖片10の内面に電話 収納ポケット部1と対応して係止部品として係止ループと該係止ループに係脱可 能に係止される係止鉤とを備えた雄雌の面ファスナー11a,11bを装設する ことにより係脱可能に形成される。 このように図に示す係止ループと該係止ループに係脱可能に設けられる係止鉤 とからなる係止部品は代表例を示すものであり、そのほかに雄雌のホック、ボタ ンと該ボタンが係脱可能になるボタン孔等があげられる。
【0021】 12は被着片部6,6相互の対向面に係脱可能に設けられた雄雌の適宜係止手 段であり、この係止手段12は図2では係止ループと該係止ループに係脱可能に 設けられる係止鉤とからなる帯状の面ファスナー13a,13bが装設されるこ とにより係脱可能になるが、図示するものに限ることなく雄雌のホック、ボタン と該ボタンが係脱可能になるボタン孔等があげられる。
【0022】 本考案の第1実施態様は以上の構成からなり、例えば自動車等の車中に携帯電 話機KやPHS電話機等を携行するには、電話収納ポケット部1内に収納して携 行される。 電話収納ポケット部1内に携帯電話機Kを収納して携行するには、先ず柔軟性 を有する透明な合成樹脂ビニール材を用いて形成される電話収納ポケット部1内 に上方に設けた開口1aから携帯電話機K等を挿入し、面ファスナー11a,1 1bを係止することにより閉鎖片10を開口1aの上方に跨がせて固定すること により携帯電話機K等が閉鎖片10により電話収納ポケット部1の開口1aから 外部へ飛び出すのを阻止させる。
【0023】 そして、電話収納ポケット部1の背面側に設けた背板構成片3の左右の両側縁 に連設した1対の被着片部6,6を使用者としての運転者等は座席に備え付けら れた被着体としてのシートベルト2に捲回して重合させ、被着片部6,6の対応 位置に設けた雄雌の係止手段12としての面ファスナー13a,13bを係合す ることにより被着片部6,6相互をシートベルト2と身体との間に差し込んで固 定し、シートベルト2等の被着体の所望位置に電話収納ポケット部1内に携帯電 話機K等を収納した状態で電話収納ポケット部1のシートベルト2に対する取付 けを完了する。 この際、背板構成片3および該背板構成片3の左右の両側縁に連設した1対の 被着片部6,6は柔軟性を有する材料により形成され、しかもこの1対の被着片 部6,6の閉鎖側の側縁6a,6aは背板構成片3の周囲に縫着される縁布8内 に差込まれて背板構成片3に内方に傾斜して縫着されるので、シートベルト2等 への捲回作業および重合操作を簡単かつ迅速に行うことができる。そしてシート ベルト2に捲回され、重合された状態でシートベルト2と使用者の身体との間に 配置される1対の被着片部6,6は嵩張って違和感を生じたり、ずり落ちること なく被着体に収納ケースを取付けることにより車中に携帯電話機K等を携行する 。
【0024】 しかも、携帯電話機Kが収納される電話収納ポケット部1は、柔軟性を有する 合成樹脂ビニール材により偏平な略箱形に形成されて嵩張ることがないので、運 転者が運転するのに邪魔になることない。
【0025】 また携帯電話機Kの車中の携行時に、背板構成片3は柔軟性を有する合成樹脂 板、発泡ポリウレタン・フォーム、フェルト材、ボール紙等の何れかにより形成 される縦長の芯材4を表装材5内に被覆して詰めているので、シートベルト2等 の被着体に収納ケースを装着した場合に芯材4によってある程度の剛性を発揮し 、芯材4の緩衝性により使用者が受ける衝撃は緩和されるとともに電話収納ポケ ット部1内に収納される携帯電話機Kに対する衝撃も緩衝され、携帯電話機Kが 故障する等の事故は防止される。
【0026】 そして自動車の走行中に相手から携帯電話機Kに着信があったことを、例えば 着信音が発生したり、表示パネルに表示される表示内容や表示ランプが点滅した り、さらには携帯電話機Kから発生される振動等があることにより察知すること ができる。この際、電話収納ポケット部1は透明な合成樹脂ビニールにより偏平 な略有底箱形に形成されるので、運転中でも電話収納ポケット部1から携帯電話 機Kを取出さずにシートベルト2等の被着体に携帯電話機Kを取付けたまま携帯 電話機Kの表示パネルに表示される表示内容から他人からの送信が着信がされた か、誰からかの送信か等を視覚を通じて確認することができる。
【0027】 また、電話収納ポケット部1内から携帯電話機Kを取出さなくてもイヤホーン を予め耳に装着していれば柔軟性を有する材料により形成された電話収納ポケッ ト部1の上から携帯電話機Kを操作することにより留守番電話等の相手からのメ ッセージ等を走行中でも聴くことはできる。
【0028】 その後、自動車の走行を停止した時に携帯電話機Kを使用して着信があった相 手に送信し、送話を行うことができる。 この際、携帯電話機Kを電話収納ポケット部1から携帯電話機Kを取出して送 信等の操作を行うこともできるし、携帯電話機Kを柔軟性を有する合成樹脂ビニ ールにより形成される電話収納ポケット部1内に収納したままその上から携帯電 話機Kに送信等の操作を行うこともできる。
【0029】 また車外に携帯電話機Kを携行する場合には、係止手段11の面ファスナー1 3a,13bの係合を解くことにより背板構成片3の左右の側縁6a,6aに連 設した左右1対の被着片部6,6のシートベルト2等の被着体に対する捲回を解 いて電話収納ポケット部1内に携帯電話機Kを収納したまま携行する。この時、 前記操作と同様に使用者の腰回りのベルト、リュックサックやショルダーバッグ 等のベルトに1対の被着片部6,6を捲回して電話収納ポケット部1を取付けれ ば携帯電話機Kを携行するのに便利であるほか、電話収納ポケット部1毎携帯電 話機K等を手に把持したり、バッグ内に収納したりして携行することもできる。 また電話収納ポケット部1は柔軟性を有する合成樹脂ビニールにより形成され ているので、撥水性を発揮し、雨天等に携行するのに便利である。
【0030】 図4および図5に示すものは本考案の第2実施態様であり、この実施態様では 電話収納ポケット部1の上縁に一体的に閉鎖片10′を設けたことによって部品 点数を削減し、また閉鎖片10′を背板構成片3に着脱自在に係合する係合部材 9として雄雌のホック11′a,11′bを用いる点が前記第1の実施態様と異 なる構成であり、そのほかは前記実施態様と異なる構成、作用である。
【0031】 図6および図7に示すものは本考案の第3実施態様である。 前記第1実施態様では電話収納ポケット部1が透明な合成樹脂ビニールにより 形成されているが、この実施態様では伸縮布等の柔軟性を有する非透明材を形成 したことにより、電話収納ポケット部1内に収納する携帯電話機Kに着信があっ たことを携帯電話機Kから発生される着信音や振動により察知するほかは前記第 1、第2、第3実施態様と同様の構成、作用である。
【0032】 図8および図9に示すものは本考案の第4実施態様であり、この実施態様では 背板構成片3は被着片部6の左右何れかの側縁に連設され、該被着片部6は前記 背板構成片3の約2倍をなす寸法の横幅に形成されるとともに該被着片部6を幅 方向Yの略半分の個所において重合して折畳可能に設けてシートベルト2等の被 着体に被着片部6を捲回して取付けるようにした点が前記第1、第2、第3の各 実施態様とは異なるほかは前記各実施態様と同様の構成、作用である。
【0033】
【考案の効果】
以上のように本考案の請求項1は、柔軟性を有して縦長に形成され、シートベ ルト等の紐状をなす被着体に着脱可能に取付けられる背板構成片と、該背板構成 片の表面側に設けられ全部または一部が透明な合成樹脂ビニール材或いは柔軟性 を有する非透明材にて形成される電話収納ポケット部とから成るので、自動車の 走行中に携帯電話機に送信があったか否かを容易に察知することができ、また運 転席等に備付けられるシートベルト等の被着体に対して着脱操作が簡単且つ確実 に行え、自動車の走行を停止してから直ちに通話の用を足すことができ、また携 帯電話機等を携行するのに便利であり、さらには携帯電話機等を保管したり、保 護するのに適する。
【0034】 また本考案の請求項2は、前記背板構成片が表面側の左右の両側縁または左右 何れかの側縁に前記被着体に重合して捲回可能に設けた被着片部により被着体に 取付けられ、また請求項3は前記背板構成片は被着片部の左右何れかの側縁に連 設され、該被着片部は前記背板構成片の約2倍をなす横幅に形成されるとともに 幅方向の略半分の個所において重合して折畳可能に設けられ、さらに背板構成片 の左右の側縁の裏面側に1対の被着片部を重合して開閉可能に設けたので、被着 体に被着片部を簡単かつ確実に捲回して取付けることができる。
【0035】 また本考案の請求項5は、背板構成片は柔軟性を有する合成樹脂板、発泡ポリ ウレタン・フォーム、フェルト材、ボール紙等の何れかにより形成される芯材を 伸縮性を有する表装材にて被覆して形成されるので、収納ケースを被着体に取付 けた時に衝撃を緩和し、携帯電話機等を故障等から防止することができる。
【0036】 また本考案の請求項6は、被着片部は柔軟性を有する材料により形成されてい るので、シートベルト等の被着体に被着片部を捲回して電話収納ポケット部を取 付けるのに便利であり、違和感も生じない。
【0037】 また本考案の請求項7は、前記背板構成片および被着片部の周囲の開放縁には 縁布が縫着されているので、磨耗によるほつれや材料のカス等を発生するのを防 止し、保護する。
【0038】 また本考案の請求項8は、背板構成片と被着片部との対向面または1対の背板 構成片の対向面には雄雌の適宜係止手段が設けられているので、被着片部を被着 体に捲回して固定するのに便利であり、容易且つ確実に固定することができる。
【0039】 また本考案の請求項9は、電話収納ポケット部の開口の外側には背板構成片に 対して係脱可能に係止される係合部材が設けられているので、電話収納ポケット 部内に収容した携帯電話機等が不用意に外部に飛び出すことはなく、携帯電話機 等を確実に電話収納ポケット部内に収納することができる。
【0040】 また本考案の請求項10は、被着片部の閉鎖側の側縁は縁布内に差込まれて背 板構成片に内方に傾斜して縫着されるので、収納ケース自体が厚く嵩張ることな く薄くコンパクト化して製作することができる。
【0041】 また本考案の請求項11は、電話収納ポケット部の左右の側縁が縁布内に差し 込まれて背板構成片に縫着されるので、電話収納ポケット部の製作および組立が 簡単に行え、また縁部が磨耗によってほつれるのを縁布により防止することがで き、さらには電話収納ポケット部の背板構成片に対する取付け個所が外観的に外 部に露出するという不体裁を防止してスマートに携帯電話機の収納ケースを製作 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の携帯電話機等の収納ケースの第1実施
態様を示す斜視図である。
【図2】同じく背板構成片に対して左右1対の被着片部
を開いた状態を裏面側から見た斜視図である。
【図3】同じく携帯電話機等の収納ケースの使用状態を
示す斜視図である。
【図4】本考案の携帯電話機等の収納ケースの第2実施
態様を示す斜視図である。
【図5】同じく背板構成片に対して左右1対の被着片部
を開いた状態を裏面側から見た斜視図である。
【図6】同じく本考案の携帯電話機等の収納ケースの第
3実施態様を示す斜視図である。
【図7】同じく背板構成片に対して左右1対の被着片部
を開いた状態を裏面側から見た斜視図である。
【図8】同じく本考案の携帯電話機等の収納ケースの第
4実施態様を示す斜視図である。
【図9】同じく裏面側から見た斜視図である。
【図10】従来の電話収納ケースを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電話収納ポケット部 1a 開口 1c 側縁 2 シートベルト 3 背板構成片 4 芯材 5 表装材 6 被着片部 6a 側縁 8 縁布 9 係合部材 10 閉鎖片 11a 面ファスナー 11b 面ファスナー 12 係止手段 13a 面ファスナー 13b 面ファスナー K 携帯電話機

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルト等の紐状をなす被着体に着
    脱可能に取付けられ柔軟性を有して縦長に形成され、シ
    ートベルト等の紐状をなす被着体に着脱可能に取付けら
    れる背板構成片と、該背板構成片の表面側に設けられ全
    部または一部が透明な合成樹脂ビニール材或いは柔軟性
    を有する非透明材にて形成される電話収納ポケット部と
    から成る携帯電話機等の収納ケース。
  2. 【請求項2】 前記背板構成片は表面側の左右の両側縁
    または左右何れかの側縁に前記被着体に重合して捲回可
    能に設けた被着片部により被着体に取付けられることを
    特徴とする請求項1に記載の携帯電話機等の収納ケー
    ス。
  3. 【請求項3】 前記背板構成片は被着片部の左右何れか
    の側縁に連設され、該被着片部は前記背板構成片の約2
    倍をなす横幅に形成されるとともに幅方向の略半分の個
    所において重合して折畳可能に設けられることを特徴と
    した請求項1または請求項2の何れかに記載の携帯電話
    機等の収納ケース。
  4. 【請求項4】 前記背板構成片の左右の側縁の裏面側に
    1対の被着片部を重合して開閉可能に設けたことを特徴
    とする請求項1または請求項2の何れかに記載の携帯電
    話機等の収納ケース。
  5. 【請求項5】 前記背板構成片は柔軟性を有する合成樹
    脂板、発泡ポリウレタン・フォーム、フェルト材、ボー
    ル紙等の何れかにより形成される芯材を伸縮性を有する
    表装材にて被覆して形成されることを特徴とする請求項
    1、または請求項2、請求項3、請求項4の何れかに記
    載の携帯電話機等の収納ケース。
  6. 【請求項6】 前記被着片部は柔軟性を有する材料によ
    り形成されたことを特徴とする請求項1、または請求項
    2、請求項3、請求項4の何れかに記載の携帯電話機等
    の収納ケース。
  7. 【請求項7】 前記背板構成片および被着片部の周囲の
    開放縁には縁布が縫着されることを特徴とする請求項
    1、または請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
    請求項6の何れかに記載の携帯電話機等の収納ケース。
  8. 【請求項8】 前記背板構成片と被着片部との対向面ま
    たは1対の背板構成片の対向面には雄雌の適宜係止手段
    が設けられたことを特徴とする請求項1、または請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
    7の何れかに記載の携帯電話機等の収納ケース。
  9. 【請求項9】 前記電話収納ポケット部の開口の外側に
    は背板構成片に対して係脱可能に係止される係合部材が
    設けられることを特徴とする請求項1、または請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
    7、請求項8の何れかに記載の携帯電話機等の収納ケー
    ス。
  10. 【請求項10】 前記被着片部の閉鎖側の側縁は縁布内
    に差込まれて背板構成片に内方に傾斜して縫着されるこ
    とを特徴とする請求項1、または請求項2、請求項3、
    請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9の
    何れかに記載の携帯電話機等の収納ケース。
  11. 【請求項11】 前記電話収納ポケット部は左右の側縁
    が縁布内に差し込まれて背板構成片に縫着されることを
    特徴とした請求項1または請求項9の何れかに記載の携
    帯電話機等の収納ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3461787B2 (ja) 2000-05-22 2003-10-27 優美社産業株式会社 携帯電話着信報知機能付バッグ

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