JP4876113B2 - 簡易ネクタイ - Google Patents

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Description

本発明は、結び目と、前記結び目に連結され且つ襟下に巻回させるループ部とを有し、前記ループ部は係脱自在な連結部材を介して開閉自在となっている簡易ネクタイに関する。
ネクタイには、逆三角形の結び目の下方に帯状の大剣部と小剣部が垂れ下がる一般的な幅タイのほか、生地や結び方によって、リボンタイや礼服用のボウタイやアスコットタイ等様々な種類があるが、それぞれ結び目を美しく結び上げるのは困難であり装着に時間がかかる。特に、制服に付随しているネクタイでは、限られた時間に美しく結び上げなければならず毎日の装着作業が大変である。そこで、近年では、予め結び目のみが別途形成され、これに、襟下に巻回させるループ部が取り付けられた構成の簡易ネクタイが種々流通している。
特許第3863380号のものは、図7に示すように、リボン状の結び目(3)の中央から左右に延長させた共布部(33a)(33b)に平ゴムバンドを縫い付け、全体的にループ部(30)を構成したものである。ループ部(30)は、一方の共布部(33a)から延長し且つ長さ調節用の調節金具(34)が設けられている第1ループ(31)と、他方の共布部(33b)から延長する第2ループ(32)とからなり、これら第1、第2ループ(31)(32)は、相互に係脱自在な雄型(42)と雌型(41)とからなる連結部材(40)によって開放自在に連結されている(特許文献1参照)。
連結部材(40)は、ベルトや鞄の蓋やその他の連結部分に用いられる一般的な差込式のバックル等が採用可能である。雄型(42)には、図8に示すように、弾性的に揺動可能であり且つ雌型(41)内に差し込み可能な差込片(43)が設けられてあり、その先端には、係合突起(44)が突設されている。雌型(41)内には、係合突起(44)がワンウェイ係合する被係合部(45)が設けられていると共に、さらに、雌型(41)には、係合突起(44)の被係合部(45)への係合を解除する操作部(4)が内方へ揺動可能に設けられている。操作部(4)を内方へ揺動させると、操作部(4)の先端部に内方へ向って突設されている凸部(46)が係合突起(44)を押圧することにより、差込片(43)は、係合突起(44)の被係合部(45)への係合が解除される方向に弾性的に揺動され、雄型(42)の差込片(43)を雌型(41)から抜き取ることができる。
この従来例のものでは、第1ループ(31)の長さを調節金具(34)で調節し、ループ部(30)全体が襟下に沿うように巻回させると共に、雄型(42)の差込片(43)を雌型(41)内に差し込んで抜け止め状態に連結させれば、リボン状の結び目(3)を有する簡易ネクタイの装着が完了する。係合突起(44)の被係合部(45)へのワンウェイ係合は、操作部(4)を揺動操作しないかぎり維持されるから、ループ部(30)が不用意に開放して、ネクタイが外れることはない。
特許第3863380号公報 実開平1−164720号公報 特開2002−30507号公報
しかしながら、上記従来のものでは、操作部(4)を揺動操作しないかぎり、連結部材(40)を雌型(41)と雄型(42)に分離することができない構成となっているから、暴漢等に結び目(3)を掴まれて引っ張られたり、結び目(3)が不用意に引っ掛かったりした場合、首ごと引っ張られて危険である。このような危険を回避するために、連結部材として、面ファスナーやホック等の簡易留め具を採用したものがある(特許文献2及び3参照)。
面ファスナーの雄面と雌面は、面相互が離反する方向に引き剥がされれば両者の接合を解除することができるが、面に平行にスライドする方向に引っ張っても容易に外すことはできない。よって、面ファスナーでは、ループ部が引っ張られた場合に外れにくく、危険を即座に回避することは困難である。又、面ファスナーは長期の使用により汚れたり、接合度合いが弱くなったりする不都合がある。
又、鉤状のホックやスナップでは逆に外れやすく、ネクタイの装着中に軽く引っ張っただけで不用意に外れてしまうといった問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ループ部が不用意に開放することなく無理に強く引っ張られた場合にのみ即座に開放して危険を回避することができる連結部材をルー部に具備させた簡易ネクタイを提供することを課題とする。
本発明に係る簡易ネクタイは、
結び目と、前記結び目に連結され且つ襟下に巻回させるループ部とを有し、前記ループ部は係脱自在な連結部材を介して開閉自在となっている簡易ネクタイにおいて、
前記連結部材は、前記ループ部の開放端の一方に取り付けられ且つ係合突起を具備する雄型と、前記ループ部の開放端の他方に取り付けられ且つ前記係合突起が抜け止め状態に係合する被係合部を具備する雌型とからなり、
前記雄型には、表裏方向に弾性的に揺動可能な薄肉の差込片が片持ち状態に突設されていると共に、前記差込片の表面に前記係合突起が突設され、
前記雌型には、前記差込片が揺動可能に差し込まれる扁平な差込筒部が設けられると共に、前記差込筒部の表裏両構成面において前記雄型の差込片が差込筒部に差し込まれた状態にて前記差込片の係合突起の対応位置に前記被係合部がそれぞれ設けられ、
前記係合突起の前記被係合部への係合度合いは前記雄型と前記雌型が相互に離反する方向に強く引っ張られると強制解除可能に設定されるように、前記係合突起の断面形状は、略三角形状の頂角が面取りされた形状であり、
前記雌型に、前記係合突起と前記被係合部との係合を解除操作する操作部が設けられ、
前記操作部は、前記差込筒部の表裏両構成面において前記被係合部よりも基端部側のそれぞれに略コ字状の切欠部で囲まれて一体形成された一対の弾性押圧片により構成され、
前記弾性押圧片は、被係合部と対向する揺動端部が相互に近接する方向に揺動可能に形成され、一対の弾性押圧片が揺動されると一方の弾性押圧片により差込片が表面側から押圧される位置に設定されているものである。
上記構成によれば、連結部材の雄型と雌型を係脱させることによりループ部が開閉される。雄型の差込片は、係合突起が雌型の差込筒部の被係合部に位置するまで弾性的に揺動しながら差し込まれ、差込完了時点で弾性復帰して係合突起が被係合部にワンウェイ係合する。これにより、雄型の係合突起は雌型の被係合部に抜け止め状態で係合されるから、係合を解除させる意図なしで、雄型と雌型が離反方向に軽く引っ張られた程度では係合は解除されることはなく、両者は抜け止め状態に維持される。一方、前記係合突起の前記被係合部への係合度合いは、前記雄型と前記雌型が相互に離反する方向に強く引っ張られると強制解除可能に設定されているので、ネクタイの装着中に結び目が無理やり引っ張られるなどループ部に対して前記雄型と前記雌型が相互に離反される方向の強い力が加えられた場合には、雄型と雌型の係合状態が強制解除され、ループ部が開放される。
また、被係合部は、差込筒部の表裏両構成面のそれぞれに設けられているから、差込片は表裏のどちら向きでも差込筒部に差し込んで差込片の表面に設けられている係合突起を被係合部に係合させることができる。
また、被係合部は差込筒部の構成面に直接設けられているから、被係合部が差込筒部内に別途設けられているものに比べて連結部材全体の厚みを薄くすることができる。
前記係合突起の断面形状は、略三角形状の頂角が面取りされた形状であることが望ましい。
これによれば、雌型に対して雄型を強く引っ張って、係合突起の面取り部分が被係合部に対接した時点で係合突起の被係合部への係合が解除されて差込片が差込筒部から引き抜かれる。従って、雄型と雌型の係合状態が強制解除され、ループ部が開放される。
また、断面略三角形状の頂角を面取りするだけで係合突起に面取り部が形成されるから、被係合部に対して強制解除可能な係合突起の製作が容易となる。
前記雌型に、前記係合突起と前記被係合部との係合を解除操作する操作部が設けられていることが望ましい。
これによれば、ネクタイを意図的に外したい場合は、操作部を操作することにより係合突起の被係合部への係合状態を簡単に解除することができる。従って、係合突起と被係合部との係合は、強制解除させなくても操作部を操作すれば容易に解除することができるから、強制解除の反復によって係合突起が被係合部に擦れて磨り減る不都合を防止することができる。よって、係合突起の消耗度合いが緩和され、長期の使用が可能となる。
前記操作部は、前記差込筒部の表裏両構成面において前記被係合部よりも基端部側のそれぞれに略コ字状の切欠部で囲まれて形成された一対の弾性押圧片により構成され、
前記弾性押圧片は、被係合部と対向する揺動端部が相互に近接する方向に揺動可能に形成され、一対の弾性押圧片が揺動されると一方の弾性押圧片により差込片が表面側から押圧される位置に設定されていることが望ましい。
これによれば、一対の弾性押圧片を差込筒部の外側から押圧すると、差込片は、表面側に位置する弾性押圧片で押されて、内方へ弾性的に揺動される。これにより、係合突起の被係合部への係合が解除され、差込片を差込筒部から引き抜くことができる。従って、連結部材の雄型と雌型の係合解除を容易に行うことができる。
さらに、差込筒部の構成面を略コ字状に切り欠くことにより係合突起の被係合部への係合を解除する操作部としての弾性押圧片を容易に形成することができるので、操作部付きの雌型の製作が容易となる。
また、前記差込片は、扁平な幅広の薄肉片部と、薄肉片部の裏面両端に一体的に設ける一対の支持片とを備えているので、一対の支持片によって、薄肉片部の強度が確保され、薄肉片部が不用意に撓むことを防止している。
以上のように、本発明に係る簡易ネクタイによれば、連結部材の雄型の係合突起と雌型の被係合部とは、抜け止め状態に係合可能であるから、通常の使用時に不用意に係合が外れることはない。よって、ループ部が不用意に開放してネクタイがずれたり落下したりすることはない。一方、係合突起の被係合部への係合度合いは強く引っ張ることにより強制解除可能であるから、結び目が無理やり引っ張られたり、引っ掛かったりした場合などに、ループ部を即座に開放することができるから、危険を確実に回避することができる。
また、雄型に設けた差込片を雌型に設けた差込筒部に差し込む際に、差込片の向きを考慮する必要がないから、雄型と雌型の連結が容易である。
さらに、被係合部は差込筒部の構成面に直接設けられているから、被係合部が差込筒部内に別途設けられているものに比べて連結部材全体の厚みを薄くすることができる。従って、ループ部を襟下に入れたときに、連結部材が襟下で膨らんで目立つ不都合を解消することができ、ファッション性に優れた簡易ネクタイを提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1には、実施の形態の簡易ネクタイにおいてループ部(30)を開放した状態を示し、この簡易ネクタイは、結び目(3)としては従来例と同様にリボンを採用している。
ループ部(30)は、結び目(3)の中央から左右に延長されている共布部(33a)(33b)にそれぞれ縫い付けられている平ゴムバンドからなる第1ループ(31)と第2ループ(32)とを有する。第1ループ(31)には、長さを調節するための調節金具(34)が具備されている。第1、第2ループ(31)(32)の端部には、連結部材を構成する雌型(1)と、雄型(2)がそれぞれ取り付けられている。
まず、雄型(2)について説明する。
雄型(2)は、第2ループ(32)が挿通する扁平環状体(20)から差込片(21)が突設する構成となっている。
差込片(21)は、扁平な幅広の薄肉片部(22)と、図2及び図3に示すように、薄肉片部(22)の裏面両端側に位置する一対の支持片(23)(23)とからなり、薄肉片部(22)は、支持片(23)(23)の上端に架設されるように一体的に設けられている。一対の支持片(23)(23)によって、薄肉片部(22)の強度が確保され、薄肉片部(22)が不用意に撓むことを防止している。
薄肉片部(22)は、先端に向って一層薄肉となる断面形状に形成されていると共に、薄肉片部(22)の基端部側には、図1及び図2に示すように、扁平孔部(24)が形成されてある。又、薄肉片部(22)の先端部域は、支持片(23)(23)によって支持されていない。これにより、薄肉片部(22)は、僅かながら上下に揺動可能となっている。そして、薄肉片部(22)の前記先端側の表面の中央部には、係合突起(25)が突設されている。
係合突起(25)は、図2に示すように、差込片(21)の先端部に向って降下する傾斜面を有する断面略直角三角形であって、差込片(21)の基端部側の頂角が面取りされて、面取り部(26)を有する形状に形成されている。この面取り部(26)に続く略垂直面が、後述する雌型(1)の被係合部(15)に係合する係合面(27)となる。
次に、雌型(1)について説明する。
雌型(1)は、第1ループ(31)が挿通する扁平環状体(10)に、差込片(21)が抜け止め状態に差し込まれる扁平な矩形口部(12)を有する差込筒部(11)とから構成されている。
差込筒部(11)の表裏両構成面には、図1に示すように、コ字状切欠部(13)が扁平環状体(10)側に向って開放するように形成されてあり、コ字状切欠部(13)の内側に弾性押圧片(14)が、外側にコ字状の矩形枠部(16)が、それぞれ形成される。弾性押圧片(14)(14)は、図2に示すように、揺動端(14a)に向って表面側が厚肉に形成されてあり、揺動端(14a)は矩形枠部(16)よりも外方へ僅かながら突出する態様となっている。これにより、弾性押圧片(14)(14)を内側へ押圧する操作性が向上する。又、弾性押圧片(14)(14)の基端部には、凹溝(17)(17)が形成されて薄肉に設定されてある。これにより、弾性押圧片(14)(14)の内側への揺動が円滑となる。
矩形口部(12)の上下幅は、支持片(23)の高さに略一致させてあり、差込片(21)を矩形口部(12)から差込筒部(11)内に差し込むにつれて、係合突起(25)が矩形口部(12)の開放端縁によって押され、差込片(21)は、薄肉片部(22)を内方へ弾性変形させながら差し込まれていく。係合突起(25)は、コ字状の矩形枠部(16)のうち、矩形口部(12)に続く前枠(16a)を通過すると、図4に示すように、コ字状切欠部(13)内へ弾性復帰状態で嵌まり込む。この状態にて、係合突起(25)の係合面(27)が、前枠(16a)の後側端縁に係合する。すなわち、前枠(16a)の後側端縁が、被係合部(15)として機能することとなり、差込片(21)は、差込筒部(11)に抜け止め状態に保持される。
このように、実施の形態のものでは、ループ部(30)を、第1ループ(31)と第2ループ(32)に分離した状態にて、第1ループ(31)及び第2ループ(32)をそれぞれ襟下へ通し、襟下の所定位置で、雄型(2)の差込片(21)を雌型(1)の差込筒部(11)に差し込めば、両者は抜け止め状態に連結される。これで、ネクタイの装着が完了する。
そして、ネクタイを外したいときには、図5に示すように、差込筒部(11)の表裏両構成面に形成されている一対の弾性押圧片(14)(14)を内方へ押し込んで、矩形枠部(16)(16)よりも外方に突出している揺動端(14a)(14a)が相互に近接する方向へ揺動させる。係合突起(25)の表面は、一方の弾性押圧片(14)の内面に略接触状態に位置していることから、一方の弾性押圧片(14)の前記揺動に伴って、係合突起(25)が揺動端(14a)で押され、差込片(21)が内側に揺動する。これにより、係合突起(25)の係合面(27)における前枠(16a)の被係合部(15)への係合状態が解除されるから、この状態のまま、雌型(1)と雄型(2)を相互に離反する方向に引っ張ると、雌型(1)と雄型(2)の係合が解除され、ループ部(30)を開放させて、ネクタイを取り外すことができる。すなわち、弾性押圧片(14)が雌型(1)と雄型(2)の係合を解除する操作部として機能することとなる。
雌型(1)と雄型(2)の係合は、雌型(1)の被係合部(15)に、雄型(2)の係合突起(25)の係合面(27)が確実に係合していることから、軽く引っ張られた程度では外れない。よって、ネクタイの装着中に雌型(1)と雄型(2)の係合が不用意に外れる不都合はない。
一方、係合突起(25)の係合面(27)には、面取り部(26)が連設されていることから、面取り部(26)が形成されていないものと比べると、被係合部(15)に係合する係合面(27)の面積は少ない。よって、雌型(1)又は雄型(2)が、相互に離反する方向に強く無理に引っ張られた場合には、図6に示すように、被係合部(15)に対する係合面(27)の係合が面取り部(26)側へずれて、被係合部(15)には面取り部(26)が対接する。面取り部(26)は傾斜面であることから、被係合部(15)に係合することはなく、薄肉片部(22)を解除方向へ揺動させながら、差込片(21)は差込筒部(11)から強制的に脱出させられる。
このように、雌型(1)と雄型(2)が普段の動作にはない強い力で離反方向に引っ張られた場合には、被係合部(15)への係合突起(25)の係合は、弾性押圧片(14)を操作しなくても、強制解除することができるようにしたから、不用意に結び目(3)をつかまれて引っ張られたり、結び目(3)がドアや機械等に引っ掛かったりした場合に、雌型(1)と雄型(2)との係合が強制解除されて、ループ部(30)を開放させてネクタイを首から外すことができる。よって、首が不用意に引っ張られる危険を確実に回避することができる。
被係合部(15)及び弾性押圧片(14)は、差込筒部(11)の表裏両構成面の両方に形成される構成としたから、差込片(21)は表裏を考慮することなく、差込筒部(11)内に差し込んで抜け止め状態に係合させることができる。従って、雌型(1)、雄型(2)をループ部(30)に取り付ける際、雌型(1)、雄型(2)の表裏を考慮しなくてよいので、ループ部(30)への雌型(1)、雄型(2)の取付を簡易に行うことができる。
又、被係合部(15)及び弾性押圧片(14)は、差込筒部(11)の表裏両構成面に直接形成されているから、従来のような雌型(41)内に被係合部(45)を形成したものに比べて、差込筒部(11)を全体に薄型に構成することができる。すなわち、連結部材全体の厚みも薄くなるから、連結部材が襟下でかさばる不都合もなく、ファッション性も向上する。
尚、上記実施の形態では、結び目(3)の形状はリボン状としたが、他の形状でも良い。
実施の形態の簡易ネクタイを示す平面図である。 実施の形態の簡易ネクタイで採用した連結部材の雄型と雌型を分離させた状態を示す断面図である。 実施の形態の簡易ネクタイで採用した連結部材の雄型の正面図である。 実施の形態の簡易ネクタイで採用した連結部材の雄型と雌型を連結させた状態を示す断面図である。 実施の形態の簡易ネクタイで採用した連結部材の雄型が雌型から脱出させる様子を示す断面図である。 実施の形態の簡易ネクタイで採用した連結部材の雄型と雌型の連結を強制解除させる様子を示す断面図である。 従来の簡易ネクタイの平面図である。 従来の簡易ネクタイで採用した連結部材の雄型と雌型を連結させた状態を示す断面図である。
符号の説明
(1)・・・雌型
(2)・・・雄型
(3)・・・結び目
(11)・・・差込筒部
(14)・・・弾性押圧片(操作部)
(15)・・・被係合部
(21)・・・差込片
(25)・・・係合突起
(26)・・・面取り部
(27)・・・係合面
(30)・・・ループ部
(T)・・・簡易ネクタイ

Claims (2)

  1. 結び目と、前記結び目に連結され且つ襟下に巻回させるループ部とを有し、前記ループ部は係脱自在な連結部材を介して開閉自在となっている簡易ネクタイにおいて、
    前記連結部材は、前記ループ部の開放端の一方に取り付けられ且つ係合突起を具備する雄型と、前記ループ部の開放端の他方に取り付けられ且つ前記係合突起が抜け止め状態に係合する被係合部を具備する雌型とからなり、
    前記雄型には、表裏方向に弾性的に揺動可能な薄肉の差込片が片持ち状態に突設されていると共に、前記差込片の表面に前記係合突起が突設され、
    前記雌型には、前記差込片が揺動可能に差し込まれる扁平な差込筒部が設けられると共に、前記差込筒部の表裏両構成面において前記雄型の差込片が差込筒部に差し込まれた状態にて前記差込片の係合突起の対応位置に前記被係合部がそれぞれ設けられ、
    前記係合突起の前記被係合部への係合度合いは前記雄型と前記雌型が相互に離反する方向に強く引っ張られると強制解除可能に設定されるように、前記係合突起の断面形状は、略三角形状の頂角が面取りされた形状であり、
    前記雌型に、前記係合突起と前記被係合部との係合を解除操作する操作部が設けられ、
    前記操作部は、前記差込筒部の表裏両構成面において前記被係合部よりも基端部側のそれぞれに略コ字状の切欠部で囲まれて一体形成された一対の弾性押圧片により構成され、
    前記弾性押圧片は、被係合部と対向する揺動端部が相互に近接する方向に揺動可能に形成され、一対の弾性押圧片が揺動されると一方の弾性押圧片により差込片が表面側から押圧される位置に設定されている簡易ネクタイ。
  2. 請求項1に記載の簡易ネクタイにおいて、
    前記差込片は、扁平な幅広の薄肉片部と、薄肉片部の裏面両端に一体的に設ける一対の支持片とを備えている簡易ネクタイ。
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